2012/04/30

2012年 J2 第11節 熊本戦



【大分 0 - 0 熊本】


2012年、今年こそは勝利したいバトルオブ九州の熊本戦。京都戦からの中二日でホームに帰って激しい戦いとなりました。いやぁー厳しい試合でした。両チームの気合、サポーターの雰囲気、スカパー観戦でも伝わってくるピリピリしたナイスゲームでした。球際激しかった。


スタメンには変更あり。小手川に代わって木島が遂に初先発。運動量が必要とされる3トップの一角で疲労を考慮してか、それとも最近ちょっとボールロストが目立ち始めた小手川より木島の方がボールが収まりそうで選ばれたか。





西がベンチ入りして久々の復帰。熊本戦に間に合う巡り合わせ。前線の駒が揃い始めて、スタメン競争激化で良いことです。4戦勝ち無しと、しばらく勝ちきれてない熊本はキックオフから球際激しくボールを奪おうとプレッシャーをかけてくる。3-4-3同士のぶつかり合い。高さでは分があるものの、バトルオブ九州は負けられないプライドの戦い。奪って奪われての白熱した展開。前半は熊本の方が優位に試合を進めていました。


後半に入っても結局点は入りませんでしたけど、西も出場したし、村井も復帰。連戦の中で主力をやりくりできそうなので乗り越えて欲しい。結果引き分けで、またも熊本相手に勝利できなかったけれども、良い試合だった。引き分けなのに見ていて面白い試合だったと思います。久々に1万人を超えたスタジアムで勝てなかったのは悔しいけれども。熊本サポーターさんも沢山のご来場ありがとうございました。熊本城をかぶってた人、お疲れ様です。


今日は調子の上がらない熊本相手だし、栃木戦以来の良い形を作り続けることができるのではないか?と期待していたのですが、期待ほどは攻めの形が作れていなかった。熊本との球際の攻防が激しく、高松も森島も木島もボールをじっくり収められなかった。それでも今まではセットプレーからゴールを奪えてたけど、今日は熊本の南が貫禄のセービング連発。引き分けは打倒な結果かと思う。勝ちたかったけど。熊本が鬼気迫るものがあった。


さて、気分を変えて京都戦試合後の動画です。連戦なので追いつきませんでした。時間差アップ。




京都水族館に行きました・・・・とか。

















金閣寺とか。





西京極とか。








えっと・・・以上です。きつい連戦だけど頑張ってもらいたい。


2012/04/28

2012年 J2 第10節 京都戦



【京都 1- 2 大分】


節目の第10節、3位京都と6位トリニータの戦い。アウェイでどんな試合になるのか、GW連戦の初戦に行って来ました西京極に。平日に開催って今年のJ2はやっぱり厳しい。この日のために早め早めにお仕事を片付け、計画的な休日としてアピールを続け、有無を言わさず新幹線に乗り込みました。


京都は観光資源が豊富ですけど、さすがに毎年行ってると新鮮さに欠けます。しかし、3月に京都水族館がオープンしたとあって、フグを飼うほどの水族好きとしては行かざるを得ない。試合前に京都水族館に行って来ました。癒されました・・・。


そして西京極。あっちこっち座ったことがあるので、今回は思い切って贅沢にもメインスタンド指定席に陣取ってみました。西京極駅から降りたらすぐに公園なんですが、ぐるっとスタジアムを回らなければならないのがしんどかった。バックスタンド裏側にもメインスタンド裏側にも屋台村的なものがあるのですが、今日は平日開催とあって出店少なめでした。スタメンは前節と同じメンバー。為田がボランチ。前線の3人は流動的。





一方の京都は連敗を避けるためにも、今季無敗を誇るホーム西京極で勝ちにこだわって先発メンバーを変更。今までスーパーサブとして使い続けた原一樹を先発に。出場すれば必ず点を取るFWを前半から使うという、大木監督の策略は前半勝負だったのではないか。これまで後半勝負のトリニータに対して、前半に得点を決めて試合を楽に進める意図があったのでは?とにかく、このスタメン変更を知って前半をなんとか凌げればとドキドキしながら試合開始を待ちました。


予想外にもキックオフから10分で先制したのはトリニータでした。10分、セットプレーからのボールが良いポジショニングをしていた高松の足元に。あまり角度がなかったけれども、気持ち良すぎるほどきっちりとゴールを決める。ちょうどメインスタンドから見ていてキーパーの腕をすり抜けてサイドネットに突き刺さるボールがくっきりと見えて、メインスタンドに座って正解だったなと思わせてくれる見事なゴールでした。


足元の技術に定評のある京都、天皇杯の決勝にまで到達したレベルのチームなわけで、ボールはポゼッションされると予想は出来ていた。しかし京都が目を覚まさないうちにファーストチャンスをきっちりと決めて優位に。しかも2分後、またもセットプレーからこぼれ球を三平が押し込んで追加点。あっという間に0-2となる。予想外!前半のうちに2点リード。大木監督はやりきれなかったろう。


この後、試合はほとんど同じパターンの繰り返し。京都がボールを保持し細かいパスでバイタルエリアに侵入しようとする。しかしトリニータがブロックを築いて弾き返す。トリニータがボールを持って前を向くとすぐに京都に奪い返される。また跳ね返す。京都は縦のパスが難しい場合はサイドからクロスを上げる。それは鳥人阪田が羽ばたいて跳ね返す。ずーっと繰り返し。攻めが形作れないけど、守れてる状況が続く。


後半19分の失点シーンだけは別。ワイドな展開から崩されて失点。完全にやられた。この失点から急激に京都の攻めのペースが上がる。防戦一方になるトリニータ。しかし清水と阪田を中心になんとか跳ね返し続けてタイムアップ。3位京都をアウェイで沈める大きな1勝。勝ち点3で引きずり下ろすことに成功しました。


臨時株主総会後の試合で、これだけ意欲的に勝負してくれた現場に応えなければならんと思った。大切な試合だったと思ってた。Jリーグへの3億円の返済の目処はなく、フロントも挑戦中。シーズン開始前から分かっていたことだけれども、ニュースで取り沙汰されて、少なからず影響はあったはず。しかし3位で、ホームで負けてない京都相手にですよ?きっちり勝ったんです。内容は難しかったのに今年は勝負強く、辛抱強く上位に踏みとどまって10節を終えられました。前半戦、十分な出来でしょう?


今年は違う、そう思わせてくれるチームがこれから連戦でバトルオブ九州。観に行くしかないでしょう?連戦ですからこっちは京都のホテルでブログ更新ですよ?写真も動画も帰ってから頑張りますから、地元の皆さん大銀ドームは頼みました・・・・。


2012/04/26

今月のWinning Goal





今月のWinning Goalにハカイダーさんの駄文が掲載されてるそうです。そうなのです。寄稿させて頂きました。自分では購読してないので、まだ確認できてません。ですが、ちょこちょこと反響を頂き、どうやら本当に掲載されている模様です。


「酉ブロ出張所」という、ブロガーが雑誌に掲載されてウホウホするだけの良い企画。鳥脳さん、miyashuさんに続き、なんとか締め切りを守ってハカイダーさんも掲載されております。たぶん。ハカイダーさんの作品が読めるのはWinning Goalだけ!大分県内の書店コンビニで買って下さい。というか、このブログを読んでるような人は定期購読してるんでしょうね。マニア向けですから、このブログ。私、恥ずかしながらこの雑誌、触れたことも、目にしたことすら無く、どんな雑誌なのか全く知らないままに寄稿してしまいました。だって都民だもの。これをきっかけに読んでみたいと思います。しかし、こうやって発行部数が少しずつ増えていく・・・・・良い企画だ。


数多あるトリニータのブログの中からなぜ選ばれたのかはよく分かりません。鳥脳さんのブログは昔から面白くて、実は鳥脳さんのブログに憧れて自分もブログを書き始めたくらい影響を受けてます。文句なく一番面白いですよね。最近同じサービス内にブログを引っ越してこられてますが、徐々にFC東京寄りになってるのでこのまま微妙な距離を保ったまま静観しておこうと思います。


miyashuさんのブログは自分が行くことができない大銀ドームのレポートが充実していて、こちらも昔から読ませて頂いているブログ。大銀ドームの景色は行き慣れてる人には当たり前になっていると思うのだけれども、毎回ちょっとずつ雰囲気も動員もイベントも違う訳で。そういうことがデータとして残るっていうことはとっても意味があると思う。特にホームに行けないアウェイ民にとっては貴重な、写真の多いブログなのです。写真撮って載せる苦労はやってる人なら分かる。ありがたいブログです。


王道系のブログからちょっと変化球を混ぜたかったのでしょうよ。老舗ブロガーさんに申し訳ないなと思いつつウホウホしております。ブロガーのモチベーションも上がるし、良い企画ですね。続けて欲しいです。


個人的な意見で恐縮ですが、ブログの内容は何でも良いと思っています。トリニータ以外のことを書いても良いし、1行だけで更新したって構わないと。存在することと続けることが大事です。どんなに内容が濃くても、身を削るような想いでブログを書いても、続かなければ意味が無いと思っています。ブログの数はクラブにとっての愛され指数です。マーケティング的に影響力を持つ1つのデータ。スポンサーに営業をかけるときに、ブログが30しかないクラブと、1000あるクラブとでは情報発信の波及効果が違うではないですか。情報発信を行うアクティブユーザーが多いクラブに広告出した方が良いってことですよ。少ない費用で高い広告効果が期待できる。まさに低燃費。週末はダイハツ九州のお店へ。・・・・そういうことで長く続けられている人が一番凄いと思う。そんな老舗ブロガーさんたちを見習いながら、今後も適当に誤字脱字を含みながらマイペースで書き続けたいと思います。


さて、次は誰でしょうか。あなたのブログにも突然編集長からのコメントが入るかも!たじろがず、ウホウホすべし!

2012/04/25

今週のサカダイ




直前のブログ、誤字脱字が酷くてごめんなさい。ちゃんと書きなおしてます。反省しつつ、今週のサッカーダイジェスト。マガジンはチラ見程度。2012年版のお金の話。Jリーグのマーケティングのお話です。ビジネスとしてJリーグがどうなのか、というサラリーマン的には面白い話満載。選手の推定年俸ランク、監督の推定年俸ランクなど「へー、あの選手がこんなに」「あの監督、この費用で雇えるの?」っていう話が満載。お金の話は下世話ですけど興味ありますからね。J1の市場規模がフランスの2部リーグと同じ規模だとか、まったく夢のない話だらけ。一体誰がこれからプロサッカー選手を目指すんだろうって思えるレベル。ほとんどJ1のお話ばかりでしたけど、J2のデータも。特に大分はJ2では「入場料依存型クラブ」の筆頭。収入の35%がチケット代ってこと。親会社を持たない地方クラブの生命線はやはり入場料。トリニータを弱いから観ないっていう人に、観ないから弱いんだっていうことを理解させるには十分なデータ。


ここまでJ2は9節終えて、各スタジアムの動員が芳しくないのを肌で感じているのだが、日曜日集中開催という選択が裏目に出てるのではないか?震災の影響を受けて、昨年度からの観客動員の伸び悩み対策として手を打ってみたが全然効果なかった様子。少なくとも9節までは。今年は観客動員絶好調だぜ!ってクラブはありますかね?プレーオフ、シーズン終盤に向けてJ2が混戦のまま盛り上がってくれればいいのだけれども。40クラブまで増やした結果、クラブが増えれば一方で1クラブあたりの分配金は減るのが当たり前で、Jリーグ自体の収入が停滞している中でクラブライセンス制度の導入を行い、J2の中位から下位にかけては存続が危うくなることが目に見えている。クラブの不健全な経営を是正する要因を作ってしまった当事者のクラブを応援しているわけで、日々何かできることはないかなと思ってはいるけれども、Jリーグ全体が盛り上がれる特効薬なんか無い気がする。なでしこブームのように、ロンドンで金メダルなんてことになればJリーグに還元される・・・・くらい?清武、東、色々頼んだ。東南アジアでJリーグ大人気になったりしないだろうか。インドネシア人選手雇ったりどうだろう?ペルージャ時代の中田的な。


武田修宏、本田泰人、三浦淳宏、玉乃淳の対談では武田へのツッコミを口にしながら読まざるを得ない。元Jリーガーはちょっと金銭感覚ズレてるかも。ただ協会やJリーグに対するもどかしさは理解できた。


そんなサッカーダイジェストを読んで絶望感でお腹いっぱい。借金返せるのか、存続できるのか、昇格できるのか、降格せずにいられるだろうか。ネガティブダイジェスト。


2012/04/22

2012年 J2 第9節 富山戦


【富山 2 - 3 大分】


カターレ富山と雨と風と劣悪なピッチとイエローカード出したがる主審との困難な戦い。アウェイ感満載の富山にはお仕事で疲れて行けずスカパー観戦でした。スタメンには大きな動きが。GWの連戦なども見据えた上でのマネジメントなのか、怪我から復帰の森島スタメンを筆頭にボランチに為田という選択。村井に何かあったかもしれんけど、連戦が始まるから無理はさせない、と予測。スカパーでは3-5-2のツインタワーツートップでしたけど、実際は流動的なワントップツーシャドーかと。自由に動いてるっぽいのでどっちも大して変わらんけど。



昨年、ファウルをとってもらえない前俊が堪りかねて顔をムギュっとしたアウェイ富山戦の事件。あの日高主審がまたもやアウェイ富山戦に降臨。今シーズンの開幕戦で出会ったばかりで、もう今シーズンはしばらく会わないだろうと思いきや、「またお前か」そう思ったサポーターは多かったんじゃないでしょうか。


前半はトリニータが風下。コイントスで富山が風上のピッチを選択したものの、両チームの選手共に雨で濡れたピッチに踏ん張りがきかず、サッカーが形にならない。これは前半凌いで後半勝負に持ち込みたいなと、そう考えていた矢先コーナーキックの跳ね返りが高く上に上がったボールをJ2屈指のごっついDF福田にバックヘッドで押し込まれる。清水が飛んで手を伸ばすより先に頭に当てられるっていうのは凄い。高かったし強かった。


凌ぐはずが、早い時間にリードを奪われてさらに難しい試合になったこの試合、それでも今年は違う。違うのですよ。42分に右サイドから三平が上げたクロスを富山キャプテン8番大西がナイスヘッドと言わざるを得ないレベルのオウンゴール。何があったのか一瞬間が空いたけれども、入れば1点。前半のうちに相手のミスではあるけど追いつけたのは幸運。運も味方につけなきゃJ1に行くには。


これで風上にピッチを替えて逆転する予定だった後半開始早々、右サイドでファウルを奪われてFKからゴニョゴニョとクロスを上げられ、中で待っていた富山DF福田にまたもやヘディングでゴールを決められる。強い、高い。このDF、髪型とか髭とかその風貌、うちに欲しい。


折角風上になったのに出鼻をくじかれた形となったトリニータ。だがまだ時間はたっぷりある。高松も森島も前線にいる。ピッチはグズグズだし何が起こるかは分からない。60分、諦めない心が実を結ぶ。右サイドスローインからのボールを森島がクロス、中央で高松がどんぴしゃダイビングヘッドで同点に追いつく。今度は味方が決めました。


この時間帯から富山は簡単にボールを蹴って前線にロングボールを入れてばかりに。富山は安間監督が折角良いチームを作っても、このピッチじゃ安定した力を発揮できない残念なチームだと思う。観客も雨と風の影響もあってか2003人。ピッチを何とかしてあげろよ富山県。


富山の単純な攻めを跳ね返し続け、セカンドボール拾って攻め続けるトリニータは高松に代えてジョーカー木島を投入すると、またも右サイドのスローインからチャンスメイク。76分三平、木島と粘って最後はドンミョン(たぶん)のクロス。これを森島がダイレクトボレーで上手に沈めて遂に逆転。逆転ですよ!!色々なものに負けずに!!


長いロスタイムも乗り切って、アウェイ富山で勝ち点3を得ることに成功。昨年悔しい思いをした前俊に伝えてあげたい。トリニータは成長し、日高主審も若干成長しました。4枚もカード出したけど。この主審はカード出さずに試合を行うっていう発想がそもそもないと思う。サッカーは反則があって当たり前、それを裁くのが主審という根本思想なんだろうと思う。もう今シーズンは当たりたくないというのが正直なところ。でも今日はそんなに悪くはなかった。


この日の収穫は実は為田なんじゃないのかと。前線にも顔を出すし、キャプテン宮沢の配慮もあって攻撃的に自由にやれてたんじゃないのか。ボランチとしてもやれるって、凄いなおい。ボールの扱いが上手いし、走れるし、縦パスも入れられるし面白い試みだった。若手が良いです。GWは若手を観に行きましょう。


交通の便も乱れがあって、サポーターの移動も大変だったろうけど、向かい風だらけの試合をモノにできて本当にこの勝利は大きかったと思う。だって6位だもの。6位ですよ、6位。俺ぐらいしか予想してないんじゃないか。プレーオフ圏内。次節は上位の京都と直接対決。3位と6位の対決です。


注目はジョーカー対決。原一樹vs木島悠。原は出場時間短いのに恐ろしいほど点取ってる。これに勝てれば一気に上位進出のチャンス。勝ち点1でも上出来の試合だが、ぜひとも打ち負かしてアピールして欲しい。節目の10節。注目。行くぞ京都。待ってろ古都。

2012/04/15

2012年 J2 第8節 徳島戦

【大分 0 - 0 徳島】


前節甲府に敗れた大分と、東京Vに敗れた徳島。連敗を避けたい両者の戦いはトリニータにとって今シーズン初めての引き分けで、スコアレスドローとなりました。書き出しはスポーツニュースのような文章を意識してみました。スカパー観戦していた軽い影響です。はい、スタメンです。





そろそろ何か変えるかとなと思っていたら、土岐田が怪我していたという話。スタメンの変更はそっちの影響が大きかったかも。まだ本調子ではない高松をワントップにスクランブル先発。為田をシャドーで、ドンミョンを左に使って石神を3バックの左に下げる。ユース育ちの2シャドー。


対する徳島は今年から小林伸二監督を迎え津田、ジオゴのフィジカル強めの2トップにFC東京から移籍したキャプテンを務める鈴木など、タレントは揃ってる印象。柿谷はいなくなったけれども十分な攻撃力を誇るメンバーを揃えている。昨年惜しいところで昇格を逃し、今年にかける意気込みはあったのだろうけれども序盤戦上手くいってない模様。


前半、チャンスが多かったのはトリニータ。ワントップ高松がボールを収められるのでシャドーの二人も前で絡めるし、全体的に押し上げられるし、そうなるとそこからサイドを替えたりしてチャンスが作れていました。特に今シーズン初先発となった左サイドのイドンミョンが人が変わったように躍動。クロスの精度も上がったし、石神を下げてまで使ってみたくなる理由が明白だった。今シーズンは選手間の競争もあって良いですね。実に良いです。怪我人が絶えないのが気になりますが。


しかし、イドンミョン。個人的には「なぜそこでそのプレーを選択するんだ?」っていうのが多すぎてサッカー観が合わない選手なのだけれども、成長していた。こういうのも面白いんですよね、同じチームをずーっと見続けるって。


チャンスはあったものの、ポストに阻まれるなど決め切れないまま0-0で迎えた後半。徳島が攻勢に出る。ピッチを広く使え、サポートを徹底しろという小林伸二監督指示のもと、後半は徳島がチャンス多めだった。だがGK清水が今節もよく守ったし、阪田も素晴らしかった。木島を投入してもチャンスが増えないまま、タイムアップ。だが選手たちはよく走った良いゲームだったと思う。こういうゲームを続けられれば上位に留まることは出来ると思う。しぶとく生き延びたい。


8試合を終えて現在8位。無敗のまま首位をひた走る湘南以下、京都、東京V、甲府、山形、千葉、栃木に続く。湘南以外は予想できたけれども、この下に大分がくるって予想していた専門家もいなかったからね。シーズンの約20%を消化して6位以内は完全射程圏内。このままの調子で折り返したい。観客も増やしたい。頑張り続けるしか無い。

2012/04/12

今週のサカマガ

今週のサカマガ。
表紙は静岡ダービー。多摩川クラシコとか、ダービー好きだよなぁサカマガは。トリニータ関連で一つだけ記事が。ジミー・キャロルさん?だったかな?のコラムでトリニータのことが出てました。9歳の子供がチューハイを飲む話です。(嘘です)


ジョンハンの怪我が重傷らしく、数カ月の離脱になる模様。なるほど、それでルーキー後藤がフル出場で経験を積んだのかと。しかし、これだけ前線の選手が不足するのであれば、切り札の先発も考えなきゃならんのでは?先行逃げ切りではないけど、後ろが我慢できる子たちなので木島を最初から、なんてのも見てみたいなぁ。徳島戦、どうなりましょうや。連敗だけは阻止したい。

2012/04/09

2012年 J2 第7節 甲府戦

【甲府 1 - 0 大分】

こっちから喧嘩を売った相手に負けるという屈辱を味わって帰宅しました。大友宗麟討ち死にです。しかし甲府のツートップは強力でした。しっかり痩せてたダビィ大嫌い!戦国時代にブラジル人助っ人はいないんだよ!ずるい!



朝10時に家を出て新宿で同郷出身の友達と合流して一路甲府を目指し乗車した特急あずさ。友達は今季ようやく初参戦。お仕事ご苦労様です。新宿駅のホームで青野社長・・・・じゃない、大友宗麟とすれ違ったりしつつ電車に揺られること90分で甲府に到着。まずは腹ごしらえと定番のほうとうと鳥もつを食す。駅前にあった小作というお店。ベタベタではあるが、まぁ手っ取り早く地元の名物をサッと食べる程度のグルメ愛好家です。







ほうとう食べ終えた友が「ほうとうって、だんご汁じゃねぇか・・・」とぼそっと呟いていたので、私ほうとう食べずに「おざら」をチョイスして正解でした。おざらはつけ麺的なほうとうです。

甲府はちょうど桜が見所で、駅近くの信玄像も満開の桜で囲まれてキレイでした。シャトルバスに20分揺られて着いた小瀬公園競技場付近も桜が満開。花見とサッカー観戦が一度で二度美味しい公園でした。スタジアムに着いたら偶然にも甲府の海野社長・・・違う、武田信玄と大友宗麟が握手する瞬間に立ち会えまして、興奮して写真撮っちゃいました。まぁ地方クラブの社長同士、オッサン二人が雑談してただけなんですけどね。悩み多き地方クラブ。何話してるのかちょっと聞いてみたかったな。











アウェイ席に陣取って、ネットワンシステムズさん協賛のセンスを頂戴し、パタパタ扇いでいるとニータンがスタジアムに登場。アウェイ民はなかなか自分とこのマスコットに遭遇することがないので、ここぞとばかりに激写しまくり。


ヴァン君とフォーレちゃんと戯れるニータンにムホムホしながら、PK戦を中途半端に撮影してきました。一眼レフで動画を撮影したのでピンぼけだったり、途中でバツっと切れたりしてますけど微笑ましいので一応上げときました。



前置きが長かったですけど、試合です。スタメンはなんと驚きの後藤スタメン。この試合でまさかのユース上がりルーキーを抜擢するなんて、田坂監督は面白いことするなぁ!ジョンハンの怪我もあったろうけど、思い切った選出。それ以外はここ数試合のメンバーと同じ。



試合開始から前半は予想通りペースを握られる。というか、もうボールを回させてるのである。そう考える。甲府のパスワークは疾きこと風の如く。強力2トップに隠れているもののボランチ鉄人伊東輝悦が渋くゲームを作る。伊東輝は無口すぎて徐かなること林の如し。前半は守備陣の奮闘によってなんとか0-0でしのげたが、後半に入ってボールをキープしてジワジワとした遅攻に切り替えた甲府。ハイボールのクロスはことごとく跳ね返していた反面、スローインからグラウンダーのクロスをダビィに火の如く押し込まれる。木島を投入後のペースを変えようとしていた矢先の失点。この後、高松を投入しても微動だにしない甲府の守備。ドウグラスがいちいち効いている。高いし速い。残念そこはドウグラスって感じで甲府の守備陣山の如し。

無理に風林火山でまとめてみたんですけどいかがでしょうか。負けました。付け入る隙がなかった。前線でキープできるものと出来ざるものの違いだったかな。先発のルーキー後藤は裏を狙う意識と、チェイシングでデビュー戦として考えたら上出来だったと思う。しかも田坂監督は後藤を交代しなかった。これはこの1試合だけでなく、シーズン通してのマネジメントも考慮しての事だと思うし、我慢できるレベルに達していたとも考えられる。ルーキーといえどもチャンスは掴まなければならない。厳しい世界だけれども頑張って欲しい。

今シーズン生観戦無敗記録が途絶え、内容的にも悔しい敗戦ではあったけれども、戦えていた。確実に上位に顔を出すであろう甲府相手に。城福監督は今はまだ難しいことをやろうとはしていない。シンプルなチーム作りから徐々に味を加えていくはず。今の甲府は決して完成形ではない。シンプルなのに強い。だがある程度は守れた。確かな手応えと解決できない課題が残った試合。大切なのは連敗しないこと。そろそろ引き分けがあってもいいかな。最後に動画とニータンを。

















2012/04/07

大宮に桜を観に行ってきた



今日は元同僚さんが無料でチケットくれるということで、行って来ました大宮に桜を観に。桜のシーズンですから清武と東のオリンピック直接対決を楽しみにしていたのですが、残念ながら東は怪我で欠場中。それでもまぁ、清武さん家の次男を観に。セレッソにはボギョンもいるし、高橋大輔もいるし、大宮ベンチには深谷、江角とこっちにも沢山関係者が。さしずめ同窓会の様相でした。まぁー寒かったんですけど。春なのに。元同僚さんは大宮のシーズンチケットを買って娘さんと観戦しているらしく、特典でもらえた招待券をくれたわけです。ありがたや。



久々のNACK5スタジアムはやっぱり観やすいこじんまりとした都会のスタジアム。雰囲気は穏やか。大人の落ち着いた雰囲気。たぶん、ここは降格ラインが見え隠れしないと本気に慣れないスタジアムだと思うの。まだ序盤戦だからスタジアムもまだ本気になれてない気がした。









試合はセレッソのブラジル人2トップと、清武、ボギョンの両サイドが躍動。見ていて面白いパスサッカーで大宮を崩す崩す。後半に清武のPK、ボギョンの2得点で0-3で終了。J1の選手は速い。判断とパススピートが。大宮は何も感じなかったけど、セレッソは速かった。ワンタッチでの崩し。面白かった。

無料で見れたので久々にJ1を観に行って、明日の甲府戦の肩慣らしも完了。本番は明日。年度末を終えて解き放たれたようにサッカー観始めてます、私。

2012/04/04

今週のサカマガ

今週のサカマガ。
トリニータの扱いは極小。必読は甲府戦を直前に城福監督インタビュー。熱い人です。


甲府は今、ムービングフットボールじゃないらしい。ダビィと高崎の強力ツートップと大ベテラン伊藤輝がボランチを勤める中盤。試合は見たことがないので、どういうチームなのかは不明だが、まだ発展途上のチームだとのこと。成熟度ではトリニータ有利か。だがダビィと高崎はワンチャンスで決める力を持っているので油断ならない。


白黒ページではあるけど甲府の特集がタイムリーに載ってるので読んでおくと甲府戦がより面白くなりそう。勝てばトリニータに一気に注目が集まりそう。なんとか勝って専門紙に特集されたい。頑張れトリニータ。

2012/04/01

2012年 J2 第6節 愛媛戦

【大分 1 - 0 愛媛】


1年5ヶ月ぶりの3連勝!3連勝ですよ大分県民よ!大銀ドームにもっと集まって!昨シーズン何度も挑戦しながら成し得なかった3連勝。今シーズンはあっさりと達成です。エイプリルフールに達成するなんて、嘘じゃなかろうか?今日は年度末の疲れをたっぷり癒すことに成功し、自宅でまったりとスカパー観戦してました。お陰様で無事乗り越えられました。


さて、この日のスタメンは体調不良の村井をベンチスタートにした代わりに永芳が先発。その他は前節と同じメンバー。





対する愛媛は被シュート数が今のところ一番少ない堅守のチームらしい。ボランチのトミッチが長身の割りに足元も上手、運動量も豊富なクロアチア人でチームの心臓として活動中。トリニータのメンバーが同じだからなのかどうなのか、やっぱり前半はペースを奪われっぱなしで、コーナーキックを1つも得ること無く、失点しなくて良かったねという状況でした。


愛媛はサイド攻撃をする際に、反対側サイドバックが中央に絞る傾向があるらしく、トリニータはボールを奪ったらサイドチェンジしてカウンターを発動したかった。しかし、そんなことは分かりきっているバルバリッチ監督。そのサイドチェンジのボールを奪ってクロスカウンターを仕掛けるような意図を準備していたらしい。この辺りの事前の情報戦も今回はスカパーでじっくり放送されて面白かったです。


前半はたぶん、不出来を各メディアにも、サポーターにもボロクソに言われると思うのだ。しかしそれでもちょっとずつではあるが改善している部分もあると思う。今まではチャンフンがサイドバックのように駆け上がったりする場面は少なかったけど、今日は前半の終わり際に果敢に駆け上がってチャンスになったりもしていたし、何より前線は意欲的に動きまわって相手のDFを疲れさせようとしている部分もあったと思う。後半の木島投入までに相手の足を止めて、よりチャンスメークが出来るように意図しながら戦っているのでもうちょっと評価てあげても良いかなと。まぁ、先発メンバーで試合を決めてくれるのが一番良いんだけれども。


後半が始まってからもやっぱり愛媛ペースだったが、ポロポロと得られるようになったコーナーキック。後半11分、左からの石神のコーナーキックをどんぴしゃ合わせたのは三平。松方弘樹に釣り上げられるカジキマグロのようなヘディングで先制。愛媛からすればなんでそこで失点するかね、というようなタイミング。でもこういうことってサッカーではありがち。じっくり我慢して先発メンバーで得点。悪い状況の中でもセットプレーから得点できるなんて、どこの常勝チームでしょうか。


この後も、しばらく愛媛ペースだったのだけれども木島の投入あたりからパスワークに連動性が生まれ始める。愛媛の選手の足が止まり、プレスが弱まり、スペースも生まれ始める。先発メンバーが走っていたからです。こうなると勝利の方程式がハマってる感じ。ただ守備にハラハラする場面があるので安心しては観ていられない。愛媛の決定力の無さにこの試合も助けられたか。


この日のもう一つのハイライトは高松の復帰でしょう。昨シーズンFC東京にレンタル移籍&やっぱり怪我で試合にも出られずに苦しい時期を過ごしていたミスタートリニータ。トリニータに戻ってもう一花咲かせてもらいたい。お帰り高松。前線でボールキープ出来る人が本当に必要なんです今。いいタイミングで戻ってきてくれました。39分からの投入で10分も実働してませんけど、じっくり時間を使うベテランらしいプレーで勝利に貢献。1-0で三平カジキマグロヘッドの得点を守りきって3連勝。3連勝です、3連勝。もう一度書いときます。1年5ヶ月ぶりの3連勝。今年は大銀ドームに集合です。


チームの状態は万全ではないものの、勝負強く、粘り強く勝ち点を稼ぎ続けてくれています。よくやってます。いつの間にか3位です、3位。あとひとつ上がれば自動昇格圏内です。まだ6試合とはいえ甲府と京都よりも上にいるなんてあなた、誰が予想したでしょうか。気持ち良い!すごく気持ちいい!忘れかけていたこの気持ちよさ。たまりませんなぁ。


そして次節は今シーズンを盛り上げるための一大イベント。アウェイ総力戦、甲府との天下取り合戦。まさかこの試合を3位と4位で争うことになろうとは!まさに天下取り合戦。1年ぶり2度目の甲府に行ってきます。仕事からも解き放たれ、サッカー観戦に集中できる春の到来と共に、甲府を倒して天下統一!武田信玄と大友宗麟が戦って天下取りってめちゃくちゃだけど、とにかく天下統一!4連勝!