2013/12/23

天皇杯 準々決勝 横浜FM戦

【大分 1 - 2 横浜FM】

関係各位、2013年シーズンお疲れ様でした。今日の結果をもちまして残念ながら天皇杯も敗退して全日程を大体負っぱなしで消化し尽くしました。私は当然の如く出張でスカパー!さえ観れなかったのですが家に帰って録画再放送を観ました。


試合は最後まで諦めずに頑張った好ゲームだったと思います。残念ながら延長戦で力尽きはしたものの90分で勝負を賭けて勝ちにいった判断、その後のチャンス、決めきれなかった攻撃陣。悪くなかったと思うのですが・・・惜しかった。森島投入後の時間帯、あそこが勝負の別れ目でした。逆転勝利がするりと手からこぼれていったような気がします。本当に惜しかった。


しかし、全体を通してリーグ戦2位の横浜Fマリノスを相手に十分すぎるほど渡り合えたと思います。ホームで勝つラストチャンス、キャプテン宮沢と共に闘う最後のホーム試合とあって各選手気持ちのこもったプレーが多かった。そして何より後藤のプレーが素晴らしかった。ゴールは奪えなかったので最上級の賛辞は送れないものの、躍動していたと思います。正直ちょっと時間かかったけど、場慣れしたというかプロのレベルで自分を出せるようになっていて、成長を感じました。天皇杯で結果を出して自信になったんでしょう。為田や松本昌也と共に来季の軸になって欲しいと思います。期待を込めてそう思います。というか、頼むから頑張ってほしい。君たち若手をどんなに頼りにしていることか。


これで今シーズンの目標であった、「タイトルを獲る」は大失敗に終わりました。さらにリーグ戦で2勝という歴代最小勝利数の不名誉記録を残してしまった。タイトルなんてものには程遠く惨敗して勝利給をひたすら貯めこむという、リーグ戦を戦っていたのか債務超過と戦っていたのか、よく分からなくなりましたが、目下の敵は債務超過ですから損して得をとったのかもしれません。何年後かに振り返ったらあの年がターニングポイントだったね、なんて語れる日が来るかもしれませんし。


今シーズンは誰も望んでなかったのに、田坂監督が「タイトルを獲る」なんて言い出したから期待しちゃったんだけれども全く結果出ず。しかし既に田坂監督の続投は決定済み。今日の試合をみる限り、育てながら戦うというコンセプトについては結果を認めても良いと思います。あれだけ負け続けても選手たちが信頼して戦っていた来年の指揮を続けることについて賛成か反対か、というと個人的な意思表示としては、本当に正直な思いとしては、「現実的賛成」という気持ちです。


お金もないし、優秀な監督を格安で雇えるかというとかなり厳しい。同じ理由で実績のない人に任せるなんて博打は打てない。解任して余計な違約金とか払いたくないし。実績があって、選手から信頼される人間性があって、弱いチームを一工夫して強くできる研究熱心な人材が望まれる。それも今年より給料が上がる理由がない程度に負け続けた監督。あぁ、田坂監督でよろしいですよね、という結論です。


個人的な予測ですけど、来季は悲観的でJ2でもかなり厳しくなるだろうと予測しています。若手が頑張ってくれるって言ってもU-21日本代表に為田と松原が招集されてるし、松本昌也も飛び級あるし、後藤も今日のパフォーマンスなら呼ばれる可能性あるし、やばい誰もいなくなる。田坂監督であろうがなかろうが、難しいと思います。本格的な選手の入れ替わりはこれからですが、育てながら戦い続けてじっと耐えるシーズンになるのではないでしょうか。まぁそんなこと分かっていながらも期待して新しいシーズンを待ってしまうのですが。まぁひとまずオフということで一休み。仕事も一休みしたいのですけど・・・。

2013/12/08

2013年 J1昇格プレーオフ

【京都 0 - 2 徳島】


今年もJ1昇格プレーオフを観に行ってきました。え?最終節?磐田戦?ナニソレ?でお送りしております。めっきり秋も深まりほぼ冬みたいな気温の東京でした。1年が経つのは本当に早いもので、2012年に千葉と戦って勝って浮かれてたのが昨日のことのように思い出せます。


京都と徳島の試合ですが両チーム特に感情移入することもなく、フラットな感情で観ていました。京都には三平がいて、徳島には三木、福元、小林伸二監督がいて何かと縁のあるチームではありましたが正直どっちが上がってもJ2で闘うことになっても構わん心境で、久々に第三者目線でサッカーに集中して楽しみました。













どちらかと言えば徳島の方がぎっしり詰まっていました。私のような無関係な傍観者は徳島の端っこの方に多かった気がします。四国初のJ1クラブ誕生を応援した傍観者が多かった模様です。試合は大木監督と小林監督という名将2人の戦術のせめぎ合いが面白かったです。目指すサッカーが対照的だし、噛み合って面白かった。前半途中までは完全なる京都ペースでした。ポゼッションして、徳島のカウンター対策も見事にハマって徳島は全くもってシュートシーンさえ作れなかった。徳島が勝つにはセットプレー以外になさそうな状況だなと、思っていた矢先にコーナーキックから千代反田のヘディングが炸裂して先制してしまう。ワンチャンスを沈める勝負強さが一発勝負の舞台では重要ってことです。そしてその後に、京都が前がかりになった瞬間を逃さずに、小林監督がDFラインとGKに前線に放り込むように指示を出すジェスチャーをして2分後くらいに津田が抜け出してダメ押し。


2点を先に取られてしまった京都は後半に三平を投入。前がかりになればなるほど徳島のカウンターが冴える。時間だけが過ぎていき、徳島の勝利で幕を閉じました。



徳島は紙テープの用意が無く、昇格!!やったぜ!!的な感覚が薄かったというか、大人の対応というか。昇格プレーオフで昇格したチームが2勝しか出来ないまま終わったからなのかは分かりませんが、王者の風格さえ漂ってました。J2の4位なのにだ。我々は存続の危機とか、借金を返済しての出場だったりもして、あまりにもドラマチック過ぎてとり乱しましたけれども。徳島は大塚製薬がメインスポンサーなので、お金は更に期待できるんじゃないだろうか。強いチームになってJ1に踏みとどまって欲しいものです。


私、2月にJ2の順位予想をやってまして。その予想では4位が京都、5位が徳島という予想でした。3位栃木でガンバを6位予想にしてますけど。長崎の大躍進は誰も予想できなかったと思うので、まぁそこそこの予想だったかなと思います。



来年またこの京都やあの千葉と闘うのかと思うと先が思いやられますが、ちょっと楽しみでもあります。それ以前にまだ天皇杯で国立に戻ってこれる可能性もありますし。もう一度今の国立へ。新しくなる前の国立でもう一度戦いたいものです。




2013/11/30

2013年 J1 第33節 川崎戦

【大分 0 - 1 川崎】


お久しぶりです。11月は仕事で軟禁されていまして、土日に休みもなくホテル住まいでした。そんな無茶苦茶なお仕事も無事に終わって戻りました自宅へ。という訳で久々にスカパー!でトリニータの試合を観ることが出来まして、ブログもようやく更新でございます。私、生きています。お仕事しんどくて大変でしたけど。


すっかりJリーグのことなど忘れてしまっており、我がチームが4バックだったか3バックだったかもうろ覚え状態。本当にいつの間にかホーム最終節までワープした感覚です。お仕事怖い。えっ大分トリニータって最下位なの?降格が決まっちゃったの?・・・・・・・まぁそこはしっかり覚えてますけど。スタメンに林がいたのは予想外でした。



いつの間にかケガから復帰していたJ1昇格の立役者。残念ながら契約更新には至らず、今シーズン限りとなってしまいました。2009年に京都でJ2降格が決まるゴールを、2012年にJ1昇格を決めるゴールを決めた濃厚な想い出のある選手。今日の動きをみる限りはまだ働く場所は全然ありそう。


同じく、今季限りとなったマンシャもスタメン。願わくばシーズン開始前に合流&獲得しておきたかった。今シーズン唯一強化部の失敗はマンシャの獲得が遅れたことだと思っている。それ以外はお金の上限も決まってることなので失敗とまでは言えないけれども、どうせお金を使って獲得するのであれば開幕前だったろうに。


4バックをやるにしては相変わらずのサイドバック不足で、本職のサイドバックが一人もいない構成。4バックにしてから守備だけは安定したらしい。そこから攻撃に転じる余力はあまり感じられないのだけれども、試合を観ていても中盤をコンパクトにして細かいパス交換をしながらシュートまでいけた1プレーがあったので驚いた。まぁほぼ1プレーだったけど。ボールを奪うところまでは出来たと感じました。来年はサイドバックが欲しいな。松原がもう少し守備面で貢献できれば良いのだけれども。


試合は結局、ロスタイムに大久保に決められてホーム未勝利のままリーグ戦の幕を閉じました。川崎はリーグ戦で大銀ドーム初勝利らしい。苦しい時間帯もあって決定機を作られていたので、言うほど守備が安定した感じはしなかったけれどもシーズン途中よりはマシかなぁ・・・。それにしてもリーグ戦をホームで勝ってないって最悪ですね。恥ずかしいにも程がある。いくらJ2で6位だったとしてもだ、1回くらい勝てた試合はあったと思うの。自滅も多かったし。このまま終わったら男じゃないわな。残りの最終節と天皇杯に全力で挑んで欲しい。負けても納得出来るような試合を望んで止みません。


セレモニーまでスカパー!で中継されてまして、ずっと観てました。宮沢キャプテンの挨拶はありきたりだったかもしれませんがぐっとこみ上げるものがありました。高松のレンタル移籍によって年功序列的に決まってしまった感もあり、あまりキャラクター的に全員を引っ張って行く感じの選手ではないような気がしていました。優しい先輩というイメージで。J2降格から若返ったチームの中で色々と気苦労があったと思うし、今年に関しても結果が出ずに崩壊してもおかしくなかった状況でもチーム一丸として戦えていた雰囲気を作れたのはキャプテンの人柄あってのことじゃないでしょうか。サポーターお手製のゲーフラとか、横断幕の多さがそれを物語っているような気がします。残念な別れではありますが、まだやれると思うので現役で頑張って欲しいです。キャプテン、お疲れ様でした。

ということで、ホームでの試合も残念な結果で全て終わり、残すはアウェイ磐田戦と天皇杯となりました。1年ってあっという間ですね・・・・。最後の締めくくりに観に行きたいんですけどね、磐田戦。順位の逆転が無いのでモチベーションは上がりませんけど。来年も行けるしまぁいいかなと思ったり。行けたら行ってきます。お仕事怖い。

2013/10/27

2013年 J1 第30節 横浜Fマリノス戦

【大分 0 - 1 横浜FM】


久々の日曜日開催。節目の第30節スカパー!で生観戦していました。降格してから負けなしと守備に安定感が出てきたトリニータが迎えるは前節まで首位の横浜Fマリノス。開幕前の予想では夏以降にバテるオッサンチームと予想しましたが見事に首位争いを演じ続けている。ベテランと若手、バランスよく結果を出している様子。中村俊輔は大銀ドーム初登場だったらしい。この選手だけでもお金を出して観る価値はあると思う。一時期よりキレはないけれども確固たる技術は健在。コーナーキックやフリーキックではエグいボールを蹴ってきます。


森島と高松がケガということもあってかフォーメーションは変更。宮沢をアンカーにした4-1-4-1となっていました。西のワントップ。



試合は安定してきた守備がこの試合でも発揮されて上手く守れていました。残念ながら西のワントップは頑張っていたけれどもボールをキープできる場面は然程無く、チャンス無く、守れているけど攻められないというか、攻撃を捨ててでも前半は無失点でというような感じでした。このまま終わって後半から反撃かなと思いきや・・・。左から中村俊輔のエグいFKを直接決められてしまう。シュートさえ1本も打てなかった前半が最悪の結果となる。もう少しだったのだが。


後半途中から救世主後藤を投入して4-4-2に移行。2トップにしてみたのだがやはりシュートさえ打てない。昌也も木島も入れたけど木村が2本シュート打っただけでした。上手に守って負けた。1本だけに敗れた。


森島と高松がいないと攻撃の形は構築できなかった。バランスを考えて守備重視だとこんな感じになっちまうのか、という試合だった気がする。3バックで攻撃的だと守備が破綻し、4バックでバランス重視だと攻撃の形が作れない。3.5バックくらいが丁度いいんだろうか。今シーズンはどう頑張っても足りなかった、ということだろうか。ホームでの勝利はまたもお預けとなりました。首位に勝ちたかったけどね・・・・。ただ負けました。


次回は新潟をホームに迎えての一戦。今シーズン唯一負けてない相手ですよ!行くなら次節!トリニータの勝利を観るなら次節!

2013/10/20

2013年 J1 第29節 大宮戦

降格無敗!降格が決まってしまってから天皇杯とリーグ戦で公式戦2連勝です。行ってきました熊谷へ。今シーズン初めて勝ったの観ました・・・。このところ出張が続いてお疲れモードだったので正直家で寝ていたかったんですけど、それでもやはり観たいという欲望に負けて電車に乗ってしまいました。


熊谷は2010年の天皇杯以来。首都圏からちょっと遠いし、駅からも遠いしバスが少ないし負けたし、大嫌いです。熊谷大嫌いなんです。モチベーションが低かったこともあって試合前ギリギリで到着。いつもの遠征荷物セットを確認すると、カメラにメモリーカードが刺さっていない!写真撮れない!やっぱり疲れてる!俺のバカ!今日はビデオカメラとスマホのカメラで対応です。









意外とスマホの写真の方がキレイなんじゃないかという気もしますけど、まぁ置いといて。ギリギリで着いたこともあったし、しんどかったのでビジター指定席という中途半端な席で1人座って観戦。友達を誘うことさえしませんでした。普通に考えてこの状況で熊谷に来る人なんているわけがない。誘ったって嫌がられるだけだ。だがしかしふと、ゴール裏を確認するとかなりのサポーターが来ていました。降格が決まって、本来ならばただの消化試合でしかないのだけれどもこんなに遠い熊谷に、これだけの人たちが集まるんだから、捨てたものじゃない。というか、皆頭おかしい。俺も頭おかしい。降格くらいでアウェイの動員は減らない。誇るべきクラブである。


天皇杯で勝利した試合が4バックだったということで、今日はどうするのか興味深く選手の並びを確認しました。やはり、4バックでした。期待と不安が入り混じる。4バックが出来ない子だったから3バックに落ち着いたような記憶があるんだが。



児玉、高木、阪田、ジョンハンの4バックでした。森島と西を最前線に、左に土岐田右には木村でボランチには宮沢と為田、GKは清水の4-4-2。これがとても新鮮で。何かが変わった感じというか、第二章的というか、シーズン2の始まりという感じでした。


一方の大宮。ズラタン、ノヴァコビッチという外国人コンビがベンチスタート。明らかに普通じゃない状況。何の問題もなければ使うよねぇ・・・。監督人事のゴタゴタがあり、チームに一体感はなく、闘ってる感じもしなかった。天皇杯で120分フルタイムの試合を行った両チームだけれども、大宮には迫力を感じなかった。勝てる感じの感覚を完全に失ってる我々ですが、やられる感じがしませんでしたよ、本当に。前半は特に。


不安だった4バックは意外と攻撃を組み立てられたり、大宮を抑えられていた。試合が動いたのは前半ロスタイム。コーナーキックからでした。今週発売のNumberで、ドーハの悲劇から20周年の特集やってましてね、読んで面白かったんですがその中で普通はロスタイムでショートコーナーはやらないって書いてたんです。時間かかりますからね。あの時の同点に繋がるイラクのプレー、ショートコーナーだったんです。普通はやらないらしいのですがトリニータのコーナーキック、ショートコーナーでした。Numberの記事ことがフラッシュバックして、時間大丈夫かと不安に。これがまたモタモタして反対サイドにまで持っていって何やってんだ!と思ったら小豆洗いみたいな阪田が笑顔でこっちに走って来るのだ。得点してた。阪田が。反対サイドで見えませんでしたが阪田よくやった。そしてその直後に前半終了の笛。ベンチの選手も入り乱れて喜んでるかと思いきや、全員で一直線に並んでゆりかごダンス。森島第一子誕生おめでとうございますダンス。しかし、選手全員でって珍しい光景。大宮と違って勝ち点はないけど団結力はあります!仲良さそうで何より。

全員でゆりかご

前半、ゆりかごタンスのタイミングも含めてこれ以上ない良い時間帯で先制したトリニータに後半大宮がズラタンとノヴァコビッチを投入して追い上げを目論む。しかし、4バックで安定した中盤からの守備を見せていたトリニータが何とかしのいで遅すぎる2勝目を挙げたのでした。久々過ぎて喜び方が分からんかった。とにかくいつもより長めの勝利の歌を歌いました。ダンス要員はなぜか後藤でした。



久々の勝利で死んでいた感情が復活。再び自分の目に魂が蘇った気がしました。喜び方は忘れてて固まってましたけど。4バックにしてラインが高く保てたような気がしました。バランスが良くなったというか。ボールを奪えてたし。大宮が酷すぎた気もするんですが、まぁいいじゃないかリーグ戦2勝利目を盛大に祝いましょう。今日は埼玉出身の若狭の応援に慈恩寺キッカーズの少年たちがご来場。若狭コールを繰り返してました。トリニータの応援ありがとうございました。




で、勝利の余韻に浸りながら長いシャトルバスの待機列にも苛つかずに帰途につきました。大宮サポーターの方がイライラしてましたわ。勝利は心の余裕を生むのでイライラしませんでしたけど、NACK5でやりたかったなぁ。

2013/10/14

2013年 天皇杯3回戦

【新潟 0 - 1 大分】


新潟には何があるんでしょうか?新潟にとっての鬼門が大分なのか。とにかく久しぶりに勝ちました。勝ってくれました。私は休日出勤してて試合を見に行けず・・・・。今年は本当に新潟には縁がありませんでした。勝利にも縁がないってことですけど。まぁ良いんです、勝ったんだから全て良し。トーナメントでは負け無しの破竹の勢いです。思えば昨年のプレーオフからトーナメントでは負けてない。数試合だけどそんなジンクスにすがりたい。当たり前ですけど無傷のまま天皇杯、3回戦を突破してくれました。4回戦進出、おめでたい。元旦は実家に帰らず予定空けてます。


今日のスタメンは4バックだった模様。観てないので何とも言えませんが、0点に抑えてるけれども一筋縄でいった訳じゃないはずなのは想像できる。きっとギリギリの攻防だったんだろうなぁ。今シーズンほとんどの試合を見続けて、勝つことの難しさを分かっているからこそ、今のメンバーで勝てたことがとても嬉しい。


でだ、何よりも延長戦に決勝点を奪ったのが後藤っていうのが素晴らしい。素晴らしすぎる。今まであまりチャンスもなく、出番が巡ってきてのこの活躍。ゴールを観てないですけど、ユースから上がってきた若手がHOYOで武者修行を終えて戻ってきて、なかなかチャンスは巡ってこなかったけど、降格が決まった後に来季に繋がるような結果を残してくれるっていうのがたまらん。これでこそトリニータですよ。育てながらです。


これでまだ田坂監督の公約、「タイトルを獲る」の可能性は残ったまま。降格が決まってからも男の仕事は続く。

2013/10/06

2013年 J1 第28節 C大阪戦

【大分 0 - 2 C大阪】


残念ながら2013年シーズンで大分トリニータのJ2降格が決まってしまいました。まぁもう、全く勝てなかったので仙台戦の惨敗で完全に諦めはついていて、あぁ決まったかという感情でした。スカパー!で生観戦していました。2009年の時は京都のゴール裏にいて高松の涙にグッと込み上げるものがあったのですが、この日もう即寝ました。冷静でした。仕事で疲れてただけですけどね。





スタメンは前節と同じ面子でした。鹿島戦の前半は確かに良かった。この日も木島や丹野など個人的に光るプレーを見せてくれた選手はいた。特に木島はコーナーキックを獲得してくれてチャンスを作ってくれたのだけれども、セットプレーでセレッソの堅守を破れなかった。それが敗因。負ければJ2への降格が決まる試合で、先制を許した後に攻勢に出たけれども、カウンターを受けた時の守備陣の踏ん張りは昨年の昇格プレーオフの時のような気迫あるプレーが少し戻ってきたような気はした。結局、耐え切れずに2点目を奪われて終戦となりましたけどね・・・。


今シーズン、不安と期待を抱えながらシーズンに入って、勝てない日が続き、惨敗やら大逆転やら色々と経験しましたけど、昔からJ1では勝てないことの方が多かったし、2008年だけが強くて、それ以外は大体負けを観ることの方が多かったのです。私がアウェイで試合を観始めた頃は、J1でも応援に集まる人はまばらで、ゴール裏は寂しいものでした。大分トリニータはそんなチームでした。2008年にナビスコカップを制覇したころから少しずつアウェイのゴール裏は人が増え始めました。2009年に降格した時は経営問題も露呈し、翌年以降がとても不安で。J2のアウェイに集まる人なんていなくなるんじゃないかと思ってました。でも意外と予想は裏切られて。試合会場によっては少ないこともあったけれども、よく見かける人たちは相変わらずスタジアムにいた。特に東京での試合で、あの頃よりも人がまばらになるような状況は無かった。瞬間的に熱せられた人たちは冷めて離れて行ったかもしれない。でもスタジアムには沸々とじんわりと熱を維持している人たちが今でもいるし、次のアウェイでも集まるという確信がある。今、冷静でいられるのはそれが分かっているからかも知れない。負けたことに慣れたのではなく、見捨てたのでもなく、次に向かえる強さを、経験から得たのだと思うのです。


今まではシーズン中に身の丈に合わない補強を行って、なんとか凌いだ時期もありましたが長い目でみると経営的には破滅に向かってました。今シーズンは順位的には降格に一直線でしたが、経営的には再生に向かっているはず。このシーズンは大分トリニータにとって必ず糧になる。糧にしてみせる。地方クラブは良い状態を維持するのは難しいけれども、必ず良い時期は来る。亀のように地道にやれば。大分トリニータはそれが出来る子なのです。クラブライセンス制度を乗り越えるまでは我々のクラブとチームがピークを迎えることは無い。今はピークを目指している最中だと信じている。


もう少しやれたんじゃないかという不満も、もちろん経営的に不安なこともあるけれども、今のスタジアムにいる人達がこのシーズンの結果に怯むような人達ではないと知っているし、リーグ戦も天皇杯も残っているし、とりあえず今日も寝ますよ私は。あの時とは違う感じの降格だよと、再生に向かっている途中での降格ですよ。それが言いたかっただけです。悔しいですけどね。おやすみなさい。


2013/10/02

Jリーグのチーム名を中国語で

家に帰るとスカパー!でACLが無料放送だったので何となく観てました。広州恒大と柏の準決勝。スタジアムのビジョンに「柏太陽神」の文字が!おおぅ、柏レイソルは中国語だと神々しい。そういえば我軍はどうなんだろう?と思ってWikipediaで調べてみました。


http://zh.wikipedia.org/wiki/日本職業足球聯盟


中国語なのか北京語なのかは分からんけど、とにかく漢字だし中国語だと思われる。我が軍、大分トリニータは大分三神らしい。なぜ神なのかは分からんけど。全チームざっとみてみたらどうやらパターンがあることに気付いた。以下、文字化けが無いことを祈って。

【アルファベットそのままパターン】

栃木SC(栃木SC)
JEF聯市原·千葉(ジェフユナイテッド市原·千葉)
FC東京(FC東京)
橫濱FC(横浜FC )
FC岐阜( FC岐阜)
愛媛FC(愛媛FC)

なぜかチーム名にアルファベットが付いてるとほぼそのまま。サッカークラブやらフットボールクラブやらは万国共通の様子。あれ?JEFは何の略だ?まぁいいか。


【直訳パターン】

水戶蜀葵(水戸ホーリーホック)
浦和紅鑽(浦和レッズ)
大宮松鼠(大宮アルディージャ)
東京綠茵(東京ヴェルディ)
橫濱水手(横浜F・マリノス)
甲府風林(ヴァンフォーレ甲府)
清水心跳(清水エスパルス)
磐田喜悅(ジュビロ磐田)
川崎前鋒(川崎フロンターレ)
新潟天鵝(アルビレックス新潟)
名古屋鯨魚(名古屋グランパス)
大阪飛腳(ガンバ大阪)
大阪櫻花(セレッソ大阪)
岡山綠雉(ファジアーノ岡山)
廣島三箭(サンフレッチェ広島)
德島漩渦(徳島ヴォルティス)
福岡黃蜂(アビスパ福岡)

直訳しました的な感じ。アプローチとしては正しいのだけど、名古屋鯨魚なんてサッカーチームのイメージが浮かばない。魚っぽい。大阪飛脚に関してはもうただの運送会社。


【神々しいパターン】

山形山神(モンテディオ山形)
柏太陽神(柏レイソル)
京都不死鳥(京都サンガF.C.)
大分三神(大分トリニータ)

とことん神々しい。京都に関してはFCってついてるのに無視である。直訳パターンなのかもしれんけど、神々しいから別枠にしたい。トリニータは大分三位一体とかじゃなくて神です。良いですね大分三神。


【そのまんま過ぎるパターン】

仙台七夕(ベガルタ仙台)
鹿島鹿角(鹿島アントラーズ)
群马草津温泉(ザスパクサツ群馬)
松本山雅(松本山雅FC )


ベガとアルタイルでベガルタなのに、すっ飛ばして七夕である。行事である。鹿島鹿角なんて鹿だらけ。チーム名の半分が鹿である。群馬草津温泉に至っては温泉以外の何ものでもない。松本山雅は中華圏でも松本山雅で通じる漢字に強い唯一のパターン。


【美しいパターン】

湘南美麗海(湘南ベルマーレ)
鳥取飛翔(ガイナーレ鳥取)
北九州向日葵(ギラヴァンツ北九州)
熊本紅馬(ロアッソ熊本)
橫濱飛翼(横浜フリューゲルス)


な、なんか美しい。湘南美麗海。直訳なんだろうけど、美しい。J2下位で苦しんでて飛翔してないけど鳥取飛翔。飛翔ガイナマン。北九州向日葵は可愛い。北九州はガラの悪いイメージなのに可愛い。無くなったフリューゲルスも紅馬もカッコイイ。


【当て字パターン】

札幌子產道(コンサドーレ札幌)
鳥棲砂岩(サガン鳥栖)
FC町田赛鲁维亚(FC町田ゼルビア)


札幌が道産子の逆になってるのは面白い。サガン鳥栖が砂と岩になっちまってる。鳥が棲んでる砂の岩である。もはや佐賀ではない。鳥取砂丘に近い。ゼルビアを当て字にするなら他のも当て字にすりゃいいのに。


【勝利パターン】

富山勝利(カターレ富山)
神戶勝利船(ヴィッセル神戸)
長崎勝利航海( V・ファーレン長崎)

カターレは勝利である。それはまだ分かる。神戸なんて勝利船である。どんな船だ。演歌か。そして長崎に至ってはもうその船で海に出てしまっている。航海である。海賊王である。富山なんて試合に勝ったら富山勝利勝利だし、神戸が負けたら敗北神戸勝利船である。何がなんやら。


いやー、中国語面白いですね。このチーム名は一体誰が決めたのだろう?
大分三神をブログに書いておけば中華圏からのアクセスも期待できて、アピールにもなるだろうか?いつかまた世界と戦いたいものですね・・・・。以上、現実逃避でした。


2013/09/28

2013年 J1 第27節 鹿島戦

【鹿島 3 - 1 大分】

カシマスタジアムに行きたかったんですけど、出張から東京に戻ったのが土曜日の午前中で、そのまま寝てしまって起きたら前半が終わってました・・・。ということで後半からスカパー!生観戦しましたが、スタメンが今までになかった組み合わせで若干戸惑いました。



何と言っても2シャドー、木島と土岐田という組み合わせ。右の松原、ボランチに為田。最終ラインは高木と阪田を同時起用。梶山が万全ではなさそうだったから色々と入れ替えたのだろうけれども、走れるメンバーという印象。右サイド松原でボランチ為田っていうのは個人的に理想的。若手頑張れ。甲府の結果次第で降格の可能性もあり、完全に追い込まれたトリニータ。前半で鹿島相手に試合が動いていなかったので、そこそこやれてたのかなという印象。


まぁ・・・やっぱり負けたんだけども、先制の場面の為田の判断とアシストは素晴らしかった。その後、慌てない鹿島。大迫にチンチンにやられた我がDF陣。1対1になったら抜かれるわ、奪われるわ、ゴールされるわの3失点。やはりDFにとっては厳しい職場環境のようです。失点が止まらない。


崖っぷちの戦いは続く。うっちゃれますかね。涼しくなってきたから氣力と機力を振り絞る以外に道はない。もう無い。どうしようもできない。


2013/09/21

2013年 J1 第26節 湘南戦

【大分 1 - 2 湘南】


皆さんは湘南に勝てるイメージありましたか?私は全くありませんでした。それでもスカパー!で生観戦してしまうのは何故でしょうか。昨年から湘南には手こずりっぱなしで、今の状況で突然ホームで勝てるなんて大事件が勃発する訳ないじゃないですか。でも8,000人以上の人が観に行ってしまうのは何故でしょうか。フットボール恐るべし。


さて、前節の記憶は牛タンの味しか残ってない訳ですが、スタメンには変更がありました。GK、CB守備陣の顔ぶれが代わりました。代えざるを得ないほどの惨敗だった記憶は銘菓萩の月の美味しさで忘れました。




清水に折角スタメンのチャンスが訪れたのに、試合中に若狭と激突してピクリとも動かず救急車で運ばれるというアクシデントが発生。かなり心配でしたが検査の結果は軽い脳震盪で首などに異常はないとのこと。一安心でした。若狭も出血してたのに根性で最後まで試合に出てました。無理して欲しくなかったけれども。


試合は振り返りませんけど途中から出た松本昌也はやはり上手ですね・・・。明らかにピッチ上で一人、輝く。こういう若手が出てきているので1シーズンが大惨敗で終わったとしても必ず反撃の狼煙は上げられるという確信がある。トリニータユースゴールデンエイジはこれからきっと華々しくデビューしまくるはず。


ただ、やはりこのまま終わってもらっては困るのです。特に田坂監督にはもう一工夫をお願いしたい。ここまで頑なに、本当に頑固すぎるほど我慢して追求し続けたけれども、戦力の逐次投入では戦局は打開できそうにない。高松と森島を同時起用するとか、前線でボールがキープできる人選であればもう少し全体が落ち着いて無駄な疲弊が無くなるんじゃないだろうか。もう、長いリーグを考えて闘う状況ではないので最後の可能性を追うならば勝負師として最後に悪あがきをお願いしたい。

2013/09/16

2013年 J1 第25節 仙台戦

【仙台 6 - 0 大分】

牛タン美味しかったです。6点取られて負けて、それ以外に書くことがありましょうや。大惨敗だった仙台戦には新幹線を使って当日入り。一泊しましたけど台風が来ていたので翌日目覚めとともにすぐに東京に帰りました。


ユアテックスタジアムにはずーっと行きたかったのですが、今まで機会がなくて初めて行きました。地下鉄駅から近くて便利。専用スタジアムだけあってこじんまりとした佇まい。密集された環境だからか1万3千人程度の観客でも臨場感が素晴らしかったです。満員でも2万人入らない箱だってのは知らなかった。現地の知り合いを誘い、メインスタンドからの観戦でした。ベガッ太さんに迎えられ、入場。スタメンも一応貼っときます。




つくづく感じたのは今シーズンの戦略というか、ここ数年積み重ねてきたことがJ1では通用しなかったんだなっていうこと。残酷なまでの現実。攻撃的サッカーを目指して、CBでさえも攻撃参加を行い、全員攻撃全員守備という、お金のかかる選手を使わずに結果を出すための一工夫が見当違いだったということだったのかなぁと今更ながらそう思いました。基本的布陣自体がリスクをとっているので、先に失点して前がかりになるととんでもなくリスクが生じてカウンターの餌食に。かなり能力の高いCBと両ワイドが必要な戦術だったんじゃないか。昨年のJ2の時でさえも中途半端に終わっていただけに、J1であればこんなことになるってことでしょうか。J2はチャンスを自分で潰してしまうチームが多かったですし。


今シーズンはスタートの時点で間違っちゃったのかなぁと、6失点を観ながらそう思いました。ただ、だからといって普通にやってて残留できていたかというとそれも厳しいだろうなと思えるので、一か八かの賭けに負けちゃったかなというのが正直な心情。さすがに6失点を目の当たりにすると寂しかったです。今シーズンのリーグ戦での勝利は、新潟の両CBが頭をぶつけて2名交代するという事故みたいなことが起きてようやく勝てた1試合のみ。これが今のところの現実です。J2プレーオフの成功体験が足枷になってしまったような気もする。あれはあれ、これはこれと基本戦略を練り直せなかった。人の補強でな全体をレベルアップさせようとしたけど、補強した選手が、特にCBは1シーズン通して試合に出れてさえいないので転げるように落ちていってる最中です。


6失点して、試合よ早く終われと願った。今シーズンも早く終われと願ってしまった。まだ9試合も残ってしまっている。もうやり直せない。これは辛い。来年はもう一度基本的な戦略を見なおして、守備を重視した走るサッカーを観たいなと、固い守備の仙台を観ながらそう思いました。



































2013/09/08

2013年 天皇杯 2回戦 HOYO戦

【大分 2 - 0 HOYO】

天皇杯2回戦が行われましたが、大銀ドームの試合で中継は無しということで遠くから、ただただ祈っていました。あまりにも勝っていないため、相手がJFLのHOYO大分だとしても不思議と不安に・・・。結果を知り、杞憂で終わって良かったなぁと。ホッとしました。格下相手とはいえ、ホームで公式戦初勝利。観客は少なかったと思いますが、ようやく勝利の歌が歌えたことでしょう。


森島が前半に2ゴールしていて、楽勝ムードなはずだけど後半両チーム無失点で。何となく試合内容は察することが出来るんですけど、理想は後半も森島が得点してハットトリックしてくれれば言うこと無しでしたが。初めての大分ダービーということで、大分に2チームもハイレベルなカテゴリのチームがあるということが嬉しかったりします。お互いに切磋琢磨して高め合えると良いと思います。


天皇杯はトーナメントなので、内容よりも勝ち残れゃ良いんです。今年の天皇杯は現国立競技場で決勝が行われる最後の大会。朝早くに東京オリンピックが2020年に開催されるということに決まり、東京のインフラは一新されることに。まぁ、国立競技場はラグビーW杯とかも控えているので改修されることになってましたけど。あの国立競技場は想い出が沢山詰まっているじゃないですか、我々の良い想い出ばかりが沢山。国立競技場では無敗だし、寂しい気持ちもありますが新しい時代を迎えるために未来志向で、できればあの愛してやまない国立競技場で最後の決勝に行けると最高なんですけどね。決勝に辿り着けさえすれば優勝みたいなもんですし。次は新潟戦。リーグ戦で唯一勝ち星を得た相手である。3回戦も頑張って欲しい。


さて、世の中オリンピックの話題で持ちきりでニュースなどでよく見る新しい国立競技場のデザイン。



あれ?これ、芝の発育大丈夫か・・・・・。蒸し暑い競技場になったりしないんだろうか?夏に似たような感じのスタジアムで汗だくになった記憶が・・・。


2013/09/01

2013年 J1 第24節 清水戦

【大分 2 - 3 清水】

今日の試合はさながら、夏休みも終わろうとしているのに泣きながら宿題に追われる小学生の様でした。8月31日にありがちな光景を見た気がする。3点取られた後に2得点出来るのは相手が下がっているから。3点取られたらもう、ゲームオーバーです。その後に4点取るなんて大逆転劇なんてなかなか無い。つい先日埼玉で観たような気もするけど。

昨日からお仕事で出張に行っていました。ちょうど帰りの新幹線で西から東京に戻る時間帯に試合。スカパー!オンデマンドを利用して携帯での生観戦となりました。意外と途切れずに試合が見れて出張族にはとても助かります。クタクタに疲れながらも、スマートフォンを食い入るように観て、そして白目を剥くという散々な土曜日でした。


トリニータのスタメンを振り返っておくと、今日が最後となるという話の松田が先発。右サイドには松本怜が怪我から復帰後の久々スタメン。



特別指定選手の松田はこれから大学に戻って授業を受けるとのこと。4年生って普通にやってれば授業なんてそんなにないはずだけど、サッカーに打ち込んだので必修単位とか残ってるのでしょうね。チッ、サクッと卒業できるのであればもうちょっと使えたのに。もう松田がトリニータに戻ってくることは無いと思いますが、J1で充分やれると思うので上を目指して頑張って欲しいです。


しかしとにかく、今シーズンは清水にはやられっぱなしです。いつの間にかドイツから戻った大前がいました。海外移籍を諦めてんじゃねぇよって話です。夢生はまだ頑張っているのに。今日は2失点目が試合を決めたと思います。あの2点目、大前が上手でした。基本的に清水はシンプルに裏を狙って大きいボールを蹴ってました。裏狙い。ラドンチッチ、大前、高木と質の高い前線が揃って、外人駆逐隊隊長不在の最終ラインを幻惑。最終ラインを下げさる。トリニータがセカンドボールを拾っても、そこから前線へのボール配給を寸断するのにも効果大でした。


3失点して完全に追い込まれたトリニータ。夏休みが終わり、新学期が始まりそうになって夏の友なんか友達じゃないって叫んでも時間は過ぎゆく。松原、昌也、森島と選手を投入。80分過ぎにようやく火がつく。1ヶ月分の新聞を引っ張りだして天気調べて絵日記を書き始めるかの如く、森島が立て続けに2得点して追い上げムードは満点。ラストプレーで追いつけなかったものの、一応意地は見せてくれました。


まぁふざけた感じで書いてますけど、新幹線で観てた時は試合後に落ち込んでしまって。まさに静岡を通ってるくらいの時にラストプレーが終わってそのまま試合終了。疲れが8倍増くらいになった気がしました。それでも、本当は試合終了まで必死でボールを追いかけ続けた選手たちを観て、誰も諦めてなくて、そんな選手たちを応援してあげたくて。でも冷静に考えたら最後のプレーのような気持ちのこもったプレーを最初からずっと試合を通して出してくれれば、もっと結果は出るんじゃないかなと思ったり。色々な葛藤を抱えて帰宅しました。


未だ1勝と悲惨な状況ですが、チームはきちんと監督の戦術を信じて戦い続けている。監督も戦い続けている。そういう意味ではマネジメント面に問題が無いのは凄いことだと思う。ただただ弱いだけが問題なだけで。今シーズン、監督はタイトルを獲ると目標を指し示した。まだ天皇杯の可能性は残っている。この可能性が消えるのであれば大失敗シーズンとして評価するけれどもそれまではまだ、この体制を、戦術を、選手の選択を信じて応援したいと思います。

2013/08/29

2013年 J1 第23節 名古屋戦

【名古屋 2 - 1 大分】


仕事で帰れずにリアルタイムでの観戦は出来ませんでしたが、スカパー!を録画して試合を観ました。某ブログでバカンス中の煩悩さん、ではなく某ザレスさんが外人に強い阪田からの生動画メッセージを届けてくれたので、ケネディをギタギタに完封してくれるのだろうと期待していたのですが・・・・。



若狭かえ!と予想外のスタメンに面食らいました。思い起こせば第17節にケネディにターンされて失点してしまった時に対応していた若狭。リベンジのチャンスであるからして、今日はやってくれるだろうと期待しました。やられたらやり返す、倍返しだ若狭と。そういえば第17節も水曜日で、今年の名古屋戦は平日ばかり。名古屋とはイマイチ縁がなく、未だにスタジアムに行ったことがない。東京からだと新幹線でドーンなんですけどね。残念。


1トップには広島戦で得点した森島。こちらにも期待。試合はキックオフ直後から徐々にトリニータのペースになったと感じました。ほとんど名古屋にボールを運ばせなかったし、チャンスメイクもトリニータの方が多かったし質も高かった。得点さえ奪えなかったものの、柏、浦和、広島と上位陣と渡り合えたのはまぐれではなかったのだと確信。内容絶賛向上中。もう夏も終わりかけですけどね。


対する名古屋、個人的には優勝候補に挙げたのですが今年は相変わらずパッとしない。中位に留まる名古屋に先祖返り。強いでもなく弱いでもなく、試合を支配するでもなく、カウンターするでもなく。給料の高い仕事をする個の能力が高い選手が時々仕事する感じ。今は田中マルクス闘莉王が怪我で離脱しており、最終ラインの統率が若干ぎこちない連携。ピンチの時も名古屋の選手は余裕があるのか慌てないんだけど、隙はあるのよ、隙は。

トリニータにとっては鬼門の後半。時間帯別得失点という、Jリーグの公式記録があるのですがトリニータが最も失点する時間帯が後半開始からの15分。45分から60分の間に今まで14失点している。2番めに多いのが76分から終了間際。田坂監督がしきりに後半開始から15分間集中しろというのはここに根拠があるわけです。後半の立ち上がりが悪いのが課題。


しかし、名古屋戦ではしっかりと対応出来ていました。徐々に名古屋のサイド攻撃の頻度が上がってはいたものの、後半15分間も依然トリニータペースだったと思います。試合が動いたのは15分を凌ぎ切った後半20分過ぎ。名古屋が2名の選手を入れ替えた直後、左サイド前線でキープしたボールを松田が反転シュート。予想外のシュートタイミングで楢崎も届かず素晴らしいミドルシュートからのゴールとなる。シュートを打つ意識が素晴らしい選手。圭介のアゴをつかんだのは何だったのかは不明。ゴールの後、鬼門の15分を過ぎて先制という、今度こそ勝てるパターンやろ、と思うのですが・・・。


はい、ということで今週のサカマガ。今週は梶山のインタビューが掲載されてました。久々に明るい気持ちでサッカーマガジン読みました。森重のインタビューも。



あれっ?なんだか時の流れが断片的になった気がするけど、うーん頭が痛い、何も思い出せない。眠い。15位甲府が広島を撃破してしまって、もう現実逃避するような状況でもないけれども、ほぼ内容が良かっただけに、悔しいの一言。またもやケネディか・・・。阪田だったらなぁ、どうしたんだ阪田。まぁ、試合途中交代要員が若手だったり、未来への希望がありつつも未だ結果だけが出ず。惜しいの一言。松原が出場したことだけが個人的には収穫。若手頑張れ、若手。

2013/08/25

2013年 J1 第22節 広島戦

【大分 1 - 1 広島】

今週はサッカーマガジンを読むゆとりはあったのですが、3得点からの4失点の試合のレビューなんてものは心の傷がエグれるだけなのでブログを書く気になれませんでした。そんな心境を引きずったまま迎えた広島戦。広島は日本代表GKを擁する守備が堅いチームです。ダントツで失点数が少ない。トリニータがすでに40失点してるのに、半分以下ですよ。堅守のチーム。先制点だけは与えたくない相手。


大銀ドームは雨が降った模様で屋根が閉まり、普通のサウナ状態であろうことが感じ取れる。もう夏に2回も行きましたからね。経験から分かるわけです、不快指数が。そんな過酷な状況でスタメンを張る戦士たち。私はクーラーの効いた部屋でスカパー!観戦してた豚野郎でした。



出場停止明けの高松が戻り、広島から借りている丸谷が先発。怪我から復帰の安川と、そして遂に松本怜がベンチに復帰。さらに世代別の代表戦を終えて充実の松本昌也もベンチスタート。3-4-3同士のガチンコ対決。広島遠征に行った時は開始2分で失点してそのまま時が過ぎ去るだけの苦痛を味わいましたが、早々に失点することはなく、集中して試合経過を見守りました。


広島は昨年覇者、ACLとナビスコで敗退してリーグ戦に集中している状況。夏頃から勝ち点を稼ぎ続けていつの間にか上位に。とても効率のよいサッカーを展開している印象。最前線に得点王、佐藤寿人がいる訳で、この決定力があれば最終ラインでボールを回しつつ、必要最低限のチャレンジで充分という戦術か。1本の楔になる縦パスから攻撃が始まる。繋がるんだ、このたまに出る縦パスが。ここを潰せればチャンスにもなるんだけれども、ゴール付近まで確実に運んでくる。しかし、回数は多くないし、動きもやや緩慢。前半はそんな感じ。DFラインはよく踏ん張ってた。特に外人FWに滅法強い阪田はサポーターやマスコミから「佐藤寿人は外国人」という強い暗示をかけられており、「サトウヒサト、ガイジン・・・」とうつろな目で昨年得点王をケアし続けたのでした。暗示が効いた(※全て誇張表現です)。


前半は0-0で終わり、試合的にも若干退屈でしたが不思議と3得点しちゃうよりは不安は感じなかった。2点差で勝ってるよりも0-0の方が勝てる気がするのはもう病んでいる証拠でしょうか?とにかく後半の入り方が重要でした。浦和戦の後半2分で失点したりもあったし、15分集中しなさいという監督の指示。しかし広島が得点を取りに明らかに前がかりになった。ほんの一瞬牙を剥いた感じ、それがチーム全体で共有されている感覚を覚えた。「このあたりで1点とるぞ」そういう共通認識が広島のチーム全体にあったように感じた。まぁ、素直にすんなり失点するわけですけど。広島相手に与えたくなかった先制点を奪われ、テレビの前で死んだ魚のような目もすっかり板につき、より深刻な化石のような無機質な固まりになってしまっていました。


そんな化石を再び人間に戻してくれたのは松本・からあげ・昌也でした。中津出身の世代別日本代表で10番を背負う逸材はコンディション良好の様子で前線を活性化。得点の匂いが、中津からあげの香りが漂い始めたのです。決定的なシュートシーンもありましたが、そこは日本代表GK西川周作が恐ろしい反応を示してシュートストップ。中津VS宇佐。県北からあげ戦争の様相です。さすがは西川周作。正直なところ、この男からゴールを奪えるイメージが沸かなかった。


しかし、広島の選手にも疲れが見え始めた70分過ぎ。オープンな展開になって左サイドからチャンスメイク。ジョンハンが得意の形でカット・インしてシュート。高松に代わってFWに入っていた森島が上手に触ってゴールイン。同点に追いつく。西川周作からゴールを奪えるなんて。強化指定選手の松田に2番手FWの座を奪われていた森島もこれで調子に乗ってくれないと困る。


得点を入れなければならなくなった広島。最下位相手に引き分けてる場合じゃないはずなのです。前がかりになる、そうすればカウンターでチャンスも生まれるはずと期待。しかし・・・チャンスはあったもののカウンター精度が低く、仕留め切れなかった。チャンスはあったけれども・・・・。試合が終わって広島が首位に立った。そんなチーム相手に引き分けて、あと寸前のところまで追い詰めれたのは自信になる。広島より走り切れていたし。結果が欲しい状況で悠長なことは言えないのだけれども、それでも松本昌也が希望の星のように輝いていて将来のトリニータの中心選手になってくれるだろうことを感じざるを得なかった。才能があり、努力を惜しまずに日本代表にまで駆け上がった偉大な地元の前例があるからこそ、若い子たちがモチベーション高く練習に取り組めるのだと思う。ここで努力すれば上を目指せると。西川周作選手のW杯のスタメン、期待しています。


チームは梶山がいて、昌也が前線にいて、松本怜が戻ってきたら攻撃面では期待できそう。守備面では引き続き阪田が相手の選手全員が外国人にみえるような催眠術を、県民の総力を結集して暗示をかけるしかない。


テレビ観戦でしたが、この試合でも追いついてからの大銀ドームの雰囲気の良さを感じました。ホームの雰囲気が良いと負けないものなのです、やはり。選手への直接の影響は少ないかもしれないけれども、こんな後押しがもっと多く、長く続いて欲しい。結果に結びついてくれれば皆でもっともっと楽しめるのだけれども。

2013/08/18

2013年 J1 第21節 浦和戦

【浦和 4 - 3 大分】



ジェットコースターのような、高く高く上げられてから下に叩き落とされるような試合展開でした。「まだ死んでいない」横断幕も出ていましたがまさにそんな心意気、テーマでこの試合を観に行きました。埼玉スタジアムってのは日本代表戦が行われまくっている素晴らしい専用スタジアムで、アウェイ民にとってはアウェイ感を最も感じることの出来る特別なスタジアムなのです。他のスタジアムでは経験できないような雰囲気を感じ取れます。ここに来たのは4年ぶり。このスタジアムで勝利を得て這い上がれるのか?結果は超絶、残念過ぎるものになりました。







大銀ドームとは違って、風通しが良く、アウェイゴール裏は日陰でまったりと観戦できました。夏休みとあって家族連れなど沢山のサポーターが。









スタメンは前節から、センターフォワードだけの変更。


高松が累積警告の出場停止で松田に。


試合開始間もなく、3点入ったんです。3点。立て続けにダ、ダ、ダーンと。打てば入るというボーナスステージ。前回の大銀ドームでの対戦でも立ち上がりに2点入りましたが、何なんでしょうかこの浦和の立ち上がりの悪さは。いやトリニータが良かったのか?前線の選手が積極的に走り回っていました。毎回準備してきたことが試合の立ち上がりの短い時間に発揮される。そんな感じなのですが、3得点出来てしまったのでさすがに今日は勝てるだろうと思いましたよ私も。得点する毎にトリニータのゴール裏は徐々にボルテージが上がった。3点後なんかもうお祭り騒ぎです。暴れて荒れ狂う訳です。でもどこか冷静な自分がいて、得点が早すぎるというか、耐えられるかなと不安はありましたけどね。


前半のうちに1点取られ、後半は交代した直後のマルシオ・リシャルデスにFKを沈められた時点であぁもうこりゃ大逆転あるなと、そんな雰囲気でした。PKを献上し、追いつかれた時にはもう既に死んだ魚のような目に。後半35分あたり、一番苦しいであろう時間帯に浦和ゴール裏からの「We are REDS」の大合唱。知ってますよ、あなた達レッズですよと毎回思うのですが、こちら側の一般人が威圧されるレベルの声量。最後の一押しをスタジアムから食らったその数分後に逆転ゴールが生み出される。埼玉スタジアムの雰囲気はこれ以上ないもの。あの浦和でさえ、一時期よりも人数は減った感じがしたけれども3万2千人が入っていた。2週連続で最高のスタジアムの雰囲気は味わえた。試合は面白かったですけどね、浦和の人たちは最高だったでしょう。楽しんでいただけたでしょうか?状態です。我々のダメージはこの上ない。3得点はどれも素晴らしかったけれども。あと、スタジアムの大型ビジョンに映る映像の作り方がとても素晴らしく、レベルが高い。アディショナルタイムを掲げる第4審判員を即座に映しだすし。素晴らしい画作りでした。


丹野のキックが珍しく正確で、ゴールキックが直接サイドラインを超えることが無かったのが意外でした。何か変えたのか、ブーイングされるとピリッとして正確なキックが出来るようになるのか不明ですが。


3点先制してから負けるということがどういうことなのか、プロの選手たちが一番分かってるはず。一緒に観に行った常連の親友は「今シーズン俺もういいわ」と言い出す始末。返り討ちにも程がある負け方でしたが、試合はやってくる。次節は広島戦。日本代表のGKから得点を奪えるか。