2013/09/01

2013年 J1 第24節 清水戦

【大分 2 - 3 清水】

今日の試合はさながら、夏休みも終わろうとしているのに泣きながら宿題に追われる小学生の様でした。8月31日にありがちな光景を見た気がする。3点取られた後に2得点出来るのは相手が下がっているから。3点取られたらもう、ゲームオーバーです。その後に4点取るなんて大逆転劇なんてなかなか無い。つい先日埼玉で観たような気もするけど。

昨日からお仕事で出張に行っていました。ちょうど帰りの新幹線で西から東京に戻る時間帯に試合。スカパー!オンデマンドを利用して携帯での生観戦となりました。意外と途切れずに試合が見れて出張族にはとても助かります。クタクタに疲れながらも、スマートフォンを食い入るように観て、そして白目を剥くという散々な土曜日でした。


トリニータのスタメンを振り返っておくと、今日が最後となるという話の松田が先発。右サイドには松本怜が怪我から復帰後の久々スタメン。



特別指定選手の松田はこれから大学に戻って授業を受けるとのこと。4年生って普通にやってれば授業なんてそんなにないはずだけど、サッカーに打ち込んだので必修単位とか残ってるのでしょうね。チッ、サクッと卒業できるのであればもうちょっと使えたのに。もう松田がトリニータに戻ってくることは無いと思いますが、J1で充分やれると思うので上を目指して頑張って欲しいです。


しかしとにかく、今シーズンは清水にはやられっぱなしです。いつの間にかドイツから戻った大前がいました。海外移籍を諦めてんじゃねぇよって話です。夢生はまだ頑張っているのに。今日は2失点目が試合を決めたと思います。あの2点目、大前が上手でした。基本的に清水はシンプルに裏を狙って大きいボールを蹴ってました。裏狙い。ラドンチッチ、大前、高木と質の高い前線が揃って、外人駆逐隊隊長不在の最終ラインを幻惑。最終ラインを下げさる。トリニータがセカンドボールを拾っても、そこから前線へのボール配給を寸断するのにも効果大でした。


3失点して完全に追い込まれたトリニータ。夏休みが終わり、新学期が始まりそうになって夏の友なんか友達じゃないって叫んでも時間は過ぎゆく。松原、昌也、森島と選手を投入。80分過ぎにようやく火がつく。1ヶ月分の新聞を引っ張りだして天気調べて絵日記を書き始めるかの如く、森島が立て続けに2得点して追い上げムードは満点。ラストプレーで追いつけなかったものの、一応意地は見せてくれました。


まぁふざけた感じで書いてますけど、新幹線で観てた時は試合後に落ち込んでしまって。まさに静岡を通ってるくらいの時にラストプレーが終わってそのまま試合終了。疲れが8倍増くらいになった気がしました。それでも、本当は試合終了まで必死でボールを追いかけ続けた選手たちを観て、誰も諦めてなくて、そんな選手たちを応援してあげたくて。でも冷静に考えたら最後のプレーのような気持ちのこもったプレーを最初からずっと試合を通して出してくれれば、もっと結果は出るんじゃないかなと思ったり。色々な葛藤を抱えて帰宅しました。


未だ1勝と悲惨な状況ですが、チームはきちんと監督の戦術を信じて戦い続けている。監督も戦い続けている。そういう意味ではマネジメント面に問題が無いのは凄いことだと思う。ただただ弱いだけが問題なだけで。今シーズン、監督はタイトルを獲ると目標を指し示した。まだ天皇杯の可能性は残っている。この可能性が消えるのであれば大失敗シーズンとして評価するけれどもそれまではまだ、この体制を、戦術を、選手の選択を信じて応援したいと思います。

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