2013/12/23

天皇杯 準々決勝 横浜FM戦

【大分 1 - 2 横浜FM】

関係各位、2013年シーズンお疲れ様でした。今日の結果をもちまして残念ながら天皇杯も敗退して全日程を大体負っぱなしで消化し尽くしました。私は当然の如く出張でスカパー!さえ観れなかったのですが家に帰って録画再放送を観ました。


試合は最後まで諦めずに頑張った好ゲームだったと思います。残念ながら延長戦で力尽きはしたものの90分で勝負を賭けて勝ちにいった判断、その後のチャンス、決めきれなかった攻撃陣。悪くなかったと思うのですが・・・惜しかった。森島投入後の時間帯、あそこが勝負の別れ目でした。逆転勝利がするりと手からこぼれていったような気がします。本当に惜しかった。


しかし、全体を通してリーグ戦2位の横浜Fマリノスを相手に十分すぎるほど渡り合えたと思います。ホームで勝つラストチャンス、キャプテン宮沢と共に闘う最後のホーム試合とあって各選手気持ちのこもったプレーが多かった。そして何より後藤のプレーが素晴らしかった。ゴールは奪えなかったので最上級の賛辞は送れないものの、躍動していたと思います。正直ちょっと時間かかったけど、場慣れしたというかプロのレベルで自分を出せるようになっていて、成長を感じました。天皇杯で結果を出して自信になったんでしょう。為田や松本昌也と共に来季の軸になって欲しいと思います。期待を込めてそう思います。というか、頼むから頑張ってほしい。君たち若手をどんなに頼りにしていることか。


これで今シーズンの目標であった、「タイトルを獲る」は大失敗に終わりました。さらにリーグ戦で2勝という歴代最小勝利数の不名誉記録を残してしまった。タイトルなんてものには程遠く惨敗して勝利給をひたすら貯めこむという、リーグ戦を戦っていたのか債務超過と戦っていたのか、よく分からなくなりましたが、目下の敵は債務超過ですから損して得をとったのかもしれません。何年後かに振り返ったらあの年がターニングポイントだったね、なんて語れる日が来るかもしれませんし。


今シーズンは誰も望んでなかったのに、田坂監督が「タイトルを獲る」なんて言い出したから期待しちゃったんだけれども全く結果出ず。しかし既に田坂監督の続投は決定済み。今日の試合をみる限り、育てながら戦うというコンセプトについては結果を認めても良いと思います。あれだけ負け続けても選手たちが信頼して戦っていた来年の指揮を続けることについて賛成か反対か、というと個人的な意思表示としては、本当に正直な思いとしては、「現実的賛成」という気持ちです。


お金もないし、優秀な監督を格安で雇えるかというとかなり厳しい。同じ理由で実績のない人に任せるなんて博打は打てない。解任して余計な違約金とか払いたくないし。実績があって、選手から信頼される人間性があって、弱いチームを一工夫して強くできる研究熱心な人材が望まれる。それも今年より給料が上がる理由がない程度に負け続けた監督。あぁ、田坂監督でよろしいですよね、という結論です。


個人的な予測ですけど、来季は悲観的でJ2でもかなり厳しくなるだろうと予測しています。若手が頑張ってくれるって言ってもU-21日本代表に為田と松原が招集されてるし、松本昌也も飛び級あるし、後藤も今日のパフォーマンスなら呼ばれる可能性あるし、やばい誰もいなくなる。田坂監督であろうがなかろうが、難しいと思います。本格的な選手の入れ替わりはこれからですが、育てながら戦い続けてじっと耐えるシーズンになるのではないでしょうか。まぁそんなこと分かっていながらも期待して新しいシーズンを待ってしまうのですが。まぁひとまずオフということで一休み。仕事も一休みしたいのですけど・・・。

2013/12/08

2013年 J1昇格プレーオフ

【京都 0 - 2 徳島】


今年もJ1昇格プレーオフを観に行ってきました。え?最終節?磐田戦?ナニソレ?でお送りしております。めっきり秋も深まりほぼ冬みたいな気温の東京でした。1年が経つのは本当に早いもので、2012年に千葉と戦って勝って浮かれてたのが昨日のことのように思い出せます。


京都と徳島の試合ですが両チーム特に感情移入することもなく、フラットな感情で観ていました。京都には三平がいて、徳島には三木、福元、小林伸二監督がいて何かと縁のあるチームではありましたが正直どっちが上がってもJ2で闘うことになっても構わん心境で、久々に第三者目線でサッカーに集中して楽しみました。













どちらかと言えば徳島の方がぎっしり詰まっていました。私のような無関係な傍観者は徳島の端っこの方に多かった気がします。四国初のJ1クラブ誕生を応援した傍観者が多かった模様です。試合は大木監督と小林監督という名将2人の戦術のせめぎ合いが面白かったです。目指すサッカーが対照的だし、噛み合って面白かった。前半途中までは完全なる京都ペースでした。ポゼッションして、徳島のカウンター対策も見事にハマって徳島は全くもってシュートシーンさえ作れなかった。徳島が勝つにはセットプレー以外になさそうな状況だなと、思っていた矢先にコーナーキックから千代反田のヘディングが炸裂して先制してしまう。ワンチャンスを沈める勝負強さが一発勝負の舞台では重要ってことです。そしてその後に、京都が前がかりになった瞬間を逃さずに、小林監督がDFラインとGKに前線に放り込むように指示を出すジェスチャーをして2分後くらいに津田が抜け出してダメ押し。


2点を先に取られてしまった京都は後半に三平を投入。前がかりになればなるほど徳島のカウンターが冴える。時間だけが過ぎていき、徳島の勝利で幕を閉じました。



徳島は紙テープの用意が無く、昇格!!やったぜ!!的な感覚が薄かったというか、大人の対応というか。昇格プレーオフで昇格したチームが2勝しか出来ないまま終わったからなのかは分かりませんが、王者の風格さえ漂ってました。J2の4位なのにだ。我々は存続の危機とか、借金を返済しての出場だったりもして、あまりにもドラマチック過ぎてとり乱しましたけれども。徳島は大塚製薬がメインスポンサーなので、お金は更に期待できるんじゃないだろうか。強いチームになってJ1に踏みとどまって欲しいものです。


私、2月にJ2の順位予想をやってまして。その予想では4位が京都、5位が徳島という予想でした。3位栃木でガンバを6位予想にしてますけど。長崎の大躍進は誰も予想できなかったと思うので、まぁそこそこの予想だったかなと思います。



来年またこの京都やあの千葉と闘うのかと思うと先が思いやられますが、ちょっと楽しみでもあります。それ以前にまだ天皇杯で国立に戻ってこれる可能性もありますし。もう一度今の国立へ。新しくなる前の国立でもう一度戦いたいものです。