2014年4月27日日曜日

2014年 J2 第9節 富山戦

【大分 3 - 0 富山】

決定力があるブラジル人FWが欲しいな、なんて書いたこともありましたが決定力ある外国人FWが身近なところにいました。灯台下暗し、サイドバックにストライカー。正解はチェ・ジョンハンでした。2年振りにFWとして出場したジョンハンが開幕からどうしても実現できなかった複数得点を叩きだして完勝となりました。前節、4失点とボロボロにされた湘南戦でしたが連敗だけはできなかったホームでの下位富山を迎えて遂に結果で応えてくれました。切り替え大成功。



高松が肉離れで戦線から遠ざかり、枠内にシュートを飛ばせる可能性の高い人材が減りました。そこで元々FWだったけれどもサイドハーフに改造され、さらに4バックになってからはサイドバックに追加改造されたジョンハンが、部品を取り外し元の姿に戻ってゴール前に登場。このところ途中出場が多かった風間もスタメンに名を連ねる。空いたサイドバックにはトリニータの切られ役こと安川が入る。


対するはカターレ富山。今シーズンまだ1勝も出来ていないのである。安間監督が5年目を迎える長期政権の割に結果が出ていない模様。2015年に北陸新幹線が開通する予定で、2015年にはJ1昇格プレーオフ進出を目指していた。今シーズンは強化費を増やして新たに4バックに挑戦。10位以内を目標にしていたはずである。全然ダメじゃん、みたいな状況である。キックオフ直後はしばらく富山の時間帯が続いていた。


雰囲気を変えたプレーは為田の右サイドからの切り込みでした。右サイドで抜けだした為田が後ろからチャージを受けるも踏ん張って倒れずに突進。アドバンテージを得るがボールを失ってフリーキックを得る。このフリーキックが前線に上がり、左サイド奥から切られ役の安川がまるでリアクション芸にのように痛々しく折り返す。安川はプレーが何かしら痛い。怪我しそう。そんな折り返しをジョンハンが右足一閃。ゴールを決めて左腕に付けていた喪章を天に掲げる。韓国で痛ましい船の事故があり、全員で喪章付けて試合をしていましたが韓国人のジョンハンも思うことがあったのでしょう。


先制したトリニータ、課題だった複数得点が生まれたのは左サイドから。風間がボールをジョンハンに預けた後にスペースを作り出す動きができていたので少しだけジョンハンに余裕が生まれ、左足から2ゴール目が生まれる。いずれも強力な弾道でゴールに突き刺さった。力強いシュートを枠内に飛ばすことが出来るのである。あっという間に安全圏内。ジョンハンはサイドハーフとかサイドバックとかどんな気持ちで試合に出ていたのか知る由もない。表向きには特に不満を漏らすこともなく、上下運動を続けていた。ロッカールームを破壊して以降は忠実に仕事をする外国人ではあるけれども、やっぱり10番がサイドバックにいるのは違和感があったわけで。今日の躍動感から察するにやはりFWとして試合に出たかったんじゃないかなと感じてしまって、2得点後に私、感無量に。何だかジーンとしてました。全部勝手な妄想なんですけどね・・・。


しかし、この後のシュートチャンスをことごとく枠外に飛ばす他の若手のプレーを観て現実に戻る。追い打ちを掛けるように折角FWとして久々のハットトリックチャンスがありそうだったジョンハンが前半のうちに怪我で後藤と交代。せっかく見つかった外国人FWが居なくなったのは不安。ゴールデンウィーク連戦にFW不足に陥るかもしれない。


後半、3点目を望むなんて贅沢かなと思っていたらCKから安川が怪我しそうな感じでヘディングを叩き込む。CKから得点できなかった課題もクリア。ここまで上手くいくと逆に富山が悪すぎるんじゃないのかと疑い始める。今まで出来なかったことがズバズバと決まって勝利まで時間を潰すだけに。DF陣も高木が戻ったこともあって安定。伊藤を温存する余裕まで生まれる。完全勝利。トリニータは11位に、富山は最下位に。トリニータが良くなったのか、富山が悪すぎるのか。勝ったから深く考えるのは止めておく。


さて、次節からは長崎・福岡とアウェイでバトルオブ九州連戦。その後ホームに戻って松本と戦う。気付けば全部上位陣なのである。連戦はキツイけれども九州内に留まれるのは日程的には恵まれている。3つ勝てばプレーオフ圏内に確実に上昇できるはず。内容が上向き始めたこともあり、期待できるのではないだろうか。ジョンハンが軽傷だと良いのだけれども。



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