2014年7月31日木曜日

2014年 J2 第24節 栃木戦

【大分 2 - 1 栃木】

1シーズンに1度あるか無いかの熱い試合でした。ハラハラドキドキしましたが、最高の試合となりました。そりゃそうです、一度はこりゃもうダメかと諦めたところからの逆転劇ですから、精神の振り幅が半端ない。死んでしまいたい心情から150歳くらいまで長生きしたくなる心情へ切り替えさせられた95分。マイナスからグイッとプラスに持っていくエネルギーが人をこんなにも喜ばしますかね、しかし。結果って重要です。平日開催でスタジアムに行けない人や、ライブで試合を観られない人が多かったと思いますが、その中でも信じて集まった5000人に最高のプレゼント6試合振りの勝ち点3を与えてくれました。


今日は仕事を持ち帰りつつの早目の帰宅を決行し、自宅でスカパー!ライブ観戦していました。末吉が累積警告での出場停止とあって誰がボランチをやるのか気になって仕事にならんので、それならもう帰ってしまえ作戦です。えぇ、結局仕事していません。今、精神的に追い込まれながらブログを書いています。



末吉の代わりは予想外のキムジョンヒョンでした。あぁ、そういえばいたねっていうくらい試合からも自分の記憶からも遠ざかっていたジョンヒョン。結果的にやらかしたのですが、1枚目にイエローカードもらった時点で雰囲気はありましたよね・・・。木村が怪我で欠場中ということもあって、ボランチの選手層は激薄状態。2トップは前節を踏襲。試合をこなす毎に評価がうなぎ上りのラドンチッチと、その能力が未知数の林。木へんの漢字の名字ばかり集めたがる強化部のコレクション癖なのか、実力で欲しがられたのか証明しなければならない正念場の試合でした。


対するは栃木です。ほぼ前節と同じ面子で試合に臨むトリニータとは対照的に数人スタメンを入れ替えた模様。連戦で、遠征が続いているのでローテーションした栃木。そう、栃木。皆さんは覚えてらっしゃいますでしょうか?6月にアウェイ栃木戦で私が一枚岩チキンの胸焼け対策に追われながら4失点した試合を観戦して泣きながら帰宅したことを。その結果、錯乱してトチギーノっていう1ミリも面白くない出だしでブログを書き始めて常連さんからも何のツッコミコメントもなく、ただの糞つまらないブログ記事を生み出してしまったことを。屈辱を乗り越えるには勝利しかないんです。


相手を崩しながら、決定的なチャンスを決めきれずにカウンターを浴び続けて負けたことが悔しかったし、敗北からまだ1か月半ほどしか経ってないのでどうしても勝ちたかった1戦だったのです。ホームでやり返して欲しいと願っていた一戦だったのです。10位と11位の直接対決でもあったし、ラドンチッチのホームデビュー戦だし、とにかく勝ちたかった。それがまさか、一番気合が入っていたであろうジョンヒョンが前半で退場してしまう難しい試合になってしまうとは・・・・。雨が降っているのにドームの屋根が開いていたり、あまり見かけない大銀ドームのピッチがどんどんスリッピーになっていく過程とか、運営までチグハグしていて、一時は本当に絶望的な顔して試合を観ていました・・・。


ジョンヒョンの退場までは、栃木が選手のローテーションをしていたこともあってか、まずはしっかりとした守備から試合に入った印象が強く、トリニータが攻撃面で主導権を握れていたと思います。めちゃくちゃ足が速いのに1試合に1度くらいしか勝負しない「ミスター物足りない」松本怜が突破した場面とか林に決定的なチャンスを生み出したり、コーナーキックが立て続けに続いたり、得点の匂いはありました。特にラドンチッチも林も攻撃面で連携が絡めるようになっていて、複数得点も普通に期待できる攻撃力を入手できた手応えが出てきました。


そんな中でジョンヒョンがやらかす訳ですが、以前も退場したことがあったし、(※翌日冷静に調べたら退場は無かったです。ジョンヒョンに申し訳ない。)ボディコンタクトが下手なイメージが拭えない。ま・・・・まるで成長していない・・・状態。大きな怪我もあって、この試合が今シーズン初出場初スタメンだったんだけれども、緊張もあったのかね・・・。縦パスとかはとても良くて、ボランチで計算できる選手になって欲しいなと思えてたんだけど、ボディコンタクトが下手なまま。下手だけに悪意が無いから単純に危ないプレーにしか見えない。無意識に相手選手に怪我させてしまいそうな感じ。課題を克服できずに成長できない子は置いていきますよと、冷たいですけどそう感じました。


ここから試合は我慢の展開。ラドンチッチのおかげでワンチャンスの匂いは常にあることだけが救いで、諦めずに観続けることができました。後はお願い!ラドンチッチ!みたいなサッカーがしばらく展開されていましたが前半は、栃木が守備的なゲームプランだったこともあって凌ぎ切れました。


しかし、我慢できる時間帯はとても短く、後半入ってすぐの50分過ぎに右サイドからのクロスをヘッドで押し込まれる。ここからもう、無感情、無表情でただ試合を観ているだけの時間帯でした。ただでさえ複数得点が出来なかったのに、10人のトリニータが勝てますかっていう。感情が戻ったのは失点して、4-4-1から4-3-2になってから。こういう緊急時に勝負に出るのが得意な田坂監督。期待に応えたのは新戦力。粘り強いラドンチッチの献身性から生まれた為田のクロス。林の運動量から繰り出されたライダーキックで同点に追いつく。失われていた感情に火が灯る。ラドンチッチは良い。何よりもスキッ歯だし、ちょっと舌足らずで優しい田舎のおいさんっぽいところが良い。だから高松が過剰にいじれるからチームに溶け込むのも早かったんだと思う。トリニータにぴったり。謎の練習生を獲得しなくて本当に良かった。林は真面目そうでいじり難いけど、とにかく結果を出せたので掌をブリンッと返して褒め称えます。こうなってくると、チグハグだと思っていた要素さえも味方に付き始める。謎の屋根オープンによるスリッピーになっていたピッチでさえも味方に。栃木がパスミス。奪って即前線に配給したら栃木DFがトラップミス。ラドンチッチがGKと1対1を決めて逆転。95分内での躁鬱病。一転ハイテンションに。抱えた仕事を投げ捨ててガッツポーズ。10人で試合をひっくり返せたのである。これは自信になります。ジョンヒョンの退場も許してあげられる心情に。


この後も再三ピンチがありましたが、武田が守護神っぷりを発揮して見事勝利。アディショナルタイムの5分間にのたうちまわりましたが6試合ぶりの勝利。栃木にリベンジしてくれたのである。真面目な話だと退場者が出たので評価は難しいのだけれども、とにかく必要だった結果を難しい局面からも出せたので評価してあげて良いと思います。結果が出たので何もかもが良い方向に繋がった感じがある試合になりました。ちょっとだけ生まれ変わったでしょうよ、2014年トリニータ。微修正に成功して後半戦発進できたんじゃないでしょうか。とにかくラドンチッチが素晴らしい。最高の大銀ドームデビュー戦でした。


この試合をジャッジした小屋主審はポジショニングが良くて、武田が飛び出した場面で相手と接触があったようなプレーもシミュレーションとして栃木側に警告を出したし、J2にしてはよく見れていて、比較的まともな笛だと感じました。良い主審になりそう。ラドンチッチはペナルティエリア内で2回倒されてるのは無視されたけど。


この勝利を週末の山形戦に繋げられるように、連勝街道をひた走って欲しい。アウェイで勝ててない課題も克服して欲しい。行こう、プレーオフ圏内に。

2 件のコメント:

  1. ジョージっ子2014年7月31日 10:06

    試合終了後噛み付くものもなかったので蹴飛ばしたら、思いっきり躓いて泣きっ面に蜂みたいな
    あの試合からこんな形でリベンジしてくれるなんて!
    末吉君もいないしどうみても分が悪いイメージがあったので監督の指示でドームはあけられたのかな。
    ジョンヒョンについては始めから気合入りまくりでやらかしちゃう雰囲気満載だったけど、二枚目のはボールに
    いってたし、先制点もオフサイドじゃねーの!とひとり憤慨してたんです。
    ニアに走りこむのが林君のスタイルなんですかね。ラドンと合ってくるとかなり驚異的になる気配ありですね。
    武田君の飛び出しシーンはオーマイゴッド状態でしたが、ラッキーでした。
    本当にひとつおさまりどころに収まるとひとり少なくってもこんな試合を見せてくれるんですね。
    嬉しくて長いコメントごめんなさい。

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    1. ジョージっ子様

      コメントありがとうございます。わたしも嬉しくて長いブログ書いちゃったんで気持ちが分かります。勝つとテンションが上がって饒舌になりますしね。一日経過して冷静に読み返すと恥ずかしくなるパターンなので、大体自分が書いた文章は読み返さないことにしています。しかし素晴らしい試合でした。内容は褒められたもんじゃないんだけど、逆転勝利って凄く良いですね。良い方向に向かって行く雰囲気があるのも凄く嬉しい。後半戦期待しましょう。

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