2014/08/31

2014年 J2 第29節 愛媛戦

【愛媛 1 - 2 大分】

アウェイの勝利に足りなかったモノは為田の決定力と運でした。遂にアウェイで勝利して連勝ですよ!連勝!次節の総力戦を考えると絶対に勝って弾みをつけたい一戦でした。見事モノにしアウェイでは福岡戦以来の勝利です。豊後水道を渡って愛媛に行ったサポーターさんはお疲れ様でした。日曜日開催だと無理せず諦める真っ当な社会人の私はスカパー!で生観戦していました。アウェイの勝利はいずれも隣県で逆転勝利。近い方が負けない?



スタメンにはちょっとだけ変更が。家庭の事情で一時帰国していたラドンチッチが戻ってきましたが、ベンチスタートになっていました。この布陣から考えるに、最近の試合で前半に先制出来ているので、勢いはそのままに、後半にラドンチッチを入れてカウンターで試合を決める。そんなイメージを持ちましたよ私は。昌也が先発して、右サイドバックが松本怜から土岐田に変更。松本怜はここ最近良かったんだけどベンチにもいなかったので怪我か体調不良かもしれない。家庭の事情ではあるまい。


対する愛媛。昨シーズン失点は少ない割に得点の少なさから、中位以下に沈んだことを分析しストライカーファンドをぶち上げて出資を募り、Jリーグで実績のあるリカルド・ロボを6月に獲得。一口2万円ちょっとで、2300万円を目標に出資を募っていました。ファンドですからリスクはあれど成功すれば出資者にはお金が戻ってくる訳です。借金返済のために1億円以上を集めた我々とは違い、前向きなお話で羨ましい限り。元本保証は無いけれど無償の寄付ではなく投資として面白い試みではあります。髭の生えたロボが渋くて怖い。資産運用の投資としてもリスクありすぎて怖い。


そんなミカン農家の投資を受けて獲得されたメカゴジラ的なロボ。ロボを操縦するリモコンを持つ河原少年と空の大怪獣ラドンチッチを飼い馴らし始めた為田少年の試合でした(※筆者の妄想です)


試合は思ってたのと違う!という河原少年のゴールで先制される苦しい展開。今日も前半は元気いっぱいでトントントーンっと先制できるだろうと全く根拠なく楽観視していたのですが、林の決定機が1度あったくらいで崩せた場面が少ない前半でした。3バックの愛媛と攻撃時のプレスはハマる時があるんだけど、守備に回るとミスマッチが起こる状態。失点シーンもカウンター気味にサイドで数的有利を作られてフリーでクロスを上げられてしまいました。ヘディングで決めた河原は相変わらず良い選手。


先制後の後半立ち上がりに課題があった訳ですが、負けてますから細かいことは良いんだよと後半開始から木島に代えてラドンチッチを投入。ファーストコンタクトで完全にラドンチッチ対応に意識が割かれた愛媛DFが錯乱。バックパスをラドンチッチに掻っ攫われて運よく同点ゴールに繋がる。空の大怪獣ラドンチッチが愛媛に舞い降りる。今日は何度か高い位置で奪えていたので、やはりプレスがじわじわと効いていた模様です。運もありますが地道な守備のお蔭でもあると思うのです。


この同点弾で勢いづいたのは為田少年。ここまで1年以上シュートが枠に飛ばない病気にかかっていましたがラドンチッチの肩に乗り、ゴール前まで飛んで行くと、ラドンチッチが運んだボールに反応(※筆者だけにはそう見えました)勢いよく抜け出して値千金の逆転ゴールを決めたのです。ショエェヤァ!と近所に聞かれたら何て言い訳すればいいか分からない声を上げてしまうほど気持ちの良いゴールでした。


本当の意味ではここからが課題。リードした後にどうやって試合を終わらせるか。3点目を決めるのか、守りきるのか。意思統一をピッチの上の選手がコミュニケーションとりながら舵取りしていかなければならないのです。ロスタイムにポストやバーに救われる場面があり、運が残っていたというか愛媛に足りないのはFWよりも精度の高いプレーなんじゃないかとポンジュース片手に上から目線ですけど。結果論ですけど。まぁポストとバーに直撃したあのとき、生きた心地しませんでした。やっぱりギリギリで逃げ切る形になりましたが、勝利は勝利。連勝となりました。


この試合、何が嬉しかったってやっぱり為田のゴールでしょうよ。末吉からボランチとしてスタメンを奪い、前寄りのポジションで得点できなかったのに、下がり目のポジションで、持ち前の運動量を活かして駆け上がり、遂にチャンスにゴールを決めました。若手の努力が結実する瞬間がたまらないんです我々は。今週A代表に松原が選ばれるというサプライズがあり、刺激を受ける部分もあったと思う。次は為田や昌也、後藤の番ですよ。今日の結果で自信をつけて総力戦に挑んで欲しい。シュートシーン以外にも光るプレーが多かった。次節総力戦は若い選手で3万人を魅了させて欲しい。為田ナイスゴールでした。


この勢いで3連勝を飾るためにぜひ大分県民には大銀ドーム集結して欲しいです。見るなら今、面白くなってきているところです!プレーオフ圏内の熾烈な争いが面白いんです、今。まぁあの・・・私、総力戦行けないんですけどね・・・・。私の分まで応援して下さい・・・・。

2014/08/24

2014年 J2 第28節 群馬戦

【大分 2 - 1 群馬】

前半だけ絶好調、後半に追いつかれるという癖を逆手にとって前半のうちに5点とればいいんや!と、開き直ってのスカパー!生観戦となりました。結果はホームで10勝目。完勝とは言わないまでも、なんとか、本当になんとか逃げ切っての勝利となりました。前半の早いうちにポンポーンっと先制点と追加点がとれても、まだ足りない。目標は前半のうちに5得点なので、2得点じゃ浮かれられず、むしろ不安になるという贅沢な状況を味わい、後半はやっぱり始まってすぐに失点してもうダメかとドキドキハラハラの展開でグッタリでした。



水曜日に天皇杯がありましたが、リーグ戦のスタメン後方は固定メンバーのまま。スカパー!表記では2トップが林と風間、左に木島、右に土岐田という組み合わせ。対する群馬は天皇杯で浦和を撃破して大分に乗り込んできました。ハードワーク+当たり外国人FWというイメージの群馬です。


ホームでの試合展開がテンプレート化していて、もう先にブログの内容を書けるくらいに予測可能になっていますが、それにしても立ち上がりの元気の良さは何なのだろうか。良いことなのですけれども。得点は木島と林とそれぞれの良さが出ていた「らしい」得点でした。木島のスピードとか踏ん張りが効く良さは分かっていましたが、今日は林のボールを奪う能力が発見でした。何度も相手からボールを奪う場面があって、決定力も高いし、ただ細いモヤシなだけの選手ではないことにようやく気付きました。我ながら気付く遅い。


得点も出来ずに、なぜ勝てないのか分からないような状況ではなく、課題は明白なのは逆に救いだし、可能性を秘めている証拠だと思うのです。課題は先制後の試合運び。受け身になるメンタルというよりも、意思統一の問題のような気がしてきました。もう1点とりにいって試合を決めるのか、無理せずに守りきるのか、選手各々が同じ意識でいるのかどうか。2点差が危険と言われる所以ですが、試合の流れの中で意識統一とコミュニケーションが取れているかどうかの問題なんじゃないかと。ディスカッション形式のミーティングを実施したらしいので今後に期待しましょう。


今日の失点はセットプレーからだったのでまだ仕方ないと思えますが、それにしても攻められっぱなしの時間帯がえらく長かった。2得点後から群馬の右サイドバックの4番の選手が縦にガッツンガッツン攻撃に出てくるもんだから左サイドの安川が守備に周る場面が多く、押し込まれてしまっていました。両サイドバックが高い位置をキープして波状攻撃を生み出す群馬怖かった。それでも何度か決定的な場面を作れていたので、攻撃と守備のメリハリみたいなものがちょっと出てきたかもしれません。チャンスの時にスプリントする為田のおかげなのか。今日も素晴らしい運動量でした。


外から攻められても、群馬には背の高い選手が少ないこともあってか中で弾き返せていたので今日は追いつかれずに済みました。先行逃げ切れずに追いつかれ型がちょっとだけ進化して追いつかれずに試合を終えられたので、また来週鬼門のアウェイで、今度こそ、何度目の正直なのか分からなくなってきているけれども、連勝しましょう。もっと強くなれる。祝6位浮上。

2014/08/21

2014年 天皇杯 鳥栖戦

【鳥栖 3 - 1 大分】

水曜日に天皇杯が開催されましたが、多くの方が現地には行けずに結果を待つ状況だったのではないでしょうか。私もその内の一人でございまして、映像が一切確認できずに現地に行かれた猛者サポーターたちのTwitterをチラチラ見ながら過ごしていました。スタメンも名前だけは分かっても並びが分からず、出来うる限りの妄想力を発揮して試合をイメージするしかない。目を閉じて躍動するであろうトリニータの若手を妄想する。まぁ前半は予想通り調子がよろしかった様子で、風間のゴールで先制。守備はパーフェクトで鳥栖の攻撃をシャットアウト。そんな情報が流れてくるとですね、もう嫌な予感しかしなくてですね、案の定後半始まってすぐに追いつかれました。


1失点ならまだしも、即2失点目ですよ。自分の妄想力ではですね、1失点目までは予想できたんです。ははんって。あーはんって。外国人並のうなずきですよ、分かっていましたと。ボディーランゲージですわ。でもね、試合に出ていない選手が先発に多かったこともあって開き直ってガンガン行けと、アピールするんだぞと、そう願っていましたよ。しかし、立て続けの2失点目でした。こうなるとさすがに京都戦で怒られたことをまた繰り返すのか、と。しかし、京都戦だって追いついたし鳥栖戦だってと思っていたら鳥栖でベンチスタートだったトヨグバこと豊田が出てきてオウンゴールで3失点目。もうね、私ね、ふて寝しました。20時過ぎに寝まして、翌日7時まで寝ました。途中寝心地悪くて3回くらい起きましたけど、意地でも寝ました。起きると思い出してしまう。精神的ダメージですわ。


調子の上がらなかった鳥栖の調子を上げ、未勝利だった監督に勝利を捧げる残念な結果となりました。九州の盟主、J1鳥栖。悔しいけれど負けましたね。例年よりも早目の日程で、夏に天皇杯が終わるっていう違和感が凄いのだけれども受け入れざるを得ない。2014年天皇杯、ご苦労様でした。リーグ戦に集中しましょう。賞金欲しかったけれども。

2014/08/17

2014年 J2 第27節 京都戦

【京都 2 - 2 大分】

またもアウェイで勝ち切れず、波に乗れない状況ではありますがプレーオフ圏内を巡る手に汗握る熱い試合でした。短い夏休みが終わり、明日朝から仕事の私は涼しい家でスカパー!で生観戦していました。前回のブログで旅に出ませんかって言っておきながら自分は家です。京都は前日の大雨の影響もあったであろう蒸し暑い状況で大変だったでしょう。ただでさえ盆地で蒸し暑そうなのに。えぇ、私は涼しい部屋でダラッと観ていましたけれども、えぇ。



スタメンには変更が。頼みの綱のラドンチッチが家庭の事情で帰国チッチということで、風間と林の2トップに。ボランチには為田が入り、代わりに左サイドには久々の木島がスタメンとなりました。ラドンチッチは帰って来てくれるよね・・・。前節の2得点もラドンチッチに相手DFが引っ張られて出来たスペースを有効活用できたからミドルシュートから得点が生まれていたし、大黒柱不在の中、勝ち点で並ぶ京都から得点を奪えるのか心配でした。


前半はトリニータのペースだったと思います。京都のストロングポイントは大黒の飛び出し、右サイドバック石櫃のクロスだと思っていたのですが、最終ラインは低めでスペース与えず、奪われたら早目に戻って待ち構える守備でスペースを潰し、大黒が目立つことは無く、トリニータの左サイドでは木島、為田、安川が運動量豊富に石櫃をケアしてフリーでクロスを上げさせる場面も極力少なく出来ていたと思います。ほとんどの攻撃は潰せていた手応えがありました。


左で守って右で攻める、そんな印象だった前半、トリニータの右サイドバック松本怜も果敢に攻め上がり先制点を演出。クロスを安川が折り返し、風間が決める。今、自分で文章を書いていて何で安川がそこに?って思いました。左サイドバックも上がっとるやないか。まぁとにかく流れの中から良いゴールだったと思います。ラドンチッチがいないので、得点力どうかな?と思っていたんですが杞憂に終わりました。


前半のトリニータは守備を若干サボりがちなラドンチッチではなく、動ける若い二人だったこともあってか連動性のある攻撃が出来ていました。個人的にアウェイ磐田戦の後半で感じていた成長の手応えというか、未来の可能性が再びチラッと出ました。なかなか出なかったことの方が不思議なんだけれども。


これで後半も同じように試合に入れれば、完勝を重ねる常勝チームとなれるのでしょうがまだまだまだまだ同じ失敗を繰り返すのが惜しい。開始わずかで同点に追いつかれ、またもやGKとDFでのパス交換を失敗して逆転を許してしまう。本当にもどかしい。


それでも成長を感じたのは逆転を許した後に交代で入った後藤、土岐田、高松の3人が絡んでの同点ゴール。素晴らしかった。高松が縦パスを受け溜めて、土岐田が無駄に走りスペースを作り出し、ごはんですよならぬ「シュートチャンスですよ」と両手いっぱいアピールしまくった後藤の足元にようやくパスがつながると、オスンフン相手に物怖じせずキッチリと決めてくれました。ストライカーぽかった。「後藤ですよ」ですよ。


後藤も決めたし、昌也も試合の終わり際に真っ当なプレーが出来ていたし、為田も若干ヘロヘロになりながらも走れていたし、ホームの京都よりも運動量が多かったと感じました。若狭も大黒には仕事をさせなかったし、少しずつかもしれないけれども亀の歩みのような成長速度かもしれないが、確実に前に進んでいると思う。まさに前進×全心っていう状況じゃないだろうか。まぁ前に進むスピードが遅いんだけど。若手は確実にモノになっていると思います。10月決戦に向けてちょっとスピード上げて成長して欲しい。


抜け出せも、蹴落とせもしなかった京都戦ではありますが、プレーオフで再会することもあるかもしれないので、西京極で負けなかったことは無駄ではないと思います。さて次の試合は水曜日の天皇杯。暑い中連戦が続くけれども、しばらく試合から遠ざかっている選手にもチャンスがあるだろうし、相手はJ1首位になったのに監督を替えて調子がとち狂っている九州の真の盟主鳥栖ですからチャンスはあるかもしれません。トーナメントの組み合わせ的にチャンスがありそうなので、なんとか勝ち残ろう。

2014/08/10

2014年 J2 第26節 東京V戦

【大分 3 - 2 東京V】

前半の出来を観ていたらですよ?後半も余裕ぶっこいて観るに決まってるじゃないですか。心に余裕を持って試合を観れる日は来るのだろうか。精神的負担が大きいので、心に優しい試合運びをして欲しいです、はい。



本日のスタメン。スカパー!表記では2トップになっていました。林のお披露目期間が完了して調子の良い風間が優先された模様。熾烈なスタメン争いになってまいりました。ボランチには先日こき下ろしたばかりのジョンヒョン再び。先日ジョンヒョンが退場した試合を録画で観ていたら試合が終わって、ラインダンスしているときに高松に押し出されたジョンヒョンが戸惑いながら踊るのを発見して、良いチームだなと思いまして。早目に挽回のチャンスを与えられたのでハラハラしつつも期待して観ていました。


試合が始まって立て続けに左サイドから2得点。伊藤のミドルと風間のシュートが決まりました。開始10分で2得点。前半は東京Vが台風の影響もあって前々泊。陸路で8時間かけて移動したとのこと。その疲れがまだ残っていたのか、トリニータが躍動。ラドンチッチに運があれば3点目すら取れそうでしたし。後半はもうボール回しときゃ良いんですから、こりゃ余裕ですわ。と思っていました。最近の東京Vの試合も観たので若干拍子抜けしました。あれ?こんなもん?っていうか。


2得点のリードもあってか、後半からジョンヒョンがベンチに下がり、末吉が入りましたが今日のジョンヒョンは退場どころかイエローも貰っていません。スカパー!の実況も解説も言っていましたが縦パスの意識が強くあり、前線にも顔を出すし、何よりも韓国で長いこと生活していたラドンチッチと直接コミュニケーションが取れるのが良いのか、なんとなく連携感がある。ラドンチッチが親指立ててグッってしてたし。今日は及第点じゃないでしょうか、ジョンヒョン。攻撃面だとジョンヒョンでも遜色ない。


東京Vが明らかに後半から攻撃に出てるわけです。そりゃそうです、2点ビハインドですし、そのままだと負けますから、バランス崩してでも攻撃的になります。特に東京Vの若手はゴリゴリきます。前半が何だったんだっていうくらい。お金がない東京Vですが、若手は後半に入ってから謎の元気さを発揮。移動で疲れていたのは気のせいか?っていうくらいに。あれよあれよと2失点して追いつかれてしまうのです。2失点目のクロスなんて美しすぎて溜息ですよ。


しかし2分後、ハーフタイムに流れたVTRで若狭から紹介された「林で細い奴は大体もやし」こともやしじゃない林が非常に怪しいPKを獲得。今日はゴールマウスに嫌われがちだったラドンチッチもPKをきっちり決めて再びリードとなりました。PKの判定は怪しかったですが、サポーターが多く陣取るゴール前ですし、みんなで獲得したPKってことで良いんじゃないでしょうか。アウェイで勝てないのも、こうした後押しがホームに比べると薄いからなのでしょうか?今季勝てたアウェイって、満員近いゴール裏でPK獲得できた福岡戦だけですし。チームが勝ち切れない分を補う何かも必要ですね。アウェイ観戦の旅に出ましょうか、皆さん。


今日の試合では東京V側にもけが人が出ましたが、松本怜も痛んでいたので心配です。ホームではなんとか勝ててはいますが、これでまた次節の京都戦でコロッと負けるのであればやっぱり波に乗り切れない。大黒とか山瀬とかがいる京都ですし、勝ち点並んでいますし、7位と8位の直接対決。次節も目が離せません。今日勝てたからこそ、意味のある試合になりました。京都戦、課題克服は成るか。

2014/08/07

総力戦

連戦で疲弊したのは若々しい選手よりも、おっさんブロガー達だったんじゃないだろうか。疲れを引きずって夏バテ気味の今日この頃、大分FCから総力戦が発表されました。今年も来たか!と思いましたけど、1か月前の告知って、けっこうドタバタだなとも思いましたね。知り合いを誘うための準備期間が短い。


個人的には10月の磐田戦が総力戦なんじゃないかなぁー、なんて予想していたのですが、意外にも9月6日の熊本戦でした。記念すべき20周年となる今年の総力戦で3万人を集めるならば、シャムスカ監督率いる、J2の香りがまだ薄いジュビロ磐田かな?と思っていたのです。ただですね、確かに総力戦にするまでもなくお客さん呼べそうだし、最近の波に乗れなさ加減を計算に含めると興行よりもチームに勢いつけることを優先したのかなと。そこまで計算してるんじゃないかと。やるな、大分FC。


10月の対戦は磐田、松本、千葉、岡山と上位を争う直接対決の連戦。ここでズバババーンと連勝すれば昇格圏内も突き抜けるに違いないのです。そう、違いないのです。あえて2回書きました。だからこそ9月に勢いをつけるための総力戦ですね。対するは赤い馬、熊本。今まで一度も勝利していない苦手の相手。・・・・3万人も集めて総力戦するまでもなく、そろそろ勝てるような気もするんだけどジンクスを打破するにはですね、並々ならぬ労力が必要なのですよ。何の手も打たずに大の苦手になってしまったお犬様ことジェフ千葉に勝とうと、テレビの前で全裸観戦するくらい乱心するトリニータサポーターがいるくらいですから、完全なる苦手意識を持つ前にそろそろ勝っておきましょう。


未だかつて勝利したことないジンクスを打破するために、大分県民の総力を挙げて勢いづけましょう。・・・・・あれ?総力戦で勝てないジンクスあったような気が。あれ?不吉?もしかして勝てないジンクスの方が多くないですかね?あれっ?あ、まだ3万人集まったことないからだ。とにかく3万人を集めればいいんや!しばらくご無沙汰になっている方も9月6日(土)だけは大銀ドームに集まりましょう。

2014/08/03

2014年 J2 第25節 山形戦

【山形 2 - 0 大分】

前節、ターニングポイントとなるような試合を実現しながら、そこからまたターンして戻ってしまうような試合になってしまいました。1歩進んで2歩下がるというか。波に乗れません。それにしてもアウェイ戦では本当に勝てない・・・・。


蒸し暑いコンディションの中、日曜日の夜に山形での試合とあってサポーターも多くは集まれず。私も自宅でスカパー!観戦となりました。山形から東京への日帰りはギリギリアウトになりがちなので断念。あまり縁がないスタジアムです。山形まで行かれた方は尊敬します。どんだけトリニータ好きなんだよっていう点で。スタメンは末吉が復帰。



連戦中に末吉だけは休めたので、もしかするとこれは伝統のわざとイエローもらいました作戦なのかもしれないかななんて勘ぐったりしたけど、今日早速イエロー1枚もらってたので、そこまでの計算はしてないでしょうか。


対する山形。この時期に中位より下の位置にいて上手くはいってない様子。前回の対戦でも苦しい展開だったし、この連戦の中で山形まで移動した疲労もあるだろうし、意外と山形が気温が東北とは思えない温度だったしで、厳しい戦いにはなるだろうなと思っていました。


前半はもう、耐えに耐えた。山形がホームで攻勢に出て受け身になりました。リーグ後半戦から守備ブロック作って待ち構える守り方に変わったと思うのだけれども、セットプレーでラドンチッチも全員戻るので守備は安定しても一旦押し込まれると押し返せない展開が続いてしまう。ラドンチッチが前線にいてもケアされているのでボールも入りにくい。守備が明確化したけど、攻撃のターゲットが分かりやすいので対応されやすいのだろうか。なんだかJ1で勝てなかった頃を彷彿とさせる状況になった気も。


それでもラドンチッチはマークをものともしないヘディングがあるのでワンチャンスを待つ、我慢強く辛抱できれば活路が見出せるのかもしれなかったんだけど、我慢できずに失点してしまうからどうしようもない。失点後に高松を入れ、土岐田を入れ、風間を入れ、どんどん攻撃的になっていくのだけれども詰めきれず。前半は一切チャンスはなかったけれども、山形が前に出なくなるとチャンスは作れた。0-0のままであれば何が何でも1点もぎ取るオプションとして発動できればまだ勝てるチャンスがあったかもしれない・・・・。


負けはしたものの、今日は日頃物足りない松本怜が積極的で良かったと思いました。松本怜は助っ人だと思っているんです、私。外国人並の力を発揮して欲しいんです。他の選手よりも望んでいるものが高い分、物足りないと感じていたのです。あれだけ足が速いのにそれを活かしたプレーの少なさと、賢いので無理をして仕掛けないプレーが多いと思っていて、もっとバカになってガンガン仕掛けて欲しいと思っていたのです。今日は守備でも頑張っていたし、珍しく中に切れ込んだりしたのでワクワクしました。お客さんを呼べるプレイヤーになれるはずなので、もう一皮むけて欲しい。ということでフォローも終わったのでまた次節頑張って欲しい。試合の最後には若狭とかヘロッヘロになっていたので、しっかり休んで次節ホームで内弁慶っぷりを発揮してきっちりと東京Vに勝って欲しい!