2014/09/28

2014年 J2 第34節 長崎戦

【大分 1 - 1 長崎】

9月最後の試合、長崎戦をスカパー!生観戦しました。日曜日の13時キックオフ、連戦も今シーズンはこれが最後。バトルオブ九州もこれで最後。次節から上位陣との直接対決が控えていて、少しでも勝ち点を積み重ねた状態にしておきたかったけれども、現実は厳しく引き分けとなりました。前半の内容を考えると勝ち点を得られたこと自体が不思議なレベルでした。



スタメンは前節と同じ面子。スカパー!表記ではダニエルアンカーの4-1-4-1になっていましたが、試合中は最初からほとんど伊藤が下がって4-2-3-1気味だったと思います。まぁシステムがどうであれ目も当てられない前半でした。もうね、34節になるとね、こりゃもういつものアレだなっていうか、45分費やさなきゃ修正出来ない問題だなっていう肝が据わってますからね、どんなに攻撃の形が見出せなくても最終ラインで跳ね返せていれば、後半に入れば何とかなるだろう、と私も思うようになりまして。ただストレスが溜まるだけの時間も無表情でやり過ごせるようになっているんです。そんな訓練された私でもですよ?我慢しきれずに前半の終わり際の失点には白目剥きました。そりゃスタジアムからもブーイング出ますわ。


長崎の攻撃はクロス主体で空中戦をメインに戦っているデータをスカパー!が紹介していましたが、サイドでボールを奪う意識が統一されていて、奪ったらクロス、跳ね返されたらセカンドボール拾ってと波状攻撃状態でした。準備してきたものが100%発揮出来ていた感じ。ただ決定力に乏しかったことに救われました。石神選手のプレースキックは相変わらず精度が高くて厄介でしたね。もし長崎に三平がいたら負けていたかもしれない。


連戦で身体が重いのは理解できるのだけれども、長崎も条件は同じ。後半になったら球際で戦うようになってペースが掴めて攻撃が形になり始めたのだが、メンバーもシステムも変えずにそれが出来るならなぜ最初から出来ないのか、に尽きる。本当に不思議なチームが出来上がりました。ゲームを作れる選手というか、闘将的な選手がいないのが原因なのか・・・・・。


ダニエルの素晴らしいゴールで追いついた後もチャンスは少なかったし、またもやピリッとしない試合になってしまいました。それでも最低限の勝ち点を得て、その他チームも混戦を抜け出す突破力に乏しいことにも助けられて、不思議と6位をキープしたままになりました。


次節は遂に今季J2最強と予想されていた割に後半戦パッとしなかったため、シャムスカ監督を更迭してレジェンド名波を監督に据えた3位磐田を迎えての昇格圏を争う連戦の火蓋が切って落とされます。監督があの名波。日本代表の背番号10番を背負った男。前田、駒野、松井、伊野波、おまけに藤田もいるネームバリュー満載の磐田が乗り込んできます。今日は愛媛相手にシュート0に抑える完勝っぷりでした。とりあえず連戦の疲れを癒したとして、今日のような内容だと磐田相手に何失点してもおかしくない悲観的な観測しかできませんが、1週間で万全の準備をして欲しいものです。勝つか負けるか、勝負の時。

2014/09/23

2014年 J2 第33節 横浜FC戦

【横浜FC 1 - 1 大分】

現地で生観戦予定だったのですが、急遽お仕事が入りまして残念ながら応援に行けませんでした。生ダニエル、略して生ニエルを観たかったです。近場のアウェイだったのに運がありませんでした。映像を通じて試合を観たのですが、トリニータの方がより条件が厳しい試合日程の中、何とか勢いを殺さずに勝ち点1を持ち帰れた試合だと思います。いやぁ、本当に追いつけて良かった。条件が厳しかったこともあり、アウェイで勝てないジレンマを抱えつつも、さすがにこの試合は引き分けでOKかなと、あわよくば先制して逃げ切れればとても大きいな、なんて考えていたのは私だけだったでしょうか。



連戦を考慮して先発メンバーをある程度代えるかなと思いきや、変更があったのはワントップの伊佐→後藤のみ。前節、末吉の指示で犬のように走りましたと感想を述べた伊佐もさすがに疲れがあったろうし、運動量とスピードなら後藤も負けていないので期待はしていました。横浜FCはハイプレスをかけてくるチームが苦手という話もあって、前節同様前から走って守備をする意図が明白。


全体的に両チームミスが多く、ピリッと締まらない試合。特に安川は自ら与えてしまったFKを自陣ゴールに決めるという、豪快過ぎる痛恨の自作自演で試合を壊しかけました。安川のシーズンワーストになるであろう酷いプレー。後半の時間帯的にも悪く、折角の前節の勢いを緩めるには十分なインパクト。どんなにリスクマネジメントしてもミスは起きてしまうもの。私だってね、週末にね、レプリカユニホームを洗濯して干していたんです。カメラのバッテリーも充電していたし、火曜日は横浜FC戦に行く完璧な準備をしていたのです。それでも月曜日の夕方に休日出勤が決まるんです。とんだアディショナルタイムですよ・・・。このままではまずい。追い込まれたトリニータ、今までに感じることのできなかった意地をみせる。終了間際の怒涛の波状攻撃。途中出場の木村の再三のクロスを若狭が頭でねじ込む。ロスタイムに同点に追いつけるチームになるなんて。


追加点をとられると試合が決まってしまうので、カウンターに気を付けながら1点を取らなければならない難しい状況の中、やりきれました。さらに同点に追いついた後、一気呵成に逆転を狙う心意気まで感じ取れました。GK南に3人でプレッシャーかけ始めた時は無駄に張り切り過ぎと思いましたけど、なかなかチームとして試合中の意思統一が出来なかったのに、引き分けで良いと思っている選手は皆無で、最後まで逆転を狙っていたのが心強かったです。安川のミスをロスタイムで帳消しに出来て勢いは継続。今まで何度もピンチを救ってくれた安川ですから、仲間で助け合えるって素晴らしい。スポンサー関係者の前で負けずに本当に良かった・・・。


この試合、三上主審のジャッジに迷いがあって優柔不断に感じたのです。ただでさえ難しい試合がさらに難しく。しかし、どことなく顔が西川周作に似ていて、なんとなく許してしまいがち。でもダニエルが足を引きずるようになった接触プレーは相手選手が明らかに足の裏を見せていたのにファウルさえ取らなかった。酷いジャッジでした。


全体的には試合運びに成熟を感じられた今節でした。ゲームプラン的にも無理をせず引き分けもしくはセットプレーで1点とって逃げ切るみたいな雰囲気を感じていたのですが、事故みたいな失点後、本当はラドンチッチがいれば点を取りにいける武器になる。ラドンチッチ不在の状況が続くのはもったいない。前線からプレッシャーをかけるならば、ベンチにいて欲しいッチ。


J2上位陣はほとんどが足踏み状態。運なのか、何なのか6位キープ。もうね、プレーオフ圏内に入りたければ我々を倒してみろと、プレーオフ圏内の門番ですわ。振り返ればすぐ後ろにジェフ千葉がいるんだけど。ジェフ千葉には勝ち点4差以上は欲しいですね・・・・。これから長崎戦、磐田戦、松本戦と遂に山場を迎えます。プレーオフ圏内から落ちるのか、這い上がるのか。残り9試合、目が離せません。

2014/09/20

2014年 J2 第32節 福岡戦

【大分 3 - 0 福岡】

大・勝・利!負ければ福岡との順位がひっくり返る昇格圏内を巡る直接対決ダービー。3得点、さらに久々の無失点と素晴らしい結果を出してくれました。もはや様式美、補強したなら即使え!登録が完了したばかりのダニエルが大活躍の一戦となりました。スカパー!生観戦でしたが、大満足の週末でございます。



ダニエルがアンカーで先発。ラドンチッチも高松もベンチにおらずこの二人の不調が富山戦直前で起こったことなのでしょう。伊佐にとっては千載一遇のチャンス。末吉も古巣相手に120%で頑張ることを加味(※筆者独自調べ)して先発となりました。私、4-1-4-1は3トップ対策なのかと思っていたのですが違う模様で、3-5-2の福岡に対しても前半はこの布陣でした。


試合開始直後からアンカーで異常な存在感をみせつけるダニエル。身体は大きく、足も長く、さらに待望のブラジル人らしくパスの精度も高い。特にパスの射程圏内が広く、一発で前線に長距離でも正確なパスを供給。ボールを奪っては攻撃の起点となる、ちぎっては投げちぎっては投げのダニエル無双状態でした。もう皆さんお忘れでしょうが、去年獲得したマンシャとは違ってJリーグでの実績も頷ける存在感でした。「ダニエル」って名前は映画「ベスト・キッド」の主人公のイメージが強いんです。少年時代に日曜洋画劇場でヘビーローテーションされていた関係でどうしても「ダニエルさん」ってさん付けしたくなる名前です。ダニエル・カールよりもダニエルさんです。ミヤギさんです。右手でワックスをかけ、左手で拭き取る。トリニータのダニエルさんはボール奪う、パス出す。


福岡のFKがバーに直撃するような危うい場面もありましたが、ダニエルさん効果で先制。林の個人技が光る先制点でした。林は絶好調。補強が効いてる!先制後は全日本プロレス出身のプシュニク監督(※嘘です)がプロレスラーばりの大きなジェスチャーで「攻めろ」と指示。震え上がる福岡の選手。トリニータの左サイドから城後が起点となりクロスを中心に肉弾戦を仕掛けてきました。ここで正直に押し込まれるのが今のトリニータ。難しい時間帯が続きました。高木を中心とした守備陣はなんとか凌ぎ切って後半へ。


先制後の後半の入り方、これが課題だった我が軍。いくら田坂監督がハーフタイムで「仕留めろ」と指示を出しても実績がないので全く信用できず、ハラハラしながら戦況を見守っていましたが仕留めたのはダニエルさんでした。伊佐のチェイシングからボールを奪ったダニエルさんがそのまま持ち込みゴールを決めた。ボール奪う、ゴール奪う。ミヤギさんに教わる必要はない、完全に黒帯保持者でした。意図通りにカウンターで遂に仕留めたったのである。


これで一気に楽になったトリニータ。呪縛から解放された選手たちが躍動。やっぱりメンタルが問題だったのでしょうか。こんな試合を総力戦で見せたかったよ!林が3点目を決めた直後には明らかに福岡の選手の心が折れた。九州ダービーでお隣県の選手たちの心をへし折ってやったのがもう上出来過ぎてイケイケドンドン。得失点差がマイナスの借金を帳消しにしてやる勢いで福岡ゴールに襲い掛かりました。元3冠ヘビー級王者のプシュニク監督(※嘘です)も意気消沈。プレーオフ圏内を争うライバルに痛恨の一撃を加えられたので、勝ち点6くらいの価値ある勝利となりました。もっと点が取れた気もするんだけど、無失点だし褒め称えましょう。定位置6位をキープ。


この試合、伊佐の運動量が際立っていたように思います。シーズン途中からリトリートして守備をするようになってからFWがチェイシングする場面って戦術的に少なくなっていたのですが、そんなに追いますか、また足攣りますよ?っていうくらいに走っていた。風貌的にも飢えた狼っぽさがあり、戦術なんか知らねぇ、ボールに食らいつくんだっていうくらいに走っていました。周りもつられてチェイシングしていたような雰囲気。まぁ戦術なんだろうけれども。後半の2得点は高い位置で奪えたショートカウンターでしたし、福岡の弱点だったんでしょう。伊佐も得点チャンスを決めきっていたら完璧でしたが。富山戦の経験、手応えがプレーに出ていました。伊佐だけではなく、為田も末吉も林も伊藤もよく走っていました。やっぱりやればできる子なんです。


本当は総力戦で波に乗り、富山に勝利しておきたかったんですが、2週間遅れで波に乗りました。勝ち点を分けあった最下位の富山さんも東京Vに勝利してJ2残留争いにも火を付けておきましたから、J2がより盛り上がって良いのではないでしょうか。阪田も復帰して途中交代で試合に出ましたし、選手層が厚くなった気がしますし、次節対戦する横浜FCも久々に負けましたし、風を、強い追い風を感じます(※筆者独自調べ)。波でも風でも何でもいいから火曜日のアウェイで勝利して弾みをつけて欲しい!

2014/09/15

2014年 J2 第31節 富山戦

【富山 1 - 1 大分】



3連休を確保して行ってきました富山へ。札幌戦以来、約2か月ぶりに生観戦です。結構ご無沙汰でした・・・。前節、熊本戦を落とし、シーズン通して波に乗り切れないままなのに6位をキープしている謎な状況です。富山は雨が多いイメージなのですが珍しく謎の快晴でした。



富山総合運動公園陸上競技場に来たのは3回目かな?富山は今季2勝しか出来ていない状況で、きっと富山サポーター達は家庭や職場で「なんで勝てないのに応援しているの?」的なことを言われているに違いないはず。シーズン通じてほぼ負けているようなチームの試合観て楽しいの?意味あるの?とか。昨年J1で2勝しか出来なかった我が軍。痛いほどその状況が分かるだけあって、スタジアムに行くのも若干気が重たかったのです。J1からJ2に落ちるのとJ2からJ3に落ちるのとでは意味合いが全く違うので、状況は比べ物にならないほど深刻。さらに泣きっ面にスポンサー離れ。長年支援をしていたYKKが段階的な撤退方針を表明。来年度には北陸新幹線も開通するのにタイミングが悪すぎる。スポンサー多いように見えたけど、とにかく追い込まれている富山が最下位とは言え逆に不気味でした。








ただ、開始前のスタジアムの雰囲気は普通なのが救いでした。ライカ君ふわふわ。全国のマスコットふわふわを一堂に集めたい欲求にかられる。夢のふわふわコラボ。



今日もまったり観戦を決め込みまして、メインスタンドの自由席に座って観ていました。前売りで2100円。日が暮れてくるとピッチ以外は全体的に暗いスタジアムです。







富山のゴール裏は芝生があって子供たちが走り回っていてほのぼのした雰囲気。雨が降るとドロドロになるけど晴れていると良いですね。バーベキューとか流しそうめんとかフリーマーケットとかやればいいのに。土手的な使い方できる稀有なスタジアム。ダンボールをお尻に敷いて滑走したり、朝倉南に告白したりも出来そう。これ、毎回書いている気もする。





冗談はさておき、この日一番印象に残ったのは富山の社長さんの演説。ブーイングとか出るかと思いきや、社長の気迫が勝ってかスタジアム全体が一丸となった雰囲気を感じました。逆に言うとそれくらい追い込まれている。もうピッチ上に託すしかなくなっている様子。補強もし終わったし、もう外からは打つ手無しで、やるしかないというところまで来ているという雰囲気。讃岐との差が12で残り12試合。チェアマンも来場して挨拶していました。



そんな富山を倒して勝ち点を持って帰らねばならぬトリニータのスタメンが今までに無い謎のメンバーに。ワントップに伊佐が入り、右サイドバックは西。怪我から戻って間もない木村、アンカーにジョンヒョンとしばらくスタメンから離れていたメンバーが復帰しまくり。今更選手を試す訳もないので、とにかく何かあった様子が感じ取れる。憶測だけれども。主審は前俊と一悶着あった日高主審だし、こりゃ厳しくなるなというのが試合前の印象でした。



ふと気付くと、そのスタメンの横断幕を前面に張り出す細かい芸が。毎回アウェイではなるべくスタメンを前面にしている感じだけど、選手たちは気付いているのだろうか。いつもご苦労様です。


試合は前半、富山のロングボールに良いところ無しのトリニータでした。そういえば前回観に行った札幌戦も4-1-4-1だったのですが、3トップ対策なんだろうなぁと思うんです。アンカーがいて、スペースを潰してブロックを形成するのが目的だったのか・・・。ただ、ボールが頭の上を超えていくのです。中盤とかスペースとか関係ない。清々しいほどロングボールを多用する富山。事故みたいなゴールでも何でもいいから得点できればそれで良しみたいな。富山って、安間監督ってこんなサッカーでしたっけ?っていう。そんなね、単純な攻撃ならですよ?うちのDFなら弾き返せますわ、と余裕ぶっこいていたら徐々に慌て始めるから怖い。セカンドボールも拾えなかったし、ポストに助けられる危ういシーンまで出る始末。割り切ったチームは怖い。前節も富山はロングボール主体で戦ったらしいので、一体何をどう準備してきてこうなっているのか謎でした。


さらによく分からなくなったのは後半で、特に何も変わってないように見えるのにトリニータが攻撃を仕掛けられるようになったんです。もう波状攻撃。得点の匂いがし始めて、林のライダーキックで先制です。林、ライダーキック的な飛び込むシュートが得意ですね。得点は素晴らしいのですが、何でハーフタイムの微調整で修正出来ることが前半のうちに修正できないのだろう。ずーっとそんな試合が続いているから悔しい。やっぱり出来るんですよね。これが全くできないんなら諦められますが、やればできる子が毎試合ひょっこり顔を出すんです。チラッと。すぐ隠れやがんの。人見知りか。上手にやれれば前半の難しい時間帯も短く出来て、波状攻撃の時間帯を長く出来たんじゃないだろうか。謎だ。本当にこの点が惜しい。


ちなみに得点が入った時、富山のスタジアムは異常に静まり返りました。そりゃもう経験したことのないレベルでメインスタンド側が静まり返った。小学生や中学生だった時に朝礼で校長先生が「そこ、うるさい!」ってブチ切れてもこんなに静かになったりはしない。凍り付いたっていう表現が正しいかもしれない。この試合の先制点が、この試合の負けが富山にとってどういう意味なのかが分かる一瞬でした。正直ちょっといたたまれなくなりました。


70分過ぎから動き始めた試合ですが、ここからの交代が難しかった。西に代えて土岐田、あぁ守備を固めるのかな、と。次がジョンヒョンに代えて昌也。あぁ、ジョンヒョンは1枚イエローカードもらっていたし、日高主審だしな、と。最後に足を攣ったそぶりを見せていた木村に代えて後藤。この直後のプレーで伊佐が完全に足を攣ってピッチ外で動けなくなってしまった。前日深夜にドルトムントの香川復帰戦をテレビで観ていたのですが、あの香川でさえも久しぶりにスタメンで出場すると足を攣るんだなぁーなんて他人事のように観ていましたが我が軍の久々スタメン復帰組も次々と足を攣っているではないか!そして、1人少ない間にコーナーキックから失点。一転息を吹き返す富山県民。しかし、この時もう我が軍は攻め手を失っていました。


結果はドロー。最下位相手に痛恨のドローに違いないのですが、追い込まれた富山の気迫が運を呼び込んだ試合だったように感じています。前半の慣れないメンバーで戦わざるを得なかった事情(※謎)、受け身になった前半の時間帯(※謎)、後半の波状攻撃(※謎)、先制したのは成長の証しだけれども、交代メンバーの選定ミスで逃げ切れず。このところの失点の多さやアウェイでの勝てなさも考慮するとドローで済んで良かったと思えるほど。最後まで諦めずにプレーしていたし、相手が最下位ということを除けば及第点・・・は甘すぎでしょうか。


収穫はワントップだった伊佐。手荒い富山のDFに対して身体を張っていたし、得点にも絡んでいた。足を攣りながらも最後はピッチに戻って根性で走っていました。無理はして欲しくないけれども、彼にとってはチャンスでもあった訳で気持ちは伝わりました。高松の後継者になってもらわねば困るので、良い経験になったはず。中期目線で考えよう、中期目線で。昌也と風間を最初から使わなかったのはやっぱり謎なんだけど。謎の多い試合でした。サッカーって奥が深いですね・・・。私には何が起こっていたのか分からなかったです。解説のあるテレビ中継ってやはり大事。


終わってみればトリニータも富山も首の皮一枚つながったような状況です。6位をギリギリキープ。次節が正念場。トリニータも富山もこの試合をどう次に繋げて活かすか。富山は同じような気迫で他のチームを倒して意地を見せてくれると信じていますから。もう終盤戦は順位なんか関係ない、殺るか殺られるかの試合に突入します。チャンスも絶望も待つ終盤戦。毎週このヒリヒリした感じが続くのがたまらん。失点が止まらないですが、補強した選手に頑張ってもらいましょう。これからもう、全部決勝戦だわ。全部が。生観戦は最高でした。







2014/09/07

2014年 J2 第30節 熊本戦

【大分 0 - 1 熊本】

流れとしては間違っていなかったんです。若いチームが波に乗り切れず、自信を付けさせて一気にリーグ終盤戦で順位を捲り上げる!その流れだったんです。ただ天が、天が味方せずに点が取れなかったんです。はい、お後がよろしいようで・・・・こんな感じでもう書き終わりたいくらいですがもうちょっと頑張ります。むしろ天が助けてくれたから1失点で済んだ気もしますが。


土曜日は普通ならお休みなんですけど、期末ってものがありまして、納品and納品の日々になっている関係でお仕事だったのです。仕事を終えて、電車で最寄り駅に着いたのは19時を過ぎたあたり。スマホでスカパー!オンデマンドを起動したらそこには「大分」のコレオグラフィが飛び込んできました。か、漢字を描けるなんて!県の形もくっきりで分かりましたし、素晴らしかったです。来年には般若心経くらい描けるようになるんじゃないだろうか。準備お疲れ様でした。スマホ片手に帰宅して前半10分頃からは自宅でスカパー!観戦できました。


で、まぁ4度目です、4度目。田坂監督体制になってから総力戦と銘打って2万人を超える観客を集め、またもや勝てない試合を大観衆に見せてしまいました。痛恨の極み乙女。県内は強い雨が降ったようで、動員にやきもきした方も多かったんじゃないでしょうか。2万人を超える観客が集まってくれました。今季J2の集客ではNo.1ということで、総力戦では過去最低の動員ではありますが大雨の中、熊本という地味な相手にしては十分だったのではないでしょうか。まぁ、そりゃ3万人集めたかったですけれども。





スタメンにはラドンチッチが復帰。個人的な予想では前節と同じメンバーで、ラドンチッチはベンチスタートかなと思っていましたが外れました。前半からどう攻めるのか、意思統一がなかったように感じました。ラドンチッチをどう使うのか、使われるのか、局面の中での判断に統一感が無い感じ。効果的な攻撃は試合を通じて観ることはできませんでした。


熊本はアンデルソンという、かつてJ2では出場機会があったけれども、あまり印象に残っていない外国人を初スタメンに抜擢。シンプルにハードワークして縦に速いカウンターサッカーを展開していました。熊本相手に勝てていないのは確かで、苦手意識があるのも確かではあるのですが、今日で8回戦って5引き分け3敗。全然大したことない。ジェフ千葉に比べれば苦手とか勝てないとか言えるレベルの成績ではない。そう考えると傷ついた心が若干癒されます。


しかし何が残念ってですね、この日のために沢山のサポーターが知り合いを誘ってくれたと思うんです。それで18位の熊本相手にこんな試合を観ることになった一見さんがトリニータつまらんって言っちゃうってことですよね。どうしてこう、チャンスに弱いのだろう。こういう試合でこそ逆転勝ちをして欲しかったのだけれども。勝つと凄く楽しいってことを沢山の人に知ってもらえないことが一番残念だわ。若手がプレッシャーを感じて固くなったのであれば、それはそれで1つの経験なんだけれども。プレーオフでの試合で今日の経験を教訓として活かせれば良いのだけれども。


ともあれ、シーズンは佳境に入ります。磐田戦も松本山雅戦も千葉戦も岡山戦も福岡戦も横浜FC戦も残しています。次のアウェイ富山戦で立て直せないと、それこそ目も当てられない状況に陥るのでとても重要な一戦になってしまいました。一旦止まった勢いですが、もう一度波に乗って10月からの山場を乗り越えましょう。はぁ・・・・残念。くまモン嫌い。