2015年8月16日日曜日

2015年 明治安田生命J2リーグ 第29節 京都戦

【京都 2 - 1 大分】



京都では~♪誰で~も~♪ひとりひとりきり~♪
わたしの愛も 私の苦しみも
誰も わかってくれない
きらめく風が走る 太陽が燃える
タオマフに バンデーラの中
わたしは飛ぼう 白いボールになって
シュート トラップ ボレー
ベストを尽くせ
残留 残留 残留
残留をねらえ!


ということで年齢層高めの人なら歌える感じで絶賛現実逃避気味です。先週は帰省していたのですがいつの間にか東京に戻って、東京から行ってきました酷暑の京都盆地、お盆に盆地京都サンガ戦です。なんだかんだで3年振りくらいの西京極。夏休み期間とあってホテルの類は満室or空いていても超高額なので本当にサッカー観戦だけ。無計画の私が日帰りするには試合後に東京行きの新幹線に飛び乗らなければならず、少しでも移動しやすいであろうホームスタンドからの観戦となりました。試合終了と同時にダッシュしてなんとか京都駅に間に合って無事日帰り成功。



ぶっちゃけると前節の愛媛との戦いっぷりを考慮すると期待薄だと感じていた今節。愛媛と同じようにすればトリニータに勝てるってことがJ2界隈に露呈した訳ですが、今節は愛媛が大宮を倒したりしているので、あれは愛媛が強かったということで良いんじゃないでしょうか。なかなか真似できる芸当では無さげ。名将木山監督の手腕です。しかも京都は相手チームの良い点を消すような弱者の戦いはせず、自分たちがどう戦うかを突き詰めなければならない強化費の使いっぷりをしているクラブなので、愛媛よりも戦い易い相手ではありました。


愛媛戦では自慢のDFラインのコントロールがままならず、ラインを上げるタイミングで裏を狙われて四苦八苦した訳ですがJリーグ全体を見渡しても裏を狙うのが上手な大黒が存在している京都相手に無失点で終われるとは思っていませんでした。さらに京都は監督も代わり、夏に補強してムキムキになっており、まさに今残留争いから抜け出そうとしているのであります。複数得点して是が非でも京都の足を引っ張りたいトリニータだったのですが・・・。



スタメンには珍しく変更が。高松に代えて伊佐が先発。フルスロットルでプレッシャーをかけることで裏狙いのパスを遮断する目的かなとか、戦術を予想しましたけれどもそれより何より対する京都のスタメンに大黒の名も、補強したフェホという外国人の名もありません。FWには有田と宮吉が名を連ねており、ここ数試合はどうも大黒はベンチスタートの感じらしく、こんな順位に沈んでしまっている京都も闇が深そうという印象。



実際試合が始まると、トリニータのDFラインとの駆け引きみたいな意図は然程感じられず、京都の攻撃って一体何がしたいんです?サイド攻撃?何?という印象でした。裏を返せばトリニータの守備陣がもう一度勇気を持ってラインを上げ、中盤をコンパクトに保てて、守備体形を維持できていたということです。若狭を中心に前節を反省を活かして良い守備が出来ていました。


攻撃面では為田のチャレンジが失敗続きで実を結ばない印象でした。仕掛けることは出来ていても最後の精度を欠く。しかし、左サイドからのカウンターチャンスで全て自ら仕掛けた形で結実。為田が放ったシュートは圭介(※旧俺たちのエスペランサ)にはノーチャンスの完璧なゴールを生み出しました。自分で決められる人、それがエース。素晴らしいゴールでした。



期待していなかった試合で、京都はよく分からない状態だし、リードしているしで、もしかしたら勝てるかも・・・と心ときめくハーフタイム。後半開始直後にも西が凶悪なドリブルで2度ほど右サイドを引き裂き、相手DFにとっては酷暑の中で地獄のような対応を迫られる。まさに西凶獄という状況だったし、2点目が取れそうな匂いが漂っていたんです。でも決めきれなかった。昌也のミドルシュートが枠に飛ばなかったり、まだ動ける後半頭に2点目を決めきれなかったのがそもそもの敗因だと思います。


京都が先に動いて選手交代をした直後、カウンターからのカウンターみたいな感じで京都に決定的な場面を作られて失点した訳ですが、この失点は守備が破られた訳でも、破たんした訳でもない失点だったので仕方がないかなと思えるレベルでした。ボールが転がった先に敵がいた。運がなかったかなと見受けられました。こんな失点は京都相手なら想定内。ここから押し返せるかどうかが最も重要だったのですが、残念もう走れませんの時間帯が近づきつつあり、大黒の投入で畳みかけられてしまう。


大黒という選手は、戦術の外にいる感じの選手で、試合の流れとか脈略とか関係なしに得点できる稀有な存在。弱者が集まって作った戦術を超えてしまう選手。雑に見えたクロスなのにゴールに変えてしまう。あっさり大黒にやられて逆転を許してしまう。そしてダメ押しのフェホ投入。攻撃は形にならず、守備もやっとの状態で試合終了。


終わってみれば、京都が前半の想定外の失点をベンチワーク含めてチーム全体でゲームを動かして勝利した試合でした。前半はトリニータを走らせたかっただけだったかもしれません。2点目が早い時間に取れなかったこと、京都には想定外の失点をも取り返せる切り札を複数枚持っていたことが差になった試合と感じました。大黒をベンチに置けるクラブですよ、京都は。


その京都に比べて交代枠の使い方の意図がさっぱり分からなかったトリニータ。未だ得点が必要な時に切るカードが、策が存在しない。つまりは先発メンバーで複数得点しての逃げ切りが唯一の勝利パターンってことになってしまう。今一度、柳田監督はリードされた場合に手駒で何ができるのかを考えなきゃならんですね。


大切な試合で負け込んでいるので、ショックではありますが8月の酷暑の京都盆地でこれだけやれるのであれば、もう少し涼しくなれば試合を通じて走り切れる季節が来るだろうし、そうなればもうどこにも負けない先行逃げ切りの戦い方が出来そうな感じはあると思ってます。涼しくなるまでは割り切って上手にサボったり先制したらドン引きしたりしても良いと思うんですけどね・・・。


ただここ数試合、最も感じたことはですね、もっと松本昌也に成長して欲しいってことなんですよ。人一倍松本昌也に期待しているからなんですけどね、いま無意識なのか攻撃は、はい、兵働さんよろしく、みたいな安直な選択になっているような気がしていて、そんな決まり事を忠実に守るようなレベルじゃ無いんですよ、私が松本昌也に求めているレベルは。昌也自身に得点に絡んで欲しいと切に願うのであります。チームを引っ張るレベルの熱い自己表現をしてくれたらなと思います。戦術の枠を超える選手になれるはず。




怪談和尚が電光掲示板に映ったのは面白かった。京都らしい素晴らしい企画。21時終了の試合後のイベントって珍しいですね。大分トリニータに負けた方がよっぽどゾッと出来たんでしょうけど。




次節はホームでセレッソ大阪戦。これまた難しいところが難しいタイミングでやってきますが、課題を克服して勝利を得られるか、それとも来週も現実逃避してしまうのか。セレッソも補強してムキムキになっていますし、やんなっちゃいますねもう。修羅場上等ですけど、やんなっちゃう。早く涼しくなって欲しい。

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