2015年11月5日木曜日

2015年 Jユースカップ準々決勝 大分U-18 vs 横浜F・マリノスユース

【大分トリニータU-18 0 - 0 横浜F・マリノスユース】(PK4 - 3)



日曜日にユースの応援に連れて行ってもらっていました。謎の秘密結社だと思っていた「関東組」と呼ばれている名前だけが物騒な組織に縁あってお誘いを頂まして、カシマスタジアムでユース世代のサッカーを観てきました。過剰にビールを飲みたがる不良中年FC東京グルメブロガーを除くと物騒な人たちは皆無で、むしろ全く応援の役には立たない私の方がよっぽどクズに近い人種であると思うに至りました。誘っていただいたおかげで素晴らしい試合を観ることができまして感謝しかありません。ただ私、残念ながら、ユース世代のサッカーは分からないマンです。ほとんど観たことがありませんので書けることは少ないのですが感じたことをつらつらと。



そもそもカシマスタジアムが久々で。このブログにはまだ登場していないんじゃないでしょうか。ブログ開始以前にトリニータの試合を観に行った記憶があるような、無いような。諸々の諸事情で書いてはいませんが、何度か行ったことはあるスタジアムなのではあります。素晴らしい専用スタジアムで、独特のユッタリとしたリズムのチャントが流れる王者の住処。このスタジアムで誉れ高き青いトリニータのユニフォームを着て試合をするのはかなりレアな体験なのではないでしょうか。



Jユースカップは今年レギュレーションが変わり、希望者全員参加のノックアウト方式に。大分U-18がユース世代最高峰のプレミアリーグで戦っているっていうことくらいがクズ人間の持っている全てのユース情報で、どこが強いとか、さっぱりのまっさら状態で観戦。ただ、直前に発表された3人のトップチームに昇格した選手情報は押さえていたのでその3人の区別くらいはつくようになろうと意識はしていました。吉平翼だけはトップチームで観たこともあってすぐに分かりましたが、初見だと中々厳しい。江頭は分かったり分からなかったり。U-15宇佐からの初の昇格となった岩田は県北民として熱烈に応援せざるを得ません。



マリノスユースって名前だけで強そうな相手だと思っていましたが、試合が始まってみるとシンプルなプレーを主に前線数人で局面を打開しようとするマリノスユースとねちっこい球際の守備でゲームをコントロールするトリニータU-18の一進一退の攻防といった展開。決定的場面はマリノスユースの方が多かったですが、組織としての質はトリニータU-18の方が高いと感じました。初見のクズにも分かるレベル。守備をベースに作られた組織という感じ。攻撃面でチャンスメイクも出来ていたので、良いんですよ、すこぶる良い。両チーム延長でも決めきれず試合はPK戦へ。



マリノスユースは都会っ子ですから、個人主義的な部分がちょっとあるような雰囲気。PKになったら全員で肩を組むトリニータU-18の団結っぷりが良い。



PK戦が大好物のGK真木くんの活躍もあってベスト4進出を決めました。大分トリニータU-18史上最高記録にふさわしいチーム。まぁ初めて観たんですけどね。断言したくなるくらいに強い印象が残ったんです。キッカーの順番を自分たちで決めるという自主性に任せる方針の中で、1番目のキッカーに名乗り出る男こそがトリニータの10番にふさわしい。PKは止められたけれども、キャプテンマークを巻くだけの男ではある。宮地くんは強く印象に残りました。


よく走る、可能性に満ちた素晴らしい団結力あるチームでした。勝利の後、肩を組んで「大分よりの使者」を歌い始める選手たち。観客席にいる人数よりもピッチにいる人数の方が多いスタジアムで、その歌を歌うのは生粋の、トリニータが生んだサッカー選手たちでした。準決勝は東京で浦和ユースと激突。ここまできたらタイトルを獲って欲しいですね。完成度の高い団結力を見せられ、また3人もトップチームに昇格する結果に、考えていたのは中長期計画のこと。ご存知でしょうか?20周年記念のHPの最後にサラッと書かれていたやつ。






ってことなんですよ。2020年までにJ1定着が必要ってことは最低でも2019年にJ1昇格していなければクラブの責任問題となります。今年トップチームがお話にならない状況になってしまってはいますが、まだ計画的には余裕はあるんです。人生、上手くいくことばかりじゃない。そりゃ1年でも早くJ1定着期を迎えたいですが外的環境もあるので一筋縄ではいかない。今18歳の若人たちが5年後、J1定着期の主力になってるはず。いやなってもらわなければ成り立たないんです。むしろ高い移籍金でブンデスリーガくらいに直接買われて行くくらいになってもらいたいんです。そのためにもなるべく厳しい環境を経験できるように、J3よりJ2残留の方が近道。この日、一番感じたのは胎動。U-18から昇格した去年の3人、今年の3人。土の中で根は強く伸びている。育成路線は間違ってはいないと証明したい。だからこそトップチームよ、頼むから踏ん張っておくれよ!



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