2015/04/29

2015年 明治安田生命J2リーグ 第10節 栃木戦

【大分 0 - 1 栃木】

スカパー!生観戦でした。スマホじゃなくてテレビで観れるって素晴らしい。週末に勝ちましたが喜びもつかの間、水曜日に負けました。今シーズン初勝利が水曜日だったこともあって「水曜日無敗」とジンクスにすがりたかったのですが、たった1試合じゃジンクスにもならんってことでした。GW連戦はホームでの試合と九州でのアウェイばかりなので有利に事を進められるはずだったんですけどね・・・。残留争いは続きます。



第10節のスタメンは今シーズン3度目の4-1-4-1でした。エヴァンドロ先発を諦めよう派である私だけが納得の先発陣。ワントップに借りてきた永井、右に三平、今日は2列目昌也、前節のヒーロージョンヒョンと復帰して連戦で無理に無理を重ねさせてしまっている為田。アンカーは戻ってきたキャプテンダニエル。DF陣は前節と同じメンバーでした。


試合は3バックだろうが4バックだろうが余り変化はなく、ゴールの気配がしないまま栃木にCKからゴールを許して虎の子の1点を守りきられて終了でした。違った点と言えば前半のうちにエヴァンドロが投入されて伊佐と交代し、アンカーのダニエルがCBに入って鈴木がサイドバック、昌也がアンカーに入るという早めの攻撃刺激策に打って出たことだけでしょうか。実を結びませんでしたが。


全体的な印象としては残念な試合でした。為田のミドルシュートにピクッと反応したくらいで、後はほぼ何事も起きなかったし、起こせなかった。個人的に期待し続けている昌也の惜しいヘディングシュートもあったけど、決めなきゃ何の意味もない。試合を決めるくらいの選手になってもらわないと困るんです。昌也が超えるべきハードルはもっと高い。アンカーに入った時に脚の遅さがアダとなってカウンター対応で相手選手に置いて行かれる場面も散見されたし、まだまだポジショニングとか考えてやらなきゃいけないことは山ほどある。伸びしろはもっとある。色々と悩みながらやっているだろうけれども、乗り越えて大黒柱に成長して欲しい。


その昌也に悪戯をして顔を赤くさせるのが大好きなエヴァンドロはやっぱり、スペースが出来てから投入する方が活きると感じました。GWの連戦で明らかに両チーム走れなくなった時間帯がありましたが、あれくらいの時に元気いっぱいエヴァンドロが走り始めた方がチャンス作れそう。今まで点を取りそうな雰囲気はありましたが、今日は雰囲気さえも無くなってしまいました・・・。それだけ栃木の守備ブロックが粘り強く素晴らしかったし、カウンターも冴え渡っていました。試合を決める2点目は武田が踏ん張って阻止してくれましたが。


天気の良いGWなのに、結果も出ていないので当然ですが観客の伸びも無く、危機感を抱かせるには十分な試合内容でした。チーム内に0ベースで競争を生み出させてピリッとさせないともうダメかもしれない。お金が余計にかかってしまう事案は避けたいお財布状態なのは重々理解しているのだけれども、このままのペースだと42試合で勝ち点30がやっと。まずい。非常にまずい。勝てないことによる自分の精神状態が一番まずい。出張続きのGWを乗り越えられないかもしれない・・・・。


2015/04/26

2015年 明治安田生命J2リーグ 第9節 長崎戦

【長崎 0 - 1 大分】

待っているのは最高の週末だ!もう2ヶ月も待ちましたよぉぉ!スカパー!さんがCMで言っている最高の週末って一体何のことなんです?状態だった陰鬱な週末を過ごした我々にもようやく最高の週末が訪れましたよ!最高の週末さんもまさかこんなに待たされるとは思わなかったでしょう、お待たせしました大分トリニータが週末にようやく勝ちました。唯一の勝ち星は水曜日でしたからね・・・・。


長崎で行われた試合には多数のサポーターが駆けつけた第9節、私は出張先のビジネスホテルでスカパー!オンデマンドを活用して録画観戦するという陰鬱な週末どっぷりの生活でした。今日も負けていたらビジネスホテルの廊下を裸で叫びながら走っていたかもしれない。危なかった。



スタメンは前節から戻った4バック。スカパー!表記ではアンカーが昌也でドキドキしながら観始めたのですが、プレーの中身はよく分からなかったです。中盤は誰が誰だか分からない、スマホでオンデマンド視聴の限界です。現地ではどう映ったのでしょうか。CBはグチャグチャな表記でしたが、多分並び的にはこんな感じ。オンデマンド画質なので自信は無いです。この4バックだと兵働を活用する術がなく、色々な妥協の中で勝ち点を拾うためのメンバーになっていっている気がしますが残留のためにはなりふり構ってられません。


この試合のトピックは3つ。為田復帰戦ということ、ダニエル抜きのメンバーということ、失点を止めるということ。まずは何よりも為田です。昨シーズンから完全なる主力に成長し、期待されたシーズン開幕前に怪我をして離脱。その間にチームはどん底状態。個人的には誰かが穴を埋めるくらいに頑張ってくれるだろうと思っていましたが、今日の為田を改めて観て、前を向いてボールを運ぶ姿勢への期待感が半端ない。まだ万全ではないだろうけれども、チームのために戻ってきてくれたことを誇りに思いました。


ダニエルが出場停止とあって若手で穴埋めされたメンバー。しかし、若手は頑張っていました。中でもジョンヒョンは直接FKで試合を決めた。昨シーズン終盤から突如無回転FKを披露し始め、FKの可能性を匂わせ始めていたジョンヒョン。負けが続いていたチームを救う美しい弾道のゴールでした。ドイスボランチではダニエルに次いで2番手扱いでしたが、4バックでは守備の部分で強みのあるジョンヒョンのスタメン確保に向けて大きなアピールとなりました。兵働のキックの精度を参考に磨き続けて欲しい武器。


今日の勝利は失点を止められたからでしょう。攻撃の内容的には手放しに褒められない出来で、時間が解決すると思っていましたが、まだまだ呼吸が合わない。まだしばらく苦しむ予感が満載の攻撃陣でしたが、守備陣は長崎のカウンターに対してよく対応していたと思います。危うい場面も多かったですが、今日は巡り合わせが良かった。キャプテンマークを巻いた若狭の奮闘がありました。


アウェイで責任感のある闘いがピッチで繰り広げられ、残留に向けての大きな一歩になりました。現体制、首の皮一枚繋がった状態でなんとか1勝。GW連戦は幸先の良いスタートとなりましたが内容を問うならば辛口にならざるを得ません。しかし、そんな状況では既になく、勝ち点を稼ぐのが先。勝てばよかろうなのだ、でとりあえず最高の週末を。気になっていた刀根の眉毛はオンデマンド画質では何も映ってませんでしたが、まだ眉毛はあるのだろうか・・・。長崎はシンプルにやることが決まっていて強かった・・・。いかん、勝てばよかろうなのだ。

2015/04/19

2015年 明治安田生命J2リーグ 第8節 大宮戦

【大分 0 - 3 大宮】

今日は4月19日ということで、死に逝く日です。いや違う、良い句の日だそうです。色々なイベント開催を頑張り続けている大分FCさんはトリニータにまつわる川柳を募集するという企画をしていたそうです。今の状況でそんなことしたら悲痛な川柳しか集まらん気がしてならないのだが、実際はどうだったのでしょうか。私も沈痛な表情で考えてみました。

キャプテンが 一発退場 3連敗

そんな川柳しか出てこない試合でした。さらに3失点。止まらない失点。しかも入場者数がシーズンパス販売数を下回るという緊急事態。さすがにもう誰も優勝とか言い出せないレベルまで堕ちました。残留を目指して戦う今日のスタメンは4-1-4-1。





なんだかもう懐かしい感じがする4-1-4-1。最終ラインが開幕戦以来のスタメン復帰となった福森、CBでは久々の安川、コンスタントに試合に出続ける鈴木、そして若狭が右サイドバックとして戦列復帰。怪我だったのでしょうか、若狭は。謎ですが待望の復帰。この並びには不安しか感じなかったのですが、そこはダニエルがいるから何とかなるだろうと思っていました。だがしかし、その攻守の要がレッドカードでピッチ上に居なくなってしまうから大問題なのであります。


試合の入り自体は良かったですし、何としても勝利しようと各選手から意欲が滲み出ていたので、今日は期待が出来そうだなと感じていた矢先の退場だったので非常に残念でした。ジャッジ自体は、確かに両足で突っ込んだ形ではありましたが、一発レッドは厳しいかなと思いました。今日の主審のジャッジは基準がよく分かりませんでした。


退場者を出してしまってからは、耐えてワンチャンスを伺う展開にならざるを得ず、厳しい闘いを強いられましたが、エヴァンドロがワンチャンでPKを獲得。きちんと自ら決めるなら10番を背負うものとして認めてあげたいのですが、やっぱり雰囲気を醸し出すだけで決定的な仕事はできず。エヴァンドロ先発を諦めよう派の私を勢いづける、PKを外すという残念な結果で前半を終えました。このPKの判定でイエローカードさえ提示されていないのはやっぱりよく分からなかったですね。先発というか、もうエヴァンドロ自体を諦めてもいいかもしれない。ちゃんとした結果を出してくれないと。永井はどこに行ってしまったんだ・・・・。

PKを 獲得しても 無得点

そんな前半でした。後半はもう、サイドから失点しまくり。最初の失点はトリニータの左サイド。次は右、最後も右。何試合もサイドから突破されたり、早めのクロスだったりと弱点を見切られている感じがします。最初の失点が全ての始まりで、左サイドの選手は猛省が必要。


ただ、この試合を出張先のホテルからオンデマンドで生観戦した私はですね、逆にですね、燃え始めたというか、何かこうヤケクソじゃないですけど、これは本物の逆境がやってきやがったなというか、不利な状況でも走り、戦い続ける選手たちに心底頑張って欲しいと思い始めまして、何か必要とされているような不思議な感情に陥りました。病気ですね。退場者を出してから声援も不思議と声が大きくなっていったような気がしました。同じ病気ですね。


さすがに3失点もされては心が折れそうになりましたが、J1で定着するためにはJ1での残留争いに慣れていないといけないので、J2で若手に、事前に、貴重な経験をさせていると前向きに考えることで精神のバランスを保持しています。

週末に ストレス溜める トリニータ

全然最高の週末が待ってねぇじゃねぇか、スカパー!さんよ。やっぱり今日は死に逝く日だったのかもしれない。繰り返し戦力を揃えたつもりの年に結果が出ないのはやはり、根本的な原因があるに違いない。それを追求して改善出来なければ安定して戦える土壌にならない。しかし、今起きている問題はピッチ上で解決できるはずの問題のはず。中期計画の中では根本的な問題の方を解決しなきゃならんだろうけど、今年は現有戦力で中位以上の順位で戦えなければおかしい。選手たちに乗り越えてもらいたい。

2015/04/11

2015年 明治安田生命J2リーグ 第7節 福岡戦

【大分 1 - 2 福岡】

スカパー!生観戦でした。福岡相手に完敗。福岡相手に相性の良かったホームでも勝てませんでした。前半に得点が出来なかった時点で、薄々結果が分かったような気がしませんでしたでしょうか?



前線の顔触れが若干変わりました。スカパー!表記ではワントップに三平でしたが、キックオフ後の並びは永井ワントップ。シャドーにエヴァンドロと松本怜。左サイドに三平という並びでした。ボランチにはダニエルが復帰。私、エヴァンドロ先発は諦めよう派ですが、今日のエヴァンドロも可能性を感じさせるだけの10番を背負う男でした。


全体的に悪くはないと思うのです。でもまぁ良くもない。前線にスピードのある3人を並べることが縦に速いサッカーを実現する方法なのでしょうか?何だかもう苦しい状況に陥ってしまいました。得点は入らず、失点は止まらず、内容的にも充実していないので客足も遠のく一方。


今日の試合は唯一ミスタートリニータ高松が終了間際に難しいシュートを決めて意地を見せてくれましたが、あの気迫が今日のような試合では最初から全員に欲しかったですね。


相手をなぎ倒して行くような力強いサッカーでもなければ、相手が何をしてきても弾き返して一矢報いるようなサッカーでもなく、J2優勝はもちろん、その後J1に定着出来る何かを今のチームには感じ取れなくなってしまっています。去年はヤマハスタジアムで観た若手の前線の躍動があったので信じて我慢できたのですが、今年はちょっと辛い。


どうせなら若手をもっとみたいですね。色んなイベントで集客しようと頑張っているんですが現場が応えられない状況が続くのも辛い。謎ジャッジが多いのも辛い。運も無い。J2残留は死守しなければならない最低ラインなので、1つでも順位を上に上げるために気迫込めて戦って欲しい。もう、J2優勝なんて口にするのは恥ずかしい。ここからは残留のための戦いが始まる。今年のJ2は油断しているとやられる。シーズンの6分の1が経過してしまったので目標を切り替えて戦うとき。このままではまずい。


2015/04/05

2015年 明治安田生命J2リーグ 第6節 愛媛戦

【愛媛 2 - 0 大分】


愛媛さんに完敗して、岐阜さんが絶不調過ぎただけってことが判明しました。大分トリニータは今のところ下から2番目の実力です。3連戦は1勝2敗と負け越しで終わりました。アウェイでは当然の如く負けますね・・・。愛媛の木山監督にしてやられました。


愛媛のスタジアムには未だかつて行ったことがなく、徳島か愛媛のどっちかには行きたいなと毎年思ってはいるのですが今年も縁がなくて、お仕事に向かう新幹線の中でブログを書いている始末です。スカパー!で生観戦してからのお仕事です。陰鬱です。





スタメンは前節岐阜戦と同じでした。1試合で6点取れたメンバーなのだから誰も変えませんよね。前線の組み合わせを固めるには時間がかかると思っていましたが、ワントップの永井が素晴らしい能力を表現しているのでワントップはもう永井が良いんじゃないでしょうか。問題はシャドーの組み合わせ。今年の不調の原因はもう10番にあるんじゃないかと思い始めました、私。


しばらく貧乏をしていた我々は待望のブラジル人FWを獲得できたとして沸き上がりましたが、エヴァンドロは思っていたのと違うんじゃないかと。永井の方が求めていたブラジル人像に近い気がする。ダニエルは足元上手でそれこそ、典型的なブラジル人助っ人に求めるものを持っていますが、エヴァンドロは足下がどうもぎこちない。ブラジル人なら誰でも良い訳じゃなかったんです。


エヴァンドロはパワー系突進プレイヤーで、小技が出せないイメージ。スーパー頭突きしか出来ないエドモンド本田っぽい。強パンチと強キックしか使えない。弱パンチも連打しちゃうからすぐ百裂張り手が出ちゃう。攻撃の流れが寸断されてしまう場面が多いし、チャンスでも自滅しているので10番に期待する仕事が出来ていない。後半にスペースが出来てからであれば役に立つ場面はありそうなんだけど、それは期待している10番の仕事ではないし。


今の状態を例えるならば、欲しかったエヴァンゲリオンのおもちゃをおばあちゃんに勝って欲しいとねだったら、おばあちゃんが間違ってエヴァンドロのおもちゃを買ってきてしまって、返品もできないし、もったいないし、おばあちゃんにも悪いから気を使って仕方なく遊ぶんだけど、やっぱり違うわこれって気付いた状態とでも言いましょうか。若手育成で我慢なら分かるんだけど、エヴァンドロが馴染むまで我慢っていうのはちょっと違うと思う。


エヴァンドロ「先発」を完全に諦める勇気。貧乏性なのでもったいない気がしてしまうのが悲しいのだけれども、先発についてはシャドーに岡本を試して欲しいなと感じました。今日も途中交代でエヴァンドロと代わりましたが、まだ岡本は戦術の中で自己表現出来ていないので、期待を込めて岡本が救世主になってくれるんじゃないだろうかと。もしくは西。右サイドには三平が戻ってきたし。エヴァは後半ジョーカーとして。と、まぁ攻撃陣は人選に厚みがあるので試行錯誤すれば何とかなると思います。そこは楽観的です私。時間が掛かっているだけで。7月に永井がセレッソに戻ると頭を抱える状態に戻るんだけど、そこは今フォルランが絶好調なので契約延長してくれると信じて。頑張れフォルランとセレッソのお財布。


守備についてもダニエルが今日、途中出場で戻ってきたのでこちらも何とかなるんじゃないだろうか。今日は山口を下げた後に、CKで相手をどフリーにしてしまうという、完全に交代が裏目に出てしまったんだけど、何とかなると思っています。あくまで優勝を目指すならばどうしようも無いんだけれども、若手を育てながらJ2残留する目標に変えるのであれば何とかなると思っています。あわよくばプレーオフ圏内に入ってJ1昇格を目指す例年通りの感じであれば、まだ何とかなるんじゃないでしょうか。6試合のうち、4試合がアウェイですし。もう一度ホームで、ホームでどうなのかを見極めたいですね。アウェイで負けて当然とは思っていないですけど。愛媛は近いし。次節の福岡戦。何とかなるのか、ならないのか。大注目ですね。

2015/04/01

2015年 明治安田生命J2リーグ 第5節 岐阜戦

【大分 6 - 2 岐阜】

水曜日、4月1日エイプリルフールの平日開催。相手は我々と同じくここまで勝利の無い岐阜でしたが、苦節5試合目でようやく初勝利を飾れたトリニータでした。スカパー!で生観戦しましたが、嘘をついても許される日に嘘みたいなゴールラッシュを決め、全トリニータブロガーが書きやすいようなネタを提供しながら全方位の精神衛生を向上してくれる心に優しい試合となりました。2失点は余計だったけど!





この日のスタメンは前節とは違い並びが元に戻った形。兵働とジョンヒョンを並べたボランチ、左サイドには松本怜、シャドーにエヴァンドロ、ワントップにホーム初登場の永井を据えてのスタートでした。ダニエルは引き続き欠場。磐田戦とは違って、主導権を握る意欲を感じ取りました。阪田の怪我もあってか、ベンチメンバーにはDF不在。複数得点して勝つ意欲を感じるメンバーではありましたが、若狭はどこへ!?


平日の試合とあって、観客は5100人程度。先日開催された満員となった日本代表戦と比べると寂しい動員。しかし、全く勝てていないチームを応援するために平日の夜に集まったサポーターにご褒美となるようなゴールラッシュとなりました。今日大銀ドームに行けた人は羨ましい限りです。むしろ嫉妬します。毎回こんな試合をしてくれたのであれば、人を誘いやすいんですけどね。


日曜日にですね、私が行ったヤマハスタジアムではですね、1度もコーナーキック自体が無かったにも関わらずこの試合は9分で最初のコーナーキックを獲得して、山口が直接ヘディングを決めてあっさり先制。今までの不出来が嘘のような、すこぶる上々の滑り出し。


32分には同じ形で、今度は鈴木がプロ初ゴール。鈴木おめでとう。前節はコーナーキック自体が1回も無かったんですよ?それが今日は2回もゴールに繋がるんです。嘘みたいです。さらに36分にはFKから山口が再びヘディングでゴールを決める。鈴木が折り返し、山口が決めるというCBが相手のペナルティエリア内で大活躍する嘘みたいなゴールラッシュでした。


ここまで順調に得点を重ねると、逆に岐阜が心配になってくるのですが予感は的中。今度は流れの中からゴールが決まる。左サイドを突破した松本怜が真ん中に折り返すと、永井がシュート。ポストに跳ね返ったところを西が押し込む。西はリーグ戦では2年ゴールがなかったので3年振りとなるゴール。今の身体のキレから考えると嘘みたい。


もう止まらねぇ俺たち大分状態で風間の蹴った直接FKもゴールに吸い込まれるし、お祭り騒ぎで前半を終えました。本当に嘘みたいでした。エイプリルフールで嘘みたいでしたって書いていれば成立するので楽です。書きやすいです。ありがとうございます。


後半に入って1点返されて、折角気持ちの良い状態に水をさされたりもするんですが兵働が魅せてくれました。美しい弧を描かせて直接FKを決めてくれました。ゴール裏から軌跡が見えたであろう、本当に嘘みたいに美しいゴールでした。


プロとして意地を見せなければならない岐阜に1点を返され、気持ち良い状態で家に帰してくれないトリニータではありますが、コーナーキックさえ観ることができなかったアウェイの民からすると、トリニータオーレまで歌っておいて贅沢言ってんじゃねぇよって感じです。アウェイ民としては逆に岐阜のサポーターに対して共感してしまうというか、未勝利の状態で平日の夜に大分まで遠征してこんな試合を見せられたら気が狂うんじゃないかと心配になってしまう。岐阜のサポーターは意外と多かったですし。サッカーの神はアウェイの民に試練を与えがちですが、稀に大量得点して勝つ試合も無くは無いので心折れずに大分で美味しいものを食べて帰って下さい。


待望の今季初勝利となりました。とりあえず今日は初勝利を祝いましょう。J2でホームでの6得点はトリニータの記録だそうで、今日集まった5100人は記録が破られるまでは鈴木のプロ初ゴールと2失点が余計だったと子孫に伝えて下さい。


本当に心が楽になりました。精神衛生向上。いちサポーターがこれだけ楽になるのですから選手やスタップは本当に安堵したと思いますし、大量得点で自信も回復してくれるんじゃないでしょうか。つかの間の現体制維持にならないようには次が重要な試合となります。より勢いを出すために次もアウェイでも大量得点で勝って欲しいと願います。