2016/03/25

2016年 明治安田生命J3リーグ 第2節 鹿児島戦

【鹿児島 0 - 1 大分】



お仕事が忙しい関係で、せっかくスカパー!さんが生中継してくれたのにライブ観戦できませんでした。せめて結果を知らない状況で録画を観ようと思ったのですが、トリモバのメールをチラ見してしまい、勝利に感づいてしまってですね・・・。松本怜のゴールまで見届ける→寝てしまうを繰り返してようやくのブログ更新です。はい。結果を知ってしまうと集中力が続かずダメですね。第3節からはこの短いダイジェスト動画だけを頼りにブログを書くしかないのかと思うと辛いものがあります。観た試合だけ書こうかしら。手探りが始まります。


しかし開幕戦を勝利で飾って気持ち良くなったとしてもですね、あんなに沢山の人が鹿児島まで行きますかねしかし。鹿児島羨ましかったですね。数少ない九州で未踏の地のままです。火山灰を浴びてみたかった。


第2節の先発陣はFWとボランチのみを入れ替えました。後藤は得点しましたし、鹿児島出身ですし、先発なのは理解できるのですが黄に変えて千明は意外でした。千明聖典。ありがたい経典のような、お坊さんのような神々しい氏名です。



対する鹿児島ユナイテッドFCはヴォルカ鹿児島とFC KAGOSHIMAが連合して発足したクラブ。JR東日本と古河がユナイテッドしてJEFになったよりもユナイテッド感あるクラブです。前節で富山と引き分けていましたが、その実力を持つことは理解できるチームでした。元日本代表の浅野監督が作ったチームはとにかくプレッシャーが速い。試合を観て、あぁJ3も楽な試合は無いな・・・と率直な印象を持ちました。足の速い選手が多くなかったですかね。


キックオフからペースを握ったのは鹿児島だったと思います。危うくゴールを割られる状況もありましたし、鹿児島のプレスに慣れるまでに時間が必要でした。ゴールシーンの起点は有り難い経典こと千明の縦パスでした。後藤が潰れて、前線が連動し、松本怜の素晴らしいドリブルとシュートでゴールを生み出しましたが、ハイプレスの攻撃面で千明をチョイスして、先制してから黄というプランだったとしたら完璧なプランでした。


終盤まで追加点を奪えなかったのは課題ではありますし、J3の各クラブのレベルも侮れないので不安はありますが、今の時点で結果が出るのは良いことです。今はとにかく勝てば良かろうなのだ。これから連動の質は上がっていくでしょう。ここ数年の得点力不足はまだ改善の最適解が見つかっていませんが、それでも勝ち点を得た2試合だったので十分でしょう。


開幕前にジャッジのレベルを不安視していたのですがJ3の試合を2試合観戦して、J2と大差無い印象を持ちました。むしろ若い野心のあるレフェリー達の方がしっかりしている気も。10年後にはJ3も恐ろしいリーグになるんだろうな・・・。ということでまた第3節までお仕事に勤しむ生活に戻ります。とにかく勝ってるから良いんです。

2016/03/13

2016年 明治安田生命J3リーグ 第1節 長野戦

【大分 1 - 0 長野】

ようやく開幕しました2016年J3。J3です、J3。3部リーグです。J3からの第3章。さすがに私も例年になくトリニータに対する興味が削がれており、開幕するまでブログを更新するモチベーションも無く、今さらながら昨年の結果に怒りがこみ上げまくりなのですが、2016年シーズンも開幕したので現実を受け入れて淡々とやっていきましょう。シーズン明けましておめでとうございます。


開幕からの2試合はスカパー!さんが生中継してくれるという最初だけのボーナス特典。たぶんもうシーズン終盤まで無いと思われます。スカパー!さんの英断に感謝しながらテレビ観戦していました。J3界隈では注目度の高い長野パルセイロとの一戦。何はともあれスタメンです、スタメン。アウェイ民には謎に包まれた2016年トリニータの開幕スタメン。



伊佐の怪我、前日に左サイドバックでキャプテンの山岸が違和感を訴えて離脱中。高松とかパウリーニョとかはどうなのかは知らん。その中でスタメンに選ばれた片野坂体制の方向性を示す面子。オーソドックスな4-4-2だったと思われる内訳はFWがツートップで群馬からのレンタル大津は187センチの上背がありポスト役。20歳。若い。一方のFW吉平翼はチェイシングで動き回りハードワークするタイプ。


MFは松本怜、岐阜からレンタルの清本との両サイドに、群馬から完全移籍で獲得した黄 誠秀とこの試合のキャプテンを務めた松本昌也のドイスボランチ。CBは昨年からの安心と信頼の実績を誇るダニエルと鈴木。山岸の代わりに入った山口、そして県北民のニューヒーローUSA出身の岩田が右サイドバックでスタメンデビュー。GKは上福元。


全般的に選手のキャラクターを活かした面白い組み合わせだったと思います。山岸の不在で左サイドは若干連携不足があったかもしれませんが、右サイドの連携面は良かった。左サイドは松本怜のスピード突破、右サイドでは清本のドリブル突破。ツートップの組み合わせ的にも分かりやすいし、ドイスボランチも昌也が攻撃で前に出れば黄が引く、みたいな感じ。それぞれのキャラクターが活きている感覚が伝わってきました。選手達の高いモチベーションも感じられました。


対するAC長野パルセイロ。J3ではトップクラスの「基盤」があるクラブ。毎年昇格争いに絡んでいたものの、今年は新監督が就任し、選手の顔ぶれも変わったこともあってチームを作り直した印象。夛田とか阪田とか荒田とか知ってる顔が多く、J2寄りの選手レベルが揃っている戦力。特に背番号11番がヤバい。どう見ても兵馬俑。普通FWに与える番号をなぜかゴリゴリした見てくれの男に与えて、3バックに配置していた。どうみても阪田。超絶新しい解釈のFWなのかもしれない。阪田がもしかしてFWとして大活躍恩返し弾を決めるのかと思いきや、前半の長野の出来は予想を下回りました。


前半に試合を支配したのは新生片野坂トリニータ。球際ねちっこくなっており、奪っては前線に送り、CKを獲得して得点できず、を繰り返す。CKでは長野の守備がおろそかになっていて、修正される前に決めたかった。キッカーは昌也でしたが、何本かもったいないのがあった。明らかに長野の守備がうまくいっていない時間帯だったので決めたかった。個人的に特に印象に残ったのは清本。球際の強さと思い切りの良さ。後は吉平翼。あの惜しくもバーに弾かれたスーパーなシュートが入っていたら・・・。おじさん悶絶していたと思います。


後半、長野は途中から東浩史を投入して息を吹き返す。トリニータも吉平翼を下げて後藤を投入、清本を下げて世界の坂井を投入し、両者1点を決めに行く。決勝点を決めたのはスタメンを奪った後輩に意地を見せた後藤。山口のクロスを上手に頭で合わせて1点をもぎ取る。これが決勝点となって片野坂トリニータが初陣を飾りました。開幕戦がホームで、しかも勝利するなんて記憶に無い。そもそも勝利そのものが久々過ぎるんだけど。


たかが開幕戦されど開幕戦と毎年書いてますが、今日の勝利の意味合いは非常に大きいと感じました。片野坂体制の初陣を勝利で飾っただけでなく、昇格ライバル候補の長野の出鼻を挫き、昨年から勝てずじまいだったチームに自信をもたらし、若手の台頭とチーム内の競争を促し、何よりもカテゴリを落としても変わらずシーズンパスを買い、スタジアムに行ってしまう依存症の人々に勝利の快感という強いクスリを再注入できたことが良かったのではないでしょうか。山岸が戻ったら?他のメンバーならどうなるか?このチームをもう少し観てみたいと思わせる内容でした。伸びしろも感じますし、まだまだ試行錯誤はあるでしょうが期待は出来そうです。


J3はスカパー!で生中継が無くなってからが本番だと思うのですが、スタジアムに行かなければ観戦が出来ないという、ある意味でプレミアム感があるプレミアムリーグなので行かざるを得ないんだけど、近所での試合が少ないんだなぁ・・・これが。J3のアウェイ観戦記は夏までには書けるんじゃないでしょうか。ということで今シーズンも適当にやりますんでよろしくお願い致します。