2016/06/27

2016年 明治安田生命J3リーグ 第14節 秋田戦

【大分 1 - 0 秋田】



勝っていました。負ければ順位が入れ替わる秋田戦。ホームでは本当にお強いんですね・・・・。J3は全般的に移動がハード過ぎてホームで本領発揮になりがちなのかもしれません。この試合はジェイリースプレゼンツでOBSラジオの生中継があり、radiko経由で聴いてみました。先発は山岸から山口への変更のみ。



正直な話、戦況をラジオ聴くしかないって昭和初期の大本営発表かよって話なのですがJ3ですから仕方ない。というか有り難い。スポンサードしてくれたジェイリースさんとインターネッツの発展ありがとう。東京からもOBSを聴けるって衝撃的でした。ということで、目を閉じて食い入るように耳を傾けたのですが、戦況はさっぱり分からない。野球なら情景が浮かぶんだろうけれども、リアルタイムで動き続けるサッカーの中継はプロのアナウンサーでも難しかったんだろうなと感じました。大銀ドームの情景だけは浮かぶものの、サッカーの状況は分からない。想像が追いつかない。薄壁の隣の部屋から漏れる喘ぎ声を聞いているような気持ちに。ボールがどっちサイドにあるのかもよく分からない。右なのか左なのか。どっちが上でどっちが下なのか自分で想像して興奮せざるを得ない。ただし、セットプレーからゴールが決まったことだけは分かりました。


後半早々に伊佐に代わって入ったドンウクのゴールでリードしたことは分かったんですよね、その後のもどかしさたるや凄いものがありました。リードが1点ですから不安で仕方ない。ピンチもアナウンサーの勢いから読み取るしかなく、どの程度のピンチなのか分からない。しかし色々な音は聞こえる。分かりそうで分からない。もどかしい!中継観たい!J2戻りたい!


試合終了のホイッスルが聞こえ、最後まで走り切った様子は伝わりました。結果的には1-0での勝利ではありますが、スタッツを振り返れば相手のシュート数が少ないので内容的にも良かったのではなかろうかと勝手に想像しています。相模原戦ほどの完勝ではないかもしれませんが、十分な結果ではないでしょうか。ドンウク初ゴールおめでとう。秋田に順位をひっくり返されずに良かった。あと1試合で折り返し。前半戦最終試合、アウェイで勝利して後半戦に弾みをつけたい。


2016/06/19

2016年 明治安田生命J3リーグ 第13節 盛岡戦

【盛岡 1 - 1 大分】



エンブレムに鶴をモチーフにしているグルージャ盛岡と、マスコットに亀をモチーフにした我が軍の「鶴は千年、亀は万年ダービー」に行って来ました。先週たまたま良い試合を観たので、今日もきっと勝つだろうと愉悦に浸ったままスタジアムへ向かいましたが前節の素晴らしい内容は前半15分くらいまでの継続でその後はめっきり影を潜め、手足を引っ込めて甲羅を鶴の嘴で突かれまくるだけの亀でした。絶好調はあっさり終了しました。


盛岡ですよ、盛岡。仕事でも行ったことが無かった未踏の地。初盛岡。新幹線が通っているので大都会の部類です。しかしスタジアム周辺は田んぼに囲われ、牧歌的な雰囲気。東北本線の最寄り駅から歩いたのですが10月に国体を控えていて道路の整備などが進んでいました。メインスタジアムではないと思うのだけれども、サッカーには使われるんじゃなかろうか。



これが最寄り駅の岩手飯岡駅。盛岡駅から2駅なのにこの雰囲気。歩道橋ではない。駅。東北本線恐るべし。ここから徒歩10分程度でスタジアム。駅前もロータリー整備中。ちなみにコンビニ的なものは一切見当たらず。



道路整備中なのだけれどもこの先にスタジアムがあるのか不安になるほど人通りが少ない。民家だし。しかし民家でもグルージャ盛岡のフラッグとか皆無。この辺りの住民はまだフットボールの熱に気付いていない模様。もったいないなぁ。駅からスタジアムに行くとホーム側に近い方のゲートから入ってしまう導線になっていて遠巻きにトリニータゴール裏を見守るポジションに着席。



スタジアムはメインスタンドから観れば勾配があって観やすかったです。隣にも全く同じスペックのサッカーグラウンドがあった。ゴール裏はどうだったのでしょうか。わんこそばやら冷麺やらじゃじゃ麺やらを食べ過ぎて、跳ねて応援する方々は麺類をわんこそばのように次から次へと吐き出すんじゃないかと思って心配していましたが大丈夫だったのでしょうか。私は胃腸がお爺ちゃんなのでわんこそばには挑戦しませんでしたが、数々の勇者が100杯越えを記録していて、誰も何も期待していないのに何かしらの使命感から麺と闘い始めるトリニータを応援する漢達を目を細めて眺めるだけでした。何と戦ってるんだろうか、あの人達は。メインスタンドからは時々新幹線も見える鉄道好きには良い景色のスタジアム。



好天に恵まれて直射日光は痛かったですが、涼しい強めの風がアウェイ側からホーム側に一方的に吹き続ける中で前半は風上でキックオフとなりました。スタメンは前節同様。上福元も元気でした。



盛岡は前から積極的な守備を行う点で前節の相模原とは違う戦術のチームだった訳ですが、試合の入りはトリニータの方が良く、相模原戦のような出足の良さを感じました。試合が終わってから冷静に考えると盛岡の試合の入りが悪かったような気が。というのもこの日、イベントで幼稚園児が大量に動員されており、その幼稚園児の家族がバックスタンドでピクニック状態。ハイタッチも幼稚園児だらけで盛岡の選手はホッコリしたに違いない。戦闘モードに切り替わるのには伊佐の一発が必要だった模様です。盛岡の白を基調としたホームカラーは特徴あって良いですよね。鶴っぽいし。アウェイだと何色になるんだろうか。





前節の良い流れからあっさりと得点できたのでね、わたしね、今日も3点くらい取っちゃうんじゃないかなーなんてね、悠長に考えていたんですよ。しかし、時間をかけてじっくりと攻撃の戦術を練り上げ続けた盛岡にペースを握られっぱなしになってですね、失点しそうな雰囲気が漂い始めたんです。前半は五分五分で終わって、前半立ち上がりにトリニータの左サイドから突破を許して失点。後半は攻められる時間帯が続いて苦しみましたがドロー決着となりました。


試合を通じて選手が足を滑らせて転ぶ場面が多く、芝の関係なのか何なのかやりずらそうな雰囲気がありました。盛岡は前から来るのは分かっていて、トリニータは裏のスペースを狙っていた感じもあったのですが機能せず。セットプレーの時に清本だけ残して一発を狙う場面があったのですが、その清本が痛んでしまった様子で、トップスコアラーを失ってさらに厳しくなりました。キムドンウクを投入した後に右に松本怜、左にドンウクという布陣にして高松を投入しても得点ならず。


追いつかれてからも伊佐のコントロールシュートがバーを叩いたりもして、ノーチャンスだった訳でも無いのですが、今日は主審が後ろからのチャージを取ってくれなかったことが大きく影響したような気もします。前半に三平がファウルをとってくれない異議でイエローカードをもらったのですが、それからもう後ろからのチャージを一切取ってくれなくなった。一貫性はあったのだけれども、ファウルっぽいのも取らなくなったのでストレスだけは溜まりました。


鈴木が足を攣ってダニエルに交代。試合終了と同時にその他守備陣が座りこんだので暑さやら移動の疲労やらでかなり厳しい状況の中、なんとか1失点で凌いだことが伝わってきました。首位に躍り出るはずのチャンスで引き分けに終わりましたが、アウェイ負け過ぎ問題を克服する今シーズン2度目の引き分け。13試合で2回目の引き分けは少ないわな。アウェイでガンガン来るホームチーム相手に耐えられたのは収穫だけれども。


次はホーム。ホームでは強いはず。J3は団子レースの様相を呈してきましたが上位に留まってチャンスを伺い続けましょう。



上福元、円陣の時に足上げる問題。これ、上からみたら円陣じゃなく、「Q陣」になっていると思われる。

2016/06/12

2016年 明治安田生命J3リーグ 第12節 相模原戦

【大分 3 - 0 相模原】



たまたまお仕事で九州出張があってですね、寄れたんです。大分銀行ドームに。たまたまなんです。たまたま首位、相模原を迎えての重要な一戦だったんです。全く計画してていなかったんですけど、通算5回目のホーム観戦記となりました。たまたまだったのでいつものカメラもありません。たまたまだったんですからしょうがないですね。


いやしかしもう、本当に久しぶりに強いトリニータを観た気がします。素晴らしい内容でした。FWがファーストコンタクトで負傷交代してしまって相模原のゲームプランが壊れた可能性はありますが、リーグで首位に立っている相手に完勝した事実は大きい。



3得点ですよ、3得点。しかしですね、見た目が派手なこの結果以上に今日はチームとしての連動性と球際での粘りが素晴らしかった。2トップに君臨した三平と伊佐の守備意識とサイドハーフとの連携。コースを狭められて苦し紛れで出た横パスを千明が掻っ攫う場面を何度と作り出したあの攻撃的守備。攻撃が不発も反撃される前にボールを奪い返す。故に一方的に殴り続ける感じ。攻撃のターンが長い。琉球戦で千明が交代で入って退場するまでの少しの間、絶好調の時間帯があったのですが、それがずっと続く感じ。今日の千明は抜群でした。


前半の内容が完璧だと感じていて、後半にセットプレーワンチャン決めて勝ち逃げだなって考えていた前半のアディショナルタイム。前半が終わり切る前に先制という、願ってもない展開。負傷退場した上福元の意地のフィードからの得点。前半の内容がですね、いかに完璧だったかと言うと押し込まれっぱなしだった相模原の深井が、あの深井が前半終わり際にダメだこりゃ的に天を仰ぐという所作をするぐらい。プレーオン中にも関わらず。わたくしその瞬間に悦に入りました。えぇ、悦です悦。これがもし前半無得点で内容だけ良くて勝てなかったら血の涙が出たと思いますが今日は何から何まで違った。


先制して余裕が出来た後半の入りは危ういものでしたが、交代で入った修行がDF陣がピンチを防いで無失点を継続。そうするとまた攻撃的な守備から2点目。この時の片野坂監督が何か叫んでましたね、2点目の時は攻撃の人数が多かったし各々がスペースを作り出す動きが出来ていて清本のゴールに至るまでの流れが気持ち良すぎてこれもね、私ね、また悦に入りました。もうどっぷり悦に入り込み過ぎてボトルキープするレベル。


普通ならですね、2点差は危険なスコアですよ。しかし今日は確率変動中のトリニータ。相模原が中々出てこない。出てこれない。そうなると誘い出しながら3点目を伺う展開に。ボールを追うのは深井くらい。深井だけが嫌な選手であり続けていて相変わらず怖い選手です。


さすがに相模原も選手交代カードを繰り出した後に前がかりになりましたがこれまたボールを奪って攻撃に転じるトリニータ。最後は伊佐が決めて相変わらず男前の川口能活から3得点。あの時間帯に!いつもなら足を攣って動けなくなるはずの伊佐が!枠内に決めたんですよ!攣ってたかもしれない。痛そうな素振りはあったし。しかし決めました。完全に課題を克服して復帰してみせた訳です。そんなことされたらね、もうね、悦と同棲を始めるレベル。どうする?悦ちゃん今日何食べたい?って言い出すレベル。恍惚としつつトリニータオーレを聞きながらスタジアムを後にしました。楽し過ぎた。


成長の糧は勝利なんだなって改めて感じるのです。勝てば自信が付いてプレーに迷いが無くなる。そして突如その状態が前提での戦術として体現される。そんな試合になったと感じました。楽しい観戦なんてね、しばらく無かったですよ、あなた。少なくとも開幕からの3連勝時よりも信頼感がある。もう少し時間がかかると予想していたけれども急に来た。たまたま堅守速攻型チームにハマっただけなのか?それとも1段階上に行ったのか?6月中に答えは出そう。


しかし、岩田は凄いスプリントしますね。試合終盤でも落ちないから毎回ビックリする。清本の2ゴールも素晴らしかったし、全員賞賛されて良い珍しい内容でした。こんなこと何年振りでしょうか、まったく。これが当たり前になって欲しい。暫定2位。この内容が続けばあと1つ上がれる。





2016/06/07

2016年 明治安田生命J3リーグ 第5節 福島戦

【大分 1 - 0 福島】



ダイジェスト動画を待ってはみたものの、スカパー!さんでJ3ダイジェストの放送が終わらないとyoutubeでは公開されない模様で、貼り付けるものがなかったので公式のつぶやきを貼ってみました。1ゴオオールで勝利したそうです。


フックって急に言われても面食らうのですが、どうも福森のことらしい。フックだったのか福森。福森のゴールで福島を倒して4位浮上で福々しい。プロ初ゴールおめでとう。福森はプロに向いている性格だと2015年のプレシーズンマッチで感じていたのですが、2015年の開幕戦での1回こっきりのスタメン出場以来めっきり姿を見なくなってしまっていたので、今シーズンにチャンスを掴んで無失点に貢献してくれていることに目を細めています。


東日本大震災で被災した福島との試合が九州の震災で延期となり、Jビレッジで生活をしていたJFAアカデミー福島の2期生がトリニータの10番を背負っているという巡り合わせが凄い気がするんだけれども、福島とのアウェイでの試合で松本昌也の恩返しゴールが決まると凄くブログが書き易いのでその節はよろしくお願いしたいです。一応恒例なので、スタメンっぽいのも貼っときます。



勝っているときはそのままですね。ダニエルも三平もベンチにいるのでメンバー的にはかなり戻ってきた上に、謎の外国人練習生も加わっているという噂もあって反撃の狼煙が上がりまくっていますが、実は試合内容的には苦しかったことが試合後の監督・選手のコメントからは伝わってきます。福島はユナイテッドだけあってクラブのエンブレムがかっこいい。かっこよすぎる。国内で最もかっこいいデザインだと思っています。自分の中での福島ユナイテッドFC情報が無さ過ぎるためにこれくらいしか書けません。復興支援で大したことができていないままなので、飲み食いをしに福島には行ってみたいとは思っています。


内容的には苦しかったかもしれませんが、勝ち点3を得て4位浮上し、次節の相模原との決戦を制して、相模原を首位陥落させてやりましょう。ちなみに先週ブログで紹介したバファローズポンタのTwitterですが、1週間で10万フォロワーを超えていまして、大人気で勢いが凄いのですが、大分トリニータ公式は1週間で100人程度しかフォロワーが増えていなくて、このブログの影響力の無さを痛感する次第でありました。世間一般からの注目を求めて頑張ろう・・・・・首位に立とう、首位に。