2016/07/24

2016年 明治安田生命J3リーグ 第18節 FC東京U-23戦

【FC東京U-23 1-2 大分】



日差しが強すぎる写真アウェイの地、夢の島に行ってきました。逆光に次ぐ逆光。まともな写真は撮れないし、そもそもカメラにメモリカード入れるのも忘れていたりで完全に写真アウェイ。逆光さんいらっしゃい状態。暑かったけどとにかく勝って良かった。次のホームに繋げられたことが何よりも嬉しい。暑すぎて、昼間観戦した試合は夢だったんじゃないかなって思いもする夢の島でした。メインスタンドにも影が無い設計ミスも甚だしいスタジアムでした。あっ写真はスマホとかでなんとかしました。



大都会東京の埋め立て地にある夢の島総合運動場。キンチョウ、盛岡に続く第3の電車が見える競技場でした。見晴らしを選んだスタジアムです。しかし、日差しが酷かった。そもそも15時キックオフにしているのが頭おかしい。しかも冷たい飲み物も十分ではなく、観戦上級者しかいない試合だったので何とかなりましたが、世間一般の人間が集うイベントだったら熱中症で倒れる人がいてもおかしくない環境だったと思います。運営には猛省が必要。



この日のスタメンには変更が。ハンドを見逃した主審へのアッチョンブリケ(※してない)でしばらく戦線を離れる三平に替わってドンウクが。左サイドバックに福森がスライドしてCBにはダニエルが復帰。この守備陣になった謎はこの過酷な環境に理由があったんじゃなかろうか。



キックオフ直後から繋ぐ意識よりも長いボールを入れる意識の方が高かった印象。特にCBに入ったダニエルからは前線にフィードが度々送られる。ドンウクと後藤で納めきれなくても、セカンドボールを拾う意識が高く、そこから攻撃には繋げられていました。とにかく暑い。そんな日ですから、アウェイの試合の入りとしては成功だったんじゃなかろうか。まず全体で押し上げて、そこから前線から積極的に行く守備がはまっていたように感じました。繋ぎ過ぎて危うくならない。アウェイでピリッとした感じの試合運びは久々でした。上福元のキックは前半ダメでしたけど。


しかし、良い時になぜか先に失点してしまう。左サイドからのクロスを合わされてゴールを割られてしまった。しかし、直後に今度は最終ラインからボールを繋いで見事に崩し、ドンウクが同点ゴールを決めた。放り込んだり繋いだり何でも出来て素晴らしい。失点後、即追いつけたことがこの日の決め手に。立て続けに攻めるトリニータはセットプレーからダニエルがヘディングで押し込み、逆転に成功。先制されたのに逆転できたのは成長の証。FC東京の守備が危うい可能性も大。水沼や林容平、ゴールを決めた田邉草民などJ1でもJ2でも主力でやれそうな面子は揃っていたものの、守備陣は若く、危うい場面が多かった。


後半は両チームともゴールを割ることは出来ず、そのままのスコアで大分トリニータの勝利となりました。最後の上福元のセーブは素晴らしく、前半のダメキックを無かったことに。5バックで残り10分を耐えて逃げ切りに成功。サブメンバーをGK含めて3名しか用意していないFC東京の方が疲弊するのは当然ですが、それにしても球際でも走力でも負けることは無かった。試合直後にトップチームの城福監督が解任されるなど、我が軍に比べるとモチベーションが上がる要素が無かったのかもしれない。暑かったし。俺たちが育てているんだ的ご父兄という雰囲気が濃いゴール裏でした。



我が軍の新戦力、八反田とキリノはどちらも後半に交代で入りましたが存在感はありました。前半の良い出来は姫野と昌也のコンビが効いていた部分もあり、誰をどう使うか良い意味で悩ましいですし、FWに至ってはキリノが速く、強く動けていたので頼もしい限りでした。モヒカンは無くなってたけど、キリノ本人に間違いなかったです。





とにかく内容よりも次の栃木戦につなげるために必要だった結果を見事に持って帰れたことが何よりも良かった。勝たなければならないアウェイで勝てた、この上ない結果でした。本当に皆良く頑張っていました。そして次節、ここが重要な栃木戦。ロボを再起動させる栃木とキリノが良いと分かったトリニータの用心棒代理戦争勃発か。次節、栃木の連勝を止めるのは蒸し暑い大銀ドーム以外に無い。栃木に肉薄できるのか、それともやっぱりプレーオフ芸を発揮させる方に回るのか。優勝を目指すなら倒さねばなるまい!大分県民達よ、後は頼んだ!






2016/07/17

2016年 明治安田生命J3リーグ 第17節 藤枝戦

【大分 4 - 3 藤枝】



勝てば良かろうなのだ。いや良くない。なんなんだ3失点は。中断期間までにこれ以上負けられない大分トリニータにとって結果が非常に重要だった藤枝戦、見事に結果だけを残した模様。退場者を出しながら最後の最後に勝利をもぎ取ったハラハラゲーム。ギリギリセーフ。こういう盛り上がる試合もたまには良いかもしれません。



スタメンは左サイドに松本怜が復帰。八反田は交代で入ったんだ。2点を先制して2点を追いつかれた前半、前節の試合を前半だけで再現するという体たらくも、後半に1点もぎ取ってリード。しかし三平が退場となってしまって苦しい展開に。そうなれば追いつかれるのも必然。しかし、この試合ではトリニータの9番を背負った男が逞しかった。ラストプレーで美しい弧を描くゴールを決めての勝利。9番を背負いし者のハットトリックで救われました。9番、そう、後藤ですよ。ごはんですよではない、うちのエースは後藤ですよ。


ありがたいことに補強がありまして、八反田で終わりではなく、キリノという実績のあるFWをJ3で活用できるのは色々と期待が膨らむ訳です。しかし、ライバルが増える当事者たちにとっては死活問題ですから、奮起必須。この日の後藤の活躍はもう既に補強の効果が出たと言っても過言ではないでしょう。


ハットトリックですから、文句なし。他に多少決定機を外していたとしても、勝ち点3に直結する結果ですから文句ない訳です。こうして結果を残してくれたのが後藤であることの喜び。9番に背負った期待を努力と結果で返してくれたことに無類の喜びを感じる。スタジアムの至る所にいる罵倒お爺さんも黙ったことでしょう。


これで中断期間まで残り3試合。次節のアウェイFC東京U-23戦が非常に重要になってきました。連勝を続けてロボを復活させた栃木との決戦を前に、勝ち点6差のまま追うためにはどうしても勝ちたいアウェイでの試合となります。アウェイ負け過ぎ問題を克服できるのか。敵のミドルシュートがスパンスパン決まる問題も、ゴール前でボール繋ぎ過ぎて即ピンチになる問題も克服せねばなりませんが、栃木との試合を前に課題を克服して後を追おう。


2016/07/10

2016年 明治安田生命J3リーグ 第16節 琉球戦

【大分 2 - 2 琉球】

八反田まだだったんだ。スカパー!生中継のおかげでTV生観戦が出来ました。前節アウェイに来た人達が心に闇を抱えて帰ったあの感じをホームの人達にも分けてあげられた気がします。そんな試合でした。関係各位、やはり琉球戦には勝たなければならないという意識を持っていたと思いますが、残念ながら2点のリードを守り切れずにドローとなりました。



前節のふがいない負けを受けて大幅にスタメン変更。FWは後藤がスタメンに復帰。左サイドに世界の坂井、ボランチには期待した千明ではなく、気合が入っていたであろうその千明を押しのけてスタメンを勝ち取った姫野、左サイドバックには山岸という布陣。


試合の入りは五分五分だったと思うのですが、前から追う琉球が若干プレッシャーを緩めた時間帯に岩田のドリブル&クロスから三平がヘディングで先制に成功。両人の完璧な仕事についつい叫んでしまいました。これで楽になったはずのトリニータだったのですが、ここから琉球に押されっぱなし。琉球の攻撃は直線的で、楔を入れてからの一工夫という感じ。その楔のパスから一旦戻してのミドルシュートとアウェイでやられた形で攻め立てられ続けます。


苦しい中でも後半に入って松本昌也のゴールで突き放しに成功したのですが、精度の低い琉球の攻撃も数打てば当たるんであって、2点差を追いつかれるという体たらく。1失点してからはほとんどボールを前に運べなくなるという、琉球の選手たち全然元気じゃねぇか状態でした。移動で疲弊するのはどうもこちらだけの問題らしい。あの前に運べない状態がですね、前節は試合を通じてあんな感じだったんですよ、ホームの皆さん。2得点出来ただけでもホームの方がましなゲーム展開です。前節はね、あれがね、ずーっとですよ。前半からずーっと。だから、ロングボール入れちゃえばいいのに、って思ってしまったんですよ。スタメン替えても特に変わらんかったですね。坂井も姫野も悪くなかったけれども、特別良くもない。結局、琉球相手に1分け1敗となってしまいました。悔しい。


この試合が引き分けで終わるまでは、ホームでは繋ぐサッカーをブレずに追及してもらって構わないと思っていました。勝てると思っていたので。アウェイでは難しい面もあるだろうから、上手くいかない場合は選手が自分達で判断して現実路線で最低でも引き分けに持ち込む。ホームでは勝つ、アウェイでは最低引き分け。それで上位に離されないようにチャンスを伺い続ければなんとかなると思っていたのですが、ちょっと雲行きが怪しくなってきました。


基本的には監督や選手の目指すサッカーを応援してあげたい気持ちはガッツリあるのですが、リーグ戦は他チームよりも最も勝ち点を稼いだチームが1位になるルールなので、相手を気にしなければなりません。栃木が独走し始めている中で、この繋ぐサッカーの完成を待てるのか。急がば回れか、我慢の時か。私の妄想では8月の1か月の中断期間以降に巻き返す予定だったので、何とか7月を乗り越えて欲しいと思っていたのですが、その7月に栃木戦を控えていて、より悩ましい状況となっていると思われます。しかし、片野坂監督は自身の責任でこのサッカーを貫くという強い決意があるようですし、今更何かを変えても良いことも無いだろうし、心折れずに頑張って欲しいとは思います。繋ぐサッカーを観たいし、期待しているんだけれども時間がかかるサッカーのはず。


7月末の栃木戦が一つの山場になりそうです。何とか踏ん張って欲しい。


2016/07/08

八反田入ったんだ



思い付いたので書きたかっただけなんですけどね、贅沢にも補強です。レンタルでJ1じゃない方の静岡こと名門清水エスパルスから八反田を獲得。こちとら3部リーグですから有り難いんだ。八反田借りたんだ。汎用性が高い。八反田スタメンなんだ。八反田ゴールしたんだ。自然と韻が踏めるラッパー向きの選手です。


八反田中盤の選手なんだ、ということなのですが次節の琉球戦だけについてはどうしてもスタメンで頑張って欲しい選手がいます。そう、千明です。私4月に沖縄まで行ってペーパードライバーのくせに命がけで車を借りて右折で死にかけながら琉球戦を観戦してきたんですが、その試合後半から出場してすぐに危ういタックルを仕掛けてきた相手に対してアッチョンブリケしてしまった(※してない)関係で一発退場になってしまった千明。


開幕から3連勝後にJ3初黒星を喫した、アウェイ負け過ぎ問題の発端となった試合。非常に悔しい試合になってしまったのですが、今度は逆に琉球の選手が移動で疲弊しているはずですから何としてでもリベンジして欲しいと思います。前節の試合内容を考えると、補強の背中を押した感じは否めないのですが補強によって中盤のスタメン全員がピリッとした練習をしているはずなので期待しましょう。琉球、比較的前から積極的な守備をするチームでしたが、後半戦の緒戦きっと勝つんだ。

2016/07/04

2016年 明治安田生命J3リーグ 第15節 YSCC横浜戦

【YSCC横浜 1 - 0 大分】



ニッパツ三ツ沢球技場に行ってきました。アウェイ負け過ぎ問題が最悪のタイミングで再発。暑い日でしたがお寒い試合でした。歴史あるYSCC横浜に完敗。ただ、下手な絵を下手な絵で塗り潰すような試合で、こんな試合を観によくぞ1313人も集まったなというのが正直な感想です。スタメンには緊急事態が。



スタメン発表時には伊佐がいたような気がしたのですが、吉平翼に変更に。この選択が前半の不出来の過ちの一つでした。前線でくさびを受ける起点が潰されて攻撃の時間を作れませんでした。吉平翼を選択したのは前線から追う守備を行うためだと思うのですが、今日は連動した守備が不発。球際でボールを奪い切ることができず、後手に回りました。暑いのは分かる。しかしそれは相手も一緒。言い訳にはならない。



今日の「狙い」は分かりやすかったと思うのです。横浜が前から来るのはある程度分かっていて、後ろで回しながらワイドに張らせた清本めがけて対角線のパスで裏1本抜けてチャンスを作りたい意図が見て取れました。しかし、パスの精度がイマイチ、受けた清本もなんだかイマイチ、結局のところ清本がフリーの状態を作り出せていた状態でも横浜のプレッシャーを前にパスさえ出せない状況に陥り片野坂監督も頭を抱えるに至りました。


この試合で何が一番不満だったかと言うと臨機応変に対応出来なかったピッチ上の男たちです。用意してきたものが上手くいかないならば別の手を考えれば良いだけの話であって、頑なにならなければならない理由は何も無い。勝ち点持って帰れば良いだけなのに「自分たちのサッカー」の幻想に縛られた。それを90分続けるなら信じる。しかし、終盤に高松入れてパワープレーに出るのであれば、後半開始から前線に放り込んでも良いんじゃないのか。後半の40分間を無駄にしただけだった。負けるくらいならどんな手を使ってもいいから勝ち点持って帰ってくれよと、そう思いました。


前半戦が終わり、5敗。全チームと1度当たって、特徴は掴めたし、掴まれた。前から奪いに来る積極的な守備を展開するチームには手を焼くけれども、ブロックを形成して待ち構える相手には戦える。7月中は今のまま継続で良いと思いますが、今日の試合を見る限り、J3でそこそこ戦えたとしても、J2に上がれたとしても町田や山口のように生き残る戦いが出来るようには思えなかった。それが観ていて、暑さよりも何よりも堪えた。一番それを感じたのは選手たちだろうけれども。


今日もたくさんの青い人たちが来ていました。YSCC横浜側はこんな感じ。



青い方はこんな感じ。これだけ沢山の方々が心に闇を抱えて帰宅することになりました。



今日のQ陣。これを撮らないとアウェイ観戦してる気にならなくなってきた感ある。