2017/02/12

2017年 明治安田生命J2リーグ 順位予想

放置しすぎていましたが、シーズン開幕も徐々に近づいて参りました。今シーズンのスローガンが「初志貫徹」ということで、今年もまた予想は無事に外れて一安心。このクラブは原点とか初志とか、とにかくやり直したい気持ちでいっぱいの様子です。過去に一体何の失敗をしてしまったんでしょうか。よっぽどのことをしでかしたに違いない。


ちなみにこのブログ、もう一回タイトルを獲得するまで続けようと思っているのですが、去年J3で優勝したのでタイトル獲得ってことでもう更新を止めても許される気も。しかしスローガンが初志貫徹ということで、大分FCに闘魂ビンタされたような感じに。初志貫徹、メジャータイトルを獲得するまではダラダラ続けます。スローガンだけは失敗しない大分FCさすがです。老舗ブロガーさん達を目標に長生きブログを目指します。ということで、今年もJ2順位予想をやってみたいと思います。こちらも毎年全く当たらないヤツです。北から順に戦力分析していきたいと思います。長いです。


【モンテディオ山形】
J2最北端の山形、愛媛から名将木山監督を迎え心機一転戦力を更新。直近でJ1昇格へ導いた山の神、キャプテンGK山岸を北九州へレンタルで放出。かなり戦力は入れ替わった印象。木山監督が愛媛からFW瀬沼、阪野、GK児玉剛を連行し愛媛化で効率重視。山形もハードワークを目指すクラブだし、戦術を知る人間と共に異動しているためチーム作りも時間は要さないはず。本田拓也も獲得しており手堅い結果を残しそう。


【水戸ホーリーホック】
じわじわと観客動員が増えているらしい水戸。右肩上がりの結果を残すのは凄いこと。個人的に投資している下方修正ばかりの企業の経営者に見習わせたい。順位も13位と水戸納豆のように粘り強く強化を進めていくスタイル。レンタルや大卒の戦力で今年もJ2を維持し続けるつもりのこの胆力。闘利王がもし戻っていたらと妄想だけはしてみましたが、我が軍に清武が戻らないのと同じ理由で獲得はならず。闘利王の代わりなのか札幌からパウロンをレンタルで獲得。J3琉球から田中恵太も獲得していて目利きは良し。勝負の時はまだ先か。先なのか。そろそろなのか。


【ザスパクサツ群馬】
全J2サポーターの期待を裏切ってブラジル人を獲得せず。去年あたりから日本人重視で育成路線の感じもあるんだけど、群馬らしくないので残念過ぎる。ブラジル人福引にこだわって欲しい。代わりにベテランが充実。永井雄一郎はそのまま、ラーメン屋こと盛田剛平で替え玉追加補強。一応10番は去年からいるブラジルだが謎に包まれたまま。やっぱりなんでもいいからブラジル人獲得して欲しい・・・。


【ジェフユナイテッド千葉】
ジェフですジェフ。2012年、我々をJ1へ送り出してくれたジェフ。翌年J1でボロボロになってJ2に帰ってきた時もJ2で待っていてくれたジェフ。J3に叩き落されて、なんとかJ2に戻って来てもやっぱりJ2で待っていてくれているジェフ。ずっとJ2で待っていてくれる優しいジェフ。いやもういい加減に昇格して欲しい。レアルマドリードでもプレー経験をもつアルゼンチン人、エスナイデル監督を迎えて昇格への望みに賭ける。昨年優勝候補に予想してみたんだけれども、J2で最低の結果を出してしまっていた。遂には大分県民清武さんところの末っ子さんを獲得。黄金時代を知る羽生の帰還が功を奏するか。外国人が当たれば上位間違いなしの戦力だろうけれども。


【東京ヴェルディ】
スペイン人監督ロティーナを招聘。二川、橋本英郎というガンバ黄金ベテランコンビを揃える強化方針は謎。CB永田充を浦和から獲得したのが目玉か。新監督は守備的な戦術を好むという情報もあり、それで伝統のヴェルディらしさを発揮できるのか。強化方針がちょっと謎。戦力が落ちた印象は無く、サプライズチームとなれるか。


【FC町田ゼルビア】
我々が絶対にリベンジを果たさなければならない昨年7位の町田。J2で7位は単純に凄い。モンテネグロ人DFを獲得してカルフィンヨンアピンを横浜FCに引き抜かれた穴を埋めた。その他戦力は維持に成功。相馬監督もJ2で結果を残すまでになり盤石の体制維持か。プレーオフ圏内に届くのか、2年目で苦しむのか。戦力の上積みが薄いのが気になるところ。


【横浜FC】
しつこくこだわったルス監督が結局留守にするも昨年は8位とプレーオフ圏内に肉薄。FWイバの残留が大きい。カズ50歳台の初ゴールは必ず全国区のトップニュースになるのは間違いなし。縁起ものなので失点しても満更でもない感じ。戦力は維持できており安定した結果を残しそう。


【湘南ベルマーレ】
J1で3シーズンを維持した驚異的なハードワークも、残念ながら力尽きてしまった湘南。J2を凌駕した超ハードワークサッカーでJ1でも通用することを証明。今年は降格直後だけれども18年ぶりにフジタがユニフォームスポンサーに復帰という朗報で、長いこと生き抜くと良いことだってあるんだという希望に満ち溢れたシーズンオフに。戦力的にはやはり降格直後とあって引き抜かれた印象の方が若干濃い。長期政権なのでいい加減曺監督の求心力も衰えて欲しいんだけれども期待薄でしょうか。新戦力次第で上位に絡むんでしょうか。湘南スタイルのバージョンアップ成功なるか。


【松本山雅FC】
昨シーズン勝ち点84をも稼ぎ出したのに何故かJ2に残留した猛者。プレーオフの一発勝負で損をした方のクラブ。何も間違ってなかったのに何か変える必要ございますか?って話なんですが、田坂コーチが福島の監督に就任した関係で京都を切られた石丸監督をコーチとして招聘。戦力の維持と上積みで穴は見つからない。昇格筆頭候補で間違いない。


【ツエーゲン金沢】
苦しみ抜いた昨シーズン、入れ替え戦では堅いサッカーで残留するもJ2昇格の立役者森下監督は退任。今シーズンは柳下監督を招聘。堅実な金沢のサッカーに柳下監督は違和感なかったので最適な人事選考なのでは。長崎から佐藤洸一を補強したのが今シーズンの目玉か。全般的に戦力の上積みが薄いので柳下監督の手腕頼みか。今年の我が軍にとってはきっと苦手になる相手ではなかろうか。


【名古屋グランパス】
国内有数の金満クラブが遂にJ2へ。迷惑以外の何物でもないのですが、落ちてきたものは仕方ありません。他クラブと共に徒党を組んで引き分け地獄の包囲網で対処したいところ。しかし、風間監督を招聘した上に佐藤寿人とか玉田とか永井龍とか押谷とかJ2でゴールを量産しまくるであろうFW陣をやりすぎレベルで補強。シモビッチも残留したし、10番にブラジル人も獲得しているし、リトリートしても守り切れなさそう。逆に守備陣が手薄に感じるレベルなので皆徒党を組んで攻め倒そう。戦力が盤石過ぎてそんなことしか思い浮かばない。ただ、時間のかかる風間サッカーをすぐカイゼンしたがる人々が我慢できるのかどうか。名古屋サポーターが一番怪しんでいるのでは。戦術が固まらないシーズンの早いうちに戦っておきたいクラブ。なんだかんだでシーズン終盤には勝ち点を積み上げていることでしょう。


【FC岐阜】
大木監督を招聘し、遂に堅実にチーム作りをすることの大切さに気付いた感のある岐阜経営陣。今シーズン名古屋が落ちてきたことから待望の中部ダービーが勃発だで。昨季エヴァンドロがやっぱり雰囲気だけしか醸し出せずに残留争いに巻き込まれるも、大木監督の繋ぐサッカーが実現できれば名古屋打倒も夢ではない。特に風間さんところの息子さんも人質にしているのでダービーが盛り上がらない訳がない。なんとか名古屋をJ2中位のぬるま湯地獄にどっぷり浸からせて中部ダービーをJ2名物にして欲しい。そうなると岐阜さんもJ2ってことになっちゃうんですけれども。


【京都サンガF.C.】
京都サンガというよりも、闘莉王FCって感じのザ・復讐のストーリーライン。闘莉王の名古屋グランパス絶対に殺すマン化が滲み出てしまう。昨年5位でプレーオフ進出という結果を残した石丸監督を契約が1年残っていたのになぜか解任。レガースを付けさせた功績は大きかったのに。山瀬も放出するなど若返りを模索か?ならばなぜ闘莉王を獲得?京都のフロントがしっかりしていれば京都もこんなに長い間J2にいるクラブではないのに。新監督には前柏ヘッドコーチの布部陽功氏が就任。大黒の復帰などもあるけれども、布部監督の手腕が未知数な分、不安要素もありか。戦力的には上位レベル。


【ファジアーノ岡山】
遂に、遂にプレーオフに到達した岡山。今までのプレーオフ圏内寸止めを打破し、地道に順位を上げる雉軍団。残念ながら松本山雅を倒して進出したプレーオフ決勝では勝ちきれなかったものの、若手が育っているし、岩政先生を放出しても戦える計算が出来たのでは。大幅な戦力の入れ替えがあるものの櫛引、大竹洋平、石毛秀樹と補強は良い。今年こそ長澤監督の集大成としてプレーオフからのJ1昇格があるか。駅前のイオンが歓喜のトップバリュで満たされる日は来るのか。


【レノファ山口FC】
2015年J3王者が初のJ2でしっかりと残留という結果を残すも、主力を抜かれる憂き目に。J2では異例の攻撃的サッカーをブレずに維持できるかどうかが鍵。徳島から福元を獲得。昨年ほど勝ちきれなくなることが多くなると予想していますが、中途半端に守って勝ち点稼ごうとするならば厳しい結果になってしまうのでは。攻めるべし、山口攻めるべし。


【カマタマーレ讃岐】
昨シーズン飛躍の年かと思われた讃岐は残留争いへとUターン。やっぱりここかと残念な気持ちになりつつもしっかりと残留するんだから北野監督の手腕は衰えず。8年目という長期政権で、今シーズンは北九州から原一樹を獲得したのが唯一の補強か。今年も堅い守備なんだろうなぁ・・・・。ここも我が軍との相性は悪そう。


【徳島ヴォルティス】
徳島激変。スペイン人監督を招聘してポゼッションサッカーを目指すらしい。今年のJ2のスペイン風味の濃さはなんだろうか。190センチを超えるセルビア人CBとFWを補強。この2人が当たりだと相当な強敵に。スペイン人監督のサッカーがどういうものなのか?J2で通用するのか?興味深い。


【愛媛FC】
愛媛は何と言っても間瀬監督。主力を監督共々山形に抜かれるもお金に苦しむ愛媛FCは監督の人選だけは賢く手堅い。昨シーズンJ3秋田を最高位4位まで押し上げた手腕を評価されて個人昇格。ただし河原が残っているけれども、やはり戦力的には厳しい印象。間瀬監督が何度バク宙できるだろうか。


【アビスパ福岡】
戦力を維持した博多の男たち。開幕戦から早速の隣県ダービー。石津がレンタルバック、松田力を名古屋から獲得、ガンバから岩下を補強。その上ブラジル人2名を獲得。うち1人は甲府にいたジウシーニョ。ウェリントンもダニルソンも残っているのでほぼJ1級の戦力。監督も井原さんが引き続き指揮をとり、充実し過ぎの印象。開幕戦から思いやられる。


【V・ファーレン長崎】
高木監督の長期政権が更に続くこととなった長崎。昨シーズンは全くもってパッとしない成績も残留したんだから問題は無し。ただ、経営方面での問題がニュースになっており、そういうときってよろしくないことが起きうるので気を付けなければなりません。幸野志有人、スペイン人FWなどが主な補強。J2などで実績のある選手が多い印象もアキレス腱はGK陣の経験不足か。


【ロアッソ熊本】
大エース清武家の末っ子が千葉に移籍したことを筆頭に全般的に戦力ダウンの印象。札幌から上里を補強するも昨シーズン12得点を叩き出した清武功輝の穴はやはり大きい。ハードワークをベースとしたサッカーは変わらないだろうけれども、代わりの得点源を見出せるかどうかが鍵。


【大分トリニータ】
うまい具合に最後になった我が軍。大トリです。トリ年だし活躍間違いなし。ちなみに12年前のトリ年はファンボ監督が不振で辞任してシャムスカ監督がシーズン途中で就任し、劇的に復調して残留を決めたシャムスカマジック炸裂の年。あやかりたいようなあやかりたくないような12年前ですが、J3で優勝して這い上がってきた、タイトルを獲得することしか知らない男、片野坂監督を中心に繋ぎまくる攻撃的サッカーを遂に実現出来るのかどうかが鍵。FWに林、MFに鈴木惇、小手川、DFに竹内など全てのポジション争いが必至となるコストパフォーマンスが高い補強を敢行。GKまで含めてしつこく繋ぎ続けるサッカーに大銀ドームの観客が不安で悲鳴をあげなければ良い雰囲気作れてプレーオフ圏内ですよ。バックパスにビビらないことですよ、今年は。恐怖に打ち克てよ。残留は至上命題。どこまで伸ばせるか。


以上、やはりJ2は厳しいリーグです。昇格と降格全てが揃う国内最高峰2部リーグ。分析を踏まえて個人的な順位予想をプレーオフ圏内までやってみると。


【1位】松本山雅FC
【2位】アビスパ福岡
【3位】湘南ベルマーレ
【4位】名古屋グランパス
【5位】モンテディオ山形
【6位】ファジアーノ岡山


こんなところでしょうか。選定基準は監督が継続しているクラブかつ、戦力の補強が充実しているクラブを念頭に選んでみました。名古屋は戦力が別格なんですけれども、風間監督はさすがに序盤時間がかかると想定して、最後まで差し切れない予想。山形の木山監督はJ2からJ2なのでチーム作りに懸念は少ない。


一応我が軍がJ3とJ2を跨いで連覇する夢を見ているんですけれども、この予想、去年はガッツリ外れたんでね、今年縁起物にしてから再挑戦ですね。2位に予想したギラヴァンツ北九州とか降格してしまったし。今年は置きに行ってるんで一回縁起ものにしたいですね。間違いなく今年も熱いリーグになりそうです。

2 件のコメント:

  1. 中津トリサポ2017年2月24日 16:46

    的確な戦力分析流石です!
    私としては、1番の脅威は福岡です。まぁ、J2はどれも脅威ですが、、
    ともかく
    とうとう明後日となりましたね。開幕戦。
    私は行きますが、ハイカイダーさんの開幕戦はウェルディ戦ですか?

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    1. 中津トリサポ様

      コメントありがとうございます。いよいよですね、J2開幕。楽しみで仕方ありません。私はダゾーンになりそうです。2節から生観戦ですかね。

      地元ブロガーさん達の観戦記を楽しみにしてますので、頑張ってきて下さい。いいスタート切りたいですね。

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