2018/07/29

2018年 明治安田生命J2リーグ 第26節 岐阜戦

【岐阜 0 - 2 大分】



相性の良すぎる岐阜を相手に見事勝利を飾った大分トリニータ。今まで岐阜との対戦では専用とも言える4バックでブロックを形成して構えて待ち、持たれるだけ持たれてカウンターで攻撃するパターンで戦って来ました。が、この結果が出ない状態で、アウェイに関わらずも遂に3バックでガチンコ対決に踏み切るという決断。ほぼ2トップっぽい形が功を奏して2得点に繋がりました。しかし、内容はまだまだ詰めることが出来そう。



台風一過の中部地方、交通の乱れがあると面倒なので岐阜には行かずにDAZN生観戦でした。スタメンは前節内容の良かった岩田、前田を残しつつ、得点出来なかった前線を入れ替え。伊佐、三平、小手川という面子。


普通の岐阜。終始普通の岐阜だったことが勝因とでも言いましょうか・・・。岐阜は構えて待つこともなく、適度にプレッシャーをかけつつ普通の試合運び。4分の岐阜側の決定機が外れてシュートが枠外だったことが大きかったと思います。岐阜のFWライアンデフリースよりもジェイリースってことです。なかなかボールを持つことは出来ませんでしたが、試合を通じて基本はカウンターの意識が高かった。縦に速い攻撃が冴えた。18分、左サイドの星にボールが渡ってからの折り返しを丸谷がミドルシュート的パス。というかたぶんシュート。三平が足元でパクり、いや受けて抜け出してゴールを決める。先制です、先制。久々の先制で全員が落ち着いたと思います。三平のゴールパフォーマンスを観る限り、気合が重要だった模様。



見てみぃ、この無駄な気合。暑いんだから余計な体力使わない方が良いと思うんだが、この気合が先制に必要な要素だった模様です。両サイドが元気に上下運動を繰り返せたのが、この試合の速攻に繋がっていました。今度は右サイドで得たハンドからのセットプレー。セットプレーから失点が多い岐阜と、セットプレーから得点出来ない大分トリニータの矛盾対決?になるのか?と思いきやあっさりとオウンゴールで2点目を奪うことに成功。岐阜、相当セットプレーが苦手の様子です。


こうなると前に出ざるを得ない岐阜、カウンターが冴える・・・・冴えない!決定機を作れるのに決め切れない大分トリニータという構図を見せ続けられて試合終了となりました。いや、何度も何度もカウンターで良い形を作りながら決定機を決め切れず、今後に不安を残しつつの勝利となりました。久々の勝利なので大変喜ばしいのですが、贅沢でしょうか?8点くらい取れた気がする。次節にとっといたということにしておきましょう。


岐阜の攻撃をほぼシャットアウト出来たことに加えて、ゴール前にまで顔を出すCB岩田という発見がこの連戦の一番の収穫だったのではないでしょうか。前田も良かった。ただ、前線の決定力が下降線を辿っているような気がするので、気合です、気合。気合が足りない。FW陣は気合を入れましょう。


岐阜はいつ何時、自分たちのサッカーを貫こうとする夢を追いかけるクラブです。大分トリニータ対策など小さいことをせず、自分たちのスタイルで勝てるかどうかだけを追求する頑固者大木監督が指揮を執っている夢のあるクラブ。あと1年、選手の流出がなければ夢クラブになりそうな気がする。


この勝利で次のホームでの連戦に弾みを付けられるのはとてつもなく大きい。そして200万フォロワーを誇る指原様にもご協力を頂けたのが素晴らしい。是非2連戦で万を超える観客を集めたい。夏休みだ!返り討ちの7月は終わったぞ!8月だぞ!


そしてすぐにフォローするニータン宣伝部長。力の限りリツイートしまくりましょう。前半戦に敗北した最後の相手、岡山との試合が8月の山場。その前に新潟戦!


2018/07/25

2018年 明治安田生命J2リーグ 第25節 愛媛戦

【大分 0 - 1 愛媛】



もう逆に笑っちゃうくらいにゴールが遠すぎる一戦となってしまいました。前半の早い時間帯に得たPKを決められなかった時点で嫌な予感がしたんです。PKでさえ得点出来ないのに、コーナーキックや流れの中からゴールを決められる訳がない、もったいない!不甲斐無い!せっかく連敗を止めたのに。


連戦ということもあって、スタメンには動きが。CBに岩田が、ボランチに前田が抜擢されての出場。前田に至っては今シーズン初出場。ボランチでコンビを組むのは丸谷。前節ガッツリ捻挫した國分がお休みで馬場がシャドーに戻った。


対する愛媛、アウェイでの試合ではPKによる1点を守り切られて負けた相手。今日も返り討ちの予感しかしなかった訳ですが、早々にPKをね、中々入らないコーナーキックで得た訳ですよ。そうなれば俄然、リベンジの可能性が上がったと思うんです。愛媛は自陣で守備網を張ってカウンターを狙っていましたから、先制出来れば全てがひっくり返る。これをグッピーがギリギリまで動かずに我慢して横っ飛びで止めやがるんだからもう嫌な予感しかしなくなった訳です。


愛媛がカウンターを狙ってるなんてことはもう全員が百も承知の上だったのに、前半のうちに1失点。これで絶望的なまでに辛い状況に。前に出てくる訳がない愛媛。守備ブロックを強固に築いて愛媛に帰る気満々な訳です。


前節は動きが無かった後半開始だった訳ですが、今日は準備がなされていた模様。ボランチを一枚削っての3-1-6の形にして前線に人員を張り付けて人海戦術に突入。素晴らしく得点の匂いを醸し出し続けました。凄く良い匂いを醸しつつそのまま試合が終わったんだけどな!


今までの40得点が嘘の様にとにかく得点が入らなかった。今まで守備の緩さはあっても2得点以上出来ていたから勝利をもぎ取れていたのですが、それが得点出来なくなったので勝ちが遠ざかるのも自明。今日は戦術変更も選手選考も当たっていたと思うんだけど、最後に決めるべき選手たちのシュートが悉く決まらなかった。得点出来なければ勝てない。完敗。


しかし敢えて収穫を探すとするならば、スタメンを勝ち取った岩田と前田の結果を残そうとするギラギラした感じは素晴らしかった。二人ともシュートが惜しかったけれども。あれが各々入っていれば2得点で勝利でしたでしょうよ。二人とも惜しい。ヒーローを逃した。


次節は岐阜との対戦。ボールを保持する岐阜に対して、4バックで待ち構えてカウンターで倒すという岐阜対策を行い続けてきた片野坂監督。今回も岐阜対策を施すのかどうかが見ものです。愛媛がやったようにやれるのか。ガラッと何かを変えるのか。前線3人の主力を固定できなくなってからの得点の遠ざかりっぷりから脱却できるのか・・・。


2018/07/21

2018年 明治安田生命J2リーグ 第24節 栃木戦

【大分 0 - 0 栃木】



開幕戦で対決した栃木SCをホームに迎えての一戦。失点と連敗だけは止めました。止まりました。大切なことなので2度書きました。栃木はなぜにアウェイユニフォームがピンクなのだろうか。イメージが無いので違和感しかなかったピンクの栃木。


スタメンには後藤がようやくの復帰。怪我人の復帰が何よりの補強となっております。しかし、刀根が右膝前十字靭帯損傷の大怪我を負ってしまったと公式発表があり手痛すぎる戦力ダウンが発覚。そのためCBには前節に引き続き黄が入る。ボランチには川西、馬場はベンチスタートで國分が今日もスタメンという組み合わせ。左サイドの星も久々スタメン復帰。とにかく刀根よ、しっかり治療に集中して欲しい。


試合の入りです、まずは試合の入り。まずはここが大切なポイント。栃木が前から積極的にプレッシャーをかけてくるのか、引いて守るのか。大黒をワントップに置いた栃木は試合開始直後、プレッシャーをかけ、試合開始直後に失点しがちな我が軍のデータを参照したに違いない動き出しを見せました。が、今日は何とか持ちこたえられた。ボールを保持して栃木を自陣深くに押し込めることには成功しました。しかし、なかなか食いついて来ない栃木。今度は引きこもった栃木に対して決定機を作れず。ここ数試合の試合内容が前半だけで繰り広げられたような試合に。追試です、追試。まるで追試のような前半でした。しかし久々にボールは持てた。0-0の状態でボールを保持してカウンターをケアしつつ、チャンスを伺う試合運びは出来ていたと思います。


川西が先発に入り、ボールを持つタイプな特性が活かせた形ではありましたが後半は一転栃木ペースへと追いやられる。ヘニキが鍵になるだろうと考えていたのです。ヘニキ。この真面目なブラジル人は守備意識が高く、ボールを奪いに前に出てくるので、逆にその後ろにスペースが出来てしまい、食いつかせるには持って来い。このバランスブレイカーが前にポジションを取り始めたもんだからペースが乱されたと推測。後半開始から投入された夛田という、ただただ男前な奴を投入した栃木が前線に人を押し出し、押し込まれる時間帯が続いてしまった。


リズムを失ったトリニータではあったものの、失点は許さずにチャンスは作ったことは作った。少ない決定機を確実に沈めていたから勝ち点を重ねられてきましたが、今日も前節に引き続き不発。決定機自体は作れていたので、攻撃パターンが読まれまくっているとかそういう雰囲気では無いんだけれども。しかし再三手に入れられたセットプレーでのチャンスをことごとくモノにできない。ここさえ何とかなれば苦しい試合が続いても勝ち点を重ねられる完全体へと昇華するのに。伸びしろです、伸びしろ。まだまだやれることは沢山残っているっていうことです。まだまだなのです。


お互い無得点で勝ち点を分け合う結果に。ホームで勝ち点1では満足感が無いのは否めないのですが、とにかく失点を止めて、連敗も止められたので何とか状態を上向きに出来るようにここらで何でも構わんので得点を決めたいところです。大銀ドームがただでさえ蒸し暑いのに、悶々とした雰囲気になったのはDAZN越しにも伝わってきましたね・・・。しかし連敗止めましたから、止めましたから。國分のプレー内容がどんどん素晴らしくなっていっている矢先だったので、もう少しシュート意識を、馬場並にまずシュートを狙う意識を持てばシュートを打てると感じ始めたのですが、ガッツリ捻挫してしまったのでこれまた選手層が薄くなっていきそう。


各クラブ夏の補強に余念がありませんが他所は他所、うちはうち。毎年恒例になりつつある雰囲気だけ外国人を獲得するよりもセットプレーです、セットプレー。セットプレーで何とか出来るように伸びしろを塗り潰す方が先です。伸びしろ伸びしろって言いながらシーズンが終わるような気もしてきてますが、この苦しい返り討ちの夏を乗り越えた先に、涼しい秋を迎えましょう。


2018/07/16

2018年 明治安田生命J2リーグ 第23節 大宮戦

【大分 0 - 1 大宮】



やっぱり返り討ちの7月っぽいです。灼熱の日本列島、大宮も暑かったですが試合内容は何と書いて良いのやら、とても表現が難しい試合となってしまいました。前半の不出来と後半の上出来さ加減、どちらを信じていいのやらと困惑してしまいがちですが、大銀ドームで行われた大宮戦を思い出すとこの試合を正当に評価できるかもしれません。大宮相手に結果勝ち点0なんだけれども、チーム自体が進化しているのかどうか。ここにポイントを置いてみると違った評価が見えてくる。







大宮が昇格した試合以来のNACK5スタジアム。7試合負け無しの状態と、出遅れた分をようやく取り戻しつつある大宮。基本的にシモビッチをベンチスタートにし、日本人+マテウスでオーソドックスに試合を運び、セットプレーとクロスを得点源としている印象のチーム。特に大前のプレースキックは脅威で大銀ドームでの試合もコーナーキックから失点してしまった。その後の千葉戦で大前のコーナーキック時の写真が狭い界隈で話題になりましてね・・・。


こういうことをやってのける図太さを持つとは、さすがプロ。実は大銀ドームでもやっていたんじゃないか疑惑まであったので、これを阻止するためにもスタジアムのコーナーフラッグ付近に陣取って、主審にアピールするお仕事に、余計な使命感を燃やしていたのですが、大宮のコーナーキックが0に終わるという空振りとなってしまいました。真面目な大前さんしか居ませんでした。しかしコーナーキック0て。それで負けるんだからサッカーは難しい。


スタメンには結婚おめでとうの福森が待望の復帰。左足を使えるCBが戻ってきました。左サイドにはクロスの質が素晴らしい那須川を抜擢。左利きを左に揃える布陣。しかし今度は刀根が行方不明に。右のCBには黄が入る。ボランチは丸谷と宮阪のコンビ。その他攻撃陣は変わりなし。久々に先発となった黄が試合早々マテウスのドリブルを手で阻止したとしてPKを献上してしまい、メンタル的に復帰できるまでに前半を無駄に費やしてしまった。一人のメンタルが試合早々凹んでしまったことが伝播してしまったのか、チャレンジすることなく、自滅して時間を費やしてしまうだけの前半となってしまいました。試合の入り方を狙われているって分かっているはずなのに、まんまとやられる。図太さが足りない。シュートチャンスも少なかった。







しかし、ボールの動かし方自体は悪くないと感じていたのです。大銀ドームでの試合を思い出していたのですが、あの時は林がワントップで楔のボールを入れても相手DFに潰されてしまい、主審との折り合いもよろしくなくてファウルも貰えず、縦のパスコースが消されてサイドに追いやられて、サイドの攻防でも敗北して手も足も出ない力の差を見せつけられてしまった。そこから考えると、特に後半に実現できたボール回し自体は、多彩なパスコースを経由して前に運ばれ、サイドで高い位置をキープ出来た。大宮はプレッシャーがハマらず、後半はほぼ何もさせなかったレベルにまで押し込めた。大宮がリードした状況で引き気味のバランスだったことを差し引いても決定機を作り出せた点は進化が見えました。メンバーも変わっているとはいえ、一段上のレベルに上がっていると考えて良いと感じた次第です。決め切れなかったのは問題ですが、よくある話です。



3連敗ではあるものの、後半の内容を考慮すれば心配するレベルの内容ではないと思います。立ち上がりに同じ失敗を繰り返した点よりも、チャレンジする意識を前半のうちに改善出来なかったことの方がもったいなかった。数億円レベルで強化費が違う大宮相手にあれだけ出来たのであれば自信を持って良い。大銀ドームでの大宮の方が強かったんじゃないのかと感じる、しかしその大宮が8戦負け無しとなっている。訳が分からないJ2界隈ですが大混戦を抜け出すのは秋で良いので離されないように、少しでも勝ち点を重ねておきたい。負けたけどこの短期間で差は縮まったのではないか?そうなるともしもプレーオフで戦う時はどうだろうか?秋だ、秋。秋にリベンジだ。



連敗阻止と試合の入り。両サイドを高い位置へ押し上げる。決定機を決める。この辺りを意識して次節で後半戦の白星を飾って欲しい。あ、後はセットプレーだ。コーナーキックから得点出来て欲しい。やっぱり困った時のセットプレーですよね・・・・。

2018/07/08

2018年 明治安田生命J2リーグ 第22節 甲府戦

【大分 2 - 4 甲府】



1stステージ優勝を飾った大分トリニータ(※そんなレギュレーションは無い)は前回の対戦でハメ殺しを食らい、6失点で風林火山されてしまったヴァンフォーレ甲府をホームに迎えて後半戦スタートとなりました。復讐の7月、まずは甲府相手に復讐を遂げるのか、またもや風林火山されて返り討ちに遭うのか、後半戦を占う一戦だと思っていましたが・・・結果は「大」風林火山されまくるという残念な展開に・・・。今シーズン甲府相手に10失点。やられ過ぎな。返り討ちの7月になってしまう。


スタメンには変更が。4バックかと思いきやキックオフしてみると3バック。出場停止になってしまった丸谷の代わりに岸田が右CBとして入る。ボランチは姫野、小手川の組み合わせ。攻撃陣は藤本、馬場と國分の組み合わせ。七夕要員として、彦「星」と織「姫野」が1年に1度だけスタメンに名を連ねる日です(※嘘です)。刹那。


試合の入り方自体は成功したと思うのです。ハイプレッシャーをいなしながらロングボールを織り交ぜてリスク管理をしながらボールを前に運ぶ。しかし、徐々にプレッシャーがかわせなくなっていく。ワントップの藤本に放り込みがちで、攻撃の時間が少なく、最終ラインで持たされてはプレッシャーをかけられ続けるという悪循環に。ズルズル下がり、誰がどう見ても怪しい雰囲気に。この時間帯に先に4バックに移行出来ていれば大惨事を防げたかもしれませんが、先に2失点。守備の人数も足りていたし、守れたはずなんですが力及ばず。この時点で非常に厳しくなってしまいました。


失点してから4バックに移行しても、時すでに遅し。前へ出ればカウンターを食らうし、ボール持っていたらプレッシャーを食らうし。前半のうちに姫野も下げ川西を投入、後半頭からは怪我っぽかった星に代わって伊佐を投入するスクランブルっぷり。七夕要員は前半で代わってしまい、人選、戦術が機能せず。ダメ押しのカウンターで美しいループから、ポストに跳ね返ったところをねじ込まれて3点目を決められてしまう。あぁ風林火山。藤本のPKで1点を返すものの、頭突きを食らって顔が腫れて精彩を欠いていた小手川のミスもあり4失点目さえ献上。アディショナルタイムに藤本の更なるPKで何とか得失点差をマイナス2とできたものの、内容は酷い結果となってしまいました。


結果が残念。ただ、後半の盛り返しを上手にできれば2-2くらいで終われた手応えもあり、チャンスをモノにした甲府の決定力の前に屈した試合とも言える。前半を無駄にしてしまったことが今日の敗因。4バック移行がもっと早ければ。この流れはアウェイでの一戦でも全く同じ流れだったので防げたはず。丸谷不在とは言え、トータル10失点もせずに済む方法が、もう少し何とかなったのではないのか。


藤本は2本のPK奪取、2本とも決め切ってくれて、ありがたかったのだけれども、チーム全体的に前への推進力が少なく、大銀ドームの芝も色褪せ始めており、夏に失速する雰囲気がプンプンし始めている訳ですが、ここが踏ん張りどころ。怪我人の復帰と、コンディション調整に努めて欲しいと思います。特にじっくり休んだはずの丸谷には次節、堅実な守備とごっついミドルシュートを決めて欲しいと切に願います。3連敗は阻止したい。


しかし・・・・、なんだかこう、見たことのあるようなですね、負けっぷりだったじゃないですか。既視感というか。頑張っても報われないというか。いやなんでしょう、そのアウェイ甲府戦での負けっぷりとかではなく、あれこれ、知ってるな、的な。もしかするとこの感覚、犬の呪いリターンズなんじゃないか・・・・。秋田犬から甲斐犬に代わってまだ大銀ドームに居るな・・・・と思いました・・・・。犬嫌い・・・・。


2018/07/01

2018年 明治安田生命J2リーグ 第21節 徳島戦

【徳島 3 - 0 大分】



試練の6月、四国で2敗という結果に終わりました。DAZN生観戦、雨の四国、PKきっかけで負けるという謎法則。松本や福岡から勝ち点を奪い、四国のクラブに分け与える義賊トリニータ。徳島で惨敗するという試合をキメてしまいましたが、内容は悲観するものでは全くないことに注意。今節でJ2は前半戦が終了。結果として勝ち点40で後半戦突入は上出来すぎる状況ではありますが、もっとやれたのでは?と思えてしまうってことは伸びしろがまだあると言うことです。ポジティブシンキングです。



スタメンは前節から一人替えて、宮阪をベンチスタートにして川西先発。ドリブルで運べる川西をチョイスしたのでしょうけれども、徳島の守備的陣形を前に攻撃の手立てが無く、困った時のセットプレーで頼りになるキッカーが居ない、という八方塞がりの状態に。どうも6月、雨の四国は噛み合わない。


愛媛戦に続き、またもハンド判定のPKで先制を許した後はより顕著に攻めあぐねる。それにしても徳島の大分トリニータ対策はちょっとやりすぎなんじゃないかと思えるほど引きまくっていた。徳島は昨年までのエース渡を広島に引き抜かれ、得点力不足に悩まされていた模様。なかなか得点が出来ないからか攻守バランスを崩して前がかりになってカウンターで死ぬということを繰り返したであろうことが目に浮かぶ訳です。


そんな日々が続いた徳島は守備の建て直しを計り、無失点で切り抜ける戦略に針を振った。対戦相手も首位だし、もう思い切って守ろう。恐らくそんな巡り合わせで迎えてしまったもんだから、我が軍の得点力へのリスペクトし過ぎ問題が発動して完全なるドン引き状態が続いてしまうことに。巡り合わせです、巡り合わせ。普通の徳島と戦いたかった。


前半の1失点は仕方ないとして、後半に立て直してまずは追いつこうとした矢先に丸谷の深いスライディングがガッツリ相手選手に入ってしまって2枚目の警告で退場。先制を許した状態で1人少なくなるという、苦し過ぎる展開に。丸谷は軽率でした。1試合ゆっくり休んで猛省が必要です。


ただ、逆にチャンスになるんじゃないかと思ったんです、私。数的優位を生かして徳島がボールを持ち、トリニータがカウンターを決められるチャンスが巡ってくると思ったのですが!全然出て来ない徳島でした!これにはビックリした!ここまで徹底的に前に出て来ないなんて。それでもピッチ上にいた選手は一人少ない分を走力でカバーしてチャンスを作れていましたが、決め切れず、走力もさすがに長続きはせず、2失点を重ねて敗北。惜しかったけれども、試合が壊れた後の2失点なのでしょうがない。もっと丁寧に我慢して試合運びが出来ていたとしても、今日の後半の状況では難しかったと思います。


今シーズン徳島は誰がどう見てもFWの編制ミスなのだけれども、そこは大塚製薬マネー。ポカリスエットとカロリーメイトの増産により、夏の移籍期間にピーター・ウタカを補強。夏以降の反撃を目論む。この日は昨シーズンのサッカーが面影さえ無くなるほどに変わっていたけれども、ウタカ獲得でサッカーも戻るんじゃなかろうか。おでん好きウタカ。徳島ラーメンに馴染めるのか。


福岡も前からプレッシャーをかけてこなかったし、徳島も引きこもった。そう考えると甲府のハメ殺し鬼プレスをチャレンジしてきた上野監督はやっぱりちょっとおかしい。その甲府と、次節、後半戦早々に大銀ドームでリベンジチャンスを迎える。7月は前半戦で敗北した甲府、大宮、愛媛との試合が集中。試練の6月に続き、復讐の7月。リベンジなるか、返り討ちに遭うのか。楽しみじゃないですか、後半戦。伸びしろはまだある。