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2019/07/21

日本の夏、空調の服



大分トリニータの試合だけが無い週末、いかがお過ごしでしょうか。わたくし、暇を持て余してJ2観戦に行きました。味の素スタジアムで行われた東京Vと愛媛の試合。



東京Vはホワイト監督を更迭してユースで監督だった永井秀樹を昇格させたばかり。コーチは藤吉。時代を感じざるを得ない・・・。永井監督の初陣となったこの試合、夏の観戦大実験を兼ねて愛媛側のアウェイ席に陣取りました。



今年は悪天候が続き、涼しく過ごせてはいますが夏の観戦は暑い。当たり前だけど暑い。特に昭和電工ドームは雨が降ると湿度が高く、蒸し風呂のような特有の重い空気がまとわりつく。そんな夏のサッカー観戦にうってつけのモノを発見したので即購入したのであります。



空調服です、空調服。バッテリーで扇風機が回る服です。8時間回り続けるバッテリーのやつ買いました私。高額だったけど買いました。冷夏なんだけど買いました。今日も涼しかったけど買いました。暑いの大嫌いなんです。



スタジアムに持っていた現物がこれ。宗教上の理由で青色を選びました。



大型のファンが回ることで空気が流入し、袖口と首周りから空気が流れ出るという仕組み。ファンもバッテリーも取り外し出来て洗濯も可能。バッテリーは内ポケットに入って、マジックテープで蓋が出来る仕組み。



充電してきたバッテリーの電源を入れるとファンが回る訳です。ブイーンっと。涼しい。いや、今日普通に涼しかったので効果は分からんのだけれども、それでも確かに涼しかった。スタジアムで空調服を着るという、サッカー観戦者としてかなり頭のおかしいオッサンに仕上がってる自覚はあるのですが、涼しければそれで良いのです。この空調服のメリット・デメリットを伝えたい。

【メリット1】涼しい
涼しい、とにかく涼しい。建設現場の人達が一番利用しているっぽいのだけれども、その効果が実感できるレベルで十分涼しい。

【メリット2】日焼け防止
長袖なので日焼けしない。ゼッタイ焼かない人向けにはうってつけ。

【メリット3】音は気にならない
スタジアムの騒音にかき消されてファンの音は全く気になりません。太鼓とチャントのお陰です。

【デメリット1】太って見える

空気が服の中に入るので、膨らみます。膨らんでしまうのです。これが電源を入れる前。普通の服。


電源を入れるとボフッと膨らむ。元から太ってしまえば問題は無し。それでも真夏にダウンジャケットを着ている頭のおかしい人に見える点もデメリットか。

【デメリット2】混雑しているJ1では周囲に注意が必要
両腕の袖口から強めの風が常に噴き出るので、目の前の座席に座っている人が居ると意図せずして風を当ててしまうことになりかねない。もし前の席にカツラの人が居たら嫌がるに違いない。満席になりがちのJ1では気を付けねば。

【デメリット3】臭い人が着ると周りが地獄
体臭がキツイ人が着ると、その匂いを周囲に発散しまくることになるので地獄絵図となるはず。エチケットとしての制汗スプレーはおじさんとの約束だぞ!

ということで、ほぼメリットしかないので夏のサッカー観戦に空調服を推奨したいと思います。国民全体が夏に空調服を着るくらいの世界にならないだろうか。本気でそう思った。意外と良いのだ。空調服。クールビズでノーネクタイが当たり前になったように、さらに一段上のクールビズとして空調服を着ることが当たり前になればいいのに。バッテリーが長時間持続するものを選択すると高額になってしまうのだけれども、サッカー観戦用であれば3時間持てば十分事足りるのでもっと安いものを買えばよかったということに気付いた。無駄な痛い出費ではあった。昭和電工ドーム用にエンブレム入りの公式グッズとして作ったらバカ売れしないだろうか。



ハンディ扇風機があるくらいなので、これを2つトレーニングウェアに付ければ公式グッズ完成。来年の夏に作って欲しいな・・・。日陰の少ない場所で行われることが多いユースチームの応援にも良いはず。バッテリーが少し重いのでこれを着て飛んだり跳ねたりバモッたりできるかどうかは未知数。誰か試して。



試合は前半に愛媛が2点を先行して永井新監督には厳しい船出になるかと思いきや、後半にヴェルディが3点取って大逆転するという名采配を発揮。J2怖い。











来週はチェルシーを倒してしまった川崎との一戦。非常に楽しみな試合。アウェイで川崎相手なら勝ち点1でも十分だと思うので、何とか勝ち点を持ち帰れるようにこの2週間でグレードアップを図ってもらいたい。馬場と翼の移籍は年齢的にそれぞれ意味合いが違ってはいるものの、共に寂しいけれどもやはり試合に出てなんぼのプロの選手。レンタル先での活躍を願いたい。対川崎戦術として、この2週間をどう使うのか、本当に楽しみである。


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