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2019/08/11

2019年 明治安田生命J1リーグ 第22節 神戸戦

【大分 1 - 1 神戸】



イニエスタが大分にやって来たぞぉぉぉぉぉぉー!大分トリニータが遂にイニエスタと初対峙。イニエスタ氏のツイッターアカウント、フォロワー2433万ってなにそれ怖い。2400万を超えるアカウントに対して我が軍のロゴがツイートされました。世界中のサッカー好きがどこのクラブだ?となっているに違いない。イニエスタからボールを奪う宇佐市出身の若者が居るっていう事実を世界中に知らしめた意味でこの一戦には大きな意味があった。


イニエスタ目当てで神戸まで出向いたのに奥さんの出産で一時帰国と肩透かしを食らったので先祖の霊と共に帰省してやりました。観れるうちに観ときやの精神。J1であることを堪能しつくしたかった。













充実の堪能っぷりでございました。イニエスタの写真めちゃくちゃ撮った。4桁枚撮った。しかし、鳥栖同様に沢山の観客を連れて来てくれた神戸には感謝しかないですね、しかも鳥栖よりも数段グレードアップした戦力。更にこの戦力で15位、勝ち点も分け合ってくれる。神戸は楽天から得たお金をJリーグ界隈にばら撒いてくれる義賊か。最高だぞ神戸。藤本を引っこ抜くのは余計だけどな。


激震が走ったのは8月7日、試合のわずか3日前。それも週末に試合を控えた対戦相手の神戸に移籍という急転直下の情報が発表された。J1でも結果を出し続け、日本代表への召集の可能性もあったほど話題になった藤本。その藤本が国内リーグ最高強化費を誇る神戸に引っこ抜かれてしまった。背番号10のトップスコアラーの選手をシーズン途中に引き抜かれて良い訳がないんだけれども、お金に関しては勝負にならない程に明確に力の差があるのでどうしようもありません。我が軍も誠意を尽くして慰留するも、藤本も29歳、家族も抱えているしで、Jリーグで年俸何倍かのワンチャンスが訪れたら悩むに決まっている。戦力を過剰に保有している状況でもある神戸。競争に勝ち抜かなければ試合に絡めなくなることだってあり得る。この挑戦に立ち向かってこその勇者。リスクのある方を選んだことに最大限のリスペクトを伝えたい。正直なところ、あの特殊能力、ペナルティエリア内での異常な落ち着きを、このブログだけが実家で過ごすがの如く落ち着いていると、実家での振る舞いに例えて来ましたが、それももうネタ切れの限界を迎えていたので、ステップアップを選んでもらって、筆者だけは何かから解放された気持ちでいっぱいです。



しかも、どうも契約を結びなおしたっぽいのか?移籍金と違約金をたんまりとクラブに残してくれた模様。これが素晴らし過ぎる。この藤本販売特需に楽天PAYされたお金を元手に、今いる若い戦力を来年も残せるように再分配して血肉にしていかなければなりません。地方クラブとしては素晴らしいやり口。J3に落ちて、対戦したチームにいた藤本。最初は我が軍が育て上げたゴレアドール後藤からJ3得点王の座を掻っ攫ったいけすかない奴だった。それが今や惜しまれながら出ていく選手になるっていうのは藤本自身の人間性も多分に関係していると思います。もしこの試合で勝ち越し弾でも決めていたら全然違う風に書いていたと思いますけど、無得点で送り出せるので許しましょう。神戸はこれから鳥栖、松本山雅と下位との直接対決を残しているのでガンガン活躍してもらいたい。


みどり牛乳サンクスデー。2万6千人以上を集めたこの日、様々なイベントが実施されていました。お盆休み、帰省した家族連れ向けのイベントが盛り沢山。スタジアムの前にテントがあって、ステージがあってと、昔夢見ていた「俺たちの望むもの」が全て現実のものに。凄いよね、ここまで進化したのは凄い。皆本当に頑張ってる。泡のプールがあるものの、昨年同様、泡パーティー的な若人が集まるものではなく、ガキの皆さんが楽しそうに遊んでいただけなのでおじさんは素通りしました。泡パやろうよ、泡パを。ガキの皆さんは風邪ひくなよ。







2万6千人が入った昭和電工ドーム。なんだか夢心地でしたね。5~6千人しか入らなかった時代から2万人増えたってことじゃないですか。やはりスタジアムはこうでないと。あの頃のJ1時代に戻ったかのような、ノスタルジーに浸れました。イニエスタさんサンキューな!新しい時代が来ている予感もした。


主力が1人抜けたことによりスタメン、ベンチには当然変更が。ワントップにはオナイウが入り、シャドーは小塚とティティパンという組み合わせ。刀根がベンチメンバーへ復帰。ベンチから途中出場した島川がベジータの攻撃を受けた後のリクームみたいな髪形になっていました。そして新戦力が早速ベンチに。


大宮アルディージャから期限付き移籍で獲得となった嶋田慎太郎。イニシャルTTこと田中達也に続き、イニシャルSSこと熊本ユース出身の嶋田慎太郎を獲得。元熊本コンビのイニシャル揃い。TTSS兄弟。嶋田慎太郎は途中交代でいきなり出場しましたが、まだよく分からず。星をシャドーに使おうとするくらいなので、強化部はシャドー人材に満足していない模様。


対する神戸、ちゃんとイニエスタがいる。これでもまだポドルスキとビジャが居ないっていうのが恐ろしい話。藤本必要?もう一人の注目は4番の元ベルギー代表フェルマーレン。失点が多い神戸が補強した元バルサの選手。ボールの持ち方とか、出し方とか、な、俺違うだろ?的なプレーを前半にアピールしていた雰囲気。確かにボールの扱いは上手かったけど猛暑のJリーグに適合できる33歳なのかどうかはまだ分からず。



みどり牛乳を持つイニエスタ。これで九州乳業スペイン支店が出来る日も近い。(※来ません)





このメンバーでキックオフとなりましたが、残念ながら全然面白くなかった前半。真夏の試合の前半なんてこんなもんだと言えばそれまでですが、予想していたよりは神戸が前から追って来なかった印象。神戸側のプレスはガンガンいこうぜ、の無作為ではなく、条件が整理された状況下での効率的なプレスという印象でした。条件は明確には分からなかったけど、ウェリントンと古橋の2トップ気味で、3バックでのスタート。サンペールをアンカーにした3-5-2というか3-3-2-2というか。今までにない神戸の形。



神戸が更に意外だったのは、アウェイであんなに収まっていたウェリントンに対するロングボールが少なかったことと、GKを絡ませてボール回しをし始めたこと。イニエスタがいると急にロングボールを蹴らなくなるのか、何なのか、繋げるイニエスタさん居ますから!って感じでパスワーク主体の戦術に。イニエスタが居る、居ないで監督の戦術関係なく戦い方が変わってしまう模様。全員がイニエスタに忖度せねばならない雰囲気。ウェリントンが全然元気なかったのは怪我の影響かもしれないけれども、ぶっちゃけるとイニエスタが居ない神戸の方が強かった。外国人枠を使うためなのか、韓国人GKを放出してマリノスからGK飯倉を獲得。そして藤本を獲得し、飯倉も高い位置を保ちながらビルドアップし始めた。・・・・あれ?なんか、似てるな・・・。GKにプレスかけると裏取られるから深追いはしなかった我が軍。バックパスが雑だったので特攻プレスしたらチャンスになっていたかもしれないし、裏を取られたかもしれない。神戸ってこういうサッカーだったのか・・・・というのが前半の印象。神戸の大分対策、守備はしっかりしていた。





ボールを保持出来たのは神戸側。やっぱりイニエスタなんだろう。ほぼイニエスタと古橋2名にやられて先制点を許す。イニエスタの凄さを言語化するのは難しいですが、なんかヌルヌルしています(※小学生並の感想)速いとか強いとかじゃない、でも止められんのです。何か分からんけど上手い。あそこまでのレベルの選手は観たことがないのでもう分からない。古橋のターンからシュートは速かった。鈴木義宜が対応してもやられたのであれはもう相手を褒めるしかない。J2オールスターズに加えたかった山口の小野瀬と岐阜の古橋。古橋も海外移籍話が出ているので年齢的に落ち着いて働きそうな藤本に白羽の矢が立ったのかもしれない。



この試合で我が軍として一番印象に残ったのは競技規則の改定でゴールキック時に味方がペナルティエリア内でボールを受けられるようになったことを上手く使おうとしていた姿勢でした。競技が変わった印象を持った。良い方に使えるのかどうかはまだ分からんけれども、リスタート時の手段が増えたことは確か。


後半に山口蛍さん大丈夫ですか?と言いたくなるプレーからカウンターでティティパンが抜け出してオナイウがフィニッシュ。後半早々に追いつけたのはラッキーだったが良かった。何故かカメラのモードを変えるとオナイウが得点するという個人的ジンクスが爆誕。GWの時もそうだったんだよな・・・・。ティティパンの顔出し具合、ラストパスが素晴らしい得点だった。





後半は五分五分に持ち込めた。イニエスタからボールを奪った岩田のプレーにどよめく昭和電工ドーム。その後イニエスタからローキックを食らわされる岩田。イニエスタとやり合う岩田。どよめく昭和電工ドーム。30億円の男と戦う岩田。最高のシーンだった。イニエスタに「ちちまわすぞ」と言ってました。(※言ってない)大分県民よ、29番のユニフォームを買うのだ。今すぐ買うのだ。



藤本が居なくなったFW陣において、最も期待がかかるのが夏男。飲水タイム前に出場する雰囲気満々だったのに、飲水タイムで急遽前田が交代。再びアップに戻るという難しい精神的コントロールの中、やっぱり出場して惜しいヘディングシュートを放った三平。三平がシャドーに入ってJ2時代にあった3人以上で絡んでサイドから崩すパターンが再現できれば面白いと思うので、期待がかかる。





結果、お互いミスにつけ込む得点以外は取れず引き分け。神戸とはリーグ戦で2引き分け。J1最高とJ1最下位の強化費用の差がありながら、お互いに勝ち点を譲り合った。勝ち点は34に。目標の45まで残り11。楽天には本気でバルサ化頑張って欲しい。Jリーグに良い効果しかもたらしていない。おこぼれを貰い続けられるためにもJ1に残ろう。夏の連戦を乗り切りましょう。


サンペールさん?強いチームに引き分けだったぜ!ってこそばゆいですね。



イニエスタさん?やっぱりロングボール蹴るの嫌いなんだね・・・。褒められたね・・・。選手、監督、コーチ、スタッフがこれ以上引っこ抜かれないと良いね・・・・。なんか、GK含めてボール回しし始めた時に、まさか来シーズンそんなの嫌よと思いました、私。



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