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2020/09/10

2020年 明治安田生命J1リーグ 第15節 湘南戦

【大分 2 - 2 湘南】
   

絶対に勝たなければならない試合だったのに、前半早々に畳みかけられて2失点。この2失点の負債の返済に90分を費やし、現在下位戦線に沈む湘南相手に勝ち点を分け合う試合となってしまいました。金利を含めて取り立てんかい!っちゅう話です。結果だけみればよろしくないのですが、取り立ての迫力はあった。まるで勝利したような気持ちになってしまいがちですが、最下位相手にホームで引き分けはダメです。金利を搾り取らねばならなかった。

 
スタメンはワントップに知念、シャドーの組み合わせは三平&町田の潤滑油タイプのコンビ。連携油でヌルヌルです。左サイドには田中達也が入り、香川がベンチ。今日もボランチは島川と羽田の組み合わせでした。前半の2失点、その後のボール回し。連戦のせいで短いスパンで試合を観続けるじゃないですか、見慣れた戦術に戻ったこともあり常に既視感が出て来てしまう。私の集中力と、湘南のスタミナをじわじわと奪った模様。

 

対する湘南、現在最下位と苦しむ。若手が主体でベテランがアクセントとなるスタメン布陣。湘南にいたのか茨田。3-5-2という表記であったがワンボランチ、2シャドーの中盤。2トップは京都育ち、札幌に移籍してレンタルで湘南に来た岩崎とベテラン石原直樹の組み合わせ。中盤が厚めだったのであの頃の湘南スタイルのままハイプレス敢行。最初の失点は我が軍がカウンターに失敗してカウンターカウンターを食らうという、自滅パターン。ダメです。2失点目は対策出来たはずのコーナーキックから。やっぱりダメです。

 

2点の返済が必要となってしまった後半、必死の取り立てが始まる。取り立ての気迫、絶対に貸した2点を取り立てて見せるという意気込みが感じられるプレーの数々は素晴らしかった。特に交代で入った伊佐は街金っぽかった。やはりこの試合に負ける訳にはいかないという共通の想いが溢れ出ていたので、追い込まれてからの本気のプレーには拍手を送りたい気持ちなんです。ただ、なぜに最初からやれないのか、という話です。 前節のFC東京戦もビハインドの状況でリスクを背負わずに攻撃的姿勢を見せられないまま終わってしまった。バランス重視で失点をしないように試合を運ぶということを理解は出来ていても、観戦していて感情がね、感情が湧き出て来ない。DAZNで観ていて退屈と感じる根源ですよ。前節と違って今日は手拍子が解禁されたこともあって、スタジアムの雰囲気も感じられて、選手の攻撃的姿勢もあってエモーショナルでしたよね。応援したくなるチャレンジする姿勢が再び感情を呼び起こしました。

 

島川の頑張りが結果として出た1点目、交代で入った街金ミナミの帝王、伊佐のバックヘッドでの同点弾と、現地はどんどんと盛り上がることが出来たんだろうと思われますが、これだけボールを保持出来て、シュートを打てたのであればやっぱり逆転までやり切って欲しかった。湘南の足も止まっていたのでやはり勝ち点を失った感の方が強い。最初のプレスの強度をいなすことが出来てさえいれば・・・、やはりもったいないというエモーショナルです。ビハインドしているなら尚更思い切ってチャレンジしようよ、っていうか今日みたいにホームでは最初からチャレンジしようよって話ですよ。ゲームの中で追い込まれれば出来るのであれば、シーズン全体の視点で考えれば順位的にはもう追い込まれているのだ。残り全部、あの姿勢でチャレンジする試合が観たい。

 

勝ち点1を得られはしたものの、下位層からは抜け出せず。知念と渡がなかなかフィットしそうでしないのが気がかりですが振り返る暇も無くどんどん次の試合が来てしまいます。次節は仙台戦。牛タンが食べたかった・・・。

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