【大分
2 - 2 G大阪】
ルヴァンカップでホーム開幕戦を迎えた大分トリニータ。片野坂監督率いるガンバ大阪が緒戦の相手となる因縁。まだ完成度の低い両チームが、デカい棍棒をブンブン振り回して殴り合うような、一撃当たったら即死の大味な戦いに感じたものの、分かり易さから面白みも滲み出る、そんな試合だったと思います。とにかく連戦が始まったばかりなのでコンディションを整えるためにも全員で試合をこなして完成度を上げるために活用して欲しい試合。J2に降格しながらも出場権のある「おまけ」みたいなものではあるので思い切って戦って欲しいという想い以外の何ものでもありません。決してルヴァンカップ、天皇杯、J2リーグで3冠取ろうな!とか考えていません、考えていませんから!
おつかめさまです\(^o^)/
— ニータン(ほんもの) (@12neetan) March 1, 2022
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ニータンから告知があったように、クラウドファンディングで作成したぬいぐるみを連れてスタジアムに入るにはチケットが必要となりました。永遠の5歳、ニータンは学生チケットらしい。ルールを定めずにぬいぐるみに席を占有させると揉める可能性もあったため、お金で解決させるという素晴らしいアイデア。しかし、本当にお金を払ってまでぬいぐるみを試合に連れてくるような人が居るのでしょうか?いますか?そんな大人が・・・・・・いましたね、おられました。スカパー!に映っておられました。大変失礼しました。クラウドファンディングでぬいぐるみを作って、スタジアムに連れて来るなら金を払えという、凄まじいマッチポンプ的なビジネスです。大分FC凄い。味をしめて「大きい旗を振るための席」とか「横断幕を貼れる席」とかを作り始めたら困りますね、でも「写真を撮影しやすい席」みたいなのは良いかもしれない。試合写真も解禁されたし。色んな人の性癖をお金に変えるアイデアは良いかもしれない。
— trinita-away (@awayblogtrinita) March 2, 2022
スタメンはターンオーバー。今日も元気に4-1-2-3です。最終ラインは左から香川、羽田、上夷、野嶽、アンカーは小林裕紀、インサイドハーフにベテラン梅崎と戦術伝道師中川、3トップは左に宇津元、右に増山、ワントップに長沢。この日は何と言っても素晴らしい驚きを提供してくれたのがGK西川。大分トリニータでGK西川って響きはどうしてもハードルが上がってしまいがちなのですが、その名に恥じぬプロデビュー戦となりました。19歳なのに堂々たるプレーで、素晴らしい度胸っぷり。ペナルティエリア内でのパス回しも全く怖がらない次世代型GKが爆誕してしまいました。羽田のパスミスを即座に帳消しにした頼もしい後輩(※デビュー戦)、100点満点。羽田は西川に焼き肉奢るように!GKのスタメン争いが激化の予感!
🔵STARTING LINE-UP⚫️
— ガンバ大阪オフィシャル (@GAMBA_OFFICIAL) March 2, 2022
試合を観るなら⏩@sptv_football#ルヴァンカップ #昭和電ド#ガンバ大阪 #GAMBAOSAKA pic.twitter.com/M2TEfHDqrJ
対する片野坂ガンバ。3-4-2-1を予想していましたが4バック布陣。4-2-3-1っぽい形でのハメ合い、剥がし合い、殴り合いとなりました。ガンバもターンオーバーでベンチにパトリック、ウェリントンシウバ、倉田などを置いた。宇佐美はお留守番だった模様。
【ファーストゴール】大分トリニータ#長沢駿 がドンピシャのヘディング⚽️❗️#ルヴァンカップ🏆
— スカパー!サッカー (@sptv_football) March 2, 2022
グループステージ第2️⃣節
🆚大分×G大阪
📺J SPORTS 2/スカチャン8
この試合のご視聴はこちらから👇https://t.co/3NEIT7JsY2@TRINITAofficial@GAMBA_OFFICIAL pic.twitter.com/xuin4KLjVz
試合はセットプレーで動いた。とにかく前に仕掛ける人材を左右の前線に配置するからなのか、コーナーキックを多く獲得。そのチャンスを中川のキックと長沢のヘディングで活かすことが出来た先制点。長沢のヘディングが素晴らしいけれども、長沢を信じられないほどフリーにしてしまうガンバの守備の方がビックリです。片野坂体制、セットプレー・・・うっ頭が。してやったりの吉坂&岡山コーチであったに違いない。高松先生も相変わらず「うーん」しか言いません。
次の失点は我が軍の守備がビックリです。自陣深くで羽田がロスト、そこから失点というデビュー戦の新人GKにプロの洗礼を浴びせる先輩。羽田頑張れ。頑張ってくれ。去年から君の背番号をレプリカユニフォームに刻んで推しているブロガーもいるんだぞ。頑張ってくれ。同点に追いつかれて前半を終えるかと思われた前半終了間際、香川のクロスがハンドを誘発しPKを獲得。これまた長沢が決めてリードを奪い返すことに成功して前半を終えた。
ハーフタイムコメント|#下平隆宏 監督
— 大分トリニータ / Oita Trinita (@TRINITAofficial) March 2, 2022
・良いゲームをしている。残り45分も続けよう
・失点したけどビルドアップを続けよう
・ミスを恐れず点を取りに行こう#大分トリニータ#挑戦 pic.twitter.com/pKU3jCYQt3
そう、スローガンは「挑戦」なんでね、怯まずにボール回しです。頑張れ羽田。後半早々、天敵パトリックを投入する片野坂ガンバ。あのな、去年まで散々パトリックとかにやられていた側の人間だったのに逆手にとってパトリック投入する側になってんじゃねぇよって話です。負けたくない!しかしきっちりパトリックに同点弾を叩き込まれるんだから進歩が無い。同点後に梅崎のボレーとか、伊佐を投入して4-4-2にするとか、井上・弓場・屋敷の若手を投入するとか試行錯誤はしましたが両チーム得点は生まれず。痛み分けで終了となりました。リーグ戦もカップ戦も勝ち点1から始まるシーズンです。
リーグ戦で出場機会が無かったメンバーの元気な姿が観れたのでスカパー!にお金を払ったかいがありました。冒頭にも書きましたが、この日の大発見となったGK西川、とにかく素晴らしかった。キックの安定感、セービング、問題なくこなせていて驚いた。前節は濵田太郎がベンチに入っていたため序列的には下かと思われた西川、納得のスタメン抜擢でありました。楽しみな逸材がいたもんだ。吉坂コーチ、仕事し過ぎじゃなかろうか。
トリニータもガンバも完成度はもう少しで、もっと戦術が浸透して、真正面から殴り合うような試合をもっと観たいと思える期待感はありました。下平監督が面白い試合を、というその内容が徐々に表現できつつあるのでこのまま連戦の中で磨いて行って欲しいと思います。楽しみです。
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