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2024/06/23

2024年 明治安田J2リーグ 第21節 鹿児島戦

【鹿児島 3 - 0 大分】


観に行きました。観戦に行ってしまったのです。まさか3-0で負けるなんて想像だにしなかった。2名退場、3失点の無得点。雨がほぼ降らなかったこと以外は良いこと無しです。リーグ戦ではショッキングな負けが続いております。底だと思った場所がどんどん抜けて更に床が突き抜ける。私がNISAで投資した企業の株価か。上手くいきません。夏ですね、夏。私はこの原因を夏の高温多湿だと思っているので解決策はありません。シーズン当初から不安だった「このサッカー、暑くなったらどうするんだろう?」この疑問が解決できないままです。今年の夏は長いぞ。どうしたものか。








初の鴨池、白波スタジアムです。昔から古参の方々から聞く伝説の鴨池。今では水より安いさつま島美人が有名になってしまった。メインスタンド側にあるスタジアムグルメが横一線に並んでいて壮観。スタジアムは陸上トラックがあっても観やすい勾配。屋根はほぼ無し。曇天のため桜島は隠れてしまって残念でした。

前節、栃木戦は3バックだったらしいじゃないですか。私、4バックで戦ってると思い込んでたんだけど、ミラーゲームにしたってトリテンに書いてあってビックリ。可変してた?この日の並びも3バックかと思いきや、蓋を開けるとデルランが左サイドバックで4バックだった。飲水タイム後に前線で守備がハメられない時間帯が一瞬出来てしまって決定的なスルーパスを許した。あれが安藤が悪いプレーに見えるんだけど、実は違うと思うんです。ボールを観ていて鹿児島FW藤本が観れなかったのはしょうがない。前半33分から繰り返しDAZNで振り返ったのだけれども、守備がハマってないんですよね。レーン間を通されてしまっているのでね、私が最後に現地で観た水戸戦の時のチームと大違いですよ、あなた。暑さでプレスの強度が維持できない。怪我人と退場者と回復途中の選手のやり繰りが出来ていません。万全の選手、若手しかいないんじゃなかろうか。

対する鹿児島。レッドカードを誘発したFW藤本がスタメンに復帰。瞬間的なスピードが衰えていないので、まだまだやれそうです勇者。天皇杯で戦ったばかりですが、浅野監督が復帰して再建中。サイドからのふんわりクロスで活路を見いだすスタイルに変貌。保持も守備時のプレスもバランスが整った印象でした。



アウェイ席を完売させたサポーターの数。素晴らしい後押しでした。試合の立ち上がりは慎重に相手を見ながらしっかりと試合に入れたとは思います。しかし、問題は良い守備からしか良い攻撃が出来ない点です。保持して遅攻だと相手の守備を上回ることができない両サイドの攻撃が行き詰まり、サイドからクロスを上げることさえ減った印象でした。相手陣内でボールを奪えた時は良い形で決定機を作れるのですが、この守備が続かなくなってしまった。夏ですから。高温多湿の環境下でハイプレスを続けるのはフィジカルとして難しい。前からプレスに行かないと得点出来る雰囲気が出ない。前に行くと裏にスペースが出来る。そのバランスのジレンマですね。

パスを通されて前進されないはずのシステムに綻びが出たのが前半のレッドカードの場面だと思います。ボランチの経験値。サイドにプロの本職がいない。メリットとデメリットのバランス。サッカーはバランスの競技っす。裏のスペースを狙うために自陣でボールを繋ぐ。両チームがこの裏のスペースを巡って攻防を繰り返した試合内容でした。裏に上手く通せて、サイドからクロスを上げ切ったのはいずれも鹿児島でした。

一人少ない中、保田を左サイドバックにせざるを得ず、1枚警告を貰っていたけれども替えが利かなかったのがもう一つの退場劇の伏線になってしまった。長沢も警告を貰っていて、次節は累積で出場停止。益々人が減ってしまう。CB安藤が退場してしまって、もう守備陣が居ない。そんな状況で2失点目。またもやサイドからのクロスでした。これが逆サイドの保田にはくっきりオフサイドに見えたんだと思われます。実際微妙な感じではある。副審に対してわざわざ逆サイドから出向いて抗議。熱くなっていた保田を誰も止められなかった。しつこく詰め寄っていた保田に2枚目の警告が出されて退場。場内の告知も遅れ、隠れ退場っぽくなってしまいました。プロで何年もサッカーやっていてさ、審判に抗議して判定が変わることなんて無いことは判っているはすだろうに、次の試合のことなど考えられずにガツガツ行ってしまう。素晴らしく若い。良いんだけどな。良いんだけど、もう少しボランチ不足の現状を鑑みて冷静になって欲しいところ。若手への投資は続きます。安藤もプレーもそうだけど、1失点は許容しても良かったという考え方もあると思うんだ。しかし、現状得点が出来ていないのでね、余裕が無さ過ぎる。皆頑張り過ぎで余裕が無い。これが辛いところ。2名の退場者を出して、とどめの3失点目を食らってゲーム自体は壊れてしまった。終了時間まで、最後までピッチに立っていた選手達は良く走ったし、諦めてボールを回して時間を流して終わらせる選択もしなかったので、戦う気持ちを失わなかったピッチ上の選手達には労いの拍手をさせて頂きました。あの気候の中で2人を失った分、よく走ったし、飛んで跳ねて歌っていたサポーターもお疲れ様でした。連敗して辛いところだけれども、もう少し、続きますねこれ。この試合のダメージもかなり大きかった。次節以降に影響が出る負け方になってしまいました。もう少しプレスを開始するラインの設定を下げるような整理整頓とワークバランスですね、ハイプレスのスイッチと頻度と強度。これを若干誤魔化しつつ夏を過ごさねばならないのではなかろうか。いずれにしても、7月の中断期間が終わるまでメンバーのコンディション的にかなり厳しいと思うので、負けなければOKくらいの、ハードルを下げまくりで3試合をやり過ごすしかないのではと思い始めました、私。次からの3試合、かなり辛いと思う。回復していない選手を無理くり使って悪循環この上ない状態に陥るので、若手です。若手。若手がスタメンを奪取です。頼むぞ若手。若手に希望を託したい。


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