ダニエル最後のゴール

◾️ダニエル氏 訃報に際して

2014年9月から2016年まで、大分トリニータに所属しておりました、ダニエル氏（Daniel S ilva dos Santos）が2019年2月10日（現地日時）お亡くなりになりました。
今はただ、ダニエル氏のご冥福をお祈りし、謹んで心より哀悼の意を表します。

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— 大分トリニータ【公式】 (@TRINITAofficial) 2019年2月11日

訃報に接しても全く実感が無い。信じられない。闘病しながらプレーしていたということも信じられなかった。確かに一時期パフォーマンスが落ちたことがあったけど、30代になり、もうピークを過ぎたんだろうな、くらいにしか考えていなかった。結果的に生命を賭してピッチで戦っていたのだと思うと感情の整理がつかなくなってしまう。ただでさえJ3を共に戦ってくれた選手達には特別な想いがあって、大切なレジェンド達だと思っているのだけれども、その一人がもう既に亡くなっているなんて全く信じられない。


ここ数日、なんとなくダニエルのことを思い返していて、自分で撮った動画を探してみたら残っていました。J3時代の動画はあまり残していないのですが、不思議とたまたま残していた動画。2016年J3第18節、FC東京U-23戦での決勝ゴール。この頃、J3とあって動画を上げてもほとんど誰にも観られることもなかったので、もう逆に検索できないように英語のタイトルにして身内向けにアップロードしていたヤケクソ期間だったと思います。



ダニエルはこの年2ゴールしていて、両方ともFC東京U-23戦だったのですが、どちらも勝利しました。この勝ち点の積み重ねがあって、今シーズンのJ1に繋がっているのだと思うと感謝しかありません。同点ゴールの起点も最終ラインのダニエルからでした。いつかどこかで、あの時はありがとうと伝えたかった。とても残念です。偶然にもこのゴールがJリーグでの、大分トリニータでの、最期のゴールとなってしまいました。改めて選手達が人生を賭けて戦っているプロのピッチというものは、我々が想像する以上に壮絶で、熱い想いを持って戦っているのだと、強いリスペクトの念を感じざるを得ません。YouTubeが続く限り残し続けたいと思います。本当にありがとう。