2024/11/30

J1昇格プレーオフサッカーくじ予想

J2クラブサポーターの皆さんいかがお過ごしでしょうか。早めにシーズンが終わってしまって暇ですね。とにかく暇です。暇なので12/1にJ1昇格プレーオフ1回戦が行われますのでね、サッカーくじを購入するために予想してみようと思います。暇ですから。まずは出場クラブのおさらいから。


3位長崎が6位仙台と、4位山形が5位岡山と激突する準決勝。仙台がプレーオフ初出場ですかね。あとの3チームはプレーオフ常連組と言っても過言ではない複数回の出場経験を持つクラブ。特に山形はもう千葉と並ぶほどのプレーオフ芸人ですから、プレーオフの心得みたいなものは全部知っている実績があります。昇格プレーオフに戻りましたが、数年前まではJ1の下の方と入れ替え戦も含めた参入プレーオフでした。このプレーオフでのデータを振り返っておきましょう。「順位別の成績」にジンクスがあります。



はい、なんと5位のクラブは昇格したことがありません。ということで、さっそく岡山ピンチです。しかも岡山を率いる木山監督もプレーオフ常連。千葉、愛媛、山形でプレーオフを戦うも昇格無し。5位&木山監督ジンクスを重視するならば山形勝利は堅い。もうひとつの長崎vs仙台は後半戦に我が軍との直接対決を現地で観ましたが、どっちが強かったかと言えば長崎だったと思います。特に外国籍選手は長崎の方に分があった。痛い目に合いました。しかも新スタジアムに慣れて来た長崎と、新スタジアム初経験の仙台。新スタジアムでは負け無しの強みもあり、長崎の方が優位と予想。といことで、本命筋は長崎と山形がどう勝ち残るか、を予想する形になります。


まず長崎vs仙台の展開予想。前半はお互いに蹴り合って時間を潰す堅い展開の試合になると思われます。そのうち引き分けでは敗退する仙台が保持して攻めざるを得ない展開となり、カウンターもしくはセットプレーで長崎が得点して試合を優位に進める可能性が高いと予想。大分トリニータ時代、下平監督は熊本とのプレーオフではスタイルチェンジしたんですよね。熊本戦。前からアグレッシブに行った。あれ、対熊本戦というよりもプレーオフで勝ち残り易い方を選択したんじゃないかと思われます。フットボールラボ によるデータによればポゼッションの志向データは以下の通り。



敵陣ポゼッション指数において長崎と仙台はちょうど同じ指数。シュート率が高いのは得点も多い長崎に攻撃力での分があるデータとなっています。自陣ポゼッション指数では長崎が高め。どっちも出来る長崎の戦術の引き出しと選手層。ショートカウンターに特化して戦い抜いた仙台。穴として仙台を買える理由が少ない。当日のスタメンを確認した上で異常が無ければ長崎を買うしかない、買うしかないよこれは。問題はロースコアか、プレーオフでありがちな4-0か。先制されると無理してでも得点を奪いに行ってはカウンターを食らい続けることになる一発勝負。今シーズンJ2で最も得点を叩き出した長崎の攻撃力を当てにして複数得点を予想したい。が、問題はオッズの安さ。


安い。軒並み安い。前日のオッズではあるけれども、仙台が得点しないとオッズが上がらない。4得点以上での勝利ですら安い。プレーオフを知っている人しか買ってないだろ、これ。絞るしかない。1-0か2-0かで悩むところだけれども、基本は堅い試合になると予想して1-0を買いたい。買う。買った。


次です、山形vs岡山の展開予想。シーズン後半戦、ディサロと土居の補強により、怒涛の勢いでプレーオフまで突っ走った山形とポゼッション指数が低い岡山。勢いとジンクス的に山形の方が優位と読むんだけれども、穴を狙うならばこっち側の方が可能性がありそう。狙いは岡山のセットプレー。


今シーズンの得点割合の中で、岡山は37.5%がセットプレーからの得点と割高。しかも18得点は横浜FCと並んでリーグNo.1の実績。堅く守ってセットプレーで刺す。これが最も活きるのが一発勝負のプレーオフ。リーグ5位は昇格実績はありませんが決勝進出はゼロではない。決勝への1回なら岡山にもチャンスありそう。天気予報はみぞれ混じりの雨。あるね、ある。岡山のセットプレーでの一撃での逃げ切り決着がありそう。ただ、オッズは穴目として成立していない。安い。


なんで岡山の勝利が売れているかね?山形が勝つに決まってんだろ!まぁ山形勝利のオッズの方が激安なんですけど。2-1が3.8倍とかだし。穴にならないので0-3と4得点以上で勝利を買うか・・・。1-3とか2-3も買うか、オッズ高いし。こっちは穴狙いとしたい。プレーオフの軍資金は1万円としてだな、振り分けたいと思います。山形が勝つと思うんだけど、岡山を買ってしまった。オッズの誘惑に負けた。当たれば決勝にドンと行きたいと思います。ハズレても激痛なだけです。死にはしない。



2024/11/11

2024年 明治安田J2リーグ 第38節 仙台戦

【仙台 2 - 1 大分】


2024年シーズン、お疲れ様でした。タイトルも昇格の可能性も降格もなく終了。今年も38節ブログにお付き合い頂きましてありがとうございます。訳の分からないくらい広告が増えてかったるいと思いますが今年もこれで最後の観戦記なのでね、根性でスクロールしてみて下さい。日帰りで仙台に行って来ました。




今年、遠征費の中で宿泊費がお高くなっておりまして、もはや日帰りできるなら日帰りせねばなりません。仙台は東京駅からスタジアムまで2時間あれば移動できてしまうので日帰り圏内。これは来年もJ2に残ってもらった方が良いのではないか?相性の悪い山形がプレーオフからJ1に昇格してもらった方が良いのではないか?それを実現するなら観たい、そう思いまして何も懸かっていない試合を観に行った訳です。まさかこんなに仙台側が盛り上がっているとは予想出来なかった時にチケットを取ってしまっていたのだけれども。

我々大分トリニータ側からすると、3連勝したいなぁレベルのモチベーションではあったと思います。降格の緊張感から解放されて伸び伸びと試合が出来る一方、流血戦の覚悟で試合に入る程のモチベーションはどうしても途切れてしまっていたと思われます。それでもモチベーションを維持するために監督やスタッフは手を尽くしたとも感じました。悪くはなった。が、シチュエーションとして山形と千葉でプレーオフ圏内の直接対決があって、仙台が勝ち点1でもプレーオフ進出に十分な可能性もあり、堅い試合の入り方をしてくることが判り切っているので、前半が面白くない試合になることも想定の範囲内。実際面白くはなかった。スタメンは3-4-2-1で、ワントップに屋敷、池田と野村をシャドーにした形。ベースは変わらず。ベンチには薩川、町田也真人、小酒井、藤原優大、長沢駿、濱田太郎、渡邉新太が入った。最終節なのでね、全員が最後になる可能性がありますから悔いのないように写真を撮りました。西山哲平GMが居なくなることが発表され、スポーツダイレクターなる役職が急に出て来て、吉岡宗重氏が鹿島から大分トリニータに復帰。スポーツダイレクターの業務分掌が不明ですから、どこからどこまで何をするのかは分からんけれども、強化担当の業務を行うと思われます。今いる選手の契約関連をバッサリ見直すくらいの改革を期待したいところです。そう考えるときっとこれが最後になる選手も居るんだろうな・・・と思ってしまうのです。売れる若手は売るだろうし、ベテランから若手への切り替えも進めるのではなかろうか。写真撮っとこう。






対する仙台。森山監督のもと、プレーオフ圏内への滑り込みを達成。ただ、この試合に関しては今シーズン積み上げて来たハイプレスからのショートカウンターで奪ってから速くゴールに向かうスタイルがあまり発揮されなかった。我が軍の2失点目は今年の仙台っぽかったけれども、だいぶ放棄して安全に時間を進めようとしていた印象。4-4-2を運用中。保持している相手に対してのショートカウンターで得点を奪う形なので、仙台は最終ラインで保持されている場合が最もチャンスクリエイトに近くなる。ボールを保持させると特に何も出来ないイメージ。蹴って陣地回復と前進を試みるんだけれども、前線に入っているエロンに対してデルランがハイボールの競り合いに完勝していて何も生み出せず。失点までの時間帯はデルラン無双になりそうな雰囲気さえあったのだけれども、なぜか自陣にゴールを決めてしまって3試合連続のゴール。なんでやねん。良い形で試合に入れたのに、なぜかほぼ何も出来ていなかった仙台が先制してしまうんだからサッカーは分からない。

















1点を追いかけるトリニータは後半開始に野村に替えて渡邉新太を投入。屋敷と2トップにして守備時に仙台のボール保持に追う、攻撃時に前線に人を増やす手を打った。


しかし残念ながらショートカウンターから2失点目を喫してしまう。これは仙台が積み上げて来た攻撃の形が発揮された印象。ただ、きっかけを生み出せる仙台ではないので、あくまでこちらがミスをした時にしか仙台の攻撃は発動しない。2点差になって、4-2-3-1に変更したトリニータ。トップ下に長沢、右サイドバックに薩川を投入してボールを握りつつサイドから攻めるも形にはならない。アディショナルタイム、薩川が蹴ったセットプレーのボールが直接ゴールを割って1点差に詰め寄るも反撃はここまで。ちなみに、薩川のゴールはビールの売り子さんがカットインして来て↓このざまです。








薩川のJ2&移籍後初ゴールは良かったのですが、撮れていません。ゴール後にボールを持ってセンターサークルまで走る吉田は超速かったんですが撮れました。一人でラグビーやってんのかレベルでボール持って走るのが速かった。しかし、このスタジアムは本当にフットボール観戦がないがしろにされていて、特にメインスタンドは絶望的な程に人が通る。コンコース側に人が出ない。チケットチェックが無いので内側を素通りする。試合中に8往復くらいするジジイがいたりもする。専用スタジアムの中では群を抜いてメインスタンドの価格設定と環境が釣り合っていないので大嫌いです。高さが足りないですかね。とにかく人が通るのでスタンド最上段くらいまで上がらないと全体像がバランス良く把握できない。昨年はですね、上段レベルで観戦していたら目の前で試合中に仙台スタッフがグッズの写真撮影し始めるという事件も発生して、仙台スタッフによって試合が遮られるという信じられない事も起きたので今年は真ん中を選んだのですが、ダメでした。試合を観るという概念が希薄な感じがする。何しに来てんだ。試合を観ろ、試合を。勝ってるのに試合観ないの。一番嫌いな専用スタジアムです。関係者となって関係者席で観るしかなさそう。







反撃も1点止まりで最終節は敗北。6位で仙台はプレーオフ圏内に滑り込みに成功。横浜FCが逃げ切りで昇格。長崎、山形、岡山、仙台で最終枠を争う。長崎のホームで仙台が能動的に試合を動かして勝ち切れるかどうかは微妙な組み合わせ。山形にはかつて仙台を指揮しつつも理想を実現できる前に解任となった渡邉監督がいて、後半戦にとんでもない勢いでプレーオフ圏内まで辿り着いた。土居の補強、大当たりであった。岡山はプレーオフ敗退芸人の木山監督だし、長崎と山形の決戦になるのではないかと予想。毎回ドラマがあるプレーオフなので難しいところですが、長崎の新スタジアム効果が一番強いような気がする。 

大分トリニータは16位で終了。得点力不足が如実。怪我人が多かろうがなんだろうがダメです。ここから吉岡スポーツダイレクターがどのようなチーム編成をするのかが楽しみではあります。きっと保田を売り払ってレンタル組を買い取るとか、コーチにポポビッチ連れて来るとか、何かを劇的に変える手を打つと思われます。J2の中の下の予算の中、何を仕掛けるのか?今年のシーズンオフは長くなりそうです。シーズンの総括などはまた別途書きたいと思います。今シーズン、本当に本当にお疲れ様でした。