2025/06/22

2025年 明治安田J2リーグ 第20節 徳島戦

【徳島 2 - 0 大分】


昨年徳島には行きまして、今年は今治に行ったので年間予算の関係から自宅待機となりました。四国遠征は年1回が限度です。四国に年4回足を踏み入れると4キロ太ります。四国行くなら九州に帰るわ。ということでDAZN生観戦。編成の差です。編成能力の差だと思いました。内容よりも個人で打開できる能力を持つアタッカーを獲得したかどうかの話で、その差が如実に浮き出てしまった試合でした。珍しいくらい浮き出てた。連戦の中で内容が悪くなかっただけに、複雑な気持ちにはなりますが気にせず次に向かいましょう。

札幌から大分に戻ったんだろうか?徳島に寄った?一回戻ったのかな。リーグ戦で怪我っぽく交代していったメンバーが復帰。有馬、野嶽が無事に復帰できたのは良かった。ほぼ固定メンバーです。後半にDOGSOによるレッドカードで退場となったGK濵田は次節お休み。中川が復帰して以降、保持時のボールの動かし方とかは凄く良いので、足元に強みのあるGKを出場させるのは面白いタイミングかもしれない。濵田のレッドカードは裏のスペースを取られたことが悪いけれども、得点のために前に出ざるを得なかったし、色々としょうがなかったプレーの連続だったので「お疲れ様」以外の言葉はありません。チャンスが巡ってきたGK軍団のモチベーションに期待したい。

対する徳島。リーグ前半戦をわずか10失点と堅い守備でプレーオフ圏内を維持。この試合は観ていてくっきりでしたが、右サイドのルーカスバルセロスにチャンスメイクをさせるための守備と攻撃の保持バランスになっていた。ものすごいアクセントになっていて、低めの位置まで守備で引き込んでスペースを作っておいてから、ルーカスバルセロスにボールさえ渡せればクロスなり、ドリブルなりで個で打開できるのでキャラクターを生かした戦術になっていったんだろうと思われます。逆算の守備。攻撃のための守備。その守備も粘り強く、多くのセットプレーを獲得しましたが得点に至らず。徳島の守備網を破れませんでした。良いところまでは行ったんだけど。

九州に残ったニータンはフェスタ対応。マツケンサンバでも踊らされたのだろうか。暑くなってきているこの季節にマスコットを集めるんです。いずれサッカーだけでなく、気候変動でマスコットが居なくなる可能性も出てきた。全員の後頭部をえぐって送風機を付ける時代がくるかもしれない。宮崎の犬、ジャーロくん?初対面だったらしい。テゲバジャーロのジャーロ側を取ったんだな、デゲバ側は使いづらいわな。そりゃそうか。

ということで、あっという間に前半を終わらせてみたんだけれども、スタッツ通り。内容的には良かったように見受けられた。ただこれが大分トリニータの今シーズンの戦い方としてベストなのかと言われると評価は難しい。保持した方が良いのか、保持された方が良いのか問題。急激に暑くなりましたから、ある程度は保持出来た方が、ずっと追いかけ回す側よりはバランスが良くなるはず。しかし、徳島はルーカスバルセロス用にスペースを作りたいだけの保持なのでリスクのあるボール回しをする訳ではなかった。おそらくスカウティングの中で分かっていて、パスコースの切り方やボールの追い方に関しても準備があったんだと思う。だからこそボールを奪い返して再度保持するシーンの方が多かった。内容は良かったけれども、100%阻止はできない訳で、1度通され、作られたチャンスを徳島の外国籍選手の個人能力で決められてしまって、より苦しい状況になってしまった。うちの外国籍選手がやられたのでどうしようもありませんでした。

気候的にも連戦的にもハイプレスはしんどかったとは思うけれども、やれていた方だとは思います。多くセットプレーを獲得もできたし、後半も悪くなかったんだけどさ、スローインからの流れでまたルーカスバルセロスに渡されて、2失点目。あの手この手でルーカスバルセロスです。分かっていても止められない。得点を取るために前がかりになっちゃうんでね、仕方ないけれども、繰り返しちゃいましたね。さらに濵田がレッドカードをもらうシーンもルーカスバルセロスだったと思います。もはややりたい放題。苦しかったですね。5枚の交代枠を利用した後で、GKになったのは池田。ユニフォームを着替える困惑する池田の顔がこの試合のハイライトになってしまいました。直後のセットプレーはだいぶ徳島のFKが枠内に置きに来るようなシュートだったので、無難に弾けました。ナイスプレーでした。3失点目は無事に避けられました。


後半戦初っ端から、得点を取るための再現性のある攻撃を見せつけられてしんみりしましたが、次節からレギュラーボーナス大宮、長崎、鳥栖と編成だけはちゃんとしているチームとの対戦が続きますのでね、苦しい6~7月になりそうですがなんとか踏ん張っていきたいところです。踏ん張ってもらいましょう。


 

2025/06/18

2025年 天皇杯 2回戦 札幌戦

 【札幌 2 - 2 大分】 (PK 3 - 5)


我が軍が水曜日のノー残業デーに札幌で残業したらしいな。どうも、私もノー残業デーに残業していた方のサラリーマンです。なぜ仕事が多いのか。オフィスじゃ働いている人の方が少数派なのにな、なんでだろうな。偏ったタスクを持ちつつ必死に生きています。人生がJ2みたいなサッカーです。天皇杯は今回もハイライト動画を今観たレベルです。ただ書き残すのみです。ログです。ブログです。2点ビハインドから勝ち残ったのはビックリですよ。さすが準優勝経験クラブだわ。賞賛したい。

スタメンはさすがにターンオーバー。急激に猛暑になった6月。梅雨はどこいった。連戦ですから疲労を考慮して日頃見かけないメンバーが多くスタメンとなりました。並びとかさっぱり分からん。3-4-2-1なのかな?ベンチメンバーは割と主力を連れて行きましたね。遠い札幌の地で残業ミッチリお疲れ様でございました。

対するはJ2開幕戦以来の札幌。3回戦うシーズンです。こちらもきっとターンオーバー。ベンチの方が知っている名前が多いからきっとターンオーバーです。余計なことは書かない。平日ブログは勢いが大事。

はい、ほぼ連続で2失点。最初はゴラッソなのでしょうがない。2失点目は反省。ポンポンと2失点したので途中経過で確認した時はきっと負け濃厚パターンだと思いました。

しかし、前半のうちに追いつけたのが大きかったですね。薩川のゴール。ナイスゴールです。サイドからサイドに大きく展開出来ていたっぽい。2失点してから目覚めて攻めたのか、札幌が守りに入ってしまったのか。勝ちなれていないチームが2得点するのが一番あれです、あれ、えーっと、そう、危険なスコアってやつです。そうです。この勢いで前半を終えましょう。

大分は前線からプレスを、そして狙いはセットプレー。札幌は狙いをはっきりさせよう、という、全然はっきりしない狙いの指示が出ました。〇〇を狙っていこうです、指示ってやつは。セットプレーでも狙っていく大分と、はっきりしない狙いをはっきりさせたい札幌の戦い。

後半開始から藤原を投入。宮川は怪我じゃなきゃいいですけど。プロのレベルに慣れることが重要です。天皇杯で勝ち残って経験を得られる時間を増やしたいところ。

13分にはドリブルが独特な雰囲気の佐藤に代えて、セットプレー職人宇津元を投入。狙っていこうですから、狙ってますね。我が軍の方が明確です。

何も起きないまま30分過ぎています。あっという間に残業時間は人生を奪っていきます。池田と天笠、主力を投入。松岡と薩川はお疲れさまでした。薩川、ゴールを決めて結果を出しました。しかし、天笠は今シーズン労働時間長め。心配になるレベル。

39分です。1点が遠い。さすがにもう間に合わない雰囲気です。しかしバンディエラ伊佐を投入。小酒井が交代。リーグ戦と逆な感じですね。FWを投入して最後の攻撃に賭けます。

狙い続けたセットプレーが結実。最後のプレーですね、ムンキョンゴンも前線に上がって、ニアに入って、「触ると見せかけて触らないスクワット」が利いてるように見えます。ほぼムンのゴールと言って良いのでは?触ってたら入ってない気がする。狙いはセットプレー。具体的な指示が最後に同点ゴールを呼び込みました。そう、そしてここから大残業が始まる。 

延長突入で鮎川が交代。久々の有働が夢を叶えます。開幕戦で札幌相手にゴールを決めたことは覚えていますよ、有働頑張れ。若手が残業の中心となれ。おっさんに残業さすな。

何事もなく後半戦に突入です。何事もありません。ただただ、残業時間は人生を奪うのみなのです。

ということで、最大残業確定。PK戦まで戦いました。ここからは札幌公式のポストの方が詳しかったけど、私ドキドキするのが苦手なのでリアルタイムでは追いませんでした。勝ちか負けかだけを知りたいので見たくない派です。

海外から心意気ひとつで戻ってきた高嶺が外してしまい、大分がリード。

大分は全員が成功して勝ち残りとなりました。頼もしい。

2回戦突破!!3回戦進出です。連戦で戦力を使い切る総力戦。しかし、勝ったので雰囲気は最高。これで負けたら地獄でした。J2界隈で監督人事が激しく動く中、岩政監督も怪しくなって来た。J2らしいサッカーに勝てないとJ2にも居られないのではなかろうか。リーグ戦で3度目、シーズン終了間際に決着を付けよう。

3回戦はFC東京との対戦が決定。東京なのか、大分なのか。選手層の底上げに、公式戦は重要。厳しいアウェイで勝ち残り、素晴らしい結果となりました。生き残ろう、天皇杯。



2025/06/16

2025年 明治安田J2リーグ 第19節 秋田戦

【大分 1 - 2 秋田】


DAZNで生観戦。前半戦終了となる節目の19節を逆転負けで終えてしまいました。秋田は下位だったし、ホームで勝てなきゃアウェイでの勝ち点1の意味が薄まるのでダメです。設備面を含めて、色々と後回しにしてきたことが限界を迎え始めてきたかのうような試合となってしまいました。似ているサッカーを展開している秋田に対して、前半は優位に試合を進めながらも、設備不備のせいで怪我人を出して後半から徐々にパワーダウンし、後半に逆転を許す展開。リーグ前半戦を終えて、順位的には上にも下にもどっちにも転がってしまう印象です。どうなるか分からん。

スタメンは前節同様。野村、清武は不在のまま。キムヒョンウをレンタルでいわきに貸し出したので、補強でもするのかと思いきや音沙汰なし。戦力をダウンさせただけで夏を迎える。来週からもはや猛暑です。選手はいるけど、層が薄く感じるのは戦術と選手能力がマッチングしていないからです。デカくて強いFWがおらず、この試合も逆転を許してからペレイラとデルランを前に残してパワープレーを行うってのも見ていて辛かった。1点を追う力が無い。先行逃げ切りで何とかなる試合が多かったけど、先行しても逃げ切れない試合が続きました。補強無しでは下に落ちる可能性の方が高くなる。太りづらいデカいFW連れて来ないと厳しい。

対する秋田。フォーメーションとスタメンが見やすいXの運用です。183センチで強いFW、小松蓮が春先から好調。9ゴールで暫定得点王。しかし今シーズンは失点が多く、不安定な状況になっている。水曜日に天皇杯を戦ってからの移動。どう考えても優位な状況でホームで戦ったのにだ、逆転負けだ。秋田とは戦術云々を超えたシンプルな肉弾戦になるので、事故は起こりやすい。しかもそんな事故を誘発するかのような環境になってしまったクラド。ホームスタジアムであるはずが、アウェイみたいだった。

雨降ってない~、からの土砂降りです。ニータンめ。1万人を呼ぶためにやりやがりました。ワールドカップ開催から23年が経過。開閉する仕組みを修理する術をなくし、雨が降るドームとなったクラド。ハイブリッド芝で改善したはずのピッチ問題が強い雨を受け続けてただただ滑りやすい環境に。これにより、踏ん張りが利かない環境下での試合を強いられた両チーム。ただでさえ肉弾戦にしかならないこの試合が、滑りやすいが故に、怪我を伴うような試合になってしまいました。ただ、前半はボールを持ち、競り勝ち、優位に進められた。先に試合を動かしたのはトリニータ。伊佐と有馬と池田が繋いだボールを伊佐が左サイドに展開。宇津元がカットインして上げたクロスはピンポイントで伊佐の頭に合った。 

待望のゴールでリーグ戦初顔芸披露です。お待たせしました。お待たせし過ぎたのかもしれません。リーグ戦での伊佐のゴールは1年なんちゃら月ぶりだとひたすら擦られていましたが素晴らしくシンプルな攻撃で前進して仕留めた先制点。良いゴールでした。久々だったし、ヒーローインタビューさせてあげたかったんだけどな・・・。前節も先制までは素晴らしいんだ。良かったんだけど、やはりピッチが尋常じゃなく滑るのでね、不慮の事故が起きやすい。巻き込まれたのは有馬。もつれ合って倒れた時に足を痛めた様子であった。

ここから天皇杯を札幌で戦う必要もあり、有馬に無理はさせたくないこともあって後半開始から榊原と藤原優大を投入。野嶽も前半終了間際にプレスを足元で剥がそうとして、滑りやすいピッチの上で、リードしながら、ボールを最終ラインで奪われるという大ピンチのシーンを生み出してしまい、不安視なのか不調なのか分からなかったけれども交代となりました。クロージングで良い場面やに。後半から3バックは真ん中に藤原優大が入る形。藤原優大が怪我が癒えて本調子に戻るのであれば、野嶽は本職に戻れるかもしれない。後半開始からしばらくは強度の維持は出来ていて、コーナーキックを何度も獲得したけれども決め切れず、徐々にパワーダウンしていった印象。


有馬を失った前線では少しずつ競り負けることが増え、さらにお互いに荒いプレーも多くなり、両チームにダメージが募っていく。そこに拍車をかけたのが主審のジャッジだった。前節も笛が少なかったけれども、今節も少なかった。ただ、今節は吹くべきプレーでも吹かれていないことが問題で、質は低い。競り合ったデルランに膝蹴りが入っていて悶絶していても笛は吹かなかったし、見えてない割に頑なであった。


失点は73分、左サイドでクリアしきれなかったボールを拾われ、クロスを入れられる。そこに信じて走るのが秋田の選手。秋田が一番得意とするサイドでカオスを起こして奪ったらクロス、そこに誰かが走りこむ、という黄金得点パターンが発動。追いつかれてしまった。更に10分後、右サイドの裏のスペースにパスを展開されたものの、吉田が相手よりも前に出て処理をすると思いきや、相手選手と交錯するように見えた。転んでしまう吉田。GKと1対1の場面となってしまってゴールを決められてしまった。この試合、全員がずるずる滑って転んだので主審は麻痺した模様。逆転を許してから、池田がシュートを放ったシーンが唯一のチャンスであったろうか。残念ながら時間を使われて逆転負けとなりました。雨が降るドームはホームなのかアウェイなのか。梅雨時にサッカーが難しい環境になってしまいました。

ようやく伊佐にゴールが生まれたことはポジティブだけれども、この試合で怪我人が出ている気配が濃い。連戦の中では不安要素。天皇杯はターンオーバーでしょうか。

前半戦が終了し、10位。J2の中の下の売り上げ・強化費でよくやっている方ではあるんだけれども、もっとポイントを獲得できたはずの試合が多くあったので評価は難しい。J2の真ん中ってことはですね、J1、J2、J3合わせて、プロリーグの中でど真ん中ってことです。J2と同時に先行してプロリーグに参加してきた我が軍ですが、新興クラブに抜かれて、設備も老朽化し、岐路に立たされている気がする。J3に落ちて戻ってこれなくなったクラブが多いことも、競争の激化を物語る。去年、アウェイ秋田を観戦した時に、秋田の人たちは「何年もこのサッカーを観ているのか」と感じてしまったのだけれども、我が軍も、もはや背に腹は代えられない状況なんだと思いました。地元でもっと面白いサッカーを観たい、という欲望と、もはや贅沢なのだろうか、と思う理性と。情熱を持って運営したとしても限界が近いのかもしれない。我が軍は現状維持がやっとなのだろうか。後半戦と、シーズン移行と。中長期の戦略が知りたいところです。もっと応援できることはきっとある。



2025/06/08

2025年 明治安田J2リーグ 第17節 今治戦

【今治 1 - 1 大分】


18節を消化してからの17節。天皇杯の影響もあり変則日程で今治戦です。愛媛県の今治。これまでの人生、愛媛県にはほぼ縁が無かったはず。たぶん。愛媛FCとの試合はまだ一度も観戦経験が無いのに、先に今治に来てしまいました。公式戦初顔合わせ。今週は色々出張が多く、労働の移動ですり減る魂。週末も移動だらけになってしまったけれども、なんとか試合前に到着することが出来て無事観戦。ずーっと移動していた感がある。関東からは辛いということが判った。遠い。愛媛FCとは日程的に縁が無く、土曜日開催の今治を遠征に選んだのだけれども、色々と感じることはあった。


まずだな、イオンモールの隣にあるスタジアムで、ほぼイオンモール頼みの集客が可能になってしまっている効率の良さに地方都市っぷりを垣間見てしまった。そうか、イオンモールと併設すれば万事済む話だなっていう納得感。そしてイオンモールからスタジアムに行く近道にあったこの階段。ここで私は心が折れた。え?こんな階段を乗り越えないとスタジアムに行けないの?割と本気で帰ろうかと思ってしまった。車があれば楽に坂を上ってスタジアム付近まで行けたのかもしれないけれども、徒歩が基本の遠征民ですから、他の道を探すほど歩きたくもないし、太ももに乳酸を溜めて動悸を感じながらスタジアムに到着しました。膝の老化に厳しいスタジアム環境。




里山スタジアム。一番感じたのは企業の匂い。スポンサーが多種多様で多い。今年J3から昇格したてのチームに、我が軍はもはや売り上げの規模では抜かれてしまっている。J1ライセンスが無い地方都市のクラブになぜにこれほど投資が集まるのか?地元の企業よりも全国的な企業の方が多い印象さえある。岡田武史オーナーの力以外に要因は無いような気もするんだけど、営業部門にもハエがたかるような営業活動を行わせているんじゃなかろうか。岡田メソッド恐るべし。



「専用スタジアム」と呼べば聞こえは良いのだけれども、「豪華なクラブハウス」という表現の方がしっくりくるかもしれない。一つ奥まった場所にある土地にあるのが元々のスタジアムで、今はそちらを練習場にしている模様。この日、チケットは完売。満席で5000人程度のキャパシティ。


メインスタンドに座ったのだけれども、更に奥にはVIP席のようなラウンジがある。企業が接待で使う匂いしかしない。クラブハウス併設の施設なので会議室でもあるらしい。


メインスタンドの席は狭い。ドリンクホルダーも無し。椅子も小さい。仮設スタンドのようなメイン上段。


メインスタンドにはしっかりとした屋根があります。DAZNなどの撮影はVIP席の上の階から行っている模様。


ちゃんと固定されたメインスタンド1Fの椅子の方が良さげ。


メインスタンドの上部は骨組みで組まれているような形。歩くとカツンカツン鳴ります。足場の上を歩いているようなメイン上部スタンド。


Jクラブの営業の常識がことごとく覆されている。J1ライセンスを持っているだけのクラブは置き去りにされ、クラブ間競争に負ける。今シーズンは強化費も既に抜かれているかもしれない。今治はJ1ライセンスどうなるんだろうか。両ゴール裏の座席を増設とかするんだろうか。

スタメンは前節から変更。野村がベンチ外となり、池田がスタメン。吉田がスタメンに復帰。ベンチにはFWで屋敷が入り、鮎川がベンチ外となった。補強は無しだろうか・・・。翌日キムヒョンウのいわきFCへのレンタル移籍が発表されたので枠は空いていると思うのだけれども。キムヒョンウはいわきで更にムキムキになって欲しいところです。

対する今治。我が軍と同じく3-4-2-1を運用中。攻撃陣に外国籍選手を揃え、ポゼッションをベースにハイプレスを誘い、強力な外国籍選手に裏を狙わせることがベースになっている印象。ここ数試合は分析が進んでリーグで3連敗中と調子を落としている様子も、9位は健闘している順位。GKコーチは修行。じゃない方でおなじみの福森も在籍。J3時代を共に戦った選手達は特別です。ユース出身の越智コーチもいて、なんだか近い関係性ではある。みんな元気そうで何より。







この試合、JFAの「審判交流プログラム」とやらでブンデスリーガで76試合を裁いた経験をもつ主審が笛を吹いた。この影響が大きかったと思う。ピッチ上にいる誰よりもデカい主審。そして簡単な接触では笛を吹かない。この笛の吹かなさ加減が前半の熱戦を生んだと感じる。セカンドボールの奪い合いが激しく、プレーは止まらず、ハードな試合に。それを面白いと感じたんですよね、サッカーの根源的な面白さを再確認したというか、良い笛だったと思います。しかし、我が軍にとってこれが良かったのかどうかは終わってみれば微妙だったという感じ。





今治のポゼッションに対して、プレスによってかなり縦パスのコースを限定出来ていた印象。今治の縦パスに対してはペレイラを中心に守備力で上回り、堅い守備からマイボールにすれば右サイドの吉田を目掛けて蹴り、吉田が競り合いで勝ってから展開を作って攻撃する形。とにかく濵田太郎から吉田へのロングフィードが多かった。そして悉く競り勝つ吉田も凄かった。有馬も陣取る右サイドを起点に攻撃を組み立て、チャンスを作った。







試合が動いたのは前半23分、最初のコーナーキックだったかな?ニアに密集してカオスを作り出すデザインでGKのパンチングが今治の選手に当たってゴールイン。2試合連続のオウンゴールで先制に成功。

今治のGKコーチの教えなら、前に出るGKを育てているはずだけれども、野嶽のブロックで前に出れずパンチングし切れず。ブンデスリーガの主審でなければ笛を吹いていたかもしれない。運良く先行できました。ここからは今治が前に出る。我が軍は攻撃を受け続ける。構図に。ハイプレスを誘いつつ、裏を狙う今治と、バランスに注意しながらプレスを仕掛け、前進してきた今治のパスをミドルゾーンで引っ掛けて裏を狙う攻防。笛が少ないので球際のバトルだらけになり、ゲームとして面白かった。守備陣がパーフェクトに仕事をしていたので逆に少し不安は感じて、1つでもミスがあればやられ兼ねない状況ではあったと思う。なんとか前半をリードで終えた。





終了してからペレイラ&デルランが「笛少な過ぎてヤバくね?」みたいな雰囲気で主審とひきつった笑顔で話していたのが印象的。だいぶ疲労でハイになっていた印象。ブンデスリーガスタンダードです。



後半に追加得点をして、逃げ切りたかったけれども試合が止まらないプレー時間長めのこの試合、少しずつ球際のバトルでボールを奪い切れなくなっていった。それでも守備陣は本当に堅かった。頑張ってはいたけれども、それでも73分、遂に追いつかれてしまった。


21番の選手のケアして一瞬スペースを空けてしまったのがシュートコースになってしまったかな・・・・。DFのお仕事は本当に難しい。



終了間際に若干チャンスは作れたけれども、コーナーキックやFKでのボールの質がイマイチで得点には至らず。相手の決定機はことごとく阻止して1-1のままドロー決着で順位をひっくり返せず。アウェイで勝ち点1を持ち帰った試合となりました。主審の笛がJリーグスタンダードであれば、もう少し時間を作って消耗しない試合運びが出来たような気はする。ゲーム自体はブンデスリーガスタンダードで面白くなったけれども、アウェイで時間を使ってお茶を濁したかった我が軍にとってはメリットが少なかったかもしれない。後半に投入されるメンバーが躍動しない問題は根強い。なかなか解決しません。

アウェイでの勝ち点1は悪くはないので、ホームでしっかりと勝てるかどうかです。秋田戦で前半戦終了となります。今シーズン、下位に沈んでいる秋田相手にホームで上回って欲しい。