唯一のJ1開催。相手はプレシーズンとは言えども先週チェルシーを撃破してしまったJ1王者川崎との対戦。2週間の間隔があり、我が軍が準備に準備を重ねて来たであろう試合に秘策を期待しましたが川崎が早々にボールを追うことを諦めて空回りといった様相の試合でした。前半が良すぎた。王者にボールを追うことを「諦めさせた」前半の出来は秀逸でした。試合としては期待通り面白かった。暑かった関係でビールを2杯飲まざるを得ず、ブログの更新が遅れました。
7~8年振りの等々力。いけ好かないメインスタンドが建立されております。いつの間にか俺たちの知ってる等々力じゃなくなってる!バックスタンドとゴール裏は代わり映えのない懐かしい雰囲気。長い長い年月を経て戻って来れた。この日は年1回、西城秀樹がYMCAを歌っていたイベントの日。
📣 スタメン発表 📣
— 【公式】大分トリニータ (@TRINITAofficial) July 27, 2019
本日の川崎F戦のスターティングメンバーが発表されました⚽️ https://t.co/7uBsjkEeXQ
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この日のスタメン。何と言っても夏にガンバから強奪出来てしまった田中達也が左サイドでデビューというのが大注目のポイント。更にはCBに岩田も復帰と元気な右サイド、ストロングライトが帰って来た。シャドーは小手川・小塚コンビと前節同様。サブGKに小島が戻って来たのでGKの序列にも変化の兆し。前半は正に挨拶代わり、名刺代わりの田中達也の自己紹介プレー炸裂となりました。
7/27(土)
— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) July 27, 2019
明治安田生命J1リーグ 第20節
川崎フロンターレ vs 大分トリニータ
19:03キックオフ 等々力陸上競技場
本日のスターティングメンバーはこちら!
(ポジション毎に背番号順に左から掲載しています) 【広報】 #frontale
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対する王者川崎フロンターレ。レアンドロダミアン、家長がベンチスタートという選手層。マスコットを3体も養えるクラブは違う。J2オリジナル10同期だったはずなのに、ここまでの差が出来てしまった。昨年度の強化費がJ2でも中の下だった我が軍とは桁が違うお金の匂いがしました。むしろJ2の中の下の強化費でよくぞここまで這い上がってこれたね・・・。成長率という伸びしろでは我が軍の方がまだまだ可能性があります。優良スポンサーカモン。
負けじと我が軍もお金を稼ぐべく、グッズ売り場を出店。アウェイ限定タオルマフラーの新商材を投入。買いました。私も買いました。ちゃんとアウェイ側のグッズも買えるエリアを設ける川崎。
とにかくイベントや限定グッズを量産して集客とスポンサーを継続的に伸ばして行った川崎。広報が凄い。この日もスタジアムはほぼ満員と、飽和状態。川崎もJ1王者に上り詰めるまではシルバーコレクターとして殻を破れずに停滞した時期もあって、決して順風満帆ではなかったけれども遂に結実してここ3年が最高成績。首位FC東京も多摩川クラシコでボコボコにするほどで、今年も間違いなく一番強そう。この試合の注目ポイントはそんな川崎よりもポゼッションしていた前半の異常性と田中達也のやる気満々っぷりだと思います。
開始直後は最終ラインでのボール回しにプレッシャーをかけてきた川崎ですが、うまくプレスを回避してボールを前に運ぶことが出来ていた我が軍。今シーズンしっくりこなかった左サイド問題に光明どころか照り返しがきついレベルの輝きっぷりを見せたのが新加入の田中達也。左サイドでも仕掛けられるプレイヤーをピンポイントで補強しつつガンバの弱体化に加担したミドルシュートも打てる西山哲平強化部長、有能。
結果こそでなかったものの、左サイドの田中達也は躍動。フィニッシュに絡める左サイドの要員を獲得出来てしまったことは大きい。ストロングポイントだった右サイドだけでなく、バランスよく左サイドからも攻撃出来るようになった。良い時間帯のうちに先制できていたら120点満点でしたが、ボールを破るまでには至らず。川崎にも何度か決定機を作られましたが高木がビックセーブ連発で応戦。飲水タイムまでは上々だった。水分補給で川崎の守備のスタンスが若干変わる。
良い感じの前半ではあったものの、徐々にあれ?っていう感じはありました。水分補給後、川崎のプレスがFWだけの単発になった点。プレスは控えめに。あとは田中達也も飛ばし過ぎて前半の途中から既に疲弊していた印象があった。90分やれるペース配分的には少しブランクがあるかもしれない。熊本ではガンガンやってたはずなのですぐに戻るとは思われる。とにかく暑く、厳しいコンディションではあったのでゲームを作るという意味では高山先発で試合を作ってからの田中達也であっても良かったかもしれない。結果論だけれども。
ハーフタイムにはYMCAショーが。「川崎市とゆかりが深い」という紹介アナウンスがあったのだけれども、全く納得感はない熊本県出身のコロッケが西城秀樹の遺志を継いで登場。鼻くそほじくるモノマネをやっていた野口五郎ならまだ分かる。いや、野口五郎が鼻くそほじってるの一回も観たことないのでそこにも納得感はないのだけれども、なぜかコロッケ。そしてコロッケ丼も売るという、もう無茶苦茶な広報っぷりなんだけれども、逆にね、戦術的な話よりもこういう分かり易さの方がお客さんは喜んでくれるのかもしれない。間口を広く、一般人に擬似カウンターを熱く語っても見向きもされないので、コロッケの方が正解なんだろうなという印象。ニータンも遠征していて大人気でした。
ハーフタイムに出て来てゴール裏を煽っていくスタイル。ニータンがボンボン持ったコールリーダーっぽい写真を撮れたのがこの試合の収穫。
後半に一気に試合が動いて3失点1得点。最初の失点は守備の問題で、少しずつズレを生じさせられてスペースを生み出してしまった。動かずに我慢してスペースを埋め続けることの方が川崎の攻撃は対処しやすいはずなんだけれども、動くことでスペースを作り出してしまったDF陣。1失点はしょうがない。問題は2失点目。オナイウのゴールで追いついた後にミスから失点したのは痛かった。3失点目はダミアンの身体の強さに負けた。札束で殴られることには慣れているので気にする内容では無い。もしも川崎がもっとプレスをかけて来ていたら、小手川シャドーが活きる展開に出来ていたかもしれない。藤本を後半に投入して1得点したまでは試合としてどちらに転ぶか分からない雰囲気はあった。ただ、前半途中から撤退した川崎の見極めが早かったのが全て。無駄に消耗せず、ボールを持てれば何とでもなる川崎のスタイルが柔軟性高すぎた。試合運びという点ではやはり王者の風格。まだまだ差があることが如実に現れた。この差を埋めるためにも一つ一つ積み重ねていかねばならない。
J1上位陣との埋められない差は確かにあるのですが、ここまで本当に上手く戦えている上に左サイドにも目途が立ったので、あとは「強度」を高い状態で維持できるかどうか。次節、ほぼ生まれ変わっている鳥栖との九州ダービー。残留を目指す上で下位に勝ち点を与える訳にはいかない。強度を保って鳥栖をアウェイで倒さねばならない。
川崎強かったですねえ。TTが想像以上に躍動してくれたのが嬉しい誤算です。
返信削除あと、揚げ足取るみたいで申し訳ないのですが、ポープは川崎からのレンタルなので小島がサブに入ったのではないかと。ムン君の活躍も期待しているのですがねえ……
匿名様
返信削除コメントありがとうございます。確かにポープはレンタルでしたね。完全にうちの子だと思いこんでしまいました・・・・。田中達也、TT。なるほど。