2024/05/13

2024年 明治安田J2リーグ 第15節 愛媛戦

【大分 2 - 2 愛媛】


DAZN生観戦。手放しで褒め称えたい素晴らしい内容の前半から、全くもって不可解なPK判定を食らって同点に追いつかれてしまうという後半の内容。釈然としない週末になっちまいましたが、これがね、変な感じになって欲しくないと思います。チームはそんなに悪くない。戦術や方向性自体は確固たるものに進みつつある訳で、さすがに主審が壊したゲームという評価で良いと思われます。あまり主審の批判などは書きたくないんだけど、さすがにあのPKはフットボールじゃない。長年サッカー観て来たけど、一番の謎PK判定。矢印を向ける場所が無さ過ぎる。負けたかのような引き分けでしたが、ネガティブになる必要はないと思います。このまましっかり継続できるように頑張って欲しい。そう思える程、前半の内容は良かった。裏返すとガス欠する後半にどうやって強度を保つのか、が課題なんだけれども、最後のところはほぼCBが跳ね返せていたので本来なら1失点で済んでいたはずなんだ・・・・やっぱりあのPKがおかしいんだ・・・・。シュートが少ないとか、そのレベルだった課題が2段階くらいジャンプアップしているのでね、急速に前進はしていることは確かである。

スタメンは4-2-3-1。右に茂平、左に野嶽が入った4バック。CBには安藤と藤原。ボランチは弓場と小酒井。ワントップに渡邉新太が入って、トップ下に長沢。サイドハーフは右に野村、左に宇津元。ベンチメンバーには伊佐、梅崎、保田、中川、ペレイラ、木本、西川と想定の範囲内でのメンバー構成。サプライズ怪我人復帰は無し。

対する愛媛。J3チャンピオンとなってJ2に復帰。例年J3チャンピオンは面倒です。石丸監督と河原コーチに率いられてJ2でも勝ち点を稼いでいる。そこまで特徴のあるサッカーではないけれども、しばらく離脱している森脇良太の影響に引っ張られて相手の嫌がることをやってくる老獪なチームという印象です。サッカー自体はオーソドックスで何でもできるけど何かが突出している訳でもない。チーム力重視。

雨じゃなければもう少し動員できたかもしれない、TKPスペシャルサンクスデー。選手達の試合の入りが素晴らし過ぎたので、TKPさんに勝利給積まれました?と勘ぐってしまうレベル。攻め殺す雰囲気満々で試合に入り、後はもう、決めるだけ、というシーンの連続であった。何よりも素晴らしかったボール奪取。ほぼハーフコートに押し込み、愛媛に保持して前進する余地を与えなかった。裏に出させる余裕も与えない。シームレスです、シームレス。攻撃が守備、守備が攻撃。先制は12分と早い時間帯なのだけれども、それでも「やっと決まったか」と感じる程チャンスが多くあった。宇津元のコーナーキックを愛媛GKがあまり遠くまで弾けなかったところを長沢がダイレクトに強いシュートを打って、愛媛DFの股を抜いて強引にゴール。怒涛の勢いで試合に入り、12分で結果を出すという試合への入り方は素晴らしかった。ビルドアップの内容も良かった。愛媛を寄せ付けず、という前半。1点では物足りない、もっと得点出来ていたはず、と感じるくらいの内容でした。「昇格プレーオフくらいには行けそうだな」そう感じるくらい。調子に乗り過ぎたかもしれない。シーズンベストと言っても良いくらい。素晴らしかった。

後半になっても愛媛はどうすることもできず、54分には相手陣内で小酒井がボールを奪って長沢に渡し、溜めてラストパスを供給。最後は野村が右サイドから駆け上がって決め切った。熊本戦のシュートを観ているかのような再現性。素晴らしいゴールで突き放しに成功。後半に追加点を取りに行って、取れてしまうというこの上ない内容。追いつかれる雰囲気は微塵もなかった。ただ、前半から気になっていたのは主審の判定と折り合いがつかない両チームの雰囲気。球際で激しい争いが起こるたびにどちらかが倒れ込んでプレーを止めてもらうようなシーンが多くあり、主審が笛を吹かないのでプレーを継続する?どうする?みたいなシーンがかなりあったと思います。DAZNで映った選手達の口にハッキリ不満の声が読唇術で可視化出来てしまう位の雰囲気であった。



選手交代が落ち着いた70分過ぎ、ここからが問題だった。右サイドから再三クロスを上げられて攻め立てられた。PKを取られたシーンも、その後の失点シーンも全て右サイドから。あの時右に入った愛媛の選手を止められなかったことが2失点の直接の要因ではある。しかしだ、あのPKだ。あれ、おそらく野嶽のファウルとしてPK判定になっているのだけれども、ベンダンカンがスピードを持ってボールにチャレンジしている訳では無かった。そのままジャンプする寸前で野嶽の足が絡んでいるようには見受けられるけれども、それでもペナルティエリア内でファウル判定になるほどの接触には見えない。主審の笛のタイミングもかなり遅い。倒れているのを見てから笛を吹いている。ジャンプして足が絡んだ時点で吹くならまだ分かる。しかしダイジェストで改めて解説を聞いてみて欲しい。「そうですね」ってファウルであることを把握しているかのような言い回しなのだ。しかしだ、その後だ。「このバックステップの時に、えー、野嶽ですかねー、少しプッシングですかねー?とられてるんですかねー?」「手では無いですけどね」おい、マジか。手ではないプッシングって何だ。念力か?手で押して倒すのがプッシングの反則だ。これはつまり解説も解説出来ないくらいの判定ってことだ。しかしこの解説は日頃から解説が出来ていないので何の根拠にもならんのよ。あれはこの日の判定基準でファウルでは無かったはずだ。ある程度の接触でも笛を吹かなかったのに。文句言われ過ぎて腹立ってた主審にやり返されたPK判定です。主審、明らかに感情で判定したと思われます。人間だもの。だからまぁ、主審との折り合いの付け方ノウハウというか、コントロールというか。ベテラン勢が腹立ててたらダメでさ、そこはキャプテンなりが仲介に入って制御しなければならない事案だったと思います。しかし、感情は感情、判定は判定。それがプロの仕事であって欲しい。信頼の人、石丸監督も試合後のインタビューで微妙な判定だったと触れているくらい。酷かった。



その後の2失点目の方も右サイドの守備が追いつかなくなっていて問題なんだけれども、入れ替えるメンバーにサイドバックがいないという問題なので、ここは怪我人が戻ってくれば自然回復はするところ。ペレイラを投入して3バックor5バックにして、サイドのスペースを埋めるでも良かった。早めに手を打てたが、前線からの守備をリフレッシュした概念優先だったのでね、そこまで悪いことでもないと思います。守り切る交代でも良かったかもしれないけれども。あの余計なPKのせいで手を打つ前に2失点目を食らってしまった。時間の使い方。あのPKへの、納得のいかなさ加減が滲み出るブログになりました。せっかくチームとして上昇しそうな時に主審に止められてしまうかね・・・・。とにかく、内容は目を見張るものがあったので、完成度高めてまいりましょう。




2 件のコメント:

  1. アウェイ専用2024年5月13日 23:43

    現地で見てましたがなにがPKだったのかわからずdaznをいじってたらその間にまた失点してて白目剝きました。
    まぁ前半の出来で複数得点できなかったのが悪かったと思うしかないですねぇ。。

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    1. アウェイ専用様

      コメントありがとうございます。現地での応援お疲れ様でした。ホームで勝てないですね。色々と考えてしまう引き分けでしたが、ネガティブにならないことです。判定と解説が悪いんです。チームは明らかに手応えを感じる形が増えているのでバカスカ得点できる日も近いです。辛抱の時。

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