【鹿島 0 - 0 大分】
大分トリニータの3度目のJ1挑戦が3年で終わってしまいました。定着を夢見て始まった2019年シーズンの開幕戦の地、カシマスタジアムで終焉を迎えるという物語になってしまった。
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🔵🟡スタメン発表⚽🐢🐰
— 大分トリニータ / Oita Trinita (@TRINITAofficial) November 20, 2021
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試合自体は白熱した球際の攻防が繰り返される激闘で面白かった。現地まで行ってアウェイ観戦記を書くのは6月のFC東京戦以来。デルタ株流行のせいで久々でした。スタメンは変わり過ぎて謎が多いメンバーになりましたが、いつもの3バック。真ん中にペレイラが入ってエンリケがベンチスタート。左サイドに久々登場、スタメンとしては初となる野嶽が抜擢。右には増山が復帰。ここに来て初顔合わせとなるメンバーであったがコンディションは良さげなメンバーであった。
【11/20 大分戦】
— 鹿島アントラーズ (@atlrs_official) November 20, 2021
スタメン:
GK
クォンスンテ
DF
常本佳吾 関川郁万 町田浩樹 安西幸輝
MF
ディエゴピトゥカ 三竿健斗 ファンアラーノ 和泉竜司
FW
土居聖真 エヴェラウド
サブ:
GK
沖悠哉
DF
犬飼智也 永戸勝也
MF
レオシルバ 荒木遼太郎 遠藤康
FW
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対する鹿島。相馬監督特有の縦横圧縮サッカーを止めてしまって普通の鹿島になってしまった印象。横幅は偏りが無くなった。それでも縦の圧縮は片鱗が残っていた。縦にコンパクトな布陣を維持してハイプレスを長時間継続。鹿島伝統の4-4-2で特殊なことはやっていないのだけれどもJ1上位の実力は間違いない。ACL出場3位以内を目指して戦うモチベーションが残っている対戦相手であった。
鹿島は最初の時間帯に必ず畳みかけるようにカマしてくるのだけれども、ペレイラの強さが際立って守備陣が奮闘。最初の攻勢を耐えるとボールが持てるようになった。序盤は鹿島のプレスを開始する設定位置が自重気味で低めであったのだが、統制が効かなくなったのかイケるという判断だったのか、得点を奪おうと食い付きが良く逆に剥がしてさえしまえば裏に一発決定機が作れる可能性を感じられた前半であった。2019年の開幕戦を思い出させる雰囲気。
🔵🟡監督ハーフタイムコメント🎤⚽️
— 大分トリニータ / Oita Trinita (@TRINITAofficial) November 20, 2021
・止まらず、切らさず、集中すること
・守備は準備と予測をしっかり
・セカンドボールをマイボールに
⁰#大分トリニータ#一致団結
後半も展開は変わらず、引き込んで攻撃に転じられそうな雰囲気はあった。しかしチームの攻撃の完成度は残念ながら発揮できず「これが通れば」とか「ここで収められれば」というボールが悉く刈られてしまい決定機らしい決定機が作れなかった。交代枠を早めに活用する鹿島に対して、この試合は我慢した印象の片野坂監督。かなり攻められてはいたのでバランスを崩さないように動けなかったような印象を受けた。選手交代でも攻撃の強度と精度は上向かず、しっかり守れはしたし、終盤はオープンな攻防にも持ち込めたのである程度プラン通りに試合は運べたんだろうと感じたのだけれども、攻撃陣が沈黙。スコアレスドロー決着となりました。鹿島の猛攻を耐えきった点は評価できますが、如何せん攻撃でチャンスらしいチャンスが作れませんでしたのでね、守るのがやっとであったという試合だったと思います。
カシマスタジアムで勝ち点1を得た内容は悪くはないんだけれども、時既に遅し。よその試合結果によってJ2降格となりました。福岡戦とG大阪戦の連敗が痛すぎました。2試合を残しての降格は残念ですが、ここまでアウェイで勝てなければそりゃ覚悟も出来てしまうって話です。J3への降格も含めると4度目の降格経験。大変残念ですし、せっかくJ1を維持出来た3年間も、丸2年間はコロナの影響で無観客などが続いてクラブの規模を拡大しずらかった。J1で経験を得られたことは沢山あって、クラブとして前進・拡大していく手応えもあっただけに、大変惜しい気持ちです。降格はなかなか整理がつきません。
またJ1にチャレンジ出来るように、次節から来年に繋げる戦いが始まります。何度失敗しても何度でも這い上がれることを証明してきた歴史があるので、これまでの経験を糧にまた新しい戦いを始めるのです。この失敗を血肉に。出直しです。
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