2019/05/26

2019年 明治安田生命J1リーグ 第13節 川崎戦

【大分 0 - 1 川崎】



J1を2連覇中の王者フロンターレをホームに迎えて、どれだけ戦えるのか、非常に楽しみにしていた一戦でしたが残念ながら軽い感じで先制点を献上して以降はただただ両軍の我慢比べの時間が過ぎ去るだけの試合となってしまいました。我が軍の攻撃精度は低かった。


今週のビックニュース、コパアメリカに遠征するA代表に岩田と小島が選出。オリンピック世代強化のためにコパアメリカを利用する前提ではあったものの、久々のA代表選出。しかも宇佐市出身のA代表選出史を継続。コパで活躍してそのまま海外に10億円くらいで引き抜かれる勢いで頑張って欲しい。小島も川島永嗣から色々なものを吸収して帰って来て欲しい。二人ともベンチメンバーになるような気がするんだけど、それでも俄然コパが楽しみに。頑張って試合に絡んで欲しい。


スタメン、最近の「左サイドしっくりこない」問題の糸口が見つけられるかどうかなのですが、この日もしっくりせず。左CBにルヴァンカップで安定感を発揮した庄司を抜擢し、左サイドに高畑を上げた形。高畑の左足には夢しか詰まってないんだけど、守備面の不安は払拭できない。守備力の高い庄司を入れてカバーし、飛び道具としての高畑をスタメンで継続。このチョイスが守備面では裏目に出てしまった。ポープはレンタル契約の兼ね合いでベンチ外となり、ムンがベンチ入り。


対する王者川崎。いつの間にかビッグクラブになっていた川崎。鹿島、浦和、広島が突破したACLグループステージを日本勢で唯一敗退となってしまいリーグ戦に集中できてしまう。シーズン序盤は怪我人も多くて出遅れたものの、リーグ戦に集中出来れば2チーム作れる程の選手層、これから順位が上がらないはずがない。中村憲剛は不在。しかし家長がこの試合で5試合ぶりに復帰。家長からボールを奪えなかったなぁ・・・。


このゴール観ました?凄くなかったです?レアンドロダミアンが出て来たら止めようがないんじゃないかと思ったのですが、今日は無事シャットアウト。鈴木が頑張った。守備面はリトリートと無理して飛び込まない感じの守備により1失点で留められました。


このところ課題だったキックオフ直後の時間帯、この試合には集中して入れた印象ではありました。ボールを持たれる展開になるかと思いきや、序盤はかなり狙い通りの動かし方が出来ており、前節の清水戦に比べて攻撃のスムースさは向上していた印象。清水程守備に重点を置いているチームではないので、当然と言えば当然かもしれない。失点してしまったことで不要なチャレンジをしなくなった川崎の緩急ある攻撃と試合巧者振りに何もできないまま終わってしまった。0-0の状態をもっと長く観たかった。


前半で高畑を下げて、高山を入れた後半開始から左右を入れ替えた。右の高山、左の松本怜。左サイドしっくりこない問題を克服しようと左に松本怜を持ってきたものの、得点したマギーニョ攻略と思われたこの策も、早々に川崎の鬼木監督が車屋に代えてしまい右も左もしっくりこなくなってしまった。ハイライトに後半の攻撃のシーンがごっそり無いレベルで何も出来なくなってしまった。パスの精度も落ちて自滅してしまった。前半に何度かあったような川崎を剥がせるようなシーンは余りなかった。攻撃的なはずのチームで無得点では当然勝ち点は得られず。


J1を連覇したチームとの距離感。近いようで遠いような距離感。今シーズンは残留を目標に戦うチームと3連覇を目指すチームの違い。リトリートした上で持たせておけば良いという守備だったため、めちゃくちゃやられた感じは無いものの、リードされてからの試合運びやら、ボールを奪えない球際の攻防などを観る限りはまだまだ上は遠いなという率直な感想。先制点を奪えていれば何かを起こせたかもしれない。先に失点してしまったビハインドを跳ね返せるだけの力が足りなかった。


上手く戦えたとは思うんだけれども、久々の敗北。5月なのに30℃を超えるような暑さの中で連戦となり、厳しい試合だったはず。J1残留には若手の成長が必須。前半戦も残り4試合。しっくりくるメンバー構成に戻せるのか、岩田の遠征中にチャンスを掴むのは誰なのか。次節は首位のFC東京戦。試練の6月、少しでも勝ち点を。


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