2019/07/07

2019年 明治安田生命J1リーグ 第18節 横浜Fマリノス戦

【横浜FM 1 - 0 大分】



3位と4位の直接対決でしたが守備陣奮闘も我慢し切れず、得点機も作れないまま完敗。この日も当然の様にニッパツ送りになったこのカード。横国を使うまでもないと、我が軍との戦いはニッパツになりがち。マリノス許すまじ。J1、J2、J3で全ての横浜とニッパツで戦う偉業を達成した片野坂体制のトリニータ。YSCC横浜にも負けたことのあるJ1チームって超絶レアです。







更にはダイナミックプライシングという名のカツアゲがまかり通っており、遠く大分から旅費を使ってやって来た田舎者達から多額のチケット代を掠め取るという鬼畜の所業。この狭いエリアに押し込まれたアウェイ席が最終的に5000円という前代未聞の価格設定に。都会は世知辛い。メインスタンドより高額なアウェイ席があって良いのか。ダイナミック過ぎるだろうに。マリノス許すまじ。許すまじ。田舎から出て来たサポーターはオシャレなタピオカドリンクでも飲んで癒されてから帰って欲しい。









という訳で筆者は安いメインスタンドから観戦しましたが、ニッパツのピッチ状態が一目で分かるくらいに悪く、霧状の雨と強い風が追い打ちをかけて難しいコンディションになってしまいました。マリノスとトリニータの試合はお互いの思想的に戦えば噛み合う好カード。この日も両者が意図を持って殴り合う激しい戦いの上に、家本主審の吹かなさ加減が拍車をかけ、連続的に面白い展開が続く試合ではありました。


我が軍のスタメンにはよろしくない傾向が。前節試合途中で痛んで交代した岩田が帯同しておらず、怪我の具合が心配される。代わりにスタメンを奪ったのが島川と、最初からの組み合わせとしては初めての3バック。浦和戦では出場できなかったオナイウはスタメン復帰。ボランチはティティパンが久々のスタメン。前節勝利も3人を入れ替えざるを得ない状態。水曜日に開催された天皇杯でもベンチメンバーが4人しかいない状況であって、怪我の無い元気な選手が減っている印象。2試合連続ゴール中の小林成豪も帯同しておらず。


さらに松本怜までもが負傷交代となってしまい、ストロングポイントの右サイドを喪失。攻め手が少なくなってしまった我が軍の攻撃は最後まで冴えずに無得点で終わってしまった。対する横浜Fマリノス。


背番号10を背負う天野純が急転直下の海外移籍決定。もうすぐ28歳で得た海外移籍のチャンス。ベルギーリーグのロケレンへ移籍とのこと。皆が勝利で送り出そうとテンションの高いマリノス陣営でした。FC東京の久保も我が軍がラストマッチを勝利で締めくくった訳ですが、何なんでしょうかね、この不思議な巡り合わせは。天野純不在後に戦えないものなのか。三好も居るからそんなに戦力は変わらんだろうけど。しかし、松原健はどこへ行った。



もうひとつ、ボンバー中澤引退後のマリノス次世代CB不足問題を解決する一手。あのJ2で絶好調の水戸からレギュラーCBである伊藤を強奪。その伊藤も紹介されていました。何年もかけてJ1への階段を駆け上がろうとしていた水戸に対する鬼畜の所業。下部リーグを戦ったことのあるクラブからすると痛い程辛さが分かるので。マリノス許すまじ。従業員の残業代さえ支払っていれば移籍金を手にしなくてもよかったであろう水戸。足元を透かして見れる、移籍市場で暗躍するマリノス。マリノスの選手放出と獲得の方針って、冷徹な印象があるのだけれども、後々になって正しい選択だったな、というのが判明するので強化部は優秀な印象。





小学生と同じ位置で撮影に参加し、小学生と共に退場しようとした32番。チームメイトの誰か突っ込んであげて下さい。





試合内容ですが、珍しく我が軍の守備に、高い位置でボールを奪う意図を感じた。相手も同じ狙いを持っており、表裏一体の攻防が繰り返される。攻撃が守備で、守備が攻撃で。神社の階段を転げ落ちる中学生のような試合展開ではあったものの、基本的にボールを保持するのはマリノス。セカンドボールもことごとくがマリノス側へと奪われて厳しい展開に。それでも前半は守備陣が身体を張って失点を許さなかった。


後半に入っても展開は変わらず、遂にはゴールを割られてしまった。守備の堅さは感じられる試合だったので勝ち点1を持ち帰れるかと思いましたが、この日はマリノスが素晴らしかったと言わざるを得ません。ニッパツを満員にした上でマリノスを打ちのめさないと、いつまでも横国での試合開催は夢の話。天野純送迎会のためにモチベーションが高いマリノスのパフォーマンスが上回った試合でした。特にラインを上げた広大な「裏」のスペースを埋めたGK朴の守備範囲の凄さには驚いた。ジェフにこのGKがいればエスナイデル戦術も成功したのではないのか。高木のセーブも安定していたし、両ゴールキーパーのパフォーマンスは素晴らしかった。



前半戦、昨シーズンからのマイナーチェンジとして変わったと感じることが2点。まずは中央からの攻撃が激減した点。サイド攻撃と裏抜け一発一辺倒になったために、攻撃のパターンが読みやすくなってしまった。しかし、もう1点変わったと思われるのが失点の少なさ。この2つに実は関連性があって、中央からの攻撃が減ったことで、被カウンター率を下げて、守り易い状況を作り出しているのではないのか、という仮説を考えるに至りました。正しいかどうかは分からないけれども、今年の残留大作戦を成功させるには、このままの戦い方で堅実に勝ち点を積み重ね易い戦い方を選択する方が良いだろうと思います。心配なのは怪我人ですが、もう1試合やり過ごせば2週間休めるので何とか持ちこたえて欲しいものです。















このブログ、今のところタイからのアクセスが全く無い状況なのですが、タイ国方面に向けての写真を。












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