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2024/06/17

2024年 明治安田J2リーグ 第20節 栃木戦

【大分 0 - 2 栃木】


いやー、週末に心が削られるような試合を観てしまいました。後半戦緒戦をDAZN無音観戦。6月にして真夏のような気温になっているコンディション。18時キックオフでもテンポとしてはゆったりめにならざるを得ない。それは自ら落としたのか、栃木に誘われたのか。前半のうちに畳みかけて先制点を奪い取るような試合運びが出来なかったことがこの試合の反省点だと思います。45分を無駄にした。アウェイならまだしも、ホームでのそれは相手のペースってことです。栃木、したたかでした。

水曜日に天皇杯をこなして、元気な選手がスタメンに戻ると思いきや弓場が不在。代表での活動で海外に行っていた保田を呼び戻して緊急登板。CB藤原も不在。ペレイラと安藤の2CBに左SBに復帰した香川、右SBに大学生有働。スタメン的には何とかなりました。何とかしました。ベンチには天皇杯で頑張ったメンバーが入りました。動ける人なら使われます。

対する栃木、低迷により監督とコーチを両方解任して昇格請負人を残留請負として呼び寄せる贅沢を発動。そもそもなぜに田中誠とヤンツーを混ぜた?実はブログには書かなかったんだけどさ、アウェイ栃木戦で栃木側が選手交代をしようとしていた時、コーナーキックになって一旦交代を止めた田中誠監督に対して、コーチのヤンツーがベンチから立ち上がって猛烈に監督に対して何かを言っていた構図を目撃してしまったのです。雰囲気としてコーチが監督に対して明らかにめちゃくちゃ怒鳴ってた。あ、このチームダメだって感じたんですけど、そんなチームにも負けましたからね。我が軍。どういうことだ。それで、監督を解任してコーチを昇格とか、よくあるそういう人事じゃなくてどっちも切ったので、やっぱりかと思いました。真相は分からないですけれども、結果が出ずに上手くいかなかったのは確か。小林伸二監督就任により、まともになった指揮命令系統があれば、当然のごとく栃木のサッカーの内容が整理されて上向き始めたのを偵察としてチラ見した前節くらいから感じ始めました。3-4-2-1で栃木らしい守備のハードワークが出来る人員の編成を活用したプレスとボールの動かし方をする。保持に対してはプレスを、プレスに対してはロングボールで裏を狙い、大分のサッカーを発動させない対策が落とし込まれていました。普通のサッカーチームに戻りました栃木。

今日のニータンは普通に戻ってしまい、天皇杯戦闘モードではなかった模様。ゴリゴリオラオラ暴れさせなかったのが敗因ではないのか。ニータンが悪い、ニータンが。はい、試合です。前半はヘディング合戦をやっていたような展開で、セカンドボール収奪戦と化した何かがピッチの上で繰り広げられてしまった。サッカーをしろ、サッカーを。これもサッカーなんだけど。前半は栃木の方がボール保持率が上回るというデータになってしまい、保持しても栃木のプレスを剥がせずに前進が出来なかったし、プレスをかけてもちゃんと逃げ道パスを作れるようになった栃木。小林伸二め。蹴れば跳ね返され、ヘディング合戦に戻るの繰り返し。ただ時間が過ぎていく前半になってしまいました。サイドもスペース無かったし、難しかった。前半をやり過ごせば大分のプレス強度が落ちるというのが各方面にバレているので0-0で折り返せばそれはもう、あれです。大ピンチってことです。

こちらのシュートはコースが塞がれていて入らないのに、栃木のシュートは4バックをすり抜けて入ってしまう。ドリブルでちょっとズラされたらシュートコースが出来てしまった。先制点を奪われた後には攻撃でアイデアを出す余裕がなくなり、スペースを埋める栃木の守備を攻略できず。左右に振っても粘り強いスライド、最後はGK丹野が立ちはだかる守備。途中出場した長沢の高さも活かせず、ただただ、攻めあぐねて終わってしまった。投入された若手も栃木のブロックの前では沈黙。確かに決定機もあったけどさ、決め切れないのならそれは決定機では無かったのだよね。最後にはカウンターで余計な1点を被弾して完全終了と残念な結果となってしまいました。


端的に言って栃木の守備と準備が素晴らしかった試合なんだけれども、水戸戦の前半くらいにピークを迎えた我が軍のスタイルは、完成したからこそ対策されてしまう訳であって、こう来るからこうしよう、の読み合いを巡らせないとダメなんだけど、この試合は大分側のハイプレスが無効化されてしまったことが問題でした。じゃぁどうするの、を準備して共有しておかないといけません。若手のボランチに試合運びを任せているので、こういう試合を血肉にしてもらわないと困ります。スタイルによって噛み合う、噛み合わないがありますんでね、順位だけで栃木を評価すべきではないですし、小林伸二監督を舐めちゃダメですね。誰が指揮するチームと戦ってんだって話です。苦しみ続ける群馬と違って建て直しに成功してます、栃木。残留戦線に異常ありです。我が軍にはちょっと違うタイプの人員が必要な時なのかもしれない。怪我人が戻ってこないのであれば、夏の補強に期待せざるを得ない。今年も暑いし、なかなかに厳しくなってきました。今の戦力で、今のスタイルなら下3つになることは可能性として低いとは思うんだけれども、みんな心配性なんでね、ホームで勝ってないし、不安にはなると思います。なんとかブレイクスルーして欲しい。



2024/03/25

2024年 明治安田J2リーグ 第6節 栃木戦

【栃木 2 - 1 大分】



3週連続の週末アウェイです。静岡2連戦に引き続き栃木に行って参りました。お金無くなるっつうの。日程的にはこの試合までキツい。キツかったろうけれどもだがしかし、勝ち点を持って帰らなければならない試合だったと思います。J2観戦歴があればあるほど、「こういう試合ってあるよね」という経験値は観戦者側に蓄積されて行くのですが、チームが克服できる日が来ないのです。それではずっとJ2なのではないか。チームとしては明確にダメな結果なので簡単に受け入れてはならぬのです。反省、猛省、血肉にせねばならぬ。でもきっと得点が取れる外国人FWでも補強できない限り、ずっと続くんです、これ。







昨年の10月に行ったばかりのカンセキスタジアム。半年経過していないですから、記憶も鮮やか。短期間での2回目なので新鮮味は無くなりましたが、スタジアムグルメに新鮮さを求めて鮎の塩焼きとイチゴチョコ棒という食べ合わせが悪いものを選択。淡水魚と果実の串。美味しかったです。鮎にスマホのカメラがピントを合わせて顔を認識し始めた時はAI怖いってなりましたけど。山の上にあるスタジアムでは無いので駐車場問題を除けば比較的公共交通機関でのアクセスはし易い。スタジアムは2階からの観戦が最高に分かり易い。良い。好き。


野村と保田が離脱中。引き続きボランチには小酒井が選ばれました。前節結果を出した渡邉新太をワントップ気味にして、長沢をトップ下的な位置にする4-2-3-1を継続。左サイドに薩川を先発起用。微調整。ベンチには宇津元が復帰。個人的にはですね、既に保田大好きおじさんになってしまったので、保田が居ない試合は心にポッカリ穴が開いてしまったような、何とも言えない表情で試合を観ていたと思われます。ポッカリ。



対する栃木。昨シーズン、降格圏に漂っていたものの、ギリギリ回避でJ2残留に成功。新監督に田中誠監督を招聘し、コーチには柳下正明を据える新体制へ移行。何かしらの関係性があっての体制なのかと思っていたのだけれども、選手交代の際に揉めていた雰囲気があって、どうも面倒な何かを試合途中の出来事で感じてしまった。あれ?って思いました、今日。栃木ベンチ。でも敢えて書かずにそっとしておこうと思います。フォーメーションは3-1-4-2というか、3-3-2-2というか、そんな感じの並びで守備時は5バックになる。5-3-2で守備陣形を敷いていた。まだ始まったばかりで、捉えどころがないというか、基本は守備のチームだとは思うのだけれども田中誠監督の思想が出ているのかどうかは評価し辛い。今日の試合も含めて、今シーズンはGKに盛岡から丹野を補強したことが大当たりしている印象。







栃木のベンチをズームレンズで撮ってみたけどフォーメーションは認識の通りっぽい。秘策は書かれてなさげでした。前半はボールを持てた印象。栃木相手に明らかに優位でした。野村と保田不在で若干攻撃の精度が下がっている印象ではあったものの、「良い守備をするチームになった」という前節の雰囲気のまま、高い位置でボールを奪う即時奪還の意識が高く、奪いたいであろうところで奪えるシーンは増えた。







問題はシュートが丹野に止められ過ぎたということくらい。もともとJ1でやれるほどのポテンシャルは持ちつつも、外国人GKが増えたことにより実力者がJ2やJ3に流れ出ている余波をくらいました。GK余波。キックの精度は相変わらず少しアレでしたが、栃木のサッカーであればさほど問題ではない。真ん中に蹴れれば大丈夫。守備力重視の濵田太郎と系列的には同じタイプなのかもしれない。前半は0-0で折り返し。得点さえできれば完璧な内容でした。逆に栃木側にとっては凌がれてしまった。これが勝ち点を持ち帰れない理由となってしまいました。



今シーズン、開幕戦から左サイドの守り方に不安があってですね、フリーでクロスを上げられるシーンがあるのです。めちゃくちゃフリーなの。スペースを埋めているのか何なのか、ずっと気にはなっているんだけれども、あれはどういう現象なのだろうか。改善できず。得点が出来ないうちに左サイドからクロスを上げられたところを起点として先に失点。シュートがリフレクトしているけれども、不運とも言い切れない起点の方が気になる。






1失点はまぁ、仕方ないとして、その後の試合運びもそこまで慌てたような印象も無かったのだけれども、追加で失点を喫してしまった。2失点目は足元のミスからボールを掻っ攫われたことが起点なのでどうしようもないような失点でした。軽率。試合前にスプリンクラーで水を撒いていたのだけれども、栃木のスタイルに水が必要なのかは不思議ではあった。あれは敵を滑らすための水なのだ。そうに違いない。栃木の選手も滑ってたけど。


試合終了間際にPK判定で長沢がキッチリ決めて1点を返したものの、反撃もそこまで。こちら側のミスで2失点目があったので不運だけで負けた訳ではないですし、GK丹野が優秀でした。堅い。得点出来そうなうちに得点すべし、ただしそれはキッチリとチャンスを決め切れる高額年棒を必要とする人材を運用する必要がある。その課題を、編成を、出来ないから繰り返す。戦術面でのカバーを期待するのであれば、我慢が必要。練度が上がること、チャンスメイクを繰り返すこと、その向上の過程を楽しめるかどうか。今観ているのはそういう内容だと思います。







勝ち点を落としてしまった試合となりました。残念。小酒井が試合途中で担架で運ばれて退場したことが不安要素。無事を祈る。ボランチが出来る人材が不安ですが、保田が戻って来るはずなのでそこは期待したい。遠征で怪我をしていませんように。遠征中の保田に電報打とう。ヤスダ トリニータピンチ スグカエレ。



2023/10/23

2023年 明治安田生命J2リーグ 第39節 栃木戦

【栃木 1 - 1 大分】


まだ見ぬスタジアムを目指す遠征はワクワクするもので、今年の栃木戦がカンセキスタジアムになった時から非常に楽しみにしていた遠征。と言っても東京駅から新幹線を使うと50分くらいで宇都宮に到着するので、都内在住者からするとそこまで遠征感は無い、日帰りで十分な距離感の宇都宮。ライトレールも開通したらしいのでグリーンスタジアムだったとしても新ネタがあるのでブロガーには助かります。






ということでカンセキスタジアムに初参戦。良い天気。2022年の国体用に陸上競技場と併設で作られたスタジアム。完全なるJ1基準です。収容人数2万5千人で屋根付き。素晴らしい。専用スタジアムではないけれども、勾配の設計が素晴らしく陸上トラックがあってもサッカーは観やすかった。サイズ的に本当にちょうど良い、そう思いました。専用スタジアム建設が難しいならこれくらいがちょうど良い。最上で最良。隣にあった良い味を出しているこじんまりとした遊園地も非日常感があって良い。ライトレール開通しちゃったけどさ、こっちのが良いじゃんと思っちゃいましたね・・・。ただ、1万人しか入っていない状況で、駐車場の問題がありそうな雰囲気。J1に昇格してこちらを使うことになると周辺の駐車場の整備が必要になるんじゃなかろうか。そんなスタジアムでした。

1週試合が無かったので、何かを変えるなら最後のチャンスだと思っていたのだけれどもベースは変わらず守備時4-4-2。ペレイラの出場停止を受けてCBは安藤とデルラン。羽田は弓場とボランチであった。右SBに野嶽、左には香川。右SHに梅崎、左に藤本。伊佐と渡邉新太がFW。ベンチには久々に池田が入った。


対する栃木。4連敗中。なんだかんだで残留争いに巻き込まれた。夏に京都から補強したイスマイラをワントップに配置する4-3-2-1でスタート。この言葉だけを切り取ると期待感があるのだけれども実際に見たイスマイラは残念だった。競れない持てないシュート打てない。なぜ先発なのか分からないレベルであった。夏に!J1から!補強した選手が酷かったら打つ手なし!!そんな栃木サポーターの心情が溢れ出る前半45分となりました。栃木、酷かった。






前半はボールを保持して押し込むことが出来たトリニータ。栃木は5-4-1の守備ブロックを形成して基本守備一辺倒。時折カウンターに出ようとするもトリニータが即時奪還を敢行して前進を許さない。ただただブロックの上からサイドを変え、真ん中にチャレンジされ、殴られ続けるという構図。2週間の準備がピッチで表現できていた両チームだったのかどうかは分かりませんけれども、サッカーとして面白かったのは間違いなくトリニータの実践するサッカーだったとは思う。5-4ブロックで構えるだけなら2週間も要らん。












試合として動き始めたのは25分を過ぎた辺りから。栃木がようやく前進して攻撃をし、テイシェイラが素晴らしいセーブを見せたプレー。初めてテイシェイラの持ち味を観た気がするんだけれども、前半にあった唯一のこのワンプレーだけで栃木側が「あれ?いける?」みたいな雰囲気になった。我が軍の緩い守備に気付き始めた時間帯。ここから栃木の欲がバランスを崩す要因となる。きっかけは栃木の右サイドだった。ちょっと調子に乗って最終ラインまでプレスをかけた直後、いなされて香川が前進。クロスは引っかかってしまうも拾って逆サイドに展開。今度は右から野嶽がクロス、伊佐が潰れてこぼれたボールを弓場が押し込んで先制に成功。5-4ブロックを崩した訳ではなく、自壊した隙を見逃さずに攻め切れたことがポイント。完全に余計な単騎プレスでした。サッカー難しい。じっと待ってたら多分、前半0-0で終わってた。弓場さん、前線に顔を出すのが素晴らしい。カメラマンに向けたガッツポーズ?5-4ブロックを敷いた相手から先制出来たのでね、後はある程度引き出してからカウンターっぽく追加点を奪えれば最高な展開・・・・なのだけれども・・・。




後半、ソックスに穴を開けて出て来た藤本。海外の選手とかで血行が悪くなって足を攣るとかで穴を開けることが流行っているらしいニュースは見たことがあって、きっとそれで穴を開けたんだろうなと思った。決して貧乏だから穴の開いたソックスしかない訳じゃないはずです。本当に効果はあるんだろうか?主審からは少し隠そう的な指摘を受けてましたけれども、穴あき状態で目立ちました、藤本。






相手の守備にも風穴を開けて欲しかった藤本。決定的な仕事は出来なかったけれども足を攣った感じは無かったな。効果あるんだろうか、あれ。試合展開は程よく栃木に攻められながらカウンターで、というシーンも作れていたので想定の範囲内。






栃木はコーナーキックの時に2人をキッカーとして立たせる運用をしていて、ちょっと珍しかったのでつい撮影してしまった。効果は謎。85分にこの試合唯一のまともなクロスが栃木の右サイドから上がったのだけれども、その素晴らしいクロスを栃木の大島が沈めて同点に追いつかれてしまった。右サイドへのボールのこぼれ方とか、クロスへの対応とか、不運な面もあるとは感じたけれども、守備を徹底できないシーズンなんでね、こっちも守備ブロックを形成していてもその上から失点を重ねております。2得点目も奪えない、守備もやり切れない、だからズルズルと順位を落としてこの順位でございます。何かが足りない。特に試合が進むに連れて、攻撃の精度、パスの精度、トラップの精度が両チームともにイマイチになっていって、パスミスをパスミスで返すみたいなことが繰り返されたのが残念でした。後半戦に勝ち点を積み上げられなかった2チームのシーズンの集大成。栃木は後半勝負だったのかもしれないけれども、昨年から比べるとサッカーの内容のレベルが落ちた印象だった。それ以上に、我が軍側も前年のプレーオフ、熊本戦から考えると果たしてレベルアップした1年だったのかという疑問が浮かぶ内容であった。


特に感じたのは「相手を押し込んだ状態で攻撃を継続する」ことはコンセプトとして得点率のUPに通じているのかどうか。どうせプロサッカーを観るのであれば攻撃的で攻め続けるサッカーを観たいので、観客としては支持したい考え方ではあるんだけれども、逆にそれは、相手が守備ブロックを固めた状態になっているってことでもあるのでね、得点がなかなか生まれない。コーナーキックは毎試合山ほど獲得出来るのに得点に繋がらない。このコンセプトを実現するのであれば、コーナーキックを確実に決め切る武器が足りていないのではないか、シーズンが終わったら数字を基に昨年と比較してみたいと思います。何かが足りなかった。


真綿で首を締められるようなシーズンの終わり際、残り3試合。じっくり絞められて行きましょう。