2023/10/23

2023年 明治安田生命J2リーグ 第39節 栃木戦

【栃木 1 - 1 大分】


まだ見ぬスタジアムを目指す遠征はワクワクするもので、今年の栃木戦がカンセキスタジアムになった時から非常に楽しみにしていた遠征。と言っても東京駅から新幹線を使うと50分くらいで宇都宮に到着するので、都内在住者からするとそこまで遠征感は無い、日帰りで十分な距離感の宇都宮。ライトレールも開通したらしいのでグリーンスタジアムだったとしても新ネタがあるのでブロガーには助かります。






ということでカンセキスタジアムに初参戦。良い天気。2022年の国体用に陸上競技場と併設で作られたスタジアム。完全なるJ1基準です。収容人数2万5千人で屋根付き。素晴らしい。専用スタジアムではないけれども、勾配の設計が素晴らしく陸上トラックがあってもサッカーは観やすかった。サイズ的に本当にちょうど良い、そう思いました。専用スタジアム建設が難しいならこれくらいがちょうど良い。最上で最良。隣にあった良い味を出しているこじんまりとした遊園地も非日常感があって良い。ライトレール開通しちゃったけどさ、こっちのが良いじゃんと思っちゃいましたね・・・。ただ、1万人しか入っていない状況で、駐車場の問題がありそうな雰囲気。J1に昇格してこちらを使うことになると周辺の駐車場の整備が必要になるんじゃなかろうか。そんなスタジアムでした。

1週試合が無かったので、何かを変えるなら最後のチャンスだと思っていたのだけれどもベースは変わらず守備時4-4-2。ペレイラの出場停止を受けてCBは安藤とデルラン。羽田は弓場とボランチであった。右SBに野嶽、左には香川。右SHに梅崎、左に藤本。伊佐と渡邉新太がFW。ベンチには久々に池田が入った。


対する栃木。4連敗中。なんだかんだで残留争いに巻き込まれた。夏に京都から補強したイスマイラをワントップに配置する4-3-2-1でスタート。この言葉だけを切り取ると期待感があるのだけれども実際に見たイスマイラは残念だった。競れない持てないシュート打てない。なぜ先発なのか分からないレベルであった。夏に!J1から!補強した選手が酷かったら打つ手なし!!そんな栃木サポーターの心情が溢れ出る前半45分となりました。栃木、酷かった。






前半はボールを保持して押し込むことが出来たトリニータ。栃木は5-4-1の守備ブロックを形成して基本守備一辺倒。時折カウンターに出ようとするもトリニータが即時奪還を敢行して前進を許さない。ただただブロックの上からサイドを変え、真ん中にチャレンジされ、殴られ続けるという構図。2週間の準備がピッチで表現できていた両チームだったのかどうかは分かりませんけれども、サッカーとして面白かったのは間違いなくトリニータの実践するサッカーだったとは思う。5-4ブロックで構えるだけなら2週間も要らん。












試合として動き始めたのは25分を過ぎた辺りから。栃木がようやく前進して攻撃をし、テイシェイラが素晴らしいセーブを見せたプレー。初めてテイシェイラの持ち味を観た気がするんだけれども、前半にあった唯一のこのワンプレーだけで栃木側が「あれ?いける?」みたいな雰囲気になった。我が軍の緩い守備に気付き始めた時間帯。ここから栃木の欲がバランスを崩す要因となる。きっかけは栃木の右サイドだった。ちょっと調子に乗って最終ラインまでプレスをかけた直後、いなされて香川が前進。クロスは引っかかってしまうも拾って逆サイドに展開。今度は右から野嶽がクロス、伊佐が潰れてこぼれたボールを弓場が押し込んで先制に成功。5-4ブロックを崩した訳ではなく、自壊した隙を見逃さずに攻め切れたことがポイント。完全に余計な単騎プレスでした。サッカー難しい。じっと待ってたら多分、前半0-0で終わってた。弓場さん、前線に顔を出すのが素晴らしい。カメラマンに向けたガッツポーズ?5-4ブロックを敷いた相手から先制出来たのでね、後はある程度引き出してからカウンターっぽく追加点を奪えれば最高な展開・・・・なのだけれども・・・。




後半、ソックスに穴を開けて出て来た藤本。海外の選手とかで血行が悪くなって足を攣るとかで穴を開けることが流行っているらしいニュースは見たことがあって、きっとそれで穴を開けたんだろうなと思った。決して貧乏だから穴の開いたソックスしかない訳じゃないはずです。本当に効果はあるんだろうか?主審からは少し隠そう的な指摘を受けてましたけれども、穴あき状態で目立ちました、藤本。






相手の守備にも風穴を開けて欲しかった藤本。決定的な仕事は出来なかったけれども足を攣った感じは無かったな。効果あるんだろうか、あれ。試合展開は程よく栃木に攻められながらカウンターで、というシーンも作れていたので想定の範囲内。






栃木はコーナーキックの時に2人をキッカーとして立たせる運用をしていて、ちょっと珍しかったのでつい撮影してしまった。効果は謎。85分にこの試合唯一のまともなクロスが栃木の右サイドから上がったのだけれども、その素晴らしいクロスを栃木の大島が沈めて同点に追いつかれてしまった。右サイドへのボールのこぼれ方とか、クロスへの対応とか、不運な面もあるとは感じたけれども、守備を徹底できないシーズンなんでね、こっちも守備ブロックを形成していてもその上から失点を重ねております。2得点目も奪えない、守備もやり切れない、だからズルズルと順位を落としてこの順位でございます。何かが足りない。特に試合が進むに連れて、攻撃の精度、パスの精度、トラップの精度が両チームともにイマイチになっていって、パスミスをパスミスで返すみたいなことが繰り返されたのが残念でした。後半戦に勝ち点を積み上げられなかった2チームのシーズンの集大成。栃木は後半勝負だったのかもしれないけれども、昨年から比べるとサッカーの内容のレベルが落ちた印象だった。それ以上に、我が軍側も前年のプレーオフ、熊本戦から考えると果たしてレベルアップした1年だったのかという疑問が浮かぶ内容であった。


特に感じたのは「相手を押し込んだ状態で攻撃を継続する」ことはコンセプトとして得点率のUPに通じているのかどうか。どうせプロサッカーを観るのであれば攻撃的で攻め続けるサッカーを観たいので、観客としては支持したい考え方ではあるんだけれども、逆にそれは、相手が守備ブロックを固めた状態になっているってことでもあるのでね、得点がなかなか生まれない。コーナーキックは毎試合山ほど獲得出来るのに得点に繋がらない。このコンセプトを実現するのであれば、コーナーキックを確実に決め切る武器が足りていないのではないか、シーズンが終わったら数字を基に昨年と比較してみたいと思います。何かが足りなかった。


真綿で首を締められるようなシーズンの終わり際、残り3試合。じっくり絞められて行きましょう。



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