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2025/11/30

2025年 明治安田J2リーグ 第38節 水戸戦

【水戸 2 - 0 大分】


ラストアウェイ。ラスタウェイ。シーズン2025年お疲れさまでした。大分トリニータはプレーオフにも出れないので終了です。最終節、水戸のメインスタンドに紛れ込んで来ました。歴史に残るほど目まぐるしく動いたドラマチックな最終節。残留が決まっているので我々は蚊帳の外でしたが、まずは水戸ホーリーホック関係者各位、昇格と優勝おめでとうございました。26年間J2にいて、最後の試合がなぜか大分トリニータ戦だった巡り合わせとなった訳ですが、意外とお見送り芸人としては定評がありまして、私個人としてもJ1へ昇格するチームを目の当たりにしたのはハッキリとした記憶としては3チーム目かな?もっとある気もする。調べる気力は無い。大分トリニータが昇格した瞬間は2回見たので、他のチームを見送った方が多いのは確実です。最終節が大分戦だった時点で縁起は良かったのかもしれない。試合はさておき、まずは順位表の確認から行きましょう。

ゾッとする順位表です。特に残留争い。薄氷の上を歩くかのような残留でした。勝ち点1の重み。残留まではなるべくポジティブな文章を書くつもりでしたが、シーズン通して今年は辛かった。2015年よりはマシだったけれども、久々に辛すぎるシーズンでした。今年の反省点はデータを分析して年内にまとめたいと思います。


最終節の富山の得失点差での大逆転残留も歴史に残るレベルの奇跡。我が軍、下位チームにも得失点差で負けまくっているんでね、熊本と山口が降格となりましたけれども、後半戦の直接対決で我が軍がどちらかに負けていたらと思うとゾッとします。本当にギリギリで生き残れて万々歳です。昇格争いは2位となった長崎がJ1へ。獲れなかったぞTEPPENだけども昇格できれば良し。ジェフには前節、我々には期待しないで欲しいとお伝えしておりますのでね、前半45分が終わった時点では夢を見せてしまったのだけれども、そこはもうね、ジェフはプレーオフ芸人ですからね、プレーオフから昇格して呪縛を開放する流れですね、今度こそ頑張って欲しい。プレーオフ争いも磐田が滑り込み、仙台が脱落。こちらもドラマチックでした。最終節は本当に目まぐるしかった。




ケーズデンキスタジアムは満員御礼、チケット完売。J2生活26年目にして動員数記録を樹立。1万人を超えてどよめきが起きていました。私も何年も通っているのでね、いつも4000人程度しか入らなかったこのスタジアムで指定席が買えなかったことなんて初めてでした。ライト層が多かった印象。明らかなオフサイドなのに過剰な盛り上がりになったり、日頃は応援に来ていない水戸市民が多数紛れ込んでいました。大分トリニータ側のゴール裏にも紛れ込んでいるのではないか疑惑があって、「トリサポなら手を叩こう」とか日頃一切やらない横浜FCみたいなチャントをコールリーダーが歌い始めて、スパイの洗い出しを試みていましたが、声量からして純度はかなり高かったと思われます。

スタメンはGKを濵田に変更。ミドルゾーンからもバンバンシュートを放ってくるイメージがある今年の水戸。それであればと濵田のセーブ力をチョイスだったか。我が軍のGKは個性があって、ハイレベルなので選択できることが強み。3バックにはデルランが出場停止から復帰。平常営業の3バックに戻る。ボランチは野嶽&榊原。シャドーに池田蓮が復帰。右サイドに角刈り松尾。ワントップはキャプテンマークを巻く伊佐。この日の伊佐は気合十分。




写真撮影時に叫ぶ伊佐。シーズン最高の叫びっぷりだった。途中、筋肉ポーズでも取りそうな雰囲気まであって、過去最高の叫びっぷりだったと思う。今シーズン、得点が少ない内容のゲームが多い中で、毎回このシーンの写真を撮り続けたのだけれども、ここだけには期待は裏切られずに多分に元気をもらうことが出来たので、この咆哮は大好きだった。試合になればどうしても良し悪しあるけれども、試合前のこの瞬間はまだ何も決まってない瞬間だし、期待値も高まる。誰も叫ばない試合は期待値が下がってしまうほど私の中では定着した。観客に気合を見せるという行為はプロだと思うし、元気も貰えるし、良いことだと思っている。照れて何も叫ばない奴は論外。どうせ大したプレーもしない。プロならアピールしろ、である。ただの消化試合だろうと思っていた矢先、気合が凄かった伊佐に心が動かされた。

対するは水戸。最終節に勝てば昇格という状況を作れただけ偉業。26年間自動昇格争いに絡んだ経験が無く、昇格のプレッシャーとの戦いとなる。水戸サポーターが掲示した横断幕に「恐れるな」とあったけれどもまさにそんな心境だったと思われる。特にGKは前節、ずっと試合出場を続けていた西川が出場停止。シーズンで出場経験の乏しいGK春名へのプレッシャーが凄かったと思う。つけ入る隙があるとすればそこだろうし、逆算して組み立てて、GKに対するハイプレスが出来れば面白いと予想していた。水戸はこの試合は4ー4ー2だったと思う。渡邉新太が怪我から復帰してベンチ入り。前半はやっぱり選手の動きは硬かった。イマイチの出来。


トリニータ側が岡本を中心に最終ライン高めのミドルブロックを形成。ある程度は前からプレスに行く形で守れていた。予想よりも保持出来てしまったくらいには水戸がプレッシャーで硬くなっていた。とは言え、守れてはいるけれども、水戸の守備はぬかりなく、プレスの前になかなか前進は出来なかった。途中濵田のビッグセーブもあり、6:4で水戸に押されつつも前半は0-0でやりすごせた。






後半開始から池田を下げてグレイソンを投入。直後、失点をする。崩された訳ではなかったけれども、クリアしたボールが水戸のハイプレスに当たり、ゴール前にボールがこぼれる。右サイドからクロスを上げられて、ファーでヘディングで決められてしまった。

この時の打点の高さ、ヘディングの後に腰から落ちるくらいの気合の身体の投げ出しっぷり。モチベーションの差が出た得点だったと思う。気持ちで持っていかれた。先制されたら終りの我が軍、後半開始直後に終焉を迎えてしまった。


2失点目は右サイドからカットインされて見事なゴールを決められた。このゴールは7年前に大分トリニータの昇格を手繰り寄せた川西翔太のゴールを彷彿とさせるものだった。ダブりました。2点目だったし。「決まったな」と思いました。






まったくと言っていいほど真っ当なシュートは放てず、得点の匂いはしないままお見送りとなりました。ジェフに45分間だけ夢をみせてしまった。先制されてからは水戸の選手たちがプレッシャーから解放されてこともあって、圧倒された形。枠内シュートあったかしら?レベル。最後の最後まで意地を見せることは出来ず、残留しかできなかった最低限の結果を残しただけのシーズンが終了しました。無念。

今シーズンの観戦試合の戦績を確認してみたら、磐田戦の勝利しか見ていないことに気付く。割と酷い。1回だけだけれども勝ちを観れて良かった(※ポジティブ)良い時も悪い時もあるけれどもさ、今シーズンは昨年度を下回って結果は酷かった。すでに竹中監督の退任が発表されたけれども、来シーズンに向けて新監督を決めたうえでゼロリセットが必要です。若手も育たず、怪我人も多く、すべての目標が下回った。猛烈に挽回しないとクラブ間競争に敗れます。クラブの歴史を振り返ってもかなり悪い結果になっているので、思い切った改革を期待したい。というか、改革せねば生き残れない。もう一度、今一度、這い上がろう。


2024/11/11

2024年 明治安田J2リーグ 第38節 仙台戦

【仙台 2 - 1 大分】


2024年シーズン、お疲れ様でした。タイトルも昇格の可能性も降格もなく終了。今年も38節ブログにお付き合い頂きましてありがとうございます。訳の分からないくらい広告が増えてかったるいと思いますが今年もこれで最後の観戦記なのでね、根性でスクロールしてみて下さい。日帰りで仙台に行って来ました。




今年、遠征費の中で宿泊費がお高くなっておりまして、もはや日帰りできるなら日帰りせねばなりません。仙台は東京駅からスタジアムまで2時間あれば移動できてしまうので日帰り圏内。これは来年もJ2に残ってもらった方が良いのではないか?相性の悪い山形がプレーオフからJ1に昇格してもらった方が良いのではないか?それを実現するなら観たい、そう思いまして何も懸かっていない試合を観に行った訳です。まさかこんなに仙台側が盛り上がっているとは予想出来なかった時にチケットを取ってしまっていたのだけれども。

我々大分トリニータ側からすると、3連勝したいなぁレベルのモチベーションではあったと思います。降格の緊張感から解放されて伸び伸びと試合が出来る一方、流血戦の覚悟で試合に入る程のモチベーションはどうしても途切れてしまっていたと思われます。それでもモチベーションを維持するために監督やスタッフは手を尽くしたとも感じました。悪くはなった。が、シチュエーションとして山形と千葉でプレーオフ圏内の直接対決があって、仙台が勝ち点1でもプレーオフ進出に十分な可能性もあり、堅い試合の入り方をしてくることが判り切っているので、前半が面白くない試合になることも想定の範囲内。実際面白くはなかった。スタメンは3-4-2-1で、ワントップに屋敷、池田と野村をシャドーにした形。ベースは変わらず。ベンチには薩川、町田也真人、小酒井、藤原優大、長沢駿、濱田太郎、渡邉新太が入った。最終節なのでね、全員が最後になる可能性がありますから悔いのないように写真を撮りました。西山哲平GMが居なくなることが発表され、スポーツダイレクターなる役職が急に出て来て、吉岡宗重氏が鹿島から大分トリニータに復帰。スポーツダイレクターの業務分掌が不明ですから、どこからどこまで何をするのかは分からんけれども、強化担当の業務を行うと思われます。今いる選手の契約関連をバッサリ見直すくらいの改革を期待したいところです。そう考えるときっとこれが最後になる選手も居るんだろうな・・・と思ってしまうのです。売れる若手は売るだろうし、ベテランから若手への切り替えも進めるのではなかろうか。写真撮っとこう。






対する仙台。森山監督のもと、プレーオフ圏内への滑り込みを達成。ただ、この試合に関しては今シーズン積み上げて来たハイプレスからのショートカウンターで奪ってから速くゴールに向かうスタイルがあまり発揮されなかった。我が軍の2失点目は今年の仙台っぽかったけれども、だいぶ放棄して安全に時間を進めようとしていた印象。4-4-2を運用中。保持している相手に対してのショートカウンターで得点を奪う形なので、仙台は最終ラインで保持されている場合が最もチャンスクリエイトに近くなる。ボールを保持させると特に何も出来ないイメージ。蹴って陣地回復と前進を試みるんだけれども、前線に入っているエロンに対してデルランがハイボールの競り合いに完勝していて何も生み出せず。失点までの時間帯はデルラン無双になりそうな雰囲気さえあったのだけれども、なぜか自陣にゴールを決めてしまって3試合連続のゴール。なんでやねん。良い形で試合に入れたのに、なぜかほぼ何も出来ていなかった仙台が先制してしまうんだからサッカーは分からない。

















1点を追いかけるトリニータは後半開始に野村に替えて渡邉新太を投入。屋敷と2トップにして守備時に仙台のボール保持に追う、攻撃時に前線に人を増やす手を打った。


しかし残念ながらショートカウンターから2失点目を喫してしまう。これは仙台が積み上げて来た攻撃の形が発揮された印象。ただ、きっかけを生み出せる仙台ではないので、あくまでこちらがミスをした時にしか仙台の攻撃は発動しない。2点差になって、4-2-3-1に変更したトリニータ。トップ下に長沢、右サイドバックに薩川を投入してボールを握りつつサイドから攻めるも形にはならない。アディショナルタイム、薩川が蹴ったセットプレーのボールが直接ゴールを割って1点差に詰め寄るも反撃はここまで。ちなみに、薩川のゴールはビールの売り子さんがカットインして来て↓このざまです。








薩川のJ2&移籍後初ゴールは良かったのですが、撮れていません。ゴール後にボールを持ってセンターサークルまで走る吉田は超速かったんですが撮れました。一人でラグビーやってんのかレベルでボール持って走るのが速かった。しかし、このスタジアムは本当にフットボール観戦がないがしろにされていて、特にメインスタンドは絶望的な程に人が通る。コンコース側に人が出ない。チケットチェックが無いので内側を素通りする。試合中に8往復くらいするジジイがいたりもする。専用スタジアムの中では群を抜いてメインスタンドの価格設定と環境が釣り合っていないので大嫌いです。高さが足りないですかね。とにかく人が通るのでスタンド最上段くらいまで上がらないと全体像がバランス良く把握できない。昨年はですね、上段レベルで観戦していたら目の前で試合中に仙台スタッフがグッズの写真撮影し始めるという事件も発生して、仙台スタッフによって試合が遮られるという信じられない事も起きたので今年は真ん中を選んだのですが、ダメでした。試合を観るという概念が希薄な感じがする。何しに来てんだ。試合を観ろ、試合を。勝ってるのに試合観ないの。一番嫌いな専用スタジアムです。関係者となって関係者席で観るしかなさそう。







反撃も1点止まりで最終節は敗北。6位で仙台はプレーオフ圏内に滑り込みに成功。横浜FCが逃げ切りで昇格。長崎、山形、岡山、仙台で最終枠を争う。長崎のホームで仙台が能動的に試合を動かして勝ち切れるかどうかは微妙な組み合わせ。山形にはかつて仙台を指揮しつつも理想を実現できる前に解任となった渡邉監督がいて、後半戦にとんでもない勢いでプレーオフ圏内まで辿り着いた。土居の補強、大当たりであった。岡山はプレーオフ敗退芸人の木山監督だし、長崎と山形の決戦になるのではないかと予想。毎回ドラマがあるプレーオフなので難しいところですが、長崎の新スタジアム効果が一番強いような気がする。 

大分トリニータは16位で終了。得点力不足が如実。怪我人が多かろうがなんだろうがダメです。ここから吉岡スポーツダイレクターがどのようなチーム編成をするのかが楽しみではあります。きっと保田を売り払ってレンタル組を買い取るとか、コーチにポポビッチ連れて来るとか、何かを劇的に変える手を打つと思われます。J2の中の下の予算の中、何を仕掛けるのか?今年のシーズンオフは長くなりそうです。シーズンの総括などはまた別途書きたいと思います。今シーズン、本当に本当にお疲れ様でした。