2022/08/07

2022年 明治安田生命J2リーグ 第30節 町田戦

【町田 1 - 1 大分】

関東地方、酷暑が小休止した8月最初の週末。夏の野郎も夏休みでしょうか?今年の夏の野郎は35℃を超えるような気温を連発しやがりまして、マジむかつくんですけれども、この日は30℃を下回ったことで涼しく感じるくらいには東京砂漠です。まぁ砂漠というよりは沼です。ドロー沼です。泥沼ですね。抜け出せません。

町田は大都会なのですが、スタジアムのある野津田は別世界。我々がJ1で白眼を剥いている間に立派なバックスタンドが完成した野津田。




このバックスタンドは勾配がえぐいので勾配大好きおじさんにはおススメです。高い位置から俯瞰してゼルビアの時間稼ぎ失敗サッカーを拝めるんですが、この日は「まちだ青城祭」と銘打って夏祭りイベント開催。数年前から「天空のスタジアム」とか自虐的なことを公式が逆手に取り始めてからの通常運用とそこまで劇的に変わらん印象だったけれども、縁日的なブースが多かったり、盆踊り的なステージが組んであったりと協賛という名のみかじめ料をサイバーエージェントが払ったのであろうことが推定できるレベルのイベントでした。まだ始めて2年目くらいのはずなので今後定着すると良いですね。祭りで浅田飴マッチデーということもあってかニータンも招待されてなのか遠路はるばる上京。本物のニータンを拝めるなんてありがたいことです。青城祭万歳。

スタメンに引っかかったポイントが1つ。3バックの真ん中にペレイラが復帰。確かに前節から守備を改善しようという取り組みがなされたことは察しが付くのですが、坂をペレイラに変えることが最善策なのかどうか、少し引っかかりました。ペレイラの負傷離脱中に坂がスタメンに定着してビルドアップが良くなっていたので戻す必要あるのかな?と。この日はダブルボランチの3-4-2-1でスタート。ベンチには井上健太が復帰。小林成豪と入れ替わったことだけが前節とのメンバーの違いでした。

対する町田。私がシーズン開幕前にJ2で2位予想したほどの充実した戦力だったはずなんだけれども、コロナの影響も出ていてフルメンバーではなかった。それでもドゥドゥ、ヴィニシウスアラウージョが先発と豪華。残念ながら移籍したポープはベンチ外。町田も3-4-2-1の並びでミラーゲームの様相となりました。町田も勝ち切れない試合が続いていて、特に試合終盤に失点する傾向がある。ポポヴィッチ監督の交代カードの切り方が悪いのか、何なのか。この試合を生で観た感想としては時間稼ぎに徹し過ぎな印象。2点目を取りに行っていないので痛い目に会いがちなのではなかろうか。

前回の対戦時にも掘り返してツイートしたんですが、町田の今は亡き経営ロードマップ。ツイートすると勝てたので縁起ものです。今年昇格すればギリギリ間に合うのでまだ可能性が残されているだけ、大分トリニータの今年の目標よりはマシです。どこも計画なんてそんなもんです。いつの間にかしれっと勝ち点84を諦めてプレーオフ圏内を目指し始めた大分トリニータ。連戦とコロナが悪いんであって誰も悪くない、というスタンス。全員が悪いです、はい。










声を出して応援しても良い席が設けられたこの試合、久々にチャントを聞きました。普通のスタジアムに戻り切ったとまではいかないものの、しっくりくるというか、プロサッカーを観ている感は濃くなったのかもしれません。町田側よりも大分側の方が声を出す頻度が段違いに多かった。ポポビッチ監督の怒号がメインスタンドには響き渡るので、他のエリアにいる観戦者たちは声を出さないことが定着しているのかもしれない。スタジアム内の二極化。しかし、だからこそ応援が映える。道半ばの、独特な雰囲気。


試合自体は面白かったけれども、主審が笛を吹きがちでセットプレーに次ぐセットプレーで始まってしまった。試合を通じて笛が多く、主審が違えばもっと面白い試合に出来たはず。ポポビッチ監督は怒り狂うだろうけれども。試合序盤、セットプレーの塊を凌ぐとポゼッションしたのはトリニータ。15分を過ぎた辺りからは保持するトリニータと5-4-1の陣形で守る町田という構図。町田は前回対戦でサイドの攻防に敗れて3ゴールを許す結果となったためか、5-4のブロックをしっかりと敷いてサイドのスペースを消し、なおかつ守りっぱなしにならないようにライン設定は高めで前線からボールを追う攻撃的な守備であった。相手がコンパクトだったこともあって、サイドの裏にボールを出したり、中央で仕掛けたりと色々多彩な攻撃を繰り出せていたトリニータ。成熟度としては高まっている。飲水タイムまではトリニータのペースであった。

カウンターのケアも良く、即時奪回できたシーンも多かった。それでもドゥドゥやヴィニシウスアラウージョが前線にいるため、一発でピンチになるシーンも何度か作られ、町田に盛り返されて前半は終了。一進一退の攻防だった。

後半開始早々にペレイラがPKを献上してしまい、失点。先手を取られてしまう。PKの判定自体には文句は無いです。ペレイラの先発復帰で引っかかっていたところが「やっぱり」と思ったんですけど、家に帰ってダイジェスト動画を観る限りは、あの一連のプレーの中で上夷の方がよっぽど引っかかります。ペレイラよりも上夷が失点の要因を作り出した感があります。なので、3バックの右に坂を入れていれば良かったんじゃなかろうか。三竿、ペレイラ、坂が正解だったかもしれない。






先制を許した後の町田ゼルビアの戦い方はセオリー通り正しく、勝利に徹してのカウンター狙い。GKはたっぷり時間を使ってゴールキックを蹴り、自陣でボール回しを敢行。たまに得たコーナーキックはファウルをすぐに取られてゴールに迫ることさえできなかった。まったり時間を使う町田。下平監督は早めに手を打ち、3枚替えを敢行。途中で入った井上、高畑、サムエルでもう一度サイドから中にいるサムエルで決めようとビルドアップ時にボランチを最終ラインに下げて3-1-6でサイドを叩き続ける。高畑、井上と両サイドは素晴らしかった。それでも町田の牙城、青城は崩せず。80分にネットと梅崎を投入して交代枠を使い切った。

ようやく追いつけたのはアディショナルタイムに入ってから。土壇場で追いついた。交代した選手達が絡みまくって、最後にサムエルがごっつい理不尽なゴールを決めてしまう。このゴール、一連に絡んだ全ての選手が素晴らしかった!サムエルがゴール裏に走ってアピールしまくりだったのはご愛嬌。まだ数分残ってますから!皆戻れ!って言ってんのにインスタ用にサポーターに写真を撮ってもらいたくてしかたない若人サムエル。劇的ゴールだったから気持ちは分かるけど逆転したら皆写真を撮ってインスタに上げるから!1点じゃ足りないから!とんでもないゴールを決めよったサムエル。町田戦だけ活躍するんじゃなくてコンスタントに活躍して下さい!




残念ながら反撃も1点止まり。土壇場で負けから引き分けに出来たので精神衛生上は悪くないですが、やはり勝ちたかった。負けなくて良かった内容だったけれども、なかなか勝ち点が伸ばせない。プレーオフ圏内に滑り込めるかどうかは全く読めませんが、層の厚みはJ2屈指なのは間違いない。大エース町田也真人もフル出場できるまでになった。ぬかりなくやれば滑り込めるはず。ドロー沼から抜け出してスッキリ勝てる8月にしたいけれども、次節はキングオブドロー沼の徳島との戦い。抜けるには持って来いの相手ですよ。徳島に勝ってドロー沼から抜け出しましょう。強烈な沼っぽいけれども。


2022/07/31

2022年 明治安田生命J2リーグ 第29節 東京V戦

【大分 2 - 2 東京V】

色々ありました。色々あった2週間でした。まず先週のことを少し。水戸との試合を観戦するために朝早めに移動を開始したのですが、寝坊して1本特急を乗り過ごした怠惰なわたし。上野駅に着いた時に試合中止を知って、寝坊のお陰で水戸で呆然とする週末を回避することが出来ました。運が良かったのか悪かったのか。水戸の選手達は大変だったと思いますが、29節で大宮をぶっ倒しているので心配無用のようです。思い返せば開幕戦にトリニータに感染者が多く出て、水戸サポーターに対して全く同じ状況を生み出していたので因果応報。おあいこ。私ギリギリセーフでしたけれども。水戸とは代替試合日程ダブルというJリーグ史に残るようなレアケースとなりそうです。また試合になったらまたこの件、書き残したいと思います。

もう1件の色々は7月下旬に毎年恒例のJリーグクラブ経営情報が開示されたこと。降格となった年の経営数値が公表され、他クラブとの比較も出来るデータが揃いました。トリニータの4年分の数値を並べて比較したかったのでデータをまとめたのが上記のツイートになります。J1生活3年目で遂に営業収益が20億円の規模に復帰していたことが明らかになりましたが、それでもJ1では最下位の規模でした。チーム人件費は12.5億円。感慨深いものがあります。ここまで復活出来ていたんだなと感慨深いものがあるんですよ、長年観てるとですね。色んなドラマが走馬灯の様に蘇るんですが、だからこそ、なおのこと悔しい想いも再度出て来る訳です。


チーム人件費は残留のために若干無理をしたと思いますが、仙台のチーム人件費を抜いていたので最下位ではありませんでした。下から2番目だけれども。それでもリーグ戦順位は下から3つ目だったし、実力的にはしょうがないデータの裏付けが出来た形にはなっていました。天皇杯決勝にも進めたし、クラブとしてはJ2時代から比べれば大復活を遂げていたので、改めて今シーズンにJ1に戻りたいという気持ちになりました。例年からの比較では「物販収入」と「その他収入」に注目です。おそらくクラウドファンディングで集めた約8900万円の効果と天皇杯準優勝5000万円がそれぞれに寄与したのではなかろうか。たぶんね、たぶん。真相はどこにどの金額が含まれているのかは推測でしかありません。
例年5千万円くらいの物販収入だったはずで、そこに8900万円を足すとちょうど13900万円で辻褄が合うし、クラブにとっては大きな収入になっていたはずです。それでまた今シーズンもクラウドファンディングかよって話なんですけれども、今日あらためて「おでかけニータン」の試作品の写真を見つけてしまいまして、クラウドファンディングというよりも「ニータン販売業」なだけなんじゃないかという印象と、本気で「ニータン販売業」に味を占めて物販やってんなっていうか、おでかけニータンにちょっと心が揺らいでしまったんですよね・・・。え、もう少し大きくなるの・・・・って思っちゃいましたよね。圧倒的ニータンは大き過ぎて無理なんですけど、これなら・・・・ってちょっと心が揺らいでしまった自分が恐ろしい。来シーズンこれを背負ってるおじさんがいたら相当気持ち悪いぞ。恐るべしニータン。まぁあの、どんな形であれクラブにとっては重要なお金を生みますんでね、それぞれ無理のない範囲でニータンを買えば良いと思います。弱かった物販収入を伸ばすのは大事。以上、Jリーグ夏の風物詩、決算情報でした。
はい、試合です、試合。色々ありますが試合です。J1に戻りたいんだけれども、もじもじしている今シーズン。7月の反転攻勢を完成させるために勝ちたかった東京V戦。スタメン・ベンチメンバーは大きく様変わり。ベースはアンカーを置くタイプの3-5-2でスタート。3バックは右から上夷、坂、三竿で固定気味メンバー。アンカーの位置に7月生まれ怪我から復帰の羽田がいきなりの登場。左サイドに藤本、右に増山が入ってインサイドハーフにキャプテン下田と帰って来た大エース町田が入る。2トップは戦えるFW呉屋と渡邉新太。ベンチにはブラジル人トリオが全員復帰。そして怪我で離脱していた小林成豪と高畑が久々の復帰。ベテラン梅崎にGKは吉田舜がベンチ入り。こちらも久々。若手がごっそりいなくなって急に年齢層上がりました。
対する東京ヴェルディ。シーズン出だしは昨シーズンの終わり際の勢いを引き継いで8戦負け無しと好調だったものの、その後7試合勝ち無しが続いて安定した結果は出ず、6月に堀監督が退任。JFKこと城福監督を招聘し、もうひとつの城福TOKYOが爆誕。こちらも色々ありました。天皇杯にも勝ち残り、持ち直した東京Vでしたが、7月末にユースから育て上げた山本理仁をガンバに奪われ、10番を背負っていた新井瑞希がポルトガルリーグ1部にレンタル移籍。戦力が抜けた補填は無い状態でJFKが何とかするしかない丸投げ強化部状態。私、近所なのでヴェルディの試合は時々観に行っているんですが、ババンドカこと馬場&ンドカのCBコンビがお気に入りでして、ここ最近揃いそうで揃わなかったんです、ババンドカ。ンドカのパワーと馬場の濃い眉毛から繰り出される最終ラインからの組み立てと守備力が見どころ。JFKに代わっても4-3-3のベースは崩さず運用中。戦術的にはそれほど変化は無いんでね、堀監督フォーエバーです。
色々あった最後。声を出して応援したい性癖の方々、お帰りなさい。コロナ禍にあって最後の最後まで我慢を強いられた性癖、声出し応援が試験的に解禁。タイミングが悪すぎることに、なんだかんだで今が最高潮に感染者が多いので戻る人、まだ様子見する人、色々あったと思いますが、暑い中、マスクをして、酸欠になること間違いなしのコンディションで2年振りに声を出して応援する覚悟の声がスタジアムに戻って来ました。この先もどうなるかは分かりませんが様子を見ながら少しずつ元に戻していきたいものですね。


ピッチ上でも色々変わっていました。守備の戦術が再整備。守備時5-3-2になる守備体形が新登場。おそらくヴェルディ対策ということでは無いはず。これまで対戦相手に合わせて戦術を準備するよりも、自分たちの強みを活かすための自分たちのための戦術を描くタイプの下平監督なので次節もきっと継続されるんじゃなかろうか。残念ながら2失点したけれども、1失点目はコーナーキックで信じられないくらい東京Vの選手をフリーにしてしまっただけなので置いておいて(※置いてられませんけど)2失点目はンドカからのロングフィードを上手なトラップで収められ、5-3-2の守備ブロックさえ形成できないうちの失点だったので何とも言いようがありません。藤本の左サイドの守備を分かり易くハッキリする効果を期待したのですが、何とも言いようがありません。


前半はヴェルディの意欲的なプレスの前にしっかりボールを繋がせてもらえずに劣勢。それでも先制された後、軽い2失点目を喫した後と2度それぞれすぐに得点が出来たのが良かった。攻撃陣、藤本と呉屋のゴールは素晴らしかった。攻撃は良かったですよ、攻撃は。ヴェルディのハイプレスが後半も続く気候ではなかったので後半への期待感はあった。

後半、両チームミスが多かったけれども体力的に厳しくなって来たヴェルディに対して猛攻を仕掛けるトリニータ。徐々にペースを奪い返しつつ、ゴールに迫るが惜しいところで決め切れない。ババンドカが最後まで身体を張り、ゴールを許してくれない。ブラジル人トリオを全数投入するも打ち破れず、残念ながら後半にゲームを動かせずにドロー決着となりました。チャンスは多く作れていて、攻撃面での期待感は今までよりも具現化したような印象。3点目が奪えなかったけれども、2得点出来ていて、守備面、新戦術5-3-2ブロックが不発であった感は否めない。上位との差が詰まらないけれども、リーグ戦に全戦力を投入できる選手層があれば、夏場にひと伸び出来そうな雰囲気はある。5人交代可能な今のレギュレーションでは夏に差が出やすいはず。負け無しで終わった7月の反転攻勢はひと伸びが足りなかったけれども、8月にもうひと伸びを目指して負け無しを継続して欲しい。色々あるだろうけれども、上位チームを追い続けましょう。



2022/07/17

2022年 明治安田生命J2リーグ 第27節 群馬戦

【大分 2 - 1 群馬】


いやぁー、凄かったですね。素晴らしい結果でした。TKPの第一四半期の業績が素晴らしかった。決算発表後に株価も20%近く値上がりするなど絶好調。

利益率が過去最高ですってよ。大分トリニータとのパートナー関係にある企業に投資するサポーター投資術を実践する私にとっても大変喜ばしいことで、8月に決算発表を控えるジェイリースの業績にも期待が膨らみ、NISAで買うならおススメの銘柄は・・・・・あぁーー違う違う、株式投資の話じゃありませんでした!トリニータの話でした!そうトリニータ、こちらも素晴らしい結果でした。勝ち点3を得られれば良いんです。7月負け無し継続となった群馬との試合。

スタメンは前線に渡邉新太が復帰。試合開始前のインタビューで長沢が怪我と監督自らが情報開示。その代わりにベンチに伊佐、サムエル、ネットと久々のメンバーも戻って来た。3-5-2っぽい並びで弓場と中川をインサイドハーフとして使い、17歳保田をアンカーに配置。

若手にチャンスです。筆頭株主が言っているんだから間違いありません、TKP賞と言う名のニンジンを携えてトリニータの取締役としても業務を全うしておられます。お陰様でTKP賞争奪戦、勝ってなんぼの群馬戦となりました。

対する群馬。ここ数試合勝っていない様子。リーグ戦では5連敗中と苦しい状況に陥っている。水曜日に天皇杯を戦い、こちらでも敗退。日程的にも苦しいなかで蒸し暑い昭和電工ドームで戦う厳しいアウェイの洗礼で3重苦くらいはあったのではなかろうか。しかし、その中でもキャプテン細貝萌が怪我からようやく復帰という光明を感じられるスタメンになっていた。開始時は4-4-2を予想していたのだけれども、試合途中から守備時5バックになった。得点力不足に喘いでおり、組長こと大槻監督もどうやって得点を取るのか、攻撃力UPに苦心している印象。

ぬいぐるみ同伴OKのスタジアムです。各位、積極的にお持ち込み下さい。試合はトリニータがボールを保持する展開で始まりました。両サイドから藤本、井上健太が攻撃のキーマンとしてサイドからの攻撃を基本としつつ、スナイパー保田が縦パスで真ん中も貫こうとする意識もあり、多彩な攻撃で群馬を攻め立てました。試合の入りが素晴らし過ぎて、飲水タイムで大槻監督が守備体形を5-4ブロックに変更。ここから試合が停滞してしまい、縦パスを奪われてカウンターを受けたり、セットプレーからピンチになったりと、良い時間帯に先制出来なかったパターンの奴だと、嫌な雰囲気になりつつあった。しかし、この日はTKP賞争奪戦。サイド攻撃は緩まず、41分に三竿と絡みながら左サイドを破った藤本のクロスがオウンゴールを誘発して先制に成功。FWの決定力が足りない試合だったので、使えるものは敵でも使ってしまえってことです。欲しかった先制点がオウンゴールとなって誰がTKP賞を貰えるのか釈然としない雰囲気ですが、先制は先制です。試合を優位に進められるようになりました。

後半開始早々の47分、最後方のビルドアップから右サイドの奥に送ったボールを渡邉新太が収めてペナルティエリアに侵入、グラウンダーのクロスを呉屋がおしゃれに跨ぎスルー、裏で受けた中川がシュートする美しい攻撃の流れ、これは残念ながら櫛引にシュートストップされてしまったけれども、こぼれ球を藤本が拾って右足一閃、凄いシュートを決め切って突き放しに成功。TKP賞ゲットゴール。まぁ実際にはプーマサンクスデーだったのでプーマさんからMOMを頂いたらしいです。藤本、敵陣にいるときのワクワク感と、自陣にいる時のハラハラ感の二面性がたまらない。たまらなくなってきました、あたし。攻撃が素晴らしく良く、守備には課題が多すぎる状態。守備が完璧だと1人でJ1まで駆け上がって行きそうなので、不器用なアンバランス感があってこそのトリニータの選手ですよぉ!早く守備が上手くなってください。評価が上がってから買うんじゃないんです。育ちきってない銘柄を安値で保持しておくことが大事。あ、これは株の話です。


これですんなり無失点のまま勝ちきってくれれば、ドーンと勝ってバーンとブログを書くだけで済むんですがやっぱり失点はしてしまう。クロージングには成功して勝ち点3を得られたので無かったことにします。

TKP賞五万円(※実弾)は三竿がゲット。左サイドが素晴らしかったという事です。筆頭株主、シーズン通じてしっかり試合観てます。7月に負け無しを継続して上昇中。暫定ではあるもののプレーオフ圏内に到達。遅ればせながら昇格戦線に顔を出せました。怪我人が戻っても若手がスタメンを譲らないことが素晴らしい。反転攻勢は1か月くらい遅れてしまったけれども、攻勢が始まった感はあります。まだ伸びしろが多々あるんでね、負け無しを継続してもらって、ドーンと勝ってバーンとブログを書かせて欲しいと思います。

2022/07/11

2022年 明治安田生命J2リーグ 第26節 岡山戦

【大分 2 - 2 岡山】


岡山にリベンジならず。リードしながら2度追いつかれるという、前節に続いてこれまたブログに書き辛い難しい評価の試合内容となりまして、今日も頭を抱えながらキーボードを叩いてまいります。今日はドーンと勝ってもらって、バーンと書きたかった日曜日でしたのに。ただ、試合自体は熱戦でした。激闘であった。

怪我人が戻って来ましたから、良いポイントはありました。特に大エース町田也真人が遂に戻って来たことは大きな戦力アップ。待ちに待った町田也真人がベンチ入り。そしてチームにフィットした手応えを得た直後に離脱したサムエルもベンチスタート。パワー系FWがベンチに入ったからこそ、この試合では長沢と呉屋をスタメンで使うことが出来た。いつもの3-4-2-1だったと思うのだけれども、ツートップ気味で前半からパワー全開でスタート。課題はボランチ。来季トップ昇格が決定した保田と弓場でスタートしたけれども、羽田の怪我もあって層が薄目のまま。保田、弓場、下田の3人で回しており、カードが足りない印象。この試合は「90分のうちどこで最大値を出すか」における駆け引きが見どころでした。

対する岡山。J2屈指のパワー系センターバック、ヨルディバイスと柳が最終ラインに控えるチーム。これに長沢と呉屋を当てることによって、前回の対戦では破れなかった岡山の守備網を打ち破る策であったと思われます。岡山は4-2-3-1を運用中。1試合消化数が少ない状態でプレーオフ圏内にいるため、なんとか勝って勝ち点の差を詰めなければならない相手。

トリニータは両ワイドを押し上げることによって4バックで守る岡山に対して2トップと中川、藤本と井上5人で幅でギャップを作り、さらに弓場や三竿も攻め上がって何とかして岡山の守備を破ろうとした前半。19分の中川のミドルシュートが決まって幸先よく先制に成功するまでは若干トリニータがボールを保持する展開で優位に進めていたし、先制も出来たしで、作戦や戦術的にも良い流れで試合に入れていた。しかし、2巡目のデメリット、分析されている感もあって、特に今日は木山監督がトリニータの左サイド、藤本の守備面での弱点を突く仕込みをしてきている印象で、岡山の攻撃は右に流れて行って起点を作っていたように感じた。先制して2分で失点したシーンも守備の人数は足りているはずのトリニータの左サイドを崩されて失点。結果的にはこの失点が非常に痛かった。


先制したのに優位にボールを保持して試合を進めることが2分しか出来なかったトリニータは再びパワー全開で戦わざるを得ず、相手を走らせて時間を進められたはずの時間を失ってしまった。それでももう1点を取れたことは大きな前進であった。守備面では狙われがちな藤本ではあるけれども、その弱点を補って余りあるクロスの質で長沢の得点を演出。35分に右サイドから井上が仕掛け、逆サイドにまで流れて来たボールを収めて素晴らしいクロスを上げた藤本、ヨルディバイスを制してゴールを決めた長沢、前半のうちに素晴らしい得点で再びリードを得ることができた。岡山相手に2得点は上出来。しかし、前半のうちにパワーを使ったトリニータ、交代カードを切るタイミングと内容がかなり難しくなった。

 

前半から球際での戦い、ロングフィードで間延びしがちな中盤、両チームともに疲労が激しかった。先にカードを切ったのは追いかける必要がある岡山で59分に2枚替え。10分後にトリニータも2枚替え、弓場→下田、中川→野村と中盤をリフレッシュ。74分には長沢→町田を投入したトリニータと、同時に2枚の交代を行った岡山。主導権は岡山に渡りつつあった。球際の攻防が激しかったこともあり、ファウルが多めになってセットプレーを多く相手に与えてしまったし、自陣の深い所では岡山の徳元がロングスローを投げて来ることもあり、クリアしてもクリアしても押し戻されてしまう状況に陥ってしまった。


79分に呉屋と藤本を下げて、サムエルと松本怜を投入したけれども、直後リスクとパワーを一点集中していた岡山に左サイドからクロスを入れられて柳にヘディングで合わされてしまい、同点ゴールを許してしまった。セットプレーを与えたことで岡山のCBが最前線に残ったままの状態で跳ね返すパワーが足りなかった。あの時間帯が岡山のパワーの最大値だったように思える。


そのままスコアは動かせずに引き分けで終了。勝ち点を分け合い、差を詰め切れず。リードしていたため、非常に悔しい、惜しい試合となってしまいました。試合内容的には手に汗握る激闘だったのでね、ご苦労様と言ってあげたい気持ちではあります。試合の流れ、交代カードと難しい試合展開ではあったとも思うのだけれども、試合終盤の岡山のプレスのハマりっぷりが追いつかれてしまった要因だと感じます。ボールを奪われ過ぎたし、じっくり保持する時間が作れなかったことこそが一番の問題。交代カードの内容やタイミングもそれほど間違ってはいなかったと思うのだけれども、交代で入った選手が全く試合でほとんど良いシーンを作り切れなかったのが気がかり。ゲームの中で改善し切れなかった。木山監督に上回られてしまったかな、というのが率直な感想。


上にいるチームに直接勝つことで順位を上げていく必要がある後半戦。夏の厳しいコンディションの中でやり切れない試合が続いてしまいました。ダメです。ただ、惜しいところまでは来ています。負け無しではあるし。夏の戦い方が上手く表現出来ていません。次から次へと新しい課題が出て来てしまうけれども、夏に優位に戦えるはずなんだ、このチームは。そういう戦力と戦術遂行能力があるはず。リードした後にじっくりボールを握れれば全く違う試合内容に出来たのに。傾向と対策が進む2巡目、弱点を塞ぐよりは若手に経験を積ませながら、弱点を補って余りある攻撃力を表現する方が今は良いような気がします。夏は先行逃げ切りの方が正しいと思います。7月の残り3試合はそんな試合展開に持ち込めるはずです。次からの3試合に期待したい。このまま崩さずに進めて欲しい。




2022/07/07

2022年 明治安田生命J2リーグ 第25節 山口戦

【山口 0 - 0 大分】

3連勝出来ない症候群が出ました。ぶり返しました。初夏の連戦、水曜日の試合をDAZN生観戦。今年レノファを上回ることが出来ず、2戦引き分けで終わるという結果に。水曜日のスコアレスドローは書き辛くて困ります! 3連勝出来ない。贅沢な悩みですけれども、この壁が乗り越えられれば勝ち点を伸ばせるのだけれども、症候群がぶり返してしまう。

スタメンは攻撃陣を若干ターンオーバー。前節の後半に投入されて逆転を導いた選手達をメインにする、流れを重要視する下平監督らしい選考。3-4-2-1を継続。

対するレノファ山口はアンカーを置く4-3-3をブレずに継続中。全然狂わない狂いたまえの精神。この日はリビングレジェンド山瀬が先発するという総力戦の様相。暑さと連戦で足が止まるであろうことが推測できた中で、途中交代のメンバーを含めた総合力が問われる試合となる、と予想してはいました。前回対戦同様、ボールを持ちたがるレノファ山口との試合は人とボールが動き合う展開から始まった。レノファの方が長い時間保持していた印象で、ポゼッション率も若干レノファ山口が上回る前半。お互いにチャンスを作るも決め切れず。両チームのGKが安定していました。特に高木駿が秀逸でした。久々に秀逸でした。

両監督が「なかやまきんに君」ばりに「パワー」と指示を出すくらいにはパワー不足の前半だったていうことでしょうか。トリニータはパワー不足というよりはミスが多かった印象で、ここぞというパスが通らなかったり、奪われたりといった自滅となる攻撃が多かった。パワー不足ならばと、前節に引き続き先手先手で元気な選手を次々と投入。一時は先制出来そうな雰囲気が出たんだけれども、それでも主導権は奪い切れずにゴールも決め切れず。ピンチの方が多かったでしょうか。そのピンチは守備陣が刈り取った。前節2失点した守備陣は3得点した攻撃陣に助けられたけれども、今節は守備陣が奮闘。堅い守備でレノファに得点は許さず。3連勝を目指して、最後まで締まった試合を続けていただけに、少し残念な気もするんだけれどもアウェイで無失点で終えられるならギリギリ及第点。次の試合の結果が重要です。栃木戦から負け無しではあり、順調に勝ち点が積み重ねられてはいるけれども、加速度が若干足りない。


レノファの4-3-3はトランジションとボール回しが秀逸で、高い位置でボールが奪えず、自陣で奪って両サイドから仕掛けても既に守備に戻られてしまっている状態で攻めあぐねました。バランスを崩すことが出来なかった。強かったレノファ。セットプレーも不発で決定打が放てなかった。一体感はあって良いのだけれども、術の方です、術の方。質も足りなかった。リーグ戦ではまだレノファ山口には負けていない、不敗神話が継続できたことだけが収穫でしょうか。何かが足りない、ラストピースは怪我人の中にいる。大エース、町田也真人がそろそろ戻って来てくれないだろうか。週末の岡山戦、大変楽しみな試合になってきました。