2026/11/08

2026/27 明治安田生命J2リーグ 第16節 秋田戦

【秋田 2 - 1 大分】


サッカー観戦における秋田遠征はお勧めしない。秋田遠征は何故か自問自答を求められる。ただの趣味で、軽い気持ちで週末を楽しみたいだけなのに、ただサッカーを観たいだけなのに、この行為の意味を、人生の全ての後悔を全て掘り返されるようなエグみが出る。果たしてサッカーを観戦したのだろうか?何を観たんだ?私は秋田まで来て一体何を観ているんだろう。そういう意味での「秋田一体」だったのかもしれない。秋田で一体、何を観たんだ。




20年近くJリーグを観ていますが、今日ほどの強風は経験が無かった。身の危険を感じるレベル。チャーハン弁当食べたんですが、スプーンですくって口に運ぶ前にチャーハンが消え失せるレベルの風。必死で飛ばないように保持するのが大変であった。全員が無事で良かったけれども、何かが飛んできたら頭がカチ割れるレベルだったので、開催中止にしなかった中で無事故で良かったとは思う。台風なら中止だし、これほどの強風下で試合を観ることは初めて。Jリーグの試合で、Jリーグとクラブの旗が掲揚されない状況を初めて見た。強風っぷりを伝えるために旗を撮ろうと思ったら旗が無い。それくらい酷いコンディション。GK練習が始まった時にコーチが蹴る普通のボールが全く軌道が読めずに戸惑うGK陣や、コーチがコーナーキック蹴ろうとしてもボールが留まらないコンディションであったことを試合前に観てしまい、もはやサッカーにならないだろうことは覚悟出来た。もはや帰りたかった。

連戦の中、スタメンは変更は最小限。3バックの左に三竿が復帰。今日も真ん中は井上、右に宮川。右サイドに小田が先発。個人的にはこのコンディションだったので先発から相澤デイビッドをチョイスしても良かったと思った。後半、風下でも相澤デイビッドは良かったので、風上の状態で使っていたら結果を出せていたかもしれない。パワーを発揮出来ていて、今日の相澤デイビッドは良かったので、この酷いコンディションの中で唯一の収穫は相澤デイビッドの良さが出つつあることが確認できたこと。私は相澤デイビッドを信じている。

対する秋田。相変わらずの4-4-2で吉田監督が何も変わらずに秋田のサッカーを継続中。そもそもだ、強風が無くても「何このサッカー」という気持ちにしてくれるのがホーム秋田でのサッカー。強め、デカめの選手をトップと最終ラインに置き、テクニカルな背が小さい選手をボランチに配置するという変わらなさ加減。ゴール前にボールを運んで混戦を作り出すだけで、後は肉弾戦。何も変わっていない。秋田の生存戦略はずっと正しい。正しいが面白くはない。厳しいコンディションだったけれども1500人しか集まらないのは寂し過ぎる。尋常ではない強風ではあった。この地域でサッカーをやるのであれば、やはり生存戦略の内容は正しい。秋田側が利するコンディションなだけなので、勝ち点が1でも持ち帰ることが出来れば御の字だと思っていました。





本当に面白くない試合でした。サッカーにならない。相手のゴールキックが全てマイボールになるって何なんだ。GKがフィードしてもボールが強風で戻されてスローインになる。ほぼハーフコードとで試合をする形になるんだが、コーナーキックもボールが勝手に転がってしまうので、何度もボールを置き直して無駄な時間が永遠に流れる。一人がボールを抑える状況になるコーナーキックなんて初めて観た。もはやロングシュートをバンバン打てば良いのでは?どうせゴールキックになってもマイボールになる訳だし。真面目にやるのが馬鹿らしいレベル。攻撃も守備も、目測が合わないので繋がらない。そんな中で左サイドで得たFKから先制点が生まれる。

最後にこぼれ球を押し込んだのは井上。急にニータン出て来て何なの。ニアで誰かが触って逆サイドに流れたボールを西村がヘディングシュート。西村はヘディングシュート上手。ポストに跳ね返ってから混戦の中で決めたのは井上だった。




井上がゴール後にラオウの如く堂々と仁王立ちしていたので一瞬オフサイドでノーゴールかと思ってしまった。井上さんね、なんか迫力あって怖い。可愛いニータンを持って爽やかな写真なのに隠しきれない武闘派の闘争心がある。移籍後初ゴールですよ!?喜んでよ!!先制に成功したものの、39分まで超絶有利な状況の中でゴールが決まらなかったことの方が嫌な感じで、1得点だけしか取れなかったか・・・・という印象であった。ポストに嫌われ過ぎた。これ、ダメだろうなって思いました、正直な話。

ずっと冷風機の最大火力の前に晒されている感じで、寒すぎてあまり試合内容を覚えていない。カメラを構えても風で煽られて撮れない。霰混じりの強風です。ミゾレではなくアラレ。ペチペチ痛いやつ。もはや虚無の心地で試合を観ていた気がする。前半途中で帰ろうかと思ってしまったけれども、チームと共に生きることを選んだのだ、最後まで同じ場所で見届けることにしました。後半の頭から有馬の脳震盪交代で相澤デイビッドを投入。冒頭に書いたけれどもこのチョイスは良かった。ただ、ピッチが入れ替わって、蹴っても戻される側になると風を使うのに慣れていたのは秋田側。コーナーキックの軌道も風を前提にしていて凄く良いボールであった。2失点。木本真翔を投入してゴールの期待感はあったけれども風下で正確なプレーは出来ず。

逆転負けにはなったんだけれども、この試合はサッカーの試合で負けたという感じではなく、サッカーっぽい何かの競技で負けた感じで、真っ当に評価すべき試合ではない。忘れて良いです。有馬が脳震盪になってしまったけれども、大怪我に繋がらなければ良しな試合だったと思います。この強風で強行開催したことが疑問だけれども、こんなコンディションでも勝ち点3を取ったり取られてたりで昇格や降格が決まってしまうJ2は不平等で不条理なリーグである。まだトリニータの方がサッカーをやっていた感じがあったのが唯一の誇り。ボリビアにある高山のスタジアムに通ずるものがある。秋田。普通のコンディションで観たかった。

後半に投入されるのに、毎試合シュート数を最大化させる木本真翔は素晴らしい。風だろうが何だろうが、ドリブルで前に運んでいくのは頼もしかった。後半に出て来るエースが決めれば勝ち点を得られるし、決められなければ勝ち点を得ることは出来ない。エースに求められる仕事とはそういうものです。木本真翔の写真を撮りに行ったんだ・・・・そう考えよう・・・。






2026/11/04

2026/27 明治安田J2リーグ 第15節 八戸戦

【大分 1 - 0 八戸】


これぞ今年の大分トリニータです。前半なんてね、無傷で切り抜ければそれで良いんです。後半に木本真翔さんと清武さんを出場させてからが勝負なんでね、どんだけシュート打たれようが失点さえしなければ間に合います。私はもう慣れたもんですから、前半にバカスカシュートを打たれても全く動じない、危ないと思っていない、余裕です。最後の砦にムンさんがいますからね。むしろ敢えて疲弊させるためにわざと躍動させている、まである。相手の力を100%引き出した上で勝つ。宮崎戦は失点したからダメであって、守り切りさえすれば良し。逆に前半メンバーで美しい先制なんかしちゃった方が調子狂います。これが今年の勝ち方の方程式。上位だろうが下位だろうが関係なく、全チームと名勝負を繰り広げる。粘り強くこんな戦いを続けよう。こっちが本当の姿よね。

連戦が続きがちの日程で、中2日という厳しい状況。祝日に無理くり試合を入れるんじゃねぇ。九州隣県の移動でまだラッキーな方。四方田監督もさすがに選手を代えてきました。3バックは右に宮川、真ん中に久々復帰の井上、左に森山という初の布陣。ペレイラを失って、前線に屈強なCFが現れた場合、武闘派を真ん中に据えた方が安定するのではないか、というチョイスだったと思われます。前節も途中からでも戸根を真ん中に据えて、強いCFに対してドラゴンスープレックスとか、ドラゴンスクリューとか、毒霧とかを吐かせて相手を弱体化させるべきでした。プロレスラー戸根なら5秒以内の反則はセーフです(※アウトです)そんな反省点を活かし、今節に七三分けの武闘派が一番怖い髪形だよね、でおなじみの井上を据えた形。無失点で終えたので何とかなったということです。これで井上のメンタルも復活するでしょうし、ペレイラが離脱中なのでね、全員で何とか乗り越えていくDF陣です。ボランチは榊原が先発。ワントップには古川。有馬も稼働が続いてきたので少しでも休ませたいところであった。休ませられなかったけど。前半は誰が出ても我慢だし、後半は誰が出ても活躍する気がするのが今年の特徴です。後半に出場した方が印象が良くなる謎の現象が起きています。

対するはヴァンラーレ八戸。ヴァンフォーレは甲府。ヴァンラーレが八戸。Jリーグで初対決。J3で2位から自動昇格を果たした八戸。ただし、監督がどこぞのワンソウルに奪われるという事態にも動じず、岡田メソッドに見限られた倉石監督を招聘。3-4-2-1を運用中。全国への移動が大変そう。中二日でもスタメンは変更しなかったらしい。ワントップに据えた名前の7割がア行のオウイエ・ウイリアムがこれまた屈強。190センチのCFなので大変に厄介で、宮崎戦同様に八戸が攻める時間を作られてしまった。シャドーの佐藤は大分出身とのこと。八戸もよく走るチームでした。

試合は長いボールの蹴り合いから始まり、まっこと正しきアウェイの試合の入りを見せた八戸に対して後手に回る我が軍。宮崎戦同様の自滅感が強かったけれども、好調だったが故に分析が進んでしまい、マテウスレイリアがどうせドリブルするんだからそこで奪ってしまおうという標的になっている印象もあった。古川のワントップが潰されがちで時間が作れず、攻撃陣は湧き上がれなかった。その代わり守備陣がギリギリ持ちこたえたのが前半。ムンさんのセーブに救われまくっただけでした。でも大丈夫、無失点ならこっちのペース。八戸に疲労が出てくるのは後半。ギアを上げられるカードを持っているのは我が軍の方です。

後半62分に満を持して木本真翔と西村を投入。贔屓目を抜きにしても木本真翔が入ると前にボールが運べるようになる。木本真翔はえぐいミドルシュートが惜しかった。試合の雰囲気を変えるシュートだったと思います。先制は70分に清武の追加投入から10分後、80分に決まる。これまたね、木本真翔がぐいっと前を向いたプレーが起点なんでね、ハイライトをよく観ましょう。左サイドの木本真翔がグッと前にボールを出して走ったところが起点となって、清武を前に走り出させる、クロスに有馬が合わせるもシュートブロックされる。ここの流れも惜しかった。更に攻撃は続く。このボールを再び木本真翔が拾って清武に渡すと、練習の遊びみたいなフワッとしたクロスに飛び込んだのが西村。むしろ清武が西村の走り出しを見てから出してるっぽかった。素晴らしい西村のヘディングシュートはGKに弾かれるも、最後に押し込んだのは松尾でした。有馬よりも詰めていた。詰める気持ちが止まらなかったのが良かった。今日も交代メンバーが活躍。

松尾、3年ぶりくらいのゴールらしい。写真ではゴールに3年もかかってしまったので、自分の拳で自分の顔を殴りつけております。自己パンチですね。分かります。指輪にチューとかする訳がない。永遠の舎弟、松尾。中学の同級生にそっくりなヤンキーが居た気がする。あの子は歯が溶けてたんだけど、なんでだろうな?あいつ今、元気かな?そんなことを思い出させてくれる松尾のゴールでした。

残り時間はあの手この手で上手に使ってウノゼロ達成。連戦ならば、内容よりも勝利重視で良いと思います。内容はイマイチでも結果的にナイスゲームっていうことにしましょう。連敗しなかったし、中2日の連戦ですからね、何とか無失点で切り抜けた守備陣を称えるべき試合です。素晴らしいガーディアンっぷりでした。

今日もムンさんのお陰でした。J1でやってたし、やれるレベルの選手の筆頭候補。これでミドルからロングレンジのキック精度がさらに向上すると完璧超人。納得のMOM。

上位陣が詰まっているので少し連勝しただけでも順位はドゥルンドルゥン上がっていく模様。良い位置に付けております。連戦の中、ちょっと球際に負けがちなのが気になるところ。次節は球際が全ての戦いになる秋田戦です。秋の秋田。肉弾戦には飽きたけど秋田。辛抱して後半に決める、方程式通りの試合運びを期待したい。


2026/11/01

2026/27 明治安田J2リーグ 第14節 宮崎戦

【宮崎 2 - 0 大分】


負けなしの10月を4勝2分けで終わらせて四方田監督に月間優秀監督賞を渡したかった宮崎戦。低いパフォーマンスで完敗。3勝2分1負の10月でした。良い10月だったけれども、最後勝ちたかった。ホームの試合で一気呵成に勢いよく試合に入った宮崎をいなすことが出来ず、リーグ戦通じて初の複数失点。球際で負けるし、ミスも多いし、ちょっと様子がおかしい印象もあって、ピッチ内で何があったのかは判らなかったけれども、残念な試合になってしまいました。多くのサポーターが宮崎まで足を運んだのに辛い。私は宮崎を遠征先の中から選びませんでして、九州は全てホームだと思っていますし、どうせ九州に行くなら帰省してホームに行きますんでね、九州はノーアウェイ観戦でございます。

スタメンはメインのメンバーが復帰して、前節から三竿、茂が復帰した形。ベンチメンバーもベテランから若手まで様々なキャラクターが揃っていて申し分なし。この試合からまた連戦ではあるけれども、九州で移動が少なめであることは運が良かった。ただ、宮崎は大分からも遠すぎてだな、移動だけで疲れてしまう印象はある。それを差し引いてもこの日のパフォーマンスには納得しないけれども。

対する宮崎。こちらも負けなし状態で上向き。夏の間は下降気味であったものの、気温が落ち着いて走れるようになったからか?浮上中となっているチーム。百年構想リーグで2敗したのだけれども、あんなもんは何の参考にもならないリーグ戦だったので、こっちはすっかり忘れております。宮崎は良い思い出として忘れていなかったようで、我が軍のことをお得意様だと思い込んでいるのか元気いっぱいに走り回ってました。4-2-3-1を運用中の模様。Jリーグでは初対決。宮崎がJ2に上がって来たのである。長く観ていると時代の遷り変りを感じざるを得ません。

ハロウィンでした。輸送費が比較的かからない宮崎にニータンが出張。頭にタワシを置いていると思いきやドングリの仮装らしい。ドングリて。種子の仮装て。

サポーターで圧倒しても、ピッチ内で圧倒して頂かないと意味がない。宮崎のスタジアムはバックスタンドに観客が入れない模様で、メインとゴール裏のみで5000人のキャパもなさそうな雰囲気。広大な土地がある宮崎に専用スタジアムとはいえ、もうちょっとポテンシャルありそうなんだが、狭くてもったいない印象。人が運用するスコアボードを置いている場合じゃない。座席を作って欲しいところ。

はい、前半飛ばしました。全般的に宮崎が前半から飛ばし過ぎの印象ではあった。失点シーンは宮崎最終ラインから供給された縦パスをまずは松本ケンチザンガを潰せず。この宮川と松本ケンチザンガの戦いが辛そうであった。ここを戸根が代わりに真ん中に入ってアックスボンバーで潰しに行くくらいの柔軟性が必要であった。トップに起点を作られて背走させられて失点。パス数がお互いに少なく、シンプルな駆け引きが多めの局面で後手に回った。宮崎はあの手この手で裏を取るチームで、前から守備に行かずに5-4ブロックで待ち構え続けた方が守りやすかったと予想していた。前から行って球際に負けて、局面をひっくり返されて何度も背走させられることになった前半。守備がハマりませんでした。

後半、さすがに宮崎の運動量が落ちて試合展開はゆっくりになったけれども、なかなかチャンスは作れず。木本真翔が入ってからが勝負だと思っていたのだけれども、先に交代で清武・松尾・榊原を投入。後半28分に木本真翔を投入。2本のシュートを放つんだけれどもゴールには至らず。最後の最後、相澤デイビットを投入するも時間も少なく、チャンスシーンらしいものは作れなかった。2失点目はDAZNではオフサイドに見えたんだけれども、最終ラインが誰も手を挙げてアピールしていなかったのでオフサイドを取れなかったんだろうと思われる。瞬間ラインを上げているんだけど、間に合わずっぽい。残念な失点でした。

ハイライトの動画も後半はほぼ何も無いので、大変辛い。ブログに書くことが無い。こちらの守備はハマらず、宮崎の守備はハマった試合・・・だったのか?どうもミスも多く、各々のパフォーマンスが低かったのでもう一回気合を入れてホームで立て直しです。もう一回出直し。


2026/10/26

2026/27 明治安田J2リーグ 第13節 甲府戦

【大分 1 - 1 甲府】


引き分けが続いていた時の試合と、3連戦の最後に最下位相手にホームで引き分けてしまったこの試合とを比べるとね、この試合の方が断然面白かったし、「勝てなくて惜しい」と思えるこの進化具合が、チームの可能性そのものなんじゃなかろうか。今年の大分トリニータ、中穴以上あるぞ、本気でそう感じられる内容でした。だれだ大穴トリニータとか言ってた奴は!?出てこい!ロブチェンだって飛ぶんだぞ!?勝負事はやってみなきゃ分からんのだよ。最下位相手に引き分けだけれども、その内容は良し!どうでしょう?皆さん、今年のトリニータ。面白くなかったですか!?ハイライト動画が面白いもん。

四方田監督はスタメンを固定しがちかと予想していたのだけれども、2枚変更。3バックの左を森山、右サイドを松尾。三竿はベンチ入りも、茂平はベンチ外。連戦は疲労とダメージが大きいのでもっと変えてもおかしくないんだけれども、2枚変更で済んだと考えるべきか。森山・松尾にとっては大チャンス。ベンチには清武・相澤デイビットが復帰。古巣戦となった林田は気合の一戦。契約満了になり、次のクラブで大活躍なんてね、よくある話です。

対する甲府。現在最下位と言っても、勝ち点差はあまりなく、熾烈なJ2の競争の序盤に一番下にいるだけ。まだ順位表を気にする時期ではないものの、失点が多いことだけは明確な課題。大量失点が続いた後の試合なので守備の意識が高い状態であったと推測。渋谷監督が率い、3-4-2-1でミラーゲーム。甲府にいて、大分に移籍して甲府に戻った小出、佐藤和弘がいる。三平さんは怪我で長期離脱中で再会ならず。J2から天皇杯を獲得し、残っていたベテラン勢に報い、ACLに出場するための編成を行って、ボロボロになってしまった感が若干ある甲府。新スタジアムも計画されない。大きなスポンサーも現れない。戦略上、かなり難しい状況に陥っている様子に見えてしまう。天皇杯を獲り、夢を叶えてしまった後、何を目標にすべきなのか。J2オリジナル10の中でも最も岐路に立たされている印象がある。

試合は甲府の保持放棄から始まった。連戦のアウェイの試合、ブロックを形成して守備意識を高め、カウンターで得点して勝ち点を持ち帰る気でした。保持出来てしまった大分トリニータ。先制は最終ラインの真ん中、宮川の左サイドへのフィードから。受けた宇津元がワンタッチでふんわりと前線に出すと、猛烈なスピードで走りこんだのは森山。ワンタッチで折り返した先に待っていたのは「前半のエース」有馬でした。

これまたワンタッチでシュートし、ゴールを決めました。有馬さんは無表情芸人です。おそらくこれでも最大限愛想を振りまいています。真顔芸。しかしこのゴールは全員を笑顔にするくらい美しかった!これまでの大分トリニータの思想であれば、ボールを後ろに戻したり、ワンタッチでの連携を前向きに継続するプレーには繋がらなかった。攻撃の練習が練度を上げ続けてくれております。良い攻撃が多い。面白い。2得点目もすぐに取れそうなくらいの決定機が続いたが得点はならず。前半リードで終了。

後半、前に出ざるを得なくなった甲府と、連戦で疲労が出てきたトリニータと、台風が近づいている影響で雨が降り、ズルズルになったハイブリッド芝が敵か味方か分からない状態とで、劣勢に。失点して追いつかれてしまう。ただ、ペレイラを失った我が軍が1失点するのは許容範囲であって、複数得点を生み出せるかどうか。「後半のエース」俺の木本真翔が3本のシュートを放った訳ですが、どれもゴールはならず。決定機を外し過ぎてちょっとイラついてました、木本真翔。キツめのマークが付いてからがプロの世界です。スカウティング上、危険なプレイヤーとして認められたってことでもあります。「後半のエース」が決められなかったら勝利は遠ざかる。清武、古川とそれぞれ決定機を作るもゴールできず。最後の最後に相澤デイビットを投入し、惜しいヘディングシュートを放てるまでになったけれども、枠外。ドロー決着となりました。劇的ゴールが生み出せそうなチャンスが量産されたので、本当に面白い試合内容になっております。ゴールが決まれば最高だったんだけれども、内容が良い。面白い。選手交代をしてからも楽しめる。強いかどうかは分からん、でも本当に面白いチームになってしまった。

最下位甲府相手にホームで勝ち点1は寂しい結果で、勝利して欲しかったんだけれども、我が軍が今シーズン目指していたのはあわよくばプレーオフに入りたいですが精一杯の目標だった。それがだ、この試合の内容を見れば、もう少し上が目指せるかもしれないと思えるクオリティであった。勝てないとおかしい、と思える程の内容。期待値が上がった。

三竿の代わりを務めた森山は1アシストと結果を残した。右サイドの松尾も決めるだけ、くらいの決定機に絡んだし、パトリッキもいつもよりゴールへの意識が高くあり、パスばっかりじゃなくなってシュートも放ち始めて良かった。後半に駆け上がって来た戸根のシュートも良かった。全員良かっただけに、勝たせてあげたかった。甲府のGKが素晴らしかった試合、ということで良いと思います。

3連勝、2分けで10月は負けなしを継続。このまま最後の試合に勝利して四方田監督に月間最優秀監督賞を捧げたい。来週の宮崎戦、勝利してあわよくばプレーオフ圏内の最初の一歩を踏み出そう。中穴トリニータ、対抗トリニータへ。


2026/10/22

2026/27 明治安田J2リーグ 第12節 磐田戦

【磐田 0 - 0 大分】


静岡県ヤマハ市ヤマハ村に行って来ました。堅守です。堅守で勝ち点1を持ち帰り。アウェイではこれで良いんです。ホームで勝ちますから!堅い守備を目の当たりにして、もはや完全に信用できるチームだなって思いました。10月、負け無しを継続中。



行きましたよ、行きましたとも。8時間労働してから、キックオフ5分前にスタジアムに着席。色々と無理をしまして、スタジアム最寄り駅にはタクシーなんざ走っちゃいねぇし、スタジアムに自分の足で急ぐしかない。汗だくスーツおじさんが完成。働いた後にしんどい。

大分のスタメンは、何となくそんな気はしていたんだけれどもターンオーバー無し!!勝っている時は変えない!!鉄の掟を順守する四方田監督であります。ベンチメンバーは若干の変更がありながらも、前節大勝により、後半早めに交代出来たこともありスタメン継続となりました。私はもしかすると木本真翔が先発になるかもと思って急いだんですが、木本真翔目的であれば後半からでも良かったかもしれない。

対する磐田。エスパルス感の強い、とにかく明るい秋葉監督を招聘。乾もセットでお持ち帰りして、禁断の果実を手に入れたチャレンジを実行。しかし、チャレンジの方向性が違う気がする。これでもし強くなって昇格したら清水に対する最高の嫌がらせ、みたいな感じはするだけれども、どんなチーム作りをしたかったのかは未知数。まだチームの形、方向性が定まらない印象。個人の能力値は間違いなく高い選手が多いのだけれども・・・。4バック運用だったはずが、この試合は3バック。試合開始直後から四方田監督が全員に声をかけて3バックだぞって伝え続けていました。あの押されっぷりからも想定外だったのだろうと思います。


平日の試合なので詳しく書く元気が足りないのですが、前半は磐田ボールでキックオフになったそのまま、握られっぱなし、攻められっぱなしの展開でした。4バック想定で準備していたのかも。しかし、3連勝の自信が漲るトリニータの選手達は慌てずに辛抱強く守り切りました。磐田には4人の外国籍選手がおり、前線と最終ラインにそれぞれ2名ずつ。中盤とサイドを日本人で汗をかく、という分業制。この能力で跳ね返され、奪い返され、という展開が続いた我慢の時間。我慢できちゃうんだから素晴らしい。特に戸根はほぼプロレスやってて素晴らしかった。スルスル上がってシュートも放ったし、強く印象に残りました。マークに付いているのか、ロープに振ろうとしていたのか分からないレベル。無失点に貢献。


前半は我慢に我慢を重ねたトリニータ。右サイドで長崎県出身の同い年、為田とのマッチアップをしていた茂平を後半スタートから小田に変更。右サイドのヘディングの起点を作り、個で負けない局面を作り出した。この交代が効いたのか?後半は大分が盛り返す展開。







前半我慢から、後半交代メンバーの劇的ゴールで終わるかも・・・と思いきやスコアレスドロー。ここ数試合アディショナルタイムに得点を決める癖が付いていたので「もしや」と思って最後までドキドキできるチームになりました。最後のコーナーキックの連打、期待感はあった。

磐田に対してペレイラ抜きで無失点。3バックを中心によく身体を投げうって我慢出来た試合でした。これで勝ち点1を持ち帰れたのは大きい。次節はホームに戻って甲府戦。負ける気はしない。