2026/08/15

2026/27 明治安田J2リーグ 大予想

J2第1節を観ました。もはや第2節が始まりますけれども観ました。昇降格のあるリーグ戦本番の開幕戦とあって締まった良いゲームが多い。内容的にも拮抗した内容が多数。対戦カード的にバランスを取った?偶然?J2の魔境っぷりを感じ取れる10試合。抜け出すチームがあるのかどうか怪しいくらいに拮抗している印象。その中でも「違いを生み出す選手」が存在するかどうかで長期的に差が出ると推測しました。まず全ゴール観れますのでね、一旦ゴールを観て欲しいんです。


残念ながら我が軍の得点はございませんでしたけれども、今節も多数のゴールが生まれております。中でも八戸の2ゴールを生み出した佐藤祐太というゴラッソ製造機が強いインパクトを残した第1節でした。そんな第1節のスタメンとフォーメーションをJリーグ公式サイトから引用してまとめました。各々、各クラブがどの辺に落ち着きそうかも併せて確認していきます。


【札幌 2 ー 0 徳島】
得点者: [札幌] ヴィニ・ペイショット、白井陽斗
川井監督が率いる札幌が4バック、吉本監督が率いる徳島が3バック。札幌の内容が良かった。暑い夏でも空調完備のホームを持つのでこのリーグ戦スタートダッシュに期待できるのであれば札幌かもしれない。冬も暖かいし。空調が利いて屋根が閉まるドームが羨ましい限り。このゲームは15分で先制したので札幌が終始有利にショートカウンターでチャンスメイクに成功。札幌GK田川の守備範囲の広さをベースに高いライン取りの戦術になっている。裏を狙う徳島が完封されてしまった。徳島のメンバーに不安要素は無いけれども、監督・スタッフの手腕は未知数かもしれない。両チーム上位予想だけれども、札幌の印象がかなりポジティブになりました。


【八戸 2 ー 0 富山】
得点者: [八戸] 佐藤祐太 ×2
昇格請負人、石崎監督が松本山雅に引き抜かれたため、今治からフリーになった倉石監督を招聘した八戸。J2初勝利デビューに成功。対戦相手の安達監督率いる富山と共に3バック。八戸の堅い守備とゴラッソ2発で決まってしまった試合。保持する富山にハイプレスの八戸、効率よくゴラッソでリードを守り続けて終了。100年構想リーグで好調だった富山が八戸に負けるのであれば上位進出はちょっと厳しいかもしれない。コスパが悪い保持に特徴があるのはもはや富山だけかもしれない。継続できるか。


【藤枝 2 ー 0 仙台】
得点者: [藤枝] 鈴木翔太、金本毅騎
藤枝がCKから2得点して予想に反して優勝候補仙台を撃破した試合。仙台は最初のビッグチャンスを逃したのが大きかった。槙野監督の手腕は信じていないんだけれども、先発にGK吉田舜の選択と移籍した岡本を右サイドに使う布陣で仙台と渡り合った。両チームに攻撃を担う外国籍選手がおらず、先制された後に引いて守られたらどうしますか?に答えを持っていないかもしれない。先制が全て。仙台は日本人選手の質が高いのでキャラクターの数で補う方針か。


【大宮 1 ー 0 新潟】
得点者: [大宮] 山本桜大
大宮はカプリーニ。カプリーニがいるなら何とかなりそう。大宮は上位の雰囲気。新潟がダメかもしれない。藤原優大がこの試合でアキレス腱断裂で離脱。舞行龍がいるので経験豊富なCBは足りているけれども、攻撃面でキャラクターが足りない印象だった。新潟が抜け出しそうな雰囲気は感じられなかったのだけれども、もしかすると下の方に行ってしまう危険性すら感じてしまった。


【磐田 1 ー 1 秋田】
得点者: [磐田] 太田龍之介 [秋田] 半田航也
とにかく明るい秋葉監督が磐田を改革しに乾と共に着任。大型補強も敢行した。まだチーム力の面では本領発揮とはいかないまでも内容は明るい。違いを生み出せる乾、登録メンバーも異常に多い。補強し過ぎたんじゃなかろうか。秋田はメンバーが変わろうと秋田です。磐田は上、秋田は不明。


【大分 0 ー 1 湘南】
得点者: [湘南] 山田 寛人
大分は面白いチームになります。強い、勝ち点を稼げるチームとは言わない。面白いチームになります(2回目)。湘南は人員の質とアルトゥールシウバで何とかなりそう。終わってみれば上位にいる感じになるのでは。


【宮崎 0 ー 1 横浜FC】
得点者: [横浜FC] アダイウトン
宮崎は裏抜けすることしか考えていないようなサッカーを展開。全てが裏抜けの逆算。あの手この手で何度もFWに裏抜けさせようとしてくる。それが1度でも通ればビックチャンスになるのだけれども、抑えられているうちに先制されると引かれますんでね、その後どうするのか、が課題になりそう。横浜FCは後半からアダイウトンが出て来ると誰も抑えられない。J2では十分過ぎるジョーカーになる。須藤監督のチームとして完成度の伸びしろはまだありそう。


【鳥栖 2 ー 0 甲府】
得点者: [鳥栖] 髙橋利樹、田中雄大
ここも実力が拮抗した2チームだった印象。鳥栖にはまだ若さを感じるんだけれども、甲府の年齢層の高いメンバー構成が気になる部分。鳥栖が勝ちましたけれども、ほぼほぼ拮抗していた印象の試合。両チーム共に突き抜けるほどは武器が足りない印象が残った。観客が多すぎて変態が紛れ込み、股間をハイプレスする男が出禁になるニュースの方が話題になってしまう残念な結果に。


【いわき 2 ー 1 今治】
得点者: [いわき] 熊田 直紀 [今治]エジガル ジュニオ
DAZNの実況に平畠さんがJ2昇格。J3で一人実況・解説からJ2に昇格は凄い。業務の拡がり。いわきは大胸筋をベースにサッカーをする思想はそのまま。いわきのハードワークを今治が剥がせず、シンプルな肉体労働で2得点。今治の選手の質は高いし、浦和から移籍した安部裕葵はまだベンチ外。ピピことレアル中井がJ2でどうなるのかは気になるところ。この試合では足元でキープする切り抜き動画が出てましたけれども、まだよく分からない。選手各々のキャラが濃い今治がチームとして向上するのかどうかは未知数。いわきの木吹翔太は広島からレンタル2年目でスタメンに定着しそう。200センチを超える長身19歳でWBでサイドにいるという規格外。


【山形 2 ー 0 栃木C】
得点者: [山形] ディサロ 燦シルヴァーノ、川名 連介
唯一チーム力に差を感じた試合はこの試合だけ。山形のパススピードとテクニックにプレスが後手に回った栃木Cはファウル多めになってPKを献上、それに続いてリードされた後に退場者も出す、ほろ苦いJ2デビュー戦に。栃木Cにはマテイヨニッチ、キムジンヒョンと実績のある外国籍選手がいたり、各々のキャラクター的には面白い。強いかどうかは分からん。面白いチーム側の方です。山形は初のホーム開幕戦、夏のシーズンイン、冬になるにしたがって調子を上げるイメージのある山形。


ということで、第1節を観て、「J2分からん」という結論以外出なかったんですけれども、戦術的に保持とハイプレスの濃淡はあれども特徴的なチームはかなり少ないのが残念というか、J2だなっていうか。相手の良さを消し、消され、尖った部分は削られて丸くなり、全チーム似通った雰囲気になってしまった。現代サッカーのトレンドなので正しいとは思います。アスリート的な選手の質がベースとなり、外国籍選手のアイデアやパワーとスピードで差を出すのみ。多様性の欠如。J1とJ3に挟まれて生活を優先するリーグです。ルール変更の影響はさほど感じ取れず、ロングスローは時間制限ルールで減るかと思いきや、普通にやれてました。夏スタートの影響がどのように出てくるのか、冬の間に補強など何が起きるのか。初めてのことなので全く予想できません。


上位を選ぶのであれば、札幌、仙台、山形、大宮、湘南、横浜FC、磐田、徳島になりそう。資金力上位のチームばかりですけれども、札幌が本物か?そして新潟に不安要素を発見したくらいの成果でした。対戦した大宮が激強だった可能性もあるので第2節である程度見えてくるのではと思います。大分トリニータは面白いチームになります。面白いチームになる予想です。ご期待ください。



2026/08/09

2026/27 明治安田J2リーグ 第1節 湘南戦

【大分 0 - 1 湘南】


シーズンあけましておめでとうございます。わたし、生きています。シーズンオフに一度もブログを書きませんでしたが生きています。書く意欲が湧かないシーズンオフだったんですけれども、もう開幕したんでね、書く意欲を湧かせてくれる試合を期待して今シーズンもスタートしたいと思います。

例年、シーズンオフには順位予想とかもしていたのですが、特殊なシーズンスタートということもあって、一回観たい。観てからにしたいと思いまして、第1節を観て、夏休みに色々考えてみます。Jリーグがデザインを刷新しまくって望む新シーズン。ルールも、ポケモンコラボも全てが新鮮で夏休みの動員から始まるシーズンもビジネスの匂い満載でリーグ戦スタート。

この試合の感想は「負けたけどチームにはポジティブな印象」です。ホーム開幕戦に負けて良い事は何も無いんだけれどもさ、大分トリニータの今シーズンの下馬評はかなり下の方だと思うし、私もそんな予想をしていたレベルだったんだけれども、あれ?湘南相手にここまでやれるならばそこそこ可能性はあるんじゃないか?になったという意味ではポジティブ。アッパー調整。私のXのフォロワーさん達は割とネガティブな反応が多かったのだけれども、DAZNで観ている限りは皆と印象が違うな・・・・という感じ。なぜそう思ったか、それは各選手に任された業務と人事戦略の話。

四方田監督体制が継続されましたのでね、百年構想リーグ末期から取り組む3バック+1アンカーをベースとした戦い方が劇的に変わることはないんだけれども、人事が替わってその印象が変わった。あくまで印象ね、まだ開幕戦1試合で何も結果が出ていないんでね。何の印象なのかというと、「業務の明確化」が整理整頓された印象。


サッカーにおける業務は凄くざっくり分けると、守備時、どっちつかずの時、攻撃時の業務が、自陣と相手陣内で変わって、6通りの基本業務が割り振られているんだけれども、その業務のデザインと、人材の配置がガッチリした印象なんですね。人材と業務が強固に紐づき始めた感じ。この業務はサッカーにおいては相手がいる話なので、相手を個人が上回れるか、下回ってしまうのかで業務遂行レベルは変わってしまうのでそこは差し引きして考慮する必要がある。ベースの業務に加えて、ベンチメンバーも含めて、戦い方のベースが厚みを増した。この辺りがポジティブな印象を持てた理由です。


全般的に選手のサイズ感がUP。有馬と古川の2トップは保持時ターゲット有馬を起点に古川が絡む。非保持はハイプレスで高い位置でボールを奪うことも出来る。中盤メンバーはタスクが多いけど目立たない。最終ラインはゲーム作りを主導しながら最後に身体を張る。両サイドは運動量をベースに攻撃と守備に参画。GKはスーパーセーブと最終ラインでの配給。かなり選手の特徴が出ていた開幕戦でした。業務のデザインと人事戦略。この2点においてポジティブでした。現場と人事が噛み合うんであれば、追って結果は付いて来るってもんよ。


対するは湘南。久しぶりのJ2生活ですが、むしろ湘南の真骨頂はJ2にあると言っても過言ではない。昇格のスペシャリスト。上福元がベンチスタートなのは残念だったな。選手チャントにおいて私が史上一番好きだったチャントは大分時代の上福元チャントで、これを抜くチャントは未だに無いと思っているくらい好きだったので上福元よりもチャントの方に思い入れがある。今シーズン、4バックスタートとなった湘南。長澤徹監督がアルトゥールシルバと織り成す大宮で既視感がある戦い方に。


ファビアンゴンザレスも居るのでJ2を最速で過ぎ去るならJ2を知るパッケージを揃えることが早道であることと、J1昇格後のことも見据えての補強をする抜かりない湘南。武田将平とアルトゥールシルバのボランチコンビはJ2屈指の組み合わせなのでね、ここにやられたからといって下を向く必要はない訳です。今のところアルトゥールシルバに何かあったら何もないチームになりそうなんだけど、良い選手が多め。堂鼻とか、西野太陽とかの補強も良さげ。

夏の開幕はどうなるのかさっぱり分からない。実績のあるデータが全く無いので、日本の蒸し暑い気候から始まるシーズンが、どのような影響を生み出すのかは未知数。保持型のチームがスタートダッシュを決めるのか、冬に走り切るチームがウィンターブレーク開けに巻き返すのか、シーズンの展開は楽しみではあります。開幕戦は暑さの中で、ドームの芝も滑りがちだった様子。前半はマンオブザマッチがムンキョンゴンになるのかアルトゥールシルバになるのか、というくらいの展開だった。チャンスメイクするアルトゥールシルバに対して、最後の防波堤として何度もスーパーセーブを見せるムンキョンゴン。守護神が凄すぎてやられる気がしなかったんだけれども、デザインされたコーナーキックから失点してしまう。それ以外は締まった良いゲームだったと思います。シュートチャンスは少な目ではあった。 

前半のゲームだけでも内容はポジティブだったのだけれども、後半に代わって入ったメンバーに更に確信を強くしてもらえた。もし、開幕戦を観てから購入するユニフォームの番号を決めるとするならば、私は17番を選んだと思う。それくらい「大分トリニータの唯一無二のマナト」に可能性を感じた。もはやユイツムニトに改名してもらいたいレベル。途中から入ってゲームバランスを壊すパワーをビンビンに感じた。そして規格外の相澤デイビッド。何あれ。急に出て来てあのポテンシャルは何?プロデビュー戦だったらしいのだけれども何あれ?ヤバくなかった?神戸さんさんぁ、100年構想リーグから貸し出ししても良くなかった?とてつもなくパワー系業務が捗りそうな人員が揃っていて、それを操る大ベテラン清武が元気に働けていたので頼もしかった。

ということで湘南相手に力負けという内容。ただ、個人的には今シーズン開幕から5試合で勝ち点ゼロも起こり得ると思っていた(※悲観的過ぎる)ので締まったゲームを作り出せていたこと自体にポジティブになれたし、期待感も湧いた。新メンバーと新規業務タスクの噛み合い方、もうちょっと期待しても良いのではないか?そう思えた開幕戦でした。


これから第1節を全般的に、他のチームも観て、相対的にどうなのか?という視点も加わってくるとまた変わるかもしれないんだけれども、この1試合のみであれば「面白いチームになりそう」という印象を持てた開幕戦でした。たかが開幕戦、されど開幕戦。前例のないシーズンが始まりました。


2026/06/08

明治安田J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンド 第2戦 27-28位決定戦 山形戦

【大分 1 - 0 山形】


山形を迎えてのプレーオフラウンド、27位決定戦。負けたら28位。そんなのどっちでもいいわ!という順位です。どんなモチベーションで観ればいいのか分からない試合になってしまいましたが、相手が何故かJ3松本山雅に負けた山形になったこともあり、ホーム開催。山形相手なら観とくか、くらいの気持ちで観ました。観客動員数も少なかったですが27位を死守です。こ・・これは喜んで良いのか?良いんです、負けてホームで連敗したまま2か月間も悶々とすることを考えて欲しい。ゾッとするだろ?天敵山形に勝てたんだから喜んで良いんです。

大分トリニータにかかわる数字周りは怪しくなってきている。この謎の大会の位置付けも観客に訴求するには無理があるし、それ以前のJ2リーグでも2年連続の低迷中、それがJ3のチームにポコポコ負けるんだから面白い訳が無い。数字周りは確実に落ちているのです。私のブログのアクセス数すら減っているのですよ、あーた。如実に減ってやがんの。そりゃね、才能が溢れ出る面白おかしい文が書けたとてよ、とてよ?扱っているチームがホームで5連敗とかしてたらさ、誰が読むんだ、誰がって話ですし、何で書き続けているんだって話でもあります。我が軍の社長は試合後にリーグで観客動員が1位だとか、この少ない観客を前にスピーチされておりましたがよ?観客動員数は絶対評価であるべきであって、J3クラブとの相対評価じゃないだろうが、って感じたことだけは書き残しておきます。

四方田監督の続投が決定。ピッチ内の評価は本日の試合を観ていても、よくぞ立て直してくれたなって感じております。冷静に比較すると全然違う、違い過ぎる。昨シーズンリーグ戦の末期、5-4ブロックで守っているだけの酷い状況から脱し、湧き上がるサッカーを体現し始めたことは評価すべき。まだ完成したとは思っていないけれども、再現性あるあたっキングフットボールがですよ?片鱗が出始めている雰囲気は感じなかったか?戦える人材さえ揃えば方向性は期待して待てると思いました。2年、これから2年は観たい。問題は精度。精度高く戦える人材な、これを安く発掘することが必須。

このリーグ戦終盤、運用は3-1-4-2で固まり始めた。2トップが強力なのが良い。長いボールを逃げで使うのではなく、戦略として使えるのでショートパスだけでなく、プレス回避の方法として現代サッカーには古来からあるロングボールが有効になる。それ故に走って身体をぶつけ合ってセカンドボールを奪取する肉弾戦の局面が多くなる。この試合も肉弾戦であったが、主審の判定が吹かない方向性だったこともあり、かなり激しい球際の攻防になっていた。その中で山形と互角に渡り合ったことが良いことなのか悪いことなのかは分からん。移動もあるし、コンディション的にはトリニータ側有利なはずで、お互いにチャンスを作っていたけれども、山形側のプレスとプレス回避のボール回しの方が上手くいっていない印象ではあった。27位と28位決定戦ですんでね、実力拮抗しちゃうんだろうね。

山形は横内監督の続投でこの謎のリーグ戦を戦っているけれども、我が軍と同じレベルに居るってことは上手くいっていないってことだ。名物のブラジル人ガチャには失敗したのか?日本人だらけのスタメン。土居が不在なので怪我人もいるんだろうと思われる。あの山形がJ2J3を併せた40チーム中の、中の下です。J3ってことです、我々。巻き返そうな、J1昇格プレーオフで再会しような。山形には12年勝利していないので、このあたりも観客動員に影響はあったのではなかろうか。我が軍にとっては山形はジェフ無きJ2における天敵となりました。急な試合が決まって、誰もが予定を作るのが難しい中、山形から大分に来た人は大変だったと思います。バス無くなるので撤収早くしないといけないし。大変よ、アウェイ観戦。

試合は前半から山形の立ち位置を見定めつつ、早めにプレスをアジャスト出来ていた印象。山形の4-2-3-1なんてね、九州じゃほぼ見なかったフォーメーションなんでね、新鮮でしたし、プレスの噛み合いは良かったので、今までの3-4-2-1だらけの試合は何だったんだろうなって感じました。前半はお互いにチャンスを作ったり潰したりしながら五分五分の展開。

試合が動いたのは後半、有馬のプレスバックで奪ったボールを繋いでミドルレンジからキムヒョンウが決めた素晴らしいゴール。スカッとしましたね、素晴らしいシュートでした。打つべし打つべしです。ドーンとやってバーンと打つ、そんな分かりやすい展開が求められている我が軍にとって最適な回答。前節も奈良戦で大逆転負けをしたものの、前半の内容は良かったし、この試合では更にプレスの連動性も良くなっていたので若手は横に置いておくと、この試合のスタメンであればJ2相手でも試合は作れるのではなかろうか。


試合の中で目立ったのは右CBに入った戸根。前節試合中に痛んで途中交代した若手の星、宮川はベンチ外になったけれども、その欠場を感じないくらいに戸根が良かった。シュートシーンの精度が残念ではあったけれども、あれが枠にバンバン決まってしまうと1段上のレベルに引っ張られるのでもどかしいところ。試合を観た宮川が悶えていると思われます。早く治そう。後半に試合は大きく動き、前がかりになった山形が無理をし始めて、前線に人を張ってリスクを取ると、伊佐のプレスにボールを奪われそうになったDFがドグソで一発退場。なかなか試合を止めない主審ってここぞの時は一発レッドとか出しがちよね。数的有利になった我が軍、前節の大反省としてちゃんと時間を稼いでクリーンシートでの勝利に持ち込みました。ホームでの連敗を止めるナイスゲームでした。結果が重要。観客多い時にやって欲しいけどな。山形に12年ぶりの勝利だし、観客多い時にやって欲しいけどな(※2回書きました)

交代で入った若手は相変わらず数字を刻めないままだけれども、DAZNでは「キモトtoキモト」とか「マナトマナト」とか、迷言が生まれているので、後半は是非見直して頂きたい。この百年構想リーグでの最大の収穫は「下平解説員」であることは間違いない。解説員が実況を刺激し、良い掛け合いが生まれているのでDAZN観戦の質が向上しました。15年くらい「膝から下の振りが速いシュート」だけで乗り切って来た解説員の交代。長年の懸念であった解説員問題と天敵山形未勝利問題を解決できたことが大きい百年構想リーグでした。2大天敵を討伐できたと考えよう。大きな収穫じゃないか。変革に百年かけるな、今やれ今。

選手の契約がどうなっているのか分からないけれども、編成にはテコ入れが絶対に必要な訳で、全世界でスケジュールがぴったり合う形になった移籍市場の中で掘り出し物を探し当てるのだ。契約が切れて安く移籍できる外国籍選手多いってことです。ひとまず最後の最後にホームで勝てて終われて安堵。2か月後、本番です。



2026/05/31

明治安田J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンド 第1戦 25-28位決定戦 奈良戦

【奈良 4 - 3 大分】


ちょっと今日、私の身に起きたことを聞いて欲しい。私、本日普通に勤務していまして、試合はディレイ観戦だったんですね。やっぱり結果を知らずに試合を観てドキドキしたいじゃないですか、試合の結果は見ないようにして定時まで過ごそうとしていたのです。注意を払いつつ仕事をしていたら、試合が終わってしばらく経っているはずの時間帯でスマホにDAZNの通知が来たんですよ、「試合終了」って。


え?って思う時間帯だったんです。え?あれ?って。16時過ぎてもスマホは見ないようにしていたんでね、それ以降は若干の油断はあった。でも確か14時キックオフですよ?我が軍は14時から試合を行って16時に終わるはずなのに、なぜか定時近くにスマホがブルったんです。通知来て。確か延長戦もあるはずだし・・・PKもあるはずだよな・・・、・・・・え?奈良クラブ相手に延長・・・・?嫌な予感しかしない。これは嫌な予感しかしないぞ、と。何かの間違いか?何なんだ?と。それでですね、仕事が終わったと同時にDAZNでディレイ観戦を始めたんです。結果は知らないまま。まずはスタメンを確認。

前節から変わったのは宇津元くらい?メンバーは変っていなかった。むしろパトリッキや木許が復帰して層が厚めになった印象さえ持った。茂平はJFL時代に奈良に所属していたらしいので古巣戦。榊原は不在、ムンさんも不在。それでも不安要素は無かった。

対する奈良クラブ。奈良を拠点に這い上がって来たJ3のクラブ、というくらいしか知識が無い。監督は日本代表FW大黒将志。ポゼッション志向のサッカーをするらしい。地域リーグで得点王になったFWがいるらしい、くらいの事前準備で観戦を開始。4バックの相手。試合はキックオフ直後から奈良のポゼッションに対して、プレスが剥がされて前進されるシーンが多く、率直に不安になった入りであった。あ、これはあれか?もしかして0-0のまま進んで延長だったりするのか?そんな不安な気持ちを根底から覆したのはゲームキャプテンであった。

前節PKを外したうっ憤を晴らすようなゴールを決めた有馬。試合の中で左サイドが素晴らしく機能していて、チャンスメイクの起点になっていた。キムヒョンウが良く絡んで、左からクロス、大外で吉田が折り返して有馬がヘディングで先制を決める。あれ?先制すんの?意外であった。何あの通知。幸先良いじゃん。特に左サイド。崩しに再現性が出て来ていた。

更に左サイド、宇津元と山口のワンツーで宇津元が抜け出して放たれたグラウンダーのクロスをヒールキックで押し込んだのはキムヒョンウ。素晴らしいテクニカルなゴールで追加点。あれ?追加点取るの?どういうこと?

ダメ押しの左サイド。宇津元の正確なクロスを高い打点のヘディングで叩き込んだのは吉田。なんで今までこういう攻撃ができなかったのか。すさまじくシンプルにゴールを量産。前半はピンチになるシーンもあったけれども、先制後は試合を支配することが出来ていました。でだ、もうこの時点で私は通知は通信不良で遅れただけか・・・。と割と真剣にそう思った。間違ってる。通知のタイミングが遅いだけだ。さすがに前半3得点の試合なら大丈夫だ。そう思いました。

前半のスタッツ、シュート数で圧倒。今シーズンベストな前半。FW陣と、なかなかシュートチャンスを決め切れなかった吉田も決めたので仕事終わりにラーメン食べながら安心して観てましたよ、後半はもう流して大丈夫だろうと。

宮川が5分で交代した時は嫌な予感というよりは「後半開始から交代せぇよ」と思ったくらい。5分での交代は枠がもったいない、枠が。興奮してアドレナリンが出ている時は痛みを我慢できるけれども、ハーフタイムで身体が冷えてピッチに戻ったらやっぱりダメだとなるやつ。レギュラーを確保した若手にとって判断は難しいだろうけれども、出来れば後半開始時に見極めてあげるべきだった。ベンチワークね。勝負は細部に宿る。

ラーメン食べながら失点を観たんですよ。あれ?ですよ。ここくらいでちょっとやっぱり何だか嫌な予感はし始めた。疑念がね、疑念が。疑念が出始めた。それでも試合はそのまま進んだのでね、1失点後は疑念との戦いですよ。大丈夫、いや、なんかおかしいの繰り返し。奈良のシュートシーンやセットプレーのたびに揺れ動いた。

ただこの疑念も2失点目で確信へと変わってしまった。心境的には「あ、これ追いつかれたってことだ!!嘘だろ!!まじかよ」に変わりまして、信じる心:疑う心の比率が2:8です。これもう追いつかれるぞ、で観戦継続。

やっぱりですよ、やっぱり。3失点してやがんの恥ずかしい。試合終了間際に追いつかれて同点。年俸総額で下回るJ3のクラブに3点差を追いつかれた。酷い試合に様変わり。延長戦に入ったってことだ、という事実を目の当たりにしてしまい、評価一片。何しとんねんモード突入。

あ…ありのまま今日起こった事を話すぜ!
「おれは 奈良との試合で0-3で勝っていたと
思ったら いつのまにか4-3で負けていた」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…


いやもう、ビックリ。マジで恥ずかしいと思ってしまった。延長戦で大逆転を許して負けていましたね、大分トリニータさん。延長に入ることは確信したものの、その後の試合に関してはニュートラルな気持ちで見ていただけに、ショックが大きかった。いやー、本当に驚きが優ってしまった。まさかまさかの敗戦。これで我が軍はJ2リーグを戦えるのか?昨年よりも格段に内容は良くなってきてはいるものの、これだけの試合を目の当たりにしてしまうとクラブへの疑念しか湧き上がらない。ただただ恥ずかしい。試合を観た人をこんな感情にするのはダメだ。次だ次だと言い続けて結果が付いてこない。驚いた、恥ずかしい、そんな思いが最後に湧いて出た試合となってしまった。情けない限りである。滋賀戦の時に感じた、勝ったけど緩かった雰囲気。チームに染み付いた緩さがこの試合に全て出た気がする。ピシッとまとめられる人材が必要です。このままではまずい。



2026/05/25

明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第18節 鳥取戦

【鳥取 0 - 0 大分】 (PK)5 - 3


百年構想リーグ地域リーグラウンドという名の、スケジュール移行期間中にJリーグ界隈関係者の生活を保護するためだけの大会が終了しました。苦しい日曜日14時のルーティンになってしまった。J3のチームにポンポン負けたので、もはや我が軍はJ2の下ですらなく、J3の中の下くらいの立ち位置まで堕ちていることを自覚させられただけの、楽しくない苦行の日々。この日もJ3鳥取と五分五分と言って良いレベルの試合を行い、PKで敗北して終了です。7位。我が大分トリニータにとってこの大会の意義(勝利してお金稼げず)、収穫(若手の台頭)、何も無かったかなと感じていたのですが、今日の試合で宮川に成長を感じまくってしまったので、宮川だけが成果として心の支えになった、そんな大会になったと思います。どんどん良いプレーが増加中の宮川。

この日のスタメンはGKをムンから田中に変更。前節キックも判断も少し落ちた印象はあったので田中にチャンスが回って来た。PK戦では止められなかったけれども、ゲーム内では特に悪くは無かった。3バック、保持時に足元で相手のプレスを引き付ける工夫をしていた三竿が頼もしかった。宮川も一人で剥がすようなプレーをしたりと鳥取のプレスに対して後手を踏みまくっていたので、試合中に改善できる余裕をね、J3とJ2の差をさ、感じさせるプレーをもっと散りばめて欲しかった。前進できるようになるまでの苦しい時間帯を守備陣が踏ん張ってくれたのは良いんだけれども、試合内での改善に時間が掛かる課題は残る。左サイドのスタメンは屋敷、特に目立った活躍は無し。残念。キャプテン榊原がベンチ外になった理由は分からないけれども、中盤も特に普通。FWも普通。ベンチメンバーに遂に、佐藤丈晟が入った。秘密兵器は秘密のままで終わってしまったけれども、最後もっと生き残りを賭けて仕掛けて欲しかったところ。怪我人が多いのは何となく分かるんだけれども、リーグ戦の後半からは完全に若手に経験を積ませるメンバーに振り切った印象がある。四方田監督はメンバー固定がちで戦うイメージがあるので、リーグ戦では全く違う指揮を期待したい。

対する鳥取。思い出の地、バードスタジアムでの試合は伝説のJ2昇格を決めた2016年以来、10年振りらしい。色々なチームが昇格をするお見送りスタジアム。鳥取は完全に攻撃は矢島中心のチームで、守備はハイプレス、行けないと判断すると構える割り切りが分かりやすいチームであった。林健太郎監督が3年目なので、チームとしての完成度は高く、大卒選手を効率よく育成して戦うチーム。お金は感じない。ガイナマンでさえ休業中なのである。我が軍よりも順位が高い。J2のチームに一度も勝てなかったらしいんだけれども、PK戦の勝利で初のJ2チームからの勝利となった模様。3-1-4-2でした。

前半の試合の入りは良かったけれども、すぐに鳥取ペースに。30分過ぎまで保持時に前進できず、鳥取のコーナーキックが続くなど、攻められっぱなしであった。鳥取がハイプレスに疲れて、ようやく保持できるようになった感じ。最終ラインでプレスを回避して前進できるようになったころには前半終了。終り際は良い攻撃が出来ていたものの、ゴールネットを揺らすほどではなかった。

後半も一進一退の攻防が続き、若干トリニータ優勢で試合が続いたとは思うんだけれども、時折カウンターを浴びてシュートで終わるシーンが多くあったため、鳥取の方がシュート数で上回ってしまっている。全体的に五分五分という印象であった。J3とJ2のチームが戦って五分五分なのである。情けない限り。しっかりとした力の差を表現できる場面は少なかった。球際の競り合いは優っていたんだけれども、細かく笛を吹くタイプの主審だったこともあり、テンポも上がりませんでした。引き分けで妥当な内容でした。

このクラブの中でさ、争ってさ、7位ですよ、7位。勝ち点22。18得点、18失点。後半戦、ホーム5連敗とか、積み上げるどころか明らかに失速してしまった。割り切って多くの若手にチャンスが回って来た点は意義があったかもしれない。ただスタメンを奪い切るほどの活躍をしたのは宮川のみ。「湧き上がるサッカー」で再現性の高い攻撃も少ない。だいぶキツイレビューにならざるを得ない。これを受けて、8月のリーグ戦に向けてどうするのか?完全に休み切るどの期間でもないし、コンディション的に維持しつつ、戦術を高める時間に充てられるのか?契約やメンバーはどうなるのか?プレーオフラウンドでの試合もあるだろうけれども、テコ入れしないと厳しいのは明確。3年連続でJ2の下の方に居続ける気なのだろうか・・・。