2026/05/31

明治安田J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンド 第1戦 25-28位決定戦 奈良戦

【奈良 4 - 3 大分】


ちょっと今日、私の身に起きたことを聞いて欲しい。私、本日普通に勤務していまして、試合はディレイ観戦だったんですね。やっぱり結果を知らずに試合を観てドキドキしたいじゃないですか、試合の結果は見ないようにして定時まで過ごそうとしていたのです。注意を払いつつ仕事をしていたら、試合が終わってしばらく経っているはずの時間帯でスマホにDAZNの通知が来たんですよ、「試合終了」って。


え?って思う時間帯だったんです。え?あれ?って。16時過ぎてもスマホは見ないようにしていたんでね、それ以降は若干の油断はあった。でも確か14時キックオフですよ?我が軍は14時から試合を行って16時に終わるはずなのに、なぜか定時近くにスマホがブルったんです。通知来て。確か延長戦もあるはずだし・・・PKもあるはずだよな・・・、・・・・え?奈良クラブ相手に延長・・・・?嫌な予感しかしない。これは嫌な予感しかしないぞ、と。何かの間違いか?何なんだ?と。それでですね、仕事が終わったと同時にDAZNでディレイ観戦を始めたんです。結果は知らないまま。まずはスタメンを確認。

前節から変わったのは宇津元くらい?メンバーは変っていなかった。むしろパトリッキや木許が復帰して層が厚めになった印象さえ持った。茂平はJFL時代に奈良に所属していたらしいので古巣戦。榊原は不在、ムンさんも不在。それでも不安要素は無かった。

対する奈良クラブ。奈良を拠点に這い上がって来たJ3のクラブ、というくらいしか知識が無い。監督は日本代表FW大黒将志。ポゼッション志向のサッカーをするらしい。地域リーグで得点王になったFWがいるらしい、くらいの事前準備で観戦を開始。4バックの相手。試合はキックオフ直後から奈良のポゼッションに対して、プレスが剥がされて前進されるシーンが多く、率直に不安になった入りであった。あ、これはあれか?もしかして0-0のまま進んで延長だったりするのか?そんな不安な気持ちを根底から覆したのはゲームキャプテンであった。

前節PKを外したうっ憤を晴らすようなゴールを決めた有馬。試合の中で左サイドが素晴らしく機能していて、チャンスメイクの起点になっていた。キムヒョンウが良く絡んで、左からクロス、大外で吉田が折り返して有馬がヘディングで先制を決める。あれ?先制すんの?意外であった。何あの通知。幸先良いじゃん。特に左サイド。崩しに再現性が出て来ていた。

更に左サイド、宇津元と山口のワンツーで宇津元が抜け出して放たれたグラウンダーのクロスをヒールキックで押し込んだのはキムヒョンウ。素晴らしいテクニカルなゴールで追加点。あれ?追加点取るの?どういうこと?

ダメ押しの左サイド。宇津元の正確なクロスを高い打点のヘディングで叩き込んだのは吉田。なんで今までこういう攻撃ができなかったのか。すさまじくシンプルにゴールを量産。前半はピンチになるシーンもあったけれども、先制後は試合を支配することが出来ていました。でだ、もうこの時点で私は通知は通信不良で遅れただけか・・・。と割と真剣にそう思った。間違ってる。通知のタイミングが遅いだけだ。さすがに前半3得点の試合なら大丈夫だ。そう思いました。

前半のスタッツ、シュート数で圧倒。今シーズンベストな前半。FW陣と、なかなかシュートチャンスを決め切れなかった吉田も決めたので仕事終わりにラーメン食べながら安心して観てましたよ、後半はもう流して大丈夫だろうと。

宮川が5分で交代した時は嫌な予感というよりは「後半開始から交代せぇよ」と思ったくらい。5分での交代は枠がもったいない、枠が。興奮してアドレナリンが出ている時は痛みを我慢できるけれども、ハーフタイムで身体が冷えてピッチに戻ったらやっぱりダメだとなるやつ。レギュラーを確保した若手にとって判断は難しいだろうけれども、出来れば後半開始時に見極めてあげるべきだった。ベンチワークね。勝負は細部に宿る。

ラーメン食べながら失点を観たんですよ。あれ?ですよ。ここくらいでちょっとやっぱり何だか嫌な予感はし始めた。疑念がね、疑念が。疑念が出始めた。それでも試合はそのまま進んだのでね、1失点後は疑念との戦いですよ。大丈夫、いや、なんかおかしいの繰り返し。奈良のシュートシーンやセットプレーのたびに揺れ動いた。

ただこの疑念も2失点目で確信へと変わってしまった。心境的には「あ、これ追いつかれたってことだ!!嘘だろ!!まじかよ」に変わりまして、信じる心:疑う心の比率が2:8です。これもう追いつかれるぞ、で観戦継続。

やっぱりですよ、やっぱり。3失点してやがんの恥ずかしい。試合終了間際に追いつかれて同点。年俸総額で下回るJ3のクラブに3点差を追いつかれた。酷い試合に様変わり。延長戦に入ったってことだ、という事実を目の当たりにしてしまい、評価一片。何しとんねんモード突入。

あ…ありのまま今日起こった事を話すぜ!
「おれは 奈良との試合で0-3で勝っていたと
思ったら いつのまにか4-3で負けていた」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…


いやもう、ビックリ。マジで恥ずかしいと思ってしまった。延長戦で大逆転を許して負けていましたね、大分トリニータさん。延長に入ることは確信したものの、その後の試合に関してはニュートラルな気持ちで見ていただけに、ショックが大きかった。いやー、本当に驚きが優ってしまった。まさかまさかの敗戦。これで我が軍はJ2リーグを戦えるのか?昨年よりも格段に内容は良くなってきてはいるものの、これだけの試合を目の当たりにしてしまうとクラブへの疑念しか湧き上がらない。ただただ恥ずかしい。試合を観た人をこんな感情にするのはダメだ。次だ次だと言い続けて結果が付いてこない。驚いた、恥ずかしい、そんな思いが最後に湧いて出た試合となってしまった。情けない限りである。滋賀戦の時に感じた、勝ったけど緩かった雰囲気。チームに染み付いた緩さがこの試合に全て出た気がする。ピシッとまとめられる人材が必要です。このままではまずい。



2026/05/25

明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第18節 鳥取戦

【鳥取 0 - 0 大分】 (PK)5 - 3


百年構想リーグ地域リーグラウンドという名の、スケジュール移行期間中にJリーグ界隈関係者の生活を保護するためだけの大会が終了しました。苦しい日曜日14時のルーティンになってしまった。J3のチームにポンポン負けたので、もはや我が軍はJ2の下ですらなく、J3の中の下くらいの立ち位置まで堕ちていることを自覚させられただけの、楽しくない苦行の日々。この日もJ3鳥取と五分五分と言って良いレベルの試合を行い、PKで敗北して終了です。7位。我が大分トリニータにとってこの大会の意義(勝利してお金稼げず)、収穫(若手の台頭)、何も無かったかなと感じていたのですが、今日の試合で宮川に成長を感じまくってしまったので、宮川だけが成果として心の支えになった、そんな大会になったと思います。どんどん良いプレーが増加中の宮川。

この日のスタメンはGKをムンから田中に変更。前節キックも判断も少し落ちた印象はあったので田中にチャンスが回って来た。PK戦では止められなかったけれども、ゲーム内では特に悪くは無かった。3バック、保持時に足元で相手のプレスを引き付ける工夫をしていた三竿が頼もしかった。宮川も一人で剥がすようなプレーをしたりと鳥取のプレスに対して後手を踏みまくっていたので、試合中に改善できる余裕をね、J3とJ2の差をさ、感じさせるプレーをもっと散りばめて欲しかった。前進できるようになるまでの苦しい時間帯を守備陣が踏ん張ってくれたのは良いんだけれども、試合内での改善に時間が掛かる課題は残る。左サイドのスタメンは屋敷、特に目立った活躍は無し。残念。キャプテン榊原がベンチ外になった理由は分からないけれども、中盤も特に普通。FWも普通。ベンチメンバーに遂に、佐藤丈晟が入った。秘密兵器は秘密のままで終わってしまったけれども、最後もっと生き残りを賭けて仕掛けて欲しかったところ。怪我人が多いのは何となく分かるんだけれども、リーグ戦の後半からは完全に若手に経験を積ませるメンバーに振り切った印象がある。四方田監督はメンバー固定がちで戦うイメージがあるので、リーグ戦では全く違う指揮を期待したい。

対する鳥取。思い出の地、バードスタジアムでの試合は伝説のJ2昇格を決めた2016年以来、10年振りらしい。色々なチームが昇格をするお見送りスタジアム。鳥取は完全に攻撃は矢島中心のチームで、守備はハイプレス、行けないと判断すると構える割り切りが分かりやすいチームであった。林健太郎監督が3年目なので、チームとしての完成度は高く、大卒選手を効率よく育成して戦うチーム。お金は感じない。ガイナマンでさえ休業中なのである。我が軍よりも順位が高い。J2のチームに一度も勝てなかったらしいんだけれども、PK戦の勝利で初のJ2チームからの勝利となった模様。3-1-4-2でした。

前半の試合の入りは良かったけれども、すぐに鳥取ペースに。30分過ぎまで保持時に前進できず、鳥取のコーナーキックが続くなど、攻められっぱなしであった。鳥取がハイプレスに疲れて、ようやく保持できるようになった感じ。最終ラインでプレスを回避して前進できるようになったころには前半終了。終り際は良い攻撃が出来ていたものの、ゴールネットを揺らすほどではなかった。

後半も一進一退の攻防が続き、若干トリニータ優勢で試合が続いたとは思うんだけれども、時折カウンターを浴びてシュートで終わるシーンが多くあったため、鳥取の方がシュート数で上回ってしまっている。全体的に五分五分という印象であった。J3とJ2のチームが戦って五分五分なのである。情けない限り。しっかりとした力の差を表現できる場面は少なかった。球際の競り合いは優っていたんだけれども、細かく笛を吹くタイプの主審だったこともあり、テンポも上がりませんでした。引き分けで妥当な内容でした。

このクラブの中でさ、争ってさ、7位ですよ、7位。勝ち点22。18得点、18失点。後半戦、ホーム5連敗とか、積み上げるどころか明らかに失速してしまった。割り切って多くの若手にチャンスが回って来た点は意義があったかもしれない。ただスタメンを奪い切るほどの活躍をしたのは宮川のみ。「湧き上がるサッカー」で再現性の高い攻撃も少ない。だいぶキツイレビューにならざるを得ない。これを受けて、8月のリーグ戦に向けてどうするのか?完全に休み切るどの期間でもないし、コンディション的に維持しつつ、戦術を高める時間に充てられるのか?契約やメンバーはどうなるのか?プレーオフラウンドでの試合もあるだろうけれども、テコ入れしないと厳しいのは明確。3年連続でJ2の下の方に居続ける気なのだろうか・・・。



2026/05/18

明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第17節 宮崎戦

【大分 1 - 2 宮崎】



昨日、ホームで5連敗とDAZNで負け試合を観た後に急激に体調が悪くなってふて寝してました。まだ体調不良です。負け方が悪い、負け方が。せっかく追いついたのに。

試合後、最近ベンチ入りし始めていた山崎太新が左足関節外側靱帯損傷での離脱が発表。あたし、結構期待していただけに残念なんだけれども、リーグ戦は8月開幕なのでね、断裂だと長くなりますけど損傷なら何とか間に合うのではないか。しっかり治して戻ってきて欲しい。で、スタメンは可変しました。保持時、3バックはそのままに、野嶽がアンカーになって榊原が一列上がってパトリッキと並ぶ感じ。キムと木許が2トップ気味というか、榊原と木許が一段ずつ上がっているような印象。3-1-4-2っぽい形。守備時は今までの形、3-4-2-1構えれば基本5-4-1ブロックだったと思われます。前半がハマらずに時間を無駄にすることが多かったけれども、この試合は割とすぐに対応できた印象。序盤は宮崎ペースで始まったけれども、徐々にトリニータペースに出来た、その矢先に失点したんだけれども。

地域リーグラウンドで首位を独走中の宮崎。J3のプレーオフで上がって来たチームです。J3オールスター味はある。4-4-2で、「サンキュー坂田!サンキューな!」で有名な大熊清監督の弟、その名も大熊監督(当たり前だ)が率いる。シンプルなチームです。やることも攻撃もシンプル。コーナーキックでの先制もシンプル。我が軍のダメなデザインコーナーキックと見比べると一目瞭然。ショートコーナーに見せかけて何か、分けわからんことしようとしてボールロスとしてカウンター浴びるとかマジで最悪のコーナーキックを見せられた時の「シンプルにやれば?」という思いをそのまま体現したかのような、普通のコーナーキックでガツンと先制を許しました。シンプル。勝つチームはシンプル。せっかく良い感じでゲームが作れ始めた矢先に、ゴールキックからのパスミスで献上したコーナーキックから失点。もうね、負け方が悪すぎる。自分たちで流れを捨てているの。それまで前半は五分五分の締まった試合だったのに、もったいない前半となってしまいました。

後半からメンバーを変えて追う。後半開始からセカンドボールを拾えずになかなかゲームを作れなかったけれども、後半20分に右サイドで攻め上がりを見せた宮川、行くと見せかけて引いたのはクロスを放つスペースを作る動きでした。素晴らしいクロスを決めたのは伊佐。ワンチャンスをモノにしました。

見てみぃ、この漫画みたいな笑顔。ベテランFWの待望のゴールに安堵ですよ、良かったなぁって。逆転できるかもしれない?中川の惜しいシュートとかワンちゃんあったんじゃない?そんな期待感の中で宮崎GKのキックからフリック一発の裏抜けで失点するんだから負け方が悪い。珍しくムンさんのキックの出来が良くなかったんだけれども、そんな中でも必死で自演自作のスーパーセーブもあり、不安定な守備陣なのか、強固な守備陣なのか何と言っていいのか分からない試合を見せられて元気無くなって寝たっつうの。日曜日の14時から毎週毎週残念な試合を繰り返しております。残念極まりない。ラスト1試合、終わったら厳しめの総括をしたい。

シュート数に差が出ました。残念極まりない。

2026/05/11

明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第16節 鳥栖戦

【大分 0 - 1 鳥栖】

ホームでは4連敗。連戦とはいえ相手も同じ条件・・・でも無かった模様。鳥栖はターンオーバーを駆使しつつ、この試合でホームで敗れたリベンジに周到な準備をしてきたことがピッチに表現されていた。この試合、生観戦したDAZNの解説が下平氏で、ちゃんと戦術解説をしてくれたので「ふむふむ」言いながら観戦することが出来ました。DAZNの視聴環境の質がグッと向上しました。遂に。きっとスタジアムで観戦していた人はイライラが募ったと予想します。私はDAZNの解説のおかげで自宅で「ふむふむ」言いながらイライラしました。するんかい!いやするよ、前半のうちにピッチ内で解決できたはずやろ!毎回毎回失点するまで何の解決もできないまま進むのはなんでや!?上手くいかないな?はピッチ上の選手たちも、監督・コーチも、スタジアムで観戦しているサポーターも感じているはずなのに。

前節からワントップ、伊佐とキムを入れ替えただけのスタメン。身体の重さとか、そこまで連戦の影響があるようには見えなかったのだけれども、前半は鳥栖の保持に対してプレスが機能せず、鳥栖側に気持ち良くプレーさせてしまいました。上手くいかない場合に前半全てを費やしてしまうのは何故なんだろう。例えばとりあえず15分間マンツーマンにしとくか、でも良いだろうし、やれることはあると思うんだけども、なぜにこんなに引き出しが少ないんだろうか。この傾向は今に始まったことではない気がするんだけれども、こうきたらこう、ダメならこう、みたいな共通認識がチーム内で積み上げられないのは率直に不思議である。チームプレーの質が求められる現代サッカーなので、ハーフタイムに全員で話し合えないと認識を合わせられないってことなのだろうか。

鳥栖は前節をターンオーバーして8名くらい選手を入れ替えたうえで連勝している状況。チームの積み上げとしては序盤に苦しんだ分、尻上がりにチーム戦術のボールの握り方が形になって来たと推測される。16歳くらいの若手も出場したし、ひとまず及第点のリーグ戦だったのではなかろうか。そこまでスーパーな選手は居ない中でベースアップに成功している模様。

 

前半終了のスタッツと、後半終了のスタッツを見比べると、このリーグ戦のあるあるになってしまった、前半ダメで後半に盛り返したように見受けられるデータ。ただ、リードされた後で保持し返した形になっているけれども、持たされていただけかもしれない。両チーム枠内シュートが1本ずつという、低調な試合でした。後半の内容自体は3-5-2にして、伊佐キムのツートップにし、プレス目標を改善したことで保持・奪還がスムースになった。野嶽のシュートなど、チャンスもあったけれども、枠内シュート1となってはプレーの精度的に得点は遠く、タイムアップとなりました。前半と後半で真逆の内容となったけれども、後半は後半で何で鳥栖側はプレー中に改善できなかったんだろう?お互い様ではあるけれども、戦術的攻防が一方的になり過ぎて極端な試合だったという印象でした。得点出来た鳥栖、出来なかった大分。


ホームで勝てないというのは本当に良くない。悪いことだらけです。ポコポコ負けすぎ。後半に出場した若手が躍動してくれたら積み上げも感じられるんだけれども、そうでもなかったし。不安だけが湧き上がるリーグ戦成績になってしまいました。ひとまず連戦も終了。次節は首位をひた走る自信たっぷりの宮崎をホームに迎える。ホームで意地を見せて欲しいものです。



2026/05/07

明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第15節 鹿児島戦

【鹿児島 0 - 1 大分】


泥臭く連敗を止め、勝ち点3を持ち帰り。連戦の中で怪我人の復帰、アウェイで勝利した我が軍。とにかく泥です。泥臭い。めちゃくちゃ泥臭く戦い抜きました。J3のチームにポコポコ負ける癖がついてしまいましたが、誰が相手だろうが泥です。泥臭く戦うのです。連敗脱出に成功。

GKをムンに戻して、3バックの右に宮川、真ん中にペレイラが復帰、左は三竿。ボランチに榊原と野嶽、右に吉田、左に宇津元。伊佐をワントップに据えてシャドーに有馬とパトリッキを配置。パトリッキの復帰は予想外サプライズ。レンタル契約が続くのであればシャドーのスタメン争いでは元々ファーストチョイスだったので復帰は大きなプラス。DAZNで遠目に観ていたらムンが角刈りに見えたのだけれども、ズームだと真ん中分けだったので安心しました(※何の話だ)前節の試合終了後、元気が無かった伊佐ですが勝利後は元気に踊っていたので一安心。そうでなきゃね。泥臭くても、うまくいかなくても勝つことが大事。

対する鹿児島。4-4-2なんだけれども、相馬監督兼GMが退任しているのにも関わらず、スタイルがガッツリ相馬スタイルのままに感じた。縦横圧縮プレスのままでチェスト&チェストみたいなスタイル。パス数が少ないので、手数を掛けずに攻撃を完結させるための守備です。デュエル強めのメンバーを集めている雰囲気もある。

GWに動員に大成功した鹿児島。この試合でクラブ史上最多を更新。まぁ、そういう試合は大体負けがちなんだよな、どこのクラブもそんなもんだけれども。1万人以上を集め、あと12人いれば1万2千人突破したのに惜しい。かなり泥臭く戦わざるを得なかったのは鹿児島側に大きな後押しがあったからだ。そういうことにしておきましょう。街としてのポテンシャルは十分だろうし、鹿児島もJ2昇格をきっかけに少しずつ規模を大きくでき始めている。九州のライバルクラブがどんどん勢力を強めている。負ける訳にはいかない。

基本、空中にボールがあることが多かった試合の入り。なかなかボールが落ち着きませんでした。保持して前進し、パスがズレて鹿児島のカウンターが発動しそうな時に潰してボールを奪還し、疑似カウンターみたいになる自作自演のチャンスメイクが基本になってしまいました。すぐに奪還できるのは素晴らしいのだけれども、パスのズレ、クロスの入らなさ加減が課題。鹿児島のパス数の少なさよ。で、両チームともにシュートも少ない。自作自演の白熱した展開に複雑な心境になってしまった前半でした。

後半、宮川が素晴らしいプレーとミスを織り交ぜるパルプンテみたいなプレーをやりはじめて更に困惑し始めたのですが、これが逆に良い方向になったのでサッカーは本当に分からない。基本、縦横に圧縮する鹿児島ですから、逆サイドには広大なスペースが生まれます。このスペースを活かすパス、それを誘って狙う鹿児島の守備という攻防の中で、試合が動いたのは65分。起点は宮川。何となく、鹿児島側も宮川がボール持つと狙ってプレスに行きがちになってズレが生じまして、宮川が一撃で左サイドにパスを振ったのだけれども、これがまず素晴らしかった。受けたのが宇津元でパトリッキ→榊原と左サイドでパス交換しながらもう一度右サイドに振る。吉田が受けて、そこに走りこんだのが宮川。高めのクロスを上げると、鹿児島GKが直接掴み損ねてこぼれたボールを宇津元が掻き出す、反応したのがパトリッキ、という流れでした。決して美しい崩しではなかったけれども、ゴールまでの過程は美しかった。宮川が逆サイドに蹴って始めた展開で、駆け上がってクロスは、圧縮する鹿児島に対してやりたかったことのはず。相手のミスはあれども、しっかりと形にできた点は良かったし、パトリッキの反応とシュートも素晴らしかった。Xのポストの写真に「笑ゥせぇるすまん」感がどんどん滲み出てくるのは謎。枠に蹴れるブラジル人がいた我が軍と、枠に蹴れる日本人がいなかった鹿児島の差が出ました。 

デュエルが多い試合展開の中で、プレスを回避して保持し、逆サイドに振ってチャンスメイクをする。多くのミスが出たものの、競り合いの中で負けなかったし、気持ちも出ていた試合で基本的にやりたいことを表現はギリ出来ていたと感じます。ギリね。連戦の中の疲労や怪我で精度は低めでしたが、それでも勝利して勝ち点3を得ることが当たり前にする。強い大分に戻るためには何でもいいから勝つことからです。有馬やパトリッキの復帰で若手のチャンスは少なくなるかもしれないけれども、スタメンはチャンスをもぎ取って維持するものですから、奪われるのが嫌なら死ぬ物狂いでしがみつけってことです。週末は連戦の総仕上げにホームで鳥栖戦。これこそ負けられない。負けられないのだ。