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2023/07/06

2023年 明治安田生命J2リーグ 第24節 町田戦

【大分 0 ー 3 町田】


いやー守備も攻撃も全然、全然ダメでした。ホームに町田を迎えてリベンジしたかった一戦、ほとんどサッカーが出来ず、なんだかよく分からないものを90分間見せられていた感じ。前節の磐田戦とのコントラストが凄い。DAZN生観戦でサッカーとしては面白くなかった試合を目の当たりにしました。期待していた試合だっただけに、ショックは大きく、町田のサッカーをひっくり返せなかった痛恨の敗戦となりました。2度3失点して負けたらもうそれは今シーズン町田より弱かったってことです。勝ち点6、得失点+5を献上。ダメでした。


長沢がベンチに復帰。これだけは朗報。戦術のベースは変えませんでした。対町田戦術と言えるものは無かったと言っても過言ではない。あったかもしれないけど噛み合わなければ意味がない。保持しない町田の包囲網がJ2では敷かれ始めていて、逆に町田にボールを保持させる展開に持ち込んで勝ち点を得るクラブが続出。我が軍はこれまでゼロトップでしぶとく戦っていたけれども、ハイプレスに適した伊佐をチョイス。FWが戻って来たからな!でも保持しない町田に対してこの戦術が果たして噛み合ったのかというとやっぱりダメでした。噛み合わせの問題。噛み合わない。左サイドに渡邉新太、ボランチを野村・池田もなじみが薄い。


結果論だけれどもサイドで数的優位を作るゼロトップでも良かったかもしれない。そのためには保持して時間を使える野村を前線で使いたかった。もしくはキープ力のあるサムエルをワントップで固定する、みたいな対町田戦術が必要だったと思います。磐田戦でボール回しに夢を感じた羽田・安藤コンビでは無く、デルランにしたことも左サイドからの攻撃面でクオリティを落とした。もうリカバリが間に合わないことだらけだったのでしょう。噛み合わない。そんな巡り合わせと噛み合わせの悪さしか感じない試合でした。



対する町田、首位をひた走る。もはや独走。すまんなJ2各位。保持しちゃダメだぞ、町田に保持させるんだぞ。前節は保持させ作戦に成功した大宮は倒されちゃったけれども、戦うなら保持させる方が勝ちやすいぞ。そのためには先制点を与えないこと、先制点を得ることが重要になってきます。持たせちゃったら大したことない町田、先制点だけは許しちゃダメ。



ニータンはそっとしておいて試合は残念ながらその先制点をセットプレーのこぼれ球から決められてしまう。本当に不思議なんだけれども、相手の前にボールがこぼれてしまう。町田との対戦でまーたセットプレーから先に失点してしまって、町田がボールを保持して追いかける展開に出来なかった。良い攻撃もあったけれども、再現性と精度が低く、町田の守備を破る頻度と精度が、頻度と精度が足りません。磐田戦から数日で改善はできなかった。



後半からサムエルと藤本を投入してシュートシーンを作れたりもしたけれども、決め切れず。逆にエリキにカウンターの独走を許して2失点目を喫し、おまけの3失点目まで献上。良いところなく試合終了ですよ。短いですよ、書くこと少ないですよ。エリキ1人で得点できてしまうので、それ以外は全員守備しておけばいいんでね、保持していても数的優位を作り辛い。動かない町田。スペースを与えないように無理にプレスを掛けないトリニータ対策もされていたし、町田の守備を攻略できませんでした。セットプレーも不発。ボールを動かすメンタルの部分は、アウェイの町田戦よりも向上を感じたのだけれども、町田のプレスが無理をせず、というプランニングだったこともあって単純比較は難しい。


前半は蹴り合いでも良いから0-0で時間を潰して、後半にワンチャンス決めて逃げ切る、がゲームプランだったのだとは思うのだけれども、先制点でプランは崩れ、追いつくためのチャンスで決め切れず、カウンターを食らって見事なまでに負け展開。ミスも含めてホームでやっていい試合ではありませんでした。残念無念。


あのですね、このブログを毎回、そして最後まで読んでくれている人は稀有だと思うんですけれどもね、読んでいるよって言う人は思い出して欲しいんですけれどもね、私ですね、シーズン前にJ2優勝予想でですね、5万円をね、5万円を、5万円を大分トリニータの優勝に突っ込んでいるんですね。そんな私がですよ?この試合をどんな顔をして観ていたか想像して欲しいんですよね。あの3失点目を私がどんな顔して観たのか、そりゃもうね、白眼剥いて泡を吹くレベルじゃないんですよ、もうね、赤い。白眼を通り越して赤い。赤目。血の涙ですよ。口から出る泡も赤い。唇噛み締めるレベルじゃない。吐血。あんな失点で首位と引き離されて俺の5万円が消え行く訳です。辛いなんてもんじゃない。辛過ぎた。ただ、まだ18試合ある訳です。私はまだ諦められないんです。優勝を。流した血を。5万円を。諦めちゃいけない。諦められる訳が無い。週末は清水戦。シーズン前半戦、現地で観て最も強かったチームは明らかに清水でした。サッカーの質ではこちらの方が勝っても負けても面白いでしょう、もう一度J1昇格に向けて意地を見せて欲しい。まだまだシーズンは続く、続きますよ。


2023/04/17

2023年 明治安田生命J2リーグ 第10節 町田戦

 【町田 3 - 1 大分】

10試合を消化して、この試合を含めて今シーズン2回しか負けていない今年の大分トリニータ。現地観戦で3失点して負けたその2試合をガッツリ観ている都内在住の者です。どうもどうも。現地観戦3失点で2連敗ですよ、どういうことだ。運が悪いのか、巡り合わせなのか。首位攻防戦、あえなく前半で撃沈となりました。避けられたであろう2失点目、3失点目が残念でしたが徐々に内容が上向いている中なのでね、トライ&エラーを繰り返しつつ、チームは向上してくれるでしょう。大敗した大宮戦後の質、きっとこの後の試合での質、向上していくと思います。そう感じさせる後半のオプションは良かったと思います。昨年開幕期にあった幻の4-3-3再び。



ニータンも上京した町田戦。浅田飴サンクスデーとして町田側での協賛。写真撮影会でニータンは大忙し。日曜日、J1の無い日程で首位攻防戦とあって多くの人が集まるかと思いきや、空席が目立つJ2な雰囲気。もう少し注目されたかったです。野津田公園はアクセスが悪いので集客には苦しみがち。どの最寄り駅からも行きにくい。シャトルバスも少ない。上級者には色々なノウハウが蓄積されて行きますが、初見さんにはハードルが高い。毎年毎年、イベントなどで頑張ってはいるものの頭打ち感は否めない。この日はTKPの社員の動員もあってかトリニータ側のゴール裏の方が人数が多かった印象。天気は良く、気温的には絶好の観戦日和。

 

本当に良い天気で許されるなら全裸観戦したかった。(※許される訳がない)

 

スタメンはターンオーバーせず。大体予想は出来ました。結果的に負けたのでね、メンバーを代えた方が良かったかもしれないんだけれども、疲労とかよりも噛み合わせの方が問題。ほぼボールを繋がない町田に対してトランジションを速くしても意味が無いんです。町田は蹴っちゃいますから、プレスの意味がない。今シーズン唯一町田に勝利しているのは秋田のみ。蹴られたら蹴り返す、みたいな戦いに持ち込んだ方が時間を使えたかもしれない。セカンドボールの争いがメインと化す。試合はファウルが多く、全般的に止まっている時間が長くて期待していた首位攻防戦の内容とは違ったものでした。

 

対する町田。パワー系4-4-2を運用中。2トップのエリキとアラキがスピードに特徴があって厄介でした。試合開始10分くらいまではツートップでプレスを行っていて回避出来ていたのですが、10分過ぎに4-3-3気味になってから前進が出来なくなって詰まり気味になりました。ハメられた感じは久々です。蹴らずに頑張ろうとする強い意志を感じたのだけれども、蹴ってセカンドボール回収合戦にした方が良かったと思います。特に前半の1失点後はそれでやり過ごして良かったと思う。上手くいってなかったので1点で我慢出来れば違ったかもしれない。

 

毎回対戦時にはTwitter上でこの画像を掘り出して蒸し返すのですが、今年は絶好調の町田ゼルビア。25年のACL優勝はもう諦めて違う中期計画を立てたはずだけれども、間に合う可能性は十分ある。今年は各J2クラブから満遍なく主力を抜き、全体を弱体化させつつJ1で活躍していたエリキを獲得。高校サッカーで実績のある黒田監督をプロの世界で監督に据えるという大胆な手を打った。1年でJ1に昇格せよ、と言われたら正解なのかもしれないけれども結果や如何に。サイバーエージェントの資金力でJ2各クラブから主力を抜いたのでね、いけ好かない感じになっているのが素晴らしい。絶対的に正しい。この編成を受けて、黒田監督が作ったチームも非保持をベースにしていることも素晴らしい。J1でも名古屋や福岡など非保持をベースにしているチームが好調なので潮流的にも合っている。良い選手を揃えて短期で結果を出す方針が噛み合っている。しかし、この哲学は資本源が撤退する可能性と貧乏を知る我々と対極にある。この手のやり口には拒否感さえ感じてしまう。そう、それもそのはず。今シーズンから全体を統括している町田ゼルビアの強化担当は原靖氏なのである。そりゃ対極になっちゃうわって話です。そりゃそうよ。そこを経ての今なので、もはや価値観が違う。だからこそパスでボールを繋げて勝たなければならなかった。その選択をした今のチームこそ支持しなければならぬのです。冷静に良く戦いました。負けはしたものの、拍手で次、また頑張ろうなってことですね。次は勝てるようにブレずに頑張ろう。
後半、3点を追う形になって繰り出した4-3-3。サイドバックに高畑奎汰を据えることで藤本と両方同時に使える左サイドってやつには可能性を感じざるを得なかった。そうか、その手があったかと思ってしまった。残念ながら脳震盪の疑いで高畑が短い時間しか出場できなかったけれども、面白かった。宇津元が1得点で意地を見せてくれましたが、宇津元も右のWGならばしっくりくる。サイドハーフ業務よりはFWとしての業務の方が得意なので活かせる。ベンチワークに幅があることが確認できたのは少ないポジティブな要素でしょうか。これで最初の連戦もひと段落。またホームで勝利して巻き返して欲しい。



2022/08/07

2022年 明治安田生命J2リーグ 第30節 町田戦

【町田 1 - 1 大分】

関東地方、酷暑が小休止した8月最初の週末。夏の野郎も夏休みでしょうか?今年の夏の野郎は35℃を超えるような気温を連発しやがりまして、マジむかつくんですけれども、この日は30℃を下回ったことで涼しく感じるくらいには東京砂漠です。まぁ砂漠というよりは沼です。ドロー沼です。泥沼ですね。抜け出せません。

町田は大都会なのですが、スタジアムのある野津田は別世界。我々がJ1で白眼を剥いている間に立派なバックスタンドが完成した野津田。




このバックスタンドは勾配がえぐいので勾配大好きおじさんにはおススメです。高い位置から俯瞰してゼルビアの時間稼ぎ失敗サッカーを拝めるんですが、この日は「まちだ青城祭」と銘打って夏祭りイベント開催。数年前から「天空のスタジアム」とか自虐的なことを公式が逆手に取り始めてからの通常運用とそこまで劇的に変わらん印象だったけれども、縁日的なブースが多かったり、盆踊り的なステージが組んであったりと協賛という名のみかじめ料をサイバーエージェントが払ったのであろうことが推定できるレベルのイベントでした。まだ始めて2年目くらいのはずなので今後定着すると良いですね。祭りで浅田飴マッチデーということもあってかニータンも招待されてなのか遠路はるばる上京。本物のニータンを拝めるなんてありがたいことです。青城祭万歳。

スタメンに引っかかったポイントが1つ。3バックの真ん中にペレイラが復帰。確かに前節から守備を改善しようという取り組みがなされたことは察しが付くのですが、坂をペレイラに変えることが最善策なのかどうか、少し引っかかりました。ペレイラの負傷離脱中に坂がスタメンに定着してビルドアップが良くなっていたので戻す必要あるのかな?と。この日はダブルボランチの3-4-2-1でスタート。ベンチには井上健太が復帰。小林成豪と入れ替わったことだけが前節とのメンバーの違いでした。

対する町田。私がシーズン開幕前にJ2で2位予想したほどの充実した戦力だったはずなんだけれども、コロナの影響も出ていてフルメンバーではなかった。それでもドゥドゥ、ヴィニシウスアラウージョが先発と豪華。残念ながら移籍したポープはベンチ外。町田も3-4-2-1の並びでミラーゲームの様相となりました。町田も勝ち切れない試合が続いていて、特に試合終盤に失点する傾向がある。ポポヴィッチ監督の交代カードの切り方が悪いのか、何なのか。この試合を生で観た感想としては時間稼ぎに徹し過ぎな印象。2点目を取りに行っていないので痛い目に会いがちなのではなかろうか。

前回の対戦時にも掘り返してツイートしたんですが、町田の今は亡き経営ロードマップ。ツイートすると勝てたので縁起ものです。今年昇格すればギリギリ間に合うのでまだ可能性が残されているだけ、大分トリニータの今年の目標よりはマシです。どこも計画なんてそんなもんです。いつの間にかしれっと勝ち点84を諦めてプレーオフ圏内を目指し始めた大分トリニータ。連戦とコロナが悪いんであって誰も悪くない、というスタンス。全員が悪いです、はい。










声を出して応援しても良い席が設けられたこの試合、久々にチャントを聞きました。普通のスタジアムに戻り切ったとまではいかないものの、しっくりくるというか、プロサッカーを観ている感は濃くなったのかもしれません。町田側よりも大分側の方が声を出す頻度が段違いに多かった。ポポビッチ監督の怒号がメインスタンドには響き渡るので、他のエリアにいる観戦者たちは声を出さないことが定着しているのかもしれない。スタジアム内の二極化。しかし、だからこそ応援が映える。道半ばの、独特な雰囲気。


試合自体は面白かったけれども、主審が笛を吹きがちでセットプレーに次ぐセットプレーで始まってしまった。試合を通じて笛が多く、主審が違えばもっと面白い試合に出来たはず。ポポビッチ監督は怒り狂うだろうけれども。試合序盤、セットプレーの塊を凌ぐとポゼッションしたのはトリニータ。15分を過ぎた辺りからは保持するトリニータと5-4-1の陣形で守る町田という構図。町田は前回対戦でサイドの攻防に敗れて3ゴールを許す結果となったためか、5-4のブロックをしっかりと敷いてサイドのスペースを消し、なおかつ守りっぱなしにならないようにライン設定は高めで前線からボールを追う攻撃的な守備であった。相手がコンパクトだったこともあって、サイドの裏にボールを出したり、中央で仕掛けたりと色々多彩な攻撃を繰り出せていたトリニータ。成熟度としては高まっている。飲水タイムまではトリニータのペースであった。

カウンターのケアも良く、即時奪回できたシーンも多かった。それでもドゥドゥやヴィニシウスアラウージョが前線にいるため、一発でピンチになるシーンも何度か作られ、町田に盛り返されて前半は終了。一進一退の攻防だった。

後半開始早々にペレイラがPKを献上してしまい、失点。先手を取られてしまう。PKの判定自体には文句は無いです。ペレイラの先発復帰で引っかかっていたところが「やっぱり」と思ったんですけど、家に帰ってダイジェスト動画を観る限りは、あの一連のプレーの中で上夷の方がよっぽど引っかかります。ペレイラよりも上夷が失点の要因を作り出した感があります。なので、3バックの右に坂を入れていれば良かったんじゃなかろうか。三竿、ペレイラ、坂が正解だったかもしれない。






先制を許した後の町田ゼルビアの戦い方はセオリー通り正しく、勝利に徹してのカウンター狙い。GKはたっぷり時間を使ってゴールキックを蹴り、自陣でボール回しを敢行。たまに得たコーナーキックはファウルをすぐに取られてゴールに迫ることさえできなかった。まったり時間を使う町田。下平監督は早めに手を打ち、3枚替えを敢行。途中で入った井上、高畑、サムエルでもう一度サイドから中にいるサムエルで決めようとビルドアップ時にボランチを最終ラインに下げて3-1-6でサイドを叩き続ける。高畑、井上と両サイドは素晴らしかった。それでも町田の牙城、青城は崩せず。80分にネットと梅崎を投入して交代枠を使い切った。

ようやく追いつけたのはアディショナルタイムに入ってから。土壇場で追いついた。交代した選手達が絡みまくって、最後にサムエルがごっつい理不尽なゴールを決めてしまう。このゴール、一連に絡んだ全ての選手が素晴らしかった!サムエルがゴール裏に走ってアピールしまくりだったのはご愛嬌。まだ数分残ってますから!皆戻れ!って言ってんのにインスタ用にサポーターに写真を撮ってもらいたくてしかたない若人サムエル。劇的ゴールだったから気持ちは分かるけど逆転したら皆写真を撮ってインスタに上げるから!1点じゃ足りないから!とんでもないゴールを決めよったサムエル。町田戦だけ活躍するんじゃなくてコンスタントに活躍して下さい!




残念ながら反撃も1点止まり。土壇場で負けから引き分けに出来たので精神衛生上は悪くないですが、やはり勝ちたかった。負けなくて良かった内容だったけれども、なかなか勝ち点が伸ばせない。プレーオフ圏内に滑り込めるかどうかは全く読めませんが、層の厚みはJ2屈指なのは間違いない。大エース町田也真人もフル出場できるまでになった。ぬかりなくやれば滑り込めるはず。ドロー沼から抜け出してスッキリ勝てる8月にしたいけれども、次節はキングオブドロー沼の徳島との戦い。抜けるには持って来いの相手ですよ。徳島に勝ってドロー沼から抜け出しましょう。強烈な沼っぽいけれども。


2022/06/06

2022年 明治安田生命J2リーグ 第20節 町田戦

【大分 3 - 1 町田】

遂に連戦が終わる。スケジュールに余裕が出ることくらいしか根拠がなかった「6月からの反転攻勢」プラン。正直ただの希望的観測だったのですが、この日の試合を観た限りは「ありそう」です。本当に反転攻勢できるのかどうかを見極める上で重要だった節目の20節、DAZN生観戦でした。

スタメンを観る限りは3バックなのか4バックなのかは判断が難しかった。正解は3バック。最終ラインは三竿・ペレイラ・上夷で並び、羽田と弓場のボランチ。左に藤本、右に井上健太を置き、サムエルのワントップに野村と渡邉新太の金髪ツーシャドーで3-4-2-1。試合後の下平監督のインタビューで「ミラーゲームに持ち込んだ」と言っていたので町田とがっぷり組み合わせすることを前提にしていた模様です。長い長い連戦の中で、しぶとく生き残ったスタメンの漢たち。面構えが違います。ベンチには長沢が戻って来ており、ようやく怪我から復帰してきているメンバーを確認できました。戻って来ているメンバーがいるのは心強い。反転攻勢です、反転攻勢。

対する町田。シーズン前の個人的順位予想で2位の自動昇格圏を予想。1位は意地のジェフ予想だったので実質優勝するのは町田だと思ってました、私。町田も千葉もいずれも同じ監督の下で3年目の体制であり、集大成となる年。昨年5位だった町田はサイバーエージェントマネーを炸裂させて山形からヴィニシウスアラウージョを強奪。我が軍からポープ、千葉から岡野洵と将来性のある中堅どころも獲得。クラブハウスも完成。上位進出は間違いないと思ってましたけれども、シーズン前半戦は我が軍同様に突き抜けはせずに停滞している印象。

停滞していても町田もまだ間に合います。2024年にJ1に優勝するロードマップでしたから、今年昇格できればまだ間に合います。藤田オーナーはウマ娘で稼いだお金を地道に運用。ポポヴィッチ監督がシーズン途中から3バックに移行してテコ入れして4位まで浮上して来た。この試合も3-4-2-1で鄭大世、ドゥドゥ、平戸のJ2屈指のアタッカー陣を揃えており、戦力は十分。ベンチにはヴィニシウスアラウージョも長谷川アーリアジャスールもいて豪華。堅い守備をベースにカウンターとセットプレーで得点を生み出す質実剛健のチーム。そんな町田もJ1を目指して何年か経ちましたが、この計画の写真は2028年くらいまで、擦り切れるまで使い倒してみようと思います。しかし、そんな計画でもちゃんと作る方が偉い。何も作ってない我が軍の経営陣の方がダメです。次の中期計画はよ。

ジョイマンのラップを歌う人と浅田飴の社長が見分けがつかないのは私だけでしょうか。コロナの感染者も減っているので、そろそろ観客を戻したい。こちらも反転攻勢が必要。ジョイマンの力を借りて若干観客も増えたでしょうか?ありがとう、オリゴ糖。

試合はトリニータペースで始まり。終始ボール奪取で町田を圧倒。右からは井上健太のスピード、左からは藤本のドリブル、真ん中のサムエルはパワーと色とりどりの3人がそれぞれの強みを活かして攻勢をかける。渡邉新太がハードワークでボールを奪い、10番を背負う野村が実にいやらしいボールキープを見せて左サイドを崩し、藤本の左足のクロスをサムエルがヘディングで決め切った。パワーは正義。サムエルのインスタに「水天」に行った写真があって、せっかく痩せたのに寿司食いやがったな、って思っていたのですが寿司食っても大丈夫なくらい身体にキレが出ました。おい、寿司持ってきてくれ、寿司を。握り寿司。木村和司。

2得点目は渡邉新太。前節群馬戦の焼き写しのようなヘディングシュート。こちらも左サイドを突破してのクロスが相手DFに当たり、落ちて来そうなところになぜか居る渡邉新太がヘディングで決めました。練習の賜物です。渡邉新太、ヘディングシュートの決定率急上昇。二条城。この得点の直後、岡野洵を下げて翁長を投入。前半早々で2点ビハインドでポポヴィッチ監督の動きは早かった。

なんと前半だけで3得点目、今度は右の井上健太のスピードが活きた。右サイド深くでボールを収め、折り返しを受けた野村がクロス、またもサムエルが決め切る。2度目の変なおじさんダンス(©志村けん)も飛び出してお祭り騒ぎで前半を終えた。アシストした野村に駆け寄る井上健太が尋常じゃないスピードなので是非もう一度ハイライトをお楽しみ下さい。上位町田相手に内容と結果で圧倒するという予想外の展開。ミラーゲームにして守備がハマりにハマった。中盤に弓場と羽田と言う運動量と高さが売りのハードワーカーの選択が当たっていた。ハードワーク万歳。散財。


ハーフタイムのコメントで両チームの監督コメントが対称となることは珍しい。この試合の評価は、これが全てだったと思います。下平監督はバトルで勝ち続けろと、自ら仕掛けたミラーゲームに手ごたえ十分。一方のポポヴィッチ監督もデュエルで負けてるじゃねぇかと。FWで起点を作れず、挟み込んでボールを奪われまくり、トリニータが保持している時はプレスが剥がされまくり、良いプレーが少なかった。GKポープのキックも不安定で良い事なしの前半に雷を落として後半に巻き返し。しかし、巻き返せたのも1得点まで。ロングスローを弾き返したボールをダイレクトで打ち込むという事故みたいな失点でしたが、町田の反撃もそれまで。パワーダウンしたメンバーの交代を先手で打てたことで逃げ切りに成功。勝ち点3。バルサン。



ここまで良い内容で町田を圧倒出来ると思っていなかったので予想外でした。頼もしいメンバーだった。長沢も途中出場で復帰したし、保田もリーグ戦でデビューを飾ったし、収穫が多い試合でした。ホームで勝てたのも久しぶりだったし。この試合はこれまで片野坂体制で築き上げて来たメリットとデメリットの部分、特に攻撃面でのカウンターを受けがちな攻撃に関して自重していたところの呪縛から解放されたような印象を持ちました。カウンターを受けそうになったら弓場が潰せば良いんだ!という強引な解。自由に攻撃してもらって結構です、僕が何とかしますって若手が言い出してます(※言ってません)より攻撃的にするために、守備の職人を育ててしまった。若手にハードワークを強いるブラック企業、大分トリニータです。

やっぱり本家は一味違います。またのご来場をお待ちしております。6月の反転攻勢、まずはひとつ。



2018/10/14

2018年 明治安田生命J2リーグ 第37節 町田戦

【町田 3 - 2 大分】



久々に負けました。6連勝ならず。残り試合全部勝つと書き始めて、本当にここまで勝ち続けるとは思っていなかったんですけれども、縁起物の冒頭の勝利連記もひと段落。しかし、手に汗握る熱戦は戦術思想闘争的には内容が濃く、非常に興味深い一戦ではありました。悔しいけれども面白い熱戦で、ヒリヒリするJ2優勝戦線まで連れて来てくれた選手達に改めて感謝したい気持ちが溢れ出して止まらない。ただ、まだまだ終わってはいません、残りは全てこんな試合になることでしょう。今シーズンのJ2は大混戦なので最終節の残り10分くらいまでこじれるはず。この痛くも心地よい昇格戦線、最高じゃないですか。残留争いより俄然心地良い。









野津田では平ちゃんがサイン会をやっていました。有名人だったのでつい写真を撮ってしまった。このJ2界隈を盛り上げられる人材は貴重です。CAことサイバーエージェントが町田ゼルビアの経営に参画することになり、俄然盛り上がる町田サポーター達の期待と熱気があふれる野津田。来年どんな金満クラブになってしまうのか。地域の青少年にも奥菜恵レベルの女優とワンチャンある野心が出て来てしまい、更に優秀な人材を育ててしまうのか。町田のサイバーがエージェントする日も近い(※意味不明)


スタメンには少しだけ変更があり、馬場が先発に復帰して三平がベンチメンバーになる形となりました。大銀ドームでの試合で町田相手にハットトリックをかましてくれた馬場キャプテン。町田キラーとしての抜擢か。個人的に予想した狭い局面を作り出す町田に対して、長いボールを蹴れるボランチとして宮阪を先発させる説は不発となり、ベンチメンバー止まりとなりました。











試合はもう、両軍の思想が滲み出る戦いっぷりでの幕開けとなり町田の狭さvs大分の広さ対決の様相と化しました。町田がボールを持つとピッチの4分の1の広さに密集。横の展開を捨て、縦に人数を割くこの戦術は例えるならば突いてなんぼの槍のような攻撃スタイル。我が軍も数的優位を作らせないために圧縮した守備体系にならなければならず、マイボールになれば横に広がってボール回しをして町田陣形を広げていく作業に入っていく。見てみぃこの狭さ。ゾーンディフェンスって何なんだろうと改めて考えさせられてしまった。



メリットもあればデメリットもあるであろうこの戦術で戦い続けて来た相馬監督。サイバーエージェントの資本が入れば練習場も充実し、補強や新スタジアムの話まで出てくるかもしれない。選手達にとっては今シーズン何かしらアピールをすれば、例え今年昇格出来なくとも生活向上が目に見えているのでモチベーションは一気に高まっているはず。今日は久々に先発になったらしいロメロ・フランクが最もモチベーション高く、ボランチなのかFWなのか分からないレベルで大活躍。先制点はこのロメロ・フランクにやられちまいました。町田はデザインされたセットプレーでの強さも特徴で、用意してきたであろう一発目のセットプレーにまんまとしてやられてしまいました。



ただ、逆転できる自力が付いてきた我が軍、慌てませんでした。ここは逞しかった。横に展開するよりも、速攻で町田の裏のスペースへ向けた長いパス、伊佐砲を放ち、何度も決定機を演出。伊佐のケアに注意が集まると絶好調の小手川がひっそりと裏を取り、あっさりと得点。早いうちに同点に追いついてしまいました。2得点目も裏のスペースへの長いボールから、クロスを馬場がヒールで流し込み逆転に成功。町田キラーっぷりを発揮した馬場。伊佐砲は空振りにはなりましたが、小手川の得点への伏線にもなっており、あれだけのプレスバックをしながら単独突破してゴールまで決められたらブンデスリーガまでノンストップまで行ってしまうレベル。前半のゲームの作り方は途中までは良かった。





得点して盛り上がる中、ベンチメンバーにも関わらず監督っぽく指示を出す三平氏。当たり前の様に逆転出来てしまい、攻撃陣の好調さが溢れ出して止まらなかった訳ですが、徐々に町田の守り方に変化が。プレッシャーのかけ方に無理をさせず、引くところは引くという方針転換を始めた。逆転出来たまま前半を終わらせられれば良かったのですが、左側からのクロスに手こずり失点、前半は行って来いの振り出しに。よろしくない雰囲気漂う。





相馬監督はキックオフからずーっとベンチの前で心配そうに眺めていましたが、後半にはベンチに引っ込んでしまい、完全によろしくない雰囲気が確信に変わる。苦しい時間帯が続き、立て続けに失点。1失点はハンドのアピールで取り消されて事なきを得たものの、その後今度は正真正銘の失点。またしてもロメロ・フランクにロメロ・フランクされて(※意味不明)3失点目。







再逆転に向けて三平、藤本を同時投入、その後星に代えて清本も投入しましたが、最終ラインのボール回しとかに分かり易く焦りが出てタイムオーバー。藤本のヘディングだけが惜しいチャンスだった。もう少しじっくりやれば良いものを、この昇格のかかった試合では平常心ではいられずに浮足立ってしまった。J3での優勝経験のあるメンバーが多いとは言え、やはりプレッシャーを目の当たりにすると焦りが出てしまう。この体験を乗り越えてこその昇格よ。こういうことになるのか、という良い経験が良いタイミングで出来たのかもしれない。



後半の悪い時間帯に早めに手を打てなかったのが敗因ですが、そもそも3失点しちゃダメですよね。3失点とも何とか出来たはずの失点の仕方だったのが悔しい。町田の選手達は今シーズン本当の意味で昇格とのプレッシャーとは戦っていないので、上位陣で唯一昇格出来ないことを前提に戦うチームという稀有な存在。しかし、来年度に向けてモチベーションが高いという昇格を争うチームとはちょっと違ったメンタルでいることが特徴的だと感じました。ここから町田は福岡、東京Vとの直接対決を残しており未消化の2試合も連戦となってしまう。全く読めないけれども、全勝は厳しくなるのではないか。



残り全部勝てば昇格という状況から、残り全部勝てればきっと昇格かもレベルに格下げにはなりましたが、今回の経験を踏まえた上で、引き続き残り試合をもう一度5連勝する勢いでやれば良いのです。残り5試合、来週のフクアリが一番アレですが5連勝目指せば良いのです。いやもう、やっぱり残り全部勝てば良いのです。ここからの5試合が心底震えられるようにするためには、やはり目の前の1勝、まだまだ圧倒的に勝率の低いフクアリでの試合が重要になってきます。しかし、今シーズンは遂にジンクスを破れたのです。犬の呪いが解けた今、もう恐れるものは何もないし、剃れるものは剃って鬼門フクアリで戦いましょう。勝ち点70まで残り4。最後まで震えましょう。