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2022/08/21

2022年 明治安田生命J2リーグ 第32節 岩手戦

【大分 3 - 0 岩手】

DAZN生観戦でしたが久々にすっきり勝利です。どーんと勝ってバーンとブログ更新です。しかし、色々起きました!色々起きた一週間でした!

全く予想外の新加入。移籍ウィンドウも閉じた後に名古屋で出番が無く、自由契約となった夢生を拾ってしまう。クラブ唯一のタイトル獲得時に若手として大活躍したレジェンド。翌年のクラブ経営破たんの危機で名古屋へ移籍した悲しい別れから13年。帰って来てくれました。長年観続けると色々起きるんですね・・・・。本当に感慨深い・・・・。

そしてスタメンに即起用する下平監督。エンブレムを掴む夢生!おかえりなさいですよ!これはもう、残り試合を考えると実戦投入してOJTですぐに馴染ませる以外に無いし、これからの巻き返しの起爆剤として利用する気満々です。この日は3-5-2のアンカータイプ。火曜日に水戸戦が入った関係でターンオーバーも考慮されていると思われます。羽田アンカーで弓場と中川が脇を固める中盤。呉屋と金崎の2トップというJ2では豪華すぎる布陣。スタート時は3バックの右にペレイラ、真ん中に上夷を据えたけれども、試合中に戻しました。よく分かりませんでした。坂が真ん中だったならフィードを活かせた気はする。

ベンチに入った吉田舜のクラウドファンディングへのメッセージが秀逸だったので観てあげて下さい。素晴らしいです、最後の切羽詰まった魂の叫びが秀逸。試合出たいよね、そうだよね、頑張るしかないよね。

対戦相手のいわてグルージャ盛岡は3-4-2-1。DAZNの解説者は堅い守備のチームだって言ってましたけれども、50失点以上をしているので守り切れていないチームです。どこ見て何言ってんだって話です。失点の多さゆえに降格圏に沈むチームですけれども、この終盤戦での降格圏チームと戦う難しさはある訳で、J2下位チームとはしっかり戦わなければなりません。この32節もJ2下位と戦って痛い目に合っているクラブがございますんでね、気を付けなきゃダメです。


大方の予想通りにキックオフからカウンター狙いで「勝ち点持ち帰るならこれしかない」という割り切った戦いをチョイスしたグルージャ盛岡。スペースを埋めてシュートを許さない代わりに、カウンターでの攻撃は精度が低かった。この精度の低さに助けられた場面の方が多かった気がするんだけれども、基本はトリニータが保持してどう攻めるのか、隙を伺いながら攻撃するトリニータ、守るグルージャ盛岡という展開。

膠着状態からようやく抜け出せたのは39分。左サイドから崩して藤本の折り返しを中川が決めて先制。なかなかシュートまで持ち込めませんでしたけれども、カウンターのリスクを配慮しながらの攻撃で、決め切るところと決め切れたので100点満点です。中川のゴールで松本怜さんのお子さん誕生をお祝い出来ました。色々起きました。

2点目は呉屋のインターセプトから。前がかりにならざるを得なかったグルージャ盛岡のパスミスを逃さず奪ったボールを、前線までプレスをかけに顔を出していた弓場に託し、これを弓場が決め切った。前半で試合を決めたと言っても過言ではないナイスゴールでした!

試合を決めたと思っても、決め切れないのがここ最近のトリニータ。TKPの社長にも「引き分けは嫌いです」とツイートされていたのでTKPサンクスデーでは必勝必須。ここからです。きちんとした試合の締め方が必要とされます。

グルージャ盛岡はパワー系FWのブレンネルをメンバーから欠いていたので攻撃面ではいつもよりカード不足。前線を入れ替えるなど、歴戦のヘディングの痕が写真にクッキリ残る秋田監督が動くも、試合は動かせず。

73分、後半から藤本と交代で出場した増山が左サイドから絡んで、ペナルティエリアに入った、こちらも交代メンバーの町田がシュートするも盛岡のGKに弾かれ、こぼれ球を走り込んだ増山が決め切った。素晴らしいゴールで完全に試合を決め切りました。写真はふざけすぎだけどな!TKP社長!やりました!来年以降もスポンサードよろしくお願い致します!


ということで、久々にスカッと勝利したトリニータですが、やはり守備は何となく不安のままだったのが正直な感想です。この試合はめちゃくちゃ暑いコンディションだったはずで、グルージャ盛岡の動きにキレは無く、球際でほとんど勝てていたのがボール保持に繋がりましたが、カウンターのケアは完璧ではなく、相手の精度の低さに助けられたのではなかろうか。それでも久々の快勝なのでね、これをきっかけに連戦を乗り越えられれば十分です。久々に観た夢生は昔ながらの短パンスタイルで見分けやすくて良い。まだ周りと連携が出来ていませんが、実践の中ですり合わせて間に合わせるしかありませんので、ガンガン使って欲しいものです。攻撃陣に怪我人が増えているので起爆剤になって欲しい!もう一度夢を生んでくれ!

亀の歩みの如く、少しずつ上位との差を詰め始めました。プレーオフ圏内にヘッドスライディングするためには次の水戸戦、とても大切です。勢いに乗って欲しい!




2022/04/17

2022年 明治安田生命J2リーグ 第10節 岩手戦

【岩手 1 - 2 大分】
   
 冬です!(※春です)急激に寒くなった中で更に寒そうな東北に乗り込んだ第10節をDAZNで生観戦。試合内容も寒暖の差が激しい内容になりました。差が激し過ぎるっつうの。 鶴亀合戦です、鶴亀合戦。そんな童話は無いと思うんだけど構いません。2016年にJ3で対戦した時はまだキヅールが生まれておらず、当時はマスコットの絡みも無い、概念としての鶴亀ダービーでした。しかし昨年J3で2位となった盛岡と、降格した我が軍がJ2で遂に再会。キヅールとニータンで鶴と亀。総選挙があるスーパーカップで絡むことはあっても輸送距離が長すぎるのでこの2匹がお互いのスタジアムで出会う日は来ないと思われます。経費と費用対効果の問題です。残念世知辛い。 この日のスタメンはルヴァンカップからターンオーバー。左サイドバックに香川が戻った4バック。注目はいきなり帰って来た背番号10番、野村でした。唐突に戻ってスタメン。大エース町田也真人を欠いた状態で、10番野村も行方不明が続いた序盤。個人的には町田と野村が並び立つことが理想のベストメンバーだと思っているのだけれども、実現しないまま夏が来そう。とりあえず1人戻って来てくれました。これは戦力的に大きい。野村は右に入りました。いつもの4-4-2でスタート。 対する岩手。岩手と書くべきか盛岡と書くべきか若干悩みました。北海道コンサドーレ札幌は札幌であって北海道じゃないので盛岡の方が略称としてしっくりくるんだけれども、正式な略称は岩手らしい。平仮名なのか漢字なのかもややこしいし、平仮名だと「いわきFC」もいるし東北ややこしい。しかも秋田監督だしややこしいことこの上ない。昨年J3で最終節まで優勝争いをしたチームを作った秋田監督。もちろん期待を裏切らない堅い守備をベースに、堅守速攻のプロセスを落とし込んだ東北連邦の白いモビルスーツこと岩手。白い。とにかく白い。超パワー系FWブレンネルを攻撃の軸に、岐阜から甲斐健太郎、山形から中村充孝らを加えてJ2仕様に骨格固め。3-4-2-1をベースにしているようだけれども、この日は白い2トップでした。

試合開始から強風に不安を覚える。雨とか風とか、あまり経験のないスタジアムで気象条件がおかしいと大体負ける気がしてならず、試合の入りは不安な気持であった。アウェイなのに青いホームのユニフォームを着ている違和感。岩手のチームカラーが白ですから、青いユニフォーム着るってことです。この白い岩手、前半はリトリート。守備時5-3-2というブロックを形成。それはまるで白い鏡餅のような布陣であった。自陣に引きこもることを選択した岩手を相手に我が軍はボールを保持。10年くらい前のJ2ってリトリートするチームの方が多かった気がするのだけれども、今となっては逆にレア。新鮮に映る。戦術は巡り巡る。どちらが最先端なのか分からない。岩手はボールを奪えるとシンプルに攻撃を構築して左サイドから速攻を仕掛ける。トリニータがリスクを考慮しながら得点を取れるかどうかという様相の試合展開。鶴が自陣で甲羅に籠ってどうする。大分トリニータ、素晴らしい保持とパス交換で岩手を圧倒。前半の内容は即時奪還でカウンターの芽を摘みつつ、隙を伺う言うこと無い出来。

先制はいきなりの先発でチームに復帰したばかりの10番野村の仕事。自陣からボールを繋いで鏡餅ブロックを崩し、ゴール前でフェイント一閃。人数の揃った岩手DF陣を手玉に取り、10番を背負う男らしいゴールでした。 鶴の舞。なぜこの写真をシーズン前に撮影していたのか全くの謎です。謎ですが、これ以上ないくらい鶴亀ダービーにふさわしい写真です。なぜ撮った?そしてなぜチョイスした?亀側が鶴の舞いです。鶴側が亀だったからこそ生まれたゴールで亀側が鶴の舞。もうよく分かりません。とにかく先制です。この先制点で楽になったトリニータのボール回しは冴えわたる。圧倒的な内容で完勝できそうな雰囲気漂う前半でした。 下平監督、黒くなりました?気のせい?ボディビルダー感出て来てません?それはともかく後半、岩手は3枚替えを敢行。しかし、次の得点もトリニータ。53分に下田のフリーキックが直接決まり、追加点を奪う。昨年最終節の柏戦以来の直接FKでゴールを決めた下田。位置的にそっくりな場所だったので得意な距離感のお気に入りの場所なんじゃなかろうか。下田ゾーンからのFKは素晴らしかった。これで安心だなって私、思いましたよ。でも少しずつ攻勢を強めた岩手相手に劣勢になっていくんだからサッカーは怖い。

2点差になったこともあって、まだ大切に復帰させたい野村を下げて同じ右サイドのポジションに井上健太を投入。前がかりになるであろう岩手の裏を取りたかった。しかし、71分に左サイドを破られて、クロスを上げられ、ゴールを割られてしまう。あっさりと。岩手の右サイドに入ったビスマルク、身長も高く、スピードもあって厄介な19歳であった。1点差に詰め寄られてからヒヤッとする以上の、ゾッとするような攻撃を受けて防戦一方。裏を取れて得点出来そうなチャンスもあったけれども決め切れず、厳しい様相になっていく。どちらかというと岩手の決定力が足りずにゴールを割られずに済んだけれども、かなり危なっかしい試合の締め方になってしまった。なんとか90分をやり過ごして勝ち点3を得ることは出来た。安堵です。

秋田監督の作ったチームらしい、最後まで諦めないメンタルの岩手であった。前半から後半の頭くらいまではすこぶる良い形で試合を進めていたこともあって、落差が激しかった。岩手が選手を変え、立ち位置を変え、積極的にボールを奪いに来たけれども、裏返してのとどめの一撃を入れられなかったことは課題です。3点目があればもっと心臓に優しい試合になったはずでした。しかしまぁ、勝ち点3を持ち帰れたので良しです。10番も帰って来たし、結果も出したし、良しです。良し。遠征から戻ってリカバリです。この遠征は大変だったと思います。でもまた水曜日に試合。リカバリです。

2018/11/14

2018年 明治安田生命J3リーグ 第31節 YS横浜vs盛岡

【YS横浜 2 - 3 盛岡】

土曜日の試合に向けて、落ち着かない1週間をどうお過ごしでしょうか?少しだけの気分転換に更新してみました。J3です、J3。J3を観戦しに行って来ました。この試合の組み合わせを見てピンときたあなたは江頭マニア。週末に盛岡で奮闘中の江頭の様子を観に行ってきました。親戚のおじさん気分です。うちの子が元気でやっているのか心配で仕方ありませんでしたが、少し前の試合で凄いプロ入り初ゴールを決めたらしいじゃないですか。



北九州戦で凄いゴールを決めるとか、九州に戻りたくて仕方ない気持ちが溢れ出して止まらないんだろうか?様子を見に行ってみよう、ということで2週連続三ツ沢へ。ニッパツでは高校サッカー選手権予選が開催されており、J3は奥の方にある陸上競技場で開催。初めて行きましたよ、三ツ沢の陸上競技場。





久々のJ3観戦でしたが、ベンチがテントとパイプ椅子で作られており、運動会っぽさが滲み出ていました。改めて思いました、J3怖い。





居ました江頭。ユース時代からそんなにじっくり見てないので身体がしっかりしたとか、大きくなったとかは判断できず。そんな私でも分かったことは髪形がおしゃれになっていたことくらい。何度も横分けにする仕草をしていました。元気そう。そしてスタメンでした。背番号20番。盛岡は我がトリニータと同じフォーメーションで戦っていて、江頭は左サイドハーフ。我が軍で言うと星のポジション。ボランチじゃなかったのか。











試合はYS横浜DFの惨いトラップミスで始まり、早々に盛岡が先制して始まりました。J3怖い。ちょっと驚いたのですがYS横浜までもがハイラインのハイリスクサッカーを展開していて、マリノスのせいで横浜界隈でハイラインが流行してしまった模様です。退任が決まっている樋口監督、こんなサッカーだったっけか?という印象。もう最終ラインがラインですらなく、相手陣内に全員が入って行って前線に集めた数で殴るスタイル。その上でDFが危うい。J3怖い。















江頭は左サイドに居ましたが、YS横浜がハイライン過ぎる影響で裏に一本通そうとする盛岡の攻撃の狙いが、当然そうなるわな、という戦術のせいでサイドにボールが展開されることは極めて稀で、この日はボールにあまり絡むことなく、得点にも失点にも絡まずに淡々と仕事をしていた印象。スローイン要員でした。試合中も盛んに髪を横分けに。スローインから横分けにしてのスローイン。



試合は先制した盛岡が何度も決定機を外し続けて前半を終え、後半に唐突にYS横浜が2得点してあっという間に逆転。選手交代をした盛岡が2得点して再逆転して盛岡の勝利となりました。J3怖い。FKの得点だけ動画で撮れたので超絶久々に動画をアップロードしました。



ハーフタイムには全く見たことも無いマスコット達が徒競走。緑色の熊っぽい奴の足部分が繋がっていなくて途切れているのが気持ち悪い。J3怖い。













優勝した横浜開港祭のマスコット、ハマー君から溢れ出る1980年代原宿感。J3怖い。









後半、選手交代後にサイドからボランチで中盤の底に移動。90分フルタイムで稼働。信頼はされている雰囲気。ボールは回ってこなかったけどハイライン過ぎるYS横浜のせいだと思われる。





J3も残り試合も少ないですが怪我だけしないように頑張って試合に出続けて欲しいなと思います。若手は試合に出て、コンディションを整えるサイクルを知ることが重要だと思います。残念ながら試合中に存在感は発揮できていませんでしたが、昔見た後藤もここまで活躍できる選手になれるとは全く思えなかったので未来は全く分かりません。ヴェルスパにいた時の後藤を1度だけ見た時は試合にも余り絡めていなかったし、将来J2で2桁ゴールを決める男になるとは全くもって微塵も感じさせなかったので、私自身の若手を見る目の無さを痛感します。江頭も将来どこまで伸びてくれるのか。後藤よりも活躍出来ているので有望かもしれない。来年戻れるのか、修業が続くのか。取り急ぎ髪形はスプレーとかでカッチカチに固めれば良いんじゃないんだろうか。ふわっと横分けにしたいんだろうか。





遠い地方で戦っている同期達もバラバラになっていますが、各々頑張って欲しいです。来年J1で戦えるかもしれない状況にあるので尚更気合と根性で戻る意思が必要です。この若手たちが我が軍の礎。しかし、久々に観たJ3はやっぱり恐ろしい場所です。J3には戻ってはならない。再認識できた週末となりました。優勝、昇格争いのハラハラの方が2000%マシですね。

2016/10/25

2016年 明治安田生命J3リーグ 第26節 盛岡戦

【大分 4 - 2 盛岡】



ダイジェスト観戦ブログ芸も残りわずかとなってきました。相変わらずホームだとお強い大分トリニータさんです。盛岡を迎えての第26節。無事勝利してくれました。大量4得点も終盤に2失点して折角の大勝利ムードに水を差して終わったような雰囲気ですが、ホームの皆さんは何贅沢言っちゃってるんでしょうか?前節長野まで行って無得点で帰宅したアウェイ民からすると本当に贅沢な話だと思います。喜んどけ喜んどけって話でございます。



この試合での個人的な注目点は2つ。1つは3バックを敢行したということ。私結構ビビりました。終盤に差し掛かってこの勇気は凄いと思う。前節、長野戦での負けの責任を一身に背負った監督が、大胆にシステムを変更するっていうのは大変な勇気が必要だったと思うのです。今までも試合途中に3バックもやっていましたので、4バックで勝てないから3バックにしてみました的ファンボさんの3-4-3とは違うってのは分かっているものの、やはり初めての試みを26節で敢行して大成功したというのは非常に頼もしいと思います。メンバーも限られた中で最適解を見出したことが素晴らしい。期待に応えた選手達も素晴らしい。2失点は余計だったかもしれないけれども。


もう1つの注目点は盛岡のポゼッションサッカーが大銀ドームの芝の上で成り立つかどうかでした。先週ラグビーの試合が開催された関係で、きっと大銀ドームは畑化しており、耕されてサツマイモが収穫されるレベルになっていて、盛岡のパスサッカーが形にならずに大勝利に導かれると予想していたのですが、思いのほか芝を管理されている方々のプロ魂に火が付いた模様で相当に修繕されていた様子。そのせいか盛岡のこれでもかとパスを繋いでくるわんこそばサッカーが成立しており、何をこのタイミングでやる気出し過ぎて芝を過剰に修繕しちゃってるんだっていう話で苦しんだ大分トリニータさん。2失点は芝修繕のせいということにしておきましょう。正しいことなんだけど、修繕。4得点も芝のおかげなんだけれども。ラグビーワールドカップも控えていて意地でも芝の修繕をしたかった方々の奮闘もあっての勝ち点3だったという結果、大団円。とにかく喜んでおきましょう。2失点は余計だったかもしれないけれども。


いや?余計だったのか?逆の視点で見ると大銀ドームで2得点出来る盛岡。残りの4試合の相手も上位陣そろい踏み。長野→福島→鹿児島→栃木という流れ。最終節は盛岡ホームで栃木相手ですから、盛岡のわんこそばサッカーには頑張ってもらわなければなりません。その意味で、15位の彼らにとって2位大分相手にアウェイで2得点出来たことが自信に繋がって、より良いチーム状態になってくれるのであれば安いものです。終盤戦のカギを握る盛岡。この調子でガンガン攻撃的に行って欲しい。勝てて良かった本当に。アウェイでは引き分けるのがやっとでしたからね・・・。あの攻撃的サッカーはシーズンで35得点も生み出している。栃木よりも多い。来年守備が改善されたらどうなってしまうんだろうか盛岡。


さて今シーズンも残り4つ。次節大分はアウェイ秋田へ最後の上位陣直接対決。秋田もホームではお強いらしいので不安で仕方ありません。首位栃木は富山と対戦。我々が勝ち点を分け合って生かさず殺さずにしておいた富山を刺客として放つ心境。やってくれるか富山さん。鹿児島は琉球。長野は盛岡。次節は順位に変動が起きそうな予感がブイブイします。秋田相手にやれんのか大分。なまはげ撃破。やるしかない。

2016/06/19

2016年 明治安田生命J3リーグ 第13節 盛岡戦

【盛岡 1 - 1 大分】



エンブレムに鶴をモチーフにしているグルージャ盛岡と、マスコットに亀をモチーフにした我が軍の「鶴は千年、亀は万年ダービー」に行って来ました。先週たまたま良い試合を観たので、今日もきっと勝つだろうと愉悦に浸ったままスタジアムへ向かいましたが前節の素晴らしい内容は前半15分くらいまでの継続でその後はめっきり影を潜め、手足を引っ込めて甲羅を鶴の嘴で突かれまくるだけの亀でした。絶好調はあっさり終了しました。


盛岡ですよ、盛岡。仕事でも行ったことが無かった未踏の地。初盛岡。新幹線が通っているので大都会の部類です。しかしスタジアム周辺は田んぼに囲われ、牧歌的な雰囲気。東北本線の最寄り駅から歩いたのですが10月に国体を控えていて道路の整備などが進んでいました。メインスタジアムではないと思うのだけれども、サッカーには使われるんじゃなかろうか。



これが最寄り駅の岩手飯岡駅。盛岡駅から2駅なのにこの雰囲気。歩道橋ではない。駅。東北本線恐るべし。ここから徒歩10分程度でスタジアム。駅前もロータリー整備中。ちなみにコンビニ的なものは一切見当たらず。



道路整備中なのだけれどもこの先にスタジアムがあるのか不安になるほど人通りが少ない。民家だし。しかし民家でもグルージャ盛岡のフラッグとか皆無。この辺りの住民はまだフットボールの熱に気付いていない模様。もったいないなぁ。駅からスタジアムに行くとホーム側に近い方のゲートから入ってしまう導線になっていて遠巻きにトリニータゴール裏を見守るポジションに着席。



スタジアムはメインスタンドから観れば勾配があって観やすかったです。隣にも全く同じスペックのサッカーグラウンドがあった。ゴール裏はどうだったのでしょうか。わんこそばやら冷麺やらじゃじゃ麺やらを食べ過ぎて、跳ねて応援する方々は麺類をわんこそばのように次から次へと吐き出すんじゃないかと思って心配していましたが大丈夫だったのでしょうか。私は胃腸がお爺ちゃんなのでわんこそばには挑戦しませんでしたが、数々の勇者が100杯越えを記録していて、誰も何も期待していないのに何かしらの使命感から麺と闘い始めるトリニータを応援する漢達を目を細めて眺めるだけでした。何と戦ってるんだろうか、あの人達は。メインスタンドからは時々新幹線も見える鉄道好きには良い景色のスタジアム。



好天に恵まれて直射日光は痛かったですが、涼しい強めの風がアウェイ側からホーム側に一方的に吹き続ける中で前半は風上でキックオフとなりました。スタメンは前節同様。上福元も元気でした。



盛岡は前から積極的な守備を行う点で前節の相模原とは違う戦術のチームだった訳ですが、試合の入りはトリニータの方が良く、相模原戦のような出足の良さを感じました。試合が終わってから冷静に考えると盛岡の試合の入りが悪かったような気が。というのもこの日、イベントで幼稚園児が大量に動員されており、その幼稚園児の家族がバックスタンドでピクニック状態。ハイタッチも幼稚園児だらけで盛岡の選手はホッコリしたに違いない。戦闘モードに切り替わるのには伊佐の一発が必要だった模様です。盛岡の白を基調としたホームカラーは特徴あって良いですよね。鶴っぽいし。アウェイだと何色になるんだろうか。





前節の良い流れからあっさりと得点できたのでね、わたしね、今日も3点くらい取っちゃうんじゃないかなーなんてね、悠長に考えていたんですよ。しかし、時間をかけてじっくりと攻撃の戦術を練り上げ続けた盛岡にペースを握られっぱなしになってですね、失点しそうな雰囲気が漂い始めたんです。前半は五分五分で終わって、前半立ち上がりにトリニータの左サイドから突破を許して失点。後半は攻められる時間帯が続いて苦しみましたがドロー決着となりました。


試合を通じて選手が足を滑らせて転ぶ場面が多く、芝の関係なのか何なのかやりずらそうな雰囲気がありました。盛岡は前から来るのは分かっていて、トリニータは裏のスペースを狙っていた感じもあったのですが機能せず。セットプレーの時に清本だけ残して一発を狙う場面があったのですが、その清本が痛んでしまった様子で、トップスコアラーを失ってさらに厳しくなりました。キムドンウクを投入した後に右に松本怜、左にドンウクという布陣にして高松を投入しても得点ならず。


追いつかれてからも伊佐のコントロールシュートがバーを叩いたりもして、ノーチャンスだった訳でも無いのですが、今日は主審が後ろからのチャージを取ってくれなかったことが大きく影響したような気もします。前半に三平がファウルをとってくれない異議でイエローカードをもらったのですが、それからもう後ろからのチャージを一切取ってくれなくなった。一貫性はあったのだけれども、ファウルっぽいのも取らなくなったのでストレスだけは溜まりました。


鈴木が足を攣ってダニエルに交代。試合終了と同時にその他守備陣が座りこんだので暑さやら移動の疲労やらでかなり厳しい状況の中、なんとか1失点で凌いだことが伝わってきました。首位に躍り出るはずのチャンスで引き分けに終わりましたが、アウェイ負け過ぎ問題を克服する今シーズン2度目の引き分け。13試合で2回目の引き分けは少ないわな。アウェイでガンガン来るホームチーム相手に耐えられたのは収穫だけれども。


次はホーム。ホームでは強いはず。J3は団子レースの様相を呈してきましたが上位に留まってチャンスを伺い続けましょう。



上福元、円陣の時に足上げる問題。これ、上からみたら円陣じゃなく、「Q陣」になっていると思われる。