2018/08/26

2018年 明治安田生命J2リーグ 第30節 徳島戦

【大分 0 - 1 徳島】



喉守れてもゴール守れず。ボール持ったほうが負け、みたいなJ2特有の結果を目の当たりにしただけの試合でした。内容が内容だっただけに、苦しいにも程がありますが、前半戦で苦杯を舐めさせられた相手との試合はこれが最後。残り試合に嫌なイメージはないので嫌いな物から先に食べ終わったシーズンにしましょう。美味しいものは後にとっておくタイプです。


スタメンには三平が復帰。フォーメーションもメンバーも基本は据え置き。試合内容も素晴らしかったんだ。負けたけどな。勝利者徳島は今シーズンの編成ミス、とりわけFWの重要性を舐め切って危うくシーズンを棒に振りかけたけれども、シーズン中の失敗はシーズン中に取り返すことが出来るポカリスエットマネーで信頼と実績のピーターウタカを獲得。さらにはカロリーメイトマネーでスペイン人FWバラルまでも獲得。


が、今日の徳島に関しては水曜日に試合をこなしており、大塚製薬マネーで獲得した外国人がビックリするレベルで走らず、我が軍の最終ラインでのボール回しは完全に自由でボーナスステージ状態。日本の夏に連戦とかしちゃダメ。ボールを握っては決定機を作り、あと一歩の状況を作り上げた。素早い切り替えでカウンターは阻止し、攻撃の局面が長く続いた。ゴール出来なかったけどな。


今日勝てば、勝ったのであれば、監督のインタビューも良い声で、浅田飴さんへの恩返しにもなれたであろう絶好のアピール機会になったであろうに、監督に勝利の報告をさせあげられなかったことは至極残念。せっかくの浅田飴騒動にブーストをかけることが出来ませんでした。もっと飴をもらえたかもしれないのに!


しかし何故に四国勢はあれほどまでに我が軍に対して引いて守るのか。そしてカウンターで刺そうとするのか。実際に刺されて死んでいるので我が軍を倒すにはそれが一番なんだろうけれども、我が軍に対してどこもかしこも引いて守って、真っ向勝負をしてくれるチームが居ないのがもどかしい。5バックでスペースを消されてもねじ伏せる強さまで必要なのか、それほどまでにJ2は厳しいのか。やはりコーナーキックを活かせないのがずっと響いている。ショートコーナーも不発。少なくとも引き分けにして勝ち点1は絶対に獲得しなければならない試合でした。


残り12試合、ほとんどの試合で相手は引いてくるでしょうが、これを乗り越えてこその目標達成。後はゴールを決めるだけ、決めるだけなのです。とっとと勝ち点70を稼いで目標を上振れさせたい。乗り越えろ、やるしかない。


2018/08/19

2018年 明治安田生命J2リーグ 第29節 東京V戦

【東京V 0 - 0 大分】



両者譲らず。味の素スタジアムに乗り込んでの第29節。肉の節。が、両軍共に肉を切らせて骨を断つことが出来ず、致命傷にならない程度の殴り合いで事済みました。ただそれはそれは美しい殴り合いではありました。勝ち点1をお持ち帰り。



関東はここ数日、突然涼しくなっており夏の終わりを予感させる気候で絶好のサッカー観戦日和に。お盆に戻った先祖の霊と一緒に前半戦で失った勝ち点も戻って来ないでしょうか?



どのスタジアムに行ってもピチピチの若人が水遊びしてんのな。





スタメンは1名だけ変更が発生。


J2界隈におけるJ1への引き抜き工作が跋扈する移籍市場で急転直下、我が軍にも魔の手が伸びて来てしまった。かと思いきや主将が讃岐に期限付きという、試合に出たい選手の欲求を上手く利用して移籍を実現させてしまう讃岐の強化部門のJ2からJ2への移籍オファーであった模様。これにより今シーズンは中々試合に絡めていなかった主将、力じゃない方の竹内が、100%じゃない方のアキラが旅立ってしまった。人事発令としては馬場が新主将に抜擢。そしてスタメンも同時に勝ち取る。前節で3試合連続ゴール中の三平はやはり怪我だったのかベンチ外。それ以外のメンバーは前節の通り。







初めての主将としてのお仕事をこなすキャプテン馬場。ジャイアント馬場と見間違う字面な。



試合開始前にゴール裏の人員が移動していたので何事かあった模様。どうも選手からのリクエストだとか?たしか味の素スタジアムでは屋根の反響を利用するために中段くらいの位置取りだったと思うんだけど、選手に言われたらそりゃね、燃えるよね。動くよね。私はビール飲みながら観戦していたので冷徹な程に動きませんでしたけれども。



味の素スタジアムではピチピチギャルがビールの売り子をやっているのでつい出来心で・・・買ってしまいました・・・。黄金に輝いて美しい・・・・。泡も良い感じ。泡パです、泡パ。泡パーティー。パリピになりたい。



動き出した時は遂にゴール裏も可変フォーメーションシステムでも取り入れたのかと困惑しましたが、前面に位置取りをしてセッティング完了。



対する「じゃない方」の東京。今日は夏休み効果なのか、例年は味気ない味の素スタジアムに客足が戻り、久々に若干の味のあるスタジアムになっていました。怪しいと思って調べてみたら練馬区サンクスマッチということで練馬区在住の18歳以下と65歳以上を無料招待。これで練馬区民72万人が殺到して・・・・・9千人を超える観客が集まったのだ。うむ、辛い。サポーターの皆さんも毎年創意工夫をしながら頑張っているのに、無料招待でも1万人を越えられない。我が軍は先週無料ではないのに1万人超えましたから!大分市と別府市の人口を足しても練馬区民の方が10万人くらい多いのに、「じゃない方」からの脱却はならず。苦労は続いている模様。我が軍と同じでJ1に昇格してイニエスタチャンスを頼りにするしかなさげ。そのためにも今日はお互いに負けられない試合だったのです。



試合はスマートな熱さというか、肉弾戦というよりも頭脳戦に近い戦いに。まずは試合開始直後、ヴェルディが3バックか4バックか程度の確認はしたい程度の戦術おじさんなのですが、トリニータがボールを保持して攻めていると3-5-2の形で守り始めやがってですね、完全なるミラーゲーム状態になっていました。ミラーゲームを苦手とする我が軍の特徴を突くロティーナ監督。しかし、試合開始から30分まではトリニータがポゼッションし、主導権を握れていました。









お互いに攻守のバランスを崩すことなく攻めて守ってを繰り返し、ポゼッションこそ究極の攻撃、ポゼッションこそ至高の守備という美味しんぼ的な、素人の私にはよく分からない深すぎる戦術合戦が繰り広げられてしまいました。両サイドのスペースを両軍が5バック状態になって消してしまっているので、真ん中からの強行突破でもしない限り決定機は作れなさげ。逆サイドに振っても根気よくスライドしてスペースを埋める両軍。そして何よりも、ゴールを守る因縁の二人。高木と上福元が主役になる情念が巡るストーリー。



大学生の頃から特別指定選手として大分トリニータで育成され続けた永遠の第2GKだった上福元は5年以上の下積み生活を経て昨年遂にスタメンに定着。シーズン終了と共にヴェルディに移籍してしまった。ビルドアップに積極的に関われる特性が必要とされるポゼッション志向のGKとして、都会に戻りたい若者心理を上手く利用して移籍を実現させてしまうヴェルディ強化部門のJ2からJ2への移籍オファーに心動いてしまう。田舎が悪い。そんな上福元と大学時代からライバル関係にあった高木。上福元が居なくなったから主力になった訳ではないことを証明する試合にすべく、いつもに増して気合と集中力の高さが伺えるパフォーマンスを発揮。二人のGKが大活躍してしまえばおのずとスコアレスドローになる訳です。二人とも素晴らしいパフォーマンスであったと言わざるを得ません。



ミドルシュートの精度とセットプレー。これがもう一段階レベルアップ出来れば困った時にも勝ち点を多く拾える。今日は執拗にショートコーナーを使っていましたので、色々と創意工夫は感じます。あと少し。引いた相手から得点を奪うのは一筋縄ではいきませんが、3ボランチ体制となってからカウンターに対する素早い守備がすこぶる機能しているので、負ける可能性が低くなったからこその今日の引き分けだと感じます。夏が終わり、最後の直線で上位に食らいついて行けるように少しでも勝ち点を稼ぎましょう。



両軍共に泥臭さというか、ずる賢さというか、汚いことをやってでも勝ちきるくらいの根性を丸出しにするタイプの人員が居ないので、ついつい美しい戦いになってしまう。そういう意味ではヴェルディには比嘉さんがいるけれどもメインスタンド要員となっていて残念。比嘉さんが観たかった。



選手やスタッフ、サポーターも皆勝ちたい気持ちが強く伝わった試合でした。移籍ウィンドーも閉じたし、後はもう本当にピッチの上で結果を残すだけ、という集中できる環境が整ったと思います。ここ10年来で一番幸せかもしれない。ビールも美味しかったし。次節はJ1に主力を奪われまくったけれども、外国人FW頼みで何とかしようとしている徳島をホームに迎えての一戦。ピーターウタカが大銀ドーム襲来。多くの観客に集まって欲しい。もう一度「万」を超えよう、「万」を。




2018/08/12

2018年 明治安田生命J2リーグ 第28節 岡山戦

【大分 4 - 1 岡山】



2週連続のトリニータオーレですよ、動員目標には4000人足りなかったですけれども得点は勝利するに足り過ぎる4得点でした。2試合連続の4得点。攻撃力が戻ってまいりました・・・・というか、より強くなった気がしないでしょうか?伸びしろだ、伸びしろだって言い聞かすように書いていただけだったのに、本当に成長して一段階上に行ってしまいやがりました。本当に伸びしろにしてしまって恐れ入る。それくらいの手応えを感じさせる試合でした。岡山は2人負傷者を出したものの、新潟と違ってアレではなかったですし。



Oita Full Blue Project略してOFURO(※強引にも程がある)に行こうを合言葉にイベントに力を入れまくった大分FCに少しでも貢献しようとこっそり参加してきました。地元のテレビ局と連動したイベントにもなっていたし、待望の、本当に待望の、ドームの外にイベント会場的なものを用意するという悲願を達成した訳です。



ファジフーズを誇る岡山サポーターからすれば、普通のスタジアムに見えたと思うのですが、ここまでの道のりが長かった訳ですよ・・・・。ドームの外にニータンパークが出来るまでに一体どれ程の年月が必要だったか。普通のJリーグクラブにようやく戻れつつある。そして本当に少しずつ、亀の歩みの如く前進しつつある。4000人足りなかったけど。



今日のイベントはファミリー層にターゲットを絞っていたと思うのです。お盆ですし、帰省した家族を取り込む前提でのイベント。大正解だとは思います。しかし東京から戻ったオッサンからするとですね、泡プールと聞いて連想するのは泡フェスな訳です。フェスです、フェス。フェスであり、泡パね、泡パ。泡パーティ。パリピです、パリピ。パーティーピーポーです。



↑こういうのをイメージして東京から無理して来ました!ピチピチの若人どこですか!?
↓しかし現実には若人がピチピチ過ぎて平和な休日でした・・・・。



いや、全然良いんです。ファミリー層は5人程度一括で見込めますから施策としては上策。ただファミリー層にターゲットを絞り過ぎたことに残り4000人の足りなさ加減が出たかなと思いますね・・・・。年頃の若人の層を取り込めなかった。先週の花火大会的な街の雰囲気、こんなに大分に若者が居るんだなって思ったんですよね。あの層を引っ張ってこれなかったのは反省点。集客って終わることのない課題ですから、じっくり分析してPDCAサイクルを回しましょう。評価できる点は無料化しなかったこと。OFUROにかけて1260円は確保した訳ですよ。ここが今までとは違う点。無料にすれば暇な中高生も呼び込めて1万5千人は余裕でクリアできたかもしれない。今回はちゃんとお金を集める前提で1万5千人を目指そうとした点は素晴らしい取り組みだったと思います。ここは超重要な野心的な挑戦だった。4000人足りなかったけどな(※しつこい)


はい、試合です試合。とにかく素晴らしかった試合内容です。冷泉ピッチシートはバックスタンド側だったので、そっち側ブロガーがレポートしてくれることでしょう。スタメンには変更なし、当然勝てていますし内容も充実しているので変える必要がありません。ベンチメンバーは林から後藤に変更。立ち上がりから岡山とコンパクトな中盤になりながらの我慢比べ。両軍が写真一枚に収まるコンパクトさ。



2トップ、トリプルボランチになってからカウンターケアへの強い意識と高い位置でボールを取り戻すプレスが運用出来るようになったのでボールを保持してじっくりと相手の出方を窺いつつ攻めどころを探せるようになった印象。攻撃では小手川が、守備では前田がそれぞれ前線と守備陣を助けながら絶妙のバランスでボールを奪い返しては攻撃に転じるという良いサイクルを生み出し続けていました。



そして何と言っても岩田です、岩田。やっぱり良い。惜しいミドルシュートまで打つようになりやがった。あのパフォーマンスを続けられるのであればJ1どころか海外移籍までワンチャンあるレベル。まだ他のクラブには気付かれていないので隠しておきましょう。岩田の価値にまだ気付いてない4000人の大分県民は早く目覚めて下さい。



今日、慣れないホームスタジアムに2週連続で通って気付いたのですが、GK高木が相手FWを引き付けてパスを出すときに「ウェーイ」的な奇声を上げる一定層が存在している。これは頼もしい。大体どこのスタジアムに行っても「前に蹴らんか!」おじさんが多く存在するJリーグ界隈ですが、片野坂体制も3年目でようやく戦術の意味合いが根付きつつあるんだなと思いましたよ。俺も「オーレ―」とか「ウェーイ」とかなら言いたい。声に出して言いたい。パリピになりたい。泡フェスに行きたい。





前半は0-0で折り返しはしましたが、岡山側はFWに負傷者が出て交代枠を失う形に。そして後半に入った直後にも負傷で交代を行い、この点が勝負を分けた点に。先制は左サイドからの崩しでした。前半、ほとんどが岩田と松本怜でストロングポイントとなる右サイドからの攻撃に偏重していた印象でした。椋原を奥に追いやった代わりに左サイドは相手に高い位置を取られてしまっていた印象でしたが後半の得点シーンは左サイドから。前田から夏野菜那須川のクロスを、伊佐がスルーしての三平という試合にしばらく出れなかったカルテットが今日も得点に絡みました。



デジャヴのような写真。気合です、気合。気合で先制。



たった1人でゆりかごをやりきる心の強さ。噂では宮阪さんところのお子さんなのか?おめでとう。



この後もじっくりボールを回せていましたし、岡山もそれほど前に出てこなかったので時間潰してれば勝てるな、と思っていたのですがそこは岡山、新潟とは違いました。相手にボールを持たせることに関してはJ2界隈でもトップクラスの嫌らしさを持っていますから、ワンチャンスを逃さず同点に追いつきやがりました。左サイドを崩されて、クロスを折り返され、押し込まれてしまった。





三平が怪我っぽく、馬場と交代した後だっただけに監督の動きが気になったのですが、夏向けに散髪を終えた片野坂監督が出した交代策は藤本と後藤を2枚同時に交代という「勝ち切るための策」。馬場も含めてこの交代策が岡山を苦しめることに成功。特に突き放しに成功したダイレクトボレーの美しさたるやもう、例え4000人足りないスタジアムと言えども盛り上がらない訳がない。



凄かった、あのゴール。大エースの大仕事ですよ。この面子の中で後藤が帰ってきてしまった。FW陣足りてますから!贅沢過ぎる。



なぜか仲間が増えてベンチに戻ったメンバー3人だけでゆりかご。仕事を終えた後にも残るこの余力よ。こうなるとさすがに前に出ざるを得ない岡山。あっさりと裏を取るトリニータという図式に。3点目は再び左サイドを起点に。競り合いに勝つ藤本の落としを丸谷が左サイドで保持してクロス、藤本スルーからの後藤という1点目に似た形。この時スルーした藤本を褒め称えるベンチメンバーが微笑ましかった。我の強いFWであった藤本もスルー芸を覚え込ませることに成功。しつこく1人でゆりかごする三平さん。



そして流れでやっと大人数でのゆりかごダンス。



4点目もシンプルに裏取り。馬場が冷静に決めてトリニータオーレ。今日はもう速かったもん。トリニータオーレ歌い始めるのが。トリニータオーレ慣れしてきた雰囲気あったもん。無料の手ぬぐいの使い方ってこれで良かったのか。温泉に持って行けばお得になる使い方もあるって話だし、使い倒し過ぎである。1万人以上入ると画になる。



前半戦に負けた相手に雪辱を晴らすという、ようやくのリベンジを達成できたことが1つ。そして今まで悉く集客したイベントの日に勝てなかったジンクスを打破出来たという点。ジンクス打破2018ですよ、ジェフに勝てたのが全ての始まりですよ。今日は4000人足りなかったけれども、大分トリニータが普通のクラブとして普通にJ1を目指せるまでに、普通の暮らしができるまでに戻れて、前進しているということが確認できた良き日となりました。もう後ろ向きになるような要素が無い。無いのだ。長かったトンネルを抜けて、明るい道を歩き始めているのだ。大分トリニータの未来を明るくすることが出来て、次世代に渡すことが出来そうなのだ。それを感じることが出来たイベントと大勝利という結果でした。4000人の不足は伸びしろです、伸びしろ。J1に行ってイニエスタが来れば3万人入るんだから昇格すりゃ良いんです。歓喜の歌を歌い続けて上がってしまえ、トリニータ。




2018/08/06

2018年 明治安田生命J2リーグ 第27節 新潟戦

【大分 4 - 0 新潟】



連勝です、連勝。大分トリニータが再び上昇気流に乗り始めました。昨年までJ1にいた超強豪の新潟相手に4-0です、4-0、4得点で無失点ですよ。ねじ伏せてやりました。それくらい強いのが今シーズンの大分トリニータってことです。※尚、本ブログは来週に大型イベントで勝負を掛ける大分FCのために30%増しに誇張して書かれております、ご了承下さい。



猛暑ですから!もう今年は酷い暑さで仕事にならないのでね、私もやらなきゃいけない仕事を全て放り投げて大銀ドームに行った訳です。街には浴衣を着た夏休みを満喫している若人達で溢れ返っていたので、何かしらのイベントに若人達が強制的に動員された影響で大銀ドームに人が少なかっただけだと思われます。そういう日に限って大勝するのがトリニータってもんです。逆境魂。来週は泡のプールとかあるよ!若人達よ、こっちに集まってくれ!泡でときめくチャンスなんでよろしくね!ビールも美味しいよ!


はい、イベント告知はこの辺りにして試合です。試合。最近DAZNで観戦していて、気になっていたのが芝の状態。かなり傷んできているんだろうなと予想していたのですが、水は撒かれており一安心。




気になる先発陣はほぼ前節のままでしたが、左サイドが那須川に変更。ナスは夏野菜。七夕は終わったので、星の代りに夏野菜要員として先発に抜擢された模様。季節を感じる。対新潟で那須川を選びたがるってことは新潟の弱点がクロスにあるという戦術的理由が本当の理由だとは思われます。結果的にはこれが大当たりとなりました。形としては前節に引き続き2トップ。ベンチには千葉から借りた岡野を早速投入。



岡野は185センチと我が軍では長身の部類。更に長身の何とか何とかっていう(※長すぎて憶えられない)ブラジル人CBまで獲得してしまったし、刀根の離脱から2名追加で、セットプレーに期待感が出る。その中で躍動しまくっているのが岩田なんだから分からんもんだ。成長しまくりの岩田が今日も素晴らしかった。あんなに駆け上がるCBって何なんですか。こうなるともうCBもスタメン安泰なメンバーが居なくなってしまう。上昇気流です、上昇気流。



対する新潟。相変わらずナニシテル新潟状態。新潟での対戦時はまだターレス頼みの「アレ」サッカーでしたが、それを諦めてオーソドックスな4バックに。矢野と田中がスタメンという新潟は時計の針が止まっているのか的ツートップ。新潟での対戦時よりも怖さを感じないくらいにナニシテル新潟でした。大分トリニータ対策がなっちゃいなかった。引き籠るでもなく、ハイプレッシャーかけるでもなく、普通の試合運び。J1に長く居たプライドが、邪魔をするってやつです。遂に愛媛に順位を抜かれるまでに。





今日の勝因の一番大きいところはやはり、「ナニモシナイ新潟」であったことだと思うのですが、それでも先制点を取るまでは一進一退の攻防ではありました。矢野貴章はやはり上手かったし、足も長く、懐が深い。そんな矢野貴章をシャットアウト出来た鈴木が素晴らしかった。ブラジル人要りますかね!?っていうプレーっぷりでした。



暑さを考慮しての飲水タイムがあったので、戦術確認がしっかりできるのが面白くなるポイントでもある真夏のJリーグ。直後の先制点は若干ラッキーな形で、夏野菜こと那須川のシュータリングから。センタリングでもなく、シュートでもないシュータリングという新しい何かを生み出した様子の夏野菜那須川。これで俄然余裕のある試合運びが出来るようになりました。





前半を1-0で折り返した我が軍。3-5-2になった感じというよりも、5-3-2の方がしっくりくる印象。トリプルボランチと激しい上下動を繰り返す両ワイド。今までに比べて前線でプレッシャーをかけることができるようになって、より高い位置でボールを奪い返すことができるようになっていました。前田の気の利き方が素晴らしいらしい。ピッチ上で一緒に走っている味方からそう評価されるってことはよっぽどなんでしょうけれども、実際ボールを奪い返す場面が多くなり、カウンターをケアできていました。



ハーフタイムには関取のコスプレをした「薄汚れてる」(©HKT指原様)ニータンの土俵入りが。いや、浴衣のコスカメだったんじゃねぇのかよ。雲竜型の土俵入りを本人がやってしまったら本当に力士にしか見えなくなるっつうの。しかもスタンドから「よいしょー」って掛け声まで出ちゃう始末で、ただの横綱でしかありませんでした。目指せJリーグマスコット界の横綱(※体形以外でな)ちなみにニータンは1回脱皮してますから今は比較的キレイです。爬虫類なんで、定期的に脱皮してキレイになります。無理して変な温泉入って鉄の色に染まった方が恐ろしいのでご自愛ください。



後半立ち上がり、新潟の出方を確認する前にファーストプレーで追加点を奪えました。ニータンの雲竜型に気を取られた新潟DF陣の隙を突いた形としか言いようがない得点でした。得点したのは前節に引き続き三平。やはり気合です、気合。気合があれば得点できる。見てみぃこの気合。





試合を決めるその次の得点が凄かった。3得点目は自陣深くから繋いで崩し切るという、美し過ぎる形。丸谷のラストパス、三平のシュート。これを生で観れたんだから言うことない週末ですよ、本当に。ベンチメンバーも気合が入った。正直この辺りから新潟さんヤバイっていう感想しかなかったです。交代でターレスが入りましたが、身体はキレていたので何で先発じゃないのか謎です。



やりすぎの4点目は小手川が決めて、ほぼ試合終了。この起点の縦パスが岩田だったんだから末恐ろしい。チャンスに走って、ドリブルして、クロス上げて、ダメだったら真っ先にスペースを埋めるために戻るっていう、岩田が二人くらい居るんじゃないかっていうくらいに上下運動をこなせていた上に、この縦パス。この暑い中で縦パス。ブラジル人要りますかね!?っていうくらいの縦パスでした。



4点差をつけてトリニータオーレを歌って試合を締めることが出来ました。来週は「お風呂」をテーマにしたイベントなので、チャントのラブトリニータもバブトリニータになる訳ですが(※ならない)思い入れのある、歌われると負けることのないチャントを聞けるっていうのは格別です。来て良かった。



これまで総力戦と銘打ったイベント時にことごとく勝てなかった我が軍。来週の相手がこれまた守備が堅いカウンター芸のお得意な岡山戦を敢えて選んだあたりに不安を覚える訳ですが、例年お盆の時期にアウェイが多かったので今年は夏休みの一大イベントとして勝負に出たんだからやるしかない。やるしかないのです。気合です、気合。泡のプールとかあるらしいので、若人達に集まって欲しい。もしも若人達が集まらなかったらジジイとババアにもひと肌脱いでもらって、集客感を出さなければなりません。大丈夫、泡で隠れるので何とかなります。(※ならない)



来週に向けては本当に良いアピールになると思います。上位にも食らい付いて離されないように。8月を乗り越えれば、自力チャンスが見えてくる。気合です、気合。