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2024/08/25

2024年 明治安田J2リーグ 第28節 岡山戦

【岡山 0 - 0 大分】


酷い逆転負けがあろうが、勝てなさそうだろうがなんだろうが、行けるアウェイには行く方針です。クラブ30周年、16年目のアウェイ観戦記。改めて計算したらゾッとしました。青と黄が俺の人生ですよ本当に。勝った試合はアクセスが増えて、負けるとアクセスは激減するんですけどね、引き分けの時ちょうどその真ん中になりがちです。引き分けの時は物好きな人しか読んでいない模様です。ようこそ、物好きな方々。




晴れの国・岡山は暑かった。夕方になって幾分かマシになりましたけれども、サッカーをやれる環境では無いと思います。無理。そんなコンディションの中で走り勝っていたトリニータ。内容的には圧倒したけれども勝てませんでした。だがしかし、アウェイでの勝ち点1は最低限の結果です。よくぞ厳しいコンディションの中で勝ち点を持ち帰りました。そこは称えるべき試合でした。

スタメンは天皇杯の連戦を経て、戦える人材を優先的に揃えたメンバー構成。GKはムンキョンゴン、3バックの左に香川を投入。サイドは右に吉田、左に野嶽、中川・保田のボランチに伊佐がワントップの野村・髙橋の2シャドー。ベンチにはキムヒョンウ、池田らが入る。GKにはすんごい久しぶりに濱田太郎が復帰。西川は怪我の模様。フォーメーション表記上は3-4-2-1、守備時55-3-2になるベースを継続。この日は前線メンバー、中盤が走った。先頭に伊佐に引っ張られるようにチーム全体が集中を切らさずに走り続けた。めちゃくちゃ暑かったのに、走った。チームの方針としてはやることがシンプルになった印象。

対する岡山。試合前は5位と上位に位置付ける。ただここ数試合引き分けが続いて得点力不足に悩んでいる模様。スタメンからは「岡山」らしさみたいなものが薄まったというか、岡山と言えばこの選手、みたいな選手が減ってしまった。実績ある選手達なんですけれども、J2で結果を出した選手達の寄せ集め感が拭いきれず、少し違和感があった。怪我人が多いのかもしれないけれども生え抜き感が無いスタメン。生え抜き感のある10番の田中雄大はベンチスタート。木山監督の昇格できそうで昇格出来ない感じのチーム作りが相変わらずである。





前半からトリニータが主導権を握った。岡山の守備がまったくハマらず、ボールを保持して前進できるシーンが多かった。特にムンキョンゴンのプレーは圧巻で、愛媛戦のミスは既に天皇杯リバウンドメンタリティで跳ね除け、良い縦パスの数々を繰り出したリズムをこの試合でも発揮。最終ラインに加わったパス回しで岡山のプレスを無効化。保持で岡山を上回ることが出来た。岡山が保持している時は伊佐・髙橋の2トップでハイプレスを行うことで中盤でのセカンドボール争いで優位に立てた。髙橋大悟のボレーシュートはこの試合で最も惜しかった。ボール奪取、チャンスメイク、完全に岡山を上回ることが出来た前半であった。1本あったピンチはムンキョンゴンが掻き出す。本当にムンキョンゴンが良かった。





前半に写真を撮っていて気になったのが看板。アン・ドゥーという看板があって、この看板と安藤が並び立つ写真が撮りたいなと思い立ってしまってずーっとチャンスを試合そっちのけで狙ってしまった。それで撮れた写真を加工したら良い感じで完成しました。

アン・ドゥー&安藤です。アン・ドゥーは岡山に本社を構えるアパレル会社らしい。デニムとか作っているそうです。であれば、岡山もアンドウという名の選手を揃えればいいのにね。この1枚を撮りたいと思い立ってしまったが故に、前半は試合に集中できませんでした。わざわざ岡山まで行って何やってんだ俺は・・・。

この、後半に向かう監督のコメントが非常にシンプルで、岡山をハードワークで上回れってことです。暑いのに酷なんですが、やり切ったと思います。後半も内容的には岡山を上回った。





木山監督が首をかしげてベンチに戻る感じが物語る。岡山の攻撃は迫力を欠き、得点力不足は深刻になっている。一方で大分の攻撃も最後を決め切れず、シュートがポストに弾かれたシーンなど、あと一歩でゴールを割れなかった。試合終盤には野嶽が足を高く上げ、岡山の選手の顔にその足が入ってしまい、一発レッド判定。判定はしょうがないと思える程ガッツリ足が顔に入っていたので相手選手が大怪我にならずに良かったと思います。一人少なくなった大分はサッカーの神様に嫌われるような時間稼ぎをしつつも、8000人を超える後押しを受ける岡山にゴールは割らせずにタイムアップ。どんだけ絶不調なんだ岡山。劇的ゴールを生み出すには2万人足りません。スコアレスドロー決着となりました。






シュート数が14本と期待値は十分だっただけに、ゴールを割れなかったことは悔やまれますが終盤に退場者を出したりとピンチもあったので上位に対してアウェイで勝ち点1は価値があると思います。及第点。内容的にも改善を感じられたのでポジティブな印象なのですが、岡山が酷すぎる可能性もあるので評価は難しいところ。もう少しで台風が夏を吹き飛ばす季節になりますんでね、気温が下がれば再びハイプレスからの反転攻勢が実現する期待感が出た試合でした。未だにアウェイ水戸戦の前半の内容がピークなんだけれども、再びあのサッカーを取り戻せれば少なくともJ2には生き残れると思います。もう少し、あと少しの辛抱。


2024/03/31

2024年 明治安田J2リーグ 第7節 岡山戦

【大分 0 - 0 岡山】


DAZNで生観戦したJ2首位、岡山を迎えての一戦。2試合連続でモヤモヤしっぱなしのゲームを観たよ!今年のチームは怪我人が多くても守備がしっかりした事を繰り返し繰り返し復習させられております。良い傾向なのでね、このまま維持しつつ、怪我人が戻って来てチームとしての総合力を発揮できるであろうその日まで、梅雨明けくらいかな、もう少し我慢でしょうか。そんなこと言ってるうちにシーズン終わりそうだけどな!


とは言え、この試合には大きな価値があって、ユニフォームの背中にスポンサーが入ってデザイン的にしっくりきたこと(※非常に大きい)、そして日本代表の活動に参加していた保田堅心が無事に帰国し、先発出場したのでね、保田堅心が元気だってことが認識できたんだからそれで十分なんです。DAZNの某解説者という肩書の解説しない人に執拗に「身体にキレがない」みたいなことを言われていましたけど、前節小酒井が脳震盪で途中交代し、ボランチの人員が足りない中、緊急事態で保田を出さざるを得ない状況に、漢気で頑張っている若者にはね、我々からは労いの言葉を送ろうじゃないか。保田さん、本当におつかめさまでした。前半にドリブルで駆け上がったシーンはキレてました。大丈夫です。


DAZNではスタメンのフォーメーションが4-4-2になっていましたが、4-2-3-1を継続しているように見受けられた。右サイドは宇津元がスタメン復帰。ベンチメンバーには梅崎復活。怪我人が一人戻って来ました。後半にあった決定機が惜しかった。日程が厳しいので戦力復帰は喜ばしい。



対する首位岡山。クラブ史上初の5連勝を目指したものの、止まりました。しかし首位。岡山のスタートダッシュを予想したのは岡山サポーターでさえも少ないと思われますが、首位です岡山。圧倒的な強さで首位なのかどうか、微妙なラインにいるというのはJ2を観ている人間たち以上に岡山サポーターが感じているとは思いますが、首位です岡山。今年の岡山はメンバーがかなり変わった印象も、3-4-2-1で戦い方のベースは大きくは変わっていない。結果が出ている時の木山監督の自信満々な感じが印象的でした。シーズン最後は呆然とする木山監督がもはやJ2名物なので全てがネタ振りに見えてしまって仕方ないけれども、首位です岡山。印象に残ったのは退場した第二の柳こと柳。右サイドの柳です。デカい。そして山形から移籍した藤田息吹。サッカーが上手い選手。そこにゴツいだけで定評のあるルカオ、ドリブラーのガブシャビで攻撃面でアクセントを付ける。人員が変わってもやることは変わらない、ブレない編成が実現しています。メンバーは変わっているけど、やることは変わらない。首位です岡山。



試合前、熱い。こうやってテンションを上げて、アドレナリンを出していく。前半は一進一退の攻防が繰り返された白熱の好ゲーム。サッカーよりも肉弾戦が多かった気はする。激しい球際でのボールの奪い合いの連続。しかし、ゴールは遠い我が軍。前節の反省は活かされたのだろうか。高い位置で奪い切れそうだったり、奪えなかったり。右サイドからの攻撃が鍵だったように見受けられたのだけれども、打開してからの1対1やクロスの精度やらがもう一山を超えないもどかしい感じ。岡山のCBも強いので前半は納得のスコアレス。勝負は後半。



後半、試合が動いたのは50分。バカスカやられたコーナーキックのこぼれ球を野嶽が回収して、一撃スルーパスを渡邉新太に通す。独走してゴール前で倒されて決定機阻止として一発レッドカード提示で第二の柳が退場処分。このシーン。何故故に岡山がそんなにコーナーキックで前線に人を張ったのかは不明。3人に背走させていたので「なんで?なんでこんなことが?」という感情の方が勝ってしまった。リスクとリターンが合って無さ過ぎの岡山のコーナーキック。何度もチャンスを得ていたのに決め切れなかったからどんどん前がかりになってしまったのだろうか。それにしても見事に裏返しました。野嶽&渡邉新太。


問題はここから5バックになる岡山が、前節の攻略できなかった栃木戦の5バック攻略追試となったこと。何度か崩せて決定機が作れたので前進はしている。前進はしていると思うけれども決め切れず。逆に決めさせなかった守備陣はおつかめさまでした。ということで、ホームで数的優位を活かせずに痛恨のドロー決着。


シュートが少なく感じて、パス回しばかりに見えてしまうのだけれども、5バックで守られればコースは自然と消されてしまうので評価は難しいところ。岡山のCBも守備力高めなので、もやもやする試合となってしまいました。背中にスポンサーが入って、保田が無事で、勝ち点1ならほぼ問題ない。大丈夫。考え方次第。試合は続くので梅雨明けくらいまでは守備で耐えましょう。



2023/08/20

2023年 明治安田生命J2リーグ 第31節 岡山戦

【岡山 1 - 0 大分】


いやー・・・ビックリしましたね。意外過ぎる高木駿の移籍にビックリのお盆明けとなりました。まさかですよ?怪我から復帰してスタメンになって久々の勝利に貢献した副キャプテンが急転直下のJ1札幌移籍とは予想だにせず。34歳のGKがJ1に引き抜かれるとは予想外にも程があった。移籍する方も移籍する方だし、移籍させる会社側も何を考えているんだって話です。あの流れから移籍て。サイコパスみある。これまでの貢献って言われても納得感は無し。もしかしたら藤本とか上夷がJ1に、みたいな可能性は「もしも」の時の精神をね、精神を安定させるためにですよ?先回りして想像してショックを軽減する練習をしたりはしてみていたんです。ただ、まさかの高木駿とは。ただ、うちのGKチームはサイコパスっぽいので大丈夫です。みんな図太い。特に西川は謎の図太さが凄い。人員が減って全員チャンス増です。GKチームみんな頑張ろう、そんな気持ちで岡山に行って来ました。





先週、大分で試合を観て、翌週岡山で試合を観ているってのもサイコパス感がありますが、行きました私、サイコパスです。今週もコンディションは厳しかった。スタジアムは風が無く、ほぼ無風。暑い。無理。サッカーやる季節じゃない。こんなに暑いのは珍しい。そんな超絶厳しいコンディションの中で両チームよくぞ走ってしました。プロ選手は超人です。

GKは西川がスタメン。そもそも開幕からスタメンを奪取したポテンシャルはある訳で、シーズン序盤の経験値も重ねて来ているので踏ん張れるはずです。前節に引き続き3バックで羽田を真ん中に置いた形。ボランチは野村と保田の2枚。ベンチにはボランチ要員がおらず、中盤の人員が足りていません。6月の岡山戦ではFWがおらず、ゼロトップで戦いましたが今度は中盤不足。逆にFWは増えました。怪我人復帰が続いているものの人員構成のバランスは取れないままです。

対するは岡山。ホームでは勝利したので引き分け以上で勝ち越しが決まる試合でした。2年目の木山監督が引き分けが多く勝ち切れないチームに業を煮やして清水戦後にペットボトルキックを発動。無事ドアガラスを割って1試合の出場停止処分を食らうという事件が発生。冷静沈着なイメージがある木山監督がガラにもなくペットボトルキックをしてでもチームに喝を入れるくらいには追い込まれているってことでしょうか。足元の技術は怪しい木山監督ですが、監督としての手腕は手堅い。3-1-4-2を運用中。岡山は希望の若手、佐野航大がクラブ初の海外移籍。良いな、ベテランがJ1に行くより夢があって良いよな。主力を失いながらもジェフから末吉塁を補強。櫻川ソロモンといい、なんでジェフを弱体化させる補強ばかりするのかは謎です。木山監督はジェフに恨みでもあるのでしょうか?高畑奎汰と末吉塁の背番号17番同士がサイドでマッチアップ。ここの争いだけは高畑に軍配が上がったと思うのですが、試合としては負けました。






開始10分までは縦に深さを作るトリニータと、横に幅を作る岡山の戦術っぽい争いがあった気がするのですが10分過ぎて全員が汗だくになると有耶無耶になりました。コンパクトな布陣で狭い中盤での争いからお互いに裏のスペースをどうやって攻略するのか、という試合展開。フォーメーション的にはほぼミラーゲームっぽくなっていたような雰囲気だったけれども、お互いにプレッシャーは中途半端で、シーズン通じて勝ち切れない試合が多い岡山と、最近調子が上がらないトリニータの凡戦といった様相。悪くは無かったけれども、良くも無かった。そんな前半でした。お互いに守備のプレスはハマり切らないことが多く、前進出来てもフィニッシュの精度は低く、スコアレスで前半は終わった。暑さが悪い。

下平監督がラインコントロールに言及しているけれども、確かにオフサイドで裏のスペースを守れていた場面は多かった。後半、岡山はサイドの奥のスペースを狙うパスを効果的に使って、前進。藤枝も同じことやってた気がするんだけど大分対策なのか?岡山はコーナーキック獲得から先制に成功する。再三コーナーキックを獲得しつつも決め切れなかったトリニータと対象的に、少ないコーナーキックを決め切った岡山。流れの中からゴールは決まらなかった試合で、10本もコーナーキックを獲得しながら1本も枠内にすらシュートを決められなかったことが響いた。






先制されてから、トリニータは選手交代も行って攻撃を活性化。これがですね、最初からやれば良いのにって印象でして、特にビルドアップ時の羽田がですね、もう少し、5メートルから10メートルくらいでも持ちながら上がってくれれば最終ラインが押し上がって、前線との距離感も詰められるし、ペレイラもデルランも前線に出て押し込める形になれるのに、なかなか西川の近くから離れなかったのが観ていてもどかしかった印象だったんです。西川は特に変わらなかったけれども、高木駿喪失について羽田は気を使っていたのかもしれない。失点してからはグッと前に出始めたので、必要に迫られてやる時点で相手は引いて守ってますし、体力的にも疲弊もしていたし、なかなか厳しいものがありました。それでも高畑のシュートがポストに直撃するなど、惜しい所までは行ったとは思います。ただ、結果的にゴールは割れず。連勝はならず、岡山に勝ち越しもならず五分となりました。下位相手に勝ち点を積み上げられず、痛恨の敗戦。コンディションが厳しい暑さだっただけに、両チーム疲弊して精度を欠く試合で見どころは少なかった。


残り11試合、自動昇格圏内の2位との差も開き、遂にプレーオフ圏内に留まれるかどうかが妥当な線になってきた。今の勢いだとズルズルと落ちそう。底抜けに明るかった高木が移籍してしまってチームも敗戦でかなり凹んだ印象。こなれば観ている我々が底抜けに明るくなるしかない。長引きそうな夏の暑さが素早いトランジションを阻害する。そうなれば頼みの綱はセットプレーなんだけれども、あれだけ多く獲得しながら、長身の選手が多くいながら決められないならばどうすればいいのだろうか。正念場ですね。





2023/06/18

2023年 明治安田生命J2リーグ 第21節 岡山戦

【大分 1 - 0 岡山】


3連勝!!勝ちました!3連勝です!DAZNで生観戦。シーズン折り返し、3敗しかしていない岡山をホームレゾドに迎えて節目となる第21節。見事勝利して勝ち点40に到達。怪我人が増え続ける怪現象は何シーズンかに1度は必ずあるものですが、順位を落とさずに戦えていることは素晴らしい。シーズン開幕当初の何だかんだで勝つという、粘り強いトリニータが戻って来た。


スタメンは前節同様のゼロトップベース。ボランチには初スタメンとなる池田をチョイス。相変わらず怪我人が多いけれども、離脱する者あれば、戻る者あり。ベンチには渡邉新太が大復帰。大復帰です。ここに来て戻って来たメンバーは非常にありがたかった。デルランの髪形がピンク色になっていて、ちらし寿司の真ん中あたりのような髪形になっていたのが衝撃的だった。髪形とスパイクを揃えたのか?美しいピンクでした。



欧州リーグの日程が終了して里帰り中の「JリーグMVP」岩田智輝が帰還。なんか、腕とか胸とかゴツくなっていてヘラクレス感が出てきました。勝利の筋肉神。マリノスからセルティックにレンタル移籍中ですが、完全移籍となるのではいかというのがもっぱらの噂。セルティックはスコットランドの国内タイトル3冠を達成。ポステコグルー監督は手腕が評価されてイングランドプレミアリーグのトッテナムと4年契約。岩田智輝はセルティックからUEFAチャンピオンズリーグの本戦に出場できる可能性もある訳で、出世し過ぎてどこまで行けるのか非常に楽しみであります。ユース出身者がUEFAチャンピオンズリーグですよ。夢があり過ぎる。ちょっと、ね、我が軍は怪我人も多いし、野嶽ですって言い張ってボランチ辺りで出場してくんねぇかなと思ったのだけれども、バレると大ごとになるので無理な模様。草サッカーじゃないからな、契約があるからな、無理だわな。そりゃ無理だわな。でもちょっと考えたよな。



対する岡山。昨シーズン木山監督を招聘してリーグ戦3位という好成績もプレーオフ1回戦で山形に敗退。今シーズンは優勝を目指してチームを編成するはずが、ミッチェルデュークを例のJ2オールスターズ編成ゼルビアに引っこ抜かれたりと他のJ2チーム同様、影響を受けた。ただ岡山はそこからが凄かった。特に櫻川ソロモンをジェフからレンタルで得る離れ業は偉業レベル。というか、奪われるジェフの方が異常なんだけれども。将来のジェフを背負って立つくらいの期待感があったあのソロモンを同カテゴリに引っこ抜いたのは凄い。おかげでジェフは酷い事になってんぞ。昨年主力のチアゴアウベスの残留も大きかった。ただ、この試合はそのチアゴアウベスを出場停止で欠く状況。木山監督は3-1-4-2を運用中。ガンバからレンタル中の坂本とジェフからレンタル中のソロモンのツートップ。引き分けが多いという特徴があり、昨年の徳島ぐらい引き分け王に俺はなる状態。これを負けないチームと捉えるべきか、勝ち切れないチームと捉えるべきか。ヨルディバイスをベンチスタートにした木山監督は何かを仕掛けて来るのではないかと勘繰ったのですが、前半の岡山、守備で我が軍をハメられず。トリニータのポゼッションが上回りました。



次から次へと新商品を展開する亀です。音と連動してピカピカ光る棒を売り始めました。完売してたっぽいんですけど、2週間に1度ドームで試合があって、その時に少し使う程度のピカピカ光る棒にお金を使うなんてどんな大人たちなんだろうか。中高生ならまだ分かる。DAZNで見たら爺婆が振ってたぞ。何なんだ、ピカピカ光るだけの棒のカバーって。2週間に1度しか光らせなんだろうに。13日間は使わないんだぞ。亀に騙されてるぞ、亀に。どうせならピカピカ光るヌンチャクにして欲しかった。ヌンチャクならもし猪に襲われた時にも使える訳で、13日間休眠することもないし。タオルマフラーみたいにクルクル振り回せるし。来年はヌンチャクにしよう。



試合はトリニータがボールを保持する展開。左サイドの連携が素晴らしく、前節の群馬戦に続いて決定機を量産。もう後は決めるだけ、という試合展開だったと思います。サイド攻撃が活性化し過ぎたせいなのか、線審も急に走って肉離れを起こして第四審と交代するレベル。左サイドからは藤本と高畑奎汰の連携が素晴らしく、右サイドでは松尾と上夷が素晴らしかった。ゼロトップ戦術のメリット、サイドで数的優位を作り易いという状況を生み出しながら、逆サイドやボランチがゴール前に顔を出せたら得点チャンス、奪われてもカウンターを阻止する即時奪回も出来ていて、前半のうちに得点でき・・・・なかったのが反省ポイント。ほぼ完璧な決定機も、ゼロトップ戦術が故に相手のゴール前に誰かしらがいて味方にシュートが当たってしまう。良い状況の時に得点しておきたかったけれども、前半は両チーム無得点で折り返し。



圧倒的にボールを保持出来た前半に比べ、後半は岡山が盛り返す。もっとソロモンのフィジカルを活かしたロングボールを使ってくると予想していたのだけれども、ちゃんとしたサイド攻撃が多かった岡山。フィジカル重視のヨルディバイス&ルカオを投入してセットプレーにも強みを出す。しかし、試合が動いたのは80分、途中出場した渡邉新太がセンターサークル付近で受けてからドリブルで前進。痩せてキレが出て来たサムエルに渡し、ヨルディバイスを左右に振って最後は藤本がニアの狭い所にシュート。



待望の先制点はまたも藤本。2試合連続ゴール。渡邉新太、サムエルと途中出場した選手達が絡んでのゴールだったので選手交代とタイミングと、ベンチワークも光りました。この虎の子の1点をピンクのデルランが守り切って逃げ切りに成功。



結果重視のナイスゲームとなりました。引き分け力の高い岡山を倒し切れたことは大きい。老若男女が課金して振るピカピカ光る棒が映えました。試合内容的に前半のうちに先制出来て欲しかったけれども、均衡した試合展開が続いて勝負所で1点を奪えたので結果オーライ。コーナーキックから得点が出来ていないことも反省点ですが、勝ちながら反省ってやつを繰り返してもらいましょう。折り返しで勝ち点40、2位は素晴らしい結果。残り半分、怪我人がどれだけ戻れるのか、新たな怪我人が出ないか、これからも紆余曲折はあると思いますが、ピカピカ光る棒を振って応援しよう!(※要課金)


2022/07/11

2022年 明治安田生命J2リーグ 第26節 岡山戦

【大分 2 - 2 岡山】


岡山にリベンジならず。リードしながら2度追いつかれるという、前節に続いてこれまたブログに書き辛い難しい評価の試合内容となりまして、今日も頭を抱えながらキーボードを叩いてまいります。今日はドーンと勝ってもらって、バーンと書きたかった日曜日でしたのに。ただ、試合自体は熱戦でした。激闘であった。

怪我人が戻って来ましたから、良いポイントはありました。特に大エース町田也真人が遂に戻って来たことは大きな戦力アップ。待ちに待った町田也真人がベンチ入り。そしてチームにフィットした手応えを得た直後に離脱したサムエルもベンチスタート。パワー系FWがベンチに入ったからこそ、この試合では長沢と呉屋をスタメンで使うことが出来た。いつもの3-4-2-1だったと思うのだけれども、ツートップ気味で前半からパワー全開でスタート。課題はボランチ。来季トップ昇格が決定した保田と弓場でスタートしたけれども、羽田の怪我もあって層が薄目のまま。保田、弓場、下田の3人で回しており、カードが足りない印象。この試合は「90分のうちどこで最大値を出すか」における駆け引きが見どころでした。

対する岡山。J2屈指のパワー系センターバック、ヨルディバイスと柳が最終ラインに控えるチーム。これに長沢と呉屋を当てることによって、前回の対戦では破れなかった岡山の守備網を打ち破る策であったと思われます。岡山は4-2-3-1を運用中。1試合消化数が少ない状態でプレーオフ圏内にいるため、なんとか勝って勝ち点の差を詰めなければならない相手。

トリニータは両ワイドを押し上げることによって4バックで守る岡山に対して2トップと中川、藤本と井上5人で幅でギャップを作り、さらに弓場や三竿も攻め上がって何とかして岡山の守備を破ろうとした前半。19分の中川のミドルシュートが決まって幸先よく先制に成功するまでは若干トリニータがボールを保持する展開で優位に進めていたし、先制も出来たしで、作戦や戦術的にも良い流れで試合に入れていた。しかし、2巡目のデメリット、分析されている感もあって、特に今日は木山監督がトリニータの左サイド、藤本の守備面での弱点を突く仕込みをしてきている印象で、岡山の攻撃は右に流れて行って起点を作っていたように感じた。先制して2分で失点したシーンも守備の人数は足りているはずのトリニータの左サイドを崩されて失点。結果的にはこの失点が非常に痛かった。


先制したのに優位にボールを保持して試合を進めることが2分しか出来なかったトリニータは再びパワー全開で戦わざるを得ず、相手を走らせて時間を進められたはずの時間を失ってしまった。それでももう1点を取れたことは大きな前進であった。守備面では狙われがちな藤本ではあるけれども、その弱点を補って余りあるクロスの質で長沢の得点を演出。35分に右サイドから井上が仕掛け、逆サイドにまで流れて来たボールを収めて素晴らしいクロスを上げた藤本、ヨルディバイスを制してゴールを決めた長沢、前半のうちに素晴らしい得点で再びリードを得ることができた。岡山相手に2得点は上出来。しかし、前半のうちにパワーを使ったトリニータ、交代カードを切るタイミングと内容がかなり難しくなった。

 

前半から球際での戦い、ロングフィードで間延びしがちな中盤、両チームともに疲労が激しかった。先にカードを切ったのは追いかける必要がある岡山で59分に2枚替え。10分後にトリニータも2枚替え、弓場→下田、中川→野村と中盤をリフレッシュ。74分には長沢→町田を投入したトリニータと、同時に2枚の交代を行った岡山。主導権は岡山に渡りつつあった。球際の攻防が激しかったこともあり、ファウルが多めになってセットプレーを多く相手に与えてしまったし、自陣の深い所では岡山の徳元がロングスローを投げて来ることもあり、クリアしてもクリアしても押し戻されてしまう状況に陥ってしまった。


79分に呉屋と藤本を下げて、サムエルと松本怜を投入したけれども、直後リスクとパワーを一点集中していた岡山に左サイドからクロスを入れられて柳にヘディングで合わされてしまい、同点ゴールを許してしまった。セットプレーを与えたことで岡山のCBが最前線に残ったままの状態で跳ね返すパワーが足りなかった。あの時間帯が岡山のパワーの最大値だったように思える。


そのままスコアは動かせずに引き分けで終了。勝ち点を分け合い、差を詰め切れず。リードしていたため、非常に悔しい、惜しい試合となってしまいました。試合内容的には手に汗握る激闘だったのでね、ご苦労様と言ってあげたい気持ちではあります。試合の流れ、交代カードと難しい試合展開ではあったとも思うのだけれども、試合終盤の岡山のプレスのハマりっぷりが追いつかれてしまった要因だと感じます。ボールを奪われ過ぎたし、じっくり保持する時間が作れなかったことこそが一番の問題。交代カードの内容やタイミングもそれほど間違ってはいなかったと思うのだけれども、交代で入った選手が全く試合でほとんど良いシーンを作り切れなかったのが気がかり。ゲームの中で改善し切れなかった。木山監督に上回られてしまったかな、というのが率直な感想。


上にいるチームに直接勝つことで順位を上げていく必要がある後半戦。夏の厳しいコンディションの中でやり切れない試合が続いてしまいました。ダメです。ただ、惜しいところまでは来ています。負け無しではあるし。夏の戦い方が上手く表現出来ていません。次から次へと新しい課題が出て来てしまうけれども、夏に優位に戦えるはずなんだ、このチームは。そういう戦力と戦術遂行能力があるはず。リードした後にじっくりボールを握れれば全く違う試合内容に出来たのに。傾向と対策が進む2巡目、弱点を塞ぐよりは若手に経験を積ませながら、弱点を補って余りある攻撃力を表現する方が今は良いような気がします。夏は先行逃げ切りの方が正しいと思います。7月の残り3試合はそんな試合展開に持ち込めるはずです。次からの3試合に期待したい。このまま崩さずに進めて欲しい。




2022/05/22

2022年 明治安田生命J2リーグ 第17節 岡山戦

【岡山 1 − 0 大分】

ハゲの国・岡山、あっ違う!晴れの国・岡山に行ってきました。失礼失礼、タイプミスです、タイプミス。曇ってたけどな。ルヴァンカップの日程を消化しきって、これからようやく平等な条件でリーグ戦を戦えることになった大分トリニータ。怪我人が戻ってくるであろう6月からの反転攻勢を根拠も無く何となく信じている私としても、そろそろベンチメンバーに誰かが復帰してくるのではないのか、そんな期待感を持ちつつ新幹線に揺られて来ました。しかし予想に反して逆に怪我人、増えてしまったね・・・。逆境さんが近づいて来ている。




久々に行った岡山のシティライトスタジアム。少しずつ着実にクラブの規模を拡大し続けている岡山のイメージがあったのだけれども、さすがに全国のクラブ同様、コロナの影響で動員は減ってしまったか。それでもチームの上昇と共に動員も回復している方じゃないでしょうか。今シーズンのJ2ダークホースになると予想していたのですが、ダークホース以上に活躍中。

大分のサポーターも多く訪れていたスタジアム。1人1旗持ってたんじゃないかというくらいに青かった。この日のスタメンはシーズン当初に採用していた幻の4-3-3っぽかったんだけれども、インサイドハーフが野村1人、トップ下のようなポジションで1トップの呉屋と縦関係っぽい位置取りで、ボランチを下田と小林裕紀2名にした形で並べた方がしっくりくるかなぁという印象。シーズン当初の4-3-3とは中盤の構成が逆三角形になっている形と言うか。新しい4-3-3の印象。ボール保持時は小林裕紀が降りて両サイドバックが上がるので3-1-6になるし、守備時は4-4-2にもなる。この可変4-3-3の運用はハマっていた。内容自体は今シーズンベストと言っても良いくらいのバランスの良さだった。バランスは良かったのよ、あの頃の4-3-3よりも井上健太と藤本が自信を得て頼もしかった。両ワイドから仕掛ける姿勢は素晴らしかった。



ベンチメンバーには水曜日のルヴァンカップで得点したサムエルと渡邉新太、良い動きをしていた屋敷や弓場が入った。水曜日にブログで羽田行方不明と書いてしまったのですが、こんなブログをちゃんと読んでくれている読者がいるようで、匿名の読者が優しくコメントで鹿島戦でのレッドカードを教えてくれまして、羽田はルヴァンカップでの出場停止でリーグ戦に回っていただけでした。それで三竿が入っていたんだ。忘れてました。しかしその羽田、結局リーグ戦のベンチに入れなかったのは残念。俺は待ってる。俺は待ってるぞ。

対する岡山。我が軍と色々と因縁の多い木山監督を招聘。京都からヨルディバイスを、ガンバからチアゴアウベスを、栃木から柳と質の良い補強が出来た。4-2-3-1を運用中。基本はヨルディバイスと柳のCBを中心とした堅い守備をベースにチアゴアウベスにドリブルで走らせるカウンター、ミッチェルデュークらの高さを活かしたクロス・セットプレーを得点源とする印象。J2の戦い方を熟知した木山監督らしいチーム作り。ただ木山監督、一度も昇格させていないのでクラブも監督もJ1昇格が悲願となる。編成としては合致している印象。ただ飛び抜けた戦力では無いのでまだダークホース的なクラブだと分析してます。ヨルディバイスと柳のキックオフルーティンは男臭かったです。


試合内容自体はトリニータの方が良かった。高畑奎汰が序盤に痛んで交代するというアクシデントがあったけれども、代わりに入った上夷も遜色なく、ボールを保持してゲームを優位に進められていたと思います。守備時4-4のブロックを築く形の岡山の守備を破り切れず、決定機は作れど決め切れないという内容。井上健太のスピード、藤本のボール奪取とドリブルと、両ワイドは良い仕事をしていたとは思うんだけれども、決定的な部分ではあと少し、あと少しだけ足りなかった。クロスの質、仕掛けの質、あと少しが足りなかった。







後半に入ると両チーム体力の消耗が目立ち、選手交代を繰り返したけれども、どんどんと体育の授業みたいなサッカーに変貌していった。肉弾戦に持ち込まれると技術も戦術も年俸もへったくれもなく、リスクをとって走る体力があった方が上回ってしまう。失点はそんな感じでした。ゲームを通じて優位に進められていたのに、先に得点出来なかったことが全てでしょうか。惜しいシーンは多々あって、ゴールの枠にシュートを飛ばせず、守備網を破れなかった。惜しかった。サムエルの独走とか、遂に体脂肪が燃え切った感が出ていた。




上位を伺う上で、大切な試合を落としたのは確か。サムエルが押し込んだゴール未遂は現地で観る限りはファウルだったのかな?という雰囲気でしたが、改めてダイジェストで観る限り先にGKがファンブルしてキャッチできていなかったのでゴールとして認められていても良かったんじゃないか、という印象に変わりました。残念。

かなり気合を入れて連敗阻止、上位進出のために全力を出したものの及ばず。悔しい敗戦で、勝ち点84を目指しているチームとしては不甲斐無い結果です。内容と結果はアンバランス。試合内容の質は悪くなく、惜しい試合でした。勝たせてあげられなかった。怪我人が多すぎるけれども、次の試合は水曜日にやってきてしまう。今日の試合内容を継続しつつ、ターンオーバー出来るメンバーがいるのかどうか。選手層は厚かったはずなのに、メンバー不足に陥ってしまう可能性がある。せっかく主力になりそうな雰囲気のあった若手達も故障を抱えてしまい、もう打つ手が少ない。逆境さんが来てしまうのか。チームで、クラブで、サポートで、バラバラにならずに乗り越えたい。夏を前にここまで苦しくなるとは。早くも正念場、でもブレずに継続して欲しい。伸びしろと勢いをもう一度もたらすメンバーの復帰に望みを持ちたい。