2023/03/26

2023年 明治安田生命J2リーグ 第6節 大宮戦

【大宮 3 - 0 大分】



大宮と大分関連で熱い戦いを繰り広げていることをご存じでしょうか?一文字違いのこの都市が実は日本一を争っていたんです。 
何かのニュースで見たんですが、パチンコ・パチスロ設置台数1位と2位が大宮と大分の店舗だったらしい。しかもお互いが日本最大を謳っており、しのぎを削っている模様です。全然知らんかった。楽園大宮は3030台と圧倒的な設置台数なんですが駅前にあって、複合施設に跨って設置されている総台数。一方のnikko大分中央店は1フロアに設置されている台数。各々の言い分では日本最大。大宮と大分、これだけ巨大店舗が経営できているということは地域住人にパチンカス利用者が多いということなので両地域の住人の質が問われる訳ですが、そこは目をつぶってですね、どうせならサッカーも賭け事あるよ、WINNERを買ってスタジアムにおいでよって誘導したいものです。めちゃくちゃどうでもいい戦いなんですけど、なかなか大宮に行くこともないので行ってみたんですよ。これまで何度も通ったスタジアムに向かう道のりで確かにあったなっていう記憶もあって、スタジアムに向かう途中にありますから、途中にありますから。大切なことなので2回書きました。3030台ってどういうことだよっていう。パチンカスの聖地、楽園大宮。


ということで学生時代に脳を焼かれてパチンカス気味だった私は午前中だけの短期勝負で勝利を得てスタジアムに向かいました。持ち球遊戯。店舗は確かに巨大。ズラーっと並んでいるパチンコ台の通路が永遠に続くような店舗は初めての体験。パチンコはあまり回らなかったんですけど、すぐに当たってくれたんでね、大宮で先に勝利ですよ。打った台は1000円あたりの回転数がボーダーを下回ってる計算だったんですけど、大宮は等価交換で・・・・え?興味無いですか!?サッカーの話を書いた方が良いですか?では一応ね、アウェイ観戦記ですからね、一応書き残します。
 

まずはnikko大分中央店のスタメン。勝っているうちは基本変える必要はないので今日も左サイドは高畑奎汰。この日も不動の3-4-2-1がベース。ベンチには待望の長沢が戦線復帰。推している宇津元はまたもベンチ入りならず。頑張ろう宇津元、我慢の時だ。雨のお陰でお客さんは激減したと思われますが、花粉も激減。観戦慣れしているので屋根が無くとも雨なら何とかなる。花粉よりは雨。

 対する楽園大宮。ここ数年の低迷と毎年のスローガンが全く噛み合わずに落ちぶれていく印象が凄かった大宮ですが、なんとかJ2に踏みとどまった。原博実さんの効果なんだろうか?今年は遂に強い外国籍選手のFWを据えて、あとは全員で何とかする大宮古来のスタイルを取り戻しつつある。相馬監督の体制を継続したことで、ようやく相馬監督らしいチーム戦術が滲み出て来た。鹿島時代は実現出来なかった4-4-2を縦横にコンパクトに圧縮するあのスタイル、今日の大宮はまるであの頃の町田のようなチームであった。昨シーズンはなかなかここまではっきり圧縮できていなかった印象。先鋭化しました。逆サイドはスライドが遅れたら死ぬんですけど、サイドで1対1の局面を作れた時に単騎で打開できるタイプを選べなかった相性の、巡り合わせの悪さ。もしこの日、コンビネーションで崩してクロスを上げるタイプの高畑奎汰ではなく、スタートから藤本を使っていたら結果は変わっていたかもしれない。選手個人の良い悪いよりは相性の問題。巡り合わせは悪かった印象。










集合写真の時の伊佐の咆哮。叫ぶ伊佐も素晴らしいし、呆れるキャプテン司も素晴らしいし、ブラジル勢が完全にスルーなのも素晴らしい。これを観に行くだけでもメインスタンドにお金を払う価値がある。ちなみにパチンコに負けた時は私もこんな感じで叫びます。あっという間にオフサイドっぽい流れから失点してしまった訳ですが、午前中に運を使い切ってしまった可能性のある私としてはちょっとした罪悪感抱えながら早めに同点になることを願う前半となりました。プレーに関与していないからオフサイドではない、という主審の判断だと思われます。線審がオフサイドと判断しても、最後は主審の判断。現地では分かりにくかった。前半の内容としては良いところも悪いところもあったと思うのだけれども、結局のところゴールを奪えなかったのが全てかなという印象です。



後半も立ち上がりに失点してしまって、更にコーナーキックからも失点するという、大宮にとっては効率の良い攻撃が実を結んだ結果となりました。確変3連荘。魚群のせいです。幅と深さが狭い局面の中で、藤本&町田也真人のコンビ投入で崩しに変化を加えてみたり、サムエル&長沢のツートップにして奥行を出したりと様々な工夫は見えましたが得点を奪えない。アタッカー周辺の釘が渋い。期待値はあるのにゴールに繋がらない。パチンコもですね、回る台を打っていても当たらない時は当たらないんでね、球技は期待値通りにいかないってことです。パチンカスであればこの試合を解釈できると思われます。あるよね、正しい立ち回りでも負ける日はある。突き詰めると当りハズレの理由が分からなくなっていく。結果、運を呼び込むために徳を積み始める。自力ではどうしようもならないものに直面した時、人は祈るのです。パチンコもサッカーも遊技です。野嶽の試合後のコメントとか監督のコメント通りの印象で、3-0になるような内容の試合ではなかったんだけれども、負けは負けです。勝負に負けた。今まで勝ち点を稼ぎ続けてきたけれども、再現性のある攻撃がバスバス決まっていた訳ではなかったので、攻撃面の課題はそのまま。先に失点すればこういう試合になることもあるってことです。










試合後の挨拶であれほど盛大にチャントが歌われることって今までほとんど無かったと思います。アウェイで、雨で、惨敗となると大体ヤケクソ気味になってしまうのですが、ややヤケクソ気味だったのかもしれませんけれども、それでも最後のチャントは良かったと思います。今年の一体感は全員で作れている印象です。まだシーズン序盤ですし、負けたからこそスタメン争いは激化するでしょうし、逆に次の試合のスタメンには興味がある。ホームでは負け無しを継続できるように、結果を出すチームに甘えて控えていたゲン担ぎをして次の試合に臨みましょう。来週は勝とう。


2023/03/20

2023年 明治安田生命J2リーグ 第5節 千葉戦

【大分 2 - 1 千葉】


自宅でDAZN生観戦。かつて恐れられた「お犬様の呪い」として何をどうやっても勝てなかった特級呪物扱いのジェフ戦が、2018年の第7節をキッカケに反転し、「亀の呪い返し」としてジェフに襲い掛かる。秋田犬調教師・高畑奎汰スペシャルサンクスデーの様相。素晴らしい!ホームでは3連勝ですよ!

呪いを解くためと称して自宅で全裸観戦してみたり、陰毛を剃り上げたりしてきた私としても大変喜ばしい結果です。ホームでジェフに勝利するという悲願達成以降、リーグ戦において対ジェフ戦5連勝というお得意様状態にまで戻せました。負けていたのではなく、ジェフ銀行に勝ち点を預けていたのだ、そう考えるに至りました。勝ち点総数60ポイント。20敗の歴史。金利を乗せて返済を迫る亀の呪い。豊和銀行のJ1昇格応援定期預金を超える金利を設定してやろう。

そんな借金返済の取り立てを行う怖い男たちのスタメンには変更がありました。左サイドは高畑奎汰でスタート。この采配が当たりに当たった。狙いとしては藤本の深い位置でのドリブルよりも高畑奎汰の浅い位置からの速めのクロスをチョイスしたのであろうと予想していました。藤本は清水戦でちょっと流血もあったし、高畑のスタートは妥当かな、くらいでしたけどここまで結果に結びつくとは。下平監督も試合後のインタビューでムキムキして嬉しそうでした。古巣対戦としてテンション高めだった大エース町田也真人はベンチスタート。

対するジェフ。昨年は個人的に優勝候補に挙げるほどユンジョンファン体制3年目の集大成に期待していたんだけど、堅い守備だけのチームに終わってしまった。今シーズンは堅い守備をベースに残しつつ、攻撃力を加味する意図がある編成となった印象。監督はヘッドコーチを昇格させて小林慶行監督となった。補強は呉屋や椿で攻撃力を上げた・・・・つもりだったんだろうけれどもまさかの櫻川ソロモンがレンタルで岡山に移籍するというとんでもない失態をしでかしてしまった。ジェフの強化部は何をやっているんですか?編成的にはソロモンの穴埋めに外国人FWの一人や二人加えても良いはずなんだけど、呉屋だけで足りると計算した模様。3-1-4-2をベースにシーズンに入ったけれども、この試合はメンバーも代えて4-4-2でチャレンジ。昨年のホーム千葉戦は呉屋さんの2ゴールで大逆転勝利だったのだけれども、今年呉屋さんがジェフのユニフォームを着ているのが変な感じです。ジェフ、開幕戦でヤバい状態の長崎にはギリギリ勝てたけど、その後勝利無し。実はよろしくないのではないのか?そんな予想通りの試合内容でした。今年のジェフ、なんだか良くない。特徴が無い。

ハイプレスで積極的な守備が持ち味となった両チーム。面倒くさいチームなのはトリニータの方でした。GK西川のキックの質でプレスを回避できるし、逆にジェフに長いボールを蹴られても上夷に操られたペレイラとデルランが跳ね返すし、弓場&野嶽がセカンドボール回収するしで、平常運転。予想外の4バックに対するやりずらさがあったとは思われるんだけれども、そんなに感じませんでした。立ち上がりにペースを握りつつあった13分にスナイパー高畑奎汰が1度目の「お手」発動。

この試合でFKを蹴っていた高畑奎汰。2本目で決めてしまいました。Twitterのゴールアピール写真は「頑張るぞい」くらいのテンションですが、FKからの直接ゴールは素晴らしかった。栃木戦の直接ゴールは偶然じゃないか説がありましたが大丈夫、ちゃんと狙ってますよ?インサイドで押し出すように蹴る無回転系の質のボールで、ワンバウンドしてゴール右隅に決まった。犬相手だけワンバウンド。ワンワン。「ほら、お手だ」と秋田犬を飼いならすスナイパー高畑奎汰の一撃で先制に成功。流れの中からゴールが遠いねって言ってたのにセットプレーで先制。得点出来るなら何の問題もございません!!良いんです!!得点なら何でも!!この先制点で追う立場になったジェフがイマイチになる。ボールを持たせておいた方が怖くないという、昨シーズンからのジェフとあまり変わっていない。むしろ5-4-1でガッツリ守ってセットプレーやらで何とかするスタイルの方が分かり易かった。新監督のもと、新戦術への移行時期だからでしょうか。前半のジェフは攻撃面がイマイチでした。

 

ハーフタイムのコメントは悪くないという話になっている小林監督。試合を通じて交代カードも残したので監督の手腕としては何とも言えない。まだよく分からない。ジェフは怪我人が多いのかもしれない。全体的にイマイチな感じ。



ただ、先制してから時間を使うようになったトリニータの攻撃もイマイチで、両チームの攻撃がファウルで止まりがちとなる試合展開。正直なところ、観ていて少し退屈でした。結果を求めるならば問題ないんだけれども、もうひとつの目標である1万人を集めるサッカーには少し届かない内容。しかし、72分の野嶽のドリブル突破の一連の動きは素晴らしかった。あんな攻撃が続くのならば観に行く価値がある。ハーフライン手前でボールを受けると突如ドリブルで前進し始めた野嶽。伊佐とのワンツーを受けてかつて旧職で得意だった右サイドからクロスを供給。このクロスに走り込んだのが高畑奎汰。放物線を描いたヘディングシュートがゴールへと吸い込まれた。高畑奎汰がヘディングでゴールですよ、意外過ぎてびっくりですよ。クロスを上げる側でチョイスされたはずなのにお前が決めるんかい状態。秋田犬に「おかわり」を要求。流れの中からのゴールです、満額回答です。文句なしのMOM。3ゴール目を決めてJ2得点王タイに躍り出てしまった。野嶽が急にドリブルし始めたのがジェフDF陣にも意外だったんじゃなかろうか。私にも意外でしたもの。野嶽の本職を思い出させるプレーでした。あ、そうだ、もともとサイドの選手だった!的な。アシスト決めた後も凄い冷静だったのが印象的。

勝ったは勝ったのですが、最後にパワープレーじみたクロスから失点したのは余計ですし、内容的にもやはり全体的には「圧倒的強さ」は感じられません。失点シーンのプレスは酷かった。ただ、チームに「いやらしさ」は感じるし、面倒なチームになっていることは確実です。清水戦で引き分けとなった後に勝利出来たことは本当に素晴らしい。課題は残しつつも勝ち点3を得られているので超ポジティブではあるんだけど、観客が遂に目標を割ってしまったのでテコ入れは必要です。現場は結果を出し続けているんでね、フロントも集客を一工夫頑張れ。というか、フロントこそ頑張れ。


あとはベンチワークですかね。FWのチョイスとして中々機能していないサムエルよりも宇津元の方が戦術が切り替わらずにプレスを続けられるので良いと思うんですよね。サムエルを使う場合は攻撃に専念させるために宇津元と2トップにしてあげたい。U-20から屋敷と保田も帰って来たし、長沢もそろそろ戻って来てくれるんじゃなかろうか。贅沢な悩みではあります。ジンクス的にジェフを倒せると昇格戦線に絡めますんでね、縁起は良い。次節はアウェイで大宮戦。難しい試合になりそうだけれども、モチベーションを下げずに挑んで欲しい。この調子で行きましょう。



2023/03/13

2023年 明治安田生命J2リーグ 第4節 清水戦

【清水 0 - 0 大分】


古代Jリーグにおいて唯一企業母体を持たないサッカー王国が存在したという超古代文明の存在を確かめに清水に探検に行って来ました。失われたサッカー王国の痕跡を探す旅。




古い文献にあったエンブレムとは違うので、失われたサッカー王国が本当に存在したのかどうか、確証を得ることは出来ませんでした。サッカー王国のクラブがJ2にいる訳が無いし。清水にあるスタジアムはマチュピチュか、というくらい坂の上の頂上にあるスタジアム。なぜ日本の地方都市にありがちな公園を伴う体育施設は山の上に作られるのか。土地が安いからに他なりません。どうも「体育・公園施設」の観点で作ってしまう。街中に作ってビジネスとして活用する思想が古代から足りていませんでした。レゾドも体育施設よな。プロの興行と体育は分けられるよね。ようやく長崎や広島がそれに気づき、街中に観光施設を伴うビジネスの場としてのスタジアム建設の潮流が出来つつあります。清水も新しいスタジアムを建設する予定があり、街中に予定されている模様。そうなるとIAIスタジアムも本当にマチュピチュの如く失われた文明になる運命なのでしょうか。



花粉を覚悟して現地に行きましたが、標高が高いからでしょうか?街中よりも平気だった気がします。静岡茶のカテキンパワーなのか、飲んだアレルギーの薬が効いていたのかは定かではありません。専用スタジアムとあって全席から観やすい。チケット代が信じられないくらい高いですけれども。J2なのに高い。J2なのに。


バックスタンドでグッズを身に付けずひっそりと観戦したのですが、先着入場者にフリースポンチョが無料配布されたので貰いました。使うことは無いと思いますが一応持って帰った。座るとちょうど良い長さ。下半身スッポンポンだとギリギリハミッチョする丈です。ハミッチョします。スッポンポンハミッチョ。古代から受け継がれているポンチョの語源ですね。何なんだ?ハミッチョって。自分でも何を書いているのかよく分かりません。


ハイブリッド芝が承認される以前の古代Jリーグには「ベストピッチ賞」なるものが存在していたらしく、8年連続でそのベストピッチ賞を獲得したことがあるらしい。現代も芝は美しかった。



はい、おふざけはここまでにしてサッカーの話です。開幕3連勝の勢いに乗ってJ2優勝候補筆頭、本命馬中の本命馬、清水に当たって砕けろ大作戦。砕けませんでした!なぜか2.0倍オッズの本命馬がスタートに失敗して馬群に揉まれているのは想定外ですが、第4コーナーを回ってからが勝負ですから差を詰められないことが大切です。アウェイで本命馬に対し、勝ち点1をもぎ取って持ち帰った結果はポジティブです。内容は微妙な印象ですが、結果だけはポジティブ。両チーム精度が低い攻撃でイライラが募った試合になったのではなかろうか。

メンバーはCBデルランが出るらん。出よらんことはなく、出るらんでした。しかしこのデルランに対して試合中に色々味方から注文が飛んでいたので上手くいっていない何かがあった印象でした。ベンチメンバーはまだ早い印象のサムエルが今節もベンチ入り。やっぱりまだコンディション的に早かったと思いました。勝っている間はチームをいじらない鉄則がありますから、ベースは開幕から継続中。

対する清水。水曜日にルヴァンカップを戦って川崎に勝利し、活躍したメンバーをリーグ戦でも投入。このメンバー変更によって質が向上したのではなかろうか?守備時4-4-2がベースになっているという分析が主流。ディサロと神谷のJ2で名を残したツートップが先発。右サイドハーフに北川。レイソルと入れ替えっこしたDFのうち高橋がスタメン。もう一人は鉄人鈴木義宜。J1得点王、セレッソを飛び出した乾がベンチスタート。チアゴサンタナがベンチスタートになったこともあってか、積極的な守備を行えるチームに変貌。我が軍では伊佐が、清水ではディサロがプレス開始のスイッチとなりしつこくボールを追い続ける展開で試合は始まった。




トリニータは長いボールも使いながら、プレスを回避しつつ前進を試みる。清水のツートップでプレスにくるので途中からボランチを1枚下げて、野嶽が最終ラインに降りたりして枚数を増やしプレスを回避しつつ若干前進は出来たものの、そこからサイドに展開するボールの質が悪かったり、サイドに展開できても左では藤本が仕掛けても抜けきれず、右では茂平が突破できずと両サイドの攻撃が完封された。供給されるボールの質が低かったので個人が完全に悪い訳ではないけれども、トリニータは前進しても前線が仕事できず攻撃面では停滞した印象。藤本は流血するほどのかなり強いタックルを受けたこともあって個で上回ることが出来なかった。コーナーキックからのカウンターチャンスは弓場がよく走ったけれども惜しくも決め切れず。ピンチは西川がビッグセーブを連発。






清水も引いている状態のトリニータを崩し切れるほどの成熟した攻撃力がある訳ではなく、セットプレーを工夫して何とかしようとしていた印象。何種類もデザインしていたセットプレーがありました。が、トリニータの守備陣は最後のところで跳ね返した。清水の攻撃精度がイマイチだったこともあるけれども、守備時の奮闘は素晴らしかった。




清水がセットプレーの準備中、清水の守備陣は割と長い時間話し合っていた。監督が誰であってもこの3人で対応出来てしまうんじゃなかろうか。ピッチ上での判断、対応力は高めのチームなのでね、やっぱり第4コーナー回ってから追い上げてくると感じましたよ。監督が誰であってもな。









後半、町田&高畑を投入して個よりもユニットでのグループ攻略に転換するような選手交代を行ったトリニータ。それでも攻撃の精度は改善せず。どんどんと攻撃の時間が短くなり徐々に防戦一方に。清水もチアゴサンタナを投入して先制を目指すも、西川の好セーブと清水の攻撃精度の低さも相まってスコアレスドローとなりました。トリニータはシュート数が少なく、攻撃を抑えられてしまった印象があり、セットプレーで何とか得点して連勝をしてきたけれども、まだ流れの中から複数得点するようなレベルに達していないことが浮き彫りになりました。ただ、そこまで課題になるような問題ではなく、本命馬の清水のイキの良いメンバーに対しては上回れなかった、という事だと思います。冒頭にも書きましたが、アウェイで清水相手にスコアレスドローなのでね、結果はポジティブなんですよ。ただ、3連勝で首位に立っていたこともあって勿体無い感じになってしまっている分、損をしたような気持ちになりますがそうではありません。まだ無敗ですし。清水も無敗だけど。


なぜかJ2にいる昨年J1得点王に得点は許さなかった。なぜかJ2にいるA代表の正GKが守るゴールは残念ながら破れなかった。そう考えると勝ち点1は悪くない結果です。3勝1分け、良いペースです。ホームで勝利し、アウェイで引き分け。それが出来れば昇格ですよ。次節はホームで宿敵ジェフ戦。宿敵を倒さずして昇格は無いので攻撃の精度と強度を上げて挑みたい。打倒ジェフ。


2023/03/06

2023年 明治安田生命J2リーグ 第3節 栃木戦

【大分 1 - 0 栃木】


3連勝!J2首位!1万1千人の動員!完璧なシーズンの滑り出し!2023年は第3節で首位に躍り出ると、そのまま一度も首位の座を譲ることなくJ2を優勝、みたいな1年のまとめが1行で済む簡単な形を希望します。是非ともこのまま突っ走って欲しい。全ブロガーのシーズン振り返りが楽になって助かりますんで是非ご協力下さい!3連勝の助走付きで次節、アウェイで清水に全力で体当たり出来ることは大きいですよ!体当たりしよう、清水に助走付きの体当たりを。

冷静に振り返ると3連勝という結果は素晴らしいのですが、内容的には割と苦しんでギリギリで達成しております。楽勝だぜ!とか、圧勝だったな!みたいな感想にはならんのでね、引き続き分厚い応援が必要です。この日も不安要素があり、第1節、第2節と続いて堅牢だった3バックの布陣が今節も変更。デルラン出とらん。おそらく8,000人くらいが口に出して言ったと思います、デルラン出とらん。デルランの試合直前のツイートを翻訳したら「胃の問題」らしい。まだ異国の地で生活を初めたばかりなので、きっと飲み食いして良いものが定まっていないのではなかろうか。だんご汁なのにだんご入ってないじゃん!とか、きっとそういう問題です(※絶対違う)。早くペレイラ先輩を見習ってほっともっとの唐揚げ弁当に適応して欲しい。3バックの左には「ランボー香川」が入った。何故に急にランボー呼ばわりなのかは不明です。筋トレに目覚めたらしい。バンダナ巻いて筋トレしているんだろうか?デルランの不在は香川の筋肉で解決。

対する栃木、時崎体制を維持して3-4-2-1を運用中。昨年からグティエレス、谷内田が居なくなったくらいでほぼ戦力はキープ。昨年アウェイで我が軍との対戦時に劇的ゴールを奪った根本が今シーズンも引き続き湘南からレンタル。今年は主軸になった模様。福森健太は弊社からの派遣社員なので出場不可。基本的には積極的な守備からワンチャンスを狙うチーム。高萩洋二郎が攻撃に変化を加える役目。シーズン開幕後、熊本・仙台と戦って1分け1敗。ベースが変わっていないので難しい相手になるであろうことは想像できていた。ミラーゲームだったし。卒業生の黒﨑は藤本とマッチアップ。プレスは我が軍の方が迷いなく連動&プレーしているので上回れたシーンが多かったけれども、1つプレッシャーを剥がされて逆サイドに展開されていたら危うかったシーンもあったので次も何とかなるのかどうかは微妙な力関係だなって印象でした。今回は何とかなった。

そういえば最近、当たり前のようにウサギがいます。稼働率が高くなった?もしかすると開幕戦だけ頑張ったら勝ったので続けているとか?勝っていると縁起を担いで色々と変えられなくなる症候群に陥るので気を付けような。どんなに勝ち続けてもパンツは履き替えような。



前半はボールを持たされた印象。栃木が最終ラインでボールを回すよりも前線に供給して時間をやり過ごすアウェイでの戦い方を選んだ。トリニータにボールを持たせて、プレッシングから引っ掛けてのショートカウンターを狙う。試合開始から20分頃までは大体プレスをかける側が元気なので栃木のプレスを掻い潜るシーンは作り辛く、持たされる時間が長くなった。しかしですね、保持しても、保持しなくても、どっちでも出来るのが今シーズンの大分トリニータ。面倒なチームです。最終ラインはランボー香川が入っても、守備もボール回しも安定していたし、セカンドボール回収業者の弓場と野嶽は相変わらずの回収率だし、両翼の藤本・茂平もそれぞれ仕事するし、攻撃が失敗しても早い寄せで即座にボールを奪還して、相手を走らせながら慌てず、騒がず、あわよくばセットプレーで1点取ってしまえ的な前半でした。安藤とデルランが居なくなった分、コーナーキックなどで少し迫力は落ちた印象はあるものの、得点の可能性は感じた。



何よりも前半、一番目立っていたのは伊佐。奪われたら奪い返す、最初にスイッチを入れる伊佐が常に全力で素早くプレスを始め、梅崎・野村も同じくらいの強度で連動する。一番面倒なプレイヤー。真ん中で競り合ってキープ&ポスト、サイドに流れてチャンスメイクも行う、クロスも放つ、シュートも打つ、過酷な労働をこなしていることを、後半にサムエルが交代で入って如実に感じました。サムエルはまだ「早すぎたんだ・・・」って印象。ナウシカの巨神兵みたいな。パワーは感じたけど初動にスピードが乗らないのでもう少しでしょうか。

後半に入ると栃木の足も止まりがちになり、前進して押し込むことが出来始めました。カウンターを許さず、連続してコーナーキックを獲得するなど得点の雰囲気が濃厚になり始めた。しかし、栃木の守備は粘り強く、ゴールを割れない展開が続く。梅崎→町田也真人、伊佐→サムエル、藤本→高畑と選手交代で攻撃を活性化するも、惜しいシーンは続出するも決め切れず。Mr.潤滑油・町田也真人さんがやっぱり素晴らしかった。そんな中で右サイド奥で得たFKを高畑奎汰が直接蹴って決めた。位置的に直接ゴールを狙うことは無さそうな角度だったし、サムエルとかキャラ強めの選手がゴール前にいたので栃木GKも気を取られたと思われる。直接は意外だったのでビックリしました。

美しい軌道を描いたゴールでしたけど、写真が普通です。キャラ的にアホ顔を求められる高畑奎汰ではないので、ニータンを抱えて可愛さアピール路線でも良かったと思います。写真に話題性が足りない。ただ、先制ゴール自体は話題性抜群。3連勝でJ2首位に躍り出るゴールなので各種紙面を飾るに違いない。左サイドハーフ、ドリブルの藤本・精度の高いボールを蹴れる高畑。甲乙つけがたい左サイド。ガンタンクとガンキャノンが選べます。今年のチームは選手の個性が強く出ている。個性が強い選手じゃなきゃスタメンに選ばれないのかもしれないけれども、途中出場した選手も全員良かった。このまま無敗優勝の可能性を持ったままなるべく継続して繋いで頂きたい。

次節は優勝予想候補No.1、清水エスパルスとの対戦。3連勝の助走を付けたんでね、ドカーンとぶつかりたい。ドカーンっと。


2023/03/01

2023年 J2順位予想


毎年、誰も得しないJ2順位予想です。今年書いた戦力分析はあまり読まれていませんが、一応ね、一応、いちおう開幕直前に立て続けに書きました。長いので分けて書きました。本当に暇な時に読むと良いよ。


今年は既に2節が終了してしまって今更順位予想かと思われるかもしれません。しかし、今年からは趣が変わったのです。ギャンブルです、ギャンブル。WINNERと名付けられた、人生の敗北者しか買っていないサッカーくじに年間優勝予想というジャンルが始まったのです。木村の元気が二割増しになる軽い麻薬です。


W杯でも優勝予想があったけれどもJリーグでも始まりました。1試合だけの予想だけではなく、年間を通じて王者1チームを当てるギャンブル。J2だと22チーム中、1チームを予想して当てる。複数買っても良し、1チームだけ買っても良し、1口200円のくじを何口買っても良し。当てれば賭けたお金×オッズ倍率で返って来る。古来からある原始的なギャンブルです。このギャンブルの締め切りが3月4日13時50分なのです。まだ間に合う。


私、定期的にオッズの動きをメモしているのですがまずは第1節が終わった時点(2月20日)でのオッズを確認してみましょう。私のメモなんでね、間違っていたとしても文句は言うな。


開幕して1試合を経てのオッズ。2月20日時点のオッズですからね、ご注意を。このオッズ、どうやって算出しているか、その原理は単純。独立行政法人日本スポーツ振興センターという名の反社会的勢力の胴元が金を集めます。(※反社ではありません。怒られるかもしれない。)胴元の取り分が50%、つまり集めたお金の半分は胴元が持って行くのです。競馬などの公営競技は胴元が25%くらい持って行くのですが、サッカーくじは反社会的勢力が仕切っているので50%持って行かれます。(※怒られるぞ)しかし、しかしですね?反社会的勢力が仕切っているので当選金額は何と非課税所得なのです!!(※怒られる)非課税所得、なんていう素敵な響きだ。


胴元が持ち去った後の、残った半分のお金を当たった人だけで配分する、その配分の倍率こそがオッズなのです。だから最も沢山の人が優勝するとお金を多く賭けているのが大本命、人気No.1清水エスパルスということになります。沢山の人が買っているので1.9倍にしかならないということです。取り分が少ない。つまり、多くの人が予想した集合知がオッズに現れるということなのです。そしてこのオッズ、直近でどう動いたか。2節を消化して、このブログを書いている時点でのオッズがこちら。



清水のオッズが若干上昇。そしておい!大分トリニータのオッズが下がってんぞ!人気銘柄に浮上。6番人気だったのに3番人気までに浮上してしまった!2連勝した山形、そして首位の藤枝もかなりオッズを下げた。栃木SCのオッズが上昇しているので人気が相対的に下がっているという事ですね。


前置きが長くなりましたが、これってもうJ2順位予想じゃん?って話なんです。多くの人が予想して、順番が付いたものなのでこのオッズ順を今年の順位予想にしてしまおうと思います。手抜きではありません、全体の戦力分析をした上で優勝予想をする、そして買う。ただ、優勝予想をしているチームだけは違います。首位だけ差し替えて、2位以下を清水から順番で並ぶという予想です。私が優勝予想として購入しているチーム、それは・・・・・


大分トリニータ単勝1点買い。250口です。勝負の250口です。これ、開幕前に買っているところに注目されたい。この時はまだ中穴程度で10倍くらいのオッズだったんです。10倍おいしいなぁって思っていたんですけど、今6倍を切ってしまったので複雑な気持ちです。普通の人は締め切り直前まで待って、賭け金を決めるのがセオリーです。私には250口を買う心の勢いが必要だったので、開幕前に買いました。



この250口は当たるに決まっていますんでね、非課税の当選金を来年全額、個人スポンサーに応募すればですね、クラブも優勝して、個人スポンサーの額も大幅に上げられる、WIN×WINのWINNERってことですね。圧倒的大本命はいまだ清水で間違いないとは思います。思ってはいます。ただし、2倍やそこらに夢は無い。J1昇格の夢を、希望を、非課税所得を繋ぐ2023。3月4日13時50分締め切りです。ご注意ください。