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2024/08/21

2024年 天皇杯 4回戦 京都戦

【大分 0 - 2 京都】



天皇杯、終了。川崎を倒して京都に負ける2024年でした。19時までに帰宅しようとしたら都内はゲリラ豪雨オブ豪雨、キングオブゲリラ豪雨に襲われまして、止まった電車の中で前半を観ました。スマホの小さい画面で何となく分かる雰囲気。PK獲得とその後の流れをクリップにまとめた冒頭の動画だけ観てください。特にキッカー伊佐が準備をしていたら出てくるデルラン。主張するデルラン。じゃんけんする流れ。これがハイライト。じゃんけんが弱い伊佐が悪い。カップ戦なのでね、PKの練習はしているはずなんですよ。それで立候補した選手が枠に行かないんだから負けます。デルランなんでしゃしゃり出るらん?

残念ながら敗北してしまったスタメンは怪我を克服したメンバー中心でした。それでもまだベテラン勢は居ないんだけれども。フォーメーションはいつもの3-4-2-1かなと思われます。スマホの小さい画面だったので自信はない。GKはムンがスタメンだったのは意外。ただ、ムンのプレーは良い縦パスをズバズバ入れていてリバウンドメンタリティは感じました。いいチャレンジが多かった。予想としては西川幸之介がスタメンなんだろうと思っていただけに驚きであった。何かアクシデントだとしたら今シーズンの西川は運が無さ過ぎる。高校2年生の平野稜太が衝撃のベンチ入り。一体何があったんだろうか?その他、羽田も久しぶり過ぎてビックリですよ。3バックの右が茂平だったような雰囲気。自信はない。ボランチは弓場と小酒井がいるので何とかなった。右サイドに金髪角刈り松尾がいて、左に宇津元だったように感じる。自信はない。で、ワントップが伊佐でシャドーが若手の松岡と木許。木許はPK獲得という結果を残しました。ベンチには本当に久しぶりの池田、屋敷。戦線に復帰。良かった。


対するは京都。共創とか、強く超えるとか、謎にスローガン全部乗せで九州に上陸。ただいまJ1で16位のチームで、鈴木義宜と三竿を置いてくる余裕の選手層。守備時4-3-3に見えたのだけれども自信はない。前半は防戦一方になったのだけれども、京都の切り替えが速かったのか、前線へのパスが繋がらなかったのか、押し込まれる時間帯が長かった。要所要所で効率良く抑えられた印象で、常にハイプレスでガツガツやられるような、かつてのチョウキジェ監督のサッカーからはイメージと違った。トリニータの強度が弱かったのか?精度が低かったのかは一概には言えませんが全体を通して上回られてしまった印象でした。それでも前半はよく辛抱できていたと思います。


46分で羽田は交代。安藤にバトンタッチ。ずぶ濡れで帰宅して、着替えて晩御飯を食べていたら失点シーンは全て見逃しました。ちょいちょい巻き戻しつつ観ました。後半の内容は若干盛り返せたような印象はあったものの、結果的にはコーナーキックから失点し、茂平が退場し、自陣でマイボールのスローインを起点になぜかダメ押し失点するというバッドルーザーっぷり。バッドです、バッド。全然グッドじゃない負け方でした。力負けでしたね。川崎の方が強かったような気はするけれども。若手が経験を積める貴重な試合はもう終わってしまいました。リーグ戦に絡めるように、J1の強度から逆算してもっと鍛錬を積まなければならないことを糧に、今後に活かさなければなりません。天皇杯が終わってしまうのはいつも寂しい。


残りはリーグ戦に集中となりました。残りは11試合。あと11回ブログを更新すれば今年も終りです。どっぷりJ2残留争いに参加してしまいそうですが頑張って生き残りましょう。



2018/10/07

2018年 明治安田生命J2リーグ 第36節 京都戦

【大分 2 - 1 京都】



絶賛、勇往邁進中!大分トリニータが5連勝を飾りました!残り全部勝つと書き始めて5戦目、やったぞ勝った!勝った!勝った!また勝った!もうひとつおまけにまた勝った!5連勝なので5回書きました。縁起物なので我慢してご査収ください。暫定首位に返り咲き、自動昇格圏内に割り込み。この時期に優勝争いが出来る幸せを噛み締めながらのDAZN生観戦でした。


今日の先発陣は前節と変わらず。試合を作るスターティングメンバーと流れを変えて試合を決めるベンチメンバーの選定。藤本の5試合連続ゴールが期待されていました。


対する京都。2018年、全J2ウォッチャーが意表を突かれた、まさかの布部監督続投。レガースを付けさせて上位へ導いた石丸監督から布部監督にした時点で謎だったのですが、どうも京都の強化部長と近大の同級生というザ・お友達人事が全ての元凶だった模様。布部監督が優秀であれば何の問題もなかったはずだったけど、残念ながら姿形は抜群にかっこ良いだけで、サッカーで結果は残せず。それでも留任させる保険として名古屋時代のコネクションを活かしボスココーチをそっと添えてみたもののJ2最下位へと転落。居残ったサポーターからこのままじゃJ3に落ちると詰め寄られ、「落ちひん!そんなこと言うから落ちるんだよ!」とバカと言うやつがバカ理論を叫んだ小島強化部長。


J2流行語大賞がもしもあるならば、この「落ちひん」が今シーズンダントツのパワーワード。我が軍の降格時は保険の方が酷すぎてそのまま落ちましたが、そこはお金のあるチーム。泣いて布部を切り、ボスコ監督就任後、残留争いから抜け出そうと建て直し中の「落ちひん京都」。ピッチ上と全然関係ない部分でクラブがこじれていく様が客足を遠ざけてしまう。京都を見ているとトラウマが蘇って仕方ないので辛い。お金あるから何とかなるから羨ましい。


試合はこの京都が、最近の調子の良さを発揮して最初だけ元気でした。京都のゲームプランは前からプレッシャーをかけることが出来る前半開始直後をピークと設定して、後は流れで何とかしようとした印象。我が軍はしっかりボールを回して相手を疲弊させれば良かっただけなのですが、個の優秀さが目立つ京都の圧力をいなすことが出来ずに早々に失点してしまう。


京都のゲームプランがガッツリとハマって嫌な予感しかしなかったのですが、そこは攻撃陣が絶好調の我が軍。大好物の4バック相手であれば数々のチャンスを生み出せてしまう。三平がゴリゴリのドリブルでシュートまで持ち込んだ時は京都GK清水圭介に左手一本で止められてしまいましたが、素晴らしいプレーの連続に、我が軍も、かつて我が軍で育て上げた圭介も成長したなと目を細めて観ていましたが、直後にクリアが味方DFに当たってこぼれ球となり、小手川が無人のゴールにシュートを流し込んだ時は細めていた目をそのままそっと閉じざるを得ませんでした。うん、そうね、我が軍で活躍してた頃もこんな感じのことあったね。懐かしい・・・。


幸運にも相手のミスで同点に追いつけた大分トリニータ。ここからリセットです、リセット。気を取り直してゲームを落ち着かせることが出来ました。10月なのに台風一過で暑かった大銀ドーム、20分過ぎには京都FW闘莉王が早々にバテてしまい前線からのプレッシャーがズルズルになってしまう。試合後の京都MF重廣選手のコメントを読むと微妙な気持ちになれますのでお薦めです。闘莉王怖い。


しかし、ボスコ監督はある程度これを見越していたのか闘莉王をワントップにして3バックへ移行。守備時には5バックと化してサイドのスペースを消し、守備ブロックを形成。やれること、やれないことのメリハリがあり残留戦線を抜け出せそうな監督の手腕が存分に発揮されていました。疲れたら塹壕に閉じこもる。後は放り込め、セットプレーで何とか出来るぞ、的な。シンプルではあるものの、意外と我が軍が苦手とする戦法なので苦しかった。どこのスタジアムにも居る前に蹴れと叫ぶおじさん達が大好きなお金がないと出来ないサッカーでした。


ゲームのペースを取り戻すも得点には至らなかった前半を終え、後半に入ると先に京都が動く。仙頭を下げてブラジル人だけど実力はさっぱり分からないジュニーニョを投入するボスコ監督。しかし得点したのは我が軍でした。京都の守備の隙を突き逆転に成功。美しい崩しでした。


これにより、後は適宜交代枠を使って時間を使えば良くなった我が軍。しかし京都もレンゾロペスを投入して前線への放り込みを強化。そのため割と守備的な采配を強いられ、珍しく松本怜に代えて岡野の投入が先でした。


その後、前がかりになる京都を攻略するために三平に代えて「ペナルティエリア生まれ、ペナルティエリア育ち、悪そうなパスも大体決める」でおなじみの(※初耳)藤本を投入。5試合連続でのゴールが期待されましたが、さすがに15分程度しか時間がなく、決定機まで持ち込む回数が少なく、連続ゴールはなりませんでしたが脅威にはなったと思います。実家で落ち着くエピソードもネタ切れ気味だったので若干安堵感がありますが次、決めましょう。京都も岩崎を投入して速いドリブルでアクセントを加えるも、ほぼ放り込みに終始して岩崎も活かせず。最後は星に代えて那須川を投入し京都の外国人&闘莉王のセットプレーを抑える。珍しく守備陣を厚くした片野坂監督でした。無事に逃げ切りに成功し、逆転による5連勝。止まらない勢いでございます。


この時期の下位チームは非常に厄介で、19位とは言えど安心して観られる心境にはなれず、落ちひんであろう京都に変貌していたので本当に難しい試合で危うかったと思います。しかし、小手川の2得点で勝利。勝ち点を66に伸ばし、目標まであと4と迫りました。暫定首位にもなっていますが、気にせず一つ一つ目の前の試合に集中して行きましょう。次節の町田戦は頂上決戦となります。縦にも横にも密集して狭い局面で戦う町田に対して、ホームで対戦した時のようなピッチを広く使う我が軍との戦術思想闘争。直接対決を制覇して6連勝を目指しましょう。


2018/04/07

2018年 明治安田生命J2リーグ 第8節 京都戦

【京都 0 - 1 大分】



春です、春。桜散り、若葉芽吹く春です。陰毛も芽吹く春。だのに寒いったらありゃしない雨の西京極でした。厳しいピッチコンディションの中、我慢に我慢を重ねて最後に仕留めるという試合運びを完遂。勝負強い大分トリニータ、J2首位浮上ですよ!暫定とか要らないから!首位って言っときゃ良いんです。騙されて大銀ドームに観に来るレベルのニワカファンを増やさねばなりません。J2首位!大分トリニータ!ジェフに勝ったんだから他に負ける訳がないんですよ!



ハーフタイムにだけ雨が止む、という観戦している側には辛く厳しい天候の中、守備陣の奮闘のおかげで無失点とアウェイで勝ち点をもぎり取ってくれました。雨でアウェイで濡れて負けると死にたくなりますが、勝つと一気にハイになるのでサッカーは恐ろしい麻薬です。敗北ダメ。ゼッタイ。今日は守備陣の奮闘を称えたい一戦。丸谷が体調不良ということでスタメンには変更が。


姫野が今季初先発。ベンチ入りもままならなかった若手にチャンス到来。正直なところシュートチャンスが枠に飛ばない辺り、あまり成長の痕跡は確認できませんでしたがゲームを作るという上での働きっぷりは十分に丸谷の穴を当然の如く埋めました。層が厚い。選手層が。ミルフィーユくらい断層がある。



対する布部監督率いる京都。闘莉王をアンカーに置く4-3-3を数試合前から布陣している模様。シーズン前からこの形ならともかく、唐突感のある闘莉王アンカーシステム。勝てない状況に手探り状態に陥っている雰囲気。昨年は勝てない時にFW闘莉王で何とかなった布将。困ったら闘莉王の置き場を変えるらしい。しかし、今日の試合を観る限り大ブレーキ掛けているのがこの闘莉王アンカーシステムのせいのような・・・。たまたま今日の闘莉王の出来が悪かっただけなのかもしれませんが、どうせならやっぱりFW闘莉王の方が即効性あるんじゃなかろうか。ボスココーチに怒られるから出来ないのか?3人目の交代枠を使う時、ボスココーチが指示していてもう既に傀儡政権っぽい雰囲気もあった。得点が少ない京都、FW闘莉王が待たれます。布将を自由にすべきじゃなかろうか。ボスココーチの方が余計だったかもしれない。布将を自由に!NUNOBE is FREE!布将、画になるので写真撮らざるを得ない。



その布部監督(背後霊ボスコ)の大分トリニータ対策はハイプレス。両軍コンパクトな布陣で探り合いを開始しましたが、横殴りの大粒の雨の影響かシュートに至るまでの精度を欠く展開。お互いに決定機を作り切れない、決め切れない前半でした。怪我から復帰したエスクデロを先発させたけど、45分間のプレーと決めていたらしい布将(背後霊ボスコ)はあっさりと後半頭から交代させる。対して試合終了間際に交代した選手に得点を紡ぎ出させた我が軍の片将。今日の勝負の差は背後霊が憑いているか、憑いていないかの差だったかもしれません。まぁ途中、闘莉王が前線に上がりっぱなしになった時間帯もあったんですけど、怪我なのか、背後霊のせいなのか交代となりました。布将を自由に!ちなみにその時、京都のDFが闘莉王に見えないように小さなジェスチャーで交代させて!ってベンチにサインを送っていたのが見えて、なんか、色々大変そうだなって思いました。



試合を決めた終了間際のプレーは素晴らしかった。あの時間帯に交代した選手が連動して得点を生むんだから層が凄い。層が。清本が得点を決めた瞬間、チームの団結力が溢れ出して止まらなくて、一体感ありましたよ。勢いと、一体感と、運と余裕がありました。昨年1度も乗り越えられなかった3連勝の壁をブチ破っての4連勝。ジェフに勝ったんだから当然です。









西京極に美しい大型ビジョンがあると違和感しかない世代となってしまいました・・・。あごの長いGKだな・・・。



来週、大銀ドームにニワカファンを殺到させるために首位って言い張り続ける1週間にしましょう。



2017/08/21

2017年 明治安田生命J2リーグ 第29節 京都戦

【京都 2 - 2 大分】

大分FCには誇れる特別な能力が1つだけあって、スローガンだけは間違えない。資金繰りが怪しいことは1回くらいあってもスローガンだけは昔から素晴らしかった。今年のスローガン「初志貫徹」も今この状況にうってつけというか、迷ったときにどうするのか、スローガン思い出せ、やりきろうじゃないか、と。そう思わせる力強さのあるスローガンじゃないですか。この状況を予想できてはいなかったと思うのだけれども、大分FC素晴らしい。今日の試合は原点回帰、初志貫徹を表現できるかどうかの試合だったと思います。




思い出いっぱいの西京極。DAZNで観たのですがスタメンはシキーニョがツルツルになってベンチスタート。いつもの面々に戻りました。対する京都。ホームでの試合では闘莉王とケヴィンオリスのツインタワーの前に屈しましたが、京都は前節色々あって主力4人が累積警告で出場停止という手負いの状態。我々にとってはチャンスなのですが、そこは資金力豊富な京都。選手層だけはガチ。闘莉王がいなくてもエスクデロ競飛王も大黒も韓国人FWまでいる。っていうか闘莉王をFWとして使っているのでFWが十分足りておます。ぶぶ漬けお食べやす。


今日もきっと前半は苦戦するだろうなと思っていたのですが、そこは未知数のままの布部監督。巨兵の前線に物を言わせてサイドから放り込み、小屋松が何かやる、という布部京都のサッカーを愚直に貫く。トリニータ対策というよりは所謂「自分達のサッカー」。しかしこれはこれで最終ラインが押し込まれ、前線との距離感が増し、やりきるべきだったサッカーは結果としてやっぱり苦戦を強いられてしまう。それでも守備陣の奮闘もあり前半無失点で終われるか・・・・という雰囲気が出てきたところでセットプレーを決められてしまう。


今日も厳しいかと思われた後半、盆地で盆に3連戦の後半ともなれば疲労も出て来て足が止まりがちになる京都。プレッシャーを剥がせれば我が軍の最終ラインからの攻撃が美しく決まってしまう。左にツルツルのシキーニョを投入後から前線に迫力が増す。右サイドからの美し過ぎる崩しが大成功。こういうのを見せられるとやっぱり初志貫徹、やりきろうよと思ってしまう。夏侯惇はよくぞ前線まで走りました。ツルツルのシキーニョを左に投入した直後に右から決まったこの攻撃、ツルツルのシキーニョおとり作戦と言っても過言ではないでしょう。


そしてついに、背番号10番になってしまったばっかりに過剰な期待を背負わされた男が仕事をする。これまた伊佐が投入された直後、今度は左サイドでボールをもったツルーニョがドリブルで京都DFラインを引き裂き、伊佐のゴールを生み出す。もう、ほぼツルーニョのゴールと言っても過言ではないレベル。もともとブラジルではサイドバックが本職だったらしいと公式サイトのトリテンで読んでから10番的な働きを勝手に期待していた俺が悪かったんだなと思うに至りました。先に教えておくれやす。ただサイドバックをしていた割には残念クロスが多い気もするんだけど。まぁシキーニョツルツルになってから無敗説を唱えられれば何も言うことはありません。


これで京都が空気を読んでぶぶ漬け食べずにさっさと帰ってくれれば勝ち点3を得られていたのでしょうが、ミッション失敗。ロングフィード攻撃を受け、嫌な位置でFKを与えてしまい、そこからケヴィンオリスの直接FKのこぼれ球を大黒に押し込まれるという、札束で殴られたような失点で追いつかれてしまいました。残念ながら逆転勝利に失敗し、痛み分けとなりました。


連敗が止まったことは良しとして、前半がやっぱり苦しかった。やりきる方向性を継続してくれてはいるものの、相手のプレッシャーを上手くひっくり返す術にはまだ改善の余地がありそう。交代で入る伊佐やツルーニョに仕事を任せられるので前半をどうやりすごせるか、が非常に重要。ここさえ改善できれば、もう少しのブラッシュアップで初志貫徹を貫いて欲しい。昨年度はJ3優勝を目標に、現実的なサッカーに着地して勝ち点を稼ぐことを優先させましたが今年は勝ち点45を目標として足場を固めるシーズンと位置付けていることもあり、中途半端に変えるよりは、やり切るチームを応援してあげたい。


連戦が終わり、休んだ後に迎える2戦。21位と22位の相手。普通に考えれば取りこぼさないようにしなければ良いんだけれども、降格圏内の相手は意外とやっかいで、簡単ではないことが予想できる。現在勝ち点42で、次勝てば45に到達。あと1勝で目標達成。目標を達成し、やりきるシーズンにして欲しい。


2017/04/29

2017年 明治安田生命J2リーグ 第10節 京都戦

【大分 1 - 3 京都】

「代えてあのFW(※俺に)」で有名な田中マルクス闘莉王を擁する京都サンガ・・・もとい、京都サンガ擁する田中マルクス闘莉王との対戦でした。要注意だって、全員が分かっていたはずなんですけれども、止められない。クロスの供給元を断てなかった。そんな試合でした。



今日は三平と林がベンチにも入れず、連携の良さを保っていたFW陣に怪我人が増えている模様。連戦前に危うい。右サイドの岩田はクロスの質に成長が見られずに前半で交代。そうすると後半から代わって入った國分が切り替えされ、クロスを許して闘莉王決められるというちぐはぐな展開へ。危うい。3失点目は完全に余計。危う過ぎる。


繋ぐサッカーをやっていて、一番負けたくないタイプの放り込みサッカーをやらざるを得ない状況の京都に3失点と心情的に苦しい結果でした。1得点出来たものの、もっとチャンスを多く作り、決定機を決められるようにならなければ上位進出の壁は超えられません。守備ブロックを崩す前に失点したのは痛かった。岩田よ、クロスだ。クロスの質だぞ。國分よ軽い守備は厳禁だぞ。これまでもそうであったように若手の失敗は将来の糧として大銀ドームに刻まねばなりません。若手はへこたれずにチャレンジし続けて欲しい。


背の高い新外国人と田中マルクス闘莉王を2トップとして使うという、札束の使い方が凄いことになっている京都の戦術。どこまでやりきれるのかは予測不可能ですが田中マルクス闘莉王が健在であることははっきりわかりました。3試合連続ゴールは異常。




こういう敗戦の時はニータンを眺めときゃいいんです・・・・。昭和か・・・・。旬は逃してる気はするけど面白いよ・・・・。3連勝したかったな・・・・。



2015/08/16

2015年 明治安田生命J2リーグ 第29節 京都戦

【京都 2 - 1 大分】



京都では~♪誰で~も~♪ひとりひとりきり~♪
わたしの愛も 私の苦しみも
誰も わかってくれない
きらめく風が走る 太陽が燃える
タオマフに バンデーラの中
わたしは飛ぼう 白いボールになって
シュート トラップ ボレー
ベストを尽くせ
残留 残留 残留
残留をねらえ!


ということで年齢層高めの人なら歌える感じで絶賛現実逃避気味です。先週は帰省していたのですがいつの間にか東京に戻って、東京から行ってきました酷暑の京都盆地、お盆に盆地京都サンガ戦です。なんだかんだで3年振りくらいの西京極。夏休み期間とあってホテルの類は満室or空いていても超高額なので本当にサッカー観戦だけ。無計画の私が日帰りするには試合後に東京行きの新幹線に飛び乗らなければならず、少しでも移動しやすいであろうホームスタンドからの観戦となりました。試合終了と同時にダッシュしてなんとか京都駅に間に合って無事日帰り成功。



ぶっちゃけると前節の愛媛との戦いっぷりを考慮すると期待薄だと感じていた今節。愛媛と同じようにすればトリニータに勝てるってことがJ2界隈に露呈した訳ですが、今節は愛媛が大宮を倒したりしているので、あれは愛媛が強かったということで良いんじゃないでしょうか。なかなか真似できる芸当では無さげ。名将木山監督の手腕です。しかも京都は相手チームの良い点を消すような弱者の戦いはせず、自分たちがどう戦うかを突き詰めなければならない強化費の使いっぷりをしているクラブなので、愛媛よりも戦い易い相手ではありました。


愛媛戦では自慢のDFラインのコントロールがままならず、ラインを上げるタイミングで裏を狙われて四苦八苦した訳ですがJリーグ全体を見渡しても裏を狙うのが上手な大黒が存在している京都相手に無失点で終われるとは思っていませんでした。さらに京都は監督も代わり、夏に補強してムキムキになっており、まさに今残留争いから抜け出そうとしているのであります。複数得点して是が非でも京都の足を引っ張りたいトリニータだったのですが・・・。



スタメンには珍しく変更が。高松に代えて伊佐が先発。フルスロットルでプレッシャーをかけることで裏狙いのパスを遮断する目的かなとか、戦術を予想しましたけれどもそれより何より対する京都のスタメンに大黒の名も、補強したフェホという外国人の名もありません。FWには有田と宮吉が名を連ねており、ここ数試合はどうも大黒はベンチスタートの感じらしく、こんな順位に沈んでしまっている京都も闇が深そうという印象。



実際試合が始まると、トリニータのDFラインとの駆け引きみたいな意図は然程感じられず、京都の攻撃って一体何がしたいんです?サイド攻撃?何?という印象でした。裏を返せばトリニータの守備陣がもう一度勇気を持ってラインを上げ、中盤をコンパクトに保てて、守備体形を維持できていたということです。若狭を中心に前節を反省を活かして良い守備が出来ていました。


攻撃面では為田のチャレンジが失敗続きで実を結ばない印象でした。仕掛けることは出来ていても最後の精度を欠く。しかし、左サイドからのカウンターチャンスで全て自ら仕掛けた形で結実。為田が放ったシュートは圭介(※旧俺たちのエスペランサ)にはノーチャンスの完璧なゴールを生み出しました。自分で決められる人、それがエース。素晴らしいゴールでした。



期待していなかった試合で、京都はよく分からない状態だし、リードしているしで、もしかしたら勝てるかも・・・と心ときめくハーフタイム。後半開始直後にも西が凶悪なドリブルで2度ほど右サイドを引き裂き、相手DFにとっては酷暑の中で地獄のような対応を迫られる。まさに西凶獄という状況だったし、2点目が取れそうな匂いが漂っていたんです。でも決めきれなかった。昌也のミドルシュートが枠に飛ばなかったり、まだ動ける後半頭に2点目を決めきれなかったのがそもそもの敗因だと思います。


京都が先に動いて選手交代をした直後、カウンターからのカウンターみたいな感じで京都に決定的な場面を作られて失点した訳ですが、この失点は守備が破られた訳でも、破たんした訳でもない失点だったので仕方がないかなと思えるレベルでした。ボールが転がった先に敵がいた。運がなかったかなと見受けられました。こんな失点は京都相手なら想定内。ここから押し返せるかどうかが最も重要だったのですが、残念もう走れませんの時間帯が近づきつつあり、大黒の投入で畳みかけられてしまう。


大黒という選手は、戦術の外にいる感じの選手で、試合の流れとか脈略とか関係なしに得点できる稀有な存在。弱者が集まって作った戦術を超えてしまう選手。雑に見えたクロスなのにゴールに変えてしまう。あっさり大黒にやられて逆転を許してしまう。そしてダメ押しのフェホ投入。攻撃は形にならず、守備もやっとの状態で試合終了。


終わってみれば、京都が前半の想定外の失点をベンチワーク含めてチーム全体でゲームを動かして勝利した試合でした。前半はトリニータを走らせたかっただけだったかもしれません。2点目が早い時間に取れなかったこと、京都には想定外の失点をも取り返せる切り札を複数枚持っていたことが差になった試合と感じました。大黒をベンチに置けるクラブですよ、京都は。


その京都に比べて交代枠の使い方の意図がさっぱり分からなかったトリニータ。未だ得点が必要な時に切るカードが、策が存在しない。つまりは先発メンバーで複数得点しての逃げ切りが唯一の勝利パターンってことになってしまう。今一度、柳田監督はリードされた場合に手駒で何ができるのかを考えなきゃならんですね。


大切な試合で負け込んでいるので、ショックではありますが8月の酷暑の京都盆地でこれだけやれるのであれば、もう少し涼しくなれば試合を通じて走り切れる季節が来るだろうし、そうなればもうどこにも負けない先行逃げ切りの戦い方が出来そうな感じはあると思ってます。涼しくなるまでは割り切って上手にサボったり先制したらドン引きしたりしても良いと思うんですけどね・・・。


ただここ数試合、最も感じたことはですね、もっと松本昌也に成長して欲しいってことなんですよ。人一倍松本昌也に期待しているからなんですけどね、いま無意識なのか攻撃は、はい、兵働さんよろしく、みたいな安直な選択になっているような気がしていて、そんな決まり事を忠実に守るようなレベルじゃ無いんですよ、私が松本昌也に求めているレベルは。昌也自身に得点に絡んで欲しいと切に願うのであります。チームを引っ張るレベルの熱い自己表現をしてくれたらなと思います。戦術の枠を超える選手になれるはず。




怪談和尚が電光掲示板に映ったのは面白かった。京都らしい素晴らしい企画。21時終了の試合後のイベントって珍しいですね。大分トリニータに負けた方がよっぽどゾッと出来たんでしょうけど。




次節はホームでセレッソ大阪戦。これまた難しいところが難しいタイミングでやってきますが、課題を克服して勝利を得られるか、それとも来週も現実逃避してしまうのか。セレッソも補強してムキムキになっていますし、やんなっちゃいますねもう。修羅場上等ですけど、やんなっちゃう。早く涼しくなって欲しい。

2015/06/06

2015年 明治安田生命J2リーグ 第17節 京都戦

【大分 2 - 2 京都】

新しい風、柳田代行監督が率いる新生(仮)トリニータはホームで京都戦でした。何失点してしまうんだろうという先が思いやられる立ち上がりではありましたが、失敗を取り戻すために立ち上がり続けるトリニータでした。



田坂前監督の組織を守備面では維持しながらも、ドイスボランチでバランスを考慮して、攻撃は若手に任せる感じのスタメンだったのでしょうか。新鮮な組み合わせではありました。そして何よりも新しい突風、キャプテン昌也という正しすぎる選択。これだけは認めざるを得ません。1得点目に繋がった単独ドリブルからの出戻りキープからのジョンハンへのパス。サッカーゲームのウイイレのようなプレーでした。後藤もよく決めてくれました。


対する京都は立ち上がりの得点は素晴らしかったものの、試合途中の怪我でキム・ナミルを欠くと主導権はトリニータに。ワントップの吉平にボールが收まらないがために、クリア後のセカンドボールの攻防が激しく一進一退の攻防が続きました。試合全般的にトリニータは気合が漲る感じがしまして、若い前線も積極的にプレスに走り、自由な感じというか、解き放たれてチャンスもピンチも作ってしまう感じに見受けられました。


後半に後藤が自ら獲得したFKを自ら決めて逆転した時は自宅で久々に声が出てしまいましたが、大黒に同点ゴールを決められて引き分けという結果となりました。失点の場面は3点目を取りに行ってのカウンターを浴びる形でしたので、無理しない試合運びが出来ていたらとも思うのですが、もう攻撃してなんぼみたいな雰囲気があって、久々に観ていて楽しめたのは事実です。

後藤の2得点で遂に今シーズン2回目の複数得点という喜ぶハードルが著しく低くなっているデータではありますが、後藤はユース上がりのFW1号として後輩に道を作る開拓者とならねばならぬ男ですので、お好み焼き屋のおばちゃんに怒られている場合ではない。2桁得点決めなければダメである。もっとゴールを決めて後藤の自信に満ちたプレーが何よりの補強だと思わせて欲しい。


途中出場した為田ですが、少し休ませたかった想いもあったのですがこの試合からかどうか自信はないのですが膝のテーピングが無くなっていたことに気づきました。ダニエルもゴリゴリの坊主になっていてチームの雰囲気にピリッとしたものも感じ取れました。レギュラーは白紙の状態で、各々何が出来るかもう一度じっくり考えたのではないでしょうか。期待していた若狭はそれほど目立ちませんでしたが、勝ち点1だけは確保。代行監督一発目で、強化費はうちよりもっと使っている京都相手に引き分けられたのであれば白熱の残留争いが繰り広げられる未来が待っているのではないでしょうか。


監督人事はどうなるか分かりませんが、今日選手たちが見せたピッチ上で声を掛け合って自分で考えて対応する力を信じてまずは最下位脱出を目指して戦いましょう。次節、金沢への得意の上位いじめを足がかりに。

2014/08/17

2014年 J2 第27節 京都戦

【京都 2 - 2 大分】

またもアウェイで勝ち切れず、波に乗れない状況ではありますがプレーオフ圏内を巡る手に汗握る熱い試合でした。短い夏休みが終わり、明日朝から仕事の私は涼しい家でスカパー!で生観戦していました。前回のブログで旅に出ませんかって言っておきながら自分は家です。京都は前日の大雨の影響もあったであろう蒸し暑い状況で大変だったでしょう。ただでさえ盆地で蒸し暑そうなのに。えぇ、私は涼しい部屋でダラッと観ていましたけれども、えぇ。



スタメンには変更が。頼みの綱のラドンチッチが家庭の事情で帰国チッチということで、風間と林の2トップに。ボランチには為田が入り、代わりに左サイドには久々の木島がスタメンとなりました。ラドンチッチは帰って来てくれるよね・・・。前節の2得点もラドンチッチに相手DFが引っ張られて出来たスペースを有効活用できたからミドルシュートから得点が生まれていたし、大黒柱不在の中、勝ち点で並ぶ京都から得点を奪えるのか心配でした。


前半はトリニータのペースだったと思います。京都のストロングポイントは大黒の飛び出し、右サイドバック石櫃のクロスだと思っていたのですが、最終ラインは低めでスペース与えず、奪われたら早目に戻って待ち構える守備でスペースを潰し、大黒が目立つことは無く、トリニータの左サイドでは木島、為田、安川が運動量豊富に石櫃をケアしてフリーでクロスを上げさせる場面も極力少なく出来ていたと思います。ほとんどの攻撃は潰せていた手応えがありました。


左で守って右で攻める、そんな印象だった前半、トリニータの右サイドバック松本怜も果敢に攻め上がり先制点を演出。クロスを安川が折り返し、風間が決める。今、自分で文章を書いていて何で安川がそこに?って思いました。左サイドバックも上がっとるやないか。まぁとにかく流れの中から良いゴールだったと思います。ラドンチッチがいないので、得点力どうかな?と思っていたんですが杞憂に終わりました。


前半のトリニータは守備を若干サボりがちなラドンチッチではなく、動ける若い二人だったこともあってか連動性のある攻撃が出来ていました。個人的にアウェイ磐田戦の後半で感じていた成長の手応えというか、未来の可能性が再びチラッと出ました。なかなか出なかったことの方が不思議なんだけれども。


これで後半も同じように試合に入れれば、完勝を重ねる常勝チームとなれるのでしょうがまだまだまだまだ同じ失敗を繰り返すのが惜しい。開始わずかで同点に追いつかれ、またもやGKとDFでのパス交換を失敗して逆転を許してしまう。本当にもどかしい。


それでも成長を感じたのは逆転を許した後に交代で入った後藤、土岐田、高松の3人が絡んでの同点ゴール。素晴らしかった。高松が縦パスを受け溜めて、土岐田が無駄に走りスペースを作り出し、ごはんですよならぬ「シュートチャンスですよ」と両手いっぱいアピールしまくった後藤の足元にようやくパスがつながると、オスンフン相手に物怖じせずキッチリと決めてくれました。ストライカーぽかった。「後藤ですよ」ですよ。


後藤も決めたし、昌也も試合の終わり際に真っ当なプレーが出来ていたし、為田も若干ヘロヘロになりながらも走れていたし、ホームの京都よりも運動量が多かったと感じました。若狭も大黒には仕事をさせなかったし、少しずつかもしれないけれども亀の歩みのような成長速度かもしれないが、確実に前に進んでいると思う。まさに前進×全心っていう状況じゃないだろうか。まぁ前に進むスピードが遅いんだけど。若手は確実にモノになっていると思います。10月決戦に向けてちょっとスピード上げて成長して欲しい。


抜け出せも、蹴落とせもしなかった京都戦ではありますが、プレーオフで再会することもあるかもしれないので、西京極で負けなかったことは無駄ではないと思います。さて次の試合は水曜日の天皇杯。暑い中連戦が続くけれども、しばらく試合から遠ざかっている選手にもチャンスがあるだろうし、相手はJ1首位になったのに監督を替えて調子がとち狂っている九州の真の盟主鳥栖ですからチャンスはあるかもしれません。トーナメントの組み合わせ的にチャンスがありそうなので、なんとか勝ち残ろう。

2014/04/05

2014年 J2 第6節 京都戦

【大分 0 - 3 京都】

週刊大分トリニータアウェイ観戦記です。週1回の更新になってしまいましたが年度明けましたから!2014年度、これからにご期待ください。ということで、前半戦のハイライトになるかもしれない強豪との3連戦。緒戦は京都を迎えての試合となりました。



スタメンには前節から変更がありました。右サイドに中津出身の松本昌也が今季初スタメン。前節の試合中に怪我をした高木は肉離れで全治2週間の離脱。キャプテンマークは高松が巻いていました。代わりに入ったのが安川で、左サイドバックにはジョンハンが戻りました。右は前節同様、17歳の岩武。右サイドが若い。ピチピチの右サイド。試合早々にジョンハンがPKを献上したり、2失点目の起点もジョンハンがマークの受け渡しで混乱して抜けだされたのでこの守備陣の入れ替えがひとつの敗因だったかもしれません。結果論ですけど若狭CBで、左サイドに安川の方が良かったかもしれません。


京都の顔ぶれはやはり豪華。大黒、山瀬、駆動、石櫃に加えベンチには三平。そして左サイドには比嘉さんというトッピングまで付いてくる。この比嘉さんという選手、中村俊輔お気に入りの選手ではありますがなぜか気になる。どうしてもその一挙手一投足に注目を集める魅力があると思う。サッカーは下手ですけど、人を惹きつける何かがあるような。とても不思議な選手。今日の試合は勝負どころで点を取る大黒、勝負どころでコケる比嘉さんという印象でした。


試合は2点目を奪われるまでは面白いゲーム展開だったと思います。お客さんは激減してしまっていますけど、面白いサッカーができつつある。特に後半右サイドに為田が入ってトリニータユース濃度が濃くなってからは更に面白かった。試合早々の失点だったし、京都は1得点くらいで引くようなチームでもないので試合自体は面白かったです。大黒にハットトリックを許してしまってからは記憶に残ってませんけど。


上位陣に顔を出しそうな相手に3失点、今シーズンはホームで全部勝ちますと言った意気込みも意気消沈。途中交代で入った風間も右肩を脱臼したような感じで怪我人も増えて踏んだり蹴ったりの週末となりました。次節の札幌戦、湘南戦と先行きが不安ではありますが、ユース出身の若手が頑張っているので先行投資だと思えば良いんです。後藤はトラップが上手い。シュートさえ枠内に入ればもっと大物になる可能性を秘めていると思うし、右サイドの松本昌也も今日のプレーで凄い抜き方してた。脚が速くないのに抜け出せる程の凄いフェイント見せてましたよ。去年までの松原だって最初の頃は守備が不安で失点に絡むようなミスもありましたけど授業料として我慢した甲斐があって今じゃJ1新潟のスタメンですしね。・・・・あれ?何だか寂しい・・・・。


京都には点をとれるFWがいて、うちには居なかった。ただそれだけだったと思います。次節の札幌にも内村という点をとれるFWがいるので心配ではありますが、若手を使うなら全然興味ありです。3失点で完敗ですけど、中身としては今シーズンに手応えを感じられましたし、まだまだこれからだと思います。

2013/12/08

2013年 J1昇格プレーオフ

【京都 0 - 2 徳島】


今年もJ1昇格プレーオフを観に行ってきました。え?最終節?磐田戦?ナニソレ?でお送りしております。めっきり秋も深まりほぼ冬みたいな気温の東京でした。1年が経つのは本当に早いもので、2012年に千葉と戦って勝って浮かれてたのが昨日のことのように思い出せます。


京都と徳島の試合ですが両チーム特に感情移入することもなく、フラットな感情で観ていました。京都には三平がいて、徳島には三木、福元、小林伸二監督がいて何かと縁のあるチームではありましたが正直どっちが上がってもJ2で闘うことになっても構わん心境で、久々に第三者目線でサッカーに集中して楽しみました。













どちらかと言えば徳島の方がぎっしり詰まっていました。私のような無関係な傍観者は徳島の端っこの方に多かった気がします。四国初のJ1クラブ誕生を応援した傍観者が多かった模様です。試合は大木監督と小林監督という名将2人の戦術のせめぎ合いが面白かったです。目指すサッカーが対照的だし、噛み合って面白かった。前半途中までは完全なる京都ペースでした。ポゼッションして、徳島のカウンター対策も見事にハマって徳島は全くもってシュートシーンさえ作れなかった。徳島が勝つにはセットプレー以外になさそうな状況だなと、思っていた矢先にコーナーキックから千代反田のヘディングが炸裂して先制してしまう。ワンチャンスを沈める勝負強さが一発勝負の舞台では重要ってことです。そしてその後に、京都が前がかりになった瞬間を逃さずに、小林監督がDFラインとGKに前線に放り込むように指示を出すジェスチャーをして2分後くらいに津田が抜け出してダメ押し。


2点を先に取られてしまった京都は後半に三平を投入。前がかりになればなるほど徳島のカウンターが冴える。時間だけが過ぎていき、徳島の勝利で幕を閉じました。



徳島は紙テープの用意が無く、昇格!!やったぜ!!的な感覚が薄かったというか、大人の対応というか。昇格プレーオフで昇格したチームが2勝しか出来ないまま終わったからなのかは分かりませんが、王者の風格さえ漂ってました。J2の4位なのにだ。我々は存続の危機とか、借金を返済しての出場だったりもして、あまりにもドラマチック過ぎてとり乱しましたけれども。徳島は大塚製薬がメインスポンサーなので、お金は更に期待できるんじゃないだろうか。強いチームになってJ1に踏みとどまって欲しいものです。


私、2月にJ2の順位予想をやってまして。その予想では4位が京都、5位が徳島という予想でした。3位栃木でガンバを6位予想にしてますけど。長崎の大躍進は誰も予想できなかったと思うので、まぁそこそこの予想だったかなと思います。



来年またこの京都やあの千葉と闘うのかと思うと先が思いやられますが、ちょっと楽しみでもあります。それ以前にまだ天皇杯で国立に戻ってこれる可能性もありますし。もう一度今の国立へ。新しくなる前の国立でもう一度戦いたいものです。




2012/11/19

2012年 J1昇格プレーオフ 京都戦


【京都 0 - 4 大分】


私、土曜日に飲み過ぎまして、日曜日の朝に身動きとれず買ってあった西京極のチケットを握りしめながら二日酔いのせいで、ベッドの上をのたうちまわっておりました・・・・。大勝利をスカパーで青い顔しながら観ていました。


京都とは今シーズン2試合ともに2得点して勝っている。相性は抜群。ポゼッション重視のパスサッカーにこだわり過ぎて逆に上手くいかないことがある印象のチーム。我々、主導権をとって攻めるよりも、主導権奪われてカウンターとセットプレーで得点するのが得意なので、付け入る隙は十二分にあると思ってました。スタメンは土岐田がリーグ戦の出場停止から復帰。





西京極には沢山の大分サポーターが陣取ってくれていました。一方の京都側には若干の空席が。2位から一転プレーオフに回された時点でモチベーションをもう一度上げるのは難しかったと思う。選手、スタッフ、観客全て。それでもコレオグラフィーやるなど、熱のこもった京都のサポーターも沢山いましたけど、一方の横浜FCvs千葉の雰囲気に比べるとちょっと京都どうした?っていうのが率直な感想です。


試合は誰もが分かっていたと思うのですが、先制点が非常に重要でした。キックオフ直後からトリニータの選手、特にジョンハンが硬い。硬い硬い。ピッチの状態があまり良くなかったとしてもカッチカチに硬さを感じた。テレビ越しにも感じる程度に。


しかし、前半18分に木島の突破がバヤリッツァに倒されて得たFKを普段あまり直接FKは蹴らない森島が蹴る。正直、シーズン中に直接FKが入った試しがないので(コーナーキックが直接ゴールインはあったけど)期待せずに観ていたんです。それが吸い込まれるように美しい軌道を描いてゴールネットを揺らした時はもう、一瞬二日酔いを忘れて前のめりになって叫びましたね。すぐに吐きそうになりましたけど。風が強くて良い影響を受けたのかもしれない。遂にここでFKが直接入るなんて、トリニータは持ってる。確実に持ってる。


これで落ち着いたのかトリニータは守備がハマり始める。リーグ戦での2試合でも似たような展開だったけど、前がかりになる京都のボールを奪っては攻め、奪っては攻め。ほとんど危なげない展開を続ける。特に楔のボールの潰し方が秀逸だった。


前半33分に左サイド、丸谷の縦パスをジョンハンがクロス、真ん中で無理な体勢からつま先でボールを合わせたような森島のシュートがうまく転がってゴールイン。追加点をももぎ取ってしまった。前半は上出来すぎるような展開。お互いにシュートシーンは少なく、守備重視の慎重な戦いではあったけれども、少ないチャンスを活かせたのはトリニータだった。


後半に入っても展開は変わらず。京都は後半からサヌを投入して攻勢に出た。しかし、怪我の影響などでほとんど実戦で使ってなかった選手。スピードはあるけれども連携は大したことなかった。何度か危ない場面はあったけれども、阪田、安川、土岐田、丹野は皆集中できていた。圭介は結構激を飛ばすタイプだけど、丹野は冷静ね。まぁ今日は味方を怒る必要があるような場面は無かったけれども。


後半15分、京都のつなぐサッカー、つなぐ意識が悪い方向に出る。最終ラインでのボール回しに手間取り、コケて木島にボールを掻っ攫われる。何度か見たことがある場面。木島は常に狙いながらボールを追ってるのが素晴らしい。後ろから染谷が引っ張って木島が倒れる。一発レッドでPK獲得。これを森島が強引に決め込んでハットトリック達成。まさかのハットトリック。スゲェぞ、うちのエース。この大事な試合でプロ初のハットトリック決めるなんて持ってる。トリニータのエースは持ってる。


これでもう、完全に勝ちゲーム。京都にとっては引き分けでも勝ち抜けできるけれども、一人少ない状況で3点獲るなんて今のトリニータからは無理です。京都の攻撃はますますカウンターの餌食に。90分に次の試合にとっといても良いのに、エース森島が4点目を沈めてトリニータオーレ。頼もしいエースです。森島にFKのボールを蹴らせるとか、ここ一番での采配、戦略、作戦がハマってる監督も心強い。


大、大、大、大勝利となりました。無事国立に辿り着いてくれました。本当にありがとう。チーム、選手、現地まで行ってくれたサポーターに感謝したい。そして飲み過ぎた自分を戒めたい。持ってない、俺だけ。


京都は継続性を持ってチーム作りしているけど、もうちょっとのところで目標に手が届かない。もどかしいだろうけれども、やることは間違っていないと思う。決定力のあるFWがいれば万事解決な気もするけど。3バックに弱いという弱点さえ克服できれば来季は結果が出るんじゃないだろうか。


もう一方の横浜FCvs千葉も0-4のスコアで決着。ということで決勝の相手は千葉。2009年に一緒に降格した千葉と、2009年に降格した西京極での試合を制したトリニータが、2008年に初タイトルを手にした国立競技場で戦う。これだけドラマチックな展開なんてなかなか無い。初めて導入されたJ1昇格プレーオフの決勝に挑める幸せ。最後の最後で頼もしいチームになってくれた。たぶんまた、ガチガチになるんだろうけどそれは仕方のないこと。ここまできたらあと1つ。楽しんでやって欲しい。きっと国立にはまた、大分県民が集まってくれるはず。あの時ほどではないにしても、青く染め上げてくれるはず。


行こうぜ国立、行こうぜJ1。



2012/09/15

2012年 J2 第33節 京都戦

【大分 2 - 0 京都】


決してナイスガイではないハカイダーです。今週は月曜日からずっとお仕事で出張しまくりで、金曜日の夜に這いながら自宅に帰って参りました。ちょうどキックオフの時間に飛行機に登場する感じになったので、情報をシャットアウトしながら帰宅。お仕事メールを片付けながらスカパー録画観戦となりました。ぐったりしながら、恐る恐る上位直接対決の録画をチェック。残り10試合。超重要な一戦。





スタメンはここ最近板についてきたアンカーシステム3-5-2。対する京都は怪我人やらなんやらで、あまり採用しない3バック。どうもCBがいないらしい。試合前のこの情報で良い予感がした。さらに京都は引いた相手を崩せず、先制すると強いけど先制されると滅法弱いらしい。トリニータは先制しても追いつかれることが多くなってきた。守り切れないトリニータと崩し切れない京都との上位直接対決は圧倒的に京都がポゼッションする形に。


前半30分過ぎまではよくぞまぁ、一方的に攻められましたけれどもカッチカチのアンカーシステムが機能して弾き返す弾き返す。弾き返したボールを拾えずにずーっと攻められましたけれども、今シーズンはこんな感じなのです。もうブレずにずーっとこんなんで良いと思います。どう考えても京都が得点を入れそうな感じだったけれども、33分に遂に為田が豪快なプロ初ゴールを決める。待ちかねたよ為田よ。


森島の足元に入った縦パスをダイレクトでサイドに振って生まれたこの得点シーン。俺の松原のクロスの時点でカメラマンが下手くそ過ぎてじっくり観れなかった。毎回適当にビデオ撮影しながらアウェイで観戦している俺でさえゴールシーンは逃さずに撮影できるというのに。引きで撮れ、引きで。しかし、理想的というかワンチャンスを決めて試合を動かした。良いシュートだった。為田よ、やっと決めてくれたな。


後半になっても京都がボールを回し続ける。天皇杯でPK戦まで戦ったトリニータの選手は消耗が早く、西が足を攣ってジョンハンと交代。この交代が実に素晴らしい結果を生み出しました。本職のCBがいない京都の隙を付き、ジョンハンが京都最終ラインのボール回しをカット。そのままゴールを決めて2-0となりました。GKと1対1をよく決めた。そしてジョンハンの後を追いかけた選手が松原で、同期の為田のゴールに触発された感じがまた凄く良かった。


正直、リーグの水戸戦あたりから先制しても追いつかれ、逆転される癖が付いていたので全く安心できずにドキドキしながら試合を観てました。本当に今日は集中力高く身体を投げ出してよく守ったと思います。清水も素晴らしかった。


京都は苦肉の策に苦肉の策を重ねたような状態でした。大木監督に打開策無し。ボールを回せるけどアタッキングサードで崩せないという状況がしばらく続いてる様子。連敗から抜けだせずに一歩後退か。トリニータは3位浮上です。3位です、3位。もうひとつ上がったら自動昇格です。これは大きい勝ち点でした。千葉と山形が下位のチームに負けてた。残留争いで火が付いたチームは途端に手強くなるので残り9試合は相手がどこであろうが気は抜けない。


とにかく、疲れた身体に唯一の癒しを提供してくれたトリニータに感謝したい。3位やで、3位。あかん、昇格してしまう。


2012/04/28

2012年 J2 第10節 京都戦



【京都 1- 2 大分】


節目の第10節、3位京都と6位トリニータの戦い。アウェイでどんな試合になるのか、GW連戦の初戦に行って来ました西京極に。平日に開催って今年のJ2はやっぱり厳しい。この日のために早め早めにお仕事を片付け、計画的な休日としてアピールを続け、有無を言わさず新幹線に乗り込みました。


京都は観光資源が豊富ですけど、さすがに毎年行ってると新鮮さに欠けます。しかし、3月に京都水族館がオープンしたとあって、フグを飼うほどの水族好きとしては行かざるを得ない。試合前に京都水族館に行って来ました。癒されました・・・。


そして西京極。あっちこっち座ったことがあるので、今回は思い切って贅沢にもメインスタンド指定席に陣取ってみました。西京極駅から降りたらすぐに公園なんですが、ぐるっとスタジアムを回らなければならないのがしんどかった。バックスタンド裏側にもメインスタンド裏側にも屋台村的なものがあるのですが、今日は平日開催とあって出店少なめでした。スタメンは前節と同じメンバー。為田がボランチ。前線の3人は流動的。





一方の京都は連敗を避けるためにも、今季無敗を誇るホーム西京極で勝ちにこだわって先発メンバーを変更。今までスーパーサブとして使い続けた原一樹を先発に。出場すれば必ず点を取るFWを前半から使うという、大木監督の策略は前半勝負だったのではないか。これまで後半勝負のトリニータに対して、前半に得点を決めて試合を楽に進める意図があったのでは?とにかく、このスタメン変更を知って前半をなんとか凌げればとドキドキしながら試合開始を待ちました。


予想外にもキックオフから10分で先制したのはトリニータでした。10分、セットプレーからのボールが良いポジショニングをしていた高松の足元に。あまり角度がなかったけれども、気持ち良すぎるほどきっちりとゴールを決める。ちょうどメインスタンドから見ていてキーパーの腕をすり抜けてサイドネットに突き刺さるボールがくっきりと見えて、メインスタンドに座って正解だったなと思わせてくれる見事なゴールでした。


足元の技術に定評のある京都、天皇杯の決勝にまで到達したレベルのチームなわけで、ボールはポゼッションされると予想は出来ていた。しかし京都が目を覚まさないうちにファーストチャンスをきっちりと決めて優位に。しかも2分後、またもセットプレーからこぼれ球を三平が押し込んで追加点。あっという間に0-2となる。予想外!前半のうちに2点リード。大木監督はやりきれなかったろう。


この後、試合はほとんど同じパターンの繰り返し。京都がボールを保持し細かいパスでバイタルエリアに侵入しようとする。しかしトリニータがブロックを築いて弾き返す。トリニータがボールを持って前を向くとすぐに京都に奪い返される。また跳ね返す。京都は縦のパスが難しい場合はサイドからクロスを上げる。それは鳥人阪田が羽ばたいて跳ね返す。ずーっと繰り返し。攻めが形作れないけど、守れてる状況が続く。


後半19分の失点シーンだけは別。ワイドな展開から崩されて失点。完全にやられた。この失点から急激に京都の攻めのペースが上がる。防戦一方になるトリニータ。しかし清水と阪田を中心になんとか跳ね返し続けてタイムアップ。3位京都をアウェイで沈める大きな1勝。勝ち点3で引きずり下ろすことに成功しました。


臨時株主総会後の試合で、これだけ意欲的に勝負してくれた現場に応えなければならんと思った。大切な試合だったと思ってた。Jリーグへの3億円の返済の目処はなく、フロントも挑戦中。シーズン開始前から分かっていたことだけれども、ニュースで取り沙汰されて、少なからず影響はあったはず。しかし3位で、ホームで負けてない京都相手にですよ?きっちり勝ったんです。内容は難しかったのに今年は勝負強く、辛抱強く上位に踏みとどまって10節を終えられました。前半戦、十分な出来でしょう?


今年は違う、そう思わせてくれるチームがこれから連戦でバトルオブ九州。観に行くしかないでしょう?連戦ですからこっちは京都のホテルでブログ更新ですよ?写真も動画も帰ってから頑張りますから、地元の皆さん大銀ドームは頼みました・・・・。


2012/01/02

2012年 天皇杯決勝

明けましておめでとうございます。
2012年一発目のブログ更新です。毎年観に行こうと思いながらも朝起きれずにテレビで見ることになる天皇杯決勝を今年こそはと観に行きました。友達が指定席のチケットを確保してくれていた手前、寝坊は出来ず、ちゃんと起きて国立に行って来ました。


京都サンガとFC東京が決勝で相まみえるという、まさかのJ2対決。FC東京はJ1昇格が決まってますけどね。試合前も「J1なんてラララーララララーラー」とか「俺達J1」とか「お前らJ2」とかお祭り感覚溢れるチャントを歌ってましたわ。そんなFC東京側コレオ。




対する京都も気合十分でゴール裏を埋めてました。




カメラ2台を両手に1つずつ持って両側を撮影したのでちょっと雑な動画ですけど、両チーム共に短い期間で用意したコレオグラフィーがキレイでした。試合は京都が先制するも、すぐさまコーナーキックから追いついたFC東京が森重の直接FKなどで逆転し、ルーカスの追加点で突き放すも、京都も高校生久保が途中出場でコーナーキックを合わせて点差を縮めるが時既に遅し。最後はFC東京がきっちり守って天皇杯を掻っ攫っていきました。


で、なぜこのチームがJ2にいたのだろうか。すでに細かくつなぐ攻撃と選手だけでピッチ上の判断でしっかり守れたり、共通の意識をも感じさせるチームなので、あのポポビッチが監督に就任してどうなってしまうのか楽しみである。ACLでも頑張ってください。
一方の京都。リーグ後半戦から急激に結果を残しつつ最後はJ2の7位にまで上がって、遂にはJ1のチームも倒して天皇杯決勝まで上り詰めてしまった。大木監督らしいサッカーが発揮されつつあり、来季はJ2で恐ろしい存在。補強などもあるだろうし、京都は昇格候補に挙げざるを得ない。あのサッカーが若い選手たちと共に成長したらどうなるのだろうか。敵ながら楽しみです。トリニータも負けてられません。


J2同士の決勝となったことで、J1のレベルが落ちたとか、J2のレベルが上がったとか色々と言われていますが、試合内容見る限りは質の高い面白い試合でした。決勝なのにFC東京が最初から攻撃的過ぎた様な気もしますが。


今年もJリーグは面白い事になりそうです。
ブログも適度に更新していきます。本年もよろしくお願い致します。

2011/10/23

2011年 J2 第32節 京都戦

【大分 1 - 3 京都】


千年の都、京都は強かった。
前節で上位争いを演じている札幌を相手に4-0で勝利した実力は
嘘偽りなく、本物でした。
6月にアウェイで戦った時とはひと味違うチームになってましたね・・・。


スタメンですが、裕大の怪我が骨折ということが判明し、
今季はもう絶望的となってしまった中で、永芳をボランチに起用。
左利きのボランチ二人で攻撃を組み立てることになりました。
裕大の怪我は打撲じゃなかったのがショックで・・・。
来シーズンまでにしっかりとリハビリして戻ってきて欲しいな・・・。
頑張れ裕大。
FWにドンミョン。右には藤川。





前半、チャンスの数であればトリニータの方が多かった。
京都はしつこいくらいの細かいパスをつなげようとする。
ミスも多かったけれども、大木監督の目指す、昔の甲府のような
パスサッカーの片鱗が垣間見えました。
ペナルティエリア内でもパスつなぐくらいのしつこさ。
まだ精度が低く、かなりパスカット出来たのも事実。
お互いに攻守の入れ替えが早い展開になってました。


前半に何度か決定的な場面があって、それを先に決めていれば
もっと楽な試合運びが出来るのだろうけれども、決め切れないまま、
京都の若い2トップの思い切りの良さに翻弄される。
前半、ほぼ大分のペースだったのだが、36分にミドルシュートを決められる。
この失点で前半は足が止まった。
足元上手な京都の選手にいなされ、出足遅くボールを奪えない。
残念な前半の終わり際でした。


後半開始から三平を投入して反撃を目指した矢先、
またしても京都にキレイに崩される。
愛媛戦では追いつけたけれども、逆に追加点を許し、
厳しい試合展開に。
だが、長い眠りから覚めた前俊と入ったばかりの三平が意地を見せる。
カウンターからワンツーで裏に抜け出して三平がゴール。
反撃の狼煙となるかと思いきや、このゴールで三平が膝を痛めて退場。
代わりにハセヒロ投入。交代枠を2枚使ってしまう。
この後、息を吹き返したように攻撃に勢いが出たが、36分にまたしても
若いFWに得点を許して終戦。


前半も後半も36分に失点する魔の時間。
スコアほどの差がある試合ではなかったと思うのだが
終わってみれば完敗。決定力の差、それも経験のない若手に才能という
贖うことのできない差で決められてしまうっていう何とも悔しい結果。


シーズン終盤とあって、怪我人や出場停止が増えてきた。
されに連戦で疲弊する主力。
なんとかここを踏ん張って来季につながる試合を見せて欲しい。


次節、水曜日は3年ぶりの国立での試合。
2009年ナビスコ王者、FC東京と2008年ナビスコ王者の決戦。
今のところ、国立では無敗ですから。
今日の鳥栖とFC東京の試合を見たんですけど、強いですねFC東京。
なんとか意地を。前俊の意地に期待したい。


国立で、もう一度。

2011/06/14

2011 J2 第16節 京都戦

【京都 2 - 0 大分】

京都に行って来ました。
2年前に降格が決まった西京極で、感傷に浸ったりするのかなと
思ってたのですが、あまりそんな感じにはなりませんでした。
西京極のスタジアムの雰囲気、今日サッカーあります的なお祭りの
雰囲気が優っていて、悲しい気持ちにはならないのが分かりました。
やっぱり良いのです、スタジアムは。勝てればもっと・・・。


さて、京都も中々調子が悪いはずだったのですが、
17歳の若造にやられてしまったわけです。
特に右サイドが。さてどんなフォーメーションだったのか。



ワントップにあんこ、両サイドは抹茶アイスとゼリーのコンビで
白玉のスリーバック・・・・・あれ?違う。
これは京都で食べ過ぎた抹茶的甘いモノでしたね。失礼。
美味しかったなー。旅行のことは思い出せるんだけどなー。
サッカーのことあまり思い出せないんですよねー。



えーっと、イ・ドンミョンと藤川が初先発。
作田が外れて池田がCBに。怪我なのかよく分からないけど、急造DFライン。
このDFラインが守備に攻撃に不安定でした。
前半6分、早々に失点。2列目の飛び出しから崩されましたよね、完璧に。
急造の右サイドを徹底して突いてくる京都。
不安定なDFラインの上に、ボランチへのプレッシャーがきつく、
ビルドアップの途中に出しどころなくて、ボールを下げて
DFライン近くでボールを奪われる場面とか、
ちょっと何やってんだっていう記憶が徐々に蘇って参りました。


攻撃もほぼドリブルのみの個人技頼みなので京都の守備ブロックが
整っているとスペースもなく、有効な攻撃は少ない。
シュートチャンスはミドルレンジばっかりで、さらにそのシュートも
ゴールの枠を捉えられない。
ちょっと何やってんだっていう記憶が徐々に蘇って参りました。


2失点目はロングボールから。
またもやスペースへのフリーランについて行けず。
京都はロングボールも結構多かったですね。


後半に1点でも入れてくれれば次に繋がろうものの、
前田を下げて森島を投入して、高さのある2トップにしたにも関わらず
それを活かそうとするシンプルな攻撃も観れず、
とにかくちょっと何やってんだっていう試合だったんです。
千葉戦に続いて雨にも濡れるし。


唯一の収穫、イドンミョンが意外と良かった。失礼な言い方だが、
途中出場だと状況を読めないことが多かったイメージだったのだけど
先発だとちゃんと仕事出来てた。ボールも収まってたし。
あ、あとアウェイのユニフォームのソックスが白色って分かったこと。
知らなかったですね。えぇ、どうでもいいですね。


とにかく、3万人集める前に7000人集めるのも難しくなるような
残念な内容でした。若いより弱い。得点が取れなくなってるし、
状況悪いまま、西京極での残念な思い出を増やしただけの遠征でした。
本当に、そろそろ頼むぞって感じです。


最後に動画と写真です。