2017/12/28

中期計画を掘り起こす


年内に更新しておこうと思いながら、ただただ怠惰な日々を送ってしまいました。シーズンパスの更新をしたのですが、後援会やらDAZNシーズンパスやらの支払いも合わせると口の中に血の味が広がってブログを書く意欲が復活。恐ろしいことにレプリカユニフォームの発売が遂に早まってしまいまして、こんなに一括で大分トリニータ関連の出費がかさむのは初めてのことじゃないでしょうか。もう血の味しかしません。歯茎から滲み出る血をおかずにお米を食べる貧乏循環生活で冬を過ごしております。


選手の契約関連が日々発表されていますが、今日まで一番の驚きは後藤残留。大残留。完全に予想外。きっと1人でJ1に駆け上がっていくだろうと思っていたので、嬉しさ半分寂しさ半分。まだJ1や海外に挑戦せずに残留で良いのか?J2得点王を目指し、皆で一緒にJ1へ駆け上がるのか?貧乏な時代から成長し続けチームを牽引してくれる優しい孫に目を細めるお爺ちゃんの気持ち。もうサポーター祖父目線。結婚で忙しくて移籍どころではなかった説も可能性ありますけれども。


後藤を残留させた大分FCの力、少しずつ成長しているのかもしれません。ここで誰も掘り返さないことを敢えて、敢えてね、掘り返してみたいと思います。皆忘れているかもしれませんが、私は根がしつこい人間なので忘れていないのです。その昔大分FCが発表した中期計画。大分トリニータは何を目指すクラブなのか?クラブ創設20周年記念ホームページを覚えていらっしゃいますでしょうか?もう跡形も無くなっていますが、私は画像を保存していたので改めてそこでしれっと発表されていた中期計画の進捗を確認してみましょう。




観た記憶ございますか?この画像。1度ブログで掲載したこともあるのですが「育てる」をコンセプトに、育成型クラブの代表的存在になる、です。なるのです。2014年に20周年を迎えたクラブから発信された中期計画。2020年までにJ1リーグ定着期を迎える予定になっていたので、遅くとも2019年には昇格してJ1残留を決めねばなりません。つーか定着期って言うくらいならもう来年上がらないとそろそろタイムリミットが。J3へと遠回りしてしまったものの、幸運にもまだギリギリで間に合う模様。すでに経営トップも変わっていて、このロードマップを大分FCが忘れていないかどうかさえうやむやになりつつありますが、ネチネチ物言う株主タイプのお爺ちゃんを目指している手前、看過せずに来年もネチネチ書き続ける決意です。


為田、後藤、松本昌也と3人の画像がありますが既に2人退団。育っているのか育っていないのか。育っているから巣立つのか。後藤だけは死守できたものの、2020年の東京オリンピック日本代表に人材を送り込めるでしょうか?ブラウブリッツ秋田への期限付き移籍が発表された吉平翼、帰ってきた江頭、まだ何も分からん野上、育つだろうか。今シーズンはアウェイで勝率が高く、幸せな観戦記ではあったものの、育成面だけを振り返るならば物足りない印象。福森だけが育った感。もっと若手が試合に絡んで欲しかった。育成方針と出場選手がちぐはぐで、目先の勝利なのか育成なのか中途半端になってしまった気がします。


ただ方針として1つハッキリしている点は、大分FCの育成手段に「放流」が加わった点。このシーズンオフも刀根を完全移籍での獲得という、かつて育てかけて放流した稚魚をかき集める傾向が続いています。昨年の小手川、大卒の國分、そして広島から再獲得した丸谷も含めると常にクラブに置いて育てるというよりも、托卵タイプというか、他クラブにも一旦育てさせ、給与面でお得に買い戻せる時に買い戻すという、大人のやり方が加わった気がします。すんなり生活にも馴染める点において失敗することが無い点は効率の良い補強方針と認めざるを得ません。


中期計画に沿って昇格を目指すならばプラスアルファ必要です。ここ数年で結果が出ていない点は補強する外国人。ハズレしかいない。マンシャとかエヴァンドロとかシキーニョとかの、可もなく不可もなく、でもやっぱり不可だったな、という印象しかないこのハズレっぷり。唯一良さげだったラドンチッチは謎退団と、とにかく外国人には残念な印象しかありません。金銭的余裕が無い中でも、もう少しはやれたんじゃないか?そう思います。


若手監督も、若手強化部長も育成する視点を持ったとしても、そろそろ外国人に関しては結果が必要です。ここさえしっかりと目利き出来ればチーム作りがグッと一段上に行ける可能性を高めると思うので残り少ないシーズンオフ、最後まで頑張って欲しいと思います。


さて、中期計画どうなることでしょうか。DAZN襲来の前で、外的要因が色々と変わっているので絶対に追い求めるべき計画とは思ってはいませんが、捨ててしまうには勿体無い計画でもあります。育成をベースにした結果が出せるのかどうか。2018年の選手の顔ぶれ、どうなるのでしょうか。今のところ良い感じだと思っています。2018年が楽しみです。

2017/11/19

2017年 明治安田生命J2リーグ 第42節 熊本戦

【大分 2 - 1 熊本】

何となく大団円。2017シーズンお疲れ様でした。途中までは何度もホームで観たような試合で、良くても追いついて終わるやつだな、と思って観ていましたが、大怪我から復帰の清本が全てを変えました。今シーズン初の逆転勝利を最後に実現し、黒木のためにゆりかごダンスまで出来たので素晴らしかった。



前節と同じスタメンで始まった試合も、ボールを保持しつつも熊本のブロックを崩すには至らず、今シーズンを通じて観てきたいつもの前半の試合運びってやつでした。早い時間からリスクを追うべきかどうか悩ましい問題ではありますが、後半に得点を決めて勝てば何も言うことはないのです。


ただ、残念なことに決定機を外し続けると相手がですね、ワンチャン決めるじゃないですか、やっぱりこの試合も先制を許して、プレーオフ圏内に届かなかった今シーズンの集大成的な結果を覚悟したその矢先、清本が変えました、清本が。伊佐もシキーニョも変えられなかった試合の流れを、雰囲気をドカンと気持ちいい位に変えてくれました。



追いついて終わりではなく、後藤が得たPKを自らが決めて逆転、ゆりかごダンスと終わり良ければ総て良しコンボでシーズンを締めることができました。引き分けとか負けで終わるよりも格段に冬を越しやすい内容で精神衛生上助かります。


片野坂監督の続投をシーズンが終わるところまで発表せずにとっておいた感はありましたが、2年積み上げたものを無駄にせず来シーズンへ期待を込めて冬を越せるので精神衛生上やっぱりとても助かります。今シーズンのまとめについてはまたどこかで落ち着いて書きます。J2にもDAZNマネーは落ちてきますし、後は諸々、大分FCに頑張ってもらいましょう。


キャプテン山岸と山口の挨拶は素晴らしかったですね。私スピーチとか苦手なタイプなので感銘を受けました。キャプテン山岸はJ3に降格した我々にとっては希望の光で、代表を経験した選手がJ3に来てくれたことに感謝しかありませんでした。山口も同様に悔しい想いをしながらも、一緒に戦うことを選んでくれた有志です。いまJ2に戻れたのは間違いなく二人の貢献があってこそ。本当にありがたいベテランの力だったと思います。山口が後輩のCB達に託したものを大切にするためにも、若手が頑張ってくれたら良いですね。まずは契約して欲しいです。契約して、脈々と受け継いで欲しい。


また来シーズン、同じ顔触れも、違う顔ぶれもあるでしょうがプレーオフ圏内を目指すチームになることを夢見て冬を越しましょう。来シーズンのJ2がどのクラブとの戦いになるのか、気になるところです。今シーズンの残り試合もJ1、J2、J3あとわずか!


2017/11/12

2017年 明治安田生命J2リーグ 第41節 徳島戦

【徳島 1 - 0 大分】



今シーズンのラストアウェイ。ラスタウェイ。意味もない、くだらない事を書き続けてきたシーズンも遂に佳境。結果的に2017年の最後のアウェイ観戦記となってしまいました。徳島のポカリスエットスタジアムに初潜入。大塚製薬の工場の庭でした。蛇口からポカリでそうな雰囲気。




可能性的にはもう厳しいものがありましたし、若干悩んだんですけどね、東京から貯めたマイルを利用して無賃旅行できる条件が整っていたので予定通り飛びました。やはりその、このクラブ特有の出会いと別れがありますから、今の選手たちの写真とか、これが最後かも、と思いながら撮っておく儀式と言いますか、自分の中で踏ん切りをつける覚悟を持って観戦してきました。お互いに負けられない条件の中、行われた試合は非常に良い試合ではありました。残念ではあったけれども素晴らしかった。



結果だけ見れば得点できず、今シーズンの昇格の可能性は無くなりました。プロの世界ですから、結果だけが重要だということは重々承知ではございますが、仕上がったトリニータのサッカーにやはり私は、開幕戦で感じたあの大分トリニータ復活の狼煙を、感じざるを得なかったのです。経営危機やら昇格やら降格やらを繰り返す中で、見失っていたサッカーの本質を思い出させてもらったシーズンになったというか、やはりプロサッカークラブですから、ピッチの中で繰り広げられる内容が充実していてなんぼであって、それがあればこそ、人もお金も集められる環境に近づいていける条件だと思うので、この日の内容を鑑みて、前進することが出来たシーズンだったと確信できたと思います。



J3から這い上がったばかりのシーズンで、勝ち点45の目標に対し、勝ち点60を超える結果と昇格戦線を甘噛みできるところまで戻れたことは、3代目社長就任と片野坂監督就任後にホップ・ステップと完璧な2シーズンのロードマップでJ2に戻れているという評価に繋がると思うのです。間違いなく期待を上回る結果です。個人的にはシーズンの観戦は最後でしたから、負けはしたものの、観客として出来る意思表示として拍手を送って帰ってきました。やっぱりJ3よりJ2の方が良い。断然良い。改めて思いました。J1の方がもっと良いんだけれども。個人的にはJ3、J2、J1を3年で3連覇する夢見ていたんですけど夢破れてしまいました。


スタメンはGKが高木になったことや、竹内のベンチスタート、鈴木義宜のゲームキャプテン、黄の奮闘ぶりと選手が代わってもサッカーの質が落ちないという、明るい未来を示すことができたものでした。この試合だけのことを考えるともちろん、ゴールが出来なかったという不満はありますが、徳島がシーズンを通して磨いてきたプレッシングを見事にいなしながらボールを繋いで決定機を生み出せたあの内容は、徳島の観客を89分間黙らせ続けたあの内容は間違いなく本物でした。シーズン前半で戦った時を思い出せば、GKを含めたボール回しからの展開がビビらずに出来るようになっていて、全員がサッカーが上手になったように感じる。大分トリニータ史上、最も攻撃的戦術が先鋭化。ここまで攻撃が整備されたことが今まであったでしょうか。もしどこかで先にゴールが決まっていれば全員が称賛されるべき内容でした。



条件的にリスクを冒してでも勝ちに行くしかなかったゲームだったので、シキーニョの縦を切る一か八かみたいな守備が外れてフリーでクロスを上げられて、それまで完璧に抑えられていた渡に決められてしまったのは、敗北の内容としては受け入れられる範囲の結果だと思います。リスクを冒して前に出ての敗北なので、諦めがつきました。



もしも今シーズンのスローガンが初志貫徹じゃなかったら、昨シーズンの様に勝ち点を稼ぐことを優先する戦術に切り替えて戦っていたかもしれません。しかし、自分たちの選んだコンセプトで、最後まで戦い抜いて、目標を超える勝ち点を得ている現状を評価すべきと私は思います。勝ち点45を積み重ねた後に戦術を変えていたら、それこそ今シーズンの我慢が何だったのか分からなくなってしまいます。結果だけが重要だけれども、その結果を出すためのアプローチとして自軍の戦力を鑑みた上で最短距離で進んでいるかどうか。



本当に重要なのはシーズンが終わってからで、この反則ポイントの少ない、魅力的な攻撃的サッカーを商品としてスポンサードを募り、どこまでの戦力を維持・上積みできるか。監督や選手ごと、ごっそり持って行かれるなんて日常茶飯事の世界ですから、普通にジャンプアップすらままならない最悪の事態も考えられます。プレーオフ圏内に届かなかった理由は、競合に比べてどこかに何かが足りなかったからであって、勝てた相手と勝てなかった相手がくっきりしているので、しっかりとした分析をした上で、来シーズンの戦力を積み上げて欲しい。



我が軍をもっと強くするための方法は、実は簡単で、サポーターがシーズンパスを去年の3倍買えば良いだけです。ホップ・ステップ・ジャンプですから、ジャンプアップのために、いつもより財布に血を流させれば良いだけなんです。いや、マイナスの考え方ではなく、サポーターも収入を増やせば良いのです。サポーター各々が仕事なり、バイトなりで目標を上回る実績を出せば収入も上がりますから、サポーターが頑張って、企業がジャンプアップして、街がジャンプアップして、クラブもジャンプアップ。これで行きましょう。馬車馬の如く働きましょう。



西のタヌキはプロフェッショナルで凄かった。東のタヌキはいけ好かない感じですが、徳島の関西系の血が、コテコテのサービス精神がありながもアクロバティックな動きまで出来るという西でモテる感じが凄い。もうちょっと人気出て良いはず。



徳島は2度目のプレーオフ昇格が実現できるでしょうか?プレーオフ昇格を2度体験したクラブはまだなく、初代プレーオフ芸人としては悔しくもありますが、真のプレーオフ芸人となるべく福岡や名古屋をなぎ倒せるか、次節の東京Vとの最終節は1つ1つのプレーに魂が奮えること間違いなしでしょう。松本山雅が負けていると、お互いにボールを回すだけのつまらない状況にならないように、千葉にも頑張ってもらいましょう。私としては相性が悪すぎる千葉に居なくなって欲しいのですが。



若干強引なシーズンの締め括りではありますが、まだ1つホームで試合を残していますので、現地に行って、今シーズンの内容が納得いかない方はブーイングを、納得できた方は拍手をすれば良いと思います。終わり良ければ総て良し、最終節に勝って追われれば印象が全然変わってきますから、開幕戦で勝って、最終節でも勝って、来シーズンのジャンプアップに繋げられる雰囲気を出して欲しいと思います。ついシーズンパスを3倍買ってしまうような何かを、完璧なホップ・ステップを!


2017/11/05

2017年 明治安田生命J2リーグ 第40節 山形戦

【大分 1 - 1 山形】

ホークスは勝ったけれども、我が軍はまたしてもホームで勝ちきれず、という結果だった山形戦。これでもうPO進出は厳しくなったかな・・・・と思いつつ順位表を眺めると、6位までの勝ち点差が1だけ縮まっているポジティブな内容。何チームかに追い抜かれましたけれども、残り2試合で直接対決を残しているチームが多く、何が起きるかはまだよく分かりません。他の全員が相打ちで、自分だけ生き残ってた、みたいな状況も10%くらいの可能性で発生しそう。残り2試合で勝たなければ何も起きませんけれども。



今日のスタメンはここ最近の固定メンバー。試合はお互いにパスミスが多く、チャンスメイクに精度を欠いた印象。山形のしつこいプレッシャーに慣れてからはボール回しに積み重ねてきたものが如実に発揮され、ゲームを支配出来ていたとは思うのですが守備の堅い山形を打ち破れる決定力は発揮されず。シュートシーンが少なかったですかね、今日は。


芝の状況がかなり悪くなったような印象で、ピッチに対して縦の虎刈り状態。ただ、この芝のお陰で同点弾が転がり込んできたような気もするので何が正解なのかよく分かりません。交代で入った大津耀誠がキチンと詰めていたことが大前提ではありますけれども、あんなに入らなかったゴールが転がり込んだので、諦めないことの大切さ、これな。これ重要な。


ホームで勝たせてあげられないのは悔しいことではありますが、負けさせなかったとポジティブに考えて美しいコレオにあった初志貫徹を、心にもう一度掲げて残り2試合戦いましょう。次節は謎の強さを発揮するアウェイで、相手はプレッシャーを感じる側の徳島。もう他力本願の本願寺派なので、気楽に戦って最終節に繋げられると良いな、くらいで四国に強い大津耀誠にまた頑張ってもらいましょう。


2017/10/28

2017年 明治安田生命J2リーグ 第39節 千葉戦

【大分 1 - 2 千葉】


バファローズポンタさんのように叫ばざるを得ません。17年目の悲願達成に向けてパンツも履かずにDAZN観戦しましたがジンクスを破ることは出来ず、無念のんほー。んほーです。力及ばず。ジンクスを破るために色々といつもと違う何かを試してくれた方々もいたと思うのですが、犬の呪いは強力でした。ふんどし締めて滝に打たれながら観戦しなければダメだったんでしょうか・・・。



スタメンは前節から変わらず。フォーメーションもいつも通り。選手もスタッフも平常心で試合に入れていました。


対する千葉、ラリベイ、船山という強力な前線に加えて小技の利く10番町田、そして大分トリニータ下部組織出身の清武と攻撃陣は充実。同じくトリニータが育てた為田はベンチスタート。前半はボールを持たれましたが、最後のところで我慢強く守れていたと思うのです。両チームチャンスとピンチを素早く裏返すようなゲーム展開で、球際の戦いも激しく、見応え十分の内容ではありました。特に右サイド、岸田は再三に渡って裏をとれており前節のゴールで自信に満ち溢れたような躍動っぷり。


試合が動いたのは後半に千葉が先に動いてから。清武と為田を交代させ、我が軍の右サイドに侵入しクロスを上げまくり。最初の失点は上福元の手からこぼれたボールをラリベイに押し込まれる。2失点目は船山にダイレクトで合わせられてしまった。右サイドを攻略され、辛いビハインド状態に。それまで完璧なセービングを見せていた上福元だけに、非常にもったいない形で先制を許してしまったのが惜し過ぎる。


それでも味方のミスをカバーしてあげようと前線は奮闘。特に伊佐は気持ちが見えるプレーが多く、攻撃をけん引。反撃の色が濃くなったのはシキーニョ、岩田を投入してから。岩田からのスルーパスを後藤が受け、3人をぶち抜いてスーパーゴールで1点を入れ、反撃の雰囲気は出せはしたものの、もう1点が遠く、引き分けに持ち込めずに、敗北の歴史をまた一つ、積み上げてしまいました。悔しい・・・・。


下位相手に負けはしたものの、そもそも千葉は今の順位にいることがおかしいくらいの戦力ですし、今日の試合内容、選手が見せてくれた気持ちを目の当たりにして、下を向く人なんて居ないと思います。下を隠す必要はあっても、下を向く内容ではなかった。


順位的には振り向けば千葉。残り3試合で振り向いている状況ではありませんが5位6位に大分千葉が滑り込むプレーオフになったら面白いなって気もします。プレーオフ決勝でならリベンジできる気がする。とにかく我々にやれることは前を向いて戦い続けることだけ。プレーオフは若干遠のいたかもしれませんが、直接対決を残している徳島が、水戸に敗北を喫したため、まだ何か起こせるかもしれません。今夜は水戸納豆で乾杯。残り3試合、山形、徳島、熊本。最終節まで絡んで楽しみたいものです。今からもう1度パンツを履いて最後の3戦。



2017/10/25

千葉対策本部

古参も新参も知っておかなければならないデータを敢えて掘り起こしたいと思います。掘り起こしても仕方ないのですが、逆に、逆にね、逆に掘り起こします。もう嫌を通り越して普通のことになってしまっていますけれども、千葉対策です。千葉対策。なぜ対策が必要なのか、とりあえず過去の全戦歴を振り返ります。現実と向き合いましょう。



ということで、リーグ戦、カップ戦、天皇杯、プレーオフを含めて通算4勝6分24敗です。34回戦って4回しか勝っていない。更にこのデータをホームのデータだけに絞るとですね・・・



こうなります。1勝3分13敗なんですが、この1勝は国立競技場でのプレーオフがホーム扱いだっただけで、無敗神話を継続する東京での特別な一戦だったのでね、例外だと思うんです。大分県内で戦った戦績はというとですね、3分13敗っていうことになります。カップ戦、天皇杯を含めても勝っていない。大分県では千葉無敗。我が軍は無勝です、無勝。ムショーって言いたくなるこの結果こそが古参のおっさん、おばさん方が「お犬様」と呼ばざるを得ない事実な訳です。これはもう年貢なんだ、納めるものなんだ、そう思わなければ精神を保てない事情があったのです。


我々、ナビスコカップを1回戴冠しました。J1昇格は2回達成しています。でも県内で千葉に勝ったことは0回です。これはつまりですね、もう逆に言えば大銀ドームで千葉に勝てば優勝ってことです(※断言)なんせ0回なんでね、メジャータイトル獲得するよりレアですからね。大分優勝ってことです。


よって緊急対策会議です。緊急招集です。基本的には選手、スタッフにピッチ上で頑張ってもらうしかないことは百も承知ですし、今年のチームは今までなし得なかったことを実現しているチームなので、期待できるとも思っていますが、微力ながらやれることをやって犬の呪いを解きたいと思います。


基本はやはり逆張りジンクスだと思うのです。これだけ勝てていないので、逆に、逆にね、逆にやってみるってことです。例えばいつも使っている駐車場を変えるとか、逆の足からスタジアムに入るとか、逆にね。逆をやって逆の結果を迎えるイメージ。ただ、逆に観戦に行かないってのは無しで、行ける人は行くことを前提にして、現地に行ってそこで何をするのかを突き詰めたいと思います。何事もやり過ぎは良くない。totoに3万突っ込むとか生活に支障をきたす様なことも良くない。ほんの少しの何かが良いと思います。以前私は、スカパー!を自宅で全裸観戦するってことをやってみましたが、あっさり負けたのでやり過ぎはダメです。


今年の千葉はアウェイで弱いというデータもありますが、いつの間にかハイラインディフェンスが無かったことになってから調子が上がっている気もするので油断は禁物。今回は自宅でノーパンDAZN観戦くらいにしておこうと思っています。逆にね、逆に。今まで全試合パンツを履いた状態で負けていますから、逆にね、逆にパンツを履かない。全裸はやり過ぎ。パンツくらいがちょうどいいはず。自宅なので誰にも迷惑かけませんし。


現地に行かれる方も逮捕されない程度の逆張りジンクスで犬の呪いを解くのに協力して欲しいと思います。ハロウィンイベントも行われている様子なので、普通なら絶対仮装とかしない人も逆にね、逆にですよ?逆に仮装イベントに乗っかってみるとかどうでしょう?


このタイミングで仮装ならですよ?やはりあの、流行のキヅールを掛け合わせたアレをここで出すしかありません。



キヅールコスプレ、今年のハロウィンはこれしかない。土曜日に間に合わせるには今すぐ買うしかありません。



これを改造すればキヅールになりそうですし、亀と一緒であれば、これ以上ないおめでたさですし、犬が嫌がること間違いなし。いい大人ならですね、普通ならやらないと思うんですよ。ただ、逆に、逆にね?どうでしょう?お父さん。打倒犬のためです。ハロウィンイベントです。一肌脱いで頂きたい。何が何でも千葉を倒す、倒しましょう。

2017/10/21

2017年 明治安田生命J2リーグ 第38節 松本戦

【松本 0 - 2 大分】



キヅールのぬいぐるみで遊んでる場合じゃありません。松本に行ってきました。台風の影響もあって天気は悪く、そして寒く、2012年を思い出させる雰囲気。霧雨が降ったり止んだりのコンディションの中、今シーズンは見事快勝。アルウィン初勝利!やっぱりアウェイだと勝つんかい、って感じですが不満は1ミリもございません。素晴らしい内容と結果でした。この上ない。この上ないよ!次節のホーム観客動員に直結することなんでね、この上ないと思います。ライト層の興味が削がれてしまうのと、チャレンジが継続するのとでは天と地の差ですからこの上ない!このブログでさえ、勝った時のアクセス数と負け&引き分け時のアクセス数の差が凄い訳です。勝った時だけ読みに来る人、先生怒らないから手を上げなさい。反省するように。とにかくホームに繋げられて良かった。





個人的には2014年以来のアルウィン。シーズンも残り5試合となった状況で、勝ち点61の松本山雅と勝ち点57の大分のプレーオフ圏を争う直接対決。とても重要な一戦でしたが、雷鳥のしっぽに手が届きそうな距離感になりました。山雅の民ですが、かなり削がれてしまった印象。寒さと雨もありますが、過去の記憶では「圧」が凄かった。ワンソウルくらいじゃ足りず、ツーピョンヤン、スリープサンくらいはあった。



2014年はこんな山の民のイメージの勢いと圧があったと思うんです。「ドッ」ていう。しかし、やはり今日の雨や寒さに加えて、ここ最近の山口戦のミラクル敗北に始まり、前節のアウェイ千葉戦での惨敗と、昨シーズン勝ち点を80以上も積み重ねながらプレーオフで敗退し、昇格できなくて、戦力を維持・上乗せした状態でのやり直しシーズンで苦しむという、集客するにはもう、これ以上ないくらいの難しいハードルがニョキニョキ生えている状態で、そりゃさすがに削がれてしまうに決まっていると思うのです。一度J1を知ってしまってからのJ2で離れてしまう人も多いですし、難しい時期なんだろうなと、J3まで経験してしまうと経験豊富過ぎて各種パターンのサポーターの気持ちが分かってしまう先走り癖が嫌になります。しかし、それでも応援しに来ていた今日のお客さんこそ大事にしなければならない訳ですが、ホームの山雅の選手達の方が雨で滑ってしまうというこの上ない運の無さを感じる試合でした。ここ数試合の松本山雅、ツキが無い。しかしそれでも人件費は我々よりも多いので、対峙するには積み重ねてきた戦術と育て上げた若手で戦う厳しさは変わらず。


対する我が軍もさほどツキは無く、前節の試合中に痛めた三平がベンチからも外れるという緊急事態。ここで三平を失うのはこの上なく痛い。しかし我が軍には好調を維持している伊佐がいてくれたので前線は何とか形に。中盤には前節たまたま累積警告で福岡戦を欠場した鈴木(夏侯)惇が元気に復帰。ベンチメンバーは攻撃カードや守備カードと何でも対応出来そうな面子。





前半お互いに様子見の立ち上がりの雰囲気の中、それほど前からプレッシャーをかけることも無く、トリニータにボールを持たせた感もあった松本山雅。イメージ的にはビハーレン長崎(©たかた社長)からファンマと自分から転がってセットプレーを獲得する汚いプレーを差し引いたチームという印象。鏡写しとなるフォーメーションでの真っ向勝負となりました。最初のチャンスはトリニータ。最終ラインからのフィードに反応した伊佐。松本山雅のGKがスリッピーなピッチの影響で目測を誤り、決定機になった訳ですが、GKの足が伊佐の足に絡んだようにしか見えなかったのにノーファウル。勇気のない主審でした。この後も両線審含めて、自信無さげのジャッジが多く、ポジショニングも悪く、伊佐と衝突した場面もあったりと、若干不安を覚える審判団。トリニータも松本山雅もツキが無い。



そんなピッチピッチジャッジジャッジ不安不安不安♪な状態の中、監督は頭を抱えることが多かったのですが、そのスリッピーなピッチを上手く使ったのが岸田。CKのこぼれ球を超珍しく枠内に飛ばして先制に成功。岸田のシュートが枠内に飛ぶなら負けるはずがない。リードして前半を終える。監督もこの瞬間だけは弾ける。





このところ先制が出来たとしても後半に受けに回って堪え切れない岐阜戦などもあったのでリードしてからの攻めの姿勢を維持できるかどうかに大分県民115万人の目が注がれる訳ですが、この試合は川西の存在がすこぶる大きく、絶対的存在感で我が軍を勝利に導きました。遂にユニフォームが長袖に戻った川西。この長袖の川西が凄まじいパフォーマンスを発揮。やっぱり半袖より長袖の方がしっくりくるのではないのか?川西長袖不敗伝説の幕開け。ホーム松本山雅の選手でさえスリッピーなピッチに手こずる中で、何事も無いようにボールをキープし、ドリブルし、奪取し、攻めに守りにアシストにと、雨の影響を全く受けずにむしろ活き活きとプレーする水属性川西。途中に見せた1人時間差裏街道の突破なんかやり過ぎのレベル。メインスタンドから観戦していて、自分がサッカーゲームで操作しているんじゃないか?と錯覚するくらいに気持ち良くスイスイ動く圧巻のプレー。2点目のアシストに繋がるセカンドボールへの反応も見事。個人的MOM。




そのアシストを受けてサイドからカットインでゴールを決めた松本怜。開幕戦でゴールを決めたものの、シーズン1得点の法則とか言い出したブロガーがいたらしく、失礼な予想を見事覆して複数得点を伸ばし始めました。誰だそんなこと書いた奴は。先生怒らないから手を上げなさい。反省するように。その松本怜、前半の田中隼磨との元マリノスマッチアップ。



後半の写真、間違い探し。スパイクが変わっています。この日のピッチはやはり各選手アジャストに時間を要した模様。この辺り、色んな準備をしてくれている裏方の存在もほんのり理解出来て、スタッフも戦ってくれているんだろうなと思えます。全員で掴んだ勝利です。



後藤はいつも通り高パフォーマンス&この上なく惜しい決定率を披露して3点目は獲得出来ずも、上福元のスーパーセーブを中心に守り切ってゲームセット。受けに回り過ぎず、姫野、吉平翼と若手も出場し、最後は山口で逃げ切るという昨シーズンの秋田戦を思い出させる投入カードもこの上ありませんでした。昨年5連勝で幕を閉じたシーズンを思い出しますね。





アグレッシブな試合内容で、特に後半は時間が進むのが早く感じる程楽しめました。ホームということもあり真っ向勝負をしてきた反町監督。ただ、攻撃はカウンターでロングボール主体と単調で、ロングボールを弾き返すことなら大得意の竹内、鈴木、福森のDF陣を中心に最後まで対応が出来てしまいました。試合後の反町監督のインタビューで「かなわない」という言葉を口にしたのは意外でしたが、それくらい内容的にトリニータの方が充実していたということでもあります。もしダヴィなど規格外の外国人が前線にいたら結果は違ったかもしれませんが、何せ最後まで松本山雅側にツキがないという印象です。



我々はチャレンジャーで、もう既にボーナスステージみたいなものでもあるので、プレッシャーを感じることも無く、失うものもない、追いかける状態が良いじゃないですか。昨年も最後まで目の前の試合を淡々と、1つずつこなすことで結果がついてきたのでやり続けましょう。経験則からやり続けましょう。問題は・・・・・次の・・・・・千葉戦。トリニータ史上この上ない超絶大鬼門、大銀ドームでの千葉戦。乗り越えられるのか?プレーオフ圏内に滑り込めるのか?残り4試合!

2017/10/19

鶴の恩返し

帰宅したら宅配便が届いていまして、心当たりが無かったのですが開封したら思い出しました。鶴の恩返しでした。



話題のキヅール。4つの候補で投票になった時にはすでに盛り上がってはいましたが、実現してしまったら大変だろうなと、昨年牧歌的な盛岡のスタジアムにも行ったもので、運用する側のクラブスタッフの苦労が頭をよぎってしまって投票には気が引けたのですが、数々の悪い大人たちが面白がって投票をし、キヅールがマスコットとして決まってしまいました。決まればですよ?決まったのなら仕方ない。わたくし、立体化プロジェクトのクラウドファンディングを応援してしまった模様です。記憶にはありませんでしたが、応援した模様でございます。はい、我が家にもキヅールさん届きました。完全に忘れていたけれども。



横キヅール。うむ、キヅール。ぬいぐるみだと気持ち悪さはない。可愛い。



縦キヅール。





こっち見んな。ということで、我が家に唯一ある亀のぬいぐるみと並べてみたくなる訳です。鶴と亀。JリーグNo.1のおめでたさ。



千年と万年です。千年、万年クラブが繁栄しますようにってことです。万年J2ってことでは決してございません。



オッサンがぬいぐるみで遊んでてヤバいのは自覚しているのですが、このキヅール、首を握ると謎の心地の良い太さ。つい握りたくなる絶妙さ。謎のしっくり感。これを握るとなぜか、なぜかは分かりませんが、何となくブリーフの、白ブリーフの前のポケットからキヅールの頭を出させたくなる衝動に駆られたのです。


何書いてんだこいつ?と思われたでしょう、そう思ったそこのあなた。でもこれはこのキヅールの首を握らないと分からない。残念ながら我が家にはボクサーパンツ派のオッサンしか居ないので試せなかったのですが、この感情が一体何なのか?どこからくる衝動なのか?これはやはり幼少期の記憶に遡ると思うのです。辿り着いたのはそう、あの、伝説の東村山市民。





そう、この伝説のバレリーナスタイル。個人的にはノーベル平和賞級の功績だと思っているのですが、このフォルムをキヅールで再現できるのではないのか?その欲求が溢れ出して止まらない。パーティーグッズとかでね、こんな感じの安物が売ってるわけですよ。



これを欲望のままにキヅール版にすると・・・・・



すんごい雑ですけど、これこれ。これこそ心の奥底から湧き出た何かそのものに違いない。キヅールパンツをグッズ化するだけで、一家に一羽のキヅールが誕生するわけです。キヅールパンツ、黒ストッキング付き。これ。これしかない。グルージャ盛岡のグッズでこれさえ発売すればJ1に昇格する!(※しません)とにかく是非とも次のクラウドファンディングではキヅールパンツ黒ストッキングを商品化して欲しいと思います。これを履いて皆でグルージャを応援!そんなスタジアムになれば毎試合1万人が集まるに違いない!そんなスタジアムならもう一度行きたい(※ヤバすぎる)ということでキヅール人気に便乗してみただけの回でございました。


2017/10/14

2017年 明治安田生命J2リーグ 第37節 福岡戦

【大分 1 - 1 福岡】

勝てたような、勝てなかったような、引き分けでの痛み分けとなった九州ダービーをDAZN観戦。福岡を迎えての一戦でしたが勝ち点を1だけ積み上げる形となりました。すこぶる内容の良かった前半と、福岡の豪華な交代カードに押された後半といった印象でした。


レンタル中の鈴木(夏侯)惇がたまたま出場停止かつ契約の関係で出場できないため、代役が注目された訳ですが、黄と姫野というコンビ・・・・かと思いきやトリプルボランチっぽくもあり、ポジショニング自在の川西が最終ラインに降りることもあれば、シャドーにいることもあり、将軍不在の中盤の底を3人でカバーするという、ここに来てそんな引き出しあるのかよという内容。試合の中で3ボランチになったりすることはあったものの、最初からは初めてで、こんなフォーメーションまでやり始めたら対戦相手は大分トリニータ対策が大変だろうなと思われる訳です。ベンチメンバーには小手川が復帰。

今シーズンの基本戦略、3-4-3&4-1-5変換のことが分かり易く書かれていた記事を発見したので張っておきます。この仁義なきミシャ式広島編から更に派生して独自に発展して行く大分式。先週大銀ドームでボールを下げても溜息とか不満のヤジが減った気がしたのですが、浸透し始めたでしょうかこの「擬似カウンター」を生み出す形。



対する福岡は現在2位と自動昇格圏内。お金のかけ方から言って当然昇格を狙える選手層だった訳で、予想よりは苦しんでしまった印象。開幕戦でJ3から戻ったばかりの我が軍に出鼻をくじかれた雪辱を果たすため、1000人以上のサポーターが大銀ドームに集まるという意地を感じる集客。毎度ありがとうございました。あの開幕戦で個人的に感じた大分トリニータ復活の狼煙。より濃いものにしていきたい。


前半の得点シーン、左サイド松本怜のクロスを三平がヘディングで流し込みました。


ここ最近、流れの中から得点出来ていますし、試合を支配して攻撃を完結させる能力は完成に近いと思われます。後半開始から井原監督はウェリントンを前線に入れましたが、この札束で得点を狙う豪華なベンチメンバーの圧力を前に、ジリジリとDFラインが下げられてしまう。どうも弱い。札束には弱い。仕方ない。嫌な予感はしたのですが、案の定失点。ミドルシュートは素晴らしかったけれども、またしても受けてしまわざるを得ない状況を作られてしまった。ところどころ力の差を感じる部分もありながらも、決定的場面も作れていたので、引き分けでも妥当かなという結論です。


ただ、やはり試合を通じてシュートの精度だけは課題となりました。永遠のテーマですけれども。久々に先発した姫野はFKの精度こそイマイチでしたが、運動量と危険察知能力が最後まで発揮できていて目を細めました。岩田智輝も久々に登場しつつ、ボランチをやっていたので驚き。本当は今シーズンの主力となって欲しかった2名だけに、強烈なアピールをして欲しかったのですが、爪痕は浅いかなと思われます。勝ち越しに貢献して欲しかった。


ホームでの2連戦で引き分け2回と、徐々にプレーオフ圏内から離れてしまっていますけれども、残り5試合に期待を込めたい。ギリギリ届かない雰囲気かもしれませんが、千葉が、ジェフが上位相手に猛威を奮っているので最後までチャレンジし続けましょう。何が起こるか分かりませんし、少しでも長くこのチームが観たい。




2017/10/09

2017年 明治安田生命J2リーグ 第36節 岐阜戦

【大分 3 - 3 岐阜】



たまたま色々な都合の合間に立ち寄れたんです。たまたま。まさかジェットコースターに乗せられたような試合になるとは思いませんでしたが、勝ち点1をなんとか積んだ試合となってしまいました。今節プレーオフ圏内に進出するチャンスを逃しはしたものの、まだまだ上位陣との試合は残っていますから、今日の勝ち点1を活かしたいところです。ホームで勝たせてあげたかった・・・。



みどり牛乳サンクスデー。私も生まれて初めて鼻から出した牛乳はみどり牛乳だった大分県民ですが、しばらく都会に働きに出ているので久々に頂きました。私の身体の骨を形成しているカルシウムは成長期にほぼ全てみどり牛乳から摂取しております。大分トリニータの骨ともなって頂けるように末永くスポンサードの程よろしくお願い致します。



角のある牛柄の豚っぽい亀という、よく分からない生き物と化したマスコットさん。



心配された芝の状態。張り替えた後にラグビーを開催してかなりダメージを受けたという噂を聞いていたものの、見た目的には非常に綺麗に整備されていました。試合後のコメントで監督も言及していたので、問題はなかった模様。ところどころ怪しい部分はあるのですが、昔に比べれば良い状態な気もします。



対戦相手は岐阜。アウェイでの対戦時に4バックを敷いてカウンターで沈めた相手。3バックで真っ向勝負を期待した自分は若かった。勝ち点を得るために柔軟にシステムを変更して対応することが出来る今のトリニータ。より磨きのかかった岐阜のパスサッカーを今回も抑えることが出来るのか、そして累積警告3枚の鈴木(夏侯)惇はたまたま4枚目の警告を受けて、たまたま次節レンタル元の福岡との一戦を、たまたま出場停止になってしまうのか、といった点が見どころの試合。


スタメンはガッツリ4バック。岸田が右サイドバックに入り、左サイドバックが福森。右サイドハーフは松本怜、左が山岸、2トップは後藤と三平という4-4-2でした。



前半から予想通りボールを保持したのは岐阜。持たせた感満載ではありました。試合序盤からカウンターがガスガス決まっていて、三平と後藤の関係性が秀逸。後藤が決定機を2度ほど外した後の3回目のチャンス。自分が決められなければ相手に決めさせれば良いとオウンゴールを誘発する速いグラウンダーのクロスが先制の口火を切りました。このカウンターの場面で、岐阜の選手が足を滑らせたように見えたのですが、岐阜側はやはり芝の影響があった気がします。アジャストするのにちょっと時間がかかったというか。


狙い通りの先制点で後はリードしたまま前半を終えれば十分だと思っていた終了間際、またもカウンターで、今度は後藤がきっちりと仕留めて2点リードに。GKからのフィードを三平が落としての後藤、という3人でゴールを生み出してしまった。これほど効率的なサッカーは嫌いじゃありません。前がかりにならざるを得なかった岐阜の裏を取れた素晴らしいゴールでした。


2点リードのまま終えた前半は、岐阜対策講座と言っても過言ではない出来。ワイドに張る岐阜に対してスペースを消し、ブロックを形成して守るという図式。ただ守っていたのではなく、狙いのある守備を感じさせました。2トップとボランチがサイド奥から真ん中に入る楔を狙ってカウンターを仕掛けようとする意図があったような気がします。監督がそのチャンスっぽいポイントに入ると、拳を握り、ほら今!みたいな指揮者のような動きをしていたので何かしら狙っていた感じがしました。



これで後半に3点目を鈴木(夏侯)惇が決めて、たまたま興奮してユニフォームを脱いでイエローカードをたまたま貰ってしまうというのが理想的だと考えていたのですが、大木監督が後半開始と同時に手を打った3バックへの移行で流れが変わる。我が軍の素晴らしい関係性だった2トップに対して1人余るようにケアされてから、岐阜はカウンターを恐れずに攻撃に集中することが出来てしまった。これに対して片野坂監督も動き、山岸を下げて伊佐を投入し3トップと3バックのマッチアップに。この後更に大木監督がDFを下げて難波を投入。負けじと三平を下げて黄を投入。目まぐるしく変わる形の中で、遂に崩されて失点。風間の恩返しというよりも、首を切られた仕返しゴールを決められてしまい、リードは1点に。



畳みかけるように最後のカードで中盤を交代させた大木監督に対して、片野坂監督が悩みつつ送り出そうとしていたのが姫野。交代寸前までいったときに難波にゴールを許してしまう。リードを失い、交代カードは竹内を下げてのシキーニョ投入。攻めの姿勢を見せたことが逆に裏目に出てしまう。竹内を失ってからのCKで簡単に相手をフリーにしてしまい、遂に3失点。前日に買ったtotoが無傷の大当たり状態で、トリニータさえ勝てば1等も視野に入っていただけに、過剰に落ち込みました、私。目の前の試合が現金収入に直結する試合なので落ち込みました、私。当たっていたのは岐阜GK。3失点もビッグセーブ連発で、お前より私のtotoが当たって欲しいわ状態。素晴らしいパフォーマンスのGKではありました。


しかし、選手たちは勝ち点を、プレーオフへの出場を、J1への希望を、俺のtotoを諦めてはいませんでした。アディショナルタイムに川西が意地のゴールでゲームを振り出しに戻す。前節に初ゴールを決めてから量産モード突入。7千人の折れかかった心を救った川西素晴らしかった。その後ももう1点を取りに前に出ましたが時間が足らずタイムアップ。アップダウンの激しい試合は痛み分けに終わりました。俺のtoto1等の夢も死にました。あまりtotoは買わないのですが、J2主体で予想しやすかったので買ったんですよね・・・・。今シーズンはもう買う勇気は出ません・・・・。



流れの中で鈴木(夏侯)惇も黄巾の乱、違うイエローカードを無事に、あ、違うたまたま無事に貰えてしまっていたので、残念ながらたまたま次節は出場停止。でもたまたま福岡戦なのでそもそも出場できません。そのこともあって黄が試合の中で起用されていたはず。代役が誰になるのかはまだ分かりませんが、2位の福岡にどこまでやれるのかは楽しみでもありません。


リード後に上手に時間を使いたかったですが、あまりに受け身になり過ぎた試合だったと思います。もったいない試合でした。ただ、前節から2試合連続で3得点と攻撃陣は絶好調。守備さえしっかりと我慢できれば結果はついてくる状態だと思っています。次節、ウェリントン擁する福岡相手に、鈴木(夏侯)惇将軍抜きでどこまで戦えるのか、代役は誰なのか、プレーオフ圏内に足を踏み入れられるのか、非常に楽しみな一戦となります。



今日の前半を観ていた時に、もしも来年J1でやるならば、4バックで我慢してカウンター主体で大残留作戦を仕掛けられるような妄想までしてしまいました。攻撃のイメージはすこぶる良い。残り6試合。ここまで来たならば、しがみつきましょう。頑張れ守備陣。