2019/09/29

2019年 明治安田生命J1リーグ 第27節 磐田戦

【大分 1 - 2 磐田】



ダメです!残留を目標にするのであれば、ホームスタジアムで最下位に勝ち点差を詰められるというのは最低の結果。しかも試合内容的には上出来だったのに決め切れずに自滅。せっかく追いついたのに試合終了間際に劇的にダメな結果となってしまいました。残念。


シーズン2度目の市陸開催。土曜日は所用がありライブ視聴できず、後半からライブ観戦して日曜日に改めて負け試合をじっくり見直す。結果的にはダメなんだけど過程は評価できる。前節勝ったのにいじったスタメン、YouTuber伊佐のコンディションが整わないのが痛い。オナイウのワントップに小林成豪、田中達也という初めてのシャドーコンビ。この3名の攻撃陣の決定力がもう少しあれば、という試合内容でしたが、攻撃の形は面白かった。特に右サイドに寄った田中達也は守備面の負担が減って攻撃に厚みが出た。岡野が駆け上がるリスクを軽減しながらの右サイド攻略は狙い通りではなかったろうか。決められなかったけど形は出来ていた。惜しい・・・本当に惜しかった・・・。


対する磐田、シーズン3人目のフベロ監督就任後未勝利状態。この試合からGK八田使うなど独自色を出し始めた。そんな状況でも変わらずスタメンに名を連ねる松本昌也の実力っぷりである。J3時代の10番としてJ2昇格に貢献も、J1での武者修行に旅立って3年。遂に同じステージで、ホームに凱旋。市陸だけどな。昭和電工ドームで再会できると思っていたのに。巡り合わせな。オーソドックスな4-4-2の右サイドで最終的に大逆転のアシストをもたらすあたり、サイドバックとして使われた時期も無駄ではなかったのではなかろうか。コツコツと頑張った偽サイドバック稼業。昌也さん、我が軍の10番空いたんですよ。ちょっとね、色々と理由があってね、今ね、空いたんですよね。ちょっとね、シーズン終わったら相談したいことありますんでね、またお時間下さい。ムサエフ使わなかったり、CBに万能部品こと藤田を使うあたり、フベロ監督の選手選定基準は磐田の強化部とは全然違う視点なのじゃなかろうか。やっぱり松本昌也はサイドバックじゃねぇよな、それだけお伝えしたい。


試合後に監督自身が采配ミスだと言っていますが、三平投入後のPK奪取から同点、その後の逆転に向けての意思表示まではミスだとも思えないんですよね。磐田の出来からして「勝てそうな雰囲気」がプンプンに醸し出されてしまったので立ち位置を見失ってしまった印象。勝ち点1でも十分だったのではないか。あそこまで攻撃に針を振り切ってまで得点できなかった。最後の失点の起点はパスミスなんでね、やっぱり自滅感の方が強いのですが、あとは選手が決めるだけというところまで来ている。それも伊佐抜きで。次節も難しい相手ですが、攻撃陣の奮起に期待するしかありません。


次回の11月のホームではハイブリッド芝がお目見えするので大変楽しみです。残り7試合。初心に戻って積み上げを。


2019/09/18

2019年 天皇杯 ラウンド16 広島戦

【広島 1 - 1 大分(PK 9 - 10)】

全く試合を観れなかった水曜日の天皇杯。ベスト8を賭けた広島との一戦。全く試合を観ていないため、書くことはありません!(キッパリ)結果のみ!勝ち残ったぞ、ベスト8!素晴らしい!


週末にリーグ戦が無い関係もあり、主力とサブ組のハイブリッド的な顔ぶれとなったスタメン。リーグ戦に違和感を感じて前半だけでベンチに退いた伊佐には無理をさせず、オナイウ、伊藤涼太郎、小塚か小手川のどっちかがシャドーだったはずです。観てないので分かりません!(キッパリ)たぶん最終ラインに入ったであろう丸谷は古巣戦。その他の並びは皆で想像しよう!


対する広島。こちらも同様に主力サブのハイブリッド感ある顔ぶれ。ほぼレギュラーっぽいけれども、直近のリーグ戦から比べると青山と川辺がベンチスタートに。試合は観ていないけれども、伊藤涼太郎のゴールで先制。試合に出れば活躍する伊藤涼太郎。ここまでは伊藤涼太郎のお陰で勝ち上がっていると言っても過言ではない。天皇杯専用人型決戦兵器と化した伊藤涼太郎。


片野坂監督のコメントがいつも通りなので想定内の試合内容だったのか。観てないから分からない。


しかし、後半にバイシクルシュートか何かで同点に追いつかれた模様。どんなゴールだったのかは分からない。観てないから!(キッパリ)そのまま延長に突入。残業です、残業。私も延長戦開始くらいまで残業していました。シンクロ。


延長でも勝負はつかず、PK戦に突入。もうTwitterを更新してハラハラするしかなかった。観れない苦しさ。


サンフレッチェ広島の公式ツイッターが横に〇×を並べるスタイルに対して・・・


表裏ワンセットで伝えてくる大分公式。癖が強い。しかしこのPK永遠に続くのかと思われたが・・・。


10人目でようやくストップ!長いよ!でも高木ナイスストップ!観てないけど!前節のファンブルはなかったことにしよう!これでベスト8に進出。好調だった広島をアウェイで撃破してしまった!万歳!平日に現地まで応援に行っていた人が羨ましい!激闘だった!観てないけど!


ベスト8は神戸と対戦。今シーズンもう何回目だよって感じですけど、今回の神戸が今シーズン過去最高年俸状態の神戸。あと2つ勝てば決勝。九州のチームが3つ残っているベスト8、偏りが強いのでチャンスはあるぞ!天皇杯の勝ち残りは大変喜ばしい!観たい!スカパー!再加入するか悩ましい!



ハイライト!ようやく観た!チャンスメイク素晴らしい!上昇気流感じる!


2019/09/15

2019年 明治安田生命J1リーグ 第26節 湘南戦

【大分 2 - 1 湘南】



勝ちました!久々に勝ちました!DAZNで観ました!7試合ぶりの勝利ですが、動画のサムネイルの癖が強すぎる!17年振りの大分市営陸上競技場での試合で勝利してこの写真を選ぶ広報のセンスの癖!おっさん二人が抱き合ってるだけじゃねぇか。ゴール直後とかユニフォームならまだしも着替えた後になぜこの写真を撮った!??どんなシチュエーション?やっとJ1リーグ戦で得点した記念すべき日にこの顔て!特に三平さん!J1でのゴールは9年ぶりくらいじゃない?それどんな感情?


今日は何と言っても伊佐と三平でした。前線に帰って来た癖の強い写真に写ったこの二人の活躍のおかげで最高の週末となりました。U-22日本代表に召集されるも試合で怪我をしてしまい離脱した岩田。その代わりにスタメンの座を射止めたのは岡野洵。前節からベンチ入りしていて、コンディション良さげ。ボランチは途中加入なのに完全に正社員を抜いたバイトリーダー小林裕紀と美声島川のコンビ。小林成豪と後藤も戻って来た。怪我人たちの復帰により攻撃陣のチョイスはバリエーションが豊富になった印象。ティティパンの離脱にも穴埋め出来そう。


対する湘南。公式Twitterアカウントのスタメン告知画像は4文字創作熟語付きで素晴らしい。梅崎もバリバリ元気だったけれども、残念ながら曺貴裁監督のパワハラ疑惑問題で揺れ動いている最中。いやもう、揺れが長すぎ。8月12日のスポーツ新聞第一報から既に1か月。結論が出ないまま今日に至っている。Jリーグ側の調査が終わり、結論が出るまで監督としての活動を自粛している曺貴裁監督。現場を離れてから湘南は勝っていない。今のご時世、非常にセンシティブな問題ではあるものの1か月も調査に時間を要するほど複雑な問題だったのだろうか・・・。Jリーグでどんな調査が行われ、どのような結果になるかは予想もできませんが、パワハラだったのか、パワハラじゃなかったのかの基準はとても難しく、受けた側がパワハラだと感じたらパワハラ認定されてもしょうがないとも思える。時代は変わった。我が軍も振り返ればファンボ監督時代そのものがパワハラだったような気もするし、柳田監督時代に選手にレポート書かせてたくせにJ3に降格したのもパワハラのような気がしてならないのだが時代が許したのだ、時代が。俺は許してないけど。Jリーグ界隈で時々発生してしまうサポーター有志では何も出来ない問題が一番辛いのだ。第三者のJリーグが調査しているので、座して待つしかない状況の湘南。しかし、長年積み重ねタイトルを獲得するまでとなった湘南スタイルは不変。今日もアグレッシブな守備でした。






私がトリニータの試合を始めて生で観たのは2003年なので、市陸に行ったことはありません。伝説に聞いたことのあるスタジアムという印象。ラグビーワールドカップの開催により昭和電工ドームはハイブリッド芝に生まれ変わり、日韓ワールドカップに続き再び世界中に注目される試合が行われるスタジアムとなる。この奇跡的な巡り合わせで行われた市営陸上競技場での試合。湘南のホーム、BMWスタジアム平塚に似た雰囲気で違和感は無かった。J1の試合っぽくはなかったけれども、ノスタルジックではあった。よくサポーター入り切れたな、という印象です。ぎゅうぎゅうだったりしなかったんだろうか。


このノスタルジック感を楽しんでくれている湘南側の横断幕。どうやって計算したのか、本当に正しいのかは誰も分からないけれども良いではないか。これも2000年からJ2で10年間戦った歴史のある湘南だからこそ出せる横断幕。


試合は完璧な前半と高木のサービス精神で最後までハラハラしなければならない後半という構成でした。湘南は立ち上がりこそアグレッシブにプレッシングしてきましたが、徐々に撤退気味に。もうここ数試合ずーっとこれです。プレッシングして奪えるようなら奪おう、ダメなら諦めて引こうという大分対策。湘南に対してボールを保持して少しずつ相手陣内に入り込み、チャンスを伺うトリニータという図式だったと思います。プレスを受けてもボール回しに安定感があり、安心と信頼の擬似カウンター。伊佐のワントップ、オナイウと三平のシャドーは昨年複数人に2桁得点させた攻撃の形を思い出させる「これだよ、これ」と言いたくなるしっくりくる感じ。藤本・小塚コンビの裏抜け芸が注目された我が軍ですが、昨年J2で76得点を生み出したのは今日のやり方。ワントップ伊佐が全員と絡む。裏だけではなく縦パスを受けてからのバリエーション。YouTuber伊佐だからこそ実現できる過剰なコミュニケーション。ボールを奪う守備の意識も高く、湘南のミスを誘発。先制の場面も岡野からの縦パス起点で、伊佐がアシストに絡んで三平が技ありのゴール。更には伊佐がボールを奪ってオナイウがシュート、こぼれ球を伊佐が押し込んで前半の終わり際に2得点。湘南の最終ラインにミスが多かったのも事実ですが、ミスを誘発させたと考えれば完璧な前半でした。伊佐が戻って来たことが本当に大きい。前線の絡みが良い、絡みが。真ん中で動きがあるとサイドへの警戒も分散されるので、攻撃のバリエーションが均一化されて守備側が絞り切れなくなった印象。左も右も真ん中も良かった。


後半、危険なスコアと呼ばれる2点差でもボールを動かしつつ、前に出ざるを得ない湘南のプレスを剥がしながら時間を使い、球際で勝ち、セカンドボールを拾い、ボールを保持し続ける上々の試合運び。途中、高木がロングボールをファンブルしてゴールを決められてしまうというドキドキチャンスを発動してしまいましたが、ビッグセーブもあったので±0査定。1点差に詰め寄られ、諦めない湘南の運動量が落ちないままなのが恐ろしかったけれども、無事に試合を終わらせることが出来ました。勝った!久々に勝った!


これで勝ち点39に到達。残り8試合で6ポイント獲得出来れば目標である45に到達。シーズンの行く末を手繰り寄せる非常に大きな勝利となりました。もう今シーズンずっと市陸でも良いんじゃないかと思えるほどに素晴らしい内容。後半に3点目が取れなかったことは物足りない点ではありますが、田中達也も決定機がどんどん濃くなっていっているのでもう少しで得点し始めるのではなかろうか。小塚をベンチから使えたり、まだ後藤や小林成豪というビハインド時の逆転カードも残っていたりで、攻撃陣は競争激化で良い雰囲気しか感じない。先制さえできれば劇的に強い。天皇杯を挟んで、次節の磐田戦に勝利出来れば今シーズンの目標は上振れ間違いなし。勝って残留をほぼ決めて、上位陣に挑戦しに行こう!


次節も癖が強い写真を量産して欲しい!


2019/09/01

2019年 明治安田生命J1リーグ 第25節 松本戦

【松本 0 - 0 大分】



勝ち点ワンソウル。松本に行って来ました。アウェイで勝ち点1という結果ではあるものの、前節の広島戦で得た黄金に輝くゴールドエクスペリエンスな勝ち点1とは違って、輝きはしない普通の石の色の、土の味がする勝ち点1でした。この試合は勝たなきゃダメなやつです。しかし松本、ほぼ何もして来なかった。雷鳥はどこの頂を目指しているのか?そんな試合でした。





夏、閉店。閉店間際のスーパーの如く、蛍の光が流れていると錯覚するくらいの夏の終わりっぷり満載の松本市。とても涼しかった。夕暮れも美しい。夏休みの宿題なんてね、どうでも良くなるよね。(※なりません)


スタメンには動きが。累積警告明けのティティパンと嶋田というシャドーの組み合わせ。さらにボランチの組み合わせも小林裕紀と島川でそれぞれ目新しいコンビネーション。OJTも3試合目とあって、職場への溶け込み具合が素晴らしい。滑らかに馴染んだ。最後に入って来たバイトが一番仕事出来る感じ。ベンチには日本代表U-22に選出されたGK小島も。岩田も選出されており、タイ代表のティティパンもいるしで代表メンバーが増えてしまって誇らしい。ジェフユナイテッド千葉で夢を叶えそうだった岡野もベンチに入るところまで来た。そして何と言っても怪我で長期離脱していた伊佐の復帰ですよ。





久々に観た戦闘態勢の伊佐は肌艶が凄まじく、競走馬と見紛うレベルの脚の筋肉。パドックで観たら軸に据えるレベル。怪我して戻って来たんじゃなく、パワーアップして戻って来たことが伝わる肌艶。一瞬本気でストッキング履いてるんじゃないかと思ったくらいにテカテカだった。ここまでの努力がうかがい知れるオーラ。筋肉は裏切らない!復帰おめでとう!超絶パワーアップして、松崎しげる級に色黒のCFが戻って来てくれたのは大きい。


対する松本山雅。スピードスター前田大然を海外に抜かれ、山形からFW阪野を引き抜き、広島からレンタルで水本を補強。この日は中盤の要、パウリーニョが出場停止。宮阪がいるのでロングシュートには気を付けなればなりませんでした。松本山雅はここまでJ1で最も得点数が少なく、得点力不足という課題が明白。15位仙台と16位鳥栖の直接対決が真裏にあって、松本山雅としたらですよ?1度は勝てた大分トリニータ相手に、ホームで絶対に勝ちに行かなきゃおかしいはずで、前がかりにやってくるだろうと予想していたんですがハズレ。松本山雅、我が軍相手にずーっと引きこもった。これが意外だった。残り10試合で、間に合うのか?という話である。胆力が凄い。









前半はほぼパーフェクトな内容。特にカウンターのケアが秀逸で、奪われても即時奪い返すという、ことごとく安心して観ていられる状況が繰り返された。リスク管理重要。シャドーに入ったティティパンと嶋田のハードワークが効いていたように感じた。嶋田はコーナーとかも蹴っていたし、ようやく特徴が分かり始めました。小塚をベンチに置いた意図が明白に感じられた狙い通りの展開。松本が早々に撤退し、まるでボールにプレッシャーをかけてこなくなった状況で、カウンターも阻止することで相手陣内に押し込むことができました。元々シュートまでの筋道が見えた時しか仕掛けないのでチャンスメイクの数は多くない我が軍なのにシュート数も多く、圧倒出来ていた。前節とは全く違う内容。


松本山雅からすれば遠くでボール回されているだけでやられてないもん、ってあっちの監督とかは言うんだろうけれども、明らかに得点力不足で、それを克服するために手を打たねばならぬのに、ホームで自陣に引きこもって結果得点出来なかったというのはどうかしちゃってるレベルの引き分けだったと思われます。それも、J1で強化費が最も少ないチームで、シーズン前半に勝てている対戦相手なのに!ホームなのに!盛り上がったのは最後の10分間くらいで、しかもほとんど我が軍のチャンスだったことを考えると、もし逆の立場でこの試合を観ていたらはらわた煮えくり返るんですが、松本山雅側は何事も無く。ブーイングさえ無かった。松本まで熱い試合を期待して観戦しに行ったのですが拍子抜け。試合後の監督のインタビューでも我々はこういう戦い方をしなければならない、みたいなことを言ってましたが、え?J2で2位のチームだった相手に?ホームなのに?パウリーニョ1人いなくなっただけで?強化費でも上回ってる側なのに?え?っていう話ですよ。胆力が凄い。結局J2の優勝も掻っ攫われたし、この胆力が結果に結びつくのかもしれない。























よそ様の話なのでね、余計な話なんですけど、この結果松本山雅がどうなったかといえば、裏では鳥栖が逆転勝利して自動降格圏内の17位に転落。まだ焦っていないアルウィンが不気味過ぎた。胆力が凄い。勝ち点1でも十分という評価らしい。確かに松本は仙台、鳥栖との直接対決を残してはいるけれども現時点で3ポイント差を付けられてしまったので、自力での残留という部分ではかなり怪しくなってきている。この試合の引き分けで良いというのは相当な悪手だったのではなかろうか。鳥栖、強くなっていたし。





我が軍としては仕留め切れなかったものの、伊佐の復帰でオナイウの負担減や三平との連携、小塚をベンチスタートなどプラス要素が多く垣間見れた内容だっただけに、勝ち点1は最悪ではない。勝たなければならない内容だったので、広島戦ほど手放しに褒められないけれども積み上げた点は評価されて良いのではないか。石にかじりついてでも残留せねばならない。胆力を付けよう。もう観客が多すぎて手狭に感じ始めたアルウィン、まず



残り9試合、目標の45ポイントまであと9なので全試合引き分けでもセーフ。手堅く行きたいけれども、1週のブランク&市陸での試合がどうなるのか。私にとっても伝説で聞いたことしかないスタジアムなので人が入り切れるのかとか、興行として成り立つのか、スタッフの準備は大変だろうけれども、乗り切りましょう。