ラベル ベガルタ仙台 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ベガルタ仙台 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025/03/02

2025年 明治安田J2リーグ 第3節 仙台戦

【仙台 2 - 0 大分】


25年シーズンのアウェイ観戦記開幕戦。ファーストアウェイ。ファーラウェイ。・・・はい、無理をして行って来ました。仕事が入ってしまい、行くかどうかギリギリまで悩んだのですが強行移動日程を組んでチャレンジ。とんぼ返り移動はなんとかなりました。試合はなんともならなかったけどな。開幕戦を生で観て、第2節をDAZNで観て、で?結局今年はどうなの?やれるの?やれないの?と一定の評価が固まる第3節だったのでね、観たかったんですよ、どうしても観たかった。ただ残念ながらそこまでの価値は感じませんでした。輝いていたのは右サイドの吉田。重要だった第3節、早速対策されてしまったので結果的に今年も中の下に落ち着くかもな、そんな気持ちになってしまったアウェイ開幕戦でした。







ユアテックスタジアムが芝の養生中とのことで宮城スタジアムことキューアンドエースタジアムにて開催された第3節。今まで縁の無いスタジアムだったので初訪問。箱モノ事業です。広大な敷地、巨大な遺跡感が凄い。遺跡感としては長居に似ている。移動も不便だし、周りに自販機さえも少なく、何も無いので正直ハズレスタジアムではある。山の上の国体系スタジアム。試合を観る上での観戦環境自体は悪く無かったのだけれども、また行きたいなと思うようなスタジアムではなかったです、はい。
スタメンには変化あり。今シーズンテストマッチからレギュラーだったという噂の野嶽がボランチで今シーズン初先発。天笠とコンビを組み、榊原がシャドーに一段上がった。アウェイでもベンチメンバーは9人枠をフル活用。移動や宿泊にお金は掛かるだろうけれども勝負しています。有働がベンチ。宇津元がベンチ外となってしまった。大卒ルーキーのDF宮川がベンチ入り。若手枠がローテーションされてます?競争ならば良いことです。
対する仙台。昨シーズンまで守備と攻撃を牽引した中島元彦がセレッソに帰還。キャプテンだった小出が甲府に移籍してキャプテン就任と主力が若干抜かれた印象。MF武田英寿、FW荒木、FW宮崎などを獲得。森山体制を維持して走る・ショートカウンター主体のサッカーを継続中。守備時4-4-2、攻撃時に大分対策の立ち位置を取って来たと思われます。プレッシャーが全くハマらなかったのが試合を決定付けた前半の2失点に繋がってしまった。




試合開始直後からどうも、しっくりこず、守備がハマっていなかった感じ。それでもミドルブロックに構えられていた時は何とかなっていたのだけれども徐々に前進を許してしまって良くないなと思った矢先に失点でした。



1枚目の写真は仙台側が変な立ち位置だなぁと思って撮った写真。保持している時は何?大分側の5-4-1ブロックに対して何かしてきたな、という違和感で撮りました。2枚目はブロックの位置が下がったなぁと思って撮った写真。仙台が保持している時に有馬が限定に行き、シャドーが更に制限をかけるところから始まるプレスが回避されて前進されてしまった。最初の失点は奪って前に蹴ったボールが相手にブロックされたのか、パスミスなのかは判断が難しいけれども、カウンター&カウンターみたいな形になってしまってエロンに決められてしまった。2失点目は競り合いで優位に立てず、セカンドボールを回収されてしまってのミドルシュートを決められてしまった形。前半はミスや球際負けが発生してシュート2本で2失点という内容。それ故に圧倒されたみたいな印象は無いんだけれども、守備がしっくりこなかったので仙台側に主導権はあったと思います。大分対策が既に施されておりました。




後半開始から清武を投入。追って野村も投入し、更には4バックに移行するなど、あの手この手で状況を変えようとしていましたが、反撃は実らず。若干チャンスを作れたものの、そのままスコアを動かせずに試合終了となりました。


右サイドの吉田が単騎でぶち破って前進するプレーとか、個人レベルが違う見せ場はあったものの、先制を許した後に攻撃を仕掛ける連携やチーム戦術の成熟度は足りていない印象で、まだまだ完成度を高めなければよろしくない、ということが判ったと思います。3試合で1勝1分1敗となりました。冷静に振り返ればまだどこまでやれそうなのかは謎。メンバーはほぼほぼ固定する方向性のようで、ゲームを作るメンバーと清武・野村で状況を変えるメンバーを使い分けられるのは良いとは思います。この試合は前半始まってすぐにプレスがうまくいかないのであれば、マンツーマン守備っぽくやってみるとか、2トップにするだとか、そんなレベルでピッチにいる選手達が自主的に、柔軟に、判断を行えないと事前のスカウティングを上回れないと思われます。アウェイで負けてしまったので無敗優勝の夢は潰えましたが、ホームで勝ち点を積み上げることが重要です。連敗しないこと、大分対策を上回れるような、例えばセットプレーの精度を上げる工夫などに期待したい。次節勝てればまた印象は変わると思います。ホームで連敗を阻止して欲しい。


2024/11/11

2024年 明治安田J2リーグ 第38節 仙台戦

【仙台 2 - 1 大分】


2024年シーズン、お疲れ様でした。タイトルも昇格の可能性も降格もなく終了。今年も38節ブログにお付き合い頂きましてありがとうございます。訳の分からないくらい広告が増えてかったるいと思いますが今年もこれで最後の観戦記なのでね、根性でスクロールしてみて下さい。日帰りで仙台に行って来ました。




今年、遠征費の中で宿泊費がお高くなっておりまして、もはや日帰りできるなら日帰りせねばなりません。仙台は東京駅からスタジアムまで2時間あれば移動できてしまうので日帰り圏内。これは来年もJ2に残ってもらった方が良いのではないか?相性の悪い山形がプレーオフからJ1に昇格してもらった方が良いのではないか?それを実現するなら観たい、そう思いまして何も懸かっていない試合を観に行った訳です。まさかこんなに仙台側が盛り上がっているとは予想出来なかった時にチケットを取ってしまっていたのだけれども。

我々大分トリニータ側からすると、3連勝したいなぁレベルのモチベーションではあったと思います。降格の緊張感から解放されて伸び伸びと試合が出来る一方、流血戦の覚悟で試合に入る程のモチベーションはどうしても途切れてしまっていたと思われます。それでもモチベーションを維持するために監督やスタッフは手を尽くしたとも感じました。悪くはなった。が、シチュエーションとして山形と千葉でプレーオフ圏内の直接対決があって、仙台が勝ち点1でもプレーオフ進出に十分な可能性もあり、堅い試合の入り方をしてくることが判り切っているので、前半が面白くない試合になることも想定の範囲内。実際面白くはなかった。スタメンは3-4-2-1で、ワントップに屋敷、池田と野村をシャドーにした形。ベースは変わらず。ベンチには薩川、町田也真人、小酒井、藤原優大、長沢駿、濱田太郎、渡邉新太が入った。最終節なのでね、全員が最後になる可能性がありますから悔いのないように写真を撮りました。西山哲平GMが居なくなることが発表され、スポーツダイレクターなる役職が急に出て来て、吉岡宗重氏が鹿島から大分トリニータに復帰。スポーツダイレクターの業務分掌が不明ですから、どこからどこまで何をするのかは分からんけれども、強化担当の業務を行うと思われます。今いる選手の契約関連をバッサリ見直すくらいの改革を期待したいところです。そう考えるときっとこれが最後になる選手も居るんだろうな・・・と思ってしまうのです。売れる若手は売るだろうし、ベテランから若手への切り替えも進めるのではなかろうか。写真撮っとこう。






対する仙台。森山監督のもと、プレーオフ圏内への滑り込みを達成。ただ、この試合に関しては今シーズン積み上げて来たハイプレスからのショートカウンターで奪ってから速くゴールに向かうスタイルがあまり発揮されなかった。我が軍の2失点目は今年の仙台っぽかったけれども、だいぶ放棄して安全に時間を進めようとしていた印象。4-4-2を運用中。保持している相手に対してのショートカウンターで得点を奪う形なので、仙台は最終ラインで保持されている場合が最もチャンスクリエイトに近くなる。ボールを保持させると特に何も出来ないイメージ。蹴って陣地回復と前進を試みるんだけれども、前線に入っているエロンに対してデルランがハイボールの競り合いに完勝していて何も生み出せず。失点までの時間帯はデルラン無双になりそうな雰囲気さえあったのだけれども、なぜか自陣にゴールを決めてしまって3試合連続のゴール。なんでやねん。良い形で試合に入れたのに、なぜかほぼ何も出来ていなかった仙台が先制してしまうんだからサッカーは分からない。

















1点を追いかけるトリニータは後半開始に野村に替えて渡邉新太を投入。屋敷と2トップにして守備時に仙台のボール保持に追う、攻撃時に前線に人を増やす手を打った。


しかし残念ながらショートカウンターから2失点目を喫してしまう。これは仙台が積み上げて来た攻撃の形が発揮された印象。ただ、きっかけを生み出せる仙台ではないので、あくまでこちらがミスをした時にしか仙台の攻撃は発動しない。2点差になって、4-2-3-1に変更したトリニータ。トップ下に長沢、右サイドバックに薩川を投入してボールを握りつつサイドから攻めるも形にはならない。アディショナルタイム、薩川が蹴ったセットプレーのボールが直接ゴールを割って1点差に詰め寄るも反撃はここまで。ちなみに、薩川のゴールはビールの売り子さんがカットインして来て↓このざまです。








薩川のJ2&移籍後初ゴールは良かったのですが、撮れていません。ゴール後にボールを持ってセンターサークルまで走る吉田は超速かったんですが撮れました。一人でラグビーやってんのかレベルでボール持って走るのが速かった。しかし、このスタジアムは本当にフットボール観戦がないがしろにされていて、特にメインスタンドは絶望的な程に人が通る。コンコース側に人が出ない。チケットチェックが無いので内側を素通りする。試合中に8往復くらいするジジイがいたりもする。専用スタジアムの中では群を抜いてメインスタンドの価格設定と環境が釣り合っていないので大嫌いです。高さが足りないですかね。とにかく人が通るのでスタンド最上段くらいまで上がらないと全体像がバランス良く把握できない。昨年はですね、上段レベルで観戦していたら目の前で試合中に仙台スタッフがグッズの写真撮影し始めるという事件も発生して、仙台スタッフによって試合が遮られるという信じられない事も起きたので今年は真ん中を選んだのですが、ダメでした。試合を観るという概念が希薄な感じがする。何しに来てんだ。試合を観ろ、試合を。勝ってるのに試合観ないの。一番嫌いな専用スタジアムです。関係者となって関係者席で観るしかなさそう。







反撃も1点止まりで最終節は敗北。6位で仙台はプレーオフ圏内に滑り込みに成功。横浜FCが逃げ切りで昇格。長崎、山形、岡山、仙台で最終枠を争う。長崎のホームで仙台が能動的に試合を動かして勝ち切れるかどうかは微妙な組み合わせ。山形にはかつて仙台を指揮しつつも理想を実現できる前に解任となった渡邉監督がいて、後半戦にとんでもない勢いでプレーオフ圏内まで辿り着いた。土居の補強、大当たりであった。岡山はプレーオフ敗退芸人の木山監督だし、長崎と山形の決戦になるのではないかと予想。毎回ドラマがあるプレーオフなので難しいところですが、長崎の新スタジアム効果が一番強いような気がする。 

大分トリニータは16位で終了。得点力不足が如実。怪我人が多かろうがなんだろうがダメです。ここから吉岡スポーツダイレクターがどのようなチーム編成をするのかが楽しみではあります。きっと保田を売り払ってレンタル組を買い取るとか、コーチにポポビッチ連れて来るとか、何かを劇的に変える手を打つと思われます。J2の中の下の予算の中、何を仕掛けるのか?今年のシーズンオフは長くなりそうです。シーズンの総括などはまた別途書きたいと思います。今シーズン、本当に本当にお疲れ様でした。