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2021/11/04

2021年 明治安田生命J1リーグ 第34節 福岡戦

【福岡 1 - 0 大分】


針の穴に糸を通すような先制点を奪われてから、あの手この手で得点を取りに行きましたが福岡の守備を破れずに勝ち点を詰めず。手痛い敗戦となってしまいました。泣いても笑っても残り4試合。もう振り返っている暇は無いので次勝ちましょうね、という感想以外はありません。ちゃちゃっと振り返るだけにしておきます。他の残留圏チームも勝ち点を積み上げられていないので勝てば大きなプレッシャーをかけられたのですが、決定打を放てず。惜しい。


大エース町田也真人が不在の先発陣でしたが、10番野村が元気だったし、ベンチには小林成豪も戻って来たし、期待感は十分でした。いつもの3-4-2-1で固定気味メンバーのチームワークは良く、試合の入りは抜群でした。


対する福岡。昇格初年度の勢いと外国人枠をフル活用した生存戦略で残留を決め、契約が継続となった長谷部監督が既に来季以降を見据えてなのかシステム変更に着手。札幌・大分の連戦をワンセットで対策しているのか本格的システム変更なのかは判断がつかないけれども4バックから3バックに移行中。シーズン終盤に勝ち点を積めなくなり、バージョンアップに着手したのではなかろうか。3-4-2-1でミラーゲームとなりました。



10月に福岡マスコットに男児が誕生したらしい。アビーくんとビビーちゃんの間に男児が誕生したとのことでおめでたい。赤ちゃんマスコットは12月に発表されるらしいのだが、どんな形態になるのか謎が深まる。蜂の子である。美味しそう。名古屋に鯱の家族がいますが、着ぐるみで子供を表現するって難しくないでしょうか。もしかしたらサナギのままだったりしないだろうか。福岡は黎明期のマスコットデザインなのでね、ベルディくんも勇退したし、2代目となる蜂の子のデザインを可愛くして初代の夫妻が勇退の可能性もあるのではなかろうか。かなり人気のない部類に入ってしまっていることは福岡フロントも認識しているだろうし、長崎のヴィヴィくんの人気っぷりを横目に見続けている九州のクラブとしてはテコ入れしたかったんではなかろうか。両親に全然似ずに、誕生すると推測。



試合は当然0-0から始まりますけれども、我が軍にとっては得点して勝ち点を得なければならない強い理由があるのでね、ボールを保持しないカウンター主体のチームと戦うことになるのは難しいとは思っていたんですけれども試合の入りは良く、あとは得点するだけというくらいの良い時間帯が続きました。ただ決定機は少なかった。福岡の攻撃もシャドーがあまり絡まず単発の攻撃が多く、失点するとしたらセットプレーくらいかなという雰囲気。右サイドで志知をフリーにし過ぎたあの瞬間が悔やまれますが、右サイドから志知にクロスを上げられてジョンマリにヘディングシュートを決められてしまった。崩されたような失点ではなかっただけに大変に悔しい失点。リードされたまま前半終了。


後半に期待したものの、カウンターのリスクをケアしながら攻撃を仕掛けますがどうしても決定打が出ず、選手交代で強度を増したり、4バックに移行したりしても徳島戦のような結果は得られず。そのままタイムアップとなってしまいました。このところチームは調子が良く、この試合も内容的に悪い訳じゃないので、少なくとも勝ち点1は持ち帰れると思っていただけに残念。



またもアウェイで勝ち点得られず。苦手どころじゃない。


今日もし勝っていたら勝ち点31で残留圏に肉薄できたため、大変に惜しい試合となってしまいました。痛い。痛恨。中3日ですぐに試合となるため、切り替えて準備をせねばなりません。大エース町田也真人が戻ることを信じてガンバ戦に備えましょう。指原さんも来るんでね、ホームですし絶対に負けられない試合をモノにしましょう。


2021/05/31

2021年 明治安田生命J1リーグ 第17節 福岡戦

【大分 2 - 1 福岡】


今シーズン初めて生観戦が出来なかった試合であっさり勝利する大分トリニータさん。私のことは嫌いなんでしょうか。忙しい休日出勤で試合を観れず、全ての情報を遠ざけて帰宅してからのDAZNディレイ観戦。まぁそういう時に限って良い試合するんですよね。Jリーグあるあるではある。アビスパ福岡を迎えてのTKPスペシャルデーでした。そう、TのKのPですよ!


2017年に東京証券取引所マザーズに上場した新進気鋭の貸しオフィス事業から、事業規模を拡大しようと企業買収。オフィスサービス事業で収益を拡大し始めた矢先にコロナ禍で大変な影響を受けてしまったTKPが、一致団結して踏ん張ってスポンサーになってくれたっていうんだから有り難い話な訳ですよ。社長自らが!ツイートして下さっているのに!このブログを読んでいるボンクラどもは!リツイートも!いいね!も押してねぇんですよ!お前のTwitterの使い方とかのポリシーとかはどうでもいいから!とにかくこういうのを見つけたらリツイートといいねを押せ!いいか、リツイートといいね両方だ!他の人がもうやってるし、とかじゃねぇから、血眼になって押せ!いいな、絶対に押せよ!どこで戦っているんだって話だ。試合内容よりこの日はこの戦いが一番重要だったのに寂し過ぎるリツイート数だぞ!猛省!



はい、気を取り直して試合です。仕事でしんどかったのでここからはさらっと流します。坂の右への配置、ようやくここに到達したので満足なのですが、私が観たい理想は真ん中羽田であって、ボランチ羽田ではないので、中断期間に考え直して欲しい。ただこの試合で「ボランチ羽田」が獅子奮迅の活躍であったことは否めない。目覚めてしまったかもしれない。チームの中核であるワントップの長沢、シャドーの町田、ボランチの下田が無事なら一安心のメンバー構成。



対する福岡。5年に1度の昇格&降格ジンクスを打破するために、かなりの「無茶をやっているのではないか疑惑」を感じている。きっちり5年に1度昇格するのも面白いんだけれども、福岡は残留するために外国人枠をフル活用という過剰な札束の使い方に手を出してしまった。ファンマやら、ブルーノメンデスやら豪華布陣。あの頃のアビちゃんはもう居ない。ダークサイドに堕ちてしまった。それもそのはず、19年11月に柳田氏が強化部長に就任し、水戸から監督と主力を強奪するという、ビックリするほど正しいが邪悪なお仕事に手を染めてしまった。昇格に浮かれるサポーターを尻目に鈴木惇を放出し、邪悪なアビスパ福岡へと変貌に成功。失われるアビスパ魂。昇格し、J1でもクラブ新記録の連勝を飾って盲目になってしまっているが、操っているのは邪悪な札束ダークサイダー。毒を飲んで残留を勝ち取るつもりだ。そんなアビスパ福岡の目を覚まさせるためには、戦術と大卒育成路線でなんとかギリギリJ1で生活している大分トリニータが勝利するしかない訳です。絶対に負けられない思想闘争の戦いでもあった訳ですよ、この試合は。



試合の入りから素晴らしかった大分トリニータ。福岡を完封。攻撃面ではしっかりとした最後列でのボールキープと長沢の高さ&町田のカバーを活かすメリハリが効き、守備面ではスペースを埋めつつ前線ではプレスをかけて福岡の攻撃を分断。左は守り、右で突き、右で作って左で決める、そんな試合展開の中、早々に先制点が生まれた。右からのクロスが起点であったが、左サイドから小林成豪と香川が一緒にツインシュートするんじゃないかくらいの大チャンスだったのに、真ん中に折り返してしまうという、福岡DF、GKだけでなく全員が「なんで打たないんだよ」と騙された瞬間、その折り返しを長沢が綺麗に流し込んだ。7分での先制は大きな勇気を得るには十分であった。


先制後もボールを握りつつ、優位に試合を進められていた。福岡のストロングポイントである右サイドのサロモンソンを抑えつつ、左サイド輪湖とのデュエルになるような狙いがあったのではなかろうか。



しかし、後半から邪悪なアビスパ福岡は邪悪な身体能力を持つFWファンマを投入し、日本人DFではどうしようもない高さと強さで抑え込むというただの暴力で1点を追い始める。肉弾戦の様相を呈する試合展開の中、我が軍も若干頑張って獲得したこの日唯一の外国籍選手エンリケと羽の生えた羽田が覚醒。肉弾戦なら任せろと言わんばかりに跳ね返し続けた。長沢を含め、身体的に負けない人員を先発に揃えて準備したことが伺えたことが良かった。采配は当たった。更に準備が伺えたのがこの人員を前提としたコーナーキック。攻撃のコーナーキック時、安田ヘッドコーチが前に出て行くようになってから良い形が増えている。自陣コーナーキックは吉坂コーチが、敵陣コーナーキックは安田ヘッドコーチが出ていくスタイル。下田のキック→長沢ワンチャン触ろうとするがこぼれる→エンリケが押し込む形での追加点。エンリケは大興奮でヒーローインタビューでも練習している形とバラしてしまったけれども、分かっていても守れないコーナーキックこそが完成品なので気にせずバンバン決めていこう。邪悪なアビスパ福岡相手に2得点で安心したのもつかの間、PのKで1失点して詰め寄られてしまう。TとかKとかPの日でした。しかし、TKPがきっと割り増ししてくれたであろう勝利給を得るために選手たちは奮闘。この後も福岡自慢の肉弾戦に負けず劣らず跳ね返し続けて勝利をもぎ取った。



そんなに2得点してませんでしたでしょうか。逆にどうした。やはり思想闘争が火をつけたか。



チームの中核、骨格にポープ、エンリケ、羽田、長沢と長身のメンバーが揃った。そのメンバーを操りながら自らも全てと絡むという下田の顔の出しっぷりが素晴らしい。サラリーマンに例えるならば金曜日の夜に飲み会6件くらいをはしごしているんじゃないかっていうくらいのタフネスぶりを感じる。ハンドをしてしまったことが気にならないくらいの貢献っぷりでした。1失点くらいなら許容範囲です。そこよりも2得点できるチームであって欲しい。



久々の勝利で若干上と詰まりました。こうやって見ると、中断期間に10番野村を中心としたけが人が帰ってくればまた盛り返せるんじゃないかと思えてくるんだから勝利って不思議。あんなに悲観的だったのに、一気に光が差す感じ。九州ダービーの勝利の味は格別。アビスパ福岡との思想闘争に勝利したことで、きっと向こうの強化部長は「こんなにお金を使っているのになぜ勝てないんだ」と、悔しがっているに違いないので、ビールが美味しい夜になる訳です。乾杯。



2018/09/02

2018年 明治安田生命J2リーグ 第31節 福岡戦

【福岡 1 - 0 大分】



博多まで行ってきました。ちょっとだけ特別だったんですよ・・・。この日は2018年9月1日。このブログの開設が2008年9月1日。そこから書き続けること879回目。ブログ開設から10周年記念日だったのです。10周年なのです、10周年。10年ですよ?10シーズン続いたんですよ!我ながら本当に、本当に狂ってると思います。しかしこの日は特別な日なんでね、そりゃね、負ける気がするわけないじゃないですか。絶対勝つわ、と。勝つに決まってますよ、10周年記念日ですからね、大分トリニータに週末を捧げ続けて10年ですよ?3650日ですからね、私だってね、週末の夜遅くまでブログ書いてる場合じゃなかったんですよ?色んな事を、膨大な時間を、捧げ続けて10年目。そんな日にね、愛する大分トリニータがですよ?勝利をプレゼントしてくれない訳がないじゃないですか!



全く誰にも読まれなかった糞みたいな1回目から数えて879回目。語呂合わせ的に「鼻くそ」を引き当てる辺りにどうしようもなさを感じますけれども、10周年なんでね、現地に飛んで、勝って、日頃全く書き込まれないコメント欄にもお祝いのメッセージが2万件くらい書き連ねられると思うじゃないですか。その辺の場末のスナックでも開店10周年には何かしら花輪が贈られるんでね、このブログにも花輪が贈られて来てもおかしくないレベルのはずで、立食パーティーでも開催してやろうかとも思いましたからね。壇上スピーチ中に野坂昭如に殴られるところまで妄想したっつうの。



気合のダービーですから、大分から駆け寄ったサポーターもコレオグラフィで応える訳です。もしかするとこのブログ10周年記念コレオグラフィだった可能性もある(※ない)。大☆分です、大☆分。漫☆画太郎と兄弟ってことです。少ない人数でよくぞ出来たなと思いました。俺のために(※違う)。





今日はもう勝ち点3なんて当然で、その上で8得点して憎き福岡をけちょんけちょんにしてくれるくらいの試合内容になると思って博多まで行きましたから、レベルファイブスタジアムどころじゃない訳ですよ。こっちは10年やってますから、レベル10以上はあるに決まってますから、そろそろベギラマ覚えてもおかしくないんでね、負ける訳がない。焼き払ってやんぞ。そんな我がブログ開設10周年記念日を勝利で飾ってくれるであろうスタメンがこちら。


星がスタメンに復帰。それ以外は我慢の面子。中盤の3枚のシステムは小手川と前田ありきのシステムの模様。このメンバーを代えてしまうと全然違うバランスになりそう。堅守の福岡相手に先制出来れば勝てるであろうし、ゴールをこじ開けられなければ、まずいことになろうとは思っていましたよ。ただね、繰り返しますけどね、10周年なんです。だから大丈夫。今日だけは大丈夫。



馬場がベンチスタートだったのでキャプテンは鈴木。両軍キャプテンが鈴木。鈴木鈴木。



試合は一進一退の攻防が続く好ゲームとなりました。ぶっちゃけると組織がイマイチで個の力で打開する福岡と、個の精度がイマイチでも組織の力で奮闘する大分との塩梅が絶妙な加減で噛み合い、要するにどっちも下手なんだけど、理屈抜きで面白いと思えるサッカーを提供してくれました。これがダービーってやつです。負けられないプライドの鍔迫り合い。その想いにカテゴリーなんて関係ない。J1でやろうがJ2でやろうが負けられないものは負けられない。必要なのは強い気持ちと浅田飴。



球際を争う時に気持ちは前面に出るし、ミスによって発生したチャンスをミスするみたいな、本当に絶妙のバランスでしたが、何よりも福岡が4バックで前からプレッシャーをかけるという、しばらく5バックでドン引きしやがるアンチフットボーラーと戦い続けていたので本当に新鮮でシンプルに面白かったし、週末にお金払ってプロの試合を観るならやっぱり安心と信頼の九州ダービーだなと。だが四国勢、お前らは許さん。



福岡は前線にボールを追わせて、高い位置からのショートカウンター狙い。久々過ぎてめっちゃ新鮮だった。我が軍はそれをかいくぐってボールを運び、逆サイドに展開してから攻撃するとチャンスになる本来の形。福岡は4バックで狭く戦う思想はあれど、町田ほど徹底されておらず、横に開いた後に縦に入れることも使い分けが出来ており、縦に横に攻撃のチャレンジは出来ていたと思うのですが、最後のシュートチャンスに全然合わない。両ワイド高い位置に押し出して、えぐってクロス出せても誰にも合わない。福岡のワンチャン攻撃の方がチャンスになり、危うい場面も多く作り出されながら、ピンチをチャンスに、チャンスをピンチに目まぐるしい攻防は後半へ。



後半からは完全に小手川を上げて、旧来のワントップ2シャドーダブルボランチっぽくなった気がするんだが、実は前半途中から既にそうだったらしい。10年観ててもまだこんな戦術眼レベルではあるんだけれども、割とハマって後半の開始から良い時間帯が続いた。福岡も3バックに移行したらしく、この時間帯を凌ぐ。両軍ともに攻めの姿勢を貫く交代枠を使う。福岡の城後に大分の後藤。城後後藤。城後藤。最後に得点が決まる予感がしました。10周年ですからね、試合が動く気配が。



残念ながら福岡の方に決められましたけれども。雨の中、アディショナルタイムに決勝点を決められる10周年記念日ですよ!まさに鼻くそ回目です、鼻くそ回目。お陰様でこのブログにふさわしいアウェイ観戦記をまたここに刻むことができました。らしいと言えばらしい。福岡はここから連戦になるので、我が軍からすると引き分けでも十分だったのではないかとも思いましたよ、私も。でもね、これはね、ダービーなんですよ。引き分けで良い試合じゃないんです。生きるか死ぬかの選択をしてくれた方がまだ納得感が残る。福岡を倒せるなら死んでもいい、この気概が必要。普通に死んだけど。堅守の福岡を倒すにはリスクを背負うしかなかった。最後は大味な試合展開ではあったものの、お互いに勝利を目指した結果、前がかりになった裏を取られての失点。まだ諦めがつく。



今日はピッチが雨の影響でスリッピーになっており、インターセプト出来てもボールが相手側に転がるみたいなことが何回かあって、ツキが少し足りない感じはしていたのです。10周年記念にしてはおかしいな、と薄々感じてはいたのです。残念ながら力が足りませんでした。もっとスリッピーなピッチを利用するようなミドルシュートが観たかった。10周年記念日を勝利では飾れず。11周年記念日にご期待ください。



10年以上、大分トリニータの試合を観続けて、今日改めて感じたスポーツの素晴らしさ。1試合1試合がもしかしたら誰かにとっては本当に特別な試合なのかもしれないということ。たかが1試合されど1試合。誰か最初の観戦試合だったかもしれないし、最後の観戦試合となるかもしれない。この試合を観て、アディショナルタイムに夏休みの宿題も間に合わせられると勇気づけられた博多っ子もいるだろうし、悔し涙にリベンジを誓う神戸の子もいる。その1試合1試合に全力で、全身全霊で戦っている選手が我が街のクラブにはいる。その選手の気持ちの高まりを作れるサポーターという集団もいる。隣県には素晴らしいライバル達もいる。10年で経験させてもらった絶頂からの転落、復活からの失敗、そしてまた前進して成長を見据える波乱の歴史。クラブと共に生き、クラブと共に歩む。戦術的スタイルが定着し、若手の育成路線がもう少しで開花するかどうか。もう一皮、全員がずるっと剥けなければなりません。あと少し、本当にあと少し足りない。人もお金も少し足りない。その差を埋められるまで少し頑張りを増やして生きていく。あぁプロスポーツ観戦。終わらない大河ドラマ。



もう一度メジャータイトルを獲得するまでブログを続けるつもりで10年経ってしまいました。youtubeやtwitterなど、公式で対応してくれるようになったので余計な情報発信者の役目はもう終わろうとしています。なるべく早いうちに強くなってもらって、J1に昇格して、定着してもらいたい。週末に早く寝たい。気持ちよく勝利する試合を観て酒飲んでさっさと寝たい。残り11試合、目標勝ち点70が絶妙な感じになってきました。順位は落ちましたが、まだまだ何でも巻き起こせる順位です。次節、もう一度九州ダービー。乗り越えられるか。次回880回目、末広がりなんで負ける訳がない、勝つに決まってる。勝ってくれるに違いない。



2018/06/24

2018年 明治安田生命J2リーグ 第20節 福岡戦

【大分 1 - 0 福岡】



九州乳業プレゼンツみどり牛乳サンクスデー、DAZNから揚げ食べ放題、夏侯惇、解説小林伸二。盛りだくさんの九州ダービー、手に汗握る熱戦を制したのは我が大分トリニータでした。首位奪還ですよ、首位奪還。いやー痺れた。DAZN生観戦でしたが、前半19分に藤本のゴールで先制してから、耐えに耐えた後半。最高に気持ちの良い勝利となりました。素晴らしい勝利だ、素晴らしい連勝だ。


DAZNプレゼンツ、から揚げ食べ放題。年齢層の高い大分トリニータの地元ブロガーが胃もたれしながらブログを書いている姿が目に浮かぶ訳ですが、素晴らしいイベントじゃなかろうか、から揚げ食べ放題。もう言葉の響きが素晴らし過ぎる。から揚げ食べ放題。つい行きたくなってしまう良イベントだと感じました。ただ中年になると「もういいや」が如実に早まるので、みどり牛乳がありがたかったはず。から揚げに釣られたであろう次世代の若手サポーターを捕まえるには絶好のチャンス。そんな日にこういう試合が出来たことが大変うれしゅうございます。ぐぐぐぐっと上昇気流を感じる。1万2千人を超える、今シーズン最多動員に繋げられた。きっと巨乳ビッグフラッグを観ようと3000人集まったに違いない。アビなんちゃら福岡の皆さんも沢山集まってくれてありがとう。


しかし、上昇気流とは裏腹に怪我人が増えていることが如実に判明しまくっているスタメン。前節同様、最終ラインに丸谷が入り、ボランチは小手川と前節休んで元気一杯の宮阪。Jリーグ通算200試合出場おめでとうございました。怪我の大エース後藤に代わってチャンスを得たのは國分。ワントップには藤本という布陣。


対する福岡。ドゥドゥ、森本のツートップを組んだ守備的布陣。引き気味の5バックでカウンターを狙い、左に流れるドゥドゥに放り込むという、個の力で局面を打開してしまう強力なお金パワーサッカーを展開。その前線にボールを配給するのが鈴木惇。


遂に1年かけて惇が一発変換できるようになってしまった我が入力端末。1年前は惇を入力するよりも夏侯惇って入力してから余計な部分を消した方が速かったのに、居なくなった惇が一発変換で出るようになるとは。誰よりも走るその姿は相変わらず。だがしかし、惇は生粋の博多っ子なのである。生まれも育ちもアビスパ福岡。1年だけ天敵に人質に取られただけなのだ。あの、あれだ、関羽だ関羽。曹操に人質にとられた時期があった。だが結局は劉備のもとに戻るのだ関羽は。赤兎馬で。曹操は関羽が欲しかったはずなんだが、関羽は義を重んじるからこそ関羽なのだ。関羽が逃げたと知らせを受けた曹操の気持ち、そんな気持ちですよ。何の話だ。惇は敵だってことだ。セットプレーではあの左足に注意しなければならない。


試合の入りは良く、ボールを保持するトリニータと前半は引き気味で札束カウンターを狙う福岡の構図。解説の小林伸二さんが素晴らしい解説っぷりだったので現地観戦された皆さんも是非DAZNを見直して欲しいです。その解説っぷりからコーチになって欲しいと思ってしまう。フリーなのがもったいない。かつて我が軍をJ2優勝に導いたレジェンドですから、言葉の重みが違う訳です。苦しい時期もあったけど、最後の締めの一言がありがたかったですね。クラブが存続出来ていて成長した姿を見せられたのが何よりです。DAZNスペシャルな解説でした。


先制した藤本。まずボールを奪った松本怜が素晴らしい。そしてカウンターでパスを配給した國分も素晴らしかった。受けた藤本の裏を走ってスペースを作り出す松本怜。中へ切り返す藤本、ゴール前に顔を出す馬場、パスを出す藤本、パスを受けてターンしてサイドの松本怜に渡す馬場、クロスを上げる松本怜、ニアで決める藤本。小林伸二「すばらしー」はい、1:42からもう一回観ましょう。



良い。今月の残りのパケット全て失っても構わん。繰り返し観たい。藤本の動き出しは松本戦の時も激しかったですが、この日も、DAZNには映らないところできっと激しく動き出しを繰り返していたはず。思い起こせば開幕戦の栃木戦でもこの動きは繰り返されていたので、藤本自身は何も変わっておらず、その使い方を回りが理解し始めたことの方が大きいのではないかと感じる。ペナルティエリア内での過剰な落ち着き。相手DFとの駆け引きの上手さ。天性のストライカーのように思えるんだけれども、JFLから這い上がって来た苦労人。逞しさと狡猾さ。可愛い顔をしていますが、恐ろしい業師。おそらく、福岡DFの篠原が試合途中裏を取られる動き出しを察知して普通にローキックかましやがりましたが、DFからしたらうっとうしくて溜まらんのでしょう。松本戦でも赤1枚、黄色1枚を出させた動き出し。あのローキックも追って沙汰があると思われます。折角の熱戦に水を差し兼ねない、相手に怪我をさせてしまう酷いファウルだったし、その後プレーを続けるピッチ上の福岡の選手達もちょっとどうかと思ったけれども、これが生活を賭けた上位を争うダービーだってことです。これに負けちゃダメなんだ。


先制後の試合運びも上々で、上手く福岡を引きだしては刺し、刺しては引き出すことが出来ていた。後半に入ると攻撃に重点を移した福岡に攻められっぱなしになるも、GK高木を中心に無失点で切り抜けた。中でもフル出場した馬場の運動量は素晴らしかった。生きた心地のしない展開が何度もあったし、ぎりぎりのところで何とか守れていた。2点目を取れなかったので最後の最後まで緊張感のある試合で、勝利した瞬間は最高じゃなかったですか?最後の松本怜の突破の裏、ピッチ上の席の端に座る人も、身体が重そうな雰囲気があるのに飛び上がって喜んでいますので、確認しましょう。画面左上、ドリブルで時間を使った松本怜の後ろ側な。



割と高く飛ぶな!最高だな!分かる、すげー分かる。それくらいのテンションだったと思いますよ、この試合は。試練の6月に2連勝は想像できなかった!勝ち点40台一番乗りで首位奪還となりました。ワールドカップで試合ばっかり観れるし、最高だ。とにかく最高だ!


次節で前半戦が終わるので是非とも首位キープで終わりたいじゃないですか、節目を首位で迎えたい。そのためには昨年悔しい想いをした徳島の地で勝利しなければなりません。節目の21節、3連勝を目指して頑張って欲しい。来週もおっさんらを高く飛び上がらせよう!


2017/10/14

2017年 明治安田生命J2リーグ 第37節 福岡戦

【大分 1 - 1 福岡】

勝てたような、勝てなかったような、引き分けでの痛み分けとなった九州ダービーをDAZN観戦。福岡を迎えての一戦でしたが勝ち点を1だけ積み上げる形となりました。すこぶる内容の良かった前半と、福岡の豪華な交代カードに押された後半といった印象でした。


レンタル中の鈴木(夏侯)惇がたまたま出場停止かつ契約の関係で出場できないため、代役が注目された訳ですが、黄と姫野というコンビ・・・・かと思いきやトリプルボランチっぽくもあり、ポジショニング自在の川西が最終ラインに降りることもあれば、シャドーにいることもあり、将軍不在の中盤の底を3人でカバーするという、ここに来てそんな引き出しあるのかよという内容。試合の中で3ボランチになったりすることはあったものの、最初からは初めてで、こんなフォーメーションまでやり始めたら対戦相手は大分トリニータ対策が大変だろうなと思われる訳です。ベンチメンバーには小手川が復帰。

今シーズンの基本戦略、3-4-3&4-1-5変換のことが分かり易く書かれていた記事を発見したので張っておきます。この仁義なきミシャ式広島編から更に派生して独自に発展して行く大分式。先週大銀ドームでボールを下げても溜息とか不満のヤジが減った気がしたのですが、浸透し始めたでしょうかこの「擬似カウンター」を生み出す形。



対する福岡は現在2位と自動昇格圏内。お金のかけ方から言って当然昇格を狙える選手層だった訳で、予想よりは苦しんでしまった印象。開幕戦でJ3から戻ったばかりの我が軍に出鼻をくじかれた雪辱を果たすため、1000人以上のサポーターが大銀ドームに集まるという意地を感じる集客。毎度ありがとうございました。あの開幕戦で個人的に感じた大分トリニータ復活の狼煙。より濃いものにしていきたい。


前半の得点シーン、左サイド松本怜のクロスを三平がヘディングで流し込みました。


ここ最近、流れの中から得点出来ていますし、試合を支配して攻撃を完結させる能力は完成に近いと思われます。後半開始から井原監督はウェリントンを前線に入れましたが、この札束で得点を狙う豪華なベンチメンバーの圧力を前に、ジリジリとDFラインが下げられてしまう。どうも弱い。札束には弱い。仕方ない。嫌な予感はしたのですが、案の定失点。ミドルシュートは素晴らしかったけれども、またしても受けてしまわざるを得ない状況を作られてしまった。ところどころ力の差を感じる部分もありながらも、決定的場面も作れていたので、引き分けでも妥当かなという結論です。


ただ、やはり試合を通じてシュートの精度だけは課題となりました。永遠のテーマですけれども。久々に先発した姫野はFKの精度こそイマイチでしたが、運動量と危険察知能力が最後まで発揮できていて目を細めました。岩田智輝も久々に登場しつつ、ボランチをやっていたので驚き。本当は今シーズンの主力となって欲しかった2名だけに、強烈なアピールをして欲しかったのですが、爪痕は浅いかなと思われます。勝ち越しに貢献して欲しかった。


ホームでの2連戦で引き分け2回と、徐々にプレーオフ圏内から離れてしまっていますけれども、残り5試合に期待を込めたい。ギリギリ届かない雰囲気かもしれませんが、千葉が、ジェフが上位相手に猛威を奮っているので最後までチャレンジし続けましょう。何が起こるか分かりませんし、少しでも長くこのチームが観たい。




2017/02/26

2017年 明治安田生命J2リーグ 第1節 福岡戦

【福岡 1 - 2 大分】

2017年シーズン明けましておめでとうございます。J2一年生、J2のことは分からないことばかりJ2初心者、2016年J3チャンピオン大分トリニータです。今年も軽い嘘で始まりましたが、今日の結果は嘘ではありません。いやもう「噓でしょ?」って言いたくなるくらい強かったです、大分トリニータ。一体どうしてしまったんでしょうか、衝撃的でした。結果も過程も良かった。良すぎた。DAZNでの生観戦となりましたが、画質以外は良すぎた。


おい、とりあえず何でもいいからホーム開幕戦は絶対に観に行った方が良いぞ!って一族郎党に電話したくなるレベル。私の目には大分トリニータ復活の狼煙が、高崎山全体を燃やして上がったんじゃないかってくらいの濃い煙が観えましたよ!おサルさん逃げて!


対戦した福岡はJ2陥落から1年でJ1へ復帰しようと分厚い補強を敢行。J2屈指の戦力を誇るクラブ。歴史ある隣県の九州ダービーですから、試合そのものもテンションが高くて面白かったのですが、何と言ってもトリニータのサッカーが新戦力と嚙み合ったその内容の充実っぷりがですよ、面白すぎたって話なんですよ!これほどまでに嬉々として開幕戦のブログを書くなんてね、あなたね、どれだけ待ったと思っているんですかって話でね、このチャンスを逃さないように今シーズンはなるべくスタジアムへ行かなければと、注意喚起ですよ、この開幕戦はもう。今年はイケるぞと手ごたえ十分過ぎました。


何が凄かったって、まずは何よりもスタメンですスタメン。今年の最初のメンバー。シーズンオフに昨年の八反田加入後のバランスの良さを失った訳ですよ、我々。福岡からレンタルで借りた鈴木惇がしょっぱなから契約で出場できない中でボランチは誰なのか、気になるところだったんです。



北九州から復帰した小手川です小手川。この小手川が凄かった。ボランチ小手川なの?キックオフ前にそう思った私ですが、前半が終わったころにはもう小手川への信頼感が4兆パーセントアップ。北九州でもそうでしたし、前寄りの攻撃的ポジションでの獲得だと思っていたのですが、そりゃスタメンで使いたくなるのが如実に分かるくらい質が高い。U-18が育て上げたブランドは伊達じゃなかった。フォーメーションは3-4-2-1で、CBは真ん中が名古屋から移籍してきた竹内、新婚の鈴木が右、福森が左の3バック。サイドは右に岩田、左に松本怜。2シャドーに後藤と三平で1トップが林。ボランチは小手川と姫野でしたが、このコンビが良かったのなんの。


姫野は最終ラインまで下がって、パスを受けては動き、を繰り返してくれるので襲ってくる福岡のプレッシャーをいなしながら前へボールを運べる選択肢が豊富。昨年までの恐怖感は激減。小手川がボールを受けると、ボールを奪われないし、右サイドに張った岩田に正確にロングパスが出せたりと観ていて気持ちが良い。すんなり飲み込める。食欲無い時でもガバガバ飲める美味しい流動食の様相。


キックオフ直後は福岡のウェリントンや松田力や石津を中心としたパワー系で押し込まれたものの、そこを凌いだ後はほぼトリニータのペースだったと言って良い。最初の時間帯にあたふたして失点したりしなかったのが大きかった。落ち着いていた。「落ち着き」これを強く感じました。勝つべくして勝った印象です。失点は駒野のFKによる1失点のみ。


林の1トップもボールの収まりが良く、もちろんのこと三平も収まるので持てる時間が作れるのが良い。後藤を含めた前線3人はもう何年も一緒にやっていたかのような連動をしていて、さらにサイドからはスピードが光る松本怜、上下運動を絶え間なく繰り返す岩田が動く。美しい攻撃が何度もあり、思わず声が出てしまう。とにかくチーム全体に落ち着きが感じられた。安心して預けられる人が多いから「落ち着く」。どうやって攻撃するのかイメージが共有されているから迷わず視界良好。充実の試合内容でした。各々の良さが活きていて素晴らしかった。贅沢を言えば流れの中から得点を決めたかったけれども。ただやはり、J3を共に戦った若い選手たちがJ1を経験した選手に対して力負けしていないことが何より嬉しかった。


GK高木も質の高さが伺えましたし、途中出場した前田や伊佐も活きており、チーム全体が底上げに大成功している印象です。ちなみに先制ゴールをした松本怜なんですけれども、Wikipedia情報ではトリニータ加入後、リーグ戦では「年1点取るの法則」があってですね、その1ゴールが開幕で出たのか、それとも今年は複数得点するのかも気になるところです。




DAZNの実況の情報によると福岡は堅守を目指して、1試合1失点に抑えるのが井原監督の目標らしい。勝ち点の目標は84らしかったのですが、J3から上がってきたばかりの新人に2失点しての開幕黒星は受け入れがたい結果じゃないでしょうか。しかし個々の戦力は脅威なので連携度が上がればより強くなってしまう気もします。


勝ち点の目標45が片野坂監督の目標とのこと。最低限クリアしなければならない数字として45を掲げているようですが今日の内容を鑑みるともうちょっと欲が出そう。まだまだ1試合が終わっただけ。たかが開幕戦、されど開幕戦です。優勝や!とか興奮せずに落ち着いて戦いましょう。残留が目標、初志貫徹ってことで。しかし、ロスタイムでの鈴木弾も劇的でしたし、J2での勝利も久々ですし、昨年からすると6連勝ですし、調子に乗らざるを得ません。DAZNの画質はもう少し向上して欲しいけれども、止まらずには観ることが出来ましたよ。去年の映像が観れない苦しみに比べれば我慢できます。


今日も沢山のサポーターが福岡に行ってコレオグラフィをはじめ、声援で後押しをしてくれていましたが、最後のコーナーキック時は本当に素晴らしい雰囲気を感じました。画質の低いDAZNでも感じるレベル。息をするように自然に福岡に集合し、ここもホームだと言って譲らない少しおかしいあの層は、何があっても応援に行ってしまう人たちなので放っておいても大丈夫ですから、まだ興味を持っていない人に何かのきっかけになってくれれば良いなと思いつつ今年もこんな感じでブログをやっていこうと思います。一度離れてしまった人たちも騙されたと思って開幕戦から戻っておいでよ!地元大分では地上波でも放送があったそうで、ホーム開幕戦につながるんじゃないでしょうか。


何もかも素晴らしかった開幕戦でした。今年は何かあるかもしれない、そう感じさせる絶好のスタート。大分トリニータがJ2に帰ってきた。


2015/08/02

2015年 明治安田生命J2リーグ 第27節 福岡戦

【福岡 1 - 1 大分】

福岡まで応援に行かれた沢山のサポーターの後押しのおかげで辛くも勝ち点1を得た灼熱の激闘でした。バトルオブ九州らしい白熱した戦い。先制後に追いつかれて残念ではありますが、判定によってはほぼ負けていたような試合だったので勝ち点1は貴重と考えて良いのではないでしょうか。



累積警告で出場停止の兵働に代わって先発となったのはダニエルでした。それ以外の顔ぶれには変更なし。福岡は現在プレーオフ圏内に留まっており好調を維持出来ている状態のチーム。その福岡相手に前半は素晴らしい出来で、言う事無しのえびす顔。セットプレーのキッカー不在で心配された得点も、やっぱり右の西の速い詰めから、ボールを奪取し攻守の切り替えの流れで素晴らしいボレーを三平が決め、兵働はゆっくり休めばいいのさ状態。もう西が大きく見える。その西が攻める。名付けて大西攻。右サイド大西攻作戦が得点に結びつきまくり。大西攻が大成功。この作戦は山口の西を攻撃に専念させてあげたい思いやりで構成されています。縁の下の力持ち山口SBになってくれてありがとう。


後半は福岡が前線のシステムを変えてじわじわと前がかりに。特に坂田が入って来てから嫌でしたね。6月に加入した前湘南のウェリントンを中心に攻める。前半はほとんど福岡にクロスを上げさせなかったトリニータ守備陣も暑さと激しさに消耗。ダニエルが痛んでピッチから出ている間にウェリントンにゴールを決められてしまう。頼みの西も痛んでいたし、三平も足を攣っており一気に野戦病院化。兵働即刻戻ってきて状態。右サイドは西から後藤に、ダニエルはジョンヒョンに交代して、高松とエヴァンドロの交代も含めて交代枠を使い切ってしまう。


ファウルで止めざるを得ないプレーが増えると、ブレ玉FKを上福元が弾くも押し込まれてしまう。が、オフサイドに見えないプレーがオフサイドと判定される運があり、負傷者も出た中でなんとか負けずに済んだ試合となりました。後半から一気に激しくなった試合にも、守備陣は怪我なく無事っぽいのが救い。選手層は薄いのでダニエルや西が長引くようだとシーズンをしのぎ切れるのか不安要素となる。もう全試合総力戦。簡単な試合なんて本当に無い厳しい厳しいJ2。


今年度加入の他の若手メンバーがなかなか出て来ないので、ギリギリのメンバー構成なんじゃないかという気がして不安になるのだけれども、そろそろ移籍ウィンドーも閉店ガラガラですし、出ていく人は沢山いたけれども入ってくる人がいないまま戦えるのかトリニータは。入ってきてもフィットするかどうか試している時間も無いし、悩ましい。余計なお金を使わないに越したことはないんだけれども、そのギリギリの見切りが難しい。若手が台頭してくれるなら良いのだけれども。あぁ出てこい若手。

2015/04/11

2015年 明治安田生命J2リーグ 第7節 福岡戦

【大分 1 - 2 福岡】

スカパー!生観戦でした。福岡相手に完敗。福岡相手に相性の良かったホームでも勝てませんでした。前半に得点が出来なかった時点で、薄々結果が分かったような気がしませんでしたでしょうか?



前線の顔触れが若干変わりました。スカパー!表記ではワントップに三平でしたが、キックオフ後の並びは永井ワントップ。シャドーにエヴァンドロと松本怜。左サイドに三平という並びでした。ボランチにはダニエルが復帰。私、エヴァンドロ先発は諦めよう派ですが、今日のエヴァンドロも可能性を感じさせるだけの10番を背負う男でした。


全体的に悪くはないと思うのです。でもまぁ良くもない。前線にスピードのある3人を並べることが縦に速いサッカーを実現する方法なのでしょうか?何だかもう苦しい状況に陥ってしまいました。得点は入らず、失点は止まらず、内容的にも充実していないので客足も遠のく一方。


今日の試合は唯一ミスタートリニータ高松が終了間際に難しいシュートを決めて意地を見せてくれましたが、あの気迫が今日のような試合では最初から全員に欲しかったですね。


相手をなぎ倒して行くような力強いサッカーでもなければ、相手が何をしてきても弾き返して一矢報いるようなサッカーでもなく、J2優勝はもちろん、その後J1に定着出来る何かを今のチームには感じ取れなくなってしまっています。去年はヤマハスタジアムで観た若手の前線の躍動があったので信じて我慢できたのですが、今年はちょっと辛い。


どうせなら若手をもっとみたいですね。色んなイベントで集客しようと頑張っているんですが現場が応えられない状況が続くのも辛い。謎ジャッジが多いのも辛い。運も無い。J2残留は死守しなければならない最低ラインなので、1つでも順位を上に上げるために気迫込めて戦って欲しい。もう、J2優勝なんて口にするのは恥ずかしい。ここからは残留のための戦いが始まる。今年のJ2は油断しているとやられる。シーズンの6分の1が経過してしまったので目標を切り替えて戦うとき。このままではまずい。


2015/02/07

2015年ニューイヤーカップ福岡戦

【大分 0 - 1 福岡】

Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ宮崎ラウンド最終戦。2連勝した鹿島が優勝賞金300万円をかっさらって行きましたが、J2クラブにとっては魅力的な2位賞金100万円をかけた絶対に負けられない試合でした。負けましたけど。参加賞50万円頂いて宮崎キャンプが出来たので結果良しなんですけど、100万円が欲しかった。





試合は人をイラッとさせる素晴らしい才能を持つ家本主審がわざわざかっこつけてコインを落とすシーンから幕開け。誰も注目したい欲求なんかないのに注目を引き付ける才能。「Oops!」と口にする日本人がウザくない訳がない!テストマッチから、らしさ全開の家本主審。


スタメンは鹿島戦と同じメンバーでした。内容的には前半がイケイケだったけど得点奪えず、後半にダニエルが下がってからワンチャンスを活かされて末吉のミドルシュートで失点。その後は足が止まって失速して福岡のターン。そして終了という、テストマッチとしては良いところと悪いところが出た、公式戦などでもよく観る感じの試合でした。


前半に岡本がPKを獲得できたシーンもあって、惜しくもクロスバーに弾かれて得点には至らず。前半は観ていて面白かったけれども、後半は我慢の時間帯が続きました。ダニエルがインタビューで末吉に削られて足が痛かったと冗談ぽく話していて、その影響からか後半からベンチに引っ込んだんだけれども、今日もダニエルがいるのといないのとで違うチームになったように観えてしまった。結果だけ観るとそうなのだけれども、今日のは単純に後半に足が止まった気がしました。選手交代で後藤が入った後、為田がサイドに試されたりもして、まだまだお試し期間な感じ


途中から入った後藤は相手DFの裏のスペースを狙っていて味が出せていました。ジョンヒョンはファウルする場所がことごとく悪い場所になっていて、一人でピンチを広げていた感じになっていました。今日は悪いジョンヒョン。若狭もあまり目立てなくて、熊本戦の安川の方が好印象。西はコンディションが良さげ。


もともと3バックでやっていたメンバーも多いこともあって、完成度は高まりつつありますが、各々コンディションを上げて開幕までの1か月を大切にすごして欲しいと思います。いやー、それにしてもこの企画は楽しかったですね。来年もニューイヤーカップに参加してもらいたい。素晴らしいアイデアでした。

2014/09/20

2014年 J2 第32節 福岡戦

【大分 3 - 0 福岡】

大・勝・利!負ければ福岡との順位がひっくり返る昇格圏内を巡る直接対決ダービー。3得点、さらに久々の無失点と素晴らしい結果を出してくれました。もはや様式美、補強したなら即使え!登録が完了したばかりのダニエルが大活躍の一戦となりました。スカパー!生観戦でしたが、大満足の週末でございます。



ダニエルがアンカーで先発。ラドンチッチも高松もベンチにおらずこの二人の不調が富山戦直前で起こったことなのでしょう。伊佐にとっては千載一遇のチャンス。末吉も古巣相手に120%で頑張ることを加味(※筆者独自調べ)して先発となりました。私、4-1-4-1は3トップ対策なのかと思っていたのですが違う模様で、3-5-2の福岡に対しても前半はこの布陣でした。


試合開始直後からアンカーで異常な存在感をみせつけるダニエル。身体は大きく、足も長く、さらに待望のブラジル人らしくパスの精度も高い。特にパスの射程圏内が広く、一発で前線に長距離でも正確なパスを供給。ボールを奪っては攻撃の起点となる、ちぎっては投げちぎっては投げのダニエル無双状態でした。もう皆さんお忘れでしょうが、去年獲得したマンシャとは違ってJリーグでの実績も頷ける存在感でした。「ダニエル」って名前は映画「ベスト・キッド」の主人公のイメージが強いんです。少年時代に日曜洋画劇場でヘビーローテーションされていた関係でどうしても「ダニエルさん」ってさん付けしたくなる名前です。ダニエル・カールよりもダニエルさんです。ミヤギさんです。右手でワックスをかけ、左手で拭き取る。トリニータのダニエルさんはボール奪う、パス出す。


福岡のFKがバーに直撃するような危うい場面もありましたが、ダニエルさん効果で先制。林の個人技が光る先制点でした。林は絶好調。補強が効いてる!先制後は全日本プロレス出身のプシュニク監督(※嘘です)がプロレスラーばりの大きなジェスチャーで「攻めろ」と指示。震え上がる福岡の選手。トリニータの左サイドから城後が起点となりクロスを中心に肉弾戦を仕掛けてきました。ここで正直に押し込まれるのが今のトリニータ。難しい時間帯が続きました。高木を中心とした守備陣はなんとか凌ぎ切って後半へ。


先制後の後半の入り方、これが課題だった我が軍。いくら田坂監督がハーフタイムで「仕留めろ」と指示を出しても実績がないので全く信用できず、ハラハラしながら戦況を見守っていましたが仕留めたのはダニエルさんでした。伊佐のチェイシングからボールを奪ったダニエルさんがそのまま持ち込みゴールを決めた。ボール奪う、ゴール奪う。ミヤギさんに教わる必要はない、完全に黒帯保持者でした。意図通りにカウンターで遂に仕留めたったのである。


これで一気に楽になったトリニータ。呪縛から解放された選手たちが躍動。やっぱりメンタルが問題だったのでしょうか。こんな試合を総力戦で見せたかったよ!林が3点目を決めた直後には明らかに福岡の選手の心が折れた。九州ダービーでお隣県の選手たちの心をへし折ってやったのがもう上出来過ぎてイケイケドンドン。得失点差がマイナスの借金を帳消しにしてやる勢いで福岡ゴールに襲い掛かりました。元3冠ヘビー級王者のプシュニク監督(※嘘です)も意気消沈。プレーオフ圏内を争うライバルに痛恨の一撃を加えられたので、勝ち点6くらいの価値ある勝利となりました。もっと点が取れた気もするんだけど、無失点だし褒め称えましょう。定位置6位をキープ。


この試合、伊佐の運動量が際立っていたように思います。シーズン途中からリトリートして守備をするようになってからFWがチェイシングする場面って戦術的に少なくなっていたのですが、そんなに追いますか、また足攣りますよ?っていうくらいに走っていた。風貌的にも飢えた狼っぽさがあり、戦術なんか知らねぇ、ボールに食らいつくんだっていうくらいに走っていました。周りもつられてチェイシングしていたような雰囲気。まぁ戦術なんだろうけれども。後半の2得点は高い位置で奪えたショートカウンターでしたし、福岡の弱点だったんでしょう。伊佐も得点チャンスを決めきっていたら完璧でしたが。富山戦の経験、手応えがプレーに出ていました。伊佐だけではなく、為田も末吉も林も伊藤もよく走っていました。やっぱりやればできる子なんです。


本当は総力戦で波に乗り、富山に勝利しておきたかったんですが、2週間遅れで波に乗りました。勝ち点を分けあった最下位の富山さんも東京Vに勝利してJ2残留争いにも火を付けておきましたから、J2がより盛り上がって良いのではないでしょうか。阪田も復帰して途中交代で試合に出ましたし、選手層が厚くなった気がしますし、次節対戦する横浜FCも久々に負けましたし、風を、強い追い風を感じます(※筆者独自調べ)。波でも風でも何でもいいから火曜日のアウェイで勝利して弾みをつけて欲しい!

2014/05/04

2014年 J2 第11節 福岡戦

【福岡 1 ― 2 大分】

バトルオブ九州連戦、長崎からずーっと九州に居続けまして連続観戦してきました。博多はどんたくで街はお祭りの雰囲気。「日程くん」でシーズンの日程を組む時に地元の大きなお祭りなどと試合日程が被らないようにするって聞いたことがあったのですが、モロ被りしていました。あれ?博多の男ならどんたくに参加しなきゃならないのではないだろうか・・・。まぁどんたくが一体何なのか、実は知らないのですけど。1年だけ博多に住んでいたことはあったのですが、その時も完全に無視して生活しており、大分県在住時も「渋滞とかでなんか面倒くさそう」なイメージしか持っていません。祭りは横に置いて試合です、試合。





この日はもう、試合に集中でした。初めてのスタジアムでしたが、蜂のマスコットなんざに興味は一切なく、まして博多の街には美味しいものが山ほどあるのでスタジアムグルメにも目を向けず、ピッチに集中。アビスパ福岡の本拠地、レベルファイブスタジアム。Lv.5です。ドラクエⅢならアリアハン近辺です。社名として成長が止まっているようなイメージで良いのか?という気はする。この日は快晴で、日向だと上着を着ていると暑いと感じるレベル。日陰だと上着がないと風があってちょっと寒く感じる気候でした。専用スタジアムとあってメインスタンドからは見やすかったです。


長崎戦から引き続き、大分側のゴール裏はトリニータブルーで埋め尽くされていました。隣県ということもあり、長崎戦よりも多かった。そんな中、メインスタンドに陣取ったのですが見かけたことがある御方が。大分熊猫の事件簿Ⅱで、お馴染みのくまねこさんでした。ブログ師匠の鳥脳さん呼ばれて行った2011年の昇格プレーオフの前夜に1度だけお会いしたことがあって、その時以来お互いたぶんそうだよね的に歩み寄ってご挨拶させて頂きました。くまねこさんに連れられて決起集会を見に行く。くまねこさんと若者たちを温かく見守る感じで決起しときました。miyashuさんともお会いできて老舗ブロガーさん達と交流できて嬉しかったです。残念ながらオッサン交流だけが広がっていくのですけど。






一方の福岡。「火傷するくらいハートを魅せろ」の横断幕を出す程度にはバトルオブ九州全敗中。昨年経営危機の話もあったけれども、明太子メーカーの支援と全国のJサポーターからの明太子経由の支援で乗り切った模様。だがしかし、胸スポンサーが付いてないのに戦力を維持できている点でよく分からない。債務超過もあるんじゃなかろうか。だのに、むしろ選手層厚くなっている気がする。大銀ドームも動員で苦しんでいるけれども、福岡も大都会の割には動員に苦しみ続けている様子。どんなに煽ろうとも結局大銀ドームのアウェイ席を埋め尽くすくらいの勢いで遠征してはくれない福岡のサポーター。フライングボディアタックを本気で避けるような、そんなプロレスをしてくれない博多の男たち。長崎のサポーターの方がまだ響いたかもしれない。それで九州のJリーグが盛り上がっている雰囲気が出るのかっていう話です。あの都市のポテンシャルでもったいない。




圭介はスタメンだったし、元気そう。末吉や安川などトリニータにも福岡に縁がある選手いる訳だが、圭介にはトリニータサポーターから温かい拍手が。末吉にはアビスパサポーターからブーイングが。





大分のビッグフラッグ×3は今日も運搬されていました。連戦の中、ご苦労様でした。スタメンはローテーションを考慮してか前節の後半をベースにしたようなスタメンでした。




試合は前半早々に動きました。トリニータの右サイドをカウンターで突破されて中へ折り返される。坂田がスルーしたところを石津がシュート。これが決まってしまう。試合早々に先制される実に見事な出鼻の挫かれっぷりでした。こうなってしまうと諦めムードが漂いがちですがこの日は詰め掛けたサポーターの物量が違います。早い時間帯での先制など気にするなと選手たちを鼓舞。取り戻せると声援を送るのでしたが・・・。残念ながらピッチ上では全くもって攻撃の起点が作れない。特に両サイド、西も昌也も福岡のフィジカルを前面に押し出した守備の前で沈黙。足元へのパスはことごとく挟まれてボールを奪われまくりでした。ボールを前線で保持できない時間帯が続きました。特に昌也は吹き飛ばされる場面が多く、プロのオッサン達の身体能力を前に何も出来なかった様子。昌也は為田くらいの強さを身につけないとこれから厳しいかなと感じました。良い先輩が身近にいるので為田から盗んで欲しい。


後半途中に後藤と伊藤が田中と西に代わって投入されると、足元ではなく裏のスペースでボールを受けようとする後藤が躍動。いい位置でファウルを受け、FKを蹴ろうとしたときに高木が福岡DFに低空タックルで倒されてPK獲得。これを伊藤がきっちりと決めて同点に追いつく。圭介が相手で複雑な感情でしたが、ゴール裏が一斉に喜び、一気に反撃の狼煙が上がった雰囲気になりました。さらに後藤からチャンスが生まれる。後藤のクロスを風間が10年に1度の出来のボレーシュート。ゴラッソ。このゴールが決まった瞬間、少しだけ時間が止まったかのような感覚に陥りましたが、トリニータサポーター大爆発。今シーズン初の逆転劇。選手交代からピタリと結果を出して見せました。風間はプロ初ゴール。このゴールの直前、福岡の最終ラインからのフィードに猛然と突っ込んで阻止。ちょうどその時がメイン側のサイドで表情まで観れたのですが疲労っぷり満載でした。ゴール直後に脚を攣っていたのでギリギリの動きだったかもしれない。頑張っていたのでチャンスが来たと思われる。サッカーの神様は見ているのである。お父さん、息子さん頑張ってますよ!川崎で余った戦力があったら格安で貸し(以下略


福岡の監督、マリヤン・プシュニク監督は強烈な印象に残りました。全てのアピールが過剰でメインから観ているとチラッチラ目に入ってくる。逆転された瞬間、少しだけシュンとなりましたが、上着を着て復活。ピッチ外で1人第4審判員と戦ってました。あの人だけ試合中ずっと写真撮ってたい衝動に駆られました。相当面白い写真集出来ると思う。


プシュニク監督は荒ぶってましたが、試合はそのままで終了。今季初の逆転勝利となりました。バトルオブ九州で全く勝てなかったりした過去の経験からすると本当に大きい1勝だったと思います。今季初の逆転勝ちで、今季初のアウェイでの勝利で、風間のプロ初ゴール。本当に応援に行って良かったと思える試合でした。いやー、良いもの観ました。次節はホームに戻って、打たなくても響く松本山雅サポーターが大挙してやってくることでしょう。単独7位浮上となりましたが、松本山雅を倒せれば確実に順位が上がります。結果が出始めた若手を観に、GWの締めくくりは大銀ドームで。













2012/10/28

2012年 J2 第40節 福岡戦

【大分 1 - 0 福岡】


吹っ切れて3連勝以外目指すものは無くなったトリニータ。久々にホームに戻り、バトルオブ九州として福岡を迎えての節目の40節。スカパー生観戦してました。不甲斐ない鳥取戦で俺に飛行機代数万円を使わせながら何も出来ずに負けちまった反省を活かして欲しかった!


先発には珍しく動きが。ここに来てパフォーマンスを上げているという評価の永芳、土岐田が先発に。



さらにアンカーには宮沢が入り、丸谷がシャドーに。永芳は長い間先発がなかったのでチャンス到来。ネガティブな先発変更のイメージが無いので期待しました。永芳にラインダンスさせてあげたかった。


対する福岡。ここまで9戦勝ちなしと絶不調の様子。昇格も降格もない中位でモチベーションも低そう。福岡のゴール裏には続投絶対反対と掲げられる程度には色々ある模様。この福岡、41節に京都と戦ったりもするのでこの試合の後から調子を上げて頑張って欲しいのだが。


試合はキックオフ直後にボールをオズマールにかっさらわれて冷や汗をかいた状態から始まりました。あぁ、今日も鳥取砂丘に足をとられるモードなのかなと不安がよぎりましたが、その後はペースを握ってチャンスメイク。ゴールの匂いがプンプン。特に左サイドのジョンハンが駆け上がればことごとくゴール前でチャンスにつながる。サイド攻撃が光りまくってました。


しかし、チャンスは作るものの決めきれず前半は得点のないままでしたが、鳥取戦なんかとは比べ物にならないくらいの主導権の握りっぷり。久々に気持ちのよいサッカーをホームで披露してくれたんじゃなかろうか。俺の航空券費用も無駄じゃなかったってことです。はい。根に持ってます。はい。


後半に森島が得点をもぎ取った場面は宮沢のFKがバーに跳ね返されてからの展開。左サイドに振りなおして、ジョンハンからのクロスを直接叩きこむ。この一点を守りきって勝利。とにかく良くやってくれたと。そう思える会心の勝利でした。エース森島が得点できれば勝つのですよ。素晴らしいゴールでした。


気持よく勝てたので書くことも少ない心地よさ。福岡はオズマールか坂田かに縦ポンするだけだったのでそこだけ注意していれば問題なかった。しかし、次節は京都と戦うこの福岡には頑張ってもらいたい。成岡あたりに頑張ってもらって意地をみせてもらいたい。10戦未勝利なんだから、そろそろ勝つだろうし。


よそのことを気にしてもしょうが無いけれども、京都が北九州に負けて2位はまだ未確定。九州勢に頑張ってもらって京都を引きずり下ろしてもらいたい。我々は山形を迎えてのホーム最終戦。今日、遂に1万人を超えた観客の前で勝利出来たトリニータ。沢山の人のサポートを願います。山形も不調ですし、今日みたいなゲームが出来るのであれば間違いない!応援に、是非行ってあげて下さい!残り2勝!

2012/05/04

2012年 J2 第12節 福岡戦


【福岡 1 - 1 大分】


2012年、今年こそは勝利したいバトルオブ九州の福岡戦。熊本戦から中二日で厳しい戦いになりました、って前回と同じ書き出しで始めてみました。いやー、勝てない。バトルオブ九州での勝ち星はまたもやお預けとなってしまいました。見応えのあるゲームが続いてますけれども、またも引き分け。スカパー観戦でしたが、沢山のサポーターが福岡までアウェイ観戦に馳せ参じ、スタジアムの雰囲気は素晴らしかった。


連戦とあってスタメンローテーション。キャプテン宮沢はベンチスタート。ベテランは回復力が落ちてくるから大切に使ってあげなければなりません。ボランチに村井・為田というコンビ。最終ラインにドンミョン、安川を加えた形。キャプテンは石神でした。





今までなら石神が最終ラインでサイドにドンミョンだったが、石神・三平のサイドはそのままに、最終ラインにドンミョンを加えるってことはリスクとリターンが両方あるということで・・・。ドンミョンをDFとして使う時は攻撃では駆け上がって起点になれるけれども、守備の時のポジショニングと飛び込むか我慢するかの判断の悪さで即シュートシーンまで持っていかれる致命的なリスクも併せ持つ。


福岡は4-4-2で坂田、城後、成岡となかなか強力なタレントを揃えている。前半のポゼッション並びにゲームコントロールは福岡主体だったか。15分までシュートを打てずにいたけれども、左サイド石神からのクロスを三平がヘディングで合わせたファーストシュートのシーン、こぼれ球を森島が外してしまった決定機。攻撃の作り方は良かった。右から高松を経由して左サイドに展開してからのチャンス。素晴らしかった。決めたかったけど。この場面を契機としてトリニータにもいい形が出ていく。


守備面では真ん中を破られたたり、裏を取られるシーンが多かった。初めての組み合わせだった3人のDFがハラハラさせてくれる。清水の飛び出しで助かったシーンが何度か。試合を通じて福岡の決定力の無さに助けられっぱなしではあった。坂田が痛んで前半だけで交代したことはラッキーだった。


得点シーンは前半38分のコーナーキックから。石神の正確なボールを直前のプレーで膝を痛めていたっぽい高松が頭で合わせる。跳ね返りを鳥人阪田がヘディングで押しこむ。飛んだ。鳥人が一人飛んで羽ばたいた。両手が翼に見えました。ダービーでナイスゴールでした。


失点シーンは直後に左からのクロス坂田が落としてこぼれ球を城後に決められる。この失点が悔やまれる。前半を0-1で終われていれば・・・・。


後半は連戦の影響もあり福岡DFが消耗し切っているのが分かったのだが、宮沢、西、木島と投入するも決めきれず。逆にドンミョンの穴からカウンターを食らってゾッとする場面もあり両チーム共に痛み分けの勝ち点1。勝てたけど負けなくて良かったという試合。バトルオブ九州は相手チームのモチーベーションを上げてばっかりでトリニータにメリットないんじゃないの?っていうことに気付きつつある。試合は熱かった。手に汗握る熱戦の中、選手は走り勝ってたと思う。サポーターの応援が後押しできていたゲームだったと思う。


連戦は残り1試合。勝ち点伸ばせてないのは惜しい。連戦の後には湘南戦が控える。連戦最終の鳥取戦は何としてでも勝たなければならぬ。この状況で取りこぼしは許されない。鳥取には、鳥取には負けられん。

2010/11/15

2010年 J2 第34節 福岡戦

岡山戦をなかったことにしたブログ主です。
J1では遂に降格チームが決定したりと佳境に入ってきた2010年シーズン。
京都と湘南が降格決定。
去年、我々の降格が決まったときにトリニータコールをしてくれた
京都のサポーター達。お返しではないけれども、
京都サンガはスポンサーが付いてるんだから大丈夫、頑張れ。
J2でも福岡戦を前に柏、甲府が昇格決定。
債務超過とかがなくて、すんなり昇格内定って良いですね・・・。


そんなJ2上位争い、真っ只中にいる現在3位福岡。
目下、昇格を争うのが千葉と東京V。
今日の直接対決で千葉が勝利し、東京Vを逆転して4位に。
関東に住むブログ主としては、両チームどっちもJ2にいて欲しい。
悪いけど、悪いんだけど、どっちも残って欲しいの。


だがしかし、福岡にすんなり上に行かれるのも嫌なのである。
不幸せなジレンマ。もう、どうにでもなれ。
そんなわけでアジア大会の影響で東とボギョン、
ロッカー破損の影響でジョンハンを欠いたスタメン。



刀根の左サイド起用が意外。
ワントップを森島にし、土岐田をFW起用。
右には益山を投入。帰ってきた井上頑張れ。


で、いきなり結論に飛びます。
得点シーンも失点シーンもなかった引き分けの試合。
主審の判定に説得力がなかったと思ってます。
違うレフェリーだったら勝ってたであろうレベル。
トリニータは全体的にボールを運ぶ質が上がった様に思う。
岡山戦ではシュート4本だったらしいが、今日は9本。
福岡が何故かグズグズだった分もあるかもしれんが、
攻撃の作り方は良くなったと感じた。
最後のワンプレーは個人の能力に依存する部分なので、
各々頑張れとしか言えない。
岡山戦の課題を改善しようとする意識は垣間見えた。
まぁ結局得点出来てないから、前よりマシな試合だったってだけだろう。
岡山以前の3連勝も内容的には圧勝した試合なんてなかったし。
残り4試合、遠くから観ることしか出来んけれども勝利を祈っている。


福岡側のスタンドでコレオっぽいものを観たんだが、
なんだか色合いが地味でくすんで見えた。
紺色って色的に難しそうですね。
19時半キックオフという、移動し辛い時間帯にも関わらず、
福岡のサポーターは多かった。
来場者的なことを考えると福岡にはやっぱりこのままJ2に・・・。
いや、やっぱり千葉も東京Vも電車で行けるし・・・・。
どうなるだろうか、3位争い。
他人ごとなので楽しめてるんだけれども。
開幕前の予想では、巻の涙のゴールで千葉の滑りこみを
予想していたが、巻はもういない。どうなるかなぁ。
上位にいればもっと最後まで楽しめたのだろうな・・・・。
寂しくもあり、羨ましくもあるシーズンの佳境です。

2010/06/14

2010年 J2 第17節 福岡戦

高松復帰弾炸裂するも2-1と逆転負け。
レベルファイブスタジアムで行われた福岡戦。
好天に恵まれた中、アウェイ側スタンドは
熊本戦に引き続きギッシリ。すげぇな!!
アウェイに参戦された方、お疲れ様でした。


これだけの雰囲気が作り出せてるならば、
残りは勝利のみだったはずのだが・・・・・・。
本日のスタメン


今日も残念ながらスカパー放送で観戦したのだが、
キックオフギリギリまでトイレに入ってたため
スカパーでのフォーメーションを確認できてません。
試合を見る限りこんな感じだったと思うのですが、
若干違うかもしれません。あしからず。


開始早々に遂にスタメンに入った高松が
コーナーキックからヘディングで押し込んで先制。
今日はイケる!さすがは高松だ!と思ったのもつかの間、
自陣内の凡ミスからボールを掻っ攫われ、CKを奪われて
あっさりと失点してしまう。


この後も前半からシュートを打ち合う激しい試合展開。
先発に復帰した高松のポストプレーはやっぱり丁寧で
確度が高い。呼応するように森島、チェ、東、井上が
絡みチャンスも作れた。
しかし、決めきれずという状況。
後半途中からは前半飛ばしたせいか、両チームともに
運動量が減少。


試合終了間際にペナルティエリア内でファウルを取られ、
PKから失点して万事休す。
前半のカウンターは迫力もあったし、
その他のチャンスも決めていれば・・・・。


中断前最後の試合を白星で飾ることは出来ず。
が、高松だけでなくチャンギョンジンも復帰し
チャンスは決められなかったものの、
井上もかなり良いプレーをしていた。
だがなぜ今季はアウェイの方が面白い試合するのだろうか。
どういうことだろう、これは。


バトルオブ九州未勝利ではあるが、後半戦に巻き返したい。
いや、巻き返すんだ!
水戸、千葉のアウェイ戦まで生観戦はお預けだが、
その前の甲府戦を含めてガツンとやり返したい!