勝てたような、勝てなかったような、引き分けでの痛み分けとなった九州ダービーをDAZN観戦。福岡を迎えての一戦でしたが勝ち点を1だけ積み上げる形となりました。すこぶる内容の良かった前半と、福岡の豪華な交代カードに押された後半といった印象でした。
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レンタル中の鈴木(夏侯)惇がたまたま出場停止かつ契約の関係で出場できないため、代役が注目された訳ですが、黄と姫野というコンビ・・・・かと思いきやトリプルボランチっぽくもあり、ポジショニング自在の川西が最終ラインに降りることもあれば、シャドーにいることもあり、将軍不在の中盤の底を3人でカバーするという、ここに来てそんな引き出しあるのかよという内容。試合の中で3ボランチになったりすることはあったものの、最初からは初めてで、こんなフォーメーションまでやり始めたら対戦相手は大分トリニータ対策が大変だろうなと思われる訳です。ベンチメンバーには小手川が復帰。
今シーズンの基本戦略、3-4-3&4-1-5変換のことが分かり易く書かれていた記事を発見したので張っておきます。この仁義なきミシャ式広島編から更に派生して独自に発展して行く大分式。先週大銀ドームでボールを下げても溜息とか不満のヤジが減った気がしたのですが、浸透し始めたでしょうかこの「擬似カウンター」を生み出す形。
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— VICTORY編集部 (@V_sportsnews) 2017年10月13日
対する福岡は現在2位と自動昇格圏内。お金のかけ方から言って当然昇格を狙える選手層だった訳で、予想よりは苦しんでしまった印象。開幕戦でJ3から戻ったばかりの我が軍に出鼻をくじかれた雪辱を果たすため、1000人以上のサポーターが大銀ドームに集まるという意地を感じる集客。毎度ありがとうございました。あの開幕戦で個人的に感じた大分トリニータ復活の狼煙。より濃いものにしていきたい。
前半の得点シーン、左サイド松本怜のクロスを三平がヘディングで流し込みました。
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ここ最近、流れの中から得点出来ていますし、試合を支配して攻撃を完結させる能力は完成に近いと思われます。後半開始から井原監督はウェリントンを前線に入れましたが、この札束で得点を狙う豪華なベンチメンバーの圧力を前に、ジリジリとDFラインが下げられてしまう。どうも弱い。札束には弱い。仕方ない。嫌な予感はしたのですが、案の定失点。ミドルシュートは素晴らしかったけれども、またしても受けてしまわざるを得ない状況を作られてしまった。ところどころ力の差を感じる部分もありながらも、決定的場面も作れていたので、引き分けでも妥当かなという結論です。
ただ、やはり試合を通じてシュートの精度だけは課題となりました。永遠のテーマですけれども。久々に先発した姫野はFKの精度こそイマイチでしたが、運動量と危険察知能力が最後まで発揮できていて目を細めました。岩田智輝も久々に登場しつつ、ボランチをやっていたので驚き。本当は今シーズンの主力となって欲しかった2名だけに、強烈なアピールをして欲しかったのですが、爪痕は浅いかなと思われます。勝ち越しに貢献して欲しかった。
ホームでの2連戦で引き分け2回と、徐々にプレーオフ圏内から離れてしまっていますけれども、残り5試合に期待を込めたい。ギリギリ届かない雰囲気かもしれませんが、千葉が、ジェフが上位相手に猛威を奮っているので最後までチャレンジし続けましょう。何が起こるか分かりませんし、少しでも長くこのチームが観たい。
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