2017/10/01

2017年 明治安田生命J2リーグ 第35節 岡山戦

【岡山 0 - 3 大分】



きびだんご3つ強奪して岡山から帰ってきました。給料が出たので何も売ることなく岡山遠征。もう売れるものが自分の血液くらいしか残っていないので助かりました。行って大正解。やはり今シーズンはアウェイで強い。岡山との試合は大体地味な結果に終わるイメージですが、今日はいつもなら「シュート枠外オールスターズ」がなぜか高い決定力を披露して3得点無失点の大勝利となりました。







久々過ぎる岡山。シティライトスタジアムにネーミングライツが移管されてからは初。ボランティアの人数がとても多かった気がする。岡山と言えばファジフーズですが、どこも行列が凄いのであまり並びたくない症候群の私は遠巻きに眺める程度に。この辺りは他所のブロガーさん達が書くことが予想されますのでそっとしておきましょう。数年ぶりに行くとファジアーノが着々と積み上げてきた事がハッキリと分かる。9千人を超える観衆、増えたボランティア、スポンサーから渡される200万円。生々しい!





試合の環境としてはですね、10月に入って気温も落ち着き、日差しも強くなく、絶好のサッカー日和だったと思います。スタジアムの芝は若干痛んで見えましたが、勝ったから問題無し。花粉も無いし観戦にも最適で、スポーツの秋ってやつです。この季節が一番良い。一番良いですよ。



我が軍のスタメンは前節同様。やはり林をスタメンにして試合を作り、伊佐投入のタイミングを計る策略のようです。今日は林にボールが収まって、前節よりも格段に仕事をした印象を持ちました。調子が上がって来ています、良いことです。



対する岡山、個人的にはプロ通算500試合出場に近づきつつある加地を写真に撮りたい気持ちが溢れ出して止まらなかったのですが、赤嶺や大竹など少しずつ戦力を積み増し続けている印象。相変わらずの3バックでミラーゲームとなりました。プレーオフ圏内を目指すには両チーム落とせない一戦。J2には消化試合など無いのが良いですね。







しかし、なぜ岡山はカタカナを使いたがるのか?あれもこれもカタカナでね・・・、何?何なの?電報文化なの?チチキトクスグカエレ的な?何?カタコトなの?ファジ丸がカタコトなの?オレジェイワンイキタイ・・・的な?謎過ぎる。



シティライトスタジアム的には観客数的に大入りの状態で、キックオフ直後からテンションは高く、前節に比べれば集中した立ち上がりになったことは確か。特に岡山が前線からプレシャーをかけ始めたあたりから試合は動き始めた。



そもそもですね、なぜアウェイで勝てる方が多いのかというと、ホームチームがアグレッシブだから、という要因が一番なのではという仮説を提唱したいです。観客動員に直結する結果なのでホームで勝ちたいんですよ、どのクラブも。勝手知ったる自分たちのスタジアムでアグレッシブに主導権を握って勝ちを目指す。これが普通。そうなると我が軍の今シーズンの戦術的には風車の理論が成立してやりやすくなる。相手の中盤が足元のボールやパスに食いついてきた時にこそ最大のチャンスとなる。ただし、様々な事情が相まって前節の金沢みたいにホームなのに引きこもったりされる場合だってある訳です。そうなると辛いし、同様に大銀ドームで相手チームが無理してこなくなるのが今シーズンのホーム&アウェイの結果に繋がっていると感じています。



ただし、相手がアグレッシブな場合にも関わらず、戦力の差で上回られてしまった試合もあったと思っています。よって勝敗の相性がくっきりと浮かび上がるシーズンになっていると分析できると思います。で、今日の岡山戦はどうだったかというと、プレッシャーをかけに来た岡山に対して全てを上回った前半でした。ボールの動かし方、セカンドボールへの反応、球際での競り合い、全てが上出来でした。あとは仕留めるだけレベル。



実際に仕留めたのは10月も半袖なファジー川西。相手DFにリフレクトしてゴールに吸い込まれたので、シュート自体は枠外だったかも疑惑がありますが入れば問題無し。元FWなのに中盤の底で力を発揮し、元FWなのにシュートが上手くないという転職先で不思議がられるタイプの人だなと改めて感じました。え?前職営業だったの?こんなにプログラム書けるのに?的な。ゴールも決め切れたならば完璧な仕事人になってしまう。移籍後初ゴール、おめでたいけど待たせ過ぎ。



我が軍の内容が充実し過ぎていたので、慌てた岡山ベンチも前半のうちに動く。ラグビー選手のようなガタイのいいオルシーニを前線に入れ、パワー系FWに弱い我が軍のペナルティエリア付近に電柱を建設。困った時の筋肉。長澤監督が早いうちに動いてきたことが我が軍が出来過ぎていたことの証でしょう。



前半に先制して、内容も充実していたのでまったく不安も感じず後半に入ったのですが、監督は右と左の松本怜と山岸を入れ替えたり元に戻したりしていました。時間が短く意図は分かりませんでしたが逆サイドへ振るサイドチェンジを指示していたのは分かった。サイドチェンジを繰り返しながらカウンターを繰り出す展開に。今日は加地に触発されてか山岸が長く出場。スーパーセーブもあり、存在感がありました。ベテランの出場時間も季節に応じて変わってくる。試合が動いたのは後半15分に我が軍のパワー系筋肉専門業者、伊佐を投入した4分後でした。このいっちょやったろか感。



DF鈴木からのフィードを後藤がフリック、伊佐の筋肉が落とし、後藤がワンツーを受けて抜け出してクロス、伊佐の筋肉がおとりとなり、後ろから走り込んだ三平がシュート、GKが弾いたボールを直接、夏侯惇が強烈ミドルシュートの火矢ボレーを放つ。このシュートが赤壁のバーに弾かれて、伊佐の筋肉やら三平やらで再三押し込んで一気に3点入りました。(※1点しか入っていないし三国志関係ない)とにかく突き放しに成功。最終的には惇兄のゴールとなった模様です。こっち側の線審がしっかり観えてる方の人だったのが幸運でした。主審は辛抱強いジャッジでした。





2点差は危険なスコアと言ったものの、我が軍に関してはカウンター上手が溢れ出して止まらなくなってしまう。プレーオフ圏内を目指すには勝つしかない岡山はもう無理をして前に出ざるを得ない。全体的に前がかりになったところを、GKのフィードから繋いでゴールまで到達するという恐ろしい3点目を決めてしまった。この3点目を決めたのが松本怜なのがさらに驚きで、遂にシーズン複数得点を記録し、年1ゴールする説を打破。これはもう奥さんのお陰に違いない。開幕戦でゴールして以来、次のゴールが35節って、ギリギリな。おめでたいけど待たせ過ぎ。もう一皮剥けたので、残り試合でガスガス量産して欲しい。



その後も岡山の攻撃を竹内アキラが100%流血しながらシャットアウトして、最後にトリニータオーレを歌って、最高の週末を迎えた訳ですが、勝てていなかった岡山で勝利出来たことと、また一つプレーオフ圏内に近づいたこと、希望に満ち溢れた1週間を過ごせることで、ニヤニヤが溢れ出して止まらなくて困るのです。岡山は動員をかけた試合で0-3はきつい結果ですが、我々も無料招待のイベントで人を万単位で集めて負けたり分けたりを何度も繰り返し済みなので、どれだけ痛いことなのか分かり過ぎるくらい分かる。応援してきた人ほど辛い結果ですが、まだJ1を知らないからこその熱だと思うので、幸せな方なのかなとも思うのです。まだ地域の可能性を追える段階って素敵じゃないですか。岐阜と名古屋のダービーで満員になったりしていたことも、若いころJ1で戦ったことがあるJ2お爺ちゃん状態の我々からすると羨ましい状況に見えてしまう。若返りたい!長生きしたい!



ということで、少しでも若返るべくJ1に近づく戦いはこれからアグレッシブな相手を残している状況で続きます。今までなし得なかったことが起きているシーズンなので、もしかするとこれは、最も忌み嫌う犬の呪いを解く最大のチャンスが巡ってきているのかもしれません。昨年猿を蹴落としてJ2に戻り、雉も倒した。残るは憎き大銀ドームで鬼レベルの強さを発揮する犬のみ。岐阜、福岡、松本、千葉、山形、徳島、熊本とシーズンクライマックス。良いですね!ヒリヒリしますね!










2 件のコメント:

  1. 名古屋戦といい会心のゲームでしたね………
    『トリサポに生まれてよかった~』って感じです‼️
    夏侯惇、三平、伊佐のジェットストリームアタックからの得点やレイチェルの得点など見処満載でした‼️
    日帰り強行軍の価値ありでした。
    あとは『お犬さま』って2012年は2-1で逆転勝ちしてプレーオフでも勝っちゃったんですよね~
    5年前の再来を期して‼️

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    1. 自転車最高様

      コメントありがとうございます。最高の週末でしたね。3得点も全て素晴らしくて大満足です。まずは次の岐阜さんを倒さねばなりません。千葉に関しては追々書いていきますんで。

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