2017/09/24

2017年 明治安田生命J2リーグ 第34節 金沢戦

【金沢 1 - 1 大分】



前節の自分史上最大のtotoBIGの敗北を引きずり、株を売って金沢に行ってきました。やってて良かった資産運用。贅沢は出来ませんでしたが試合だけはバッチリ観てきました。足軽の家は1度見れば十分なのでもう近づきません。



最近ホームでの勝率がよろしくない我が軍。アウェイに行った方が勝てる試合が観れる可能性が高まるという、お金のかかるキャバクラのようなチームに仕上がりつつあります。シーズンも佳境で金沢戦を含んで残り9試合。そのうち1試合は大銀ドームでのジェフ戦を残しているので実質8試合みたいなもの。上位と絡むならもう落とせる試合などありません。



2015年以来のスタジアム。あの頃よりもスタジアムグルメやイベント事が充実したっぽい気がする。そして何よりも、詳しくは分からないけれども戦隊ヒーロー系のマスコットを追加してしまっている。




ゲンゾーがゲンゾイヤーなのかどうかは分からんのですけれども、ゲンゾーの姿形は観れなかったです。ゲンゾイヤーの敵役として判り易く黒い衣装に身を包んだヤサガラス。アップを終えて戻るときにスタジアムにいるはずのないタイプの人影だったヤサガラスとすれ違ってビビる伊佐。





ウエスト細い。このやせ細ったカラス野郎がアウェイ側を応援するようなことを言ってホーム側を煽るという、アウェイ側からするとどうリアクションすべきか非常に困る言動を巻き起こします。素人の大人が会議の末に承認されたであろう寸劇を演じるのでイオンでのヒーローショー的な雰囲気がどうしても出てしまう。ただ、あくまで言論なのです。言論。何ひとつ悪いことはしていない。赤いチーム嫌いです、アウェイの皆さん頑張ってくださいという、主義主張に過ぎませんでした。





しかし、ゲンゾイヤーは有無を言わさず鉄拳制裁で退ける。登場と同時に即、暴力と言っても過言ではなかった。金沢を応援することだけが絶対正義であると子供たちを洗脳する金沢スタッフまじヤバい。言論に対して暴力での解決を躊躇なく披露するこの異空間。これに洗脳された少年たちが数年後ゲンゾイヤーに導かれ、アウェイ側に喧嘩しに行くような、そんな武闘派サポーターを育てる100年構想のようです(※絶対違う)西部緑地公園で正義とは何かを考えさせられるとは思いませんでしたが、ゲンゾイヤーよりもヤサガラスのキャラがしっかりしてしまいつつあるので多分金沢スタッフの目論見通りにはならないと思われます。いずれガイナマンと絡んで欲しいですが、金沢は残留出来るだろうから未来の話ですかね。5歳以下は喜んでましたけれども。



試合です、試合。今日のスタメンはFWでは林、サイドは松本怜と山岸でした。ボランチには前節に引き続き、ポジショニングファジー・半袖・川西が入りました。まだ長袖になっていないので、試合中は気温や日差し的に厳しいコンディションだった模様です。走っていてキツそうな表情を浮かべる選手が多かった印象。





立ち上がりに失点してしまい、守備とカウンター重視の金沢相手に苦しい展開になってしまったのですが、運悪く転がったボールからの失点でもあったのでそれほど焦ることなくじっくりやればいい位に感じられる程度ではありました。金沢は守備時にサイドのスペースまでも埋めて、かなり窮屈な中での攻撃を余儀なくされましたがチャンス0では無かったし、可能性は感じられた。



金沢の攻撃は2トップに縦の関係を作らせて、佐藤洸一に落とさせてからの山﨑雅人絡みで時間を作って攻め上がっていくシンプルなスタイル。堅い守備に穴を開けるためボールを動かしながら攻め手を探りますが、ヤンツーこと柳下監督が準備した守備を突破できず。シャドーが下がるところまで織り込み済みだった感もあり、とにかくマークを剥がせなかった印象。そしてビハインドもあり無理して食いつくことも少なかった。金沢は前節名古屋を倒していますし、残留争いに巻き込まれたこの時期のチームが厄介なのはJ2あるある。



後半に入り、山岸を下げて岸田を右サイドバックに投入し、松本怜をサイドハーフに上げ、4バックにしてボランチ両名も前線に絡ませまるように。ボールを動かし続けたボディブローが効き始めたのか、金沢の守備ブロックに綻びが出る。前半はほとんど収められなかった林からチャンスが作れるように。押し込んで波状攻撃が出来るようになったものの、決め手に欠けたので伊佐を追加投入。林は久々のスタメンでしたが、ようやく活きそうになった展開での交代になってしまいました。目立たない仕事でしたが、ゲームマネジメントの観点からすればしょうがない。後半から伊佐の方が今日は正解だったんじゃなかろうか。前節、伊佐が先発で林をベンチにするよりはってことなんだろう。林は主審との相性がある気もする。今日は笛を吹いてもらえなかった方だとも感じました。


今日はただただ交代で入った伊佐が素晴らしかった。ヤサガラスにはビビったものの、プロ初ゴールの地、金沢に良い縁があるのか?技あり過ぎレベルのミドルシュートで同点弾を演出。一人交わし、二人交わし、三人とかもう関係あらへんねん、くらいの感じできっちり枠内。こういうゴールを決めるイメージが無かったもんで、衝撃的でした。このゴールだけでも観れた価値があったレベル。メッシっぽかった。メッシ生で観たことないけどさ。


この後更にシキーニョを左サイドに入れて、左からガツガツ殴り続けた訳ですが、金沢守備陣も朦朧としつつもガードを下げることなく、最後の一発は入らないままタイムアップとなりました。試合をトータルで観る限り、それほど悪い印象は無かった。どこかで追いつけるだろうとは思っていたし、ベンチワークを含めて状況に合わせて引き出しがある状態なので、もう少し気温が下がって、川西が長袖を着始めたら走り切れる側のチームであることがより分かりやすくなると期待したい。シーズンが終わる最後の最後までやりきるノウハウは昨年度実証済みなので今年も期待を胸に、食欲の秋を堪能しましょう。



0 件のコメント:

コメントを投稿