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2018/07/29

2018年 明治安田生命J2リーグ 第26節 岐阜戦

【岐阜 0 - 2 大分】



相性の良すぎる岐阜を相手に見事勝利を飾った大分トリニータ。今まで岐阜との対戦では専用とも言える4バックでブロックを形成して構えて待ち、持たれるだけ持たれてカウンターで攻撃するパターンで戦って来ました。が、この結果が出ない状態で、アウェイに関わらずも遂に3バックでガチンコ対決に踏み切るという決断。ほぼ2トップっぽい形が功を奏して2得点に繋がりました。しかし、内容はまだまだ詰めることが出来そう。



台風一過の中部地方、交通の乱れがあると面倒なので岐阜には行かずにDAZN生観戦でした。スタメンは前節内容の良かった岩田、前田を残しつつ、得点出来なかった前線を入れ替え。伊佐、三平、小手川という面子。


普通の岐阜。終始普通の岐阜だったことが勝因とでも言いましょうか・・・。岐阜は構えて待つこともなく、適度にプレッシャーをかけつつ普通の試合運び。4分の岐阜側の決定機が外れてシュートが枠外だったことが大きかったと思います。岐阜のFWライアンデフリースよりもジェイリースってことです。なかなかボールを持つことは出来ませんでしたが、試合を通じて基本はカウンターの意識が高かった。縦に速い攻撃が冴えた。18分、左サイドの星にボールが渡ってからの折り返しを丸谷がミドルシュート的パス。というかたぶんシュート。三平が足元でパクり、いや受けて抜け出してゴールを決める。先制です、先制。久々の先制で全員が落ち着いたと思います。三平のゴールパフォーマンスを観る限り、気合が重要だった模様。



見てみぃ、この無駄な気合。暑いんだから余計な体力使わない方が良いと思うんだが、この気合が先制に必要な要素だった模様です。両サイドが元気に上下運動を繰り返せたのが、この試合の速攻に繋がっていました。今度は右サイドで得たハンドからのセットプレー。セットプレーから失点が多い岐阜と、セットプレーから得点出来ない大分トリニータの矛盾対決?になるのか?と思いきやあっさりとオウンゴールで2点目を奪うことに成功。岐阜、相当セットプレーが苦手の様子です。


こうなると前に出ざるを得ない岐阜、カウンターが冴える・・・・冴えない!決定機を作れるのに決め切れない大分トリニータという構図を見せ続けられて試合終了となりました。いや、何度も何度もカウンターで良い形を作りながら決定機を決め切れず、今後に不安を残しつつの勝利となりました。久々の勝利なので大変喜ばしいのですが、贅沢でしょうか?8点くらい取れた気がする。次節にとっといたということにしておきましょう。


岐阜の攻撃をほぼシャットアウト出来たことに加えて、ゴール前にまで顔を出すCB岩田という発見がこの連戦の一番の収穫だったのではないでしょうか。前田も良かった。ただ、前線の決定力が下降線を辿っているような気がするので、気合です、気合。気合が足りない。FW陣は気合を入れましょう。


岐阜はいつ何時、自分たちのサッカーを貫こうとする夢を追いかけるクラブです。大分トリニータ対策など小さいことをせず、自分たちのスタイルで勝てるかどうかだけを追求する頑固者大木監督が指揮を執っている夢のあるクラブ。あと1年、選手の流出がなければ夢クラブになりそうな気がする。


この勝利で次のホームでの連戦に弾みを付けられるのはとてつもなく大きい。そして200万フォロワーを誇る指原様にもご協力を頂けたのが素晴らしい。是非2連戦で万を超える観客を集めたい。夏休みだ!返り討ちの7月は終わったぞ!8月だぞ!


そしてすぐにフォローするニータン宣伝部長。力の限りリツイートしまくりましょう。前半戦に敗北した最後の相手、岡山との試合が8月の山場。その前に新潟戦!


2018/05/13

2018年 明治安田生命J2リーグ 第14節 岐阜戦

【大分 2 - 1 岐阜】



前節でGW連戦を終え、選手層の厚みを感じさせた大分トリニータ。大銀ドームに戻っての14節、クセの強い岐阜を迎えての一戦をDAZN生観戦。前日まで天候が悪かったようで無事、芝がシャバシャバの状態でパスサッカー向きの環境が揃っていました。岐阜さんの方が躍動してしまったけどな。先週このブログでももう誰がスタメンなのか分からないと書きましたが、予想するのが難し過ぎるレベルの驚きのスタメンとなりました。


思想の強すぎる岐阜を相手に4バックで布陣。蓋を開けてみれば4-1-4-1で星と怜をサイドバックに使うという攻撃的なメンバー選定。アンカーに丸谷を配置して、久々のスタメンとなった小手川と宮阪を一列前に使い、中盤を厚くすることで岐阜のパスサッカーに対抗するという、岐阜対策をふんだんに採用した岐阜ギャフン大作戦が発動となりました。心配された後藤も怪我から復帰。これが功を奏するのか、裏目と出るのかが楽しみな試合前となりました。


大木監督の特長である過剰なパス回しに対して、昨年も4バックで対策した片野坂監督。我が軍は基本的に速めに帰陣してブロックを作る守備なので岐阜がしっかりとボールを回しながら徐々に侵攻してくるゲーム展開に。無理して奪いに行かず、とにかく我慢して構える。時折ダイアゴナルランと呼ばれる斜めに走ってマークの受け渡しを混乱させる動きを見せた前半の岐阜ですが、我が軍の守備陣はしっかりと我慢して流れの中から決定機を作らせなかったのは対策が活きた証拠。


ただ、ボールを奪うチャレンジの数が少なかったので、攻撃の回数も少なくなってしまった。それでも攻撃の質が高い今年のトリニータは決定機も作り出せており、思想の争いとして訓練済みの人が観戦すると非常に面白いんだけれども、世間一般にはトリニータが押し込まれるだけの退屈な一戦に観えてしまう試合だったと思います。そんな思想とは無関係のセットプレーから失点してしまうというのがこれまた味のある前半となりました。岐阜はパス回しにGKをあまり使わない。我が軍はゴリゴリ使う。違う思想が面白い。


リードを許したトリニータでしたが、後半開始早々にロングボールに抜け出した伊佐が直接決めて同点に追いつくことに成功。手数をかけて攻撃を行う岐阜に対するアンチテーゼ、パス1本で1得点というゴールという結果を得るための手段として何を良しとするのかという思想闘争の最たるゴール。素晴らしい精度のあるゴールで、試合の流れを一変させた値千金の同点ゴールとなりました。最終ラインからアシストとなったパスを出した福森、今日は最終ラインでボール回しをしている時に相手の股を抜くとか不必要に恐ろしいことをやってのけていたので調子が良かった模様。あれ、スペインなら「オーレー!」って観客が喜ぶやつ。圧巻でした。


ここからトリニータは清本、川西、三平と攻撃陣を次々と刷新。岐阜の攻撃を受け切った上で、回数は少ないけれども質の高い攻撃で、ヤルかヤラれるかという様相に。試合を決めたのはアディショナルタイム。カウンター気味に小手川がボールを保持すると、ゴール前に走り込む清本にピタリと配給されるパス。昨年最終節熊本戦のライダーキックを彷彿とさせるシーンもシュートは力なく、岐阜GKビクトルに弾かれるも、三平が押し込んで逆転ゴール判定となりました。怪しかったけど、判定は判定ですね・・・。スッキリはしないゴールだったけれども逆転成功。試合はこのままタイムアップとなり珍しく逆転勝利となりました。首位のチームが美しい連携攻撃を奏でたので逆転となってしまいます。コーナーキック時に手拍子が聞こえるスタジアムに生まれ変わったことも大きかったかもしれません。雰囲気が味方しました。対岐阜、相性が良すぎて申し訳なさを感じる。


これで勝ち点30となり、30台に一番乗り。引き続き単独首位キープに大成功してしまう。終わってみれば戦略勝ち。特に後半は岐阜のパス回しについていけなくなり、かなり危うい守備状況ではありましたが、身体を投げうって失点を「1」以内に留めれば今の攻撃陣は2点取れてしまう破壊力を有しているので何とかなってしまいます。1失点くらいでは動じないメンタリティが大事。セットプレーから得点が生み出せればもっと楽になるんだろうけれども。


恐ろしいことに、最終的な公式記録上のシュート数はトリニータ8本vs岐阜9本とほぼ変わらず。思想の違いはあれどもチャンス数は似たり寄ったりでも勝つのはゴールを決めた方。判定は怪しかったけどな。ともかく我が軍は圧倒的に敵をなぎ倒していくような強さがあるレベルでもないので、競合を分析しながら柔軟に構え、毎試合敵を倒すことを続けていく以外ありません。次節は2位山口をホームに迎えての首位攻防戦となります。お互いにここまで同じ総得点数27を生み出している攻撃力を持つもの同士。1試合平均約2点取っているチーム同士の試合ですので、次節もヤルかヤラれるか、動きのある試合になると予想されます。非常に楽しみな一戦です。次の日曜日が待ち遠しい!


2017/10/09

2017年 明治安田生命J2リーグ 第36節 岐阜戦

【大分 3 - 3 岐阜】



たまたま色々な都合の合間に立ち寄れたんです。たまたま。まさかジェットコースターに乗せられたような試合になるとは思いませんでしたが、勝ち点1をなんとか積んだ試合となってしまいました。今節プレーオフ圏内に進出するチャンスを逃しはしたものの、まだまだ上位陣との試合は残っていますから、今日の勝ち点1を活かしたいところです。ホームで勝たせてあげたかった・・・。



みどり牛乳サンクスデー。私も生まれて初めて鼻から出した牛乳はみどり牛乳だった大分県民ですが、しばらく都会に働きに出ているので久々に頂きました。私の身体の骨を形成しているカルシウムは成長期にほぼ全てみどり牛乳から摂取しております。大分トリニータの骨ともなって頂けるように末永くスポンサードの程よろしくお願い致します。



角のある牛柄の豚っぽい亀という、よく分からない生き物と化したマスコットさん。



心配された芝の状態。張り替えた後にラグビーを開催してかなりダメージを受けたという噂を聞いていたものの、見た目的には非常に綺麗に整備されていました。試合後のコメントで監督も言及していたので、問題はなかった模様。ところどころ怪しい部分はあるのですが、昔に比べれば良い状態な気もします。



対戦相手は岐阜。アウェイでの対戦時に4バックを敷いてカウンターで沈めた相手。3バックで真っ向勝負を期待した自分は若かった。勝ち点を得るために柔軟にシステムを変更して対応することが出来る今のトリニータ。より磨きのかかった岐阜のパスサッカーを今回も抑えることが出来るのか、そして累積警告3枚の鈴木(夏侯)惇はたまたま4枚目の警告を受けて、たまたま次節レンタル元の福岡との一戦を、たまたま出場停止になってしまうのか、といった点が見どころの試合。


スタメンはガッツリ4バック。岸田が右サイドバックに入り、左サイドバックが福森。右サイドハーフは松本怜、左が山岸、2トップは後藤と三平という4-4-2でした。



前半から予想通りボールを保持したのは岐阜。持たせた感満載ではありました。試合序盤からカウンターがガスガス決まっていて、三平と後藤の関係性が秀逸。後藤が決定機を2度ほど外した後の3回目のチャンス。自分が決められなければ相手に決めさせれば良いとオウンゴールを誘発する速いグラウンダーのクロスが先制の口火を切りました。このカウンターの場面で、岐阜の選手が足を滑らせたように見えたのですが、岐阜側はやはり芝の影響があった気がします。アジャストするのにちょっと時間がかかったというか。


狙い通りの先制点で後はリードしたまま前半を終えれば十分だと思っていた終了間際、またもカウンターで、今度は後藤がきっちりと仕留めて2点リードに。GKからのフィードを三平が落としての後藤、という3人でゴールを生み出してしまった。これほど効率的なサッカーは嫌いじゃありません。前がかりにならざるを得なかった岐阜の裏を取れた素晴らしいゴールでした。


2点リードのまま終えた前半は、岐阜対策講座と言っても過言ではない出来。ワイドに張る岐阜に対してスペースを消し、ブロックを形成して守るという図式。ただ守っていたのではなく、狙いのある守備を感じさせました。2トップとボランチがサイド奥から真ん中に入る楔を狙ってカウンターを仕掛けようとする意図があったような気がします。監督がそのチャンスっぽいポイントに入ると、拳を握り、ほら今!みたいな指揮者のような動きをしていたので何かしら狙っていた感じがしました。



これで後半に3点目を鈴木(夏侯)惇が決めて、たまたま興奮してユニフォームを脱いでイエローカードをたまたま貰ってしまうというのが理想的だと考えていたのですが、大木監督が後半開始と同時に手を打った3バックへの移行で流れが変わる。我が軍の素晴らしい関係性だった2トップに対して1人余るようにケアされてから、岐阜はカウンターを恐れずに攻撃に集中することが出来てしまった。これに対して片野坂監督も動き、山岸を下げて伊佐を投入し3トップと3バックのマッチアップに。この後更に大木監督がDFを下げて難波を投入。負けじと三平を下げて黄を投入。目まぐるしく変わる形の中で、遂に崩されて失点。風間の恩返しというよりも、首を切られた仕返しゴールを決められてしまい、リードは1点に。



畳みかけるように最後のカードで中盤を交代させた大木監督に対して、片野坂監督が悩みつつ送り出そうとしていたのが姫野。交代寸前までいったときに難波にゴールを許してしまう。リードを失い、交代カードは竹内を下げてのシキーニョ投入。攻めの姿勢を見せたことが逆に裏目に出てしまう。竹内を失ってからのCKで簡単に相手をフリーにしてしまい、遂に3失点。前日に買ったtotoが無傷の大当たり状態で、トリニータさえ勝てば1等も視野に入っていただけに、過剰に落ち込みました、私。目の前の試合が現金収入に直結する試合なので落ち込みました、私。当たっていたのは岐阜GK。3失点もビッグセーブ連発で、お前より私のtotoが当たって欲しいわ状態。素晴らしいパフォーマンスのGKではありました。


しかし、選手たちは勝ち点を、プレーオフへの出場を、J1への希望を、俺のtotoを諦めてはいませんでした。アディショナルタイムに川西が意地のゴールでゲームを振り出しに戻す。前節に初ゴールを決めてから量産モード突入。7千人の折れかかった心を救った川西素晴らしかった。その後ももう1点を取りに前に出ましたが時間が足らずタイムアップ。アップダウンの激しい試合は痛み分けに終わりました。俺のtoto1等の夢も死にました。あまりtotoは買わないのですが、J2主体で予想しやすかったので買ったんですよね・・・・。今シーズンはもう買う勇気は出ません・・・・。



流れの中で鈴木(夏侯)惇も黄巾の乱、違うイエローカードを無事に、あ、違うたまたま無事に貰えてしまっていたので、残念ながらたまたま次節は出場停止。でもたまたま福岡戦なのでそもそも出場できません。そのこともあって黄が試合の中で起用されていたはず。代役が誰になるのかはまだ分かりませんが、2位の福岡にどこまでやれるのかは楽しみでもありません。


リード後に上手に時間を使いたかったですが、あまりに受け身になり過ぎた試合だったと思います。もったいない試合でした。ただ、前節から2試合連続で3得点と攻撃陣は絶好調。守備さえしっかりと我慢できれば結果はついてくる状態だと思っています。次節、ウェリントン擁する福岡相手に、鈴木(夏侯)惇将軍抜きでどこまで戦えるのか、代役は誰なのか、プレーオフ圏内に足を踏み入れられるのか、非常に楽しみな一戦となります。



今日の前半を観ていた時に、もしも来年J1でやるならば、4バックで我慢してカウンター主体で大残留作戦を仕掛けられるような妄想までしてしまいました。攻撃のイメージはすこぶる良い。残り6試合。ここまで来たならば、しがみつきましょう。頑張れ守備陣。


2017/05/07

2017年 明治安田生命J2リーグ 第12節 岐阜戦

【岐阜 1 - 2 大分】



長良川競技場をトリニータの本拠地にして、サトミキさんを専属契約で常駐させればクラブワールドカップにも行けるんじゃないかなって気がしてきました。GW連戦、最後の岐阜戦を見事勝利で飾りました。スタジアムで頂いたマッチデープログラムを広げると、対岐阜戦の相性の良さが一目瞭然。通算で1回しか負けてない。私その1回見たんですけどね・・・。



好天に恵まれた、絶好のサッカー日和。我が軍がJ3に行っている間にバックスタンドの改修が完了した模様。日差しは強く、選手たちにとっては厳しい環境だったと思われます。しかし、ただ飛騨牛串を食べるだけのまったり観戦者にとっては何一つ問題なく、気持ち良く脂肪を増やして帰ってきました。





スタメンには変更が無かったものの、試合が始まってから4バックの並びになっていることに気付く。山岸が左サイドで高い位置に居続け、右サイドは小手川が陣取る。最終ライン右には岸田がおり、伊佐と後藤のツートップによる4-4-2で岐阜に対峙。



岐阜は大木監督を招聘し、完成まではしばらく時間がかかるであろうパスサッカーを構築中だったはずなのに、早くも3連勝と結果を出し始めている状態。パスサッカー同士の戦いを楽しみに岐阜まで行ったのですが、我が軍は謎の4-4-2ですよ。



ぬ?ですよ、この時の私の感情は。出来れば真っ向勝負が観たかった。前半、岐阜にやられっぱなしで、特別にフォーメーションを変えたにしては危うい場面が散見されていて不安が募る一方。岐阜対策になっているのかいないのか、よく分からない。しかし、その中でも福森がマルクスじゃない方の田中、田中パウロ淳一(※変換しやすい淳で良かった)に仕事をさせなかったのは分かった。常にサイドに張って虎視眈々とチャンスを伺っていた田中パウロ淳一。左サイドを抑えられたのは良かったとは思う。しかし、攻撃は完全に犠牲に。特に右サイドは岸田がボールを奪われ過ぎ。なんとか0-0で前半を終えたものの、この戦術で行くならばですね、我が軍にカウンターでのワンチャンスをものにできるようなですね、外国人FWでもいないと厳しいんですよ、そんなね、強力なFWがね、今のトリニータに居ますかって話なんですがね、居ましたね。いや、居られました。大エース後藤様が。



ヘニキに当たり負けしないニキ、後藤様のスピードとパワーが相手のミスを呼び寄せるわけです。ごっちゃんなんてもう軽々しく呼べません。大変成長あそばされました。1得点目も凄かったし、2得点目もクロスに飛び込んでヘディングで決めるとか驚異的。2得点目は川西のサイドチェンジが既に素晴らしく、さらにそれを受けた小手川のクロスも素晴らしかった。オウンゴールで1点失ったものの、セカイノサカイも出場してそのままタイプアップ。長良川で異常に強いトリニータが、我が軍だけの勝利の女神、佐藤美希様の御前で勝利。



主力に怪我人を抱えたままのGW連戦の中で、現実路線で勝ち点を積み重ねる可能性が高い方に賭けた首脳陣。前半だけを見ると危うかった采配ですが、後半は守備がハマった時間帯が長かった。4バックという秘策が成功したのか、たまたまこうなったのかは分からないのですが、俗にいう「自分たちのサッカー」だけを追うのではなく、現実的に相手を見極めて戦って行くスタイルが使い分け出来ることが驚きでした。岐阜からすると先に失点してしまったので難しくなってしまった。あのミスが、運も絡んでいるような気がして、相性の良さが引き立ちます。そういうの、ありますよね。勘弁して欲しいですよね(※千葉方面に向けて)



長良川でサトミキがいれば何をどうやっても勝てたのかもしれませんが、現実路線で勝ち点3を持ち帰れたことは上位に踏みとどまれる結果に繋がりました。私もtotoBIGで6億円当てる夢を追いながらも現実路線で働きに戻ろうと思います。次回ホームで岐阜と戦う時がまた楽しみになりました。さて、次節遂にホームに迎える超J2級大名古屋とはどう戦うのか?予想するだけで楽しい。今年のトリニータ、本当に楽しい。






2015/09/20

2015年 明治安田生命J2リーグ 第32節 岐阜戦

【岐阜 0 - 3 大分】



残留に向けて超重要な一戦でしたが何にも書く必要がないくらいの完勝でした。残留争いで先行する岐阜を相手に、3得点やら完封やら出場停止やら警告やらで必要以上にダメージを与えて勝利することができました。4連敗していたこともあって安堵しまくりの一戦となりました。よかった・・・。



先発メンバーにはGK武田が怪我から復帰。累積警告による出場停止の伊佐に代わって後藤が先発。武田は試合勘が心配されるも、ビックセーブもあるなど安定していた印象。一方の後藤は裏抜けなどで「らしさ」を見せるもゴールという結果は残せず。チャンスだったのにもったいなかった。最後の最後まで悩みに悩んで補強したっぽいパウリーニョはベンチにもいませんでした。最終秘密兵器でしょうか。



一年ぶりの長良川競技場でしたが、バックスタンドが閉鎖。第39回育樹祭という謎の祭りの看板が出ていて、いつもと違う雰囲気。バックスタンド寄りにあった密集地帯はゴール裏に移動していたのですが、動員もあったことも手伝ってか、いつもよりアウェイの雰囲気を感じました。謎の祭りと長良川競技場のバックスタンドの関係は謎です。


今日の試合の勝因は先制点が大きかったと思います。前節熊本戦で決めきれずに敗北につながったこともあり、得点できない時間が長ければ長いほどプレッシャーがかかって嫌。とにかく嫌。だからこそ前半の早い時間にミドルシュートを決めてくれた兵働がこの試合のMVPだと思いますよ、私は。美しいゴールでした。2点目は待望の松本昌也のゴールでした。おじさんは松本昌也が攻撃に絡んで仕事をこなす、こんなシーンを渇望していたので本当に嬉しかったんやでと叫びたい。嬉しかったんや。



今シーズンの唯一の勝ちパターンである、「元気な前半のうちに複数得点して逃げ切る」が実行可能な状況になると、後半早々に柳田監督が動き、松本怜を下げて安川を投入し噂に聞いていた5バックを敢行。ちょ、ちょっと時間帯が早すぎるんじゃないかなって、おじさんは思いましたが前に出てくる岐阜の攻撃を跳ね返し、為田の1人カウンターが冴え渡る結果を呼び込む形となりました。


為田は前半にも自陣深くから1人で駆け上がって相手ゴールまで行ってしまう、1人でできるもん状態のカウンターを発動していましたが後半に狙いが明確になってから1人でできるもんカウンターを連発。岐阜の選手はファウルで止めるのがやっとの状態に。しかし、1人ではコースを切られて精度が落ちる分を三平のスプリントが救う。試合を決めた3得点目は三平の隠れたアシストがありましたが見事な為田のゴールでした。


圧巻はこの3得点目後の為田。1人でできるもんカウンター発動しまくりで、イエローカード製造機と化す。アディショナルタイムにはあわや4点目の場面もあり、すでにこの試合は白目を剥いて倒れていた岐阜をあえて引きずり起こしてボディブローを食らわすようなしつこい攻撃にちょっとやり過ぎじゃないかなってヒヤヒヤしちゃうくらい圧倒的でした。最後まで走破。スタジアムで観ていたであろう風間も次節から燃えるんじゃないだろうか。


前節は期待を抱かせるも負けてしまうという、高低差のある試合結果でダメージを負いましたが今週末はこれ以上ない結果を出してくれたトリニータ。調子は上向きとみて良いのではないでしょうか。連戦を勝利で終えて残留争いを有利に進められるのではないか。希望膨らむナイスゲームでした。ナイスゲームでしたよ。昌也ナイスゴールでした。飛騨牛串美味しかったです。





2015/04/01

2015年 明治安田生命J2リーグ 第5節 岐阜戦

【大分 6 - 2 岐阜】

水曜日、4月1日エイプリルフールの平日開催。相手は我々と同じくここまで勝利の無い岐阜でしたが、苦節5試合目でようやく初勝利を飾れたトリニータでした。スカパー!で生観戦しましたが、嘘をついても許される日に嘘みたいなゴールラッシュを決め、全トリニータブロガーが書きやすいようなネタを提供しながら全方位の精神衛生を向上してくれる心に優しい試合となりました。2失点は余計だったけど!





この日のスタメンは前節とは違い並びが元に戻った形。兵働とジョンヒョンを並べたボランチ、左サイドには松本怜、シャドーにエヴァンドロ、ワントップにホーム初登場の永井を据えてのスタートでした。ダニエルは引き続き欠場。磐田戦とは違って、主導権を握る意欲を感じ取りました。阪田の怪我もあってか、ベンチメンバーにはDF不在。複数得点して勝つ意欲を感じるメンバーではありましたが、若狭はどこへ!?


平日の試合とあって、観客は5100人程度。先日開催された満員となった日本代表戦と比べると寂しい動員。しかし、全く勝てていないチームを応援するために平日の夜に集まったサポーターにご褒美となるようなゴールラッシュとなりました。今日大銀ドームに行けた人は羨ましい限りです。むしろ嫉妬します。毎回こんな試合をしてくれたのであれば、人を誘いやすいんですけどね。


日曜日にですね、私が行ったヤマハスタジアムではですね、1度もコーナーキック自体が無かったにも関わらずこの試合は9分で最初のコーナーキックを獲得して、山口が直接ヘディングを決めてあっさり先制。今までの不出来が嘘のような、すこぶる上々の滑り出し。


32分には同じ形で、今度は鈴木がプロ初ゴール。鈴木おめでとう。前節はコーナーキック自体が1回も無かったんですよ?それが今日は2回もゴールに繋がるんです。嘘みたいです。さらに36分にはFKから山口が再びヘディングでゴールを決める。鈴木が折り返し、山口が決めるというCBが相手のペナルティエリア内で大活躍する嘘みたいなゴールラッシュでした。


ここまで順調に得点を重ねると、逆に岐阜が心配になってくるのですが予感は的中。今度は流れの中からゴールが決まる。左サイドを突破した松本怜が真ん中に折り返すと、永井がシュート。ポストに跳ね返ったところを西が押し込む。西はリーグ戦では2年ゴールがなかったので3年振りとなるゴール。今の身体のキレから考えると嘘みたい。


もう止まらねぇ俺たち大分状態で風間の蹴った直接FKもゴールに吸い込まれるし、お祭り騒ぎで前半を終えました。本当に嘘みたいでした。エイプリルフールで嘘みたいでしたって書いていれば成立するので楽です。書きやすいです。ありがとうございます。


後半に入って1点返されて、折角気持ちの良い状態に水をさされたりもするんですが兵働が魅せてくれました。美しい弧を描かせて直接FKを決めてくれました。ゴール裏から軌跡が見えたであろう、本当に嘘みたいに美しいゴールでした。


プロとして意地を見せなければならない岐阜に1点を返され、気持ち良い状態で家に帰してくれないトリニータではありますが、コーナーキックさえ観ることができなかったアウェイの民からすると、トリニータオーレまで歌っておいて贅沢言ってんじゃねぇよって感じです。アウェイ民としては逆に岐阜のサポーターに対して共感してしまうというか、未勝利の状態で平日の夜に大分まで遠征してこんな試合を見せられたら気が狂うんじゃないかと心配になってしまう。岐阜のサポーターは意外と多かったですし。サッカーの神はアウェイの民に試練を与えがちですが、稀に大量得点して勝つ試合も無くは無いので心折れずに大分で美味しいものを食べて帰って下さい。


待望の今季初勝利となりました。とりあえず今日は初勝利を祝いましょう。J2でホームでの6得点はトリニータの記録だそうで、今日集まった5100人は記録が破られるまでは鈴木のプロ初ゴールと2失点が余計だったと子孫に伝えて下さい。


本当に心が楽になりました。精神衛生向上。いちサポーターがこれだけ楽になるのですから選手やスタップは本当に安堵したと思いますし、大量得点で自信も回復してくれるんじゃないでしょうか。つかの間の現体制維持にならないようには次が重要な試合となります。より勢いを出すために次もアウェイでも大量得点で勝って欲しいと願います。

2014/11/01

2014年 J2 第39節 岐阜戦

【岐阜 2 ― 3 大分】



ギッタギタの岐っ阜岐阜にしてやんよ。そんな気持ちで行ってきました岐阜へ。2012年3月以来の長良川競技場でしたが、残念ながら強い雨の影響でピッチ状態が劣悪となり、サッカーを観たのか、それとも水溜りの上で行う新しい競技を観たのか?何だか困惑しましたが、とにかくトリニータが勝ちました。私、5月の福岡へのGW遠征以来、約半年ぶりにトリニータが勝った試合を生で観られました。勝利の歌、聞けましたよ!ご無沙汰でしたよ!






とにかく雨が強めでして、気温も上がらずにアウェイ観戦するにはお薦め出来ない天候でした。思い起こせば2010年、長良川競技場が国体に向けて工事中の時期に長良川球技メドウで行われた岐阜との試合も雨で、しかも不甲斐なく負けたのが強烈な記憶にあってですね、アウェイ観戦を初めてから最も辛かった試合だったんです。ちょっとトラウマを思い出してしまっていたのですが、今日は11月1日。そう、我々が身の丈を超えて戦えていた頃にナビスコカップで初タイトルを獲得した記念すべきハレの日です。雨、岐阜、アウェイでの低勝率、正直行くかどうか迷いはしましたが、11月1日ですから強気で新幹線に乗りましたよ。勝ち点1の日だったりして、なんてのも思い付きましたが、11月1日ですから!(※根拠の無い確信)


対するは岐阜。九州の人間としては岐阜ってどのへんだっけ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単に説明すると名古屋市内です。(※筆者の思い込みです)ドラゴンズやグランパスが近場に存在する環境で、岐阜のクラブとして中々特徴が出せずに経営的にも苦しみ、借金まみれだった我々と同時期に苦しんでいた戦友。サッカーで戦っていたというよりも経営危機と戦っていた戦友というイメージを持っていました。そんな岐阜にバンバンお金を使う企業が現れたんだから世の中分からない。生まれ変わった岐阜を観に行くのが楽しみな側面もあったのですが、あいにくの雨で観客の増加などはちょっとしか感じ取れませんでした。しかし、やはり変化は感じました。何よりもラモス、監督がラモス。選手の誰よりも監督が飛び抜けて有名。屋台村も移動していて雰囲気がちょっと変わっていました。そしてよく分からないグッズの数々。






マッチデーに掲載されていたシャワーヘッド。FC岐阜特別仕様のシャワーヘッドですよ!?これ、シャワー使っているときはクラブのエンブレムが見えなくなること間違いなしですけど、オリジナリティ溢れる感じに度肝を抜かれましたよ。ラモス監督がコレを使って長髪を洗い流しているCMを撮るべき。1000本は売れる。でもどうせならエンブレムの形でシャワーが出ると尚良し。改良すべし。





そして応援のど飴。声を枯らすほど応援してね、ってことでしょう。とてもセンスある良いグッズ。だがなぜ監督、選手がモノクロ写真なのか。監督、深谷、能活、三都主と一流のネームバリューを誇る選手たちの遺影のようなパッケージに度肝を抜かれましたよ。帰りの新幹線で舐めましたが薄いラモス味でした。(※嘘です)





屋台村はスタジアム正面右側(アウェイ側)に移動になっていました。前はスタジアム正面だったのですが。内容的にはそれほど変わってはいませんでしたが、飛騨牛串が相変わらず最高でしたね。シンプルなのに美味しい。ベストオブスタジアムグルメ。




長良川競技場はメインの方が見易いってことと、屋根があるので今日はメインスタンド自由席から試合を観ていたのですが、ほとんどの観客が屋根の下に引っ込んでいる状況。半分しか屋根がないので客足に影響が出てしまう。大銀ドームはありがたいスタジアムですよね。



試合前のスポンサーの挨拶。今日は支援を行ったJトラストという会社の社長がご来場予定だったらしいのですが、急な海外出張が入ったとかでお手紙を広報担当が読み上げる感じでした。手紙の中で、私が現地観戦した日は無敗です!ってくだりがありまして・・・・・あれ?それなら今日ダメじゃん?っていうズッコケご挨拶でした。



スタメンは前節傷んだ安川に代わって松本怜が左サイドバックに。右サイドには西が入りました。若狭がベンチに復帰もCBは前節引き続き急造ベテランコンビ。まぁ、今日はピッチコンディションが悪かったので気付きませんでしたが、冷静に振り返ると攻撃的過ぎますね・・・・。



キーパー練習の時点でボールが水たまりに浮いている状態でした。あぁこれ、今日はサッカーの試合にならないなと感じましたよ。大銀ドームは屋根付きなので、こんな状態だとホーム岐阜の方が有利なんじゃないかなぁと不安な気持ちでキックオフを迎えましたが、意外や意外ピッチを上手に使っていたのはトリニータの選手達でした。





キックオフ直後でしたが、ど頭から完全に割り切った戦いに出たトリニータの選手達。特に西のプレーは圧巻でした。水たまりにボールを止める前提でスペースにボールを出し、自分で自分にスルーパスを実現!おおおぉっと思った矢先、右サイドからクロスを上げる。このクロスを、水を得たシャッキシャキのもやしこと林がキッチリと決めてあっという間の先制!これで試合運びがグッと楽に。西のプレーは素晴らしかった。西のことを水たまりの魔術師と呼びたい。ホームスタジアムと乾季には活かせない能力だけど。


前半通じてとにかくロングボールを放り込む、走る、何か起きそう。そんな肉弾戦が継続されました。キーパーにボールを戻すようなことも一切なく、とにかくセーフティに試合を切る。サイドのスペース、ゴールキーパーの前のスペース、放り込む場所もバリエーションも豊富で、雨の中の戦い方が上手に出来ていました。なぜ?っていうくらいに。皆プロになるまでに色々な場所や環境でサッカーをやって来ているので、身に付いていたんでしょうけれども、それ以上に今の状態の良さ、前線が走り続けるサッカーが活きたと思います。その後も決定的なチャンスが数多くあったのですが、決められなかった。ピッチ状態が酷いので事故みたいな失点がある可能性もあり、1点リードでは何が起こるか分からないと思っていました。この予感が当たってしまう。



ちなみにハーフタイムは動きの少ないゆるキャラが歌っている体で、県民の歌が流れているだけという中々酷いショーがありましたが、ほぼ観客は気にも留めていませんでした。



後半から雨が止み、ハーフタイム中にスポンジで水を掻き出していたこともあってピッチコンディションがちょっとだけ上向きに。ボールが転がるようになった場所が増え始め、逆に状況判断が難しい環境に。スルーパスへの対応が遅れ、中央へ折り返された後に、中に居た岐阜の選手がシュートを空振り。これに走りこんできたナザリトに決められてしまう。空振りが無ければ止められていたかもしれない事故。これで試合が振り出しに。


しかし、今まで中々目に見える結果を残せなかった男がここで結果を出す。FKをヘディングで合わせて、岐阜を突き放したのはキム・ジョンヒョンでした。あの、ジョンヒョンが、ここにきてJリーグ初ゴール!そして、ゴール後のリアクションが可愛かった。正直、来年の契約のことを考えると、今のままでは・・・というのもあり、本人も目に見える結果が欲しかったであろう、この数ヶ月。ベターンって寝た後の安堵のリアクションが可愛かった。初ゴール、初の結果、おめでとうジョンヒョン。


これでまた勢いが出たトリニータ。ダニエルと為田のホットラインで、為田が抜けだすと川口能活をかわしてシュート。無人のゴールに・・・・・水たまりにひっかかりながらも何とかゴール。岐阜を突き放すことに成功。あのシュート、一瞬止まると思いましたが、入って良かった。為田のシュートが枠に入る信頼感がないので、まさか止まる!?って思いましたけど入って本当に良かった。為田、好調。あの運動量と技術でゴールを決められるようになったら引く手数多になってしまうかもしれない。


2点差付けて、これで安泰と思うじゃないですか、誰でも。岐阜のナザリトが無傷では帰してくれない。怖いよナザリト。1点返されてヒヤヒヤしながらも時間を使って勝利となりました。5月以来の勝利目撃!今シーズン本州で初勝利。遅いわ!だが久しぶりにホームとアウェイで連勝しました。今日は運があったと思います。ナザリト擁する岐阜に普通に戦いを挑んでいたらどうなっていたのか?攻撃的な布陣だったのでどう転んでいたか分からなかったかもしれない。ナザリトのシュートがバーを直撃する場面も2回あったし、運があったように思えます。やっぱり11月1日はハレの日なんですね。


勝利すれば自動で6位はキープ出来ますから、順位は気にすること無くこのままの調子で全部勝てば良いんです。素晴らしい勝利でした。途中から入った伊佐、もう少しでゴール出来そうな雰囲気があります。伊佐がゴールを決められたらチーム内は猛烈に勢いづく予感があるので次は伊佐がゴールを決めて、勝利のラインダンスでチュートリアル徳井芸と工藤静香芸を見せて欲しい。



ラモス監督。試合後のコメントを読むと面白い。ピッチ外に出たボールをトラップすることが2回くらいあったのですが、ピタッと足元に吸い付くようにボールを扱っていて技術が美しかったです。それだけでもお金取れそうなレベル。



ダニエルは中部地方の方に愛されていましたね。名古屋にいたことがあって、沢山ダニエルを応援しに来ている方がおられました。人格の良さが伝わってきました。大分に合っていると思います。



試合後に宮沢と深谷がゴール裏に挨拶に。すぐさま宮沢ゲーフラを掲げる準備の良い芸当が素晴らしいゴール裏住人達でした。










次節はホームに戻って水戸戦となります。毎週負けられない、ヒリヒリした戦いを通じて選手は確実に強く、たくましくなっています。来週の日曜日16時から、濡れない大銀ドームで是非応援をお願いします。目指せ3連勝!

2014/06/07

2014年 J2 第17節 岐阜戦

【大分 1 - 0 岐阜】

単独4位!4位浮上です!ラモスや川口能活、三都主アレサンドロなど日本代表としてW杯に出場した経験を持ったレジェンド達を観に、9000人を超える観客がみどり牛乳を飲みに大銀ドームに足を運んでくれていました。子供の頃から通算して給食で何tのみどり牛乳を飲んだでしょうか。生まれて初めて鼻から出した牛乳もみどり牛乳、拭いた雑巾が死ぬほど臭くなるのもみどり牛乳。人生に寄り添う牛乳です。俺の骨の8割はみどり牛乳で出来ていると言っても過言ではない。スカパー!で生観戦してましたけど、松本山雅が引き分け、北九州と熊本も引き分けて、完全に風が、順位を上げる風が吹きまくっていました。時は来た!(蝶野苦笑い風)と湘南には目もくれずにテレビに集中。スタメンには変更がありました。



ジョンハンが欠場。代わりに後藤がワントップでスタメン。後藤も両手首に何か巻き、FWっぽい雰囲気が出てきた。あの両手首に何か巻く選手の点取りそう感は何なのだろうか。右サイドには木村。前節途中から入って得点が生まれたことが評価されてかスタメンを獲得。昌也が左に回る。なんで左右を入れ替えたんだろうか?それ以外は同じ顔触れ。もうトリニータは伊藤と末吉のチームになっているので、この屋台骨が代わらない限りは大体試合のクオリティは同じになるような気がしてます。


対する岐阜。あの岐阜。石油が湧き出たのか経営危機からは遠ざかり、監督にラモス瑠偉、GKに川口能活、前線にコロンビア人ナザリトと豪華布陣。前節からは4-3-2-1のツリー型フォーメーションを採用しているとのこと。その、木の根幹に宮沢がいました。元俺たちのキャプテンが岐阜に根を下ろしていることが嬉しく、されど負ける訳にはいかず、とにかく怪我なく元気そうで何より。


今日の試合、風間の運動量がとても目立っていたように思えます。何度もパスをカットし、前線に駆け上がり、守備から攻撃への起点になっていたと思います。風間が素晴らしかった。岐阜は何といってもゴツいナザリトを中心にシンプルな攻撃で破壊力十分。スカパー!情報によると、岐阜はクロス成功率がリーグ2位。三都主が自由自在のクロスを操れるので数字に貢献しているのだろうけれども、難しいことはしない。サイドからクロス、中にはナザリトがどっしり構えている。速攻は難波が担当。配給は宮沢みたいなシンプルな感じだったと思います。


ナザリトがどっしりし過ぎていて、いつもよりも中盤が間延びして、全体的にもっさり感があったような試合に感じました。DFが体を張って辛抱強く我慢し続けた結果が報われたのは80分過ぎ。足を吊った西に代わって出場した若狭が同じく後藤に代わって出場した木島のシュートをねじ込んで先制。もうなんだか、西の影響で右サイドはガンガン上がっても許されるみたいな感じになっておるけれども、得点に繋がったのだから良いじゃないか。直前の風間がボールを受けたときに明らかにオフサイドっぽかったんだけれども、どうも日頃ラインズマンに厳しいサポーターたちもオンサイドだったと言い張っているので、ノープロブレム。


見事、勝利を手繰り寄せて最高のタイミングで上昇気流に乗ることができました。単独4位、4位浮上。下位には負けないノルマを淡々とこなせる有能なチームになりつつあります。特にダイハツデーといい、みどり牛乳デーといい、スポンサーさんと絡む時は結果を出して素晴らしい。営業的にもできる子トリニータ。500円で見に来てくれた大分市民の方も、次は5000円払って見に来てくれるに違いない。いや、そんなに高くないです。また来てください。


相変わらず複数得点が出来ないし、セットプレーも大概グダグダで得点の匂いがしないんだけれども、結果だけ、勝ち点だけは裏切らないから積み重ねて行きましょう。次節は栃木戦。今日の試合で山形に6失点して敗北している。今まで堅い守備で上位を維持していた栃木。守備を再構築してくること間違いなしだけど、こじ開けられるかトリニータ。

2012/07/22

2012年 J2 第25節 岐阜戦

【大分 2 - 2 岐阜】


岐阜にギフンと言わされました。連敗を避けられただけの試合をスカパー観戦。先週から引き続きホームでの試合なのだが、芝の状態が悪すぎて正直アウェイで試合したいと思ってます。スタメンは森島が外れて、三平が2試合振りに復帰。




岐阜に限らず、この日はJ2夏の新戦力お披露目デー。千葉ではロボが、甲府ではフェルナンジーニョが。そして迎えた岐阜にはアブダというブラジル人が登場。ワントップでいきなりのスタメン出場。嫌な予感はしましたよね、正直。開幕戦の草津のヘベルチとかも。キックオフからそのアブダが危ない場面を作り出し続けるわけです。アブダい。


20分過ぎに村井が倒されて得たPKで先制したものの、ペースは基本的に握られっぱなし。主導権を得られた時間帯は非常に短かったと思う。前半は何とか凌いだものの、迎えた後半57分、フリーでボールを受けたアブダがドリブル突破して逆転ゴールを決める。あれほど辛抱できていた守備に綻びが。ほとんどいいところ無しのトリニータ、同点の直前に西に代えて森島を投入していたけれども、なかなか攻撃が活性化せず、シュート数も増えない。


75分に経験と技術がにじみ出るようなミドルシュートを服部に決められて逆転を許した時にはもう心折れかけましたが、交代したばかりのジョンハンが溜めを作って左サイドを駆け上がった村井にパス。折り返しを三平が押し込んで同点に追いつく。オウンゴールっぽかったけど良いんです、そんなことは。追いつけたことだけが収穫。よくぞ負けなかったと。土俵際踏みとどまった。


結局ドローで終わったのだけれども、踏み止まるべき試合で大怪我寸前。連敗しなかったことが重要ではあるけれども、勝ち点2を失ったと感じられる。これから各チームは補強などもあってより強い状態になって終盤戦を迎える。トリニータの試合内容に進化はみられない。ホームスタジアムの芝の状態も悪い。補強も無理。底上げ以外、出来ることなんて無い。ベンチメンバー、ベンチ外メンバーの奮起を期待する。そろそろ出てきてくれよ、今の先発メンバーをひっくり返せるような選手よ。踏みとどまり続けてもう一度上昇できるか。課題は多い。


しかし、ドームの芝にはもう何年も苦しめられてるけど、いっそのこと人工芝にしてしまえば良いのに。まぁJリーグさんは厳しいので許してくれないんだろうけど。ホーム限定で前線に高松と森島を入れて、ロングボール放り込みサッカーやった方がいいかもしれない。そんなことしたらチーム壊れるだろうか。さてこれからどうする。


2012/03/26

2012年 J2 第5節 岐阜戦

【岐阜 0 - 2 大分】


阪田無双!!残業の疲れを背負ったまま行って来ました岐阜に。今シーズン生観戦勝率100%男の俺が行かねば負けてしまうじゃないかという使命感。まぁまだ生観戦これで2試合目ですけど、きっちり勝ってきましたよ。今シーズンは個人的にスタートダッシュに成功。絶好調、中畑清です。


前日、岐阜の天気予報では曇り時々雪になっており、東京から一人厚着した状態で汗をかきながら新幹線に乗る。岐阜は不安定な天気で急に雨が降ったり晴れ間が出たり。そして寒かった。名古屋在住の同僚をJ2観戦に誘い、メインスタンドからの観戦となりました。岐阜は3年連続、3度目の参戦。いやー、相変わらず飛騨牛串の美味しいこと、美味しいこと。飛騨牛コロッケとかも美味しくて岐阜のスタジアムグルメは小さくまとまってて良いです。










この日のスタメンは前節と同じ3-4-3の面子。前節ボールが収まらなかった前線が反省を活かしてどうやって攻撃を試みるかを注目して観ていました。




しかしながら、残念なことにキックオフから岐阜ペース。岐阜は今季から加わった元代表、ジュビロ磐田黄金時代を支えた服部年宏がキャプテンを努めてました。さすがに技術力は高い。そんな服部を中心にポゼッションしながら、今季これまで勝利がないのが信じられないような試合展開でペースを握り続けました。対するトリニータは前節と同様全然ボールが収まらない。ワントップのジョンハンに楔のボールが入るような展開が1回くらいしかなく、サイド使って攻撃しようにも、サイドチェンジも有効に使えないまま狭い所でゴチャゴチャやっては奪われるという悪いパターン。難しいことをやろうとしていてまったく成長していない・・・・。さらに高い位置でボールを奪えることがなく、岐阜に主導権を奪われっぱなしの前半でした。しかし、そこは未勝利の岐阜。フィニッシュの精度を欠き、試合は拮抗した状態に。


この試合もか・・・。そんな予感もしましたが、この試合はとにかく守備陣が絶好調中畑清でした。岐阜ペースではあるものの、中に入ってくるボールは高さ、強さ、速さで上回りまったく寄せ付けず。阪田を中心に、作田とチャンフンががっちりと守る。最後は守護神清水までもが好セーブを見せ、ブログ的には守備陣の奮闘が光ったって書けば良いや、どうせ後半に木島が投入されれば点が入るだろうし、なんて考えながら迎えた後半。17分に期待の木島が投入されるとなぜかスイッチが入ったように攻撃に勢いが増す今のトリニータ。23分には左サイドで得たFKを一旦岐阜DFに弾き返され、もう一度中に入れたボールを今度は飛び出たGKに跳ね返されたのだが、そのボールにダイレクトミドルボレーで反応した阪田が無人のゴールに流しこみ先制。


拮抗したシーソーゲームが事故みたいに見えたゴールで動き始めて、今季未勝利の岐阜のメインスタンドからはため息が。事故ではなく、絶好調守備リーダー阪田の身体が自然と反応した結果だと思われる。更にこの後の田坂監督の交代カードが森島、永芳と攻撃的で、もう一点とって試合を決めて、岐阜から移籍した永芳に気持よくラインダンスをさせる、という意図からも分かるように、とにかく守備陣には今日は大丈夫という信頼感がありました。そして結局試合を決めたのも森島、木島ではなく、絶好調阪田でした。後半39分、木島が得た左サイド奥のFKから一人飛び出た坊主は絶好調阪田章裕です。見事なヘディングで2点目も阪田。攻めて阪田、守って阪田の阪田無双。阪田デー。文句なくMOMの阪田様のゲームでした。2点目のFKを得たのは木島で、やっぱり絡み続けてる木島も褒めてあげたいですけど。またもやトリニータオーレを歌いだすトリニータゴール裏。


ということで、栃木戦に続き、完封勝利。トリニータも2連勝。気持よく帰りの新幹線でブログ書いた訳です。5節終わって3勝2敗で無事勝ち越せました。観に行った俺なんかよりも阪田のお陰で得た勝ち点3と言っても過言ではないと思います。阪田、いやもうこの際、絶好調阪田清で良いと思う。手放しで褒めて良いと思います。このコンディションをキープして次節は堅守の愛媛と渡り合って欲しい。課題は森島のいない攻撃陣。前線はボールを収めてもうちょっと守備陣を助けてあげて欲しい。


ちなみに今日の岡主審はジャッジが判りやすく、高評価です。勝ったからかもしれませんけど悪い印象なし。選手と対話して落ち着かせようとするくらい余裕のある主審でした。一緒に行った同僚がJ2を目の当たりに、寒さで体調を崩したのは気がかりですが名古屋にはJ1もあるので興味をもって貰えると良いのだが。飛騨牛串には興味を持った様子だったが・・・。来週一週間年度末のアディショナルタイムを時間稼ぎで凌ぎ切って来年度に繋げたいと思います。俺の忙しさもあと少し。頑張ろう。