2017/10/09

2017年 明治安田生命J2リーグ 第36節 岐阜戦

【大分 3 - 3 岐阜】



たまたま色々な都合の合間に立ち寄れたんです。たまたま。まさかジェットコースターに乗せられたような試合になるとは思いませんでしたが、勝ち点1をなんとか積んだ試合となってしまいました。今節プレーオフ圏内に進出するチャンスを逃しはしたものの、まだまだ上位陣との試合は残っていますから、今日の勝ち点1を活かしたいところです。ホームで勝たせてあげたかった・・・。



みどり牛乳サンクスデー。私も生まれて初めて鼻から出した牛乳はみどり牛乳だった大分県民ですが、しばらく都会に働きに出ているので久々に頂きました。私の身体の骨を形成しているカルシウムは成長期にほぼ全てみどり牛乳から摂取しております。大分トリニータの骨ともなって頂けるように末永くスポンサードの程よろしくお願い致します。



角のある牛柄の豚っぽい亀という、よく分からない生き物と化したマスコットさん。



心配された芝の状態。張り替えた後にラグビーを開催してかなりダメージを受けたという噂を聞いていたものの、見た目的には非常に綺麗に整備されていました。試合後のコメントで監督も言及していたので、問題はなかった模様。ところどころ怪しい部分はあるのですが、昔に比べれば良い状態な気もします。



対戦相手は岐阜。アウェイでの対戦時に4バックを敷いてカウンターで沈めた相手。3バックで真っ向勝負を期待した自分は若かった。勝ち点を得るために柔軟にシステムを変更して対応することが出来る今のトリニータ。より磨きのかかった岐阜のパスサッカーを今回も抑えることが出来るのか、そして累積警告3枚の鈴木(夏侯)惇はたまたま4枚目の警告を受けて、たまたま次節レンタル元の福岡との一戦を、たまたま出場停止になってしまうのか、といった点が見どころの試合。


スタメンはガッツリ4バック。岸田が右サイドバックに入り、左サイドバックが福森。右サイドハーフは松本怜、左が山岸、2トップは後藤と三平という4-4-2でした。



前半から予想通りボールを保持したのは岐阜。持たせた感満載ではありました。試合序盤からカウンターがガスガス決まっていて、三平と後藤の関係性が秀逸。後藤が決定機を2度ほど外した後の3回目のチャンス。自分が決められなければ相手に決めさせれば良いとオウンゴールを誘発する速いグラウンダーのクロスが先制の口火を切りました。このカウンターの場面で、岐阜の選手が足を滑らせたように見えたのですが、岐阜側はやはり芝の影響があった気がします。アジャストするのにちょっと時間がかかったというか。


狙い通りの先制点で後はリードしたまま前半を終えれば十分だと思っていた終了間際、またもカウンターで、今度は後藤がきっちりと仕留めて2点リードに。GKからのフィードを三平が落としての後藤、という3人でゴールを生み出してしまった。これほど効率的なサッカーは嫌いじゃありません。前がかりにならざるを得なかった岐阜の裏を取れた素晴らしいゴールでした。


2点リードのまま終えた前半は、岐阜対策講座と言っても過言ではない出来。ワイドに張る岐阜に対してスペースを消し、ブロックを形成して守るという図式。ただ守っていたのではなく、狙いのある守備を感じさせました。2トップとボランチがサイド奥から真ん中に入る楔を狙ってカウンターを仕掛けようとする意図があったような気がします。監督がそのチャンスっぽいポイントに入ると、拳を握り、ほら今!みたいな指揮者のような動きをしていたので何かしら狙っていた感じがしました。



これで後半に3点目を鈴木(夏侯)惇が決めて、たまたま興奮してユニフォームを脱いでイエローカードをたまたま貰ってしまうというのが理想的だと考えていたのですが、大木監督が後半開始と同時に手を打った3バックへの移行で流れが変わる。我が軍の素晴らしい関係性だった2トップに対して1人余るようにケアされてから、岐阜はカウンターを恐れずに攻撃に集中することが出来てしまった。これに対して片野坂監督も動き、山岸を下げて伊佐を投入し3トップと3バックのマッチアップに。この後更に大木監督がDFを下げて難波を投入。負けじと三平を下げて黄を投入。目まぐるしく変わる形の中で、遂に崩されて失点。風間の恩返しというよりも、首を切られた仕返しゴールを決められてしまい、リードは1点に。



畳みかけるように最後のカードで中盤を交代させた大木監督に対して、片野坂監督が悩みつつ送り出そうとしていたのが姫野。交代寸前までいったときに難波にゴールを許してしまう。リードを失い、交代カードは竹内を下げてのシキーニョ投入。攻めの姿勢を見せたことが逆に裏目に出てしまう。竹内を失ってからのCKで簡単に相手をフリーにしてしまい、遂に3失点。前日に買ったtotoが無傷の大当たり状態で、トリニータさえ勝てば1等も視野に入っていただけに、過剰に落ち込みました、私。目の前の試合が現金収入に直結する試合なので落ち込みました、私。当たっていたのは岐阜GK。3失点もビッグセーブ連発で、お前より私のtotoが当たって欲しいわ状態。素晴らしいパフォーマンスのGKではありました。


しかし、選手たちは勝ち点を、プレーオフへの出場を、J1への希望を、俺のtotoを諦めてはいませんでした。アディショナルタイムに川西が意地のゴールでゲームを振り出しに戻す。前節に初ゴールを決めてから量産モード突入。7千人の折れかかった心を救った川西素晴らしかった。その後ももう1点を取りに前に出ましたが時間が足らずタイムアップ。アップダウンの激しい試合は痛み分けに終わりました。俺のtoto1等の夢も死にました。あまりtotoは買わないのですが、J2主体で予想しやすかったので買ったんですよね・・・・。今シーズンはもう買う勇気は出ません・・・・。



流れの中で鈴木(夏侯)惇も黄巾の乱、違うイエローカードを無事に、あ、違うたまたま無事に貰えてしまっていたので、残念ながらたまたま次節は出場停止。でもたまたま福岡戦なのでそもそも出場できません。そのこともあって黄が試合の中で起用されていたはず。代役が誰になるのかはまだ分かりませんが、2位の福岡にどこまでやれるのかは楽しみでもありません。


リード後に上手に時間を使いたかったですが、あまりに受け身になり過ぎた試合だったと思います。もったいない試合でした。ただ、前節から2試合連続で3得点と攻撃陣は絶好調。守備さえしっかりと我慢できれば結果はついてくる状態だと思っています。次節、ウェリントン擁する福岡相手に、鈴木(夏侯)惇将軍抜きでどこまで戦えるのか、代役は誰なのか、プレーオフ圏内に足を踏み入れられるのか、非常に楽しみな一戦となります。



今日の前半を観ていた時に、もしも来年J1でやるならば、4バックで我慢してカウンター主体で大残留作戦を仕掛けられるような妄想までしてしまいました。攻撃のイメージはすこぶる良い。残り6試合。ここまで来たならば、しがみつきましょう。頑張れ守備陣。


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