2023/10/08

2023年 明治安田生命J2リーグ 第38節 東京V戦

【東京V 1 - 0 大分】


ホームでJ2最下位大宮に負けた後で、J2リーグ最少失点の東京Vに勝てるイメージが浮かばなかったのが正直なところ。しかし、レッドカードが提示されて数的不利になりっぱなしの試合を観る羽目になるとは思わなんだ。奮闘する弓場を観に行った、そう記憶するだけの試合でした。アウェイでは消化不良試合が続いてしまったな、10対10の普通の熱い試合が観たいのよ。



秋ですね。遂に死んだ灼熱の夏。良い季節です。サッカー観戦に最適。暑くもなく、寒くもなく、花粉も無い!!秋こそがサッカーの季節だ!シーズンも佳境!上位チームが直接対決とあって熱い試合を期待していた1週間。期待は裏切られてしょっぱい試合となってしまいました。東京Vはシーズンを通して好調なのに、なぜだか熱を感じられない味の素スタジアムも不思議っちゃ不思議なのだけれども、これでも観客は多かった方だと思います。


スタメンは前節と主軸はほぼほぼ変わらず、渡邉新太が出場停止から復帰。GKはティシェイラ。トリテンを読んで、サイドバック坂が初めてだったということに気付きましたけれども、3バックの右を務めたりもしていたので全く違和感がなかった。読むまで気付かなかったサイドバック坂。今節も継続。一番の変化はデルランの髪の色がハワイアンブルーカラーになったこと。かき氷っぽい。ベンチに松尾やサムエルが入ったことが前節との違い。控えGKは新井。攻撃陣MAXで背水の陣。心意気は良かった。



わたし、3失点も止まったのでノー呪術で挑んだ一戦だったんですけど、売店でおつまみ3点セットを買ったらケチャップが付いていたので一気飲みしました。胃の中にケチャドバ。前節無得点だったのでケチャドバを祈願して少量ですが飲みました。チューチュー吸った。まさかこれが赤紙を引き出してしまうとは思わなかったけれども。今節の負けは、俺が・・・、俺が・・・・悪かったのかもしれない・・・・。



対するヴェルディ。昨年度、夢がモリモリ状態だった若手の主力がガッポリ引き抜かれてしまい、夢の無いチームになったとシーズン前に残念がったのだけれども、あの抜かれっぷりの編成直後でこの成績は立派過ぎる。城福監督の手腕、若手育成の手腕が秀逸。ただ観客だけが足りない。永遠に足りない。相変わらず都民に不人気。新しいマスコットも可愛い、ユニフォームもエンブレムも全てオシャレ。だのになぜか都民に支持されないヴェルディ。シーズンも佳境に入ったせいか、ピチピチ感が無いチームでした。若手なのに質素。質実剛健というか、なんというか、バランス重視の戦い方になっていた。




試合の入りは良かったトリニータ。ヴェルディがバランス重視になっていることもあって、攻勢として主導権を最初に握れた印象。相手陣内に押し込めてシュートチャンスを作れたりもしていたのだけれども、前節大宮戦と同じような、決定機というよりはシュートチャンスでしかないような、ニュアンスが微妙なところなんだけど、攻撃に惜しさ、鋭さが足りない感じ。大宮もそうだったけれども、ヴェルディは守備を固める守り方をしっかり出来るので守備ブロックを崩し切るような攻撃は・・・・出来なかったかなぁ・・・。





失点のシーンは左サイドで中原輝に運ばれたことが痛かった。セレッソからJ2に舞い戻った中原輝。困る。J1にいろ。キャプテン梅崎司がマークに付くものの、奪い取れず、止められず、展開を許してしまって、その流れからミドルシュートを決められてしまった。守備の堅いヴェルディにあっさり先制を許すという苦しい展開。直後にペレイラが自陣のボール回しで少しコントロールが甘くなったところを、プレスをかけて来た相手FWの足を掛けてしまい、レッドカード判定。失点から一人失うまでが早すぎて困惑。15分でビハインドしまくり。


ここからがしょっぱい試合の始まり。ヴェルディは畳みかけてとどめを刺しに来なかった。ペレイラ退場後は羽田が下がって最終ラインに入り、渡邉新太がボランチの位置に。4-4-1の伊佐ワントップで守り切りには成功。失点して、一人退場者出してから守備意識が高まってどうする。攻撃はほぼ絶望的にできませんでしたが、守備は何とかなった。というか、ヴェルディもヴェルディで攻撃する気あったのか?保持して時間をやりすごすだけ、そんな試合展開になってしまいました。だから観客少ないんだぞ!!!そういうところなんじゃないのか!!お互いに4-4ブロックを築城するだけの試合。つまんなかった・・・・。




後半に入っても展開は変わらず。どこかでギアチェンジをして攻勢に出る時間を待つのみ。70分に3枚替えで試合を動かそうと試みる。長沢、藤本、松尾が入って前線に並び立ち、期待感はあった。期待感だけはあったのよ。




試合展開は地味だけれども、一人少ないトリニータ側にはハードワークが求められてしまう。ボールを奪って保持したら、前線に運びたいけど相手が1枚多い訳で、囲まれてしまう。シンプルに裏に蹴るシーンを増やした方が良かったと思うけれども、藤本のドリブルと長沢の高さで左サイドで少し攻撃が機能した程度。そこから大外の松尾まで渡ってのビッグチャンス、みたいなのは作れなかった。何も起こせず、試合は終わってしまった。




それでも試合を通じてハードワークをこなし続けた弓場の存在感は圧巻だった。私はお金を払って弓場のハードワークを観に行ったのだ。そう考える。そう考えるくらいしか収穫がありませんでした。早いもので、今シーズンもリーグ戦はもう残り4試合になってしまった。自動昇格の可能性も潰えた。残りはアウェイ2戦、ホーム2戦。プレーオフ圏内も遠くなってしまった。それでもこの試合では来季に繋がるものを観たと思う。若手、頑張れ若手。



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