2019/09/15

2019年 明治安田生命J1リーグ 第26節 湘南戦

【大分 2 - 1 湘南】



勝ちました!久々に勝ちました!DAZNで観ました!7試合ぶりの勝利ですが、動画のサムネイルの癖が強すぎる!17年振りの大分市営陸上競技場での試合で勝利してこの写真を選ぶ広報のセンスの癖!おっさん二人が抱き合ってるだけじゃねぇか。ゴール直後とかユニフォームならまだしも着替えた後になぜこの写真を撮った!??どんなシチュエーション?やっとJ1リーグ戦で得点した記念すべき日にこの顔て!特に三平さん!J1でのゴールは9年ぶりくらいじゃない?それどんな感情?


今日は何と言っても伊佐と三平でした。前線に帰って来た癖の強い写真に写ったこの二人の活躍のおかげで最高の週末となりました。U-22日本代表に召集されるも試合で怪我をしてしまい離脱した岩田。その代わりにスタメンの座を射止めたのは岡野洵。前節からベンチ入りしていて、コンディション良さげ。ボランチは途中加入なのに完全に正社員を抜いたバイトリーダー小林裕紀と美声島川のコンビ。小林成豪と後藤も戻って来た。怪我人たちの復帰により攻撃陣のチョイスはバリエーションが豊富になった印象。ティティパンの離脱にも穴埋め出来そう。


対する湘南。公式Twitterアカウントのスタメン告知画像は4文字創作熟語付きで素晴らしい。梅崎もバリバリ元気だったけれども、残念ながら曺貴裁監督のパワハラ疑惑問題で揺れ動いている最中。いやもう、揺れが長すぎ。8月12日のスポーツ新聞第一報から既に1か月。結論が出ないまま今日に至っている。Jリーグ側の調査が終わり、結論が出るまで監督としての活動を自粛している曺貴裁監督。現場を離れてから湘南は勝っていない。今のご時世、非常にセンシティブな問題ではあるものの1か月も調査に時間を要するほど複雑な問題だったのだろうか・・・。Jリーグでどんな調査が行われ、どのような結果になるかは予想もできませんが、パワハラだったのか、パワハラじゃなかったのかの基準はとても難しく、受けた側がパワハラだと感じたらパワハラ認定されてもしょうがないとも思える。時代は変わった。我が軍も振り返ればファンボ監督時代そのものがパワハラだったような気もするし、柳田監督時代に選手にレポート書かせてたくせにJ3に降格したのもパワハラのような気がしてならないのだが時代が許したのだ、時代が。俺は許してないけど。Jリーグ界隈で時々発生してしまうサポーター有志では何も出来ない問題が一番辛いのだ。第三者のJリーグが調査しているので、座して待つしかない状況の湘南。しかし、長年積み重ねタイトルを獲得するまでとなった湘南スタイルは不変。今日もアグレッシブな守備でした。






私がトリニータの試合を始めて生で観たのは2003年なので、市陸に行ったことはありません。伝説に聞いたことのあるスタジアムという印象。ラグビーワールドカップの開催により昭和電工ドームはハイブリッド芝に生まれ変わり、日韓ワールドカップに続き再び世界中に注目される試合が行われるスタジアムとなる。この奇跡的な巡り合わせで行われた市営陸上競技場での試合。湘南のホーム、BMWスタジアム平塚に似た雰囲気で違和感は無かった。J1の試合っぽくはなかったけれども、ノスタルジックではあった。よくサポーター入り切れたな、という印象です。ぎゅうぎゅうだったりしなかったんだろうか。


このノスタルジック感を楽しんでくれている湘南側の横断幕。どうやって計算したのか、本当に正しいのかは誰も分からないけれども良いではないか。これも2000年からJ2で10年間戦った歴史のある湘南だからこそ出せる横断幕。


試合は完璧な前半と高木のサービス精神で最後までハラハラしなければならない後半という構成でした。湘南は立ち上がりこそアグレッシブにプレッシングしてきましたが、徐々に撤退気味に。もうここ数試合ずーっとこれです。プレッシングして奪えるようなら奪おう、ダメなら諦めて引こうという大分対策。湘南に対してボールを保持して少しずつ相手陣内に入り込み、チャンスを伺うトリニータという図式だったと思います。プレスを受けてもボール回しに安定感があり、安心と信頼の擬似カウンター。伊佐のワントップ、オナイウと三平のシャドーは昨年複数人に2桁得点させた攻撃の形を思い出させる「これだよ、これ」と言いたくなるしっくりくる感じ。藤本・小塚コンビの裏抜け芸が注目された我が軍ですが、昨年J2で76得点を生み出したのは今日のやり方。ワントップ伊佐が全員と絡む。裏だけではなく縦パスを受けてからのバリエーション。YouTuber伊佐だからこそ実現できる過剰なコミュニケーション。ボールを奪う守備の意識も高く、湘南のミスを誘発。先制の場面も岡野からの縦パス起点で、伊佐がアシストに絡んで三平が技ありのゴール。更には伊佐がボールを奪ってオナイウがシュート、こぼれ球を伊佐が押し込んで前半の終わり際に2得点。湘南の最終ラインにミスが多かったのも事実ですが、ミスを誘発させたと考えれば完璧な前半でした。伊佐が戻って来たことが本当に大きい。前線の絡みが良い、絡みが。真ん中で動きがあるとサイドへの警戒も分散されるので、攻撃のバリエーションが均一化されて守備側が絞り切れなくなった印象。左も右も真ん中も良かった。


後半、危険なスコアと呼ばれる2点差でもボールを動かしつつ、前に出ざるを得ない湘南のプレスを剥がしながら時間を使い、球際で勝ち、セカンドボールを拾い、ボールを保持し続ける上々の試合運び。途中、高木がロングボールをファンブルしてゴールを決められてしまうというドキドキチャンスを発動してしまいましたが、ビッグセーブもあったので±0査定。1点差に詰め寄られ、諦めない湘南の運動量が落ちないままなのが恐ろしかったけれども、無事に試合を終わらせることが出来ました。勝った!久々に勝った!


これで勝ち点39に到達。残り8試合で6ポイント獲得出来れば目標である45に到達。シーズンの行く末を手繰り寄せる非常に大きな勝利となりました。もう今シーズンずっと市陸でも良いんじゃないかと思えるほどに素晴らしい内容。後半に3点目が取れなかったことは物足りない点ではありますが、田中達也も決定機がどんどん濃くなっていっているのでもう少しで得点し始めるのではなかろうか。小塚をベンチから使えたり、まだ後藤や小林成豪というビハインド時の逆転カードも残っていたりで、攻撃陣は競争激化で良い雰囲気しか感じない。先制さえできれば劇的に強い。天皇杯を挟んで、次節の磐田戦に勝利出来れば今シーズンの目標は上振れ間違いなし。勝って残留をほぼ決めて、上位陣に挑戦しに行こう!


次節も癖が強い写真を量産して欲しい!


2 件のコメント:

  1. アウェイ専用2019年9月16日 18:19

    市陸行ってまいりました
    盛岡とかのスタジアムをジャックしまくったらこんな感じなのかなぁと思い、
    そういやついこの間までJ3だったのかと思い返すといろんな事に感謝ですね

    タナタツの、高めでボールもらったら全身からあふれ出る「これからドリブルしかけますね!」オーラ凄かったwあれだけでご飯3杯はいける
    伊佐とさんぺーのゴールも見れたし大満足でした

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    1. アウェイ専用様

      コメントありがとうございます。伝説の市陸、羨ましい限りです。田中達也ことTTは攻撃参加した後に戻れるのかどうかハラハラしながら観ています。面白い選手で攻めの姿勢が気持ち良いですね、攻撃はやり切って欲しい。

      J1であることに本当に感謝です。生き残りましょう。

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